JPH1165576A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

Info

Publication number
JPH1165576A
JPH1165576A JP9238908A JP23890897A JPH1165576A JP H1165576 A JPH1165576 A JP H1165576A JP 9238908 A JP9238908 A JP 9238908A JP 23890897 A JP23890897 A JP 23890897A JP H1165576 A JPH1165576 A JP H1165576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notification signal
music
information
search information
reproduction order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9238908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takada
博之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP9238908A priority Critical patent/JPH1165576A/ja
Publication of JPH1165576A publication Critical patent/JPH1165576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌う順番になったことを音声で知らせること
ができるカラオケ装置を実現する。 【解決手段】 曲データの再生が終了したことを示す再
生終了フラグが立っていることを検出し(ステップ21
2)、さらに曲が予約されていることを示す予約検出フ
ラグが立っていることを検出すると(ステップ21
4)、その予約されている曲を選曲した者へ歌う順番に
なったことを知らせるための報知信号を送信する(ステ
ップ216)。この送信された報知信号は、報知信号に
含まれるID番号と一致するID番号を記憶しているぬ
いぐるみによって受信され(ステップ222、22
4)、ぬいぐるみのスピーカから「あなたが歌う順番で
す。」というメッセージが出力される(ステップ22
6、228)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音により構成
される楽曲を示す楽曲情報を再生する楽音再生装置であ
って、曲の演奏を予約できるカラオケ装置として好適な
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケ装置としては、カラ
オケ装置と、曲データを保有するサーバーとが通信回線
により接続されており、サーバーから曲データを受信し
て再生する、いわゆる通信カラオケ装置が知られてい
る。このカラオケ装置では、選曲された曲の曲番号に対
応する曲データの送信要求を示すリクエスト信号がカラ
オケ装置からサーバーへ送信され、サーバーは、受信し
たリクエスト信号に示される曲番号に対応する曲データ
を記憶装置から検索し、この検索された曲データを上記
リクエスト信号を送信したカラオケ装置へ送信する。
【0003】続いて、上記カラオケ装置は、受信した曲
データを再生する。その曲データは、曲の演奏部分を示
すMIDI(Musical Instrument Digital Interface)デ
ータ、歌詞テロップを示す歌詞テロップデータ、曲のジ
ャンルを特定するジャンルデータなどから構成されてお
り、MIDIデータは、上記カラオケ装置に備えられた
MIDI音源、アンプおよびスピーカなどにより再生さ
れ、歌詞テロップデータは、歌詞テロップとしてモニタ
テレビに表示される。
【0004】また、歌詞テロップの背景に表示される背
景映像は、カラオケ装置に備えられたCD−ROMプレ
ーヤにより再生され、モニタテレビに表示される。そし
て、再生が予約された曲がある場合は、その予約された
曲の曲番号を示すリクエスト信号がサーバーへ送信さ
れ、上記同様にリクエスト信号により示される曲番号の
曲データがサーバーからカラオケ装置へ送信され、再生
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
カラオケ装置では、ある曲の再生が終了した際に、次に
再生される曲は、自分が予約した曲であるか否かを知る
手段がないため、モニタテレビに表示された曲のタイト
ル映像を見たり、曲の頭を聞いてから、自分が予約した
曲であるか否かを判断している。したがって、あわてて
マイクロフォンを歌う人に回したり、歌い出しに間に合
わなかったりするなど、次に歌う人が歌う態勢を整える
時間がないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、所定の楽曲情報の再生
順序が所定の再生順序になったことを報知することがで
きる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、楽音により構
成される楽曲を示す楽曲情報が記憶された楽曲情報記憶
手段の中から再生する楽曲情報を検索して読出し、この
読出した楽曲情報を再生する楽音再生装置において、前
記楽曲情報を検索するための検索情報を入力する検索情
報入力手段と、この検索情報入力手段により入力された
検索情報と、この検索情報に基づいて検索して読出され
る楽曲情報の再生順序とを対応付けて記憶する再生順序
記憶手段と、この再生順序記憶手段により記憶された検
索情報に基づいて検索して読出される楽曲情報を前記再
生順序にしたがって読出し、この読出した楽曲情報を再
生する楽曲情報再生手段と、前記再生順序記憶手段に記
憶された検索情報に基づいて検索して読出され、再生さ
れる楽曲情報のうち、所定の楽曲情報の再生順序が所定
の再生順位になったことが検出された際に、その所定の
再生順位になったことを示す報知信号を送信する報知信
号送信手段と、この報知信号送信手段により送信された
報知信号を受信するとともに、この受信した報知信号を
再生する報知信号再生手段と、が備えられたという技術
的手段を採用する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記報知信号再生手段が複
数備えられており、各報知信号再生手段には、他の報知
信号再生手段と識別するための識別情報が記憶された識
別情報記憶手段がそれぞれ備えられており、前記検索情
報入力手段は、前記検索情報と前記識別情報とを対応付
けて入力可能なものであり、前記再生順序記憶手段は、
前記検索情報入力手段により入力された前記検索情報、
前記識別情報および再生順序を対応付けて記憶可能なも
のであり、前記報知信号送信手段は、前記検索情報記憶
手段に記憶された検索情報のうち、所定の検索情報に対
応付けられた再生順序が所定の再生順位になったことが
検出された際に、その所定の再生順位になった前記所定
の検索情報に対応付けられた識別情報と共に前記報知信
号を送信するものであり、前記報知信号再生手段は、前
記報知信号送信手段により送信された報知信号および識
別情報を受信するとともに、この受信した識別情報が、
この報知信号再生手段に備えられた前記識別情報記憶手
段に記憶された識別情報と対応すると判定された場合に
前記受信した報知信号を再生するものであるという技術
的手段を採用する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生装置において、前記報知信
号再生手段には、前記検索情報入力手段と、この検索情
報入力手段により入力された検索情報および前記識別情
報記憶手段に記憶された識別情報を送信する検索情報送
信手段とが備えられており、前記再生順序記憶手段は、
前記検索情報送信手段により送信された前記検索情報お
よび識別情報を受信する検索情報受信手段を備え、この
検索情報受信手段により受信された前記検索情報、識別
情報および再生順序を対応付けて記憶するものであると
いう技術的手段を採用する。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記報知信号再生手段には、前記報知信号を音声に
より再生する音声再生手段が備えられたという技術的手
段を採用する。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記報知信号再生手段は、前記報知信号により示さ
れる前記所定の再生順位を報知するものであるという技
術的手段を採用する。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記報知信号再生手段は、携帯可能なものであると
いう技術的手段を採用する。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記検索情報入力手段には、音声を入力する音声入
力手段と、この音声入力手段により入力された音声をこ
の音声に対応する検索情報に変換する変換手段とが備え
られたという技術的手段を採用する。
【0014】
【作用】請求項1ないし請求項7に記載の発明では、楽
曲情報を検索するための検索情報は、検索情報入力手段
により入力され、この入力された検索情報と、この検索
情報に基づいて検索して読出される楽曲情報の再生順序
とは、再生順序記憶手段により対応付けて記憶される。
続いて、その再生順序記憶手段により記憶された検索情
報に基づいて検索して読出される楽曲情報は、楽曲情報
再生手段により再生順序にしたがって読出され、再生さ
れる。そして、再生順序記憶手段に記憶された検索情報
に基づいて検索して読出され再生される楽曲情報のう
ち、所定の楽曲情報の再生順序が所定の再生順位になっ
たことが検出された際に、その所定の再生順位になった
ことを示す報知信号が、報知信号送信手段により送信さ
れる。続いて、その報知信号送信手段により送信された
報知信号が、報知信号再生手段により受信されるととも
に、この受信した報知信号が再生される。
【0015】つまり、所定の楽曲情報の再生順序が所定
の再生順位になったことが検出された際に、その所定の
再生順位になったことを示す報知信号が送信され再生さ
れるため、その報知信号の再生により、所定の楽曲情報
の再生順序が所定の再生順位になったことを知ることが
できる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載す
るように、本発明をカラオケ装置に適用した場合、ある
曲の演奏順序になった際に、そのことを示す報知信号を
カラオケ装置に備えられたコマンダから、上記曲を予約
した者が持っている報知信号再生手段たるぬいぐるみへ
送信し、そのぬいぐるみにより再生することができる。
したがって、ぬいぐるみを持っている者は、自分が歌う
順番になったことを知ることができるため、従来のよう
に、歌い出しに間に合わなかったりするなど、次に歌う
人が歌う態勢を整える時間がないという問題が起きな
い。
【0016】特に、請求項4に記載の発明のように、報
知信号を音声により再生する音声再生手段を報知信号再
生手段に備えることにより、ある曲の演奏順序になった
ことを音声にて知ることができる。たとえば、後述する
発明の実施の形態に記載するように、ぬいぐるみに設け
られたスピーカから「次は、あなたの歌う番です。」な
どのメッセージを出力させることができるため、モニタ
テレビなどにメッセージを表示する場合よりも、人間味
のある報知を行うことができる。
【0017】また、請求項2に記載の発明では、上記報
知信号再生手段が複数備えられており、各報知信号再生
手段には、他の報知信号再生手段と識別するための識別
情報が記憶された識別情報記憶手段がそれぞれ備えられ
ており、上記検索情報入力手段により上記検索情報と上
記識別情報とを対応付けて入力することができ、これら
の入力された検索情報および識別情報は、上記再生順序
記憶手段により再生順序と対応付けて記憶することがで
きる。そして、検索情報記憶手段に記憶された検索情報
のうち、所定の検索情報に対応付けられた再生順序が所
定の再生順位になったことが検出された際に、その所定
の再生順位になった所定の検索情報に対応付けられた識
別情報と共に上記報知信号は、上記報知信号送信手段に
より送信される。続いて、それらの送信された報知信号
および識別情報は、上記報知信号再生手段により受信さ
れ、この受信された報知信号は、その受信された識別情
報が、この報知信号再生手段に備えられた識別情報記憶
手段に記憶された識別情報と対応すると判定された場合
に報知信号再生手段により再生される。
【0018】つまり、他の報知信号再生手段と識別する
ための識別情報が記憶された報知信号再生手段が複数備
えられている場合に、検索情報を入力する際に検索情報
と共に識別情報を入力することにより、検索情報および
識別情報は再生順序と対応付けて記憶される。そして、
所定の検索情報の再生順序が所定の再生順位になった際
に、報知信号が識別情報と共に送信され、この送信され
た報知信号は、この報知信号と共に送信された識別情報
に対応する識別情報が記憶された報知信号再生手段によ
り受信され、再生される。
【0019】たとえば、後述する発明の実施の形態に記
載するように、本発明をカラオケ装置に適用した場合、
識別情報たるIDが識別情報記憶手段たるEEPROM
に記憶された報知信号再生手段たるぬいぐるみを歌う人
それぞれに持たせておき、検索情報入力手段たるリモコ
ンにより検索情報たる選曲番号およびID番号を入力す
ると、これらの入力された選曲番号およびID番号は、
その入力した順序、つまり楽曲情報たる曲データの再生
順序で、コマンダ内の再生順序記憶手段たるRAMに設
定された再生順序テーブルに登録される。
【0020】そして、再生順序テーブルに登録された選
曲番号のうち、所定の選曲番号に対応する曲の再生順序
が、所定の再生順位、たとえば、次に再生される順位に
なった際に、その順位になったことを報知する報知信号
が、その順位になった曲の選曲番号に対応付けられたI
D番号を含んでコマンダから送信される。続いて、その
送信された報知信号は、ぬいぐるみにより受信され、こ
の受信された報知信号は、受信された報知信号に含まれ
るID番号がぬいぐるみに記憶されたID番号と一致す
ると判定された場合に再生され、ぬいぐるみに設けられ
たスピーカから「次は、あなたの歌う番です。」という
音声が出力される。これにより、上記音声が出力された
ぬいぐるみを持っている者は、歌う順番が来たことを知
ることができるため、余裕を持って歌う態勢を整えるこ
とができる。
【0021】特に、請求項3に記載の発明では、上記報
知信号再生手段には、上記検索情報入力手段と、この検
索情報入力手段により入力された検索情報および上記識
別情報記憶手段に記憶された識別情報を送信する検索情
報送信手段とが備えられている。そして、その検索情報
送信手段により送信された検索情報および識別情報は、
上記再生順序記憶手段に備えられた検索情報受信手段に
より受信され、この受信された検索情報、識別情報およ
び再生順序は、上記再生順序記憶手段により対応付けて
記憶される。
【0022】つまり、報知信号を受信して再生する報知
信号再生手段に、検索情報入力手段と、この検索情報入
力手段により入力された検索情報および識別情報を送信
する検索情報送信手段とが備えられているため、報知信
号再生手段および検索情報入力手段を一体化することが
でき、検索情報を入力した者へ報知信号を送信すること
ができる。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載
するように、熊の縫いぐるみに選曲機能および報知信号
再生機能を持たせることにより、選曲、報知信号の受信
および再生を行うことができるため、たいへん便利であ
る。
【0023】特に、請求項7に記載の発明のように、上
記検索情報入力手段に、音声を入力する音声入力手段
と、この音声入力手段により入力された音声をこの音声
に対応する検索情報に変換する変換手段とを備えること
により、音声により楽曲情報の検索を行うことができ
る。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよ
うに、音声入力手段たるマイクと、変換手段たるA/D
変換回路とをぬいぐるみに設けることにより、そのぬい
ぐるみに向かって選曲番号を話すと、その選曲番号を示
す音声は、A/D変換回路により、デジタルデータに変
換される。したがって、リモコンのテンキーにより選曲
番号を入力する面倒な操作を行う必要がない。また、ぬ
いぐるみと会話する雰囲気を出すことができるため、人
間味のあるカラオケを楽しむことができる。
【0024】また、請求項5に記載の発明では、上記報
知信号再生手段は、上記報知信号により示される上記所
定の再生順位を報知する。つまり、ある楽曲情報の再生
順位を具体的に知らせることができる。たとえば、後述
する発明の実施の形態に記載するように、たとえば、上
記所定の再生順位が、現在再生している曲の2つ後の再
生順位である場合は、ぬいぐるみのスピーカから「あな
たの歌う順番は、次の次です。」というメッセージを出
力させる。これにより、現在再生している曲の再生が終
了した直後に「あなたの歌う番です。」と報知される場
合よりも、少なくとも1曲分の再生時間以上前に、自分
の歌う順番を知ることができるため、歌詞やメロディー
を思い出したり、トイレへ行ったりするなど、歌う準備
を余裕を持って行うことができる。
【0025】さらに、請求項6に記載の発明のように、
上記報知信号再生手段を携帯可能なものとすることによ
り、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよ
うに、カラオケルームから出てトイレへ行ったり、飲食
物を買いに行ったりする場合など、カラオケルームに居
ない場合であっても、報知信号再生手段たるぬいぐるみ
を携帯して行くことにより、自分が歌う順番になったこ
とを知ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置の一例として、本発明の楽
曲情報たる曲データを通信回線を介してサーバーから受
信する、いわゆる通信カラオケ装置(以下、カラオケ装
置と略称する)を代表に説明する。まず、本発明第1実
施形態のカラオケ装置の主要構成について図1および図
2を参照して説明する。図1は、カラオケルーム内の構
成を示す説明図であり、図2は、カラオケルームに設置
されたカラオケ装置を用いてカラオケをしている様子を
示す説明図である。
【0027】図1に示すように、カラオケルーム1の中
には、ステージ2と、ソファー4,4と、テーブル7と
が設置されており、ソファー4,4は、AないしFの6
人が腰掛けられるようになっている。図2に示すよう
に、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、
歌詞テロップの背景に表示する背景映像、本発明の検索
情報たる選曲番号を示す映像、および曲の予約状況など
を表示するモニタ12と、歌い手用のモニタ14と、背
景映像を示す背景映像データが記録されたDVD(Digit
al Video Disc)を再生するDVDプレーヤ6とが備えら
れている。モニタ14は、図1に示すように、ステージ
2の上に設置されている。
【0028】また、カラオケ装置10には、楽音により
構成される楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称す
る)の選曲および曲の再生の予約を行う選曲制御、選曲
された曲の曲データの送信要求を示すリクエスト信号の
サーバーへの送信、リクエスト信号により示される曲番
号に対応する曲データの受信などの通信制御、歌詞テロ
ップの背景映像中へのスーパーインポーズ、モニタ1
2,14に表示される映像の切替えなどの映像制御など
を行うコマンダ20と、ボーカル用のマイクロフォン1
7,18とが備えられている。
【0029】さらに、カラオケ装置10には、マイクロ
フォン17,18から入力される音声信号と曲の再生信
号とのミキシング、音声と曲との音量バランス、エコー
調整、ディレイ調整、ミキシング信号の増幅、演奏され
る曲の音程制御(キーコントロール)、高音、低音の制
御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、こ
のアンプ16から出力される増幅信号を音として再生す
る1組のスピーカ13,13と、選曲や報知信号の再生
などに用いる熊のぬいぐるみ70とが備えられている。
スピーカ13,13は壁5の上方に間隔を置いて取付け
られている。なお、スピーカ13,13、アンプ16お
よびコマンダ20が、本発明の楽曲情報再生手段に対応
する。
【0030】次に、ぬいぐるみ70の構成について図3
および図4を参照して説明する。図3(A)は、ぬいぐ
るみ70を正面から見た説明図であり、同図(B)は、
ぬいぐるみ70を背面から見た説明図である。図4は、
ぬいぐるみ70に内蔵された制御装置の主な構成をブロ
ックで示す説明図である。
【0031】図3(A)に示すように、ぬいぐるみ70
の頭部71に形成された鼻74の内部には、マイクロフ
ォン76が内蔵されている。このマイクロフォン76
は、選曲を行う場合に、その選曲を行う者の音声を入力
するために用いられ、曲が演奏されている最中に、スピ
ーカ13,13から出る音が入力されないように、指向
性が鼻74の前方に向けて鋭くなっている。また、ぬい
ぐるみ70の口に相当する部分には、報知信号を再生す
るためのスピーカ77が内蔵されている。さらに、図3
(B)に示すように、ぬいぐるみ70の頭部71の裏面
には、コマンダ20と通信を行うためのアンテナ86が
取付けられており、胴体部72の裏面には、内蔵の制御
装置を作動させるための電池が収納された電池ケース7
5と、電源スイッチ78とが設けられている。なお、マ
イクロフォン76およびA/D変換回路90が、本発明
の検索情報入力手段に対応する。
【0032】次に、コマンダ20とぬいぐるみ70との
間で通信される信号の主な構成について図7(B)ない
し図8(F)を参照して説明する。図7(B)は、ぬい
ぐるみ70からコマンダ20へ送信される選曲信号の主
な構成をブロックで示す説明図であり、選曲信号120
は、選曲信号であることを示すヘッダ122と、送信元
のぬいぐるみ70のID番号を示すIDと、音声で表さ
れた選曲番号を示す音声データ124とから構成され
る。
【0033】図7(C)は、ぬいるぐみ70から送信さ
れた選曲信号に応答してコマンダ20がぬいぐるみ70
へ送信する応答信号の主な構成をブロックで示す説明図
であり、応答信号130は、応答信号であることを示す
ヘッダ132と、送信先のぬいぐるみ70のIDと、確
認の内容を示す応答データ134とから構成される。図
7(D)は、ある人の歌う順番になったことをコマンダ
20からぬいぐるみ70へ報知するための報知信号の主
な構成をブロックで示す説明図であり、報知信号140
は、報知信号であることを示すヘッダ142と、送信先
のぬいぐるみ70のIDと、報知の内容を示す報知デー
タ144とから構成される。
【0034】図7(E)は、選曲番号を取り消すために
ぬいぐるみ70からコマンダ20へ送信される取消信号
の主な構成をブロックで示す説明図であり、取消信号1
50は、取消信号であることを示すヘッダ152と、送
信元のぬいぐるみ70のIDと、取消の内容を示す取消
データ154とから構成される。図7(F)は、ぬいぐ
るみ70から送信された取消信号により選曲番号が消去
されたことを確認させるためにコマンダ20からぬいぐ
るみ70へ送信される確認信号の主な構成をブロックで
示す説明図であり、確認信号160は、確認信号である
ことを示すヘッダ162と、送信先のぬいぐるみ70の
IDと、確認の内容を示す確認データ164とから構成
される。
【0035】次に、ぬいぐるみ70に内蔵された制御装
置の構成について図4を参照して説明する。図4に示す
ように、制御装置80には、コマンダ20との間で通信
を行うための制御、アナログの音声信号をデジタル音声
データに変換する制御、コマンダ20から送信されたデ
ジタル音声データをアナログの音声信号に変換する制御
などを行うCPU81が備えられている。CPU81に
は、上記各制御を実行するための制御プログラムなどが
記憶されたROM82と、スピーカ77により再生する
メッセージを示す複数種類の音声データが記憶された音
声データ用ROM83と、送受信するためのデータを一
時記憶するRAM84と、他のぬいぐるみと識別するた
めのID番号が記憶されたEEPROM85とが接続さ
れている。なお、ID番号が、本発明の識別情報に対応
し、EEPROM85が、本発明の識別情報記憶手段に
対応する。
【0036】また、CPU81には、マイクロフォン7
6から入力された音声信号をデジタル音声データに変換
するA/D変換回路90と、このA/D変換回路90か
ら出力されたデジタル音声データを含む選曲信号12
0、取消信号150などをアンテナ86から送信するた
めの送信回路87と、コマンダ20から送信された応答
信号130、報知信号140および確認信号160など
をアンテナ86により受信するための受信回路88と、
この受信回路88により受信された信号に基づいて音声
データROM83から音声データを選択して読出すとと
もに、この読出した音声データをアナログの音声信号に
変換するD/A変換回路89とが接続されている。この
D/A変換回路89には、D/A変換回路89から出力
されたアナログの音声信号を入力して増幅する増幅回路
91が接続されている。なお、送信回路87およびアン
テナ86が、本発明の検索情報送信手段に対応する。ま
た、音声データ用ROM83、D/A変換回路89、増
幅回路91およびスピーカ77が、本発明の音声再生手
段に対応する。さらに、マイクロフォン76が、本発明
の音声入力手段に対応し、A/D変換回路90が、本発
明の変換手段に対応する。
【0037】次に、コマンダ20の構成について図5を
参照して説明する。図5(A)は、コマンダ20の前面
パネルの説明図、同図(B)は、コマンダ20の背面パ
ネルの説明図である。図5(A)に示すように、コマン
ダ20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力
などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21
と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられ
ており、テンキー21の上には、選曲された曲の選曲番
号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が
設けられている。
【0038】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停
止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すた
めの歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予
約するための割り込みボタン28とが設けられている。
さらに、前面パネルの左下には、コマンダ20の電源を
立ち上げる電源ボタン39が設けられており、左側面パ
ネルには、ぬいぐるみ70と通信を行うためのアンテナ
51が取付けられている。
【0039】また、テンキー21の右には、キーを低く
するフラットキー29と、キーを標準にする標準キー3
0と、キーを高くするシャープキー31とが設けられて
おり、それらキーの下には、ボーカルのメロディーライ
ンの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス
目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の
後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けら
れている。さらに、それらボタンの下には、カラオケと
BGM用とを切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通
信回線9を介して入力されるデータを曲データから有線
放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン36
と、モニタ12,14の表示をサーバーなどが提供して
いるサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン3
7とが設けられている。
【0040】また、図5(B)に示すように、コマンダ
20の背面パネルには、通信回線9を接続する通信端子
40が設けられており、この通信端子40の右方には、
DVDプレーヤ6のインターフェースと接続されるコネ
クタ61と、DVDプレーヤ6の映像出力端子と接続さ
れる映像入力端子58と、モニタ12の映像入力端子と
接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力
端子と接続される映像出力端子43と、アンプ16の音
声入力端子と接続される音声出力端子41とが設けられ
ている。
【0041】次に、上記コマンダ20の制御系の構成に
ついて図6および図7(A)を参照して説明する。図6
は、コマンダ20の制御系の主な構成をブロックで示す
説明図であり、図7(A)は、曲データの主な構成をブ
ロックで示す説明図である。最初に、曲データの主要構
成について図7(A)を参照して説明する。曲データ1
10は、再生する背景映像の種類や再生順序などの再生
スケジュールを指示する再生方法指示コマンド112、
歌詞テロップを示す歌詞テロップデータ114、曲の演
奏部分を示す演奏データ116などから構成される。な
お、演奏データ116は、MIDIデータで構成されて
いる。
【0042】次に、コマンダ20の制御系の主要構成に
ついて図6を参照して説明する。コマンダ20には、ぬ
いぐるみ70との間で通信を行うための通信制御、曲の
演奏順序の予約、サーバー8に対する曲データ110の
送信要求、曲データ110の受信、DVDプレーヤ6に
対する各種コマンドの送信、音声制御、映像制御などを
プログラムにしたがって行うCPU45が備えられてい
る。CPU45には、このCPU45により実行される
各種プログラムなどが記憶されたROM46と、サーバ
ー8から送信される曲データ110を受信するための通
信用モデム49と、この通信用モデム49により受信さ
れた曲データ110、ぬいぐるみ70から送信される選
曲信号120に含まれる音声データ122、音声認識回
路65により認識された選曲番号を示す選曲番号デー
タ、本発明の再生順序記憶手段たる再生順序テーブルな
どを一時記憶するRAM47とが接続されている。
【0043】再生順序テーブルは、その構成を表す図8
に示すように、再生順位、選曲番号、選曲を行ったぬい
ぐるみ70のID番号とを対応付けて登録する。また、
CPU45には、本カラオケ装置10の利用方法などを
示すメッセージ、歌詞テロップを構成する文字、選曲番
号、カラオケ装置10の動作状態などを示す文字をモニ
タ12,14に表示するためのフォントデータが記憶さ
れたフォントROM44と、このフォントROM44か
ら読出され、ビットマップデータに展開されたデータを
一時記憶するビデオRAM48とが接続されている。
【0044】さらに、CPU45には、演奏データ11
6を構成するMIDIデータをROM46に記憶された
シーケンサプログラムにしたがってMIDI音源52へ
書き込む制御を行い、MIDI音源52から出力される
音源信号は、音声制御回路50により、アンプ16によ
り増幅可能な信号に変換される。また、CPU45に
は、DVDプレーヤ6との間でコマンドなどの入出力を
行うためのインターフェース59と、ぬいぐるみ70か
ら送信された選曲信号120などをアンテナ51を介し
て受信するための受信回路63と、この受信回路63に
より受信された選曲信号120に含まれる音声データ1
24を認識する音声認識回路65と、応答信号130お
よび報知信号140などをアンテナ51を介してぬいぐ
るみ70へ送信するための送信回路64とが接続されて
いる。なお、送信回路64およびアンテナ51が、本発
明の報知信号送信手段に対応する。また、アンテナ51
および受信回路63が、本発明の検索情報受信手段に対
応する。
【0045】さらに、CPU45には、DVDプレーヤ
6からインターフェース59を介して入力された背景映
像信号をモニタ12,14により表示するための表示信
号に変換したり、ビデオRAM48から出力されるビッ
トマップデータを文字映像に変換したりする映像制御回
路54が接続されている。映像制御回路54は、モニタ
12の表示画面を説明する図16に示すように、背景映
像300の中に歌詞テロップ302をスーパーインポー
ズして表示する制御、各種メッセージ映像を表示する制
御、曲の進行にしたがって歌詞テロップ302の表示色
を変える制御などを行う。また、CPU45には、コマ
ンダ20の前面パネルに設けられた各種ボタンを押した
ときに点灯するLED、選曲番号表示体23および予約
曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路56と、
上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチング信
号を入力する入力回路57とが接続されている。
【0046】次に、カラオケ装置10の一連の動作につ
いて図9ないし図12を参照して説明する。図9は、選
曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内容を示
すフローチャートである。図10(A)は、図9のステ
ップ140において実行される通信タスクの処理内容を
示すフローチャートであり、同図(B)は、ぬいぐるみ
70のCPU81により実行される主な処理内容を示す
フローチャートである。図11は、図10(A)のステ
ップ144において実行される予約処理および図10
(B)のステップ172において実行される選曲処理の
内容を示すフローチャートである。図12は、図10
(A)のステップ210において実行される報知信号送
信処理および図10(B)のステップ220において実
行される報知信号受信処理の内容を示すフローチャート
である。なお、以下では、図1に示すように、Aないし
Fの6人が選曲を行い、図8の再生順序テーブル150
に示すように、現在、Dが歌う曲が1番目に予約されて
おり、今、Bが選曲番号「5847」の曲を予約するも
のとする。
【0047】まず、カラオケ装置10の利用者が、コマ
ンダ20の電源ボタン39を押して電源を立ち上げる
と、それに連動してアンプ16、DVDプレーヤ6およ
びモニタ12,14の電源が立ち上がり、コマンダ20
の電源の立ち上げが検出されると(ステップ100:Y
es)、モニタ12,14の画面に、たとえば「このカ
ラオケ装置は、熊のぬいぐるみが選曲を行います。選曲
番号をぬいぐるみの鼻に向けて話してください。」とい
う内容のメッセージ映像が表示される(ステップ12
0)。続いて、通信タスクが起動する(ステップ14
0)。
【0048】ここで、CPU45により実行される通信
タスクの処理内容およびぬいぐるみのCPU81により
実行される選曲処理の内容について図10および図11
を参照して説明する。まず、Bが、ぬいぐるみ70の鼻
74に向けて選曲番号「5847」を声に出すと、その
音声は、鼻74に内蔵されたマイクロフォン76から入
力され、CPU81は、その入力を検出すると(図10
(B)のステップ170:Yes)、選曲処理を実行す
る(ステップ172)。その選曲処理では、音声の入力
を行い(図11のステップ174)、この入力された音
声は、ぬいぐるみ70に内蔵された制御装置80のA/
D変換回路90により、その音声を示すデジタル音声デ
ータ124に変換され、この変換された音声データ12
4はRAM84に一時記憶される(ステップ176)。
【0049】音声による選曲番号の入力方法としては、
たとえば、「5847」を「ゴーハチ ヨン ナナ」と
発音して入力する方法と、「ゴセンハッピャクヨンジュ
ウナナ」と発音して入力する方法とがある。そして、C
PU81は、音声入力の終了を検出すると(ステップ1
78)、RAM84に一時記憶されている音声データ1
24およびEEPROM85に記憶されているID番号
Bを読出し、それらを含む選曲信号120を送信回路8
7からアンテナ86を介してコマンダ20へ送信する
(ステップ180)。続いて、タイマTAをスタートさ
せる(ステップ182)。音声入力が終了したことの検
出は、たとえば、音声が入力されたタイミングから所定
の時間、たとえば2秒間、何も音声が入力されなかった
ことを検出することにより行われる。または、区切りっ
て入力された音声の数が、4桁になったことを検出して
行われる。
【0050】上記選曲信号120は、コマンダ20のア
ンテナ51を介して受信回路63により受信されると、
コマンダ20のCPU45は、その受信を検出し(図1
0(A)のステップ142:Yes)、予約処理を実行
する(ステップ144)。この予約処理では、CPU4
5は、ぬいぐるみ70から送信された選曲信号を受信し
(図11のステップ146)、この受信した選曲信号1
20に含まれる音声データ124を音声認識回路65に
入力し、その音声データ124がどのような数字を示す
かを認識させる(ステップ148)。続いて、音声デー
タ124の全データの認識ができたことを検出すると
(ステップ150:Yes)、その認識された数字を示
すデータは、選曲番号「5847」を示す選曲番号デー
タとしてRAM47に設定されている再生順序テーブル
150(図8参照)の2番目の再生順位の位置に登録さ
れる(ステップ152)。
【0051】このとき、選曲信号120に含まれている
ID番号Bが、再生順序テーブル150に選曲番号「5
847」の位置に対応付けて記憶される(図8参照)。
続いて、上記解析の結果が正しいか否かをBに確認する
ための応答データ134をROM46から読出すととも
に、RAM47の再生順序テーブル150からID番号
Bを読出す(ステップ154)。その応答データ134
は、ぬいぐるみ70の音声データ用ROM83に記憶さ
れている複数種類のメッセージの中の所定のメッセージ
を指定するデータであり、たとえば、「選曲番号は、5
847ですね。」というメッセージを指定する。また、
音声データ124の全データを認識できなかった場合は
(ステップ150:No)、エラーデータをROM46
から読出す(ステップ168)。このエラーデータは、
ぬいぐるみ70の音声データ用ROM83に記憶されて
いるメッセージの中の、たとえば「認識できない音声が
あります。もう一度、最初から発声し直してくださ
い。」というメッセージを指定する。
【0052】続いて、CPU45は、応答データ132
およびID番号Bを含む応答信号130を送信回路64
からアンテナ51を介してぬいぐるみ70へ送信し(ス
テップ156)、タイマTCをスタートさせる(ステッ
プ158)。そして、CPU81は、応答信号130の
受信を検出すると(ステップ184)、その受信した応
答信号130に含まれるIDBが、受信したぬいぐるみ
70のIDと一致するかを判定する(ステップ18
8)。つまり、応答信号130は、IDの一致するぬい
ぐるみ70にのみ受信される。
【0053】続いて、CPU81は、IDが一致する場
合は(ステップ188:Yes)、応答信号130に含
まれる応答データ134をRAM84に一時格納する
(ステップ190)。続いて、その格納が終了するとR
AM84から応答データ134を読出すとともに、この
読出した応答データ134をD/A変換回路89により
アナログ信号に変換し、この変換したアナログ信号を増
幅回路91により増幅するとともに、この増幅したアナ
ログ信号をスピーカ77により再生する(ステップ19
2)。たとえば、スピーカ77から、「選曲番号は、5
847ですね。」というメッセージ音声を出力させる。
【0054】続いて、CPU81は、タイマTBをスタ
ートさせ(ステップ194)、タイマTBが時間T1に
なる前に(ステップ198:No)、選曲番号を取り消
すための取消音声がマイクロフォン76から入力された
ことを検出すると(ステップ196:Yes)、ステッ
プ174において音声により選曲した選曲番号を取り消
すための音声、つまり、ステップ152においてコマン
ダ20の再生順序テーブル150に登録された選曲番号
データおよびID番号データを消去するための音声の入
力を検出すると、その音声をデジタル化した取消データ
154を含む取消信号150をコマンダ20へ送信する
(ステップ200)。
【0055】そして、CPU45は、取消信号150を
受信すると(ステップ160)、この受信した取消信号
150に含まれる取消データ154を解析し、選曲番号
の取消を示すデータであると判定した場合に、RAM4
7の再生順序テーブル150に記憶されている選曲番号
データおよびID番号データを消去する(ステップ16
4)。続いて、CPU45は、選曲番号を取り消したこ
とをBに知らせるための確認信号160をぬいぐるみ7
0へ送信する(ステップ166)。続いて、その送信さ
れた確認信号160は、Bのぬいぐるみ70により受信
され(ステップ202)、再生される(ステップ20
4)。この再生は、たとえば、「選曲番号5847を取
り消しました。」というメッセージをスピーカ77から
出力して行われる。
【0056】また、応答信号130を受信しないで、タ
イマTAが時間T1になった場合は(ステップ186:
Yes)、エラーを報知する(ステップ206)。つま
り、選曲信号120を送信したにもかかわらず、所定時
間T1経過してもコマンダ20からの応答がない場合
は、コマンダ20、または、ぬいぐるみ70の通信装置
が機能していないことが考えられるため、エラーを報知
する。エラーの報知は、「エラー」とか「もう一度最初
から音声を入力してください。」などのメッセージをス
ピーカ77から出力して行う。また、取消音声を入力し
ないで、タイマTBが時間T1になった場合は(ステッ
プ198:Yes)、選曲処理が終了し、ステップ15
2においてRAM47の再生順序テーブル150に登録
された選曲番号および再生順序が確定する。
【0057】次に、上記通信タスクを実行したCPU4
5は、図9に戻り、ステップ260以降を実行する。C
PU45はRAM47の再生順序テーブル150に選曲
番号データが格納されていると判定すると(ステップ2
60:Yes)、再生順序テーブル150の第1番目の
再生順位の選曲番号データにより示される曲データ11
0の送信を要求するリクエスト信号を通信回線9を介し
てサーバー8へ送信する(ステップ280)。ここで
は、再生順序テーブル150の第1番目の再生順位に
は、Dが予約した選曲番号「2319」が登録されてい
るため(図8)、選曲番号「2319」の曲データ11
0の送信を要求するリクエスト信号が送信される。
【0058】そして、サーバー8は、本発明の楽曲情報
記憶手段たる自己のHDD8aから上記リクエスト信号
に示される選曲番号「2319」に対応する曲データ1
10を検索して読出し、その読出された曲データ110
は、通信回線9を介してコマンダ20の通信端子40を
経て通信用モデム49により受信される(ステップ30
0)。続いて、その受信された曲データ110は、RA
M47に一時保存され(ステップ320)、その保存が
終了するとRAM47から曲データ110が読出され
(ステップ340)、この読出された曲データ110に
含まれる再生方法指示コマンド112は、インターフェ
ース59を介してDVDプレーヤ6へ送信される。
【0059】再生方法指示コマンド112は、再生する
背景映像のジャンル、背景映像データの記憶されたファ
イル名、再生順序などを示すデータにより構成されてお
り、それらのデータは、DVDプレーヤ6に備えられた
RAMの再生方法指示テーブル(図示省略)に再生順に
登録される。そして、その再生方法指示テーブルに登録
された順に、対応するファイル名の背景映像データがD
VDから読出され、映像制御回路54を介してモニタ1
2,14に背景映像300(図16参照)として順次表
示される(ステップ360)。
【0060】また、コマンダ20のRAM47から読出
された曲データ110に含まれる演奏データ116を構
成するMIDIデータは、ROM46に記憶されている
シーケンサプログラムにしたがってMIDI音源52に
書き込まれる。そして、MIDI音源52から出力され
る音源信号は、音声制御回路50へ出力され、アンプ1
6により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換され
た音楽信号は、音声出力端子41を介してアンプ16へ
出力される。そして、その出力された音楽信号は、アン
プ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ1
3,13へ出力され、スピーカ13,13により演奏音
として再生される(ステップ380)。
【0061】さらに、曲データ110に含まれる歌詞テ
ロップデータ114に対応するフォントデータが、フォ
ントROM44から読み出され、この読出されたフォン
トデータはビットマップデータに展開され、ビデオRA
M48に保存される。続いて、そのビットマップデータ
は、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像
制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表
示信号に変換され、図16に示すように、モニタ12,
14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ4
00)。
【0062】また、歌唱者3によりマイクロフォン17
から入力された音声信号は、アンプ16において上記音
楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシ
ング信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力さ
れる。そして、その出力されたミキシング信号は、アン
プ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ1
3,13へ出力され、スピーカ13,13によってミキ
シング音として再生される。つまり、歌唱者3は、自分
の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出された背
景映像300および歌詞テロップ302を見ながらマイ
クロフォン17を通して歌う(カラオケする)ことがで
きる。
【0063】そして、CPU45は、曲データ110の
再生の終了を検出すると(ステップ420:Yes)、
再生が終了したことを示す再生終了フラグを立てる(ス
テップ440)。続いて、CPU45は、RAM47に
設定された再生順序テーブル150の第1番目の登録内
容を消去し(ステップ460)、第2番目以降の順位を
繰り上げ、その繰り上げ後の第1番目に選曲番号データ
が登録されているか、つまり予約曲があるかを判定する
(ステップ480)。続いて、選曲番号データが登録さ
れている場合、つまり予約曲がある場合は(ステップ4
80:Yes)、予約曲があることを示す予約検出フラ
グを立てる(ステップ500)。ここでは、再生順序テ
ーブル150には、第1番目の再生順位にBが選曲した
選曲番号「5847」が登録されているため、予約検出
フラグを立てる。
【0064】ところで、通信タスクの予約処理を終了し
たCPU45は、報知信号送信処理を実行しており(図
10(A)のステップ210)、その報知信号送信処理
では図12に示すように、再生終了フラグが立ったこと
が検出され(ステップ212:Yes)、さらに予約検
出フラグが立ったことが検出されると(ステップ21
4:Yes)、報知信号140をぬいぐるみ70へ送信
する(ステップ216)。その報知信号140に含まれ
る報知データ144は、ぬいぐるみ70の制御装置80
に備えられた音声データ用ROM83に記憶されている
音声データの中の所定の音声データの読出を指定するた
めのデータであり、たとえば、音声データ用ROM83
に記憶されている「次は、あなたの歌う番です。」とい
う音声データの読出を指定する。
【0065】一方、選曲処理を終了したぬいぐるみ70
のCPU81は、報知信号受信処理を実行しており(図
10(B)のステップ220)、その報知信号受信処理
では図12に示すように、コマンダ20から送信された
報知信号140の受信を検出すると(ステップ22
2)、その受信した報知信号140のID番号データに
より示されるID番号が、EEPROM85に記憶され
ているID番号と一致するかを判定する(ステップ22
4)。CPU81は、ID番号が一致すると判定すると
(ステップ224:Yes)、受信した報知信号140
に含まれる報知データ144をRAM84に一時格納す
る(ステップ226)。
【0066】続いて、CPU81は、RAM84から報
知データ144を読出すとともに、この読出した報知デ
ータ144により指定される音声データを音声データ用
ROM83から読出し、この読出した音声データをD/
A変換回路89によりアナログの音声信号に変換する。
そして、そのアナログの音声信号は、増幅回路91によ
り増幅され、この増幅された増幅信号は、スピーカ77
から音として出力される(ステップ228)。たとえ
ば、「次は、あなたの歌う番です。」というメッセージ
がスピーカ77から出力される。
【0067】そして、CPU45は、再生順序テーブル
150の第1番目に登録されている選曲番号データを読
出し(ステップ520)、ステップ100ないしステッ
プ400を実行して予約曲を再生する。ここでは、再生
順序テーブル150の第1番目には、選曲番号データ
「5847」が登録されているため、選曲番号「584
7」の曲データ110を再生する。
【0068】以上のように、本発明第1実施形態のカラ
オケ装置10によれば、ある曲の再生が終了した際に、
次に再生される曲を選曲した者に、歌う順番になったこ
とを、その選曲した者が持っているぬいぐるみ70をし
ゃべらせて報知することができる。したがって、自分が
歌う曲が演奏される前に、歌う態勢を整える時間を作る
ことができるため、曲が演奏されてから、突然、自分の
歌う番だと聞いて、あわててマイクロフォンを準備した
り、歌い出しに間に合わなかったりするという事態を回
避できる。
【0069】しかも、ぬいぐるみ70に向けて選曲番号
を声に出すだけで選曲を行うことができるため、選曲の
ための面倒なリモコン操作などをなくすことができる。
また、選曲、選曲の確認および歌う順番になったことを
ぬいぐるみ70との会話方式で行うため、リモコンで選
曲を行い、選曲の確認をモニタの表示などで行う機械的
なものよりも、人間味に溢れたカラオケを楽しむことが
できる。さらに、ぬいぐるみ70を小型化してキーホル
ダーなどに取付けることにより、カラオケルームを出て
トイレなどへ行く場合に、ぬいぐるみ70を携帯できる
ようにすることもできる。これによれば、カラオケルー
ムを出ている場合であっても、自分が歌う順番になった
ことを知ることができる。
【0070】次に、本発明第2実施形態のカラオケ装置
について図13および図14を参照して説明する。本発
明第2実施形態のカラオケ装置は、選曲と、その選曲さ
れた曲を歌う者が有するぬいぐるみのID番号の入力と
をリモコンの操作により行い、歌う順番になったことを
ぬいぐるにしゃべらせて報知できることを特徴とする。
図13は、本カラオケ装置に備えられたリモコンの外観
を示す説明図であり、図14は、本カラオケ装置に備え
られたコマンダとぬいぐるみとの間で行われる通信制御
の内容を示すフローチャートである。なお、各ぬいぐる
み70には、ID番号が印されたタッグなどがそれぞれ
取付けられているものとする。また、カラオケをする者
は、AからFの6人であり、現在Dが歌う曲が第1番目
に予約されており、Bが歌う曲を第2番目に予約するも
のとする。
【0071】まず、リモコンの構成について図13を参
照して説明する。本発明の検索情報入力手段たるリモコ
ン200の上面上方には、選曲番号をバックライト付き
の液晶で表示する選曲番号表示部201が設けられてお
り、その下方には、コマンダ20のカラオケ切替ボタン
35と同じ作用をするカラオケ切替ボタン202と、コ
マンダ20の入力切替ボタン36と同じ作用をする外部
映像ボタン203と、サーバー8が用意しているテレビ
ゲームを行う状態に切替えるゲームボタン204とが設
けられている。
【0072】また、それらボタンの下方には、曲間や曲
の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定す
るための拍手ボタン205と、コマンダ20に設けられ
たキーと同じ作用をするフラットキー206と、シャー
プキー207とが設けられており、それらの下方には、
選曲番号、または、ぬいぐるみ70のID番号を入力す
るためのテンキー208と、選曲ボタン209と、演奏
停止ボタン210と、歌い直しボタン211と、取り消
しボタン212と、割り込みボタン213とが設けられ
ている。さらに、割り込みボタン213の右には、ボー
カルメロディーの音量を小さくするマイナスボタン21
4と、音量を大きくするプラスボタン215とが設けら
れている。
【0073】また、マイナスボタン214の下方には、
テンキー208の機能を選曲番号の入力からID番号の
入力に切り替えるためのID入力切替ボタン216が設
けられている。さらに、リモコン200の先端部には、
上記各種ボタンなどを押した際に、その押されたボタン
などにより示される機能に対応する赤外線信号を発信す
る発信部217が設けられている。
【0074】次に、コマンダ20に備えられたCPU4
5による処理内容について図14を参照して説明する。
なお、コマンダ20のCPU45により実行される主な
処理内容は、図9のフローチャートのステップ120に
おいてモニタ12,14に表示されるメッセージ映像の
内容と、ステップ140において起動される通信タスク
の内容とが異なるほかは同じである。また、図示しない
が、ぬいぐるみ70は、マイクロフォン76およびA/
D変換回路90などの送信機能が省略されており、コマ
ンダ20は、受信回路63および音声認識回路65など
の受信機能が省略されている。
【0075】まず、CPU45は、コマンダ20の電源
の立ち上げを検出すると(図9のステップ100)、モ
ニタ12,14に、たとえば、「このカラオケ装置は、
歌う順番になったことを熊のぬいぐるみが音声で知らせ
ます。リモコンに選曲番号を入力する際に、その曲を歌
う人が持っているぬいぐるみの首に下げられたタッグに
印されたID番号を入力してから選曲番号を入力してく
ださい。」というメッセージ映像が表示される(ステッ
プ120)。
【0076】続いて、CPU45は、通信タスクを起動
する。この通信タスクでは、図14のステップ142か
らステップ216までの処理が実行される。選曲を行う
者が、リモコン70のID入力切替ボタン216を押し
てから、テンキー208のうち、ID番号Bの入力とを
兼用する番号2のキーを押してID番号Bを入力し、続
いて、選曲番号、たとえば「5847」を入力すると、
リモコン70の発信部217から、ID番号Bおよび選
曲番号「5847」を示す選曲信号が発信される。続い
て、その発信された選曲信号は、コマンダ20に設けら
れた受信部(図示省略)により受信され、CPU45
は、その受信を検出すると(ステップ142)、受信し
た選曲信号に含まれるID番号Bおよび選曲番号「58
47」を示すデータをRAM47の再生順序テーブル1
50の第2番目に格納する(ステップ143)。
【0077】続いて、CPU45は、再生順序テーブル
150の第1番目にDが歌う曲の選曲番号データ「23
19」が格納されていることを検出し(図9のステップ
260:Yes)、上記第1実施形態と同じ処理を実行
して選曲番号「2319」の曲データ110を再生する
(ステップ280〜ステップ400)。そして、CPU
45は、選曲番号「2319」の曲データ110の再生
終了を検出すると(ステップ420)、再生終了フラグ
を立て(ステップ440)、再生順序テーブル150の
第1番目の登録データ、つまり選曲番号データ「231
9」およびID番号データDを消去する(ステップ46
0)。
【0078】続いて、CPU45は、再生順序テーブル
150の第1番目にデータが登録されていること、つま
り予約曲があることを検出し(ステップ480:Ye
s)、予約検出フラグを立てる(ステップ500)。こ
のとき、通信タスクでは、再生終了フラグおよび予約検
出フラグが立ったことが検出され(ステップ212:Y
es、ステップ214:Yes)、次に歌う者へ歌う順
番がきたことを知らせるための報知信号がぬいぐるみ7
0へ送信される(ステップ216)。
【0079】コマンダ20から送信された報知信号は、
ぬぐるみ70により受信され、ぬいぐるみ70のCPU
81は、報知信号の受信を検出すると(図14のステッ
プ222)、その受信した報知信号に含まれているID
番号が、ぬいぐるみ70のID番号と一致するかを判定
し(ステップ224)、一致する場合は(ステップ22
4:Yes)、受信した報知信号に含まれる報知データ
をRAM84に一時格納する(ステップ226)。ここ
では、報知信号に含まれるID番号はBであるから、報
知データは、ID番号がBのぬいぐるみ70のRAM8
4に一時格納される。続いて、その格納された報知デー
タを読出して再生する(ステップ228)。この再生
は、たとえば、ぬいぐるみ70のスピーカ77から「次
は、あなたの歌う番です。」という音声を出力して行わ
れる。
【0080】そして、コマンダ20のCPU45は、再
生順序テーブル150の第1番目に登録されている選曲
番号データ「5847」を読出し(図9のステップ52
0)、上記ステップ100からステップ400を実行し
て選曲番号「5847」の曲データ110を再生する。
以上のように、本第2実施形態のカラオケ装置10を用
いれば、リモコン70に選曲番号を入力する際に、その
曲を歌う者が持っているぬいぐるみ70のID番号を入
力することにより、その選曲した曲が演奏される順番に
なったことをその曲を歌う者が持っているぬいぐるみ7
0をしゃべらせて知らせることができる。つまり、上記
第2実施形態のカラオケ装置10では、ぬいぐるみ70
にマイクロフォン76およびA/D変換回路90などの
送信機能を設ける必要がなく、また、コマンダ20に受
信回路63および音声認識回路65などを設ける必要が
ないため、カラオケ装置10の構成を簡易にしてコスト
を下げることができる。
【0081】次に、本発明第3実施形態のカラオケ装置
について図15を参照して説明する。図15(A)は、
ぬいぐるみ70の左足73の裏面の説明図であり、同図
(B)は、曲目リストの一部を示す説明図である。本第
3実施形態のカラオケ装置は、バーコード化された選曲
番号を読取る装置をぬいぐるみに設けたことを特徴とす
る。図15(B)に示すように、曲目リスト100は、
曲名101、歌手名102、選曲番号103、および選
曲番号を示すバーコード104から構成されている。ま
た、ぬいぐるみ70の左足73には、バーコード104
を読取るための読取装置(図示省略)が内蔵されてお
り、図15(A)に示すように、左足73の裏には、読
取用の信号を発信する透光性の窓部79が形成されてい
る。
【0082】そして、選曲を行う者が、自分のぬいぐる
み70の左足73の裏に形成された窓部79を曲目リス
ト100の中の歌いたい曲のバーコード104に当てる
と、左足73に内蔵された読取装置によりバーコード1
04が読み取られ、この読取られた読取信号は、ぬいぐ
るみ70のID番号データと共にコマンダ20へ送信さ
れ、コマンダ20のCPU45により、選曲番号データ
に変換される。以降、上記第1実施形態と同じように選
曲番号データにより示される選曲番号に対応する曲デー
タ110が再生される。そして、その再生が終了する
と、次に再生される曲を選曲した者が有するぬいぐるみ
70へ報知信号が送信され、そのぬいぐるみ70により
報知信号が再生される。
【0083】以上のように、本第3実施形態のカラオケ
装置10を用いれば、ぬいぐるみ70の左足73の裏を
歌いたい曲のバーコード104に当てるだけの簡単な操
作により、選曲を行うことができる。しかも、自分が歌
う順番になったことを自分が持っているぬいぐるみ70
が知らせてくれるため、余裕を持って歌う準備をするこ
とができる。なお、窓部79は、ぬいぐるみ70の右足
の裏、右手の裏、または、左手の裏に形成することもで
きる。
【0084】ところで、上記各実施形態では、歌う順番
になったことをぬいぐるみ70のスピーカ77からメッ
セージを出力して報知する手段を採用したが、本発明第
4実施形態として、ぬいぐるみ70の所定の部分に、L
EDランプや電球などを取付け、それらを点灯、また
は、点滅させることにより、歌う順番になったことを報
知する手段を採用することもできる。この場合、上記L
EDや電球などをぬいぐるみ70の目や鼻などに埋め込
む構成にすることもできる。また、LCDにより液晶表
示することもできる。
【0085】また、上記各実施形態では、所定の曲の再
生が終了した際に、その曲の次に予約されている曲を歌
う者が持っているぬいぐるみ70により報知信号を再生
することにより、その者の歌う順番になったことを報知
する構成を採用したが、本発明第5実施形態として、上
記所定の曲の再生が終了する所定の時間前、たとえば、
30秒前になったタイミングでコマンダ20から報知信
号をぬいぐるみ70へ送信し、ぬいぐるみ70により報
知信号を再生する構成を採用することもできる。本第5
実施形態によれば、上記所定の曲の再生が終了した際に
次に歌う者へ報知する場合よりも、歌う準備をする時間
をより長く取ることができる。
【0086】さらに、上記各実施形態では、所定の曲の
再生が終了した際に、その曲の次に歌う者へ順番がきた
ことを報知する構成を採用したが、本発明第6実施形態
として、上記所定の曲の再生が終了した際に、もしく
は、上記所定の曲の再生が終了する所定の時間前になっ
たタイミングで、次に歌う者および次の次に歌う者へ報
知する構成を採用することもできる。この場合、次の次
に歌う者が持っているぬいぐるみ70は、たとえば「次
の次が、あなたが歌う番です。」というメッセージを再
生する。本第6実施形態によれば、所定の曲の再生が終
了した後の2曲目に歌う順番がくることを知ることがで
きるため、より一層余裕を持って歌う準備をすることが
できる。なお、3曲以上後に歌う者へ歌う順番を報知す
る構成にすることもできる。
【0087】また、上記各実施形態では、歌う者がそれ
ぞれぬいぐるみ70を持ち、歌う順番になった者が持っ
ているぬいぐるみ70を特定して報知信号を送信する構
成を採用したが、本発明第7実施形態として、ぬいぐる
み70に曲を予約する者の名前を選曲番号と共に入力
し、コマンダ20に名前と選曲番号とを対応付けて記憶
させ、その選曲番号の曲が再生される順番になった際
に、ぬいぐるみ70によりたとえば「○○さん、あなた
の歌う番です。」というメッセージを再生する構成を採
用することもできる。本第7実施形態によれば、歌う順
番になった者の名前を再生して知らせることができるた
め、ぬいぐるみ70を各人が持つ必要がなく、たとえ
ば、ぬいぐるみ70が1つであっても、歌う順番を特定
の者に知らせることができる。また、ぬいぐるみにLC
Dを設け、液晶表示により歌う順番を知らせることもで
きる。
【0088】ところで、CPU45により実行されるス
テップ170からステップ206が、本発明の検索情報
入力手段として機能し、ステップ142からステップ1
68が、再生順序記憶手段として機能する。また、CP
U45により実行されるステップ260からステップ5
20が、本発明の楽曲情報再生手段として機能し、ステ
ップ210からステップ216が、報知信号送信手段と
して機能する。さらに、CPU81により実行されるス
テップ220からステップ228が、本発明の報知信号
再生手段として機能する。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定の楽
曲情報の再生順序が所定の再生順序になったことを報知
することができる楽音再生装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラオケルーム内の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示すカラオケルームに設置されたカラオ
ケ装置を用いてカラオケをしている様子を示す説明図で
ある。
【図3】(A)は、ぬいぐるみ70を正面から見た説明
図であり、(B)は、ぬいぐるみ70を背面から見た説
明図である。
【図4】図3に示すぬいぐるみ70に内蔵された制御装
置の主な構成をブロックで示す説明図である。
【図5】(A)は、図1に示すカラオケ装置に備えられ
たコマンダの前面パネルの説明図であり、(B)は、そ
のコマンダの背面パネルの説明図である。
【図6】図5に示すコマンダの制御系の構成をブロック
で示す説明図である。
【図7】(A)は曲データの主な構成をブロックで示す
説明図であり、(B)は選曲信号の主な構成をブロック
で示す説明図であり、(C)は応答信号の主な構成をブ
ロックで示す説明図であり、(D)は報知信号の主な構
成をブロックで示す説明図であり、(E)は取消信号の
主な構成をブロックで示す説明図であり、(F)は確認
信号の主な構成をブロックで示す説明図である。
【図8】再生順序テーブルの構成を示す説明図である。
【図9】選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処
理内容を示すフローチャートである。
【図10】(A)は、図9のステップ140において実
行される処理内容を示すフローチャートであり、(B)
は、CPU81により実行される主な処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図11】図10(A)のステップ144において実行
される予約処理および図10(B)のステップ172に
おいて実行される選曲処理の内容を示すフローチャート
である。
【図12】図10(A)のステップ210において実行
される報知信号送信処理および図10(B)のステップ
220において実行される報知信号受信処理の内容を示
すフローチャートである。
【図13】リモコンの外観を示す説明図である。
【図14】第2実施形態のカラオケ装置に備えられたコ
マンダとぬいぐるみとの間で行われる通信制御の内容を
示すフローチャートである。
【図15】(A)は、ぬいぐるみの左足の裏面の説明図
であり、(B)は、曲目リストの一部を示す説明図であ
る。
【図16】歌詞テロップおよび背景映像が表示されたモ
ニタ12の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カラオケルーム 8 サーバー 10 カラオケ装置 12,14 モニタ 16 アンプ 17,18 マイクロフォン 20 コマンダ 45,81 CPU 51,86 アンテナ 65 音声認識回路 70 ぬいぐるみ 73 左足 76 マイクロフォン 77 スピーカ 79 窓部 83 音声データ用ROM 100 曲目リスト 104 バーコード 110 曲データ 120 選曲信号 140 報知信号 150 再生順序テーブル 200 リモコン 300 背景映像 302 歌詞テロップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音により構成される楽曲を示す楽曲情
    報が記憶された楽曲情報記憶手段の中から再生する楽曲
    情報を検索して読出し、この読出した楽曲情報を再生す
    る楽音再生装置において、 前記楽曲情報を検索するための検索情報を入力する検索
    情報入力手段と、 この検索情報入力手段により入力された検索情報と、こ
    の検索情報に基づいて検索して読出される楽曲情報の再
    生順序とを対応付けて記憶する再生順序記憶手段と、 この再生順序記憶手段により記憶された検索情報に基づ
    いて検索して読出される楽曲情報を前記再生順序にした
    がって読出し、この読出した楽曲情報を再生する楽曲情
    報再生手段と、 前記再生順序記憶手段に記憶された検索情報に基づいて
    検索して読出され、再生される楽曲情報のうち、所定の
    楽曲情報の再生順序が所定の再生順位になったことが検
    出された際に、その所定の再生順位になったことを示す
    報知信号を送信する報知信号送信手段と、 この報知信号送信手段により送信された報知信号を受信
    するとともに、この受信した報知信号を再生する報知信
    号再生手段と、 が備えられたことを特徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記報知信号再生手段が複数備えられて
    おり、各報知信号再生手段には、他の報知信号再生手段
    と識別するための識別情報が記憶された識別情報記憶手
    段がそれぞれ備えられており、 前記検索情報入力手段は、 前記検索情報と前記識別情報とを対応付けて入力可能な
    ものであり、 前記再生順序記憶手段は、 前記検索情報入力手段により入力された前記検索情報、
    前記識別情報および再生順序を対応付けて記憶可能なも
    のであり、 前記報知信号送信手段は、 前記検索情報記憶手段に記憶された検索情報のうち、所
    定の検索情報に対応付けられた再生順序が所定の再生順
    位になったことが検出された際に、その所定の再生順位
    になった前記所定の検索情報に対応付けられた識別情報
    と共に前記報知信号を送信するものであり、 前記報知信号再生手段は、 前記報知信号送信手段により送信された報知信号および
    識別情報を受信するとともに、この受信した識別情報
    が、この報知信号再生手段に備えられた前記識別情報記
    憶手段に記憶された識別情報と対応すると判定された場
    合に前記受信した報知信号を再生するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の楽音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記報知信号再生手段には、 前記検索情報入力手段と、 この検索情報入力手段により入力された検索情報および
    前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を送信する
    検索情報送信手段とが備えられており、 前記再生順序記憶手段は、 前記検索情報送信手段により送信された前記検索情報お
    よび識別情報を受信する検索情報受信手段を備え、この
    検索情報受信手段により受信された前記検索情報、識別
    情報および再生順序を対応付けて記憶するものであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽音再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記報知信号再生手段には、 前記報知信号を音声により再生する音声再生手段が備え
    られたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れか1つに記載の楽音再生装置。
  5. 【請求項5】 前記報知信号再生手段は、 前記報知信号により示される前記所定の再生順位を報知
    するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
  6. 【請求項6】 前記報知信号再生手段は、携帯可能なも
    のであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか1つに記載の楽音再生装置。
  7. 【請求項7】 前記検索情報入力手段には、 音声を入力する音声入力手段と、 この音声入力手段により入力された音声をこの音声に対
    応する検索情報に変換する変換手段とが備えられたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに
    記載の楽音再生装置。
JP9238908A 1997-08-19 1997-08-19 楽音再生装置 Pending JPH1165576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9238908A JPH1165576A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 楽音再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9238908A JPH1165576A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 楽音再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1165576A true JPH1165576A (ja) 1999-03-09

Family

ID=17037064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9238908A Pending JPH1165576A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 楽音再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1165576A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244678A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Tu-Ka Cellular Tokyo Inc 携帯端末装置
JP2008216402A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2008233320A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Daiichikosho Co Ltd 音声選曲機能を備える車載用カラオケシステム
JP2008250125A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2008250127A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2009508177A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 移動端末を用いてカラオケサービスを提供するための方法、装置及びコンピュータプログラム
JP2016071185A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置、プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244678A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Tu-Ka Cellular Tokyo Inc 携帯端末装置
JP2009508177A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 移動端末を用いてカラオケサービスを提供するための方法、装置及びコンピュータプログラム
JP2008216402A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2008233320A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Daiichikosho Co Ltd 音声選曲機能を備える車載用カラオケシステム
JP2008250125A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2008250127A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム
JP2016071185A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030045274A1 (en) Mobile communication terminal, sensor unit, musical tone generating system, musical tone generating apparatus, musical tone information providing method, and program
JP2003167594A (ja) 歌唱音声合成を用いた携帯電話装置及び携帯電話システム
JP2009244789A (ja) ガイドボーカル生成機能を備えるカラオケシステム
JPH10171481A (ja) 楽音再生装置
JPH1165576A (ja) 楽音再生装置
JP4516944B2 (ja) カラオケ歌唱補助システム
JPH1091173A (ja) 楽音再生装置
JP2004205818A (ja) カラオケ装置
JP4068069B2 (ja) バックコーラス音量を自動制御するカラオケ装置
JP2004272115A (ja) カラオケ装置
JP3974069B2 (ja) 合唱曲や重唱曲を処理するカラオケ演奏方法およびカラオケシステム
JPH1091177A (ja) 楽音再生システム
JPH1091176A (ja) 楽曲検索装置および楽曲再生装置
JP4373321B2 (ja) 音楽再生装置
JP4516943B2 (ja) カラオケ歌唱補助システム
JP3881738B2 (ja) 楽音再生装置
JP5327725B2 (ja) 楽音演奏装置
JPH1091175A (ja) 楽音再生システム
JP2012145875A (ja) カラオケ装置
JPH10124074A (ja) 楽音発生装置
JP2010085481A (ja) カラオケ装置
JPH11126085A (ja) カラオケ装置
JP2023064385A (ja) カラオケ装置
JP2006162915A (ja) 音楽再生装置
JPH1115486A (ja) 楽音再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040803

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311