JPH07281687A - 映像カラオケ装置 - Google Patents

映像カラオケ装置

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Publication number
JPH07281687A
JPH07281687A JP6097973A JP9797394A JPH07281687A JP H07281687 A JPH07281687 A JP H07281687A JP 6097973 A JP6097973 A JP 6097973A JP 9797394 A JP9797394 A JP 9797394A JP H07281687 A JPH07281687 A JP H07281687A
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JP
Japan
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video
data
karaoke
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Application number
JP6097973A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishikawa
浩 西川
Hiroyuki Takada
博之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
Application filed by EKUSHINGU KK, Brother Industries Ltd, Xing Inc filed Critical EKUSHINGU KK
Priority to JP6097973A priority Critical patent/JPH07281687A/ja
Publication of JPH07281687A publication Critical patent/JPH07281687A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の映像表示手段にそれぞれ所望の内容を
有する映像を映し出すことができ、順番待ちのカラオケ
利用者を退屈させることがなく、映像表示手段の活用効
率を向上することができる映像カラオケ装置を提供する
こと。 【構成】 曲の選択等が行われる操作パネル14、各種
制御処理を行うコントローラ12、各種曲データを記憶
するハードディスク20、カラオケ曲に関するリストデ
ータを記憶するカラオケリストメモリ26、第1モニタ
テレビ56a、第2モニタテレビ56bに出力する映像
データをリストデータ、編集映像データのいずれかに切
り換える映像切換回路26等から構成されるコマンダ1
0、映像再生ディスクを再生するディスクプレーヤ3
0、映像データを映し出す2台の第1モニタテレビ56
a、第2モニタテレビ56b、音声データ等を出力する
ためのアンプミキサ50、スピーカ52、歌唱データを
入力するためのマイク54等から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歌詞表示の背景に再生
映像を使用し、伴奏音楽に合わせて歌唱して楽しむこと
が可能な映像カラオケ装置に関するものであり、更に詳
細には、複数の映像表示手段にそれぞれ所望の表示映像
を表示することが可能な映像カラオケ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、演奏データと映像データの双
方が記憶されている映像ディスクを再生して演奏データ
と映像データを同時に再生する映像カラオケ装置、ある
いは、映像カラオケ装置をコンパクト化するため、演奏
データと映像データを別個の記憶媒体に記憶させてお
き、演奏データ再生時に、映像データを演奏データと同
期させつつ別個に再生する映像カラオケ装置等の映像カ
ラオケ装置においては、演奏データはスピーカから出力
され、映像データはモニタテレビから出力されていた。
これら映像カラオケ装置には、1台の映像カラオケ装置
につき1又は2以上のモニタテレビが接続されており、
例えば、特に歌唱者が利用することを念頭においてマイ
クホルダ等が備えられた歌唱者用モニタテレビ、他のカ
ラオケ利用者に対して現在演奏中のカラオケ曲に対応す
る映像データを映し出すために比較的大型な複数のモニ
タテレビが接続されている。そして、歌唱者用モニタテ
レビ、および、その他のモニタテレビ上には共に、他の
カラオケ利用者を飽きさせないため、また、その場を盛
り上げるために、歌唱者が選択したカラオケ曲に対応す
る歌詞、背景映像等の映像データが映し出されるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た映像カラオケ装置においてモニタテレビは、全てのモ
ニタテレビに歌唱者が選択したカラオケ曲に対応する映
像データが映し出されることから分かるように、単に選
択されたカラオケ曲に対応する映像データを映し出すた
めの手段としてのみ用いられていた。従って、モニタテ
レビに映し出される映像は、歌唱者にとっては歌詞を確
認するために必要な映像であっても、他のカラオケ利用
者にとっては特に興味を引かれる映像でないことが少な
くなく、その場合、他のカラオケ利用者に向けられた複
数のモニタテレビは、視聴されておらず、有効に利用さ
れているとはいい難いのが現状である。特に、カラオケ
施設の主たる利用者である若年利用者においてはその傾
向が強く、他人が歌っている時間は専ら自分が次に歌う
歌を選択する時間として費やされており、他人の選択し
たカラオケ曲に対応する映像データを見ることはない。
かかる場合、モニタテレビ上にカラオケ曲の選択リスト
や、選択に対するアドバイス(例えば、人気順位)等を
表示するようにすれば、他のカラオケ利用者に向けられ
た複数のモニタテレビを有効に活用できる。
【0004】また、従来、映像カラオケ装置はスナック
等で副次的に利用に供されることが多く、映像カラオケ
装置を利用させることのみを業務として行い、収益を上
げることは希であった。かかる場合、映像カラオケ装置
は選択されたカラオケデータを一方的に送出していれば
良かった。しかし、昨今のカラオケブームの中、カラオ
ケ装置を利用させることのみを業務として行い、収益を
上げることが一般化し、かかる状況の中では、映像カラ
オケ装置を占有使用する時間が長くなるため単にカラオ
ケデータのみを送出するといった従来の使用形態を念頭
に置いた映像カラオケ装置では、新しいカラオケ利用者
層を満足させることができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、複数の映像表示手段にそれぞ
れ所望の内容を有する映像を映し出すことができる映像
カラオケ装置を提供し、また、順番待ちのカラオケ利用
者を退屈させることがなく、映像表示手段の活用効率を
向上することができる映像カラオケ装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る映像カラオケ装置は、複数のカラオケ曲の
中から所望の曲を選択する選択手段と、選択されたカラ
オケ曲の楽音データを再生して出力する楽音データ出力
手段と、同一の映像ジャンルを構成する2以上の編集映
像データからなる編集映像群データとしての映像データ
が記憶された複数の映像データ記憶手段と、その映像デ
ータ記憶手段に記憶された編集映像群データから任意の
編集映像データを読み出す映像データ読出手段と、その
映像データ読出手段により読み出された編集映像データ
に歌詞データを合成し、前記楽音データ出力手段から出
力される楽音データに対応して表示する複数の映像表示
手段とを有する映像カラオケ装置において、カラオケ曲
に関するリストデータを記憶するカラオケリスト記憶手
段を有し、前記複数の映像表示手段のうちの特定の映像
表示手段には、前記映像読出手段により読み出された編
集映像データを表示すると同時に、他の映像表示手段に
は、前記カラオケリスト記憶手段が記憶するリストデー
タを表示することを特徴とする。
【0007】ここで、前記カラオケリスト記憶手段が記
憶するリストデータは、前記楽音データ出力手段に新た
に記憶された新曲リスト、または、前記選択手段により
選択されたカラオケ曲の順番待ちリストデータであるこ
とが望ましく、また、前記他の映像表示手段は、前記カ
ラオケリスト記憶手段が記憶するリストデータと、前記
映像読出手段により読み出された編集映像データとの表
示を切り替える表示切換手段を有することが望ましい。
【0008】
【作用】前記構成を有する本発明では、選択手段によっ
て複数のカラオケ曲の中から所望の曲が選択されると、
選択されたカラオケ曲の楽音データが楽音データ出力手
段によって順次再生、出力される。このように、楽音デ
ータが再生、出力されるのと同時に、映像データ読出手
段によって、映像データ記憶手段から背景画像となる編
集映像データが順次読み出される。かかる映像データ記
憶手段は、同一の映像ジャンルを構成するように編集さ
れた、2以上の編集映像データからなる編集映像群デー
タが記憶されてなるものであり、選択されたカラオケ曲
の楽音データに対応する種々の映像ジャンルの映像デー
タ記憶手段が用意されている。従って、映像データ読出
手段によって映像データ記憶手段から編集映像データを
読み出すに際しては、楽音データに応じた映像データ記
憶手段から編集映像データが読み出される。
【0009】このようにして編集映像データが読み出さ
れると、特定の映像表示手段では、楽音データ出力手段
から出力される楽音データに対し、歌詞データを同期さ
せるようにして読み出された編集映像データに合成して
表示することが行われ、他の映像表示手段では、カラオ
ケ曲に関するリストデータを記憶して備えるカラオケリ
スト記憶手段から、所望のリストデータを選び出し、映
像表示手段に表示することが行われる。カラオケリスト
記憶手段には、例えば、楽音データ出力手段に新たに記
憶された新曲リスト、または、選択手段により選択され
たカラオケ曲の順番待ちリストデータを記憶させること
により、映像表示手段を有効に利用することができる。
また、映像表示手段に表示される表示内容は、表示切換
手段によってカラオケリスト記憶手段が記憶するリスト
データ、あるいは、映像データ記憶手段から読み出され
た編集映像データのいずれかに切り換えることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を映像カラオケ装置に具体化し
た一実施例について図面を参照して説明する。ここに、
図1は本実施例に係る映像カラオケ装置の概略構成を示
すブロック図である。本映像カラオケ装置は、各種制御
処理を行うコマンダ10、映像再生ディスクを再生する
ディスクプレーヤ30、映像データを映し出す2台のモ
ニタテレビ56a、第2モニタテレビ56b、音声デー
タ等を出力するためのアンプミキサ50、スピーカ5
2、歌唱データを入力するためのマイク54等から構成
されている。コマンダ10は、映像カラオケ装置の核と
なる指令制御処理装置であり、図1に示す通り、その内
部にはコントローラ12、操作パネル14、シリアル入
出力回路(SIO)16、モデム18、ハードディスク
20、MIDI音源22、ビデオミキサ24、カラオケ
メモリ26、映像切換回路28等を備えている。
【0011】コントローラ12は、コマンダ10を制御
するためのマイクロコンピュータであり、利用者により
曲が選択された場合、その曲に予め付されている映像ジ
ャンルをディスクプレーヤ30に送信したり、曲の演奏
が進行されるのに応じてハードディスク20から曲デー
タ(演奏データ及び歌詞データ)を読み出し、MIDI
音源22へ演奏データを、ビデオミキサ24へ歌詞デー
タを送信したり、映像切換回路28へ切換信号を送信す
る等の制御を行う。操作パネル14は、利用者が歌いた
い曲を選択したり、演奏音のキーを調整したり、その
他、演奏停止、取消等の各種入力、調整を行うための操
作パネルである。また、操作パネル14に対してはリモ
コン14aが備えられており、このリモコン14aを操
作することによりカラオケ利用者は、遠隔操作によって
選曲等を行うことができ、更に、第1モニタテレビ56
a、第2モニタテレビ56bの一方、あるいは、双方に
映し出す映像を映像データ、リストデータのいずれかか
ら選択できる。そして、リストデータを選択した場合に
は、所望のリストの選択を行うことができる。
【0012】シリアル入出力回路(SIO)16は、シ
リアル通信回線17を介して選択された曲に付された映
像ジャンルをディスクプレーヤ30に送信するためのイ
ンタフェース回路である。本実施例では、RS232C
ケーブルを用いている。モデム18は、電話回線を介し
て送られてくる曲データを受信したり、どのような曲が
演奏されているかといった情報を外部へ送信したりする
際、通信路を通して伝送される信号の変調および復調を
行う変復調装置である。本実施例に係る映像カラオケ装
置では、常に最新の曲を備えている状態を維持するた
め、夜間に電話回線にて新曲のデータが、図示しないホ
ストコンピュータからモデム18を介してコマンダ10
に送信され、ハードディスク20に格納される。
【0013】ハードディスク20は、曲データとして演
奏データと歌詞データとを格納する記憶装置である。演
奏データとしてはMIDI(ミュージカル・インストゥ
ルメント・ディジタル・インタフェース)規格に基づい
たデータが格納されている。このMIDI音源22は、
各種楽器の演奏音を格納しており、ハードディスク20
から送られる演奏データに基づき、楽器の演奏信号を生
成する音源である。MIDI音源22によって生成され
た楽器の演奏信号は、アンプミキサ50に送信される。
ビデオミキサ24は、ハードディスク20から送信され
る歌詞データと、ディスクプレーヤ30から送られるN
TSC映像信号とを合成する装置である。歌詞データは
楽器の演奏が出力されるのに同期して、歌詞を反転させ
利用者に該当する歌唱部分を知らせる。
【0014】カラオケリストメモリ26は、各モニタテ
レビ56a、56bに映し出されるリストデータを記憶
する記憶装置であり、新曲情報、店の人気曲BEST
5、リクエスト曲順序、入室時間と残り時間、周辺の店
の宣伝広告等がリストデータとして記憶されている。映
像切換回路28は、各モニタテレビ56a、56bに送
信するデータを切り換えるための電気回路であり、コン
トローラ12からの指令に基づいて、各モニタテレビ5
6a、56bに映像再生ディスクから読み出された編集
映像データ、あるいは、カラオケリストメモリ26から
読み出されたリストデータを切り換えて映し出すもので
ある。
【0015】第1モニタテレビ56a、第2モニタテレ
ビ56bは共に、編集映像データ、あるいは、リストデ
ータのいずれかを映し出すための映像表示装置であり、
映像切換回路28によって映し出されるデータの内容は
切り換えられる。マイク54は、歌唱者の音声データを
入力するための入力手段であり、デュエット曲に対応す
るため、通常、2本備えられている。アンプミキサ50
は、演奏データを電気的に増幅すると共に、歌唱データ
をミキシングする電気回路であり、また、エコー等の音
声エフェクトをかけたり、演奏データの音量、歌唱デー
タの音量等を調節することができる。スピーカ52は、
音声信号を出力するための出力手段であり、設置場所に
応じて複数のスピーカが配設されている。
【0016】ディスクプレーヤ30はコマンダ10から
送信される演奏データに付された映像ジャンルデータに
基づき、該当する映像ジャンルの映像をNTSC映像信
号としてコマンダ10へ送るディスクプレーヤであり、
シリアル入出力回路(SIO)32、第1のディスクチ
ェンジャプレーヤ(以下、第1プレーヤという)34
a、第2のディスクチェンジャプレーヤ(以下、第2プ
レーヤという)34b、切換回路36、マイコン38、
データ読取回路40、圧縮データ復号化回路42、NT
SCコンバータ44等から構成されている。
【0017】このようなディスクプレーヤ30の内部構
成について図2を参照して説明する。ここに、図2はデ
ィスクプレーヤ30の概略構成を示すブロック図であ
る。シリアル入出力回路(SIO)32は、コマンダ1
0から送られる選択された曲の映像ジャンルデータを受
信するためのインタフェース回路である。第1、第2プ
レーヤ34a、34bは、各々周知のチェンジャ部とプ
レーヤ部(共に図示せず)とから構成されている。各チ
ェンジャ部は、各々8枚の映像再生ディスク、すなわち
2つのチェンジャ部で合計16枚の映像再生ディスクを
備えており、所定の順番あるいはマイコン38からの指
令に従って映像再生ディスクを取り替える。プレーヤ部
は、チェンジャ部により取り替えられセットされた映像
再生ディスクを再生するものであり、第1、第2プレー
ヤ34a、34bにより再生すべき映像再生ディスクを
選択し、マイコン38により再生処理が実行される。こ
のとき、第1プレーヤ34aは、映像ジャンルA〜Hの
映像データが記憶された映像再生ディスクから映像デー
タを読み出し、第2プレーヤ34bは、同じく映像ジャ
ンルA〜Hの映像データが記憶された映像再生ディスク
から映像データを読み出すよう構成されている。ここ
で、第1プレーヤ34aの映像再生ディスクと第2プレ
ーヤ34bの映像再生ディスクとでは、同じ映像ジャン
ルでも記憶されている個々の編集映像データは異なって
いる。
【0018】切換回路36は、第1、第2プレーヤ34
a、34bから出力される映像信号のどちらをデータ読
取回路40へ送るかを切り換えるための回路である。後
述の作動の説明でも述べるが、選択された曲に付された
複数の映像ジャンルデータに基づいて、第1プレーヤ3
4aによって映像ジャンルA〜Hのいずれかの映像ジャ
ンルに属する編集映像データを読み出し、次に、第2プ
レーヤ34bによって映像ジャンルA〜Hのいずれかの
映像ジャンルに属する編集映像データを映像再生ディス
クから読み出す。ここで、映像ジャンルが2以上指定さ
れている曲については、第2プレーヤ34bは、第1プ
レーヤ34aが読み出した映像ジャンルと異なった映像
ジャンルから編集映像データを読み出している。例え
ば、異なる2つの映像ジャンルの編集映像を交互に映し
出すことにより、背景映像を一層曲のイメージに合致さ
せることができるからである。
【0019】この読み出しに際しては、ランダム数値R
を発生させて読み出すチャプタを変更して順次再生して
いくため、それに応じて第1、第2プレーヤ34a、3
4bは交互に切り換えられ編集映像データを再生するも
のである。マイコン38は、ディスクプレーヤ30全体
の作動を制御するマイクロコンピュータであり、シリア
ル入出力回路(SIO)32、切換回路36、データ読
取回路40のサブマイコン41、圧縮データ復号化回路
42と接続されている。データ読取回路40は、サブマ
イコン41を備えており、切換回路36から送信される
編集映像データの電気信号をディジタルデータとして読
み取るための装置である。データ読取回路40により読
み取られたディジタルデータは、圧縮データ復号化回路
42へ送信される。
【0020】圧縮データ復号化回路42は、データ読取
回路40から送信される圧縮されたディジタルデータを
映像信号に復号化する電気回路である。圧縮データ復号
化回路42により復号化された映像信号はNTSCコン
バータ44に送信される。NTSCコンバータ44は、
圧縮データ復号化回路42により復号化された映像信号
を商用カラーテレビジョン信号(NTSC)に変換する
電気回路である。NTSCコンバータ44により変換さ
れたNTSC映像信号はコマンダ10のビデオミキサ2
4に送信される。次に、このようなディスクプレーヤ3
0において再生される映像再生ディスクについて説明す
る。
【0021】映像再生ディスクは、12cmのCD(コ
ンパクトディスク)サイズのビデオディスクであり、映
像データがMPEG1の規格で圧縮されて記憶されてい
る。圧縮されていることで、CDサイズのディスク一枚
に1時間分の映像データが記憶されている。一枚の映像
再生ディスクには、同一の映像ジャンルを構成するよう
に編集された2以上の編集映像データが編集映像群デー
タとして記憶されており、本実施例では、映像ジャンル
Aから映像ジャンルHまでの8種類の映像ジャンルが、
各々1映像ジャンルずつ8枚の映像再生ディスクに記憶
されている。また、本実施例に係る映像カラオケ装置
は、2台のプレーヤを備えていることから全体で16枚
の映像再生ディスク、映像ジャンルに基づいて区別すれ
ば8種類の映像ジャンルの編集映像が記憶された映像再
生ディスクが用意されている。ここで、映像ジャンルデ
ータについて説明する。この映像ジャンルデータは、選
択された曲のイメージ、曲調等に合致する映像ジャンル
を示すデータであり、ハードディスク20から読み出さ
れる曲データを構成する各演奏データに付されるもの
で、1つの演奏データに対して、1または、2以上の映
像ジャンルデータが付されている。
【0022】各映像ジャンルを具体的に説明すると、ジ
ャンルAは、演歌系で冬をテーマとした曲に対応する映
像ジャンルであり、ジャンルBは、演歌系で酒をテーマ
とした曲に対応する映像ジャンルであり、ジャンルC
は、演歌系で海をテーマとした曲に対応する映像ジャン
ルであり、そして、ジャンルDは、演歌系で前記以外の
演歌一般に対応する映像ジャンルである。また、ジャン
ルEは、ポップス系でアップテンポの曲に対応する映像
ジャンルであり、ジャンルFは、ポップス系でスローテ
ンポの曲に対応する映像ジャンルであり、ジャンルG
は、ポップス系でアニメや童謡等の曲に対応する映像ジ
ャンルであり、そして、ジャンルHは、前記以外のポッ
プス一般に対応する映像ジャンルである。
【0023】映像再生ディスクに記憶されている各映像
ジャンルA〜Hの映像データは、1の編集映像を30秒
として24本の編集映像データからなる編集映像群デー
タとして構成されており、本実施例では各映像ジャンル
とも12分の映像データからなっている。以後、この3
0秒の編集映像をチャプタと呼ぶことにし、チャプタ番
号としてA−1〜A−24という具合いに表すことにす
る。これら1映像ジャンル内における24本のチャプタ
間には、ストーリー性を特につけていない。次に、この
ように構成された映像カラオケ装置の動作について図3
を参照して説明する。ここに、図3は第2モニタテレビ
56bにリストデータが映し出された状態を概念的に示
す説明図である。
【0024】カラオケ利用者が、コマンダ10の操作パ
ネル14を操作することにより歌いたい曲を選択する
と、曲データを構成する演奏データ及び歌詞データが記
憶されているハードディスク20から該当曲データを読
み出すようコントローラ12によって指示され、読み出
された曲データを構成する1のデータである演奏データ
は、MIDI音源22に送信される。また、同じく読み
出された曲データを構成する歌詞データは、ビデオミキ
サ24に送信され後述する処理の下、第1モニタテレビ
56a、第2モニタテレビ56bのいずれかに歌詞とし
て映し出される。演奏データを受信したMIDI音源2
2では、格納されている各種楽器の演奏音によって演奏
データに基づき楽器の演奏信号が生成され、アンプミキ
サ50に送信される。また、歌唱者の歌唱データはマイ
ク54を介して入力され、演奏信号と同様にアンプミキ
サ50に送信される。このとき歌唱者は、第1モニタテ
レビ56a、第2モニタテレビ56bのいずれかに映し
出された歌詞を参照して歌うことができる。また、ハー
ドディスク20から曲データが読み出されると同時に、
演奏データに付加されている映像ジャンルデータが読み
出され、曲データに対応する映像ジャンルが識別され
る。識別された映像ジャンルは、シリアル入出力回路
(SIO)16、通信ケーブル17を介してディスクプ
レーヤ30に送信される。ディスクプレーヤ30では、
送信された映像ジャンルはシリアル入出力回路(SI
O)32を介して受信され、マイコン38に伝送され
る。
【0025】マイコン38は、伝送された映像ジャンル
に基づいて、第1プレーヤ34a、第2プレーヤ34b
を制御して該当する映像ジャンルの映像再生ディスクを
再生する。このとき、第1プレーヤ34a、第2プレー
ヤ34bでは、マイコン38からの指令に基づいて、映
像再生ディスクの再生、取り替えが繰り返し行われてい
る。このようにして、第1プレーヤ34a、第2プレー
ヤ34bによって映像再生ディスクから再生された編集
映像データは、切換回路36に送信される。第1プレー
ヤ34a、第2プレーヤ34bから出力された編集映像
データは、マイコン38の指令を受けた切換回路36に
よって、いずれか一方がデータ読取回路40に送信され
るよう切り換えられる。このとき送信された編集映像デ
ータは電気信号であるから、このデータ読取回路40に
よってディジタルデータとして読み取られ、MPEG1
の規格で圧縮されているディジタルデータを復号化する
ため圧縮データ復号化回路42へ送信される。
【0026】こうして復号化された映像信号は、商用カ
ラーテレビジョン信号(NTSC)に変換するためNT
SCコンバータ44に送信され、コマンダ10のビデオ
ミキサ24に送信される。ビデオミキサ24では、前述
したようにハードディスク20から読み出された歌詞デ
ータがスピーカ54からの音声データの出力に同期する
ようにNTSC映像信号と合成され、映像切換回路28
に送信される。ところで、歌唱者以外のカラオケ利用者
が、リモコン14aを操作することにより、第1モニタ
テレビ56a、第2モニタテレビ56bのいずれかにリ
ストデータを映し出すことを選択した場合には、コント
ローラ12によってカラオケリストメモリ26からリス
トデータを読み出すよう指示がなされ、新曲情報、店の
人気曲BEST5、リクエスト曲順序の各データが読み
出される。こうして読み出されたリストデータは、映像
切換回路28に送信される。これら各データを受けた映
像切換回路28は、リモコン14aによって指示された
データを第1モニタテレビ56a、第2モニタテレビ5
6bのうち指示されたモニタテレビに映し出すよう各デ
ータの出力方向を切り換える。
【0027】以下に、リストデータを映し出すモニタテ
レビとして、第2モニタテレビ56bが選択された場合
を図3を参照して説明する。リストデータの表示が選択
された当初は、図に示すように第2モニタテレビ56b
上には、リストデータの内容が第2モニタテレビ56b
の画面を4分割して映し出されており、各分割画面に
は、1のリストデータが各々映し出される。ここで、分
割画面1には新曲情報が映し出され、分割画面2には通
常画面が映し出され、分割画面3は店の人気曲BEST
5が映し出され、分割画面4はリクエスト曲順序が映し
出されている。
【0028】このように、第2モニタテレビ56bが4
分割された状態にあって、更にリモコン14aを操作し
て見たい分割画面の番号を選択すると、選択した分割画
面の内容が第2モニタテレビ56b全体に映し出され
る。この状態で、リモコン操作者は自分の得たいデータ
を入手することができ、データの内容によっては第2モ
ニタテレビ56bの表示画面を上下スクロールすること
によって所望のデータが第2モニタテレビ56bの画面
上に映し出される。そして、所望のデータを得た後に再
びメニューキーを操作することで第2モニタテレビ56
bの表示画面にはリストデータが映し出される。以上の
操作を繰り返すことにより、第2モニタテレビ56bの
表示画面は随時切り換えられる。
【0029】以上詳細に説明した通り、本実施例に係る
映像カラオケ装置は、新曲情報等のリストデータを記憶
するカラオケリストメモリ26と、2台備える第1モニ
タテレビ56a、第2モニタテレビ56bのいずれか一
方には、選択されたカラオケ曲に対応する編集映像デー
タでなく、リストデータを映し出すための映像切換回路
28を備えるので、歌唱者が利用するモニタテレビには
歌唱者が選択したカラオケ曲に対応する背景映像、歌詞
を映し出し、順番待ちの者が利用するモニタテレビには
新曲情報等のリストデータを映し出すといったように各
々のモニタテレビ56a、56bに所望のデータを映し
出すことができる。従って、順番待ちの者が利用するモ
ニタテレビ56bには、順番待ちの者にとって興味のあ
る各データを映し出すことができるので、他の者が歌っ
ている間も順番待ちの者を飽きさせることがなくなると
共に、モニタテレビに映し出す映像データの内容をその
店の客層に合った内容とすることによって、カラオケ利
用者を満足させることができ映像カラオケ装置の利用促
進を図ることができる。更に、モニタテレビが確実にカ
ラオケ利用者に利用されるためカラオケ利用者に向けら
れた複数のモニタテレビを有効に活用することができ
る。
【0030】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察されるものである。例え
ば、上記実施例では、カラオケリストメモリ26に記憶
されているリストデータとして、新曲情報、店の人気曲
BEST5、リクエスト曲順序を記憶しているが、店の
ロケーション、客層等に応じて記憶内容は変更できるも
のであり、例えば、この他にも入室時間と残り時間を算
出するプログラムを記憶させればカラオケ利用者にとっ
てリクエストスケジュールが立て易くなるという利点が
有り、カラオケ店回りの店の宣伝広告を記憶させれば映
像カラオケ装置を情報伝達媒体として活用できるもので
ある。
【0031】また、上記実施例では、第2モニタテレビ
56bを4分割してリストデータを映し出しているが、
第1モニタテレビ56aを4分割しても良く、また、カ
ラオケリストメモリ26に記憶されるリストデータの数
に応じて適宜モニタテレビの分割数を増やせば、より有
用なリストデータを映し出すことができる。さらに、上
記実施例ではカラオケ利用者がリモコン14a等を用い
て操作パネル14を操作し、選曲を行うと、コマンダ1
0内のコントローラ12がその曲の対応する映像ジャン
ルを判断してディスクプレーヤ30に送信していたが、
コントローラ12は選曲情報のみをディスクプレーヤ3
0側に送信し、ディスクプレーヤ30内のマイコン38
がその曲に対応する映像ジャンルを決定するように構成
してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係る映像カラ
オケ装置は、カラオケ曲に関するリストを記憶するカラ
オケリスト記憶手段を備え、複数の映像表示手段のうち
特定の映像表示手段には編集映像データを映し出し、他
の映像表示手段にはカラオケリスト記憶手段に記憶され
ているリストを映し出すようにしたので、複数の映像表
示手段にそれぞれ所望の内容を有する映像を映し出すこ
とができると共に、順番待ちのカラオケ利用者が退屈さ
せることがなく、また、映像表示手段の活用効率を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る映像カラオケ装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】ディスクプレーヤの概略構成を示すブロック図
である。
【図3】第2モニタテレビにリストデータが映し出され
た状態を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 コマンダ 12 コントローラ 14 操作パネル 20 ハードディスク 22 MIDI音源 24 ビデオミキサ 28 映像切換回路 30 ディスクプレーヤ 34a 第1プレーヤ 34b 第2プレーヤ 36 切換回路 38 マイコン 40 データ読取回路 42 圧縮データ復号化回路 44 NTSCコンバータ 52 スピーカ 54 マイク 56a 第1モニタテレビ 56b 第2モニタテレビ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ曲の中から所望の曲を選
    択する選択手段と、 選択されたカラオケ曲の楽音データを再生して出力する
    楽音データ出力手段と、 同一の映像ジャンルを構成する2以上の編集映像データ
    からなる編集映像群データとしての映像データが記憶さ
    れた複数の映像データ記憶手段と、 その映像データ記憶手段に記憶された編集映像群データ
    から任意の編集映像データを読み出す映像データ読出手
    段と、 その映像データ読出手段により読み出された編集映像デ
    ータに歌詞データを合成し、前記楽音データ出力手段か
    ら出力される楽音データに対応して表示する複数の映像
    表示手段とを有する映像カラオケ装置において、 カラオケ曲に関するリストデータを記憶するカラオケリ
    スト記憶手段を有し、 前記複数の映像表示手段のうちの特定の映像表示手段に
    は、前記映像読出手段により読み出された編集映像デー
    タを表示すると同時に、他の映像表示手段には、前記カ
    ラオケリスト記憶手段が記憶するリストデータを表示す
    ることを特徴とする映像カラオケ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、 前記カラオケリスト記憶手段が記憶するリストデータ
    は、前記楽音データ出力手段に新たに記憶された新曲リ
    スト、または、前記選択手段により選択されたカラオケ
    曲の順番待ちリストであることを特徴とする映像カラオ
    ケ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載に記載するものに
    おいて、 前記他の映像表示手段は、前記カラオケリスト記憶手段
    が記憶するリストデータと、前記映像読出手段により読
    み出された編集映像データとの表示を切り替える表示切
    換手段を有することを特徴とする映像カラオケ装置。
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Cited By (4)

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KR20210074545A (ko) * 2019-12-12 2021-06-22 주식회사 투애니시스템 포인팅 디바이스를 구비한 전자 탬버린을 이용한 노래방 시스템

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