JP2000099050A - 複数のボーカルパートを選択的に再生出力するカラオケ装置 - Google Patents

複数のボーカルパートを選択的に再生出力するカラオケ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のボーカルパートを選択的に再生出力す
るカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 複数のボーカルパートが付属した楽曲を
演奏する際に、どのボーカルパートを再生するかをユー
ザが任意に指定するためのユーザインタフェースを備え
るとともに、伴奏音楽生成データと歌詞描出データと複
数のボーカルパート毎に区別して収録されているボーカ
ル録音データとが各楽曲毎に対応付けされ、演奏制御手
段が指定楽曲のカラオケ伴奏音楽を順次生成し、歌詞描
出制御手段が前記演奏制御手段によるカラオケ伴奏音楽
と同期して歌詞画像を順次生成してディスプレイに表示
し、ボーカル再生手段が指定されたボーカルパートにつ
いて、前記演奏制御手段によるカラオケ伴奏音楽と同期
してボーカル音声を再生出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関
し、より具体的には複数のボーカルパートを選択的に再
生出力するカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置は、MIDIデータなどの
カラオケ伴奏音楽の起源となる電子楽譜的に記述された
伴奏音楽生成データと歌詞画像の起源となる歌詞描出デ
ータを楽曲単位で区分してデータベースに蓄積してい
る。そして、演奏制御手段が指定楽曲の伴奏音楽生成デ
ータに基づいてシンセサイザを制御してカラオケ伴奏音
楽を順次生成するとともに、歌詞描出制御手段がその楽
曲の歌詞描出データを処理して前記カラオケ伴奏音楽に
同期して色変わりする歌詞画像を順次生成してディスプ
レイに表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある人がある楽曲をカ
ラオケ装置を使って歌唱しようとする場合、あらかじめ
その楽曲を覚えようと練習する。普通、練習には楽曲の
元歌が収録された市販のCDやカセットテープなどのオ
ーディオソフトを使用し、そのソフトをプレーヤで再生
して聴く。また、カラオケ練習用オーディオソフトとし
て、音声多重カラオケソフトと呼ばれるものがある。こ
れは、ステレオの左右2チャンネルの音声の片側にカラ
オケ伴奏音楽を、もう一方のチャンネルにボーカル音声
を収録したものである。そして、所望のチャンネルの音
声だけをプレーヤで再生することで、あるときはカラオ
ケ伴奏音楽のみ再生してカラオケ練習をしたり、あると
きはボーカル音声も加えて再生して模範的な歌唱状態の
チェックをしたりする。
【0004】しかし、この音声多重カラオケソフトでは
デュエット曲など複数のボーカルパートがある楽曲で
は、全てのボーカル音声が混合されて片側チャンネルに
収録されてしまっている。これでは、パート毎の音声を
聞き分けることが難しく、練習したいパートと他のパー
トを混同し、かえって練習に向かない。また、練習した
い音声のみを消音して他のパートの音声と混声したい場
合にも対応できない。さらに、この音声多重カラオケソ
フトは元歌の新曲CDなどが発売されてからかなり後で
発売されることが多く、新曲をいち早く覚えたいという
カラオケ愛好者の自然な要望に応えることもできない。
【0005】一方カラオケ装置は、通信カラオケシステ
ムの普及に伴い、新曲のカラオケソフト(伴奏音楽生成
データ)が新曲のCDとほぼ同時に提供される。そのた
め、新曲の練習にはカラオケ装置を利用するのが望まし
い。しかし、カラオケ楽曲にはボーカルパートが無い。
そのため、必要に応じてボーカルパートを再生して模範
歌唱状態をチェックするといった練習をすることができ
ない。
【0006】ここで、カラオケ伴奏音楽にバックコーラ
スの音声を付加するバックコーラス機能に着目してみ
る。この機能は、バックコーラス音声を録音して、その
音声信号をADPCM形式などの適宜な符号化データと
してデータベースに格納しておく。伴奏音楽生成データ
中にどのバックコーラスをどのタイミングで再生するか
を規定しておく。バックコーラス再生手段は、所定のバ
ックコーラス音声を所定のタイミングで伸長復号してバ
ックコーラスの音声信号を再生し、カラオケ伴奏音楽に
混合してスピーカに出力する。したがって、このバック
コーラスを楽曲毎に対応付けさせた一曲通しのボーカル
音声に置き換えればボーカル音声が再生できる。
【0007】しかし、従来のバックコーラス機能では、
伴奏音楽生成データによってADPCMデータを指定し
ているので、バックコーラスをそのままボーカル音声に
置き換えたとしても、デュエット曲やグループ楽曲に対
して任意のパートのみを再生することができないという
問題が依然として残る。さらに、練習に限らず、複数の
ボーカルパートを持つ元歌に対して、カラオケ楽曲をそ
のパート数より少ない人数で歌う場合もあり得る。例え
ば、女性同士でカラオケに行って男女混声のデュエット
曲が歌えなかったり、少ない人数でカラオケに行って、
その数より多いメンバーで構成されているグループのカ
ラオケ楽曲が歌えなかったりなど、不自由な思いをした
カラオケ利用者は多いはずである。
【0008】そこで本発明は、従来のカラオケ装置にお
けるバックコーラス機能を高度に発展させることで、カ
ラオケ伴奏音楽を生成するとともに複数のボーカールパ
ートから任意に選択されたパートの音声を再生でき、カ
ラオケ練習を効率的に行ったり、デュエット曲やグルー
プ楽曲を少ない人数でも楽しめるカラオケ装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明はつぎの事項
(1)〜(5)によって特定される複数のボーカルパー
トを選択的に再生出力するカラオケ装置である。 (1)複数のボーカルパートが付属した楽曲を演奏する
際に、どのボーカルパートを再生するかをユーザが任意
に指定するためのユーザインタフェースが用意されてい
る。 (2)カラオケ伴奏音楽の起源となる電子楽譜的に記述
された伴奏音楽生成データおよび歌詞画像の起源となる
歌詞描出データが楽曲単位で区分されてデータベースに
蓄積されている。 (3)演奏制御手段が指定楽曲の伴奏音楽生成データに
基づいてシンセサイザを制御してカラオケ伴奏音楽を順
次生成するとともに、歌詞描出制御手段がその楽曲の歌
詞描出データを処理して前記カラオケ伴奏音楽に同期し
て色変わりする歌詞画像を順次生成してディスプレイに
表示する。 (4)前記データベースにおけるある楽曲にはボーカル
録音データが対応付けされている。このボーカル録音デ
ータは、カラオケ伴奏音楽に合わせた音声を録音して符
号化したデータであり、複数のボーカルパート毎に区別
して収録されている。 (5)ボーカル再生手段は、前記ユーザインタフェース
により指定されたボーカルパートについて、前記演奏制
御手段によるカラオケ伴奏音楽と同期してボーカル音声
を再生出力する。
【0010】第2の発明は、前記歌詞描出データが前記
ボーカルパート毎に区分されており、前記歌詞描出手段
が前記ユーザインタフェースにより選択されたボーカル
パートに相当する歌詞画像を非選択のパートと識別可能
に適宜に表示出力するカラオケ装置とした。
【0011】また、前記ユーザインタフェースは固有の
リモコンIDを含んだ操作信号を発信するリモコン送信
器であり、前記演奏制御手段は、指定楽曲を演奏するさ
い、当該楽曲の演奏予約を入力したリモコン送信器から
の前記ボーカルパート選択入力を受け付けるカラオケ装
置を第3の発明としている。
【0012】
【発明の実施の形態】===カラオケ装置の基本的な構
成と動作=== 図1は、本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成を
通信カラオケシステムの演奏端末として示している。中
央制御部11は、内部にCPU、RAM、ROMを含む
マイコンであり、データバス100や制御バス110を
介して周辺各構成部とデータ通信を行い、このカラオケ
装置1を制御/統括している。中央制御部11は適宜な
通信機会にモデム24を制御して電話回線網50を介し
てホスト装置60に接続する。そして、ホスト装置60
よりカラオケデータの配信を受ける。配信されたカラオ
ケデータをハードディスク装置12に格納する。
【0013】カラオケデータはMIDI形式によって記
述されたカラオケ伴奏音楽の起源となる伴奏音楽生成デ
ータと、その楽曲演奏に同期してディスプレイに表示す
べき歌詞画像の起源となる歌詞描出データと、その楽曲
演奏に適宜に付加されるバックコーラスの起源となるA
DPCM形式のバックコーラス録音データとを含んでい
る。
【0014】伴奏音楽生成データは、シンセサイザ13
をどのように制御し、バックコーラス録音データをどの
ように処理するかを規定している。すなわち、シンセサ
イザ13が演奏時系列上のどの時点にどのような伴奏音
を生成すべきかを記述し、かつ、どのバックコーラス録
音データをいつ再生するかを指示する同期情報も組み込
んでいる。歌詞描出データは、書式付きの歌詞文字と、
歌詞文字列のディスプレイへの表示/消去タイミング
と、表示中の歌詞文字列に対する色変えパターンとを記
述している。
【0015】中央制御部11は、リモコン送信器17や
操作パネル18などの操作入力部にて入力されたリクエ
スト楽曲のIDを操作制御部19を介して受け取ると、
その入力順とIDとを対応づけてRAMに格納し、楽曲
の演奏予約登録を行う。そして、予約順番に従って該当
する楽曲のカラオケデータを取り出す。そして、MID
Iデータをシンセサイザ13に転送する。シンセサイザ
13は、MIDIデータに従って内蔵音源を制御し、カ
ラオケ伴奏音楽を生成する。さらに、所定のタイミング
で所定のADPCMバックコーラス録音データをPCM
デジタル音声データに伸長復号する。そして、このPC
MデータをD/Aコンバータ(以下、DAC)25に転
送し、アナログ音声信号に変換させる。このバックコー
ラスの音声信号は、シンセサイザ13が出力するカラオ
ケ伴奏音楽の音声信号とともにミキシングアンプ14へ
入力されて混合される。さらに、マイクロホン15から
の歌唱音声信号と混合されてスピーカ16に音響出力さ
れる。なお、本実施例では、バックコーラス録音データ
を中央制御部11で伸長復号しているが、専用のADP
CM復号部を備えさせて中央制御部11のデータ処理に
掛かる負担を軽減させる構成も考えられる。
【0016】一方、カラオケ伴奏音楽の生成処理に同期
して歌詞描出データを処理し、色変わりしていく歌詞画
像をビットマップ画像データとして順次生成してビデオ
RAM20に展開する。映像制御部21は、このビット
マップ画像をビデオCDチェンジャ22から出力される
ムード映像にスーパーインポーズする処理を行ってディ
スプレイ23に映像出力する。
【0017】カラオケ装置1は、上述の基本演奏動作機
能に加え、カラオケ楽曲に合わせて歌うボーカル音声を
そのカラオケ伴奏音楽と同期させてスピーカに出力する
ボーカル音声再生機能を備えている。つぎに、このボー
カル音声再生機能について説明する。
【0018】===ボーカル音声再生機能の概略=== 本実施例において、カラオケ楽曲にボーカル録音データ
が対応付けされてハードディスクに格納されている。し
かも、デュエット曲やグループ楽曲にも対応して、1楽
曲に対して複数パートのボーカル音声が区別されて用意
されている。ボーカル録音データは、カラオケ楽曲に合
わせて歌う元歌歌手のボーカル音声をADPCM形式に
圧縮符号化したデータである。また本実施例では、後述
のユーザインタフェース環境を実現するための補助デー
タとして、伴奏音楽生成データに対応するボーカル録音
データの数やそのパート名が付帯している。パート名
は、例えばデュエット曲であれば、男性パート、女性パ
ートなどである。なお、パート名をボーカル録音データ
に付帯させ、パート数を対応するボーカル録音データの
数から特定することもできる。
【0019】ある楽曲のカラオケ伴奏音楽の演奏中に、
利用者がリモコン送信器17などからの操作入力部にて
所定の操作入力を行うと、複数のボーカルパートから任
意のパートが選択され、そのボーカル音声が再生され
る。再生されたボーカル音声は伴奏音楽および歌唱音声
に混合されてスピーカに出力される。
【0020】===ボーカル音声の再生動作=== ボーカル録音データはバックコーラス録音データと同じ
くADPCM形式である。したがって、その再生経路は
バックコーラス録音データの場合とほぼ同じである。中
央制御部11は、指定楽曲のカラオケ伴奏音楽の生成処
理をするさい、伴奏音楽生成データとともに、該当のボ
ーカル録音データを全てのボーカルパートについてハー
ドディスク装置12より取り出す。伴奏音楽の生成に先
だって、まず伴奏音楽生成データ中のパート数とパート
名を取得する。そして、伴奏音楽の生成に同期して、こ
れら全ボーカル録音データを時分割処理し、ボーカルパ
ート毎のPCMデータに伸長復号していく。利用者の操
作入力によってあるボーカルパートの選択指示がなされ
ると、そのPCMデータをDAC25に転送していく。
もちろん、複数のボーカルパートが選択されることもあ
る。DAC25はこのPCMデータをアナログのボーカ
ル音声に変換する。ボーカル音声はミキシングアンプ1
4に入力され、伴奏音楽および歌唱音声と混合されてス
ピーカ16に音響出力される。
【0021】本実施例では、複数のボーカルパートに対
応した各ボーカル録音データは、個別のデータファイル
として用意されている。もちろん、全パートのADPC
Mデータをパケット化するなどして、各パートを識別し
て区別できるようなデータ構造であれば、1つのデータ
ファイルとして用意することもできる。
【0022】===ボーカル音声再生機能のユーザイン
タフェース=== リモコン送信器17の操作ボタン配置例を図2に示して
いる。リモコン送信器17には通常のリクエスト楽曲の
予約登録やキーやテンポのコントロール用ボタンのほか
に、ボーカル音声再生機能の操作用ボタンとして2つの
ボーカル選択ボタン31、32が配設されている。以
下、このリモコン送信器17の操作に応じたカラオケ装
置1の動作を示すことで、ボーカル音声再生機能のユー
ザインタフェースについて説明する。
【0023】ある楽曲の演奏中にボーカル音声再生機能
を使用したときのディスプレイ23の表示画面の概略を
図3に示している。ここでは、デュエット曲の演奏中に
ボーカル音声再生機能が使用されたものとしている。利
用者がこの楽曲の演奏中にリモコン送信器17にていず
れかのボーカル選択ボタン(以下、ボタン)31、32
を押すと、中央制御部11は、取得したボーカル音声の
パート数とその名前に基づいて、あらかじめ設定されて
いる選択可能なボーカル音声の出力モードを示す文字画
像42を、歌詞画像41が表示されている通常演奏時の
画面中に表示する。図示した例では、デュエット曲の男
性および女性パートのボーカルパートに対して、どちら
の音声も出力しない「OFF」、男性あるいは女性のみ
の音声のみを出力する「男性」および「女性」、そして
両方の音声を出力する「混声」が画面上下方向に並べて
表示されている。そして、現在選択しているボーカルパ
ートの左隣に矢印が表示されている。なお、トリオ(ボ
ーカル数:3、ボーカル名:A、B、C)であれば、
「OFF」「A」「B」「C」「AとB」「AとC」
「BとC」「AとBとC」の8つの音声モードの選択肢
が自動生成されることになる。カルテット以上について
も同様にして選択肢を自動生成する。また、楽曲に対応
するボーカル録音データが用意されていないときはその
旨を表示する。もちろん、ボーカル名とボーカル数に応
じて選択肢を自動生成するのではなく、選択肢を伴奏音
楽生成データ中に付帯させたり、楽曲番号に対応付けさ
れたテーブルなどによって用意してもよい。
【0024】ボタン31、32に表示されている「▼」
「▲」は、縦に並んで表示された各選択状態に対して矢
印の移動方向を示したものであり、利用者が適宜なボタ
ン31、32を押して、希望するボーカル音声に矢印を
合わせる。中央制御部11は、この矢印の移動に伴っ
て、伸長復号したPCMデータをDAC25に送る。こ
れによって、選択されたボーカル音声が出力される。も
ちろん、「OFF」の選択時には全てのPCMデータの
転送が停止される。
【0025】===その他=== ボーカル録音データはADPCMに限らず、MPEGデ
ータや「TwinVQ」と呼ばれる技術に従った音声圧
縮データなど、音声信号をデジタル化したデータであれ
ばいかなるものでもよい。また、PCMデータをそのま
ま格納しておいてもよい。この場合は、復号時に伸長す
る必要がないのでPCMデータにおける時間データをカ
ラオケ伴奏音楽の演奏時系列に従って設定しておけば、
格納アドレスとデータ位置とが対応づけられるため、あ
るボーカルパートが選択されてから所定のデータを読み
出す構成とすることもできる。
【0026】選択されたボーカルパートの音声出力経路
として、DACに転送するPCMデータによってボーカ
ルパートの切り替えを行わず、全てのパートの音声をD
ACで再生し、ボーカルパート数分のアナログ音声信号
を入力して選択された音声信号のみを出力させるセレク
タを設けた構成としてもよい。
【0027】歌詞描出データをボーカルパート毎に揃え
て選択されたパートのみを表示したり、色変えを施した
りするような歌詞描出プログラムによって歌詞描出処理
を実行してもよい。もちろん、ボーカルパート毎に歌詞
描出データを個別に用意しておいてもよい。
【0028】歌唱者以外の人が誤ってボーカルパートを
切り替えてしまわないように所定のリモコンからのみの
操作信号を受付可能とすることもできる。この場合、リ
モコン送信器毎にIDを記憶させ、操作信号にそのID
を含ませるようにする。そして、予約登録をしたリモコ
ン送信器のみからその予約楽曲の演奏時にボーカル音声
再生機能のための操作入力を受け付けることとしてもよ
い。なお、カラオケ事業者によっては、個人で所有する
形態の「パーソナルリモコン」を顧客に提供しており、
このリモコン送信器は送信信号にIDが含まれているの
で、このリモコン送信器をボーカル音声再生機能対応と
することも可能である。
【0029】上記実施例では、デュエット曲の場合、ボ
ーカル音声は男性、女性の各音声データが用意され、混
声時には両方の音声を出力していた。これに混声ボーカ
ル音声も加えて用意しておくことで、混声の音声出力時
におけるDACへの転送処理やDACにおけるD/A変
換処理の負荷を軽減することができる。
【0030】
【発明の効果】カラオケ装置において、カラオケ楽曲に
ボーカル録音データをボーカルパート毎に用意して対応
付けするとともに、任意のパートを選択して音声出力す
るユーザインタフェースを備えることで、カラオケ伴奏
音楽に複数のボーカルパートから任意のパートを組み合
わせたボーカル音声を混合して出力するボーカル音声再
生機能を実現する。そのため、この機能を歌唱練習に利
用すれば、練習したいパートのみを音響出力したり、あ
るいは他のパートのみを出力するなど、あるパートのみ
を歌唱練習するさい、混声によって練習パートと他のパ
ートの音声とを聞き間違えるなどの混乱を皆無にし、練
習効率を飛躍的に向上させる。
【0031】また、デュエット曲の一方のパートを1人
で歌って、他のパートは元歌歌手の歌声とするなど、デ
ュエット曲の歌唱を魅力的にする。さらに、少ない人数
でグループ楽曲の全メンバーのボーカル音声を揃えて歌
唱することもできる。したがって、従来は条件が揃わな
ければ歌われなかった楽曲の演奏機会が増え、結果的に
カラオケ装置の利用効率が高まる。
【0032】また、音響出力するボーカルパートに応じ
て歌詞画像を連動させれば、利用者が歌っているパート
の歌詞画像を他のパートの歌詞と区別して表示できるた
め、さらに歌いやすくなる。
【0033】ある楽曲に対してボーカル音声を再生させ
る機能を使用するさい、この楽曲を予約登録操作をした
リモコン送信器からの操作信号のみを受付可能とするこ
とで他のリモコン送信器からの操作信号による誤動作を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成図
である。
【図2】上記実施例におけるリモコン送信器の操作ボタ
ン配置図である。
【図3】上記実施例において、ディスプレイに表示され
るボーカルパートの選択状態の画面概略図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 11 中央制御部 12 ハードディスク装置 13 シンセサイザ 25 D/Aコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗林 英美 東京都品川区北品川5−5−26 株式会社 第一興商内 (72)発明者 橘 聡 東京都品川区北品川5−5−26 株式会社 第一興商内 Fターム(参考) 5D108 BE08 BF20 BG06 5D378 MM41 MM97

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの事項(1)〜(5)によって特定
    される発明。 (1)複数のボーカルパートを選択的に再生出力するカ
    ラオケ装置である。複数のボーカルパートが付属した楽
    曲を演奏する際に、どのボーカルパートを再生するかを
    ユーザが任意に指定するためのユーザインタフェースが
    用意されている。 (2)カラオケ伴奏音楽の起源となる電子楽譜的に記述
    された伴奏音楽生成データおよび歌詞画像の起源となる
    歌詞描出データが楽曲単位で区分されてデータベースに
    蓄積されている。 (3)演奏制御手段が指定楽曲の伴奏音楽生成データに
    基づいてシンセサイザを制御してカラオケ伴奏音楽を順
    次生成するとともに、歌詞描出制御手段がその楽曲の歌
    詞描出データを処理して前記カラオケ伴奏音楽に同期し
    て色変わりする歌詞画像を順次生成してディスプレイに
    表示する。 (4)前記データベースにおけるある楽曲にはボーカル
    録音データが対応付けされている。このボーカル録音デ
    ータは、カラオケ伴奏音楽に合わせた音声を録音して符
    号化したデータであり、複数のボーカルパート毎に区別
    して収録されている。 (5)ボーカル再生手段は、前記ユーザインタフェース
    により指定されたボーカルパートについて、前記演奏制
    御手段によるカラオケ伴奏音楽と同期してボーカル音声
    を再生出力する。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記歌詞描出データ
    は前記ボーカルパート毎に区分されており、前記歌詞描
    出手段は、前記ユーザインタフェースにより選択された
    ボーカルパートに相当する歌詞画像を非選択のパートと
    識別可能に適宜に表示出力することを特徴とするカラオ
    ケ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ユーザ
    インタフェースは固有のリモコンIDを含んだ操作信号
    を発信するリモコン送信器であり、前記演奏制御手段
    は、指定楽曲を演奏するさい、当該楽曲の演奏予約を入
    力したリモコン送信器からの前記ボーカルパート選択入
    力を受け付けることを特徴とするカラオケ装置。
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