JPH1091173A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

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JPH1091173A
JPH1091173A JP8262446A JP26244696A JPH1091173A JP H1091173 A JPH1091173 A JP H1091173A JP 8262446 A JP8262446 A JP 8262446A JP 26244696 A JP26244696 A JP 26244696A JP H1091173 A JPH1091173 A JP H1091173A
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Hiroyuki Takada
博之 高田
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュエット曲の一方のパートをカラオケ装置
に記憶されている音声を再生することにより、1人でも
デュエットできるカラオケ装置を実現する。 【解決手段】 ステップ562で送信器70の操作によ
りカラオケ装置に歌わせたいパートを選択すると、その
パートを示すパートデータがステップ564でDVD−
RAMのパートデータテーブル120から読出され、R
AM50に格納される。ステップ568で曲データ10
0が再生され、ステップ570でパートデータの読出し
開始タイミングになると、ステップ572でパートデー
タがRAM50から読み出され再生される。このパート
データの再生により、デュエットが成立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置であって、1人でデュエット曲をデュエッ
トすることができるカラオケ装置として好適なものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケ装置として、1人で
デュエット曲を歌う場合に、自分の歌っている声から他
方のパートの音声を電気的に作り出し、デュエットして
いる雰囲気を出すものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のもの
は、他方のパートを自分の声から電気的に作り出すもの
であるため、違和感があるという問題がある。たとえ
ば、男女でデュエットする曲を男性が1人で歌う場合に
は、マイクロフォンから入る男性の声に基づいて女性の
声を電気的に作り出すものであるため、その作り出され
た声は、女性の声に似ているが、歌い方は自分の歌い方
と同じであるため、デュエットらしさを出すことが困難
である。
【0004】そこで、本発明は、デュエット曲を1人で
歌う場合に、他方のパートを他人の声で再生することに
より、本当に2人でデュエットしている感じを出すこと
ができる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、複数人用の歌
唱部分を持ち、少なくとも1人の歌唱部分を示す歌唱情
報を有する楽曲情報を再生可能な再生手段と、歌唱音声
を入力可能なマイクロフォンとを備え、前記再生手段に
より再生される楽曲情報と前記マイクロフォンにより入
力された歌唱音声とを出力可能な楽音再生装置におい
て、前記楽曲情報が、前記歌唱情報とともに前記再生手
段により再生される際に、前記マイクロフォンから入力
される歌唱音声を音声情報として記憶する音声情報記憶
手段と、この音声情報記憶手段に記憶されている音声情
報のうち、所望の音声情報を選択する音声情報選択手段
と、この音声情報選択手段により選択された音声情報を
前記音声情報記憶手段から読出す音声情報読出手段と、
この音声情報読出手段により読出された音声情報を前記
再生手段へ出力する音声情報出力手段と、が備えられた
という技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記楽曲情報には、前記歌
唱情報が前記再生手段により再生が開始されるタイミン
グを示すタイミング情報が含まれており、このタイミン
グ情報を検出するタイミング情報検出手段が備えられて
おり、前記音声情報読出手段は、前記楽曲情報を前記再
生手段により再生する場合に、前記タイミング情報検出
手段により前記タイミング情報が検出されたときに、前
記音声情報選択手段により選択された音声情報を前記音
声情報記憶手段から読出すものであるという技術的手段
を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生装置において、前記楽曲情
報には、前記歌唱情報により示される歌唱する部分の主
旋律を示す主旋律情報が含まれており、前記音声情報に
より形成される旋律と、前記主旋律情報により示される
主旋律とのずれの大きさを演算する演算手段と、少なく
とも前記演算手段の演算値が所定値以下である場合は、
前記音声情報の前記音声情報記憶手段への記憶を禁止す
る音声情報記憶禁止手段と、が備えられたという技術的
手段を採用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記マイクロフォンには、そのマイクロフォンの指
向性を変更する指向性変更手段が設けられたという技術
的手段を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記歌唱情報は、男性が歌う部分を示す男性用歌唱
情報および女性が歌う部分を示す女性用歌唱情報からな
り、前記マイクロフォンから入力される音声が、男性の
音声および女性の音声のいずれであるかを前記マイクロ
フォンから入力される音声の少なくとも周波数に基づい
て判別する音声判別手段が備えられており、前記音声情
報選択手段は、前記音声判別手段により判別された一方
の音声に対する他方の音声を示す音声情報を前記音声情
報記憶手段から選択するものであるという技術的手段を
採用する。
【0010】
【作用】請求項1ないし請求項5に記載の発明によれ
ば、上記楽曲情報が、上記歌唱情報とともに上記再生手
段により再生される際に、上記マイクロフォンから入力
される歌唱音声は、音声情報記憶手段により音声情報と
して記憶される。たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、デュエット曲を歌う際にマイクロフ
ォンから入力される女性の声は、デジタルビデオディス
ク(以下、DVDと略称する)プレーヤにより女性音声
データとして記憶される。
【0011】そして、上記音声情報記憶手段に記憶され
ている音声情報のうち、所望の音声情報が、音声情報選
択手段により選択される。たとえば、後述する発明の実
施の形態に記載するように、送信器に設けられた女性パ
ート選択ボタンにより、DVD−RAMに記憶されてい
るパートデータテーブルの中から、女性のパートを示す
パートデータを選択できる。
【0012】続いて、上記音声情報選択手段により選択
された音声情報は、音声情報読出手段により上記音声情
報記憶手段から読出される。たとえば、上記例では、送
信器の女性パート選択ボタンにより選択されたパートデ
ータは、DVDプレーヤにより読み出される。続いて、
上記音声情報読出手段により読出された音声情報は、音
声情報出力手段により上記再生手段へ出力される。たと
えば、上記例では、DVDプレーヤにより読出されたパ
ートデータは、制御装置内のデコーダへ出力される。
【0013】このように、デュエット曲を歌うときのマ
イクロフォンから入力される音声を記憶しておくことに
より、次に誰かが同じ曲を1人で歌うときに、記憶され
ている他のパート、つまり、他人が歌ったパートを読出
して再生することができるため、デュエットすることが
できる。したがって、他のパートを歌う声は、従来のよ
うに、自分の声から電気的に作り出したものではなく、
他人の声であり、かつ、歌い方も異なるため、違和感が
なく、2人でデュエットする場合と同じ雰囲気で歌うこ
とができる。しかも、男女が別パートを歌う部分を有す
る曲であっても、その別パートを他人の声で再生するこ
とができるため、デュエットすることができる。
【0014】特に、請求項2に記載の発明では、上記楽
曲情報には、上記歌唱情報が上記再生手段により再生が
開始されるタイミングを示すタイミング情報が含まれて
おり、このタイミング情報を検出するタイミング情報検
出手段が備えられている。つまり、デュエットを開始す
るタイミング、または、他のパートの歌い出しのタイミ
ングを検出することができる。そして、上記音声情報読
出手段は、上記楽曲情報を上記再生手段により再生する
場合に、上記タイミング情報検出手段により上記タイミ
ング情報が検出されたときに、上記音声情報選択手段に
より選択された音声情報を上記音声情報記憶手段から読
出す。つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態に
記載するように、デュエット曲を再生する場合に、上記
タイミングが検出されたときに、RAMに記憶されてい
るパートデータを読出す。したがって、デュエットを開
始するタイミング、または、他のパートの歌い出しのタ
イミングと、他のパートの再生タイミングとの同期を採
ることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明では、上記楽
曲情報には、上記歌唱情報により示される歌唱する部分
の主旋律を示す主旋律情報が含まれており、上記音声情
報により形成される旋律と、上記主旋律情報により示さ
れる主旋律とのずれの大きさを演算する演算手段とが備
えられている。したがって、たとえば、後述する発明の
実施の形態に記載するように、主旋律情報たるメロディ
ーラインと歌い手のボーカルラインとのずれの大きさを
採点することができる。そして、少なくとも上記演算手
段の演算値が所定値以下である場合は、上記音声情報の
上記音声情報記憶手段への記憶を禁止する音声情報記憶
禁止手段が備えられている。したがって、上記例では、
採点結果が基準点以下である場合は、マイクロフォンか
ら入力されて記憶された音声データを消去することがで
きる。つまり、デュエットする人は、歌の上手な人とデ
ュエットすることを希望する場合が多いことから、歌の
下手な人の音声は、記憶しないようにする。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
マイクロフォンには、そのマイクロフォンの指向性を変
更する指向性変更手段が設けられているため、指向性を
強くすることにより、歌い手の声以外の音がマイクロフ
ォンから入力され難くすることができる。
【0017】またさらに、請求項5に記載の発明によれ
ば、上記マイクロフォンから入力される音声が、男性の
音声および女性の音声のいずれであるかが、上記マイク
ロフォンから入力される音声の少なくとも周波数に基づ
いて音声判別手段により判別することができる。つま
り、男性の声と女性の声とでは、使用する周波数帯が異
なることから、マイクロフォンから入力される音声の平
均周波数を演算し、その演算値が基準の周波数よりも低
い場合は男性の声であり、高い場合は女性の声であると
判別することができる。
【0018】そして、上記音声情報選択手段は上記音声
判別手段により判別された一方の音声に対する他方の音
声を示す音声情報を上記音声情報記憶手段から選択す
る。つまり、マイクロフォンから音声を入力した人と
は、異なる性別の音声を示す音声情報を音声情報記憶手
段から選択する。したがって、たとえば、後述する発明
の実施の形態に記載するように、マイクロフォンから音
声を入力した人が男性である場合には、女性が歌うパー
トを示すパートデータがDVD−RAMのパートデータ
テーブルから読み出される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用し
て曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置を代表に
説明する。まず、本実施形態の通信カラオケ装置の主要
構成について、その外観を示す図1を参照して説明す
る。
【0020】図1に示すように、カラオケ装置10に
は、カラオケ用の背景映像、歌詞を示す歌詞映像、後述
するデュエット制御が実行される場合のメッセージなど
をCRTに表示するモニタ12と、歌い手のモニタ用の
モニタ14とが備えられている。また、上記デュエット
制御、歌い手の歌唱力の採点、通信回線53を介しての
楽曲情報たる曲データの受信、選曲、曲の予約、演奏さ
れる曲の音程制御(キーコントロール)、モニタ12,
14に表示される映像の切替え、合成、分割などの各種
制御を行う制御装置20が備えられている。
【0021】さらに、マイクロフォン17,18から入
力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音
声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレ
イ調整、音声信号の増幅、高音、低音の制御(トーンコ
ントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16
から出力される増幅信号を音として再生するフロアータ
イプの1組のスピーカ11,11と、天井用の1組のス
ピーカ13,13と、制御装置20を遠隔操作する送信
器70とが備えられている。また、マイクロフォン17
には、図5に示すように、マイクロフォン17を起動さ
せるスイッチ17aと、マイクロフォン17の指向性の
強弱を切り替える指向性変更手段たる指向性切替スイッ
チ17bとが設けられている。なお、マイクロフォン1
8もマイクロフォン17と同じ構成である。アンプ1
6、制御装置20、スピーカ11,11およびスピーカ
13,13が、本発明の再生手段に相当する。
【0022】次に、制御装置20の装備について図2を
参照して説明する。図2(A)は、制御装置20の前面
パネルの説明図、同図(B)は、制御装置20の背面パ
ネルの説明図である。図2(A)に示すように、制御装
置20の前面パネルには、選曲する曲の番号の入力など
を行うための0〜9のボタンからなるテンキー21と、
制御装置20を選曲可能状態にし、また、選曲を確定す
るための選曲ボタン22とが設けられており、テンキー
21の上には、選曲された曲の番号を5桁の数字でLE
D表示する選曲番号表示体23が設けられている。
【0023】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取り消しボタン25と、演奏を停止させる演奏
停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直す
ための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで
予約するための割り込みボタン28とが設けられてい
る。さらに、前面パネルの左上には、送信器90から発
信される光信号を受光する受光部38が設けられてお
り、左下には、制御装置20の電源を起動させる電源ボ
タン59が設けられている。
【0024】また、テンキー21の右には、演奏される
曲のキーを低くするためのフラットキー29と、キーを
標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキ
ー31とが設けられており、その下には、ボーカルのメ
ロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32
と、2コーラス目をカットする2コーラスカットボタン
33と曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34
とが設けられている。さらに、その下には、カラオケを
行うモードとカラオケを行わないモードとに切り替える
カラオケ切替ボタン35と、通信回線53を介して入力
されるデータを曲データからBGM、有線放送、テレビ
放送などに切り替える入力切替ボタン36と、CRT1
2,14の表示をカラオケ店が提供しているサービス情
報の表示に切り替えるサービスボタン37とが設けられ
ている。
【0025】また、図2(B)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、曲データを保有するサーバー1
5(図4参照)から配信される曲データを受信する通信
回線53を接続する通信端子40が設けられており、こ
の通信端子40の右方には、アンプ16の音声入力端子
(図示省略)と接続される音声出力端子41と、アンプ
16の音声出力端子(図示省略)と接続される音声入力
端子42と、モニタ12の映像入力端子(図示省略)と
接続される映像出力端子43と、モニタ14の映像入力
端子(図示省略)と接続される映像出力端子44とが設
けられている。
【0026】また、図示しないが、アンプ16には、音
量を調整するボリュームつまみと、マイクロフォン1
7,18を接続するマイクロフォン端子と、それらマイ
クロフォンから入力される音声とカラオケ曲との音量の
バランス調整を行うためのバランス調整つまみと、エコ
ーのかかり具合を調整するためのエコー調整つまみと、
ディレイのかかり具合を調整するためのディレイ調整つ
まみなどが設けられている。
【0027】次に、送信器70の構成について、それを
示す図3を参照して説明する。送信器70の左上には、
制御装置20の電源をON、OFFする電源ボタン71
が設けられており、右上には、曲の演奏終了後に拍手の
音を再生するように設定するための拍手ボタン72が設
けられており、その左には、拍手のモード(種類)を切
り替えるモード切替ボタン73が設けられている。それ
らボタンの下には、制御装置20に設けられた各ボタン
と同じ作用を行うボーカルボタン74と、2コーラスカ
ットボタン75と、後奏カットボタン76とが設けられ
ている。また、それらボタンの下には、制御装置20に
設けられた各ボタンと同じく、フラットキー77、標準
キー78、シャープキー79、テンキー80、選曲キー
81、演奏停止キー82、取り消しキー83、歌い直し
キー84、割り込みキー85が設けられている。
【0028】さらに、送信器70には、デュエット曲を
1人で歌うことを設定するソロ設定ボタン86、DVD
−RAMに記憶された他人の声とデュエットすることを
設定するデュエットボタン87、このデュエットボタン
87を押した場合に男性が歌うパートを他人の声で歌わ
せることを選択する男性パート選択ボタン88、同じく
女性が歌うパートを他人の声で歌わせることを選択する
女性パート選択ボタン89、同性の者がデュエットする
曲を歌う場合に声の高い方のパートを他人の声で歌わせ
ることを選択する高音パート選択ボタン90、同じく低
い方のパートを他人の声で歌わせることを選択する低音
パート選択ボタン91が設けられている。
【0029】またさらに、男女のいずれが歌うのか特定
されていないパートを有するデュエット曲を歌う場合
に、どのパートを他人の声で歌わせるかを設定する1〜
6の選択ボタン92、自分の歌声の録音を許可する場合
および一方のパートのカラオケ装置による再生を許可す
るためのOKボタン93が設けられている。なお、上記
各ボタンおよびキーを押したときに、そのボタンまたは
キーに対応する信号が、発信部94に内蔵されたLED
から発信される。また、デュエットボタン87、男性パ
ート選択ボタン88、女性パート選択ボタン89、高音
パート選択ボタン90、低音パート選択ボタン91およ
び選択ボタン92が、本発明の音声情報選択手段に相当
する。
【0030】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロック図で示す図4を参照して説明す
る。制御装置20には、曲データの送信要求、デュエッ
ト制御、音声制御、映像制御、曲の演奏順序の予約およ
び演奏順序の変更などをプログラムにしたがって行うC
PU45が備えられている。このCPU45には、選曲
された曲の番号を示す選曲番号データなどを一時保存す
るRAM46と、送信器70から送信されるコマンドに
対応する制御コマンドなどが記憶されたROM47と、
CPU45による演算結果を一時保存するRAM48,
49と、DVDプレーヤ59により読出された音声デー
タを書換可能に記憶するRAM50とが接続されてい
る。
【0031】また、CPU45には、サーバー52から
通信回線53および通信端子40を介して入力され、通
信用モデム54によりデジタル信号に変換された曲デー
タをハードディスクメモリに蓄積するハードディスクド
ライブユニット(以下、HDDと略称する)51が接続
されている。このHDD51には、上記各制御、後述す
る各回路の動作制御をCPU45に実行させるためのプ
ログラム、デュエット曲の選曲番号と他人の音声データ
とをテーブル形式で対応させたパートデータテーブル
(図7参照)などが記録されている。サーバー52に
は、曲データが記憶されたHDD15が備えられてい
る。
【0032】さらに、CPU45には、マイクロフォン
17,18からアンプ16を通って音声入力端子42を
介して入力される音声をMPEGオーディオ圧縮方式で
エンコードする音声情報記憶手段たるエンコーダ66
と、上記音声の周波数を解析する音声判別手段たる周波
数解析回路65と、DVD−RAM、または、RAM5
0から読出された音声データを音声制御回路55へ出力
するための音声情報出力手段たるデコーダ67とが接続
されている。
【0033】また、CPU45には、タイマ58のカウ
ントにしたがって歌唱情報たるMIDIデータをMID
I音源57へ書き込む制御を行うシーケンサ56と、M
IDI音源57から出力される音データおよびデコーダ
67から出力される音声データを入力してアナログ信号
に変換する音声制御回路55とが接続されている。ま
た、CPU45には、エンコーダ66から出力される音
声データをDVD−RAMに記録するとともに、記録さ
れている音声データやメッセージ映像データを再生する
DVDプレーヤ59と、背景映像データが記録されたC
D−ROMを再生するCD−ROMプレーヤ60とが接
続されている。
【0034】さらに、CPU45には、CD−ROMプ
レーヤ60から読出された背景映像データおよびHDD
51から読出された曲データ中の歌詞映像データを入力
し、モニタ12,14に表示される映像として、図13
(B)に示すように、背景映像200中に歌詞映像20
2がスーパーインポーズされた映像を作成したり、歌詞
映像202にテロップ204をかけたりする映像制御回
路61が接続されている。この映像制御回路61は、D
VDプレーヤ59により再生されるメッセージ映像デー
タをモニタ12,14に表示する制御も行う。また、C
PU45には、受光部38により受光された光信号をデ
ジタル信号に変換する受光回路62と、制御装置の前面
パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯する
LED、選曲番号表示体23および予約曲数表示体24
へ表示信号を出力する表示回路63と、上記各種ボタン
を押したときに発生するスイッチング信号を入力する入
力回路64とが接続されている。
【0035】次に、本カラオケ装置10を利用する者
が、デュエット曲を選曲してカラオケをするに至るまで
のカラオケ装置10の一連の動作について図を参照して
説明する。まず、サーバー52に備えられたHDD15
内に保存されている曲データおよびMIDIデータの構
成について図6を参照して説明する。図6(A)に示す
ように、曲データ100は、デュエット曲であることを
示す識別データD0、選曲番号を示す選曲番号データ1
01、MIDIデータ110、歌詞映像データ102な
どから構成される。
【0036】また、図6(B)に示すように、MIDI
データ110は、マイクロフォン17,18から入力さ
れる音声をエンコーダ66によりエンコードするタイミ
ングとなるスタートタイミングデータST、デュエット
で歌う部分のMIDIデータであるデュエットデータD
1ないしD3、各デュエットデータの再生開始タイミン
グを示すタイミング情報たるスタートアドレスS1,S
3,S5、各デュエットデータの再生停止タイミングを
示すストップアドレスS2,S4,S6などから構成さ
れる。
【0037】次に、DVDプレーヤ59に収容されたD
VD−RAMに記憶されているパートデータテーブルの
記憶内容について図7を参照して説明する。DVD−R
AMには、デュエット曲の選曲番号と、男性が歌うパー
ト、女性が歌うパートなどのパート種別と、デュエット
で歌ったときにマイクロフォン17,18から入力され
た人の音声を示す音声データ(以下、パートデータと略
称する)とが対応して記録されたパートデータテーブル
120が記憶されている。また、各パートデータは、そ
れぞれスタートアドレスおよびストップアドレスを有す
る。
【0038】次に、カラオケを行う場合のCPU45に
よる制御内容について、それを示す図9ないし図12の
フローチャートを参照して説明する。図9は、CPU4
5の主制御内容を示すメインルーチンであり、図10お
よび図11は、CPU45によるデュエット制御の内容
を示し、図12は、マイクロフォン17,18から入力
される音声の周波数を演算する処理内容を示す。
【0039】最初に、利用者が2人でデュエット曲を歌
い、その歌声をDVDプレーヤ59により記録する場合
について説明する。まず、利用者が、送信器70を制御
装置20に向けて、電源ボタン71を押すと、制御装置
20の電源が投入され、これに連動してモニタ12,1
4およびアンプ16が起動する。そして、送信器70の
選曲ボタン81を押すと、選曲可能状態になり、テンキ
ー80を押して歌いたい曲の選曲番号を入力する。この
とき、テンキーを押す毎に、その押したキーに対応する
数字が、モニタ12,14および制御装置20の選曲番
号表示体23に表示され、選曲番号の確認をできるよう
になっている。なお、選曲中であることは、表示された
数字が点滅表示されることにより確認できるようになっ
ている。
【0040】そして、選曲番号の入力が終了し、選曲ボ
タン81を押すと入力した選曲番号が確定されるととも
に、その選曲番号を示す選曲番号データがRAM46に
一時格納される(ステップ100)。続いて、その一時
格納された選曲番号データをRAM46から読出すとと
もに、その読出した選曲番号データにより示される選曲
番号に対応する曲データ100の送信要求を示すリクエ
スト信号をサーバー52へ送信する(ステップ20
0)。すると、サーバー52は、自己のHDD15から
上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲デ
ータ100を検索して読出し、その読出された曲データ
100は、通信回線53を介して制御装置20により受
信され(ステップ300)、通信用モデム51によって
CPU45により処理可能なデータに変換されてHDD
51への一時保存が開始される。
【0041】続いて、曲データ100のHDD51への
保存が終了すると、HDD51から曲データ100が読
出され、その曲データ100に識別データD0が付され
ているか、つまり、曲データ100は、デュエット曲を
示す曲データであるかが判定される(ステップ40
0)。ここでは、曲データ100は、デュエット曲を示
すものとし、ステップ500のデュエット曲制御へ移行
する。
【0042】そして、モニタ12,14に「選ばれた曲
は、デュエット曲です。1人で歌われますか、それと
も、デュエットされますか。1人で歌われる場合は、送
信器のソロ設定ボタンを押してください。」という内容
のメッセージ映像を表示させる(ステップ502)。続
いて、ソロ設定ボタン86が所定時間押されないと(ス
テップ504)、モニタ12,14に「あなたの歌声を
録音してもいいですか。録音を許可される場合は、送信
器のOKボタンを押してください。録音された歌声は、
他の人が、デュエット曲を1人で歌う場合に一方のパー
トとして再生されることがあります。」という内容のメ
ッセージ映像を表示させる(ステップ506)。
【0043】そして、OKボタン93が押されると(ス
テップ508)、モニタ12,14に「男性はマイク1
を、女性はマイク2をお使いください。マイクの指向性
切替スイッチを「強」に設定してください。」という内
容のメッセージ映像を表示させる(ステップ510)。
つまり、マイクロフォン17,18の指向性を強くする
ことにより、歌声以外の音が極力マイクロフォンから入
らないようにする。続いて、HDD51から曲データ1
00が読出され(ステップ512)、曲データ100に
含まれるMIDIデータ110が有するスタートタイミ
ングデータSTが、シーケンサ56によりMIDI音源
57に書き込まれる(ステップ514)。つまり、スタ
ートタイミングデータSTが、シーケンサ56によりM
IDI音源57に書き込まれるタイミングが、マイクロ
フォン17,18から入力される音声のエンコーダ66
によるエンコードのタイミングとなる。
【0044】続いて、曲データ100に含まれる歌詞映
像データ102は、映像制御回路61に入力され、モニ
タ12,14に表示可能な歌詞映像信号に変換される。
また、曲データ100には、曲のジャンルを特定するジ
ャンルデータ(図示省略)が含まれており、このジャン
ルデータに対応する背景映像データがCD−ROMプレ
ーヤ60により読出されるとともに、映像制御回路61
に入力され、背景映像信号に変換される。つまり、背景
映像および歌詞映像は、図13(B)に示すように、背
景映像200の中に歌詞映像202がスーパーインポー
ズされて表示される。
【0045】また、MIDIデータ110は、シーケン
サ56に取り込まれ、タイマ58のカウントにしたがっ
てMIDI音源57に書き込まれる。MIDI音源57
にMIDIデータの書き込まれた部分の音源データは、
音声制御回路55へ出力され、アンプ16によって増幅
可能なアナログの音楽信号に変換される。この音楽信号
は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ1
1,11、スピーカ13,13へ出力され、両スピーカ
によって再生される(ステップ516)。
【0046】また、マイクロフォン17,18から入力
された音声は、アンプ16に内蔵されたマイクミキシン
グ回路により、上記音楽信号とミキシングされ、このミ
キシングされたミキシング信号は、アンプ16により増
幅された後にスピーカ11,11、スピーカ13,13
へ出力され、両スピーカによって音楽信号および音声信
号が再生される。つまり、利用者は、自分の選んだ曲を
モニタ12,14の画面に映し出された背景映像200
および歌詞映像202を見ながらマイクロフォン17,
18を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0047】また、MIDIデータ110のスタートタ
イミングデータSTがMIDI音源57に書き込まれた
タイミングで、マイクロフォン17,18から入力され
た音声は、エンコーダ66によりMPEGオーディオ圧
縮方式により圧縮されてデータ化が開始され(ステップ
518)、音声データとしてDVD−RAMに格納され
る(ステップ520)。マイクロフォン17(マイク
1)から入力された男性の音声は、男性音声データとし
て記録され、マイクロフォン18(マイク2)から入力
された女性の音声は、女性音声データとして記録され
る。この記録は、図7のパートデータテーブル120に
より示されるパートデータP1ないしP6を埋めて行く
形で行われる。
【0048】たとえば、最初に男性が歌うパートを有す
るデュエット曲を歌った場合には、男性音声データは、
パートデータP1の領域に記憶される。このとき、パー
トデータP1の先頭には、読出し開始タイミングを示す
スタートアドレスS1が付され、パートデータP1の末
尾には、読出し終了タイミングを示すストップアドレス
S2が付される。
【0049】続いて、歌い手の歌唱力の採点が開始され
(ステップ522)、曲データ100の再生が終了する
と(ステップ524)、採点結果が演算される(ステッ
プ526)。この採点は、採点の原理を説明する図8に
示すように、曲データ100のメロディーラインの音程
と歌い手のボーカルラインの音程のずれの大きさに基づ
いて行われる。たとえば、時間t1における主旋律の音
程L1と歌声の音程L2との差(L2−L1)を一定時
間毎に演算するとともに、その平均値を算出し、この平
均値に対応する点数を平均値と点数とを対応させた採点
テーブル(図示省略)から読出す。
【0050】そして、採点結果が70点以上である場合
には(ステップ528)、メインルーチンへ戻り、上記
デュエット制御を終了する。また、採点結果が70点よ
り低い場合には、DVD−RAMのパートデータテーブ
ル120に格納されたパートデータを消去する(ステッ
プ527)。つまり、採点結果が70点より低い場合は
歌が下手であるとみなし、他の人がデュエット曲を1人
で歌う場合の他のパート再生用に用いることを禁止す
る。
【0051】次に、上記ステップ504において、利用
者がソロ設定ボタン86を押した場合、つまり、利用者
が1人でデュエット曲を歌う場合に、他のパートを歌う
音声データをDVDプレーヤ59により再生する場合に
ついて図11を参照して説明する。まず、上記ステップ
100において選曲されたデュエット曲の音声データ
(デュエットデータ)が、DVD−RAMのパートデー
タテーブルに記憶されているかを検索し(ステップ53
0)、デュエットデータが記憶されている場合は(ステ
ップ532)、モニタ12,14に「送信器のデュエッ
トボタンを押すと、あなたが歌うパート以外のパートを
カラオケ装置に記憶されている他の人の音声で歌わせる
ことができます。デュエットボタンを押しますか。」と
表示する(ステップ534)。つまり、デュエット曲で
あっても、全パートを1人で歌いたい人もいるため、1
人で歌うか他のパートを他人の声で歌わせるかを確認す
る。
【0052】そして、デュエットボタン87が押される
と(ステップ536)、図13(A)に示すように、モ
ニタ12,14に「あなたが男性のパートを歌う場合は
送信器の「女」を、女性のパートを歌う場合は「男」を
押してください。異性のパートをカラオケ装置が歌いま
す。最後にOKボタンを押すと選択が確定されます。」
と表示する(ステップ560)。続いて、OKボタンが
押されると(ステップ562)、選択された番号に対応
するパートデータがDVD−RAMのパートデータテー
ブル120から読み出されるとともに、RAM50に格
納される(ステップ564)。
【0053】たとえば、選曲された曲が、選曲番号3の
デュエット曲であり、女性パート選択ボタン89を押し
たとすると、パートデータテーブル120から、女性音
声データを示すパートデータP4ないしP6が読出さ
れ、RAM50に格納される。続いて、曲データ100
がHDD51から読出され(ステップ566)、再生さ
れる(ステップ568)。そして、曲データ100のM
IDIデータ110に含まれるスタートタイミングデー
タSTが読み出されてMIDI音源57に書き込まれる
と(ステップ570)、RAM50からパートデータが
読出され、デコーダ67によりデコーダが開始される
(ステップ572)。
【0054】このデコーダ67から、出力されたパート
データは、音声制御回路55によりアナログの音声信号
に変換され、アンプ16により増幅された後、スピーカ
11,11およびスピーカ13,13により、上記選択
したパートを歌う歌声となって再生される。そして、M
IDIデータ110のストップアドレスS2が読み出さ
れると(ステップ574)、パートデータのデコードが
停止される(ステップ576)。続いて、次に再生すべ
きパートデータが存在するかが判定され(ステップ57
8)、存在する場合は、上記ステップ570ないしステ
ップ578を繰り返し、存在しない場合は、曲データ1
00の再生終了を待って(ステップ580)、メインル
ーチンへ戻り、デュエット制御を終了する。
【0055】以上のように、本実施形態のカラオケ装置
10によれば、デュエット曲の一方のパートをDVD−
RAMに記憶された他人の音声に歌わせることができる
ため、1人でもデュエット曲をデュエットすることがで
きる。特に、自分の音声を電気的に変換して作り出した
音声ではなく、記憶された人の歌声を再生することがで
きるため、違和感がなく、実際に2人でデュエットして
いる雰囲気で歌うことができる。
【0056】また、選曲した曲が、同性の複数人のシン
ガーが歌う曲など、高音のパートおよび低音のパートに
分かれているデュエット曲の場合には、上記ステップ5
60において、モニタ12,14に「あなたが高音のパ
ートを歌う場合は送信器の「高」を、低音のパートを歌
う場合は「低」を押してください。あなたが歌わない方
のパートをカラオケ装置が歌います。」と表示される。
そして、高音パート選択ボタン90を押すとパートデー
タテーブル120から高音のパートを示すパートデータ
が読出され、低音パート選択ボタン91を押すと、低音
のパートを示すパートデータが読出され(ステップ56
4)、再生される(ステップ568)。たとえば、選曲
された曲が、パートデータテーブル120において選曲
番号8のデュエット曲の場合は、高音パート選択ボタン
90を押すとパートデータP7が読出され、低音パート
選択ボタン91を押すとパートデータP8が読出され、
再生される。
【0057】さらに、選曲した曲が、男女が同時に歌う
パートと、独立して歌うパートとが混在しており、カラ
オケ装置に歌わせたいパートを特定し難いような曲を選
曲した場合は、上記ステップ560において、モニタ1
2,14に「カラオケ装置に歌わせたいパートを次の中
から選び、その番号と同じ番号の選択ボタンを押してく
ださい。」と表示される。そして、押した選択ボタン9
2の番号に対応する番号のパートデータがパートデータ
テーブル120から読出され(ステップ564)、再生
される(ステップ568)。たとえば、選曲された曲
が、パートデータテーブル120において選曲番号50
0のデュエット曲の場合は、選択ボタン92の中の
「1」のボタンを押すとパートデータP500が読出さ
れ、再生される
【0058】このように、本実施形態のカラオケ装置1
0によれば、色々な種類のデュエット曲であっても、一
方のパートを記憶しておくことにより、1人でもデュエ
ットしている本格的な雰囲気で歌うことができる。
【0059】その後、曲データ100の再生が終了する
と(ステップ580)、デュエット曲制御を終了して、
メインルーチンへ戻り、予約曲があるかが判定され(ス
テップ700)、予約曲がない場合は、ステップ100
へ戻り、予約曲がある場合は、RAM46に格納されて
いる予約曲番号データを読み出し(ステップ800)、
ステップ200へ戻り、その予約曲番号データにより示
される選曲番号の曲データのリクエストが行われる。
【0060】ところで、上記実施形態では、男女で歌う
デュエット曲が選曲された場合に、いずれのパートをカ
ラオケ装置10に歌わせるかを設定する手段として、送
信器70の男性パート選択ボタン88、または、女性パ
ート選択ボタン89を押して設定する手段を用いたが、
マイクロフォン17,18から入力される音声の周波数
の高低を検出して自動設定することもできる。その設定
をする場合のCPU45の制御内容を図12に示す。
【0061】ステップ530ないしステップ534、お
よびステップ566ないしステップ580は、図11に
示されているため図示を省略する。デュエットボタン8
7が押されると(ステップ536)、モニタ12,14
に「マイクロフォンに向かって何か話してください。」
という内容のメッセージ映像が表示され(ステップ53
8)、マイクロフォンから音声が入力されると(ステッ
プ540)、その入力された音声の周波数解析が制御装
置20の周波数解析回路65によって行われる。そし
て、その解析結果に基づいて入力された音声の平均周波
数Hが演算され(ステップ542)、基準周波数H1と
比較される(ステップ544)。
【0062】続いて、平均周波数Hが基準周波数H1よ
り低い場合は、マイクロフォンから入力された音声は、
男性の声であると判定され、パートデータテーブルから
男性パートデータが読み出される(ステップ546)。
また、平均周波数Hが基準周波数H1より高い場合は、
女性パートデータが読み出される(ステップ545)。
このように、マイクロフォンから入力される音声の周波
数の大きさに基づいてカラオケ装置10に歌わせるパー
トを自動設定することができるため、非常に便利であ
る。なお、歌い始めにマイクロフォンから入力される音
声の周波数解析を行い、カラオケ装置10に歌わせるパ
ートを自動設定するように構成することもできる。
【0063】また、上記各実施形態では、マイクロフォ
ン17,18から入力される音声をDVDプレーヤ59
を用いて記憶する場合を説明したが、HDD51に記憶
させることもできる。ところで、CPU45により実行
されるステップ518およびステップ520が、本発明
の音声情報記憶手段として機能し、ステップ560およ
びステップ562が、音声情報選択手段として機能す
る。また、ステップ564が、本発明の音声情報読出手
段として機能し、ステップ570ないしステップ578
が音声情報出力手段として機能する。さらに、CPU4
5により実行されるステップ522ないしステップ52
6が本発明の演算手段として機能し、ステップ528お
よびステップ527が音声情報記憶禁止手段として機能
する。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デュエ
ット曲を1人で歌う場合に、他方のパートを他人の声で
再生することにより、本当に2人でデュエットしている
感じを出すことができる楽音再生装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図で
ある。
【図2】(A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図3】カラオケ装置に備えられた送信器の説明図であ
る。
【図4】制御装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】マイクロフォンの外観説明図である。
【図6】(A)は曲データの構成を示す説明図であり、
(B)はMIDIデータの構成を示す説明図である。
【図7】パートデータテーブルの説明図である。
【図8】採点の原理を示す説明図である。
【図9】CPU45により実行される主要制御の内容を
示すフローチャートである。
【図10】マイクロフォンから入力される音声を記憶す
る場合のCPU45により実行される制御内容を示すフ
ローチャートである。
【図11】記憶されている音声データを再生する場合に
CPU45により実行される制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図12】マイクロフォンから入力される音声の周波数
解析を行う場合のCPU45の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図13】(A)は、ステップ560におけるモニタの
表示を示す説明図であり、(B)は、背景映像に歌詞映
像がスーパーインポーズされたモニタの表示を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置 11,13 スピーカ 12,14 モニタ 16 アンプ 17,18 マイクロフォン 17b 指向性切替スイッチ 20 制御装置 45 CPU 51 HDD 52 サーバー 53 通信回線 59 DVDプレーヤ 60 CD−ROMプレーヤ 66 エンコーダ 67 デコーダ 70 送信器 100 曲データ 110 MIDIデータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数人用の歌唱部分を持ち、少なくとも
    1人の歌唱部分を示す歌唱情報を有する楽曲情報を再生
    可能な再生手段と、歌唱音声を入力可能なマイクロフォ
    ンとを備え、前記再生手段により再生される楽曲情報と
    前記マイクロフォンにより入力された歌唱音声とを出力
    可能な楽音再生装置において、 前記楽曲情報が、前記歌唱情報とともに前記再生手段に
    より再生される際に、前記マイクロフォンから入力され
    る歌唱音声を音声情報として記憶する音声情報記憶手段
    と、 この音声情報記憶手段に記憶されている音声情報のう
    ち、所望の音声情報を選択する音声情報選択手段と、 この音声情報選択手段により選択された音声情報を前記
    音声情報記憶手段から読出す音声情報読出手段と、 この音声情報読出手段により読出された音声情報を前記
    再生手段へ出力する音声情報出力手段と、 が備えられたことを特徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記楽曲情報には、前記歌唱情報が前記
    再生手段により再生が開始されるタイミングを示すタイ
    ミング情報が含まれており、 このタイミング情報を検出するタイミング情報検出手段
    が備えられており、 前記音声情報読出手段は、前記楽曲情報を前記再生手段
    により再生する場合に、前記タイミング情報検出手段に
    より前記タイミング情報が検出されたときに、前記音声
    情報選択手段により選択された音声情報を前記音声情報
    記憶手段から読出すものであることを特徴とする請求項
    1に記載の楽音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記楽曲情報には、前記歌唱情報により
    示される歌唱する部分の主旋律を示す主旋律情報が含ま
    れており、 前記音声情報により形成される旋律と、前記主旋律情報
    により示される主旋律とのずれの大きさを演算する演算
    手段と、 少なくとも前記演算手段の演算値が所定値以下である場
    合は、前記音声情報の前記音声情報記憶手段への記憶を
    禁止する音声情報記憶禁止手段と、 が備えられたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロフォンには、そのマイクロ
    フォンの指向性を変更する指向性変更手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    つに記載の楽音再生装置。
  5. 【請求項5】 前記歌唱情報は、男性が歌う部分を示す
    男性用歌唱情報および女性が歌う部分を示す女性用歌唱
    情報からなり、 前記マイクロフォンから入力される音声が、男性の音声
    および女性の音声のいずれであるかを前記マイクロフォ
    ンから入力される音声の少なくとも周波数に基づいて判
    別する音声判別手段が備えられており、 前記音声情報選択手段は、前記音声判別手段により判別
    された一方の音声に対する他方の音声を示す音声情報を
    前記音声情報記憶手段から選択するものであることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載
    の楽音再生装置。
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