JP3052956B2 - デ―タ提示方法及びデ―タ編集/提示装置 - Google Patents

デ―タ提示方法及びデ―タ編集/提示装置

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JP3052956B2
JP3052956B2 JP11055139A JP5513999A JP3052956B2 JP 3052956 B2 JP3052956 B2 JP 3052956B2 JP 11055139 A JP11055139 A JP 11055139A JP 5513999 A JP5513999 A JP 5513999A JP 3052956 B2 JP3052956 B2 JP 3052956B2
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隆一 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子媒体に記憶さ
れている複数のデータの関連を示すリンク情報を編集す
る方法によって付与されたリンク情報に従って関連する
データの提示を実現する方法、及び上記の方法を同時に
実現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テキスト、静止画、音声、動画な
どのマルチメディア情報を電子媒体に記録し、コンピュ
ータでこれを統合的に編集し、提示することが可能にな
っている。また、マルチメディアデータをミットワーク
的なデータ構造で結びつけ、より柔軟な電子化文書を構
築しようとする試みがなされている。このような電子化
文書をハイパーメディアと呼ぶことがある。ハイパーメ
ディアでは、各メディアデータをノードというアクセス
単位で統合的に管理し、あるノードから、関連のある他
のノードへアクセスするための情報(アクセスするノー
ド名、あるいはポインタなど)を、各ノードのリンク情
報として記録する。ハイパーメディアにおいて、関連情
報を提示する方式として、これまで以下の二つの方法が
実施されている。
【0003】利用者がリンクを対話的に選択して提示
する方法 利用者があるノードにアクセスした場合、そのノードに
付与されているリンク情報を選択するメニューを利用者
に提示する。利用者がメニューを選択すると、対応する
リンク情報に基づき、関連ノードが提示される。この例
は、例えば文献(IEEE Computer,Reading and Writi
ng the Electronic Book,Vol.18,No.10,pp.15−30,1
985)で述べられている。
【0004】関連ノードをあらかじめ設定したタイミ
ングで自動的に提示する方法 複数の関連するノードについて、ノード名、ノードを提
示するタイミングを記述したタイムテーブルを用意す
る。ノードを提示する場合、提示装置は時間を計りなが
ら、タイムテーブルにかかれたタイミングに従ってノー
ドを順次自動的に提示する。この例は、特願昭63−0609
08号「データ提示方法及びその装置」で述べられてい
る。ここでは、一連の関連するノードについて、ノード
名と、その提示の形式を簡易言語で記述したプロシジャ
ファイルを用意する。実際の提示においては、プロシジ
ャファイルの内容を解読してタイムテーブルを作成し、
これに基づき、時間を計測しながら各ノードの提示を実
行していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来方式は、一連の
まとまったノードをブラウジングする、あるストーリー
に従ってノードを提示する、動画/音声等の時間に依存
するノードと、他のノードを同期して提示する、などの
場合に有効な方法である。しかし、タイムテーブル作成
にあたってはリンク情報を利用しておらず、方式のリ
ンクを用いた対話的な提示機能との組みあわせが考慮さ
れていないという問題点がある。例えば、一連の関連ノ
ードを自動的に提示している途中で、利用者があるノー
ドについてもっと詳しい情報を検索したいと考えた場
合、そのノードにリンクされた情報を自由に選べる、と
いう機能は非常に重要であるが、上記方式では実現でき
ない。
【0006】本発明によるデータ提示方法とデータ編集
/提示装置は、リンク情報にも提示開始/終了の時間属
性を与え、ノード提示とともに、リンク情報もタイミン
グを計ってメニューとして提示し、利用者の選択入力を
うけつけることにより上記問題を解決し、自動的な提示
方式と対話的な提示方式とを組み合わせた柔軟なマルチ
メディア情報提示を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決したものであり、第1の発明は、電子媒体に記憶さ
れた複数のデータ間の関連を示すリンク情報を編集する
方法であって、リンク情報を付与したいデータの、提示
を開始してから終了するまでの時間を提示時間として利
用者に示し、前記提示時間中のある時間帯を利用者に指
定させてリンク有効時区間とし、前記リンク有効時区間
内に提示されるデータの内容を利用者に示し、前記提示
されるデータの内容に関連する他のデータの識別子と前
記リンク有効時区間とをリンク情報として記録するデー
タ編集方法によって前記リンク情報が付与されたデータ
を提示する方法において、データ提示を開始してからの
経過時間を計測し、経過時間が前記リンク有効時区間の
範囲にある間、関連データが存在することを示すリンク
メニューを利用者に提示し、前記リンクメニューに対す
る選択操作を利用者が行った場合に、現在実行中のデー
タ提示を中止し、対応する関連データを新たに提示する
ことを特徴とする
【0008】第2の発明は、第1の発明のデータ提示方
法において、リンクメニューに対する利用者の選択操作
により、現在実行中のデータ提示を中止し、対応する関
連データの提示を開始した後、利用者がもとのデータの
提示再開を指示した場合に、関連データの提示を中止
し、先に中止したデータ提示を再開することを特徴とす
る。
【0009】第3の発明は、第1の発明のデータ提示方
法において、リンクメニューに対する選択操作を利用者
が行った場合に、現在実行中のデータ提示を中止せず
に、対応する関連データを並行して提示することを特徴
とする。
【0010】第4の発明は、複数のデータを格納するデ
ータ記憶手段と読み出し命令をうけて、前記データ記憶
手段からデータを読み出すデータ読み出し手段と読み出
したデータ、及びデータの属性を視覚的に示す図形を提
示するデータ提示手段とデータ提示開始からの経過時間
を測定する計時手段と図形表示命令をうけて図形を生成
し、前記データ提示手段に表示させる図形生成手段と提
示すべきデータの提示時間情報、及び付随するリンク有
効時区間情報をまとめてタイムテーブルを作成し、前記
計時手段の経過時間とタイムテーブルを比較しながら、
前記データ読み出し手段にデータ提示に関する命令、及
び前記図形生成手段にリンクメニュー表示に関する命令
を送る提示起動手段と提示時間、リンク有効時区間を含
めた各データの属性情報を記録するデータベース管理手
段と利用者からのデータ編集、提示に関する命令、及び
前記データ提示手段に提示された図形に対する利用者か
らの入力を解読して、前記データベース管理手段中の属
性情報を参照し、前記提示起動手段に、提示に関する命
令と提示するデータの属性情報を送るか、あるいは前記
図形生成手段に、提示時間表示に関する命令を送る入力
管理手段を有することを特徴とするデータ編集/提示装
置であり、第1、第2、第3の発明の有する機能を同時
に実施することができる。
【0011】(作用)本発明によるデータ編集/提示方
式及び装置では、テキスト/静止画等の時間に依存しな
いメディア(静的メディアと呼ぶ)、音声/動画等の時
間に依存するメディア(動的メディアと呼ぶ)を含むマ
ルチメディアデータを対象とする。各メディアデータは
ファイル単位で記録し、1ファイルを1ノードとする。
個々のノードは、提示時間情報として、提示を開始して
から終了するまでの時間間隔をデータベースに記録す
る。また各ノードに付与するリンク情報として、リンク
有効時区間情報をデータベースに記録する。リンク有効
時区間情報は、ノードの提示時間中のある時間帯を指定
したもので、この時間帯に、リンクがあることを示すメ
ニューを提示し、利用者にリンクメニュー選択を行わせ
る。
【0012】本発明の請求項1、2、3は、データ提示
において、リンク有効時区間情報に基づいたタイミング
でリンク情報を利用者に示し、利用者が対話的に関連ノ
ードを提示する方法を与える。
【0013】請求項4は、上記請求項1〜3の方法を同
時に実施できる装置構成を与える。以下に、請求項1〜
3の各方法を、請求項4の装置構成に基づいて説明す
る。
【0014】まず、本発明に関連するリンク有効時区間
情報の編集方法を説明する。利用者は、リンク編集命令
と、リンク編集の対象とするノード名を入力管理手段に
入力する。入力管理手段は、データベース管理手段から
ノード情報、リンク情報を読みだし、図形生成手段に通
知して、ノードの提示時間の長さを視覚的に示す時区間
図形(グラフまたはアイコン)を生成し、データ提示手
段に表示させる。利用者は、入力管理手段を通じて時区
間図形上のある領域を指定し、リンク有効時区間を決定
する。リンク有効時区間は、最も簡単にはノードの提示
時間と同じでよい。すなわち、ノードの提示と同時に対
応するリンク情報を提示し、提示が終わると同時にリン
ク情報も消す。一方、例えば動画などの場合、動画中の
ある(時間的な)一場面に、関連するノードをリンクし
たい場合がある。このときは、対象となる場面を含む部
分的な時区間をリンク有効時区間に指定する。
【0015】入力管理手段は、提示起動手段に通知し
て、提示されるデータの読み出しを行わせ、リンク有効
時区間で実際にどのデータのどの部分が提示されるかを
利用者に示す。利用者は、提示されたデータの内容に関
連する他のノード名、または識別子を入力する。入力管
理手段は、利用者が指定したリンク有効時区間、ノード
名または識別子を編集対象ノードのリンク情報としてデ
ータベース管理手段に登録する。
【0016】次に、ノード、及びリンク情報を自動的に
提示しながら、利用者のリンク選択入力を受けとり、リ
ンクされたノードの提示を実現する方法を説明する。ま
ず、請求項1の方法を説明する。利用者は、データ提示
命令と、提示するノード名を入力管理手段に入力する。
提示するノードの指定は複数でもよい。入力管理手段
は、データベース管理手段から対応するノード情報、リ
ンク情報を読み出し、提示起動手段に通知してデータ提
示を指示する。提示起動手段は、通知されたノードの提
示時間情報、リンク有効時区間情報をまとめてタイムテ
ーブルを作成し、データ読み出し手段に読み出しを開始
させるとともに、計時手段をスタートさせ、提示開始か
らの経過時間の計測を始める。提示起動手段は、タイム
テーブルと経過時間を比べ、リンク有効時区間で指定さ
れた範囲になったら、図形生成手段にメニュー表示を通
知する。図形生成手段は、提示中のデータにリンク情報
があることを示すリンクメニュー図形を生成してデータ
提示手段に出力し、同時に、入力管理手段にメニューの
表示位置を通知し、利用者のリンクメニュー選択入力が
識別できるようにする。
【0017】利用者がメニュー選択入力を行わず、経過
時間がリンク有効時区間の範囲をこえた場合、提示起動
手段は、図形生成手段にメニュー消去を指示する。図形
生成手段は、データ提示手段からメニューを消すととも
に、入力管理手段に消去を通知し、利用者のメニュー選
択入力を不許可にする。
【0018】メニュー表示中に利用者が入力管理手段を
通じてメニュー選択入力を行った場合、入力管理手段
は、対応する関連ノードのノード情報、それに付随する
リンク情報をデータベース管理手段から読みだし、提示
起動手段に通知してデータ提示を指示する。提示起動手
段は現在実行中のノードの提示処理を中止し、通知され
たノードの提示を新たに開始する。ノード提示の方法は
最初の提示と同様であり、リンクメニューを再度利用者
に提供することにより、利用者の対話入力による関連ノ
ードの提示を繰り返すことができる。
【0019】次に、請求項2の方法を説明する。この方
法は、請求項1の方法において、利用者のメニュー選択
に対応し関連ノードの提示を開始した時点で、利用者に
もとのデータの提示再開の入力を許可し、提示再開入力
によって関連データの提示を中止し、もとのデータ提示
を再開する機能を実現する。
【0020】利用者がリンクメニューを選択して、対話
的に関連ノードを提示する手順は、請求項1の方法と同
様である。ただし、データの提示再開に備えるため、入
力管理手段は、データベース管理手段から関連ノードの
ノード情報、リンク情報を読み出す前に、現在提示中の
ノード情報、リンク情報のバックアップをとる。また、
提示起動手段では、関連ノードの提示処理を行う前に、
参照中のタイムテーブルのバックアップをとり、テーブ
ル内の参照していた位置を記録する。さらに、データ提
示を中止する時点の経過時間と、データ記憶手段中のデ
ータ読み出し位置も記録する。続いて提示起動手段は、
関連ノードの提示を開始させ、同時に提示再開入力用の
メニューを図形生成手段に表示させる。図形生成手段は
このメニューの位置情報を入力管理手段に通知し、他の
リンクメニューと同様に、利用者が選択入力できるよう
にする。利用者が提示再開メニュー選択を行った場合、
入力管理手段は提示再開命令とともに、バックアップし
てあったノード、リンク情報を提示起動手段に送る。提
示起動手段では、実行中の関連データ提示処理を中止す
る。続いて、バックアップしてあったタイムテーブルを
復帰し、参照していた位置からテーブルを読み、データ
読み出し手段に対し、記録していた読み出し位置ととも
に読み出し命令を送る。また、記録していた経過時間を
計時手段に初期値として与え、計時を再スタートさせ
る。こうして、もとのデータの提示処理が再現される。
【0021】この方法により、動画データの再生を一時
中断し、中断した場面を詳細に説明するテキストデータ
を提示した後、再び動画を再生するようなヘルプ機能、
あるいはメニュー選択によるノード提示を取り消したい
場合のUNDO機能などが実現できる。
【0022】次に、請求項3の方法を説明する。この方
法は、請求項1の方法において、利用者のメニュー選択
に対して、提示起動手段が現在実行中の自動的なノード
提示を続けたまま、選択されたノードを並行して読みだ
し、提示する機能を実現する。
【0023】このために、データ記憶手段、データ読み
出し手段を、複数のデータの並列的な読み出しが可能な
構成にする。例えばデータ記憶手段、データ読み出し手
段を、テキスト、静止画、音声、動画等の各メディアに
対応したデータ記憶手段、データ読み出し手段で構成
し、メディアごとに独立に読み出しが行えるようにす
る。メディア種別はノード情報の属性として記憶し、提
示起動手段がこれよって各読み出し手段に命令を送れる
ようにする。また、リンクされた関連ノードが、並列に
提示すべきものかを識別する属性をリンク情報に記録す
る。
【0024】並列提示すべきリンクメニューの選択入力
があった場合、入力管理手段は、データベース管理手段
から対応する関連ノードのノード情報を読み出し、提示
起動手段に通知して並列提示を指示する。提示起動手段
はうけとったノード情報をもとに、すでに作成したタイ
ムテーブルとは別に並列タイムテーブルを作成し、並列
提示するノードの読み出しを対応するデータ読み出し手
段に行わせる。以後、提示起動手段は、経過時間とタイ
ムテーブルの比較を、並列タイムテーブルについても行
う。並列タイムテーブル上のノードの提示終了時刻にな
った時点で、並列提示ノードの読み出しを中止させ、並
列タイムテーブルを削除する。
【0025】この方法により、例えば動画データの(時
間的な)一場面に対してテキストデータをリンクしてお
き、動画再生を続けながらメニュー選択によりテキスト
を提示する、といった複数メディアの並列提示機能が実
現できる。以上のデータ編集/提示方法及び装置によ
り、関連するノードを提示する場合、 利用者が対話的に選択する、 装置がある決められたタイミングで自動的に提示す
る、 のふたつの方式を容易に組み合わせることができ、柔軟
なマルチメディア情報提示機能が実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1に、本発明による
データ編集/提示方式を実施したデータ編集/提示装置
の構成例を示す。
【0027】A.装置構成の説明 本実施例は、請求項4の装置構成を実施したものであ
り、各装置の詳細は以下のとおりである。
【0028】本実施例は、上記データ編集/提示装置の
装置構成を実施したものであり、各装置の詳細は以下の
とおりである。
【0029】(1)データ記憶部11(データ記憶手段) (2)データ読み出し部12(データ読み出し手段)静的メ
ディアとしてテキスト/静止画、動的メディアとして音
声/動画を記録する。データ記憶部11、データ読み出し
部12の詳細な構成例を図2に示す。これは上記方法に対
応して、各メディアごとに記憶媒体と読み出し部をわけ
た例であり、例えばテキスト記憶部21はアクセスの高速
な磁気ディスク、動画記憶部24は大容量の光ディスクで
構成する。
【0030】(3)データ提示部13(データ提示手段)CRT
ディスプレイ、音声出力用スピーカ、及びテキスト/図
形出力と、ビデオ出力を重畳して表示するためのフレー
ムバッファで構成し、音声をのぞく各メディアデータ、
及び付随するリンクメニュー図形、提示時間の幅を示す
時区間図形などは、CRTディスプレイに表示する。
【0031】(4)計時部14(計時手段) クロックを備え、スタート信号により時間を計測する。
【0032】(5)図形生成部15(図形生成手段) 提示起動部16、入力管理部18の命令に従って、リンクの
存在を示すリンクメニュー図形、あるいはデータの提示
時間間隔を示す時区間図形を作成し、データ提示部13の
CRTディスプレイ上に表示する。図形を表示した場合、
表示メニューを示す情報(例えば表示位置情報)を入力
管理部18に通知する。また図形を消去した場合、メニュ
ーの消去を示す情報(例えば消去位置情報)を入力管理
部18に通知する。
【0033】(6)提示起動部16(提示起動手段)入力管
理部18から提示実行命令と提示するノード情報、リンク
情報をうけとってタイムテーブルを作成し、これと計時
部14のクロックに基づいて自動的なデータ/リンクメニ
ューの提示を行う。このために、データ読み出し部12に
対し、次の命令を発行する。
【0034】・読み出し命令 データの読み出し処理を開始させる。
【0035】・読み出し中止命令 データの読み出し処理を中止させる。もし、すでに読み
出しが終了していれば、この命令は無視される。
【0036】・データクリア命令 読み出してデータ提示部13のCRTディスプレイ上に提示
したデータをクリアさせる。
【0037】これらの命令は、各データのメディア種別
により、それぞれ対応するメディアデータ読み出し部25
〜28に送られる。また、図形生成部15に対し、次の命令
を発行できる。
【0038】・メニュー表示命令 リンクメニュー図形を表示する。
【0039】・メニュー消去命令 リクメニュー図形を消去する。
【0040】(7)データベース管理部17(データベース
管理手段) 各メディアデータの属性をノード情報、リンク情報にわ
けて管理する。ノード情報、リンク情報は、例えば図3
のような形式で格納する。図では、ノード情報の属性と
して、ノードタイプNt(例えばメディア種別などを記録
する)、ノード名Nn、画面上の提示位置(Xn1、Yn1)、
(Xn2、Yn2)、提示時間Tn(提示開始から終了までの時
間)、媒体アドレス情報Ad(データ記憶部11の各媒体の
アドレス)を記録する。またリンク情報の属性として、
リンクタイプLt(例えば関連の種類などを記録)、リン
ク始点ノード名Ns、リンク終点ノード名Ne(関連ノード
として提示する)、リンクメニュー図形の画面上の提示
位置(x,y)(例えばメニュー図形描画の基点座標)、
リンク有効時区間(ts,te)を含む。(ts,te)は、提示
開始時刻を0としたときのリンク有効時区間の開始/終
了時刻を示し、デフォルト値は(0、Tn)となる。時間
属性は、動的メディア/静的メディアいずれにも指定で
きる。
【0041】(8)入力管理部18(入力管理手段) キーボード、マウスの入力デバイスとその制御部、及び
利用者からの入力を解読するインタプリタ等で構成し、
入力に対応して提示起動部16、図形生成部15に命令を送
る。利用者は次の命令を入力できる。
【0042】・リンク編集命令 リンクを設定したいノード名を指定し、リンク情報の時
区間編集を開始させる。
【0043】・ノード提示命令 提示させたいノード名を指定し、提示を開始させる。複
数のノードを指定すれば、その順に自動的な提示ができ
る。
【0044】入力管理部18の図形生成部15に対する命令
は、以下のものがある。
【0045】・時区間表示命令 編集対象ノードの提示時間を示す時区間図形を表示する ・時区間消去命令 時区間図形を消去する ・画面クリア命令 画面上の図形をクリアする 一方入力管理部18は、図形生成部15からの通知をうけて
データ提示部13に表示中の図形の状態を示すメニューテ
ーブルを作成し、利用者の図形に対する入力を識別す
る。
【0046】入力管理部18は、提示起動部16に対し、提
示するノード情報、リンク情報をオペランドとして提示
実行命令を発行する。オペランドは例えば、図8に示す
ような形式をとる。
【0047】図8において、1行目はノード情報で、Nt
1はノードタイプ、Nn1は提示ノード、(Xn11、Yn11)、
(Xn12、Yn12)は画面上の提示位置座標、Tn1は提示時
間、Ad1はアドレス情報である。2行目以降はNn1を始点
ノードとするリンク情報で、(x1、y1)‥はリンクメニ
ュー図形の提示位置情報、(ts1、te1)‥はリンク有効
時区間、である。以上の(ノード情報、リンク情報)の
組は複数であってもよい。
【0048】以下に、請求項1、2、3の方法を具体的
に実施するための手順を示す。 B.本発明に関連する方法の実施 利用者は入力管理部18にリンク編集命令、リンク編集の
対象とするノード名を入力する。入力管理部18は、図4
に示すフローに従い、以下のように動作する。
【0049】(1)データベース管理部17からノード情報
を読み出す。ノード名をNstart、提示時間をTstartとす
る(ステップ41)。
【0050】(2)時区間表示命令を図形生成部15に通知
する(ステップ42)。ここで、ノードの提示時間Tstart
をオペランドとしてつける。図形生成部15は、Tstartの
長さを表す時区間図形を生成してデータ提示部13に表示
し、画面上の位置情報をかえす。図5(a)は、時区間
図形の例を表したもので、時間軸を模式的に表現してい
る。位置情報としては、例えば時間軸の始点/終点の位
置をかえす。
【0051】(3)かえされた位置情報をメニューテーブ
ルに記録する(ステップ43)。
【0052】(4)利用者からのマウスによるリンク有効
時区間指定を監視する(ステップ44)。利用者は、時区
間上の位置をマウスでクリックして、リンク有効時区間
の開始点、終了点を指定する。図5(b)は、時間軸上
でのリンク有効時区間表現の例で、クリックされた位置
を矢印のアイコンで示している。
【0053】(5)マウスクリックがあった場合、メニュ
ーテーブルを参照して開始点/終了点入力を時間に変換
し、変数t1、t2に格納する(ステップ45)。
【0054】(6)提示起動部16に提示実行命令を通知す
る(ステップ46)。このとき、 {Nt,Nstart、(Xn11,Yn11),(Xn12,Yn12)、Tstar
t、Adstart} {Lt,Nstart、(x1,y1),(t1,t2)} という形式のノード、リンク情報を送る。提示起動部16
はノードを時間Tstartだけ提示し、同時に(t1、t2)の
間だけリンクメニュー図形を提示させる(メニュー選択
の必要はないが、リンク終点ノード名はデフォルト値Ns
tartにしている)。ここでの提示起動部16の動作は、上
記方法の説明における動作と同じであり、詳細は後で述
べる。
【0055】メニュー図形により、リンク有効時区間が
実際データのどこに設定されたかの確認ができ、動画/
音声等の部分的な時区間リンク指定が容易になる。リン
クメニュー位置(x1、y1)は、入力管理部18がデフォル
ト値をいれてもよいし、利用者に変更させてもよい。
【0056】(7)時区間指定を修正したい場合、(5)のマ
ウス指定を繰り返す(ステップ47、44)。 (8) (6)で示したデータの内容に関連するノード名のキ
ー入力をうけつけ、入力は変数Nendに格納する(ステッ
プ48)。
【0057】(9)リンク情報を {Lt,Nstart、Nend、(x1,y1),(t1,t2)} の形式でデータベース管理部17に記録する(ステップ4
9)。
【0058】(10)複数のリンク情報を作りたい場合、I
Vにもどる(ステップ410)。
【0059】(11)終了する場合は、時区間消去命令を図
形生成部15に通知する。図形生成部15は時区間図形を消
去し、消去通知を入力管理部18に送る。これをうけた入
力管理部18は、メニューテーブルから時区間位置情報を
削除する(ステップ411)。
【0060】以上でリンク情報の編集ができた。(4)に
おいて、時区間のデフォルト値として(t1、t2)=
(0、Tstart)を用意し、デフォルト値を使うか利用者
に選択させてもよい。また(8)において、関連ノードの
候補をメニュー形式で提示し、利用者に選択させてもよ
い。
【0061】C.請求項1の方法の実施 利用者は入力管理部18にノード提示命令、提示対象ノー
ド名を入力する。提示を行うノード名は複数でもよい。
入力管理部18は、図6に示すフローに従い、以下のよう
に動作する。
【0062】(1)データベース管理部17からノード情
報、リンク情報を読み出す(ステップ61)。
【0063】(2)提示起動部16に提示実行命令、ノード
情報、リンク情報を通知する(ステップ62)。提示起動
部16が動作を開始し、データの提示、リンクメニューの
提示が行われる。
【0064】(3)提示起動部16から提示を開始したノー
ド名Ncurrentをうけとる(ステップ63)。
【0065】(4)図形生成部15から、メニューが表示さ
れたことを示すリンクメニュー位置情報の通知をうけた
場合、これをメニューテーブルに記録する。ここでNcur
rentに関連するリンク情報を参考にして、表示中のメニ
ューに対応するリンク終点ノード名もメニューテーブル
にかく(ステップ64、65)。
【0066】(5)利用者のマウス入力をモニタし、メニ
ューテーブルの位置情報と比較する(ステップ66)。リ
ンクメニュー選択入力があった場合、リンク終点のノー
ドのノード情報、それに付随するリンク情報をデータベ
ース管理部17から読み出す(ステップ67)。
【0067】(6)図形生成部15に画面クリア命令を送
り、メニューテーブルの内容もクリアする(ステップ6
8)。(2)にもどり、提示起動部16に提示実行命令、読み
出したノード、リンク情報を送り、提示を実行させる。
以下、同様なアルゴリズムで、関連ノードの提示を繰り
返すことができる。
【0068】(7)リンクメニュー選択入力がないまま、
図形生成部15からメニュー消去の通知をうけた場合、メ
ニューテーブルから該当する位置情報、ノード名をけす
(ステップ69、610)。
【0069】(8)同じノードが提示されている間(提示
時間がTnになるまでの間)、上記(4)〜(7)の処理を繰り
返す(ステップ611、613)。
【0070】(9)新たに提示するノード名を提示起動部1
6から通知されたら、Ncurrentをかきかえ、上記(4)〜
(7)の処理を繰り返す。それ以外の通知(終了通知)が
来たら終了する(ステップ612)。
【0071】以上が入力管理部18の動作である。個々
で、提示実行命令をうけた提示起動部16の動作を、図7
に示すフローに従って説明する。
【0072】(1)送られたノード、リンク情報をもと
に、タイムテーブルを作成する。例えば、 {Nt1、Nn1、 (Xn11,Yn11),(Xn12、Yn12),Tn1,Ad
1} {Lt11、Nn1,Ne11、(x11,y11), (ts11、te11)} {Lt12、Nn1,Ne12、(x12,y12), (ts12、te12)} {Nt2、Nn2、 (Xn21,Yn21),(Xn22,Yn22),Tn2,Ad
2} {Lt21、Nn2,Ne21、(x21,y21),(ts21、te21)} {Lt22、Nn2,Ne22、(x22,y22),(ts22、te22)} {Lt23、Nn2,Ne23、(x23,y23),(ts23、te23)} のようなオペランド入力があった場合、例えば次のよう
なタイムテーブルをつくる。m11、m12…はリンクメニュ
ーを内部で識別する名前である。また、タイムテーブル
中の現在提示しているノード名をさすためのポインタを
用意し、最初のノード(ここではNn1)をポイントする
(ステップ71)。 ノード名 開始 終了 (リンクメニュー名) Nn1、 0、 Tn1 m11、 ts11、 te11 m12、 ts12、 te12 Nn2、 Tn1、 Tn1+Tn2 m21、 Tn1+ts21、 Tn1+te21 m22、 Tn1+ts22、 Tn1+te22 m23、 Tn1+ts23、 Tn1+te23
【0073】上記のタイムテーブルは、ノードをシーケ
ンシャルに提示する基本的な例で、まずノードNn1を時
間Tn1だけ提示し、その間にリンクメニューm11、m12を
提示する。その直後、ノードNn2を時間Tn2だけ提示し、
その間にメニューm21、m22、m23を提示する。
【0074】(2)データ読み出し部12に読み出し命令、
ポインタのさすノード名を送る(ステップ72)。ノード
名は入力管理部18にも通知する(ステップ63参照)。
【0075】(3)計時部14にスタート信号を送り、時間
計測を開始する(ステップ73)。
【0076】(4)計時部14の計測する経過時間を読み、
タイムテーブルと比較する(ステップ74)。ここで、比
較の対象は、ポインタがさしているノード、及び付随す
るリンクメニュー(Nn1に対してはm11、m12)とする。
【0077】(5)経過時間がリンクメニュー提示開示時
刻(最初の場合、ts11とts12)をこえたら、図形生成部
15にメニュー表示命令、及び表示位置情報を送る(ステ
ップ75、76)。図形生成部15はリンクメニュー図形を生
成してデータ提示部13に表示し、入力管理18に表示した
メニューの位置情報を送る(ステップ64、65参照)。
【0078】(6)利用者がメニューを選択し、入力管理
部18が新たなデータ提示命令、ノード、リンク情報を送
ってきた場合(ステップ77)、データ読み出し部12に現
在提示中のデータの読み出し中止命令を送り(ステップ
77)、データ読み出し部12に現在提示中のデータの読み
出し中止命令を送り(ステップ78)、新しくタイムテー
ブルを作成し、ポインタをリセットする(ステップ7
9)。さらに(2)にもどり、新たなノードの読み出し処理
を実行する。
【0079】(7)利用者がメニュー選択を行わず、経過
時間がリンクメニュー提示の終了時刻をすぎた場合、図
形生成部15にメニュー消去命令を送る(ステップ710、7
11)。図形生成部15は、リンクメニュー図形をデータ提
示部13から消去し、入力管理部18にメニュー消去通知を
送る(ステップ69、610参照)。
【0080】(8)経過時間がデータ提示時終了時刻をす
ぎた場合(ステップ712)、データ読み出し部12に提示
中のデータの読み出し中止命令、及びデータクリア命令
を送り(ステップ713)、タイムテーブルのポインタを
ずらす(ステップ714)。
【0081】(9)ポインタがさす次のノードがあれば、
ノード名を入力管理部18に通知し(ステップ715、71
6)、次のノードのタイムテーブルに従ってタイミング
を計り、データ読み出し命令をデータ読み出し部12に通
知し(ステップ717)、(4)にもどる。
【0082】(10)次のノードがなければ(ステップ71
5)、入力管理部18に終了通知を送り、終了する。
【0083】以上で、自動的なノード提示の途中で、利
用者が対話的に関連ノードの提示を行うことが可能にな
る。上記アルゴリズムでは、提示処理を中止したノード
を画面からクリアせずに対話的な関連ノード提示を行
い、リンクされた双方のデータを確認できるようにして
いるが、提示を中止したノードを画面からクリアしても
よい。また、入力管理部18が提示実行命令のオペランド
として提示起動部16に送るノード、リンク情報の組を、
従来方式のプロシジャファイルのようにデータベース管
理部17に記録しておき、これを読み出して提示を実行さ
せてもよい。また、関連ノードとしてこのプロジャファ
イルを指定してもよい。
【0084】D.請求項2の方法の実施 請求項2の方法は、請求項1の方法の実施において、例
えば次の変更を行うことによって実現する。まず入力管
理部18の動作に、以下の機能を付加する。
【0085】(1)図6ステップ61でデータベース管理部1
7からノード、リンク情報を読み出した時点で、ノー
ド、リンク情報のバックアップ記録をとる。
【0086】(2)ステップ67で、通常のリンク情報に加
え、再開指定用のデフォルトリンク情報を加え、提示起
動部16に通知する。デフォルトリンク情報は、提示再開
の指定をリンクメニュー選択の形式で利用者に行わせる
ためのもので、リンク有効時区間は、ノードの提示時間
と同じとする。
【0087】(3)ステップ68で、メニューテーブルをク
リアする前にメニューテーブルのバックアップ記録をと
る。また、現在提示中のノード名(Ncurrent)もバック
アップ記録をとる。
【0088】(4)ステップ66(メニュー選択入力の監
視)をふたつにわけ、提示再開メニューの選択入力に対
して、以下の処理を行う。
【0089】i(1)でバックアップ記録をとったノー
ド、リンク情報を読み出す。
【0090】ii(3)でバックアップ記録をとったメニュ
ーテーブル、Ncurrentを復帰する。
【0091】iii提示起動部16に、復帰したノード、リ
ング情報とともに、提示再開命令を送る。
【0092】ivステップ63にもどる。
【0093】提示起動部16では、提示再開命令に対応す
るため、以下の機能を付加する。
【0094】(1)図7ステップ71のタイムテーブル作成
時点で、タイムテーブルのバックアップ記録をとる。
【0095】(2)ステップ78で、現データの読み出し中
止を実行した時点の経過時間をモニタし、変数Tstopに
記録する(提示再開はTstopから行う)。
【0096】(3) (2)において、読み出し中止の時点
で、現データの読み出しが続いていた場合(例えば音
声、動画などの動的メディアの場合)、中止した時点の
読み出し位置を変数Astopに記録する。テキストデータ
などで、現データの読み出しが終了していた場合には、
Astopにはデフォルト値(先頭の読み出し位置)を記録
する。
【0097】(4)ステップ79で、ポインタリセット前
に、ポインタの現在位置を変数Pstopに記録する。
【0098】(5)ステップ77(提示実行命令入力の監
視)をふたつにわけ、提示再開命令に対しては、以下の
処理を行う。
【0099】iデータ読み出し部12に、読み出し中止命
令を送り、関連データの読み出しを中止させる。
【0100】ii(1)でバックアップ記録をとったタイム
テーブルを読み出す。
【0101】iiiポインタ位置を(4)で記録したPstopに
する。
【0102】ivデータ読み出し部12に、(3)で記録した
読み出し位置Astopとともに、読み出し命令を送る。
【0103】v計時部14のクロック初期値を(3)で記録
したTstopにして、計時をスタートする。
【0104】viステップ74にもどる。
【0105】以上によって、利用者が自動的なデータ提
示を中断して対話的に関連データを提示した場合、再開
指定用のメニューも提示され、これを選択することによ
り、関連データの提示を中止し、もとのデータ提示を再
開することが可能になる。例えば、動画データの再生を
一時中断し、中断した場面を詳しく説明するテキストデ
ータなどを提示した後、再び動画を再生する、などのヘ
ルプ機能や、対話的な関連データ提示を取り消す機能
(UNDO機能)が実現できる。
【0106】E.請求項3の方法の実施 請求項3の方法は、請求項1の方法の実施において、例
えば次の変更を行うことによって実現する。まず、リン
ク情報のリンクタイプ属性を拡張し、リンク終点ノード
が並列提示すべきものであることを示す属性を加える。
入力管理部18の動作については、以下の機能を付加す
る。
【0107】(1)図6ステップ65のメニューテーブル作
成において、そのノードが並列提示すべきタイプの場
合、並列提示を示すフラグをノード名とともに記録す
る。
【0108】(2)ステップ66(メニュー選択入力の監
視)をふたつにわけ、並列提示フラグを持つメニューの
選択入力対しては、以下の処理を行う。
【0109】iデータベース管理部17からノード情報の
みを読み出す。画面クリア命令通知、メニューテーブル
のクリアは行わない。また、現在提示中のノード名(Nc
urrent)も変更しない。
【0110】ii提示起動部16に、読み出したノード情報
とともに並列提示命令を送る。
【0111】iiiステップ64にもどる。
【0112】提示起動部16では、並列提示命令に対応す
るため、以下の機能を付加する。
【0113】(1)ステップ77(提示実行命令入力の監
視)をふたつにわけ、並列提示命令に対しては、以下の
処理を行う。
【0114】i経過時間をモニタし、変数Tparaに記録
する。
【0115】iiすでに作成したタイムテーブルと別に、
並列タイムテーブルを作成する。並列提示するノード情
報として、例えば、 {Nt1、Nn1、(Xn11,Yn11),(Xn12、Yn12)、Tn1、Ad
1} をうけとった場合、計時部14のクロックにあわせ、並列
タイムテーブルには ノード名 開始 終了 Nn1、 Tpara、 Tpara+Tn1 と記憶する。
【0116】iiiデータ読み出し部12に、ノードNn1の読
み出し命令を送る。ここで、ノードタイプNt1にメディ
ア種別が記録されており、読み出し命令は対応するメデ
ィアの読み出し部に送られる。
【0117】ivステップ74にもどる。
【0118】(2)ステップ74において、経過時間とタイ
ムテーブルの比較は、並列タイムテーブルについても行
う。
【0119】(3)ステップ712において、並列タイムテー
ブル上のノードの表示終了については、以下の処理を行
う。
【0120】i読み出し中止命令、画面クリア命令の発
行をステップ713、714と同様に行う。
【0121】ii並列タイムテーブルを削除する。
【0122】iiiステップ74へもどる。
【0123】以上により、自動的なデータの提示処理を
中断せずに、利用者が対話的に関連データを提示するこ
とが可能になる。これは、動画/音声のような動的なメ
ディアの提示に有効である。例えば、動画を再生しなが
ら、動画中のある場面に関連するテキストデータを対話
的に提示する、といった、他のメディアを効果的に組み
合わせた並列提示機能が実現できる。
【0124】上記では、提示起動部16にノード情報のみ
を送り、付随するリンクメニューの提示、及び利用者の
入力は行わないが、リンク情報を送ってこれを行えるよ
うにしてもよい。また、複数のノード情報をまとめて並
列提示させてもよい。また、データ読み出し部12を同一
メディア(格納媒体)の並列的な読み出しが可能な構成
にすれば、同一メディアの並列的な提示が実現できる。
また、並列タイムテーブルと通常のタイムテーブルを提
示開始時刻でソートしてひとつにしてもよい。
【0125】請求項1〜3のデータ提示方法を組み合わ
せて、より柔軟なデータ提示機能を実現することもでき
る。上記の実施態様は、すべて本発明に含まれる。
【0126】
【発明の効果】第1の発明により、自動的なデータ提示
方法と対話的なデータ提示方法とを柔軟に組み合せるこ
とができる。すなわち、マルチメディアのデータを決め
られたタイミングで自動的に提示する場合、第1の発明
で編集したリンク情報を用いて、利用者が自動的な提示
を途中で中断させ、関連するデータを対話的に提示させ
ることが可能になる。
【0127】第2の発明により、利用者が自動的なデー
タ提示を中止させて関連データを提示した後、さらにも
とのノード提示を再開することが可能になる。これによ
り、動画データの再生を一時中断し、中断した場面を説
明するテキストデータを提示した後、再び動画を再生す
る、などの機能や、間違えて関連データを提示させた場
合の取り消し機能(UNDO機能)を実現できる。
【0128】第3の発明により、自動的なデータの提示
を中断せずに、利用者が対話的に関連データを提示する
ことが可能になる。これにより、動画を再生しながら、
動画中の各場面に関連するデータを対話的に提示する、
といった、複数のメディアの効果的な並列提示機能を実
現できる。
【0129】第4の発明により、上記第1〜第3の発明
を同一の装置上で組み合わせることができ、より柔軟で
効果的なマルチメディア情報の提示機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるデータ編集/提示方法を実施し
たデータ編集/提示装置の構成例を示すブロック図
【図2】 図1のデータ記憶部11、データ読み出し部12
の詳細な構成例を示すブロック図
【図3】 データベース管理部17に記録するノード、リ
ンクの属性情報の格納形式の例を模式的に示す図
【図4】 リンク編集命令をうけた入力管理部18の動作
を示すフロー図
【図5】 図5は、図形生成部15が、データの提示時間
情報、及びリンク有効時区間をグラフ化して表現する例
を示す図
【図6】 ノード提示命令をうけた入力管理部18の動作
を示すフロー図
【図7】 図7は、提示実行命令をうけた提示起動部16
の動作を示すフロー図
【図8】 入力管理部18が発行する提示実行命令のオペ
ランドの形式を示す図である
【符号の説明】
11……データ記憶部 12……データ読み出し部 13……データ提示部 14……計時部 15……図形生成部 16……提示起動部 17……データベース管理部 18……入力管理部 21……テキスト記憶部 22……静止画記憶部 23……音声記憶部 24……動画記憶部 25……テキスト読み出し部 26……静止画読み出し部 27……音声読み出し部 28……動画読み出し部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子媒体に記憶された複数のデータ間の関
    連を示すリンク情報を付与したいデータの、提示を開始
    してから終了するまでの時間を提示時間として利用者に
    示し、前記提示時間中のある時間帯を利用者に指定させ
    てリンク有効時区間とし、前記リンク有効時区間内に提
    示されるデータの内容を利用者に示し、前記提示される
    データの内容に関連する他のデータの識別子と前記リン
    ク有効時区間とをリンク情報として記録することにより
    編集された前記リンク情報が付与されたデータを提示す
    る方法であって、 データ提示を開始してからの経過時間を計測し、経過時
    間が前記リンク有効時区間の範囲にある間、関連データ
    が存在することを示すリンクメニューを利用者に提示
    し、前記リンクメニューに対する選択操作を利用者が行
    った場合に、現在実行中のデータ提示を中止し、対応す
    る関連データを新たに提示することを特徴とするデータ
    提示方法。
  2. 【請求項2】リンクメニューに対する利用者の選択操作
    により、現在実行中のデータ提示を中止し、対応する関
    連データの提示を開始した後、利用者がもとのデータの
    提示再開を指示した場合に、関連データの提示を中止
    し、先に中止したデータ提示を再開することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ提示方法。
  3. 【請求項3】リンクメニューに対する選択操作を利用者
    が行った場合に、現在実行中のデータ提示を中止せず
    に、対応する関連データを並行して提示することを特徴
    とする請求項1記載のデータ提示方法。
  4. 【請求項4】複数のデータを格納するデータ記憶手段と
    読み出し命令をうけて、前記データ記憶手段からデータ
    を読み出すデータ読み出し手段と、 読み出したデータ、及びデータの属性を視覚的に示す図
    形を提示するデータ提示手段と、 データ提示開始からの経過時間を測定する計時手段と、 図形表示命令をうけて図形を生成し、前記データ提示手
    段に表示させる図形生成手段と、 提示すべきデータの提示時間情報、及び付随するリンク
    有効時区間情報をまとめてタイムテーブルを作成し、前
    記計時手段の経過時間とタイムテーブルを比較しなが
    ら、前記データ読み出し手段にデータ提示に関する命
    令、及び前記図形生成手段にリンクメニュー表示に関す
    る命令を送る提示起動手段と、 提示時間、リンク有効時区間を含めた各データの属性情
    報を記録するデータベース管理手段と利用者からのデー
    タ編集、提示に関する命令、及び前記データ提示手段に
    提示された図形に対する利用者からの入力を解読して、
    前記データベース管理手段中の属性情報を参照し、前記
    提示起動手段に、提示に関する命令と提示するデータの
    属性情報を送るか、あるいは前記図形生成手段に、提示
    時間表示に関する命令を送る入力管理手段を有すること
    を特徴とするデータ編集/提示装置。
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