JPH05242208A - マルチメディアシナリオ編集装置およびその方法 - Google Patents

マルチメディアシナリオ編集装置およびその方法

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JPH05242208A
JPH05242208A JP4045358A JP4535892A JPH05242208A JP H05242208 A JPH05242208 A JP H05242208A JP 4045358 A JP4045358 A JP 4045358A JP 4535892 A JP4535892 A JP 4535892A JP H05242208 A JPH05242208 A JP H05242208A
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scenario
presentation time
synchronization
media
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JP4045358A
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Harumi Ono
晴美 小野
Takashi Nishimura
孝 西村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチメディアシナリオに対して、編集時に
調整する必要があるメディアを検出し、メディアが1箇
のとき自動的にメディアの提示時間を調整することがで
きるようにし、調整箇所が複数のときには、調整可能な
方法をユ−ザに提示して、編集作業を支援する。 【構成】 各メディアの同期ポイントにおける同期情報
に基づいてシナリオをネットワ−クで記述し、そのネッ
トワ−ク記述されたシナリオから提示時間調整箇所を自
動検出して、メディアの提示時間を自動調整する一方、
複数メディアからなる調整箇所を自動提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つのメディア間の同
期を任意ポイント間で設定するマルチメディアプレゼン
テ−ションのシナリオ編集装置とその方法に関し、特に
ユ−ザが設定した同期設定を満足するために、提示時間
を調整する必要のある箇所を自動的に検出して、メディ
ア間の同期補正を制御するマルチメディアシナリオ編集
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラマの脚本や放送の筋書き等(以下、
シナリオ)は画像と文章ないし音声説明から形成されて
いるので、ISDN等を介して遠隔地相互間をマルチメ
ディアで送受信すれば極めて便利である。このようなマ
ルチメディアシナリオ編集においては、画像と文章また
は音声が同期しなければならない。メディア間の同期を
任意ポイント間で設定するマルチメディアシナリオ編集
においては、ユ−ザがメディアの提示時間に留意せずに
同期設定を行っている。そのため、1つのメディアに2
つ以上の同期ポイントが存在する場合には、同期ポイン
ト間の提示時間を他のメディアの提示時間と一致させる
必要が生じる。この問題に関しては、再生速度の変更や
デ−タの削除によりメディアの提示時間を調整すること
によって、2つのメディア間の同期を制御する方法が提
案されている(例えば、『1991年電子情報通信学会春季
全国大会講演集』A−273“マルチメディア同期再生方
式”参照)。図2は、従来における同期再生方法の原理
を示す図である。上述の講演集に記載されたマルチメデ
ィア同期再生方式では、図2に示すような方法を用い
る。音声Aは提示時間がt1、画像Aは提示時間がt2
のメディアであり、t1<t2である。各メディアは、
適切な編集方法を属性として持っており、この属性情報
を参照することにより編集方法を決定する。一例とし
て、音声Aは再生速度の圧縮伸長が可能であり、画像A
は編集不可能とする編集方法を属性として持っていると
仮定する。この状態において、ユ−ザが音声Aの開始ポ
イントと画像Aの開始ポイント、および音声Aの終了ポ
イントと画像Aの終了ポイントの2箇所に同期を設定し
た場合、2つのメディアの提示時間が異なるため、提示
時間の調整が必要となる。そこで、各メディアの編集方
法に関する属性を参照した結果、音声Aの再生速度を遅
くすることにより、提示時間をt1からt2に伸長して
音声A′にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なシナリオでは、1つのメディアに同期付けられた他の
メディアが複数存在し、同期に遅延時間を設定する場合
もある。図3は、従来における同期に遅延時間を設定し
た場合のシナリオ編集の説明図である。図3では、音楽
の開始ポイントは風景映像の開始ポイントに対して遅延
時間を持たせた同期付けが行われており、終了ポイント
はアナウンサ−の挨拶の終了ポイントに対して同期付け
が行われる。この状態において、例えば、提示時間がΔ
tだけ長いアナウンサ−の挨拶に変更したと仮定する。
この場合の提示時間調整としては、次のの2つの方
法がある。すなわち、アナウンサ−挨拶の開始時刻を
Δtだけ早める方法、風景映像の提示時間と遅延時間
+音楽の提示時間をΔtだけ伸ばす方法の2つである。
しかし、遅延時間+音楽の提示時間調整には、遅延時間
だけを伸ばす場合と、音楽だけを伸ばす場合と、それら
両方を伸ばす場合の種々の場合がある。つまり、2つの
メディアの開始、終了ポイントを一致させることにより
提示時間調整メディアを1つに限定している従来の方法
では、汎用的シナリオ編集には不適切であるという問題
がある。また、同期補正手段が複数存在する場合には、
提示時間調整箇所をユ−ザに提示する機能を具備するこ
とが望ましい。例えば、図3において上述のようにアナ
ウンサ−挨拶の時間を長く変更した場合には、方法と
方法をユ−ザに提示して、調整メディアと調整時間の
入力を促す機能が必要である。しかし、従来の方法で
は、複数の調整箇所を人間が探索しており、自動的に提
示時間調整箇所を検出できないという問題がある。本発
明の目的は、これら従来の課題を解決し、任意ポイント
間で同期設定されたマルチメディアシナリオに対して、
メディアが1つの場合には自動的にメディアの提示時間
を調整することができ、調整箇所が複数ある場合には調
整可能な方法をユ−ザに提示してユ−ザの編集作業を支
援することが可能なマルチメディアシナリオ編集装置お
よびその方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマルチメディアシナリオ編集装置は、
(イ)2つのメディアの任意ポイントを同期付けてマル
チメディアシナリオを構成する編集装置において、マル
チメディアシナリオを構成する各メディアの同期情報、
再生速度、編集方法を蓄積するメディア情報蓄積手段
と、記述されたシナリオを蓄積するシナリオ蓄積手段
と、各メディアの同期ポイントの同期情報に基づいてシ
ナリオを同期イベント識別子、オブジェクト識別子、お
よび各オブジェクトに対応した提示時間をネットワ−ク
で記述する手段と、ネットワ−ク記述手段により記述さ
れた情報に基づき、探索木が生成されていない場合に
は、シナリオを開始する同期イベントを抽出してル−ト
ノ−ドとし、ネットワ−クを重複しないよう判定しなが
ら探索した木を探索木蓄積手段に登録することにより提
示時間調整箇所を検出する手段と、検出手段で検出され
た提示時間調整箇所の1つに対して、シナリオ蓄積手段
に蓄積された提示時間調整箇所を参照しながら、メディ
ア情報蓄積手段に蓄積されている編集方法に基づいて補
正処理を行う補正制御手段とを有することを特徴として
いる。また、本発明のマルチメディアシナリオ編集方法
は、(ロ)任意のポイント間で同期設定されたマルチメ
ディアシナリオに対して、各メディアの同期ポイントに
おける同期情報に基づいてシナリオを同期イベント識別
子、オブジェクト識別子、および各オブジェクトに対応
した提示時間をネットワ−クで記載し、ネットワ−クで
記述されたシナリオから提示時間調整箇所を自動検出
し、調整すべきメディアが1つの場合には、メディアの
提示時間を自動調整するとともに、調整箇所が複数存在
する場合には、調整可能な方法をユ−ザに提示すること
を特徴としている。
【0005】
【作用】本発明においては、各メディアの同期ポイント
における同期情報に基づいてシナリオをネットワ−クで
記述し、ネットワ−ク記述されたシナリオから提示時間
調整箇所を自動検出し、メディアの提示時間を自動調整
もしくは複数メディアからなる調整箇所を自動提示す
る。提示時間調整箇所を自動検出するため、任意ポイン
ト間で設定された同期情報に基づいて記述したマルチメ
ディアシナリオのネットワ−クを探索する。これによ
り、提示時間調整箇所が一意に決定できる場合にはシナ
リオを自動調整し、決定できない場合には、可能な調整
箇所をユ−ザに提示することにより編集作業を支援する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すマルチメデ
ィアシナリオ編集装置のブロック図である。図1におい
て、1はユ−ザとの対話制御を行うインタフェ−ス部、
2はマルチメディアプレゼンテ−ションの素材となるデ
−タを蓄積する素材メディア蓄積部、3はマルチメディ
アシナリオを構成する各メディアの同期情報、再生速
度、編集方法等からなるメディア情報蓄積部、4はメデ
ィアの編集方法に基づいて提示時間の補正を行う補正
部、5はメディア間の同期を制御する同期制御部、6は
同期情報からシナリオをネットワ−ク記述する記述部、
7は記述されたシナリオを蓄積するシナリオ蓄積部、8
は提示時間調整を必要とする連続したメディアの集合
(以下、パスと呼ぶ)の対を検出する検出部、9は検出
されたパスの対に基づいて、実際に提示時間を補正する
メディアを選択し、補正時間や補正方法を制御する補正
制御部である。本実施例では、編集装置で、2つのメデ
ィア間の同期情報からマルチメディアシナリオを記述し
て、これを編集する。先ず、インタフェ−ス部1は、2
つのメディア間の同期設定および解除、メディアの提示
時間変更等の編集作業を対話制御して、ユ−ザが指定し
た編集情報を同期制御部5に転送する。同期制御部5
は、転送されてきた編集情報に基づいて、同期の設定お
よび解除の場合にはシナリオ記述部6に編集情報を転送
し、再生速度やデ−タ長の変更により、メディアの提示
時間が変更されるだけの場合には、シナリオ情報蓄積部
7を参照することにより変更箇所と変更後の提示時間を
補正制御部9に転送する。
【0007】シナリオ記述部6は、転送されてきた編集
情報に基づいて、シナリオ情報蓄積部7を参照すること
によりシナリオをネットワ−クで記述し、変更されたシ
ナリオの識別子を検出部8に転送する。検出部8は、シ
ナリオ記述部6からシナリオ識別子が転送される度に起
動することもでき、また複数の同期設定後、ユ−ザが提
示時間調整命令を発行することにより起動することもで
きる。起動された検出部8は、転送されてきたシナリオ
識別子に基づいてシナリオ情報蓄積部7のネットワ−ク
記述を探索することにより、提示時間調整が必要な箇所
を検出する。そして、その検出結果とシナリオ識別子を
補正制御部9に転送するとともに、提示時間調整箇所の
情報をシナリオ情報蓄積部7に登録する。補正制御部9
は、検出部8から提示時間調整を必要とする箇所を転送
されると、直ちにメディア情報蓄積部3を参照すること
により、提示時間を調整するメディアと編集方法を決定
し、決定したメディアの識別子と編集方法と調整時間を
補正部4に転送する。また、同期制御部5からシナリオ
識別子が転送されると、シナリオ情報蓄積部7を参照す
ることにより、最新の提示時間調整箇所を基に上記処理
を実行する。補正部4は、転送されてくるメディア識別
子と編集方法と調整時間とに基づき実際に提示時間調整
を行い、メディア情報蓄積部3に記録されているメディ
ア情報を更新する。
【0008】図4および図5は、図1におけるシナリオ
情報蓄積部の構成例を示す図である。この場合の構成
は、提示時間調整を行う最小単位、つまりメディアの同
期ポイント間と同期の遅延を行う最小単位をオブジェク
トとして、オブジェクトでシナリオを構成している。シ
ナリオ情報蓄積部7は、シナリオ識別子71と、ネット
ワ−ク記述情報72と、提示時間調整情報73と、オブ
ジェクト情報74とで構成されている。図4および図5
には、これらのうちのネットワ−ク記述情報72の詳細
とオブジェクト情報74の詳細のみが並列的に記載さ
れ、図5にはさらにネットワ−ク記述情報72の内部情
報の詳細も記載されている。ネットワ−ク記述情報72
は、オブジェクトの起動と終了を表わす同期イベント識
別子72Aと、イベントを発動するために必要な発動前
オブジェクト集合72Bと、イベント発動後に提示され
る発動後オブジェクト集合72Cとで構成される。ここ
で、複数のイベントが同期により同時に発生する場合に
は、1つのイベントとする。発動前オブジェクト集合7
2Bと発動後オブジェクト集合72Cは、それぞれオブ
ジェクト識別子72B1と72C1とで構成される。一
方、シナリオ情報蓄積部7内のオブジェクト情報74
は、オブジェクトを定義する情報であって、図5に示す
ように、オブジェクト識別子74Aと、提示時間74B
と、メディア識別子74Cと、開始同期ポイント74D
と、終了同期ポイント74Eとで構成される。遅延時間
を表わすオブジェクトは、メディア識別子74Cとして
同期が発動されるメディア識別子を、また開始同期ポイ
ント74Dとして同期発動メディアの同期ポイントを、
また終了同期ポイント74Eとして同期が発動されるメ
ディアの同期ポイントを、それぞれ設定することにより
定義する。
【0009】図6は、図3に示したシナリオのネットワ
−ク記述情報例を示す図である。図6(a)(b)にお
いて、E1〜E4は同期イベント識別子72Aであり、
M1′,M1″,M2、M3,M4はオブジェクト識別
子であって、発動前オブェクト集合72Bと発動後オブ
ジェクト集合72Cを示す。t1′,t1″,t2,t
3,t4は、各オブジェクトに対応した提示時間を示
す。開始ポイントと終了ポイントの間に、風景映像−1
+風景映像−2、および遅延時間+音楽、ならびにアナ
ウンサ−挨拶が同期付けされている。図7は、図1に示
すシナリオ記述部の処理フロ−チャ−トである。図4,
図5のシナリオ情報蓄積部の構成を参照しながら、図7
のフロ−を説明する。シナリオ記述部6は、同期制御部
5から転送されてくるメディア識別子と同期ポイントに
基づいて、シナリオ情報蓄積部7のオブジェクト情報7
4を参照することにより、ユ−ザの指定した同期ポイン
トを持つオブジェクトを検索する(ステップ601)。
検出されたオブジェクトは、既にシナリオ内に存在する
ことを意味している。2つのオブジェクトが検出された
か否かを判定し(ステップ602)、検出できない場合
にはメディア情報蓄積部3を参照することにより、ユ−
ザに指定された同期ポイントの前後の同期ポイントを抽
出する。そして、ユ−ザ指定の同期ポイントを開始同期
ポイント74D、または終了同期ポイント74Eとする
オブジェクトを生成する(ステップ603)。次に、2
つのオブジェクト識別子に基づいてネットワ−ク記述情
報72からオブジェクトを含む同期イベント識別子72
Aを抽出する(ステップ604)。2つのオブジェクト
を含む同期イベントが2つ検出できたか否かを判定し
(ステップ605)、検出できた場合には、さらにその
2つのイベント識別子72Aが等しいか否かを判定する
(ステップ606)。等しい場合には、ユ−ザが指定し
た同期が既にシナリオ内に存在することを意味するの
で、ユ−ザの指示が削除の場合のみ2つのオブジェクト
を削除する(ステップ607)。
【0010】また、2つのイベント識別子が異なる場合
には、ユ−ザの指示が同期生成に限って2つのイベント
を1つに合成することを意味する。そこで、片方のイベ
ントを構成する発動前オブジェクト集合72Bと発動後
オブジェクト集合72Cを、他方のイベントに移動する
(ステップ608)。次に、オブジェクトの削除や移動
により発動前、発動後のオブジェクト集合が空になった
イベントが存在する場合には、そのイベントを削除する
(ステップ609)。ネットワ−ク記述情報から同期イ
ベントを検出する処理で(ステップ604)、同期イベ
ントが1つしか検出できなかった場合には(ステップ6
10)、検出されたイベントに含まれていないオブジェ
クトを登録する(ステップ611)。さらに、ネットワ
−ク記述情報から同期イベントを検出する処理で(ステ
ップ604)、同期イベントが1つも検出できなかった
ときには(ステップ610)、新たに同期イベントを生
成し(ステップ612)、オブジェクトを登録する。同
期イベント検出処理(ステップ604)で検出できた同
期イベントの数に対応した処理がそれぞれ終了すると、
シナリオ識別子を検出部8に転送して、処理を終了す
る。
【0011】図8は、図1における検出部の構成例を示
す図である。検出部8は、シナリオ記述部6から転送さ
れてくるシナリオ識別子とシナリオ記述情報7に基づい
て、シナリオをイベント、オブジェクト、およびイベン
トの順序でネットワ−クを探索した木を作成して、提示
時間調整が必要なパスの対を検出する機能を有してい
る。図4および図5のシナリオ情報蓄積部7を参照しな
がら、図8の検出部8の動作を説明する。検出部8は、
ノ−ド生成部81と探索木蓄積部82と判定部83とパ
ス検出部84と重複処理部85から構成される。ノ−ド
生成部81はシナリオ記述部6に、また重複処理部85
は補正制御部9に、またノ−ド生成部81、判定部8
3、パス検出部84および重複処理部85はシナリオ情
報蓄積部7に、それぞれ接続されている。ノ−ド生成部
81は、シナリオ記述部6から転送されてくるシナリオ
識別子に基づいてシナリオ記述情報蓄積部7のネットワ
−ク情報72(図4参照)を参照することにより、探索
木が生成されていない場合には、シナリオ開始する同期
イベントを抽出し、これらをル−トノ−ドとする。探索
木が存在する場合には、現在のノ−ドがイベントであれ
ば、ネットワ−ク情報72の同期イベント識別子72A
(図4参照)を参照し、発動後オブジェクト集合72C
(図4参照)からオブジェクトを1つだけ選択して、オ
ブジェクト識別子72C1(図5参照)を探索木のノ−
ドとして探索木蓄積部82に登録する。発動後オブジェ
クトが存在しない場合には、探索していない子ノ−ドを
持つイベントノ−ドまで探索木を戻り、探索を続行す
る。現在のノ−ドがオブジェクトの場合には、発動前オ
ブジェクト集合72B(図4参照)を参照して、現在の
ノ−ドに対応したオブジェクトを含む同期イベント識別
子72A(図4)を抽出し、探索木蓄積部82に登録す
る。ノ−ドを登録する度毎に判定部83にノ−ドの識別
子を転送して、処理を中止する。判定部83は、転送さ
れてくる識別子がメディアであれば、ノ−ド生成部81
に処理再開の信号を送る。イベントであれば、そのイベ
ント識別子が既に探索木に登録されているか否かを判定
する。登録されている場合には、提示時間の調整箇所が
存在することを意味するので、パス検出部84に現在の
ノ−ドと既に登録されているイベントノ−ドをパス検出
部84に転送する。
【0012】パス検出部84は、転送されてきた2つの
ノ−ドから順次、親ノ−ドを探索して、探索過程で出現
するメディア識別子をそれぞれ記録する。等しいノ−ド
に達したならば探索処理を終了して、記録されたメディ
ア集合の対をシナリオ情報蓄積部7の時間調整箇所情報
73(図4参照)に登録し、ノ−ド生成部81に処理再
開の要求信号を送る。ノ−ド生成部81は、全てのノ−
ドを探索し終ると、処理を重複処理部85に移す。重複
処理部85は、シナリオ情報部7の時間調整箇所情報7
3(図4参照)に登録されているメディア集合の対を抽
出して、異なる対においてメディア集合が等しい場合が
あるか否かを判定し、存在する場合には一方の対を削除
する。これにより、最小の提示時間調整箇所が検出でき
るので、その検出結果を時間調整箇所情報73(図4参
照)に登録し直し、補正制御部9(図1参照)に処理を
移す。図9は、図8における検出部の処理を、図6に示
すシナリオ記述例に適用した場合の図である。図9
(a)は生成された探索木を示し、ノ−ドの識別子の右
下の数値はノ−ドの生成順序を示す。また、図9(b)
はパス検出部84で検出された提示時間調整箇所を示
し、図9(c)は重複処理部85により検出された最小
の提示時間調整箇所を示している。
【0013】図10は、図1における補正制御部の処理
フロ−チャ−トである。図4のシナリオ情報蓄積部7の
構成例を参照しながら、図10のフロ−を説明する。補
正制御部9は、検出部8(図1参照)から転送されてき
たシナリオ識別子に基づいて、シナリオ情報蓄積部7の
時間調整箇所情報73(図4参照)を抽出し、調査して
いないパスの対があるか否かを判定し(ステップ90
1)、ある場合には、パスを構成するオブジェクトの提
示時間を加算することにより、そのパスの提示時間を求
める(ステップ902)。次に、パスの提示時間が等し
いか否かを判定し(ステップ903)、等しい場合には
ステップ901に戻る。また、等しくない場合には、調
整オブジェクトが1つであるか否かを判定する(ステッ
プ904)。調整メディアが1つの場合には、パスの提
示時間が対において等しくなるようにオブジェクトの提
示時間を設定し、シナリオ情報蓄積部7を参照すること
によりオブジェクト情報74(図4参照)に含まれる提
示時間74B(図4参照)を更新して(ステップ90
5)、ステップ901に戻る。設定したオブジェクトの
提示時間は、そのオブジェクトを含む全てのパスにおい
て有効となる。
【0014】ステップ901により全てのパスの対に対
して上記処理を施した後、調整を必要とするオブジェク
トが2つ以上存在していたパスの対に対して、新たに提
示時間が設定されたことにより、調整メディアが1つに
なったパスが存在するか否かを判定する(ステップ90
6)。存在する場合には、ステップ905に移り、新た
にオブジェクトの提示時間を設定する。また、ステップ
906において、最終的に調整オブジェクトが2つ以上
のパスの対が残る。そこで、残ったパスの対をユ−ザに
提示して、ユ−ザの入力を促す(ステップ907)。次
に、ユ−ザが入力することにより、ユ−ザの指示に従っ
て提示時間を決定し(ステップ908)、さらにパスの
対が残っている場合には、ステップ906に戻る(ステ
ップ909)。パスの対が全てなくなると、提示時間調
整を必要とした全てのオブジェクトに対して、識別子と
調整時間を基にメディア情報蓄積部3(図1参照)の補
正に適切な編集方法を参照して、補正方法を決定する
(ステップ910)。そして、シナリオ情報蓄積部7を
参照することにより、オブジェクト情報74(図4参
照)に含まれる提示時間74B(図4参照)を更新し、
補正部4(図1参照)にメディア識別子と、補正方法
と、補正時間とを転送して処理を終了する。同期制御部
5(図1参照)よりシナリオ識別子とメディア識別子と
変更後の提示時間とが転送されてきた場合には、シナリ
オ情報蓄積部7を参照することにより、シナリオ識別子
71(図4参照)に対応した時間調整箇所情報73(図
4参照)を抽出し、変更されたメディアの提示時間を設
定する(ステップ912)。そして、ステップ906か
ら上述の処理を開始する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
任意ポイント間で同期設定されたマルチメディアシナリ
オに対して、提示時間調整箇所を検出することにより、
編集時に調整する必要があるメディアを検出して、メデ
ィアが1箇の場合には自動的にメディアの提示時間を調
整することができる。また、調整箇所が複数ある場合に
は、調整可能な方法をユ−ザに提示することにより、ユ
−ザの編集作業を支援することができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すマルチメディアシナリ
オ編集装置の構成図である。
【図2】従来における同期再生方法の原理図である。
【図3】従来におけるシナリオ例に遅延時間を設定した
場合の編集処理の説明図である。
【図4】図1におけるシナリオ情報蓄積部の構成図であ
る。
【図5】図4と同じく、シナリオ情報蓄積部の詳細構成
図である。
【図6】図3に示すシナリオ例を図4の構成例に適応し
た図である。
【図7】図1におけるシナリオ記述部の動作フロ−チャ
−トである。
【図8】図1における検出部の構成図である。
【図9】図8の検出処理を図3のシナリオに適応した場
合の図である。
【図10】図1における補正制御部の処理フロ−チャ−
トである。
【符号の説明】
1 インタフェ−ス部 2 素材メディア蓄積部 3 メディア情報蓄積部 4 補正部 5 同期制御部 6 シナリオ記述部 7 シナリオ情報蓄積部 8 検出部 9 補正制御部 71 シナリオ識別子 72 ネットワ−ク記述情報 73 時間調整箇所情報 74 オブジェクト情報 72A 同期イベント識別子 72B 発動前オブジェクト集合 72C 発動後オブジェクト集合 72B1,72C1 オブジェクト識別子 74A オブジェクト識別子 74B 提示時間 74C メディア識別子 74D 開始同期ポイント 74E 終了同期ポイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのメディアの任意ポイントを同期付
    けてマルチメディアシナリオを構成する編集装置におい
    て、マルチメディアシナリオを構成する各メディアの同
    期情報、再生速度、編集方法を蓄積するメディア情報蓄
    積手段と、記述されたシナリオを蓄積するシナリオ蓄積
    手段と、各メディアの同期ポイントの同期情報に基づい
    てシナリオを同期イベント識別子、オブジェクト識別
    子、および各オブジェクトに対応した提示時間をネット
    ワ−クで記述する手段と、該ネットワ−ク記述手段によ
    り記述された情報に基づき、探索木が生成されていない
    場合には、シナリオを開始する同期イベントを抽出して
    ル−トノ−ドとし、ネットワ−クを重複しないよう判定
    しながら探索した木を探索木蓄積手段に登録することに
    より提示時間調整箇所を検出する手段と、該検出手段で
    検出された提示時間調整箇所の1つに対して、上記シナ
    リオ蓄積手段に蓄積された提示時間調整箇所を参照しな
    がら、上記メディア情報蓄積手段に蓄積されている編集
    方法に基づいて補正処理を行う補正制御手段とを有する
    ことを特徴とするマルチメディアシナリオ編集装置
  2. 【請求項2】 任意のポイント間で同期設定されたマル
    チメディアシナリオに対して、各メディアの同期ポイン
    トにおける同期情報に基づいてシナリオを同期イベント
    識別子、オブジェクト識別子、および各オブジェクトに
    対応した提示時間をネットワ−クで記載し、該ネットワ
    −クで記述されたシナリオから提示時間調整箇所を自動
    検出し、調整すべきメディアが1つの場合には、該メデ
    ィアの提示時間を自動調整するとともに、調整箇所が複
    数存在する場合には、調整可能な方法をユ−ザに提示す
    ることを特徴とするマルチメディアシナリオ編集方法。
JP4045358A 1992-03-03 1992-03-03 マルチメディアシナリオ編集装置およびその方法 Pending JPH05242208A (ja)

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