JP3871379B2 - 楽音再生装置 - Google Patents
楽音再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3871379B2 JP3871379B2 JP19569796A JP19569796A JP3871379B2 JP 3871379 B2 JP3871379 B2 JP 3871379B2 JP 19569796 A JP19569796 A JP 19569796A JP 19569796 A JP19569796 A JP 19569796A JP 3871379 B2 JP3871379 B2 JP 3871379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- music
- background video
- signal
- reproduction
- music information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、楽曲を再生する楽音再生装置であって、モニタにカラオケ用の背景映像および字幕映像を表示するカラオケ装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケの歌詞を示す字幕映像と、カラオケの背景映像とをモニタ画面に表示し、カラオケ曲およびマイク音声をアンプおよびスピーカで再生するカラオケ装置が知られている。
このものには、複数の背景映像が曲のジャンル別に記録された記録媒体を再生する再生装置が備えられており、選曲時に上記記録媒体からランダムに背景映像を読み出して表示することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、演歌、ポップスなどのジャンルに対応した背景映像の中には、成人向けの背景映像が含まれている場合がある。
しかし、上記のものは、表示される背景映像の決定を曲のジャンルに基づいて行っているため、たとえば、子供が演歌などの大人が歌う曲を選曲した場合であっても、上記成人向けの背景映像が選択されてモニタ画面に表示されてしまう場合がある。
このような事態が生じては、子供に悪影響を与えるおそれがあるため、好ましくない。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、背景映像のうち、所定の背景映像の再生を禁止できる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、
請求項1に記載の発明では、楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号と共に所定の背景映像情報の再生の禁止を指示する指示信号を送信する信号送信手段と、
この信号送信手段により送信される選択信号と指示信号とを受信する信号受信手段と、
前記信号送信手段により送信された指示信号が前記信号受信手段によって受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、
が備えられたという技術的手段を採用する。
【0006】
請求項2に記載の発明では、楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号と共に所定の背景映像情報の再生の禁止を指示する指示信号を受信する信号受信手段と、
前記指示信号が前記信号受信手段によって受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、
が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の楽音再生装置において、前記信号送信手段には、前記所定の背景映像の再生の禁止および許容のうちのいずれかを設定する設定スイッチが備えられ、該設定スイッチに所定の背景映像の再生の禁止が設定されることにより前記禁止を指示する指示信号を送信するという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項4に記載の発明では、楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号からなる第1の信号を送信する第1信号送信手段及び第2の信号を送信する第2信号送信手段と、
第1信号送信手段、第2信号送信手段により送信される第1の信号、第2の信号を受信し、第1の信号送信手段からの第1の信号であるか前記第2の信号送信手段からの第2の信号であるかを判別する信号受信手段と、
前記第2の信号が受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、を備えるという技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】
請求項1ないし請求項4に記載の発明では、上記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段から読み出して再生する背景映像情報のうち、上記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段が備えられている。
つまり、上記背景映像情報のうち、いずれの背景映像情報をも再生可能とするのではなく、所定の背景映像情報の再生を禁止することができる。
したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、上記所定の背景映像情報として、子供に見せると良い影響を与えない、いわゆる成人向けの映像を示す背景映像情報を再生しないようにすることができる。
【0010】
特に、請求項1に記載の発明では、上記信号送信手段から、指示信号が送信され、この指示信号が、上記信号受信手段により受信された場合に上記所定の背景映像の再生を禁止することができる。
したがって、たとえば、上記選択信号を成人向けの背景映像を再生する可能性のある曲が選曲されるときの送信信号に付加しておくことにより、たとえ、子供がそのような曲を選曲した場合であっても、上記成人向けの背景映像が再生されるおそれがない。
【0011】
また、請求項3に記載の発明では、上記所定の背景映像の再生の禁止および許容のうちのいずれかを設定する設定スイッチが備えられているため、楽音再生装置の利用者が、大人である場合には、上記所定の背景映像の再生の許容を選択し、また、利用者が子供である場合には、上記所定の背景映像の再生を禁止するというように、状況に応じた使い分けをすることができる。
【0012】
さらに、請求項4に記載の発明では、第1の信号送信手段と第2の信号送信手段とを有し、上記背景映像再生禁止手段は、上記受信手段により受信された信号が、上記第1および第2の信号送信手段のいずれの信号送信手段から送信されたものであるかによって上記所定の背景映像の再生を禁止することができる。
つまり、たとえば、上記第1の信号を上記所定の背景映像の再生を禁止する信号に設定するとともに、上記第2の信号を上記所定の背景映像の再生を許容する信号に設定し、そのいずれかの信号を選択して送信できるスイッチを上記送信手段に設けることにより、1つの送信手段であっても、上記所定の背景映像の再生の禁止、または、許容を選択することができる。
【0013】
また、上記信号送信手段として、上記第1の送信手段および第2の信号送信手段の2つを用意することにより、上記所定の背景映像の再生の禁止、または、許容を選択することができる。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、上記第1の送信手段として上記所定の背景映像の再生を許容する大人用の送信器と、上記第2の送信手段として上記所定の背景映像の再生を禁止する子供用の送信器とを設けることにより、上記所定の背景映像の再生の禁止、または、許容を確実に実行させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の楽音再生装置の一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用して曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置を代表に説明する。
最初に、カラオケ装置の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のカラオケ装置の主要構成を示す外観説明図である。
【0015】
図1に示すように、カラオケ装置10には、カラオケ用の背景映像と、歌詞を示す字幕映像とを表示するCRTモニタ(以下、CRTと略称する)12と、歌い手のモニタ用のCRT14とが備えられている。また、電話回線31を介しての楽曲情報たる曲データの蓄積、選曲、曲の予約などの制御、マイク81,82から入力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、音程の変更(キーチェンジ)などの音声制御、ならびに、CRT12,14に表示される映像の切替え、合成、分割などの映像制御などの各種制御を行う制御装置20が備えられている。
【0016】
さらに、制御装置20から出力される音声信号の増幅、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される音声信号を音として再生する1組のスピーカ83,83と、天井用の1組のスピーカ80,80と、制御装置20を遠隔操作する送信器50と、子供用の送信器90とが備えられている。
【0017】
次に、制御装置20の装備について図2を参照して説明する。
図2(a)は、カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明図、同図(b)は、制御装置の背面パネルの説明図である。
図2(a)に示すように、制御装置20の前面パネルには、マイク81,82から入力される音声とカラオケ曲との音量のバランス調整を行うためのバランス調整つまみ21と、エコーのかかり具合を調整するためのエコー調整つまみ22と、ディレイのかかり具合を調整するためのディレイ調整つまみ23とが設けられている。
【0018】
さらに、送信器50および送信器90から送信される光信号を受光するための受光部24と、選曲された曲の曲番号を表示する曲番号表示体25と、変更されたキーの位置を表示するキー表示部26と、マイク81,82のジャックを差し込むマイク端子27,28とが設けられている。
【0019】
一方、図2(b)に示すように、制御装置20の背面パネルには、カラオケ用の音楽データおよび字幕映像データから構成される楽曲情報たる曲データを受信するための電話回線31(図1、図7参照)を接続する電話回線接続端子32が設けられており、その右方には、CRT12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子34と、CRT14の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子35とが設けられている。また、背面パネルの左端には、アンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続される音声出力端子36が設けられている。
【0020】
次に、送信器50の構成について図3および図5を参照して説明する。
図3は、送信器50の外観説明図であり、図5は、送信器50の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、送信器50の右上には、送信器50の電源をON、OFFする電源ボタン51が設けられており、その下側には、選曲番号などを表示する液晶ディスプレイ52が設けられている。この液晶ディスプレイ52の下側には、スピーカ83,83、スピーカ80,80から出される音量を調整する音量調整ボタン53が設けられており、その下側には、曲の演奏を開始させる演奏ボタン54と、その演奏を停止させる停止ボタン55が設けられている。それらボタンの下側には、選曲の開始、選曲の確定を行う選曲ボタン56と、選曲の取消しを行う取消ボタン57とが設けられている。
【0021】
それらボタンの下側には、選曲する曲の番号を入力するA、B、および0〜9のテンキー58と、キーチェンジを行うキーチェンジボタン59と、エコーのかかり具合を調整するエコー調整ボタン60とが設けられている。
また、送信器50の左上には、子供がカラオケを行う場合に、成人向けの背景映像がCRTに表示されないようにするための設定スイッチ61が設けられており、設定スイッチ61を子供と印された右側へスライドさせると、たとえ、子供が大人の歌を選曲した場合であっても、成人向けの背景映像が再生されないようになっている。つまり、チャイルドロックがかかるようになっている。
なお、上記各ボタンを押すと、各ボタンそれぞれの機能に対応する光信号が、発信窓62に内蔵されたLEDから発せられ、その光信号は、制御装置20の受光部24により受光される。
【0022】
次に、送信器50の制御系の構成について図5を参照して説明する。
図5に示すように、送信器50には、上記各ボタンの有する機能に対応する信号を送信するための各種制御を行うCPU63が内蔵されている。このCPU63には、上記設定スイッチ61が子供モードになっている場合にモードデータ「1」を格納し、大人モードになっている場合にモードデータ「0」を格納するRAM64と、上記各種ボタンに対応する信号を構成するコマンドなどが記憶されたROM65と、選曲された曲の番号などを液晶ディスプレイ52に表示するための表示信号を作成する表示回路66とが接続されている。
また、CPU63には、設定スイッチ61と、上記各種ボタン群と、ROM65に記憶されたコマンドデータに対応する波形を有する送信信号を生成する波形生成回路66とが接続されている。
【0023】
ここで、送信器50から送信される送信信号を構成するコマンドコードについて、その構成を示す図6を参照して説明する。
コマンドコード70は、送信器50から送信された送信信号であることを示すヘッダコード71と、送信器50の機種を示すカスタムコード72と、どのボタン、または、スイッチを押したことによる送信信号であるかを示すデータコード73とから構成される。
【0024】
データコード73の構成を図11(A)に示す。同図に示すように、データコード73は、D0ないしD7の8ビットのデータから成り、これらの8ビットのデータの組み合わせにより、選曲番号、選曲の設定、演奏停止、キーチェンジなどを内容とする送信信号が作成される。たとえば、最下位ビットのD0のみが「1」であるデータコードは、選曲番号を入力するためのテンキー58の「1」を示すボタンを押した場合に送信される。また、D0およびD4が「1」であるデータコードは、演奏を停止させる停止ボタン55を押した場合に送信される。
【0025】
次に、上記制御装置20の制御系の構成について図7を参照して説明する。
制御装置20には、送信器50から送信された送信信号が、送信器50に設けられた設定スイッチ61を大人モードおよび子供モードのいずれの側に設定したことによるものか否かの判定や、上記音声制御、映像制御、曲の演奏順序の予約および演奏順序の変更などをプログラムにしたがって行うCPU37が備えられている。このCPU37には、モードデータ、予約された曲の番号および曲名データを一時保存するRAM38と、この制御装置20に接続された電話回線31を利用するための電話番号や、送信器50から送信されるコマンドに対応する制御コマンドなどが記憶されたROM39が接続されている。
【0026】
また、CPU37には、ホストコンピュータ84から電話回線31および通信端子32を介して受信され、通信用モデム42によりデジタル信号に変換された曲データを蓄積するハードディスクメモり43が接続されている。このハードディスクメモリ43には、上記設定スイッチ61の設定状態の判定、後述する各回路やLD(レーザーディスク)再生装置40などの動作を制御する制御プログラムなどが記録されている。
【0027】
さらに、CPU37には、ハードディスクメモリ43に蓄積された曲データ中のMIDIデータを入力するとともに、そのMIDIデータに対応する音源データをMIDI音源441から抽出し、その抽出された音源データをアンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号に変換したり、マイク81,82から入力された音声信号にエコーやディレイをかけたりする音声制御回路44が接続されている。
【0028】
また、CPU37には、カラオケの背景映像データが記録された光ディスクを再生するLD再生装置40から出力される背景映像データと、ハードディスクメモリ43に記憶された曲データ中の字幕映像データとを入力し、CRT12、14に表示される映像として、背景映像中に字幕映像や曲番号および曲目の映像がスーパーインポーズされた映像を作成したり、それら各映像の切替え、合成および分割などの制御を行う映像制御回路45が接続されている。
【0029】
さらに、CPU37には、受光部24により受光された光信号をデジタルデータに変換する受光回路46と、曲番号表示体25に曲番号を表示するための表示信号と、キー表示体26にキーの位置を表示するための表示信号とを作成する表示回路47が接続されている。また、CPU37には、つまみ21ないし23の調整により変化した信号の入力を行う入力回路48が接続されている。
【0030】
次に、送信器50によりカラオケ装置10を操作する場合のCPU63の制御内容について図8および図9を参照して説明する。
図8は、送信器50の電源投入時のCPU63の制御内容を示し、図9は、電源投入後に操作した場合のCPU63の制御内容を示す。
【0031】
まず、利用者が、送信器50の電源ボタン51を押すと、送信器50が起動し、続いて、設定スイッチ61が子供側にスライドされており、子供モードに設定されているか否かが判定され(ステップ100)、子供モードに設定されている場合には、RAM64にモードデータ「1」を格納する(ステップ110)。
一方、子供モードでない場合には、RAM64にモードデータ「0」を格納する(ステップ120)。
【0032】
続いて、送信器50に設けられた、いずれかのボタンが押されたか否かのウオッチングが行われ(ステップ130)、いずれかのボタンが押された場合には、選曲のためのテンキー58のいずれかのキーが押されたか否かが判定され(ステップ140)、いずれかのキーが押された場合には、その押されたキーに対応する数字を液晶ディスプレイ52に表示する(ステップ150)。たとえば、押されたキーが「1」である場合には、数字の「1」を液晶ディスプレイ52に表示する。
【0033】
続いて、いずれかのボタンが押されたか否かが判定され(ステップ160)、選曲番号の入力が終了したときに選曲を確定するための選曲ボタン56が押されたか否かが判定される(ステップ170)。まだ、選曲番号の入力が終了しておらず、選曲ボタン56が押されていない場合には、テンキー58が押されたか否かが判定され(ステップ180)、押されている場合には、その押されたキーに対応する数字を液晶ディスプレイ52に表示する(ステップ190)。
このように、ステップ160ないしステップ190を選曲番号の入力が終了するまで繰り返し、押されたキーに対応する数字を液晶ディスプレイ52に表示する。この表示は、CRT12、14および制御装置20の曲番号表示体25にも行われる。また、キーを押す毎に発生し、そのキーに対応する数字を示す選曲番号データは、RAM64に一時保存される。
【0034】
そして、選曲番号の入力が終了し、選曲ボタン56が押されると(ステップ170)、RAM64に記憶されているモードデータが「1」であるか否かが判定され(ステップ200)、モードデータが「1」である場合には、RAM64に記憶されている選曲番号データの各データコード73の最上位ビットD7を「1」に設定する(ステップ210)。最上位ビットD7が「1」に設定されたデータコードを図11(B)に示す。
つまり、送信器50から送信される送信信号が、設定スイッチ61により子供モードに設定されている送信信号であることを、送信信号の受信側である制御装置20のCPU37により識別できるように設定する。
【0035】
続いて、RAM64に記憶されている選曲番号データが読み出されるとともに、その読出された選曲番号データの先頭にヘッダコード71およびカスタムコード72(図6参照)が付され、波形生成回路67により光信号に変化された後に送信信号として発信窓62から発信され(ステップ220)、液晶ディスプレイ52の表示が消える(ステップ230)。
【0036】
次に、制御装置20に内蔵されたCPU37の制御について、その制御内容を示す図10のフローチャートを参照して説明する。
送信器50から発信された送信信号は、制御装置20に設けられた受光部24により受光され、この受光された送信信号は、受光回路46により、受信データとしてデジタル信号に変換され、RAM38に一時保存される。続いて、その一時保存された受信データに含まれる選曲番号データは、CPU37により読み出され、通信用モデム42、通信端子32および電話回線31を介してホストコンピュータ84へ送信される。
【0037】
すると、ホストコンピュータ84は、ROM39に記憶されている電話番号を読み出して、その電話番号が契約された正規のものであるかを確認する作業を行い、その確認後に上記要求された曲データが、ホストコンピュータ84から電話回線31を介して受信され、受信された曲データは、ハードディスクメモリ43に蓄積される。また、曲データ中には、MIDIデータ、字幕映像データの他に曲のジャンルを示すジャンルデータが含まれている。
【0038】
ここで、背景映像を選択する基準となるジャンルデータと、このジャンルデータに基づいて選択される背景映像のうち、所定の背景映像の選択の禁止または許容を行う基準となるモードデータとの関係について説明する。
LD再生装置40により再生される光ディスクには、複数の背景映像が曲のジャンル毎に記憶されており、ROM39には、ジャンルデータと背景映像とを対応させて設定した背景映像テーブルが記憶されている。
つまり、CPU37は、ジャンルデータに対応する複数の背景映像の中から、1つの背景映像をランダムに抽出して読み出す。
【0039】
また、ROM39には、図12に示すように、曲のジャンル(ジャンルデータ)とモードデータとを対応させて設定したモードデータテーブル102が記憶されている。このモードデータテーブル102において、モードデータが「0」に設定されたジャンルは、モードデータが「0」である場合に限り、その背景映像の表示が許容されることを示す。
つまり、モードデータが「1」である場合には、モードデータが「0」にのみ設定されているジャンルの背景映像の再生が禁止される。
また、モードデータが「1/0」に設定されたジャンルは、モードデータが「1」および「0」のいずれであっても、その背景映像の表示が許容されることを示す。
【0040】
そして、CPU37は、ハードディスクメモリ43に蓄積された曲データを読出し、曲データ中のジャンルデータに基づいて曲のジャンルの特定を行うとともに(ステップ300)、RAM38に記憶されている選曲番号データに含まれるデータコード73の最上位ビットD7が「1」であるか否かを判定する(ステップ310)。
つまり、送信器50にチャイルドロックがかかっているか否かを判定する。
続いて、D7が「1」である場合には、モードデータテーブル102の中で、モードデータが「1」に設定されたジャンルに対応する背景映像の中から1つの背景映像をランダムに選択し(ステップ320)、CRT12,14に表示する(ステップ330)。
つまり、モードデータが「0」にのみ設定されたジャンルに対応する背景映像の選択を禁止し、CRT12,14に表示しないように制御する。
【0041】
図11に示すモードデータテーブル102では、モードデータが「1」に設定されたジャンルは、ポップス一般と、アニメの主題歌であるから、子供がそれらのジャンルの曲を選曲した場合に、そのジャンルに対応する背景映像が選択されて表示される。
なお、本実施形態では、成人向けの背景映像が選択される可能性のあるジャンルに対応する背景映像の再生を総て禁止する構成を採ったが、成人向けの背景映像を示す背景映像データに再生を禁止する禁止コードデータを持たせておくことにより、モードデータが「1」である場合に、上記禁止コードデータを持った背景映像が選択されてしまった場合には、CPU37が、その禁止コードデータの存在を検出し、その背景映像の再生を禁止するように制御する構成を採ることもできる。この構成の場合は、CPU37は、禁止コードデータを持たない背景映像を選択するまで選択を繰り返すか、ポップス一般やアニメ主題歌などのジャンルに対応した背景映像のグループへスキップして、その中から1つの背景映像を選択することができる。
【0042】
一方、D7が「0」である場合には、モードデータ「0」を有するジャンルの中からの背景映像の選択が許容され、1つの背景映像を選択し(ステップ340)、CRT12、14に表示する(ステップ330)。
このように、モードデータが「1」である場合、つまり、送信器50が子供モードになっている場合には、成人向けの背景映像の表示を禁止することができる。
【0043】
なお、背景映像は、図13に示すように、背景映像200に字幕映像202をスーパーインポーズした形で行われる。また、曲の進行に従って、字幕映像202にテロップ204が表示される。
一方、ハードディスクメモリ43から読出された曲データに含まれるMIDIデータは、音声制御回路44に入力されるとともに、そのMIDIデータに対応するMIDI音源441に書き込まれ、MIDI音源441から出力された音源データは、アンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号に変換される。この音楽信号は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ83,83、スピーカ80,80へ出力され、両スピーカによって再生される。
【0044】
また、マイク81、または、マイク82から入力された音声は、音声信号となって音声制御回路44に入力され、上記音楽信号とミキシングされる。このミキシングされたミキシング信号は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ83,83、スピーカ80,80へ出力され、両スピーカによって音楽信号および音声信号が再生される。
つまり、利用者は、自分の選んだ曲をCRT12、14の画面に映し出された背景映像および字幕映像を見ながらマイク81、または、マイク82を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0045】
このように、本実施形態のカラオケ装置によれば、子供が大人向けの曲を選曲した場合であっても、成人向けの背景映像が選択されて表示されてしまうことがないため、子供に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0046】
また、上記実施形態では、送信器50に設けられた設定スイッチ61を操作してチャイルドロックを掛ける場合を説明したが、図4に示すように、子供専用の送信器90を用意しておく手段を採ることもできる。
送信器90は、図4に示すように、各種ボタンの説明をする文字が、ひらがなに変更されており、ボタンのデザインも子供向けになっている。また、子供向けのイラスト91が描かれており、子供専用の送信器であることを識別し易くなっている。
【0047】
この送信器90の主要構造は、送信器50と略同じであるため、説明は省略するが、選曲番号データの最上位ビットD7は、予め「1」に固定されており、モードデータは、常時、子供モードを示す「1」に設定されている。
したがって、子供がカラオケをする場合には、送信器90を渡しておけば、誤って成人向けの背景映像が表示されてしまうのを確実に防止することができる。
なお、上記各実施形態では、子供モードであることを識別するために、選曲番号データの最上位ビットを「1」にする場合を説明したが、他のビットを「1」に設定してもよいし、識別用の専用のビットを設けてもよい。
【0048】
ところで、上記送信器50と、CPU63により実行されるステップ100ないしステップ120と、ステップ130ないしステップ230と、CPU37により実行されるステップ300ないしステップ330とが、本発明の背景情報再生禁止手段として機能する。また、設定スイッチ61を大人モードにした場合の送信器50が本発明の第1の信号送信手段に、送信器90が第2の信号送信手段に相当し、送信器50から送信される送信信号が、本発明の第1の信号に、送信器90から送信される送信信号が、第2の信号に相当する。さらに、CPU37により実行されるステップ310が、本発明の信号判別手段として機能する。
またさらに、送信器50を大人および子供兼用とした場合には、設定スイッチ61が、本発明の第1の信号送信手段および第2の信号送信手段として機能し、設定スイッチ61を大人モードに設定した場合に送信器50から送信される送信信号が、本発明の第1の信号に、設定スイッチ61を子供モードに設定した場合に送信器50から送信される送信信号が、第2の信号に相当する。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、背景映像のうち、所定の背景映像の再生を禁止できる楽音再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図である。
【図2】 (a)は、カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明図であり、(b)は、制御装置の背面パネルの説明図である。
【図3】 カラオケ装置に備えられた送信器の説明図である。
【図4】 カラオケ装置に備えられた子供専用の送信器の説明図である。
【図5】 送信器の主要構造を示すブロック図である。
【図6】 送信器から送信されるデータの説明図である。
【図7】 制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図8】 CPU63の制御内容を示すフローチャートである。
【図9】 CPU63の制御内容を示すフローチャートである。
【図10】 CPU37の制御内容を示すフローチャートである。
【図11】 (A)は、データD7が「0」に設定された送信器コードテーブルの説明図であり、(B)は、データD7が「1」に設定された送信器コードテーブルの説明図である。
【図12】 モードデータテーブルの説明図である。
【図13】 CRT12の表示内容を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置
12、14 CRT
16 アンプ
20 制御装置
31 電話回線
37 CPU
40 LD再生装置
43 ハードディスクメモリ
44 音声制御回路
45 映像制御回路
50 送信器
84 ホストコンピュータ
90 子供用送信器
Claims (4)
- 楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号と共に所定の背景映像情報の再生の禁止を指示する指示信号を送信する信号送信手段と、
この信号送信手段により送信される選択信号と指示信号とを受信する信号受信手段と、
前記信号送信手段により送信された指示信号が前記信号受信手段によって受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、
が備えられたことを特徴とする楽音再生装置。 - 楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号と共に所定の背景映像情報の再生の禁止を指示する指示信号を受信する信号受信手段と、
前記指示信号が前記信号受信手段によって受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、
が備えられたことを特徴とする楽音再生装置。 - 前記信号送信手段には、前記所定の背景映像の再生の禁止および許容のうちのいずれかを設定する設定スイッチが備えられ、該設定スイッチに所定の背景映像の再生の禁止が設定されることにより前記禁止を指示する指示信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の楽音再生装置。
- 楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
この楽曲情報記憶手段から楽曲情報を読み出し楽音として再生する楽曲再生手段と、
前記楽曲情報に関連する背景映像情報を記憶する背景映像情報記憶手段と、
前記楽曲再生手段により前記楽曲情報記憶手段から読み出されて再生される楽曲情報に基づいて前記背景映像情報記憶手段から背景映像情報を読み出して再生する背景映像再生手段とが備えられた楽音再生装置において、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報のうち、所定の楽曲情報を選択させる選択信号からなる第1の信号を送信する第1信号送信手段及び第2の信号を送信する第2信号送信手段と、
第1信号送信手段、第2信号送信手段により送信される第1の信号、第2の信号を受信し、第1の信号送信手段からの第1の信号であるか前記第2の信号送信手段からの第2の信号であるかを判別する信号受信手段と、
前記第2の信号が受信された場合に、前記背景映像情報のうち、前記背景映像再生手段による所定の背景映像情報の再生を禁止する背景映像再生禁止手段と、を備えることを特徴とする楽音再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19569796A JP3871379B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 楽音再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19569796A JP3871379B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 楽音再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1020869A JPH1020869A (ja) | 1998-01-23 |
JP3871379B2 true JP3871379B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=16345497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19569796A Expired - Fee Related JP3871379B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 楽音再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3871379B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4100429B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2008-06-11 | ブラザー工業株式会社 | カラオケ装置 |
JP4229134B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-02-25 | ブラザー工業株式会社 | カラオケ装置及びマイクロフォン |
JP4229135B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-02-25 | ブラザー工業株式会社 | カラオケ装置及びマイクロフォン |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP19569796A patent/JP3871379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1020869A (ja) | 1998-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3879188B2 (ja) | 楽音再生装置および楽音再生システム | |
JP3871379B2 (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3884799B2 (ja) | カラオケシステム | |
JP3871382B2 (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3963503B2 (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3868552B2 (ja) | 楽音再生システム | |
JP3963514B2 (ja) | カラオケ装置 | |
JP3963504B2 (ja) | カラオケ装置 | |
JP3868544B2 (ja) | 楽音再生装置 | |
JPH09281984A (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3948685B2 (ja) | カラオケ装置 | |
JP3899595B2 (ja) | 映像再生装置 | |
KR100350932B1 (ko) | 자동음정조정장치및음정조정방법과악보표시장치 | |
JP3679473B2 (ja) | カラオケシステム | |
JPH09244676A (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3899149B2 (ja) | 楽音発生装置 | |
JP2972073B2 (ja) | 映像再生装置 | |
JP3274762B2 (ja) | 映像カラオケ装置 | |
JPH10171478A (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3324864B2 (ja) | 映像カラオケ装置 | |
JPH1063284A (ja) | 楽音再生装置 | |
JP4127257B2 (ja) | カラオケビデオ記録システム | |
JPH1115486A (ja) | 楽音再生装置 | |
JP3921736B2 (ja) | カラオケ用の背景映像再生装置 | |
JPH09292892A (ja) | 楽音再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050905 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |