JPH06118916A - 操作装置および再生装置ならびに操作装置用デ−タ編集装置 - Google Patents

操作装置および再生装置ならびに操作装置用デ−タ編集装置

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JPH06118916A
JPH06118916A JP5077370A JP7737093A JPH06118916A JP H06118916 A JPH06118916 A JP H06118916A JP 5077370 A JP5077370 A JP 5077370A JP 7737093 A JP7737093 A JP 7737093A JP H06118916 A JPH06118916 A JP H06118916A
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JP5077370A
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Yoshimichi Kudo
善道 工藤
Takashi Nakasugi
高志 中杉
Toshiyuki Oda
稔之 織田
Tamotsu Ito
保 伊藤
Takashi Takeuchi
崇 竹内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発表者が簡単な操作で発表内容を自由に進行
させるようなプレゼンテーションを実現できるようなプ
レゼンテーション用の操作装置を提供すること。 【構成】 発表者用のモニタ画面を表示するディスプレ
イ4に映像信号を供給するフレームバッファ3に聴衆用
の情報を圧縮したインデックスデータ21を書き込むイ
ンデックス表示部6と、発表者の指示する位置を検出す
る座標入力装置5からの位置情報をコマンドに変換する
コマンド解析部11と、聴衆用の画像の再生順序などを
記述したインデックスデータ23を解釈するスクリプト
解釈部9を設け、発表者がモニタ画面上に表示されるイ
ンデックス情報を直接差し示すことによって、聴衆用の
画面に所望の情報を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会議・セミナーなどで
聴衆を相手にプレゼンテーションを行なうのに使用され
る情報の再生装置およびその操作装置に関するものであ
り、特に情報素材として静止画・動画・音声などのマル
チメディア素材を用いてプレゼンテーションを行なう際
に発表者が聴衆に提示する情報を簡単な操作で制御しな
がらプレゼンテーションを行うのに好適な操作装置およ
び情報の再生装置ならびに操作装置で使用される情報の
作成を行うデータ編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の会議・セミナーなどにおいて発表
者が図表など説明用の資料を提示するためにはスライド
やOHPなどが用いられてきたが、最近の情報処理技術
の発達により例えば特開平3−264992号公報に示
されているように電子情報処理機器を用いたプレゼンテ
ーションのための装置が考案されている。かかる装置に
おいてはあらかじめ定めておいた手順に従って、蓄積し
てあった画像情報を発表者の指示に基づいて再生し、聴
衆用の画面上に表示する。この際聴衆用の大画面ディス
プレイとは別に発表者用のモニタディスプレイを設ける
とともに、聴衆用に提示する情報と発表者用の補助情報
それぞれを記録媒体に記録しておき、大画面ディスプレ
イには聴衆用の情報のみを表示し、発表者用のディスプ
レイには聴衆用と発表者用の両方の情報を表示するよう
にしていた。
【0003】ここでいう発表者用の情報とは、画面を先
に進めるための画面上の仮想的なスイッチや、発表内容
を簡潔にまとめたメモなどである。さらには発表者用の
画面に現在聴衆用のディスプレイ画面に表示されている
情報を表示する際にはそれを縮小または簡略化した画面
などで表現していた。これらの発表者用の情報によって
発表者の発表を支援しようとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では次に表示しようとする画面を聴衆用
の画面に表示させるためには、「次」などと書かれた発
表者用画面に設けられる仮想的なスイッチ類をポインテ
ィングデバイスで指定したり、あるいは画面上のメニュ
ー領域から次に行うべき操作の内容を「次の画面」など
という文字情報によって指定しなければならなかった。
もしくは、次に表示すべき内容を現在の聴衆用の画面の
特定の位置に関連付けるようにしていた。このためプレ
ゼンテーションの内容が単純に1枚1枚画面を繰ってゆ
くような単純な内容の場合には対応することが出来て
も、発表内容に分岐や内容のスキップなどを許容するよ
うな場合、次の画面内容は発表者の記憶に頼る必要があ
った。従って実際のプレゼンテーションの場においては
誤操作などの心配が有った。
【0005】このため従来の装置では、聴衆がより多く
の興味を示すような部分ではたくさんの補足情報などを
交えてより詳しく説明したり、逆に聴衆が退屈するよう
な場面では説明内容を適宜省略したりして、聴衆の反応
に応じた臨機応変なプレゼンテーションを行なおうとす
るのは困難であった。
【0006】本発明の目的は発表者が聴衆用のディスプ
レイに写される画面情報をモニタする一方で、あらかじ
め用意されている素材の画像の表示内容そのものを発表
者用のモニタ画面で確認し、次に表示したい内容を指で
差し示すなどの方法により直接指定することによって、
発表者の負担を増す事なく簡単な操作で高度なプレゼン
テーションを実現できるようなプレゼンテーション用の
操作装置および再生装置ならびに操作装置用データ編集
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、プレゼンテーション用の操作装置に、モニ
タ用ディスプレイと、モニタディスプレイに供給する信
号を発生するための画像情報を蓄えるメモリと、モニタ
ディスプレイ上の任意の点を指定するための情報を獲得
する入力手段と、情報を再生する再生装置とのインタフ
ェース手段と、再生する情報を簡略化して示すインデッ
クス情報ならびに情報を再生するための再生方法を記す
スクリプト情報を記録する情報記憶手段と、インデック
ス情報を前記メモリへ書き込むインデックス表示手段
と、前記入力手段の出力する位置情報を装置の動作に関
する情報に変換するコマンド解析手段と、前記スクリプ
ト情報を参照して動作情報を各情報再生装置への動作指
令を発生するスクリプト解釈手段とを設けた点に特徴が
ある。
【0008】また、本発明は、プレゼンテーション用の
情報再生装置に、上記したような操作装置を発表者の操
作用として装備させた点に特徴がある。
【0009】
【作用】操作装置は聴衆用の情報を再生する再生装置と
インタフェース手段を通して連係して動作する。或る情
報を再生する際には予め定めておいた再生順序が記録さ
れているスクリプト情報を参照して、現在再生されてい
る情報に対応したインデックス情報をモニタディスプレ
イ上に表示させ、また次に表示する画面、その次に表示
する画面、あるいは以前に表示していた画面、さらには
現在の画面に関連付けられている関連情報などに対応し
たインデックス情報についてもモニタディスプレイ上に
設けられた該情報の表示領域に表示する。モニタディス
プレイに表示されているインデックス情報の中から、次
に表示したい情報に対応するインデックス情報が前記入
力手段を用いて指示されると、その指示はコマンド解析
手段に伝えられる。そして、次に行なうべき動作が判定
され、指示された情報を再生するのに必要な再生装置に
対する動作指令が、スクリプト解釈手段によって解釈さ
れたスクリプト情報から得られる。得られた動作指令は
前記インタフェース手段を通じて接続されている各再生
装置に操作装置から伝えられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の第1の実施例である操作装置の構成を示し
たブロック図である。本操作装置はあらかじめ用意した
静止画・動画などの画像および音声を用いて聴衆を相手
にしたプレゼンテーションを行なう場合に、聴衆用の画
面に表示される情報を発表者が制御するのに用いられる
操作装置である。図1において1は制御部、2は補助記
憶装置、3はフレームバッファ、4はディスプレイ、5
は座標入力装置、6はインデックス情報表示部、7はテ
キスト表示部、8はマーカー表示部、9はスクリプト解
釈部、10は再生機器インタフェース、11はコマンド
解析部である。補助記憶装置2にはインデックスデータ
21、メモデータ22、スクリプトデータ23がそれぞ
れ記録されている。
【0011】図2は図1に示す操作装置を用いてプレゼ
ンテーションを行なうためのシステム全体構成の一例を
示したものである。同図において操作装置31は光磁気
ディスクなどに画像データ33を記録再生する画像ファ
イル装置などの静止画再生装置32、テープに動画像3
5を記録するVTRなどの動画再生装置34、音声を記
録したCD(コンパクトディスク)を再生するCDプレ
ーヤなどの音声再生装置39、スイッチャ36、アンプ
40と接続される。さらにスイッチャ36の出力信号は
大型のディスプレイ37に送られ聴衆に提示する画像を
再生する。また音声再生装置39の出力はアンプ40を
通してスピーカ41に送られ、聴衆用に音声が再生され
る。なお、この例では静止画、動画、音声の各再生装置
は説明の都合上それぞれ別々の物としているが、例えば
VTRを用いる場合など、動画と音声が1つの再生装置
により再生される場合も有る。静止画再生装置32で再
生される情報はフルカラーの自然画情報のほか、パレッ
トを用いた画像やモノクロ画像、2値画像であっても良
く、その内容もCG・文字・図形など種類は問わない。
従って静止画再生装置32としては画像ファイル装置に
限定されるものではなく、スチルカメラやCD−ROM
再生装置あるいはパーソナルコンピュータなどをこの目
的で使用することも可能である。
【0012】操作装置31と各情報再生装置およびスイ
ッチャ、アンプ間は例えばSCSIバスやGP−IBな
どのようなインタフェースで接続されており、操作装置
31から各再生装置の再生・停止、画像選択、スイッチ
ャ36における出力信号の切り換えやスーパーインポー
ズウインドウの切り替え、さらにはアンプ40での音量
調節などの指令が送られる。
【0013】以下、図1に示す操作装置各部の動作につ
いて説明する。制御部1はCPUとメモリによって構成
され、他の各部分のコントロールと、各部間のデータ転
送を行う。フレームバッファ3にはインデックス表示部
6、テキスト表示部7およびマーカー表示部8の各部か
ら書き込まれる表示用の画像データが蓄えられ、ディス
プレイ4に供給する映像信号を発生する。ディスプレイ
4はプレゼンテーションの発表者が演台上で用いるのに
好適な形状のカラー液晶などを用いた小型の表示装置で
ある。座標入力装置5はディスプレイ4の表面上に配置
される透明タブレットであり、操作装置の使用者が指先
もしくはペンなどの指示具を使ってディスプレイ4の画
面上を差し示すことにより、操作装置に位置情報を入力
することができる。座標入力装置5から入力された位置
情報はマーカー表示部8およびコマンド解析部11に伝
達される。
【0014】マーカー表示部8は使用者の入力する位置
情報に応じ、これに追従するようなカーソルをフレーム
バッファ3に書き込み、また制御部1の指令に基づきフ
レームバッファ3に後述するようなマーカーの書き込み
を行なう。コマンド解析部11は使用者の入力する位置
情報をテーブル探索などの方法によりコマンド情報に変
換し、使用者が次にどのような情報を聴衆に与えたいの
かを判定し、制御部1に伝達する。スクリプト解釈部9
は制御部1の指令に基づきスクリプトデータ23を参照
し、次の情報を聴衆に提示するために必要な指令を再生
機器インタフェース10を通じて接続されている各種情
報再生機器へと伝達する。さらにスクリプト解釈部9は
聴衆に提示する情報の変化に応じてフレームバッファ3
の内容を書き替えるために必要な情報を制御部1に伝達
し、制御部1はこれに応じてインデックス表示部6、テ
キスト表示部7、マーカー表示部8にフレームバッファ
3への書き込みを指令する。インデックス表示部6はイ
ンデックスデータ21を画像データに再生し、またテキ
スト表示部7はメモデータ22を文字フォントに展開し
て、それぞれフレームバッファ3に書き込む。
【0015】インデックスデータ21、メモデータ22
およびスクリプトデータ23はプレゼンテーションに先
立ってあらかじめ準備する。インデックスデータ21は
プレゼンテーションにおいて聴衆用のディスプレイに表
示される静止画、動画のデータから作成するものであ
り、例えば聴衆用の画像データの画素サイズを間引いて
縮小したり、使用する表示色数を制限したり、あるいは
動画の駒落としをするなど周知の方法により作成した圧
縮画像データである。メモデータ22は発表者がプレゼ
ンテーションを行うときに必要な内容の要点、注意事項
などをまとめたテキスト形式のデータである。
【0016】スクリプトデータ23はプレゼンテーショ
ンの実行時の画像再生手順などを記述したデータであ
る。図3にスクリプトデータ23の一例を示す。スクリ
プトデータ23は互いに連結した複数の情報オブジェク
ト記述部100a、100bと各オブジェクト記述部か
ら鎖状に連結された付加オブジェクト記述部110a、
110bから構成される。情報オブジェクト記述部10
0a、100bはそれぞれオブジェクト名101、静止
画・動画の別や音声有り無しなどを示す情報属性10
2、情報の記録されている機器名を示す情報記録機器名
103、機器内での情報のアドレス・ファイル名等を示
す情報記録位置104、インデックスデータ21の記録
場所を示すインデックス記録位置105、付加情報ポイ
ンタ106、前オブジェクトポインタ107、次オブジ
ェクトポインタ108の各フィールドを持ち、聴衆に提
示する情報1つ1つに対応している。付加オブジェクト
記述部110a、110bはそれぞれ後述するモニタ画
面上でのマーカー表示位置を示すマーカー表示位置11
1、付加情報の大きさを示す表示サイズ112、付加情
報の表示位置を示す表示位置113、情報属性114、
情報記録機器115、情報記録位置116、インデック
ス記録位置117、メモデータ記録位置118、次付加
オブジェクトポインタ119の各フィールドを有してい
る。なお、図3では説明の都合上各オブジェクトを2つ
ずつ示したが、これらの数は幾つ有っても良い。また各
フィールドの順序は任意であり、記述形式はテキスト形
式のデータでも2進コード化した情報でも構わない。
【0017】図4は図1に示した操作装置のディスプレ
イ4における画面表示方法の一例を示したものである。
図4において画面50には、聴衆用のディスプレイに表
示されている内容を示す現画面モニタ領域51、次画面
モニタ領域52a、52b、52c、52d、前画面モ
ニタ領域53a、53b、53c、53d、属性表示領
域54a〜h、付加情報モニタ領域55a、55b、5
5c、55d、メモ表示領域58、操作アイコン領域5
9、時刻表示領域61の各領域を設けている。現画面モ
ニタ領域51の上にはマーカ56a、56b、56c、
56dおよびカーソル57を表示する。
【0018】現画面モニタ領域51には補助記憶装置2
に格納されているインデックスデータ21の中から現在
聴衆用の画面に提示されている画像に対応したインデッ
クス画像を取りだしてインデックス表示部6で再生し、
フレームバッファ3の中の現画面モニタ領域51に対応
するアドレス位置に書き込む。またスクリプトデータ2
3の次オブジェクトポインタを参照して現在の画面の次
に再生される予定の画像に対応したインデックス画像を
再生し次画面モニタ領域52aに書き込む。同様にして
次画面モニタ領域52b〜dには現画面の2つ先から4
つ先に表示する予定の画像のインデックス画像を再生し
てフレームバッファ3の対応する領域に書き込み、前画
面モニタ領域53a〜dには現画面の1つ前から4つ前
に表示された情報のインデックス画像をそれぞれ再生し
て書き込む。次画面および前画面モニタ領域への書き込
みと共に、スクリプトデータ23の情報属性を参照し、
各情報が動画か静止画かの区別などを属性領域54a〜
hに表示する。
【0019】さらにスクリプトデータの付加オブジェク
トポインタを参照して現在の画面に関連した付加情報が
有る場合には、付加情報モニタ領域55a〜dにそれぞ
れの付加情報のインデックスデータを再生して書き込
む。その一方で付加情報が現画面のどの位置と関連した
ものであるかを付加情報オブジェクトのマーカ表示位置
フィールドから読み取り、現画面モニタ領域51の該当
位置にマーカー56a〜dを表示する。付加情報にはあ
らかじめ発表者の説明する順序に応じてリンク順序が定
めてあり、マーカー56a〜dにはこの順に対応した番
号によって表示する。
【0020】操作アイコン領域59には操作装置に接続
された再生機器の操作ボタン類をアイコンによって仮想
的に操作装置の画面上に表示したものである。制御部1
はスクリプト解釈部9の出力に基づきマーカー表示部8
に指令を送り、必要なアイコンをフレームメモリ3に書
き込ませる。図4の例では巻き戻し60a、逆送り60
b、一時停止60c、順送り60d、早送り60e、音
声オンオフ60f、音量60g、マルチ画面検索60h
の各アイコンを表示している。これらのアイコンは常時
全部を表示するのではなく、現在聴衆用の画面に表示さ
れている情報の内容とその記録されている機器に応じて
実行できる機能のアイコンのみを表示させる。図5は操
作アイコン領域の実際の表示画面の例を示したもので、
(a)は静止画を表示している場合の表示で有り、早送
り・巻戻しなど実際には使えない機能は消している。ま
た(b)は動画を再生している場合の表示例である。こ
れ以外にも、音声無しの画像の場合には音声オンオフ6
0fと音量60gを消すなどの処理を行ない、発表者が
迷わないような簡明な表示を実現する。
【0021】時刻表示領域には61には制御部1の内蔵
クロックを参照して現在時刻の表示のほか、発表を始め
てからの経過時間や与えられた発表時間の残りなどを表
示する。
【0022】なお図4の例では現画面モニタ領域51、
次・前画面モニタ領域52、53、付加情報モニタ領域
55の大きさが異なっているが、インデックス情報21
は各領域毎に異なった大きさのものを用意する必要は無
く、たとえば現画面モニタ領域1に表示する際には画素
を補間して表示するなどの処理をおこなったり、あるい
は周知の階層符号化などの技術を利用して、モニタ領域
の大きさに合わせた再生処理を行うようにすればインデ
ックスデータ記録領域に無駄を生じない。
【0023】以下、発表者が図1の操作装置と図4の画
面表示によってプレゼンテーションを行うときの詳細動
作について説明する。発表者はプレゼンテーションを実
施するに当たり、操作装置の表示画面50を見ながら座
標入力装置5を用いて指示を送り装置全体をコントロー
ルする。たとえば現在表示している情報に関しての説明
が終わったときには、次画面モニタ領域52aに触れる
ことによってコマンド解析部11では次画面モニタ領域
52aが発表者によって差し示されたことを検知し、制
御部1にこの情報を伝達する。すると制御部1はマーカ
ー表示部8に指令を送りフレームバッファ3の次画面モ
ニタ領域52aをハイライト表示させ、次画面への移行
が指示されたことを発表者に確認させる。
【0024】ここで、発表者が再度次画面モニタ領域5
2aを差し示すとコマンド解析部9から制御部1へ情報
が伝達され、制御部は次の情報への進行をインタフェー
ス11を通じて再生機器に伝達し、さらに操作装置の画
面書き換えをインデックス表示部6およびマーカー表示
部8に指令する。なお、ハイライト表示の方法としては
次画面モニタ領域52aの周囲の枠の太さや色を変更し
たり、あるいは次画面モニタ領域52aそのものの表示
輝度やコントラストを可変させるなどの方法をとる。
【0025】また発表者が座標入力装置を使って画面上
で例えば1番のマーカー56aを指し示した場合には図
4に示したようにマーカ56aがハイライト表示とな
り、同時に対応する付加情報モニタ領域55aもハイラ
イト表示となる。さらにスクリプトデータ23の付加情
報オブジェクトを参照して、関連するメモデータ22が
有る場合にはテキスト表示領域58にテキスト表示部7
を使ってメモテキストを書き込む。ここで2番目のマー
カ56bを指し示すと、ハイライト表示が第2の付加情
報に移り、以下、第3、第4のマーカに付いても同様に
処理が行われる。
【0026】一方ハイライト表示された状態の付加情報
モニタ領域を発表者が指し示すと、その付加情報が聴衆
用の画面上に提示される。ここで発表者は聴衆の反応を
見て適宜付加情報の説明を省略しても良い。以上のよう
にして、1つの画面に関連した説明が終わると次画面モ
ニタ領域を指し示し、これによって次の表示画面を聴衆
用の画面に表示するようにインタフェースを通して指令
を送り出すとともに、操作装置の画面も次の情報に応じ
て書き換える。
【0027】ある情報に対する付加情報としては、図6
(a)に示すように静止画の一部にウインドウ表示する
静止画もしくは動画像、簡易アニメーションやテキス
ト、図表、などであり、あるいはまたこれらの情報を画
面全体に表示する場合などがある。このような情報を表
示している間、操作装置の画面上では現画面モニタ領域
51の上に付加情報を直接表示するか、あるいは図6
(b)に示すように現画面モニタ領域の上には付加情報
が表示されていることを示すマスク62を表示して、付
加情報表示領域55aに動画の駒落とし再生をおこなう
等の方法をとる。
【0028】図4に示したマルチ画面切り替えスイッチ
60hは現在の表示内容にかかわらず、再生可能な情報
をランダムアクセスするためのものであり、このボタン
が差し示されると操作装置の画面にはインデックス画面
が整列表示され、この状態で発表者が任意のインデック
スを差し示すことにより任意の情報を聴衆に提示するこ
とができる。これを用いることによって一連の発表のあ
とで聴衆からの質問に答えるときなどに好都合である。
【0029】またプレゼンテーションの実行中に、接続
している再生装置が何らかの原因で動作不能となったと
きなどには、操作装置の画面の属性表示領域54a〜h
に故障状態を表示することによってそのことを発表者に
通知する。再生装置の障害検出方法としては、再生機器
インタフェース10から各装置に一定間隔毎に信号を送
って、応答が来ない場合には障害が発生したものと判定
するなどの方法が使用できる。
【0030】以上のように発表者は本発明による操作装
置を用いることによって静止画、動画などを交えた情報
をあらかじめ定めておいた手順にしたがって聴衆に提示
しながらおこなうようなプレゼンテーションの場におい
て、現在聴衆の前に提示されている情報と、その前に表
示されたあるいは後に表示される情報の内容を操作装置
の画面上で確認しながら発表が行なうことができ、しか
もそのときに次に表示すべき画像をモニタ表示画面で直
接指し示して指定することができるので、次にどのよう
な画像が表示されるのかという情報を発表者自身の記憶
に頼る必要が無く、発表時の負担が軽減できプレゼンテ
ーション本来の内容に集中し、内容の充実を図ることが
できる。
【0031】また1つの情報とそれに関連した付加情報
を操作装置のモニタ画面上で同時に確認しながら発表を
行なうことができ、しかもメモテキストを参照しながら
発表を行なうことができるので発表時の負担を軽減でき
る。また聴衆の反応を見ながら必要な付加情報のみを操
作装置の画面上で直接選択して発表が出来るので、聴衆
の反応に柔軟に対応することによって効果的なプレゼン
テーションを簡単な操作で行なうことができる。
【0032】一方、装置の構成上の利点として、聴衆用
の画面には高画質なフルカラー表示で行なう一方、発表
者用の操作装置のモニタ画面は内容の確認が行なえれば
良いので256色あるいはそれ以下の減色表示としてフ
レームバッファに要するコストの低減を図ることができ
る。また同時にインデックスデータの読み出し時間を短
くするとともに、インデックスデータの記憶領域を削減
できる。
【0033】なお、図4に示した操作装置の表示画面の
構成は一例を示したものであり、本発明はこのような各
領域の配置によって限定されるものではない。
【0034】図7は次画面および前画面モニタ領域の表
示方法の他の例を示したものである。前記の実施例では
図7(a)に示したように次画面および前画面モニタ領
域の表示サイズは現在の表示画面に近いものほど大きく
表示していた。この際に例えば2つ先の画面52bは次
の画面52aに比べて縦方向のサイズを1/2に間引き
圧縮し、さらにその次の画面52c、dではさらに1/
2圧縮して表示しても良いし、あるいは図7(b)に示
すように2つ先の画面52fは次の画面52eに比べ上
下1/4ずつを切り落とすなど1部分だけを表示するよ
うにしても良い。このときさらに先の画面52g、hで
はさらに切り落とす部分を多くしている。また図7
(c)に示す様に2つ先の画面52jは次の画面52i
の下に隠れるように、画面が互いに重なり合うように見
せ掛ける表示方法であっても良い。さらに先の画面52
k、lについての順次下側に表示してゆく。以上は次画
面の表示について示しているが前画面についても同様で
ある。
【0035】図4の例では次画面・前画面の属性表示の
方法を文字によるものとして説明したが、本発明はこの
例に捕らわれるものではなく、例えば属性毎に表示領域
の枠組みの色を変えるようにしてもよい。あるいは図8
に示すように静止画は1つの長方形71で表すのに対
し、動画は厚みを持った図形72のように、また静止画
の連続からなる情報は73のようにいくつかの画面が重
なり有っているように見せ掛けて表示させても良い。
【0036】図9は本発明による操作装置の表示画面の
他の例を示したものである。図9のうち図4と同じ部分
には同一の番号を付けている。図9の画面50では次画
面および前画面モニタ領域および付加情報モニタ領域を
設ける代わりに関連情報モニタ領域81a〜hを設け、
現在表示中の画面51から関連情報への切り替えを指定
してゆくことによって、プレゼンテーションを進行して
ゆく。この場合の発表者の操作は図4に示した画面の場
合と同様であり、現画面モニタ領域51内のマーカ56
a〜fもしくは関連情報モニタ領域81a〜hを直接指
し示すことによって該当する関連情報モニタ領域81a
がハイライト表示となり、さらに同じ部分を指し示すこ
とで、指定した関連情報が聴衆用のディスプレイに表示
され、同時に操作装置の画面50も新たな情報によって
書き替えられる。このようにして、図9に示すような画
面構成と操作方法を用いることにより、用意した素材を
繰り返し用い、しかも毎回プレゼンテーションの内容が
少しずつ異なるようなプレゼンテーションに適した操作
装置を提供できる。なお、関連情報の数はいくつ有って
もよく、図9の例では関連情報の数が7つであり、関連
情報モニタ領域81hには情報が表示されていない。ま
た、関連情報が8つ以上の場合には関連情報モニタ領域
の内容を書き換えてやればよい。
【0037】図10は図9に示すような操作方法を実現
するためのスクリプトデータの例である。スクリプトデ
ータは情報オブジェクト記述部200a、b、cおよ
び、各情報オブジェクト記述部からつながれた関連情報
オブジェクト記述部210a、bとによって構成され
る。情報オブジェクト記述部200aはオブジェクト名
201、情報属性202、情報記録機器名203、情報
記録位置204、インデックス記録位置205、関連情
報ポインタ206の各記録フィールドが設けられてい
る。関連情報オブジェクト記述部210aはマーカー表
示位置211、インデックス記録位置212、情報属性
213、メモデータ記録位置214、情報オブジェクト
ポインタ215、次関連情報ポインタ216の各記録フ
ィールドを持つ。
【0038】聴衆に提示する情報として情報オブジェク
ト記述部200aによって示される情報が選択される
と、インデックス記録位置フィールド205によって示
されるインデックス情報を現在画面モニタ領域に表示す
る一方、関連情報ポインタ206から関連情報オブジェ
クト210aを検索し、以下次関連情報ポインタを順に
たどって行く。検索された関連情報オブジェクト記述部
210aからインデックス記録位置フィールド212に
示されているインデックス情報を関連情報表示領域81
aに表示し、マーカー表示位置211に記されている座
標により現画面モニタ領域51の上にマーカー56aを
表示する。発表者からの入力によって関連情報を聴衆に
表示することが指令されると、情報オブジェクトポイン
タ215を使って該当する情報オブジェクト記述部20
0bを検索し、これに記述されている内容に従って再生
機器の制御ならびに操作装置の表示画面書き換えを行な
う。
【0039】本発明によるプレゼンテーション用操作装
置では補助記憶装置の種類は問わない。例として、ハー
ドディスクやフロッピーディスクなどの磁気ディスク装
置や光磁気ディスクあるいは半導体メモリを使ったメモ
リーカードなどを用いることが可能である。また情報再
生装置とのインターフェースとしてSCSIバスやGP
−IBのほかRS−232CやLANケーブルなどを用
いて接続するなど、どのような接続方法であっても良
い。さらには赤外線や電波を利用して無線接続を行なう
ことも可能である。
【0040】図12は本発明の実施例によるプレゼンテ
ーション用操作装置の外観の一例を示したものであり、
内部は、図1に示したような構成となっている。図12
の構成では補助記憶媒体としてメモリーカードを用い、
再生装置とのインタフェースとして電波を用いた無線接
続を行なっている。操作装置91にはディスプレイ9
2、透明なタッチパネル93、カードスロット94が設
けられており、このカードスロット94にはメモリーカ
ード95が差し込まれる。操作装置91からの指令はア
ンテナ96から電波によって各操作装置へと送られる。
操作者はディスプレイ92に例えば図4のようにして表
示される画面を見ながら、聴衆に対して表示したい画像
をタッチパネル93の表面に触れることによって指示す
る。
【0041】以上のように図12に示したプレゼンテー
ション用操作装置によれば、発表者がディスプレイ91
に表示されるインデックス情報によって次に表示しよう
とする画像を確認しながら選択することができるので、
プレゼンテーション実施時の発表者の負担が軽減し、プ
レゼンテーションの内容を充実させることができる。さ
らに、図12に示したようなプレゼンテーション用操作
装置では記憶装置にスタティックRAMやフラッシュメ
モリなど消費電力の少ない半導体メモリを用いることに
より装置の電源として電池を使用することが可能になる
とともに、再生装置との接続も無線で行なうため、操作
装置からはケーブルによる接続を全て除くことができ
る。従って装置の携帯性が高まり、プレゼンテーション
会場のレイアウトに対して柔軟に対応できる。
【0042】図13は本発明によるプレゼンテーション
用操作装置に用いられるインデックスデータ、スクリプ
トデータなどを作成するためののデータ編集装置の構成
を示したブロック図である。図13のデータ編集装置は
装置の制御を行なうCPU301とメモリ302、CP
U301で動作するソフトウエアの保管や画像データの
一時保管に用いられるハードディスク303、画像デー
タを一時蓄えるフレームバッファ304、フレームバッ
ファに蓄えられた画像を表示するディスプレイ305、
使用者からの入力を受け付けるキーボード306とマウ
ス307、外部機器の制御用信号を送り出す外部機器イ
ンターフェース308、外部からの画像データの取り込
みを行なうA/Dコンバーター309とスキャナー31
0とフロッピーディスクドライブ311と光磁気ディス
クドライブ312とCD−ROMドライブ313、プレ
ゼンテーション用のデータを記録するメモリカード31
4がそれぞれバス315を介して接続されている。メモ
リカード314にはインデックスデータ316とスクリ
プトデータ317とメモデータ318とが記録される。
データの記録されたメモリカード314は編集装置本体
から取り外されて、図12に示す様にそのままプレゼン
テーション用操作装置の補助記憶装置として使用され
る。ハードディスク303にはCPU301で動作する
ソフトウエア、即ち画像キャプチャ319と画像データ
変換320とテキストエディタ321とスクリプト作成
322などのソフトウェアが記録される。
【0043】以下、図13のデータ編集装置によってプ
レゼンテーション用操作装置で使用するデータを作成す
る方法について説明する。なお、プレゼンテーションの
実行に際しては以下説明する操作装置用のデータの準備
のほか、操作装置によって制御される各再生装置で使用
する画像データの準備が必要である。画像キャプチャソ
フトウエア319は、スキャナー310を使ってディジ
タイズ(数値化)された写真や図表などの画像データ
と、A/Dコンバータ309でディジタイズしたビデオ
信号をフレームバッファー304またはハードディスク
303へ一時保管する。また画像キャプチャソフトウエ
ア319は、A/Dコンバータ309に入力するビデオ
信号を発生するVTRやビデオディスクプレーヤなどの
外部機器(図示せず)を外部機器インターフェース30
8を通して制御する。使用者からの入力はキーボード3
06もしくはマウス307から編集装置に伝えられ、所
望のタイミングで画像をフレームバッファ304にフリ
ーズ(格納)させたり、画像のトリミングなどの操作を
行なう。
【0044】画像データ変換ソフトウエア320はハー
ドディスク303もしくはフレームバッファー304に
蓄えられた画像データおよびフロッピーディスク、光磁
気ディスク、CD−ROMなどの外部記録媒体からそれ
ぞれフロッピーディスクドライブ311、光磁気ディス
クドライブ312、CD−ROMドライブ313を用い
て読み出した画像データをメモリーカード314に記録
するインデックスデータ316のデータフォーマットに
変換し、メモリーカード314に記録する。スクリプト
作成ソフトウエア321は外部記録媒体に記録されてい
る画像データおよび外部機器から再生される画像を参照
しながら、図3に示す様なスクリプトデータ317を作
成し、メモリカード314に記録する。テキストエディ
タ322はキーボード306から入力されたデータをメ
モデータ318としてメモリーカード314に記録す
る。以上のようにして図13に示すデータ編集装置によ
り図12に示したようなプレゼンテーション用操作装置
に用いられるメモリカードのデータ記録を行なう。
【0045】図14は本発明の他の実施例であるプレゼ
ンテーション用操作装置の構成を示したものである。本
実施例のプレゼンテーション用操作装置では補助記憶装
置2に半導体メモリー素子を用い、データ転送用の入力
ポート12を持っている。その他図1と同一の部分につ
いては図1と同一の番号を付してある。図14に示すプ
レゼンテーション用操作装置によっても先に述べた通
り、プレゼンテーションを実行する際に発表者が画像の
内容を確認しながら発表を続けることができる。さらに
図14のプレゼンテーション用操作装置では補助記憶と
してフラッシュメモリ、スタティックRAMなどの半導
体メモリを用いることにより、例えばハードディスクな
どを用いるよりも装置の小型軽量化および低消費電力化
を図ることができる。従ってデータの編集を行なう場合
に専用のデータ編集装置の設置場所にプレゼンテーショ
ン用操作装置を運んで行き、発表の会場に操作装置本体
を持ち込むような場合にも持ち運びに便利な装置を提供
できる。
【0046】図15は図14に示したプレゼンテーショ
ン用操作装置にデータの書き込みを行なうためのデータ
編集装置の構成を示したものである。図15の装置では
図13に示したデータ編集装置と比べてメモリーカード
に代わりポート323を設けている。プレゼンテーショ
ンに用いるためのデータを作成する場合には、図14に
示すプレゼンテーション用操作装置とポート323を介
して接続し、インデックスデータ、スクリプトデータな
どの転送を行なう。図14に示すプレゼンテーション用
操作装置と図15に示すデータ編集装置のポートの間を
接続するには例えばSCSIバスを用いたり、LANケ
ーブルなどの電気的接続や光ファイバーなどを用いるな
どその接続形態は自由である。また赤外線や電波を用い
て無線接続としても良い。
【0047】図11は本発明の別の実施例である操作装
置を備えたプレゼンテーション装置の構成方法を示すブ
ロック図である。図11で図1および図2と同一の部分
には同一の番号を与えてある。図11のプレゼンテーシ
ョン装置では静止画と音声を用いたプレゼンテーション
に機能を限定しており、また操作装置と再生装置とが一
体化した構成で、聴衆用の画像データ24もハードディ
スクなどの補助記憶装置2に記録され、この画像データ
24を静止画再生部25によって再生してフレームバッ
ファ26に書き込み、聴衆用のディスプレイ37へと映
像信号を送出する。音声再生部27は制御部1からの指
令を直接受け、CDなどに記録されている音声データ2
8を再生してアンプ40へと送る。
【0048】図11のプレゼンテーション装置によって
も図1に示した操作装置を用いて行うプレゼンテーショ
ンの特徴を損なうことなく効果的なプレゼンテーション
を実現できる。さらにはこのプレゼンテーション装置に
外部再生機器インタフェースを追加することで動画再生
装置にも対応可能である。
【0049】図11の構成は一体型に限定されるもので
はない。補助記憶装置2をネットワークで接続された遠
隔地に配置するような構成とすることも可能である。ま
た発表者用のディスプレイおよび座標入力装置が遠方に
配置される場合も有る。あるいは図2に示したような静
止画、動画、音声再生装置のうち1つないしはそれ以上
を本再生装置と結合するようにしても良い。
【0050】以上の説明では座標入力装置としてタブレ
ットを仮定してきたが、本発明はその他マウスあるいは
トラックボールと画面上のカーソルを組み合わせた手段
などによる場合にも適用可能である。また補助記憶装置
は1台に限定されるものではなく、例えばインデックス
データとメモデータはハードディスクに記録してスクリ
プトデータはICカードに記録するといった分割記録を
行なっても良く、またネットワークインタフェースを介
して遠方に配置されるファイル装置上に記録することも
可能である。
【0051】なお、インデックス表示部、テキスト表示
部、マーカー表示部、コマンド解析部、スクリプト解釈
部については、これらの一部ないしは全部を制御部のソ
フトウエア的手段で実現しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、静止画・
動画・音声を用いて行われるプレゼンテーションにおい
て、発表者は聴衆に向けて表示されている画像の内容と
その前後の画面および関連情報などを、操作装置のディ
スプレイ画面上で確認でき、さらに操作装置の画面上に
表示されている画像を座標入力装置をもちいて直接指し
示すことによって、その画像を再生することが出来る。
これにより、発表者は次にどのような画像が表示される
のかを記憶に頼る必要が無いので、発表に専念すること
ができ、しかも聴衆の反応に応じて臨機応変にプレゼン
テーションの内容を変更して、聴衆の興味をより引き付
けることが簡単な操作で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であるプレゼンテーションの
ための操作装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の操作装置を用いたプレゼンテーション
実行装置全体の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の操作装置で使用されるスクリプトデー
タの構成例を示す図である。
【図4】 図1の操作装置のディスプレイ画面の構成例
を示す平面図である。
【図5】 図5の操作装置のディスプレイ画面に配置さ
れる操作アイコン領域の表示例を示す平面図。
【図6】 図1の操作装置を用いてプレゼンテーション
を実行する際に付加情報を表示しているときの聴衆用の
画面と操作装置の表示画面の表示方法を示す平面図であ
る。
【図7】 図1の操作装置の画面上における次画面モニ
タ領域および前画面モニタ領域の表示方法の例を示した
平面図である。
【図8】 図1の操作装置の画面上における次画面およ
び前画面の属性表示方法の一例を示す平面図である。
【図9】 図1の操作装置のディスプレイ画面の図4の
例とは異なる構成例を示す平面図である。
【図10】 図1の操作装置で使用されるスクリプトデ
ータの図2の例とは異なる構成例を示す図である。
【図11】 本発明の実施例であるプレゼンテーション
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明の実施例であるプレゼンテーション
用操作装置の外観を示す斜視図である。
【図13】 本発明の実施例であるデータ編集装置の構
成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施例であるプレゼンテーション
用操作装置の構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明の実施例であるデータ編集装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2…補助記憶装置、3…フレームバッファ、4…発表者
用ディスプレイ、5…座標入力装置、6…インデックス
表示部、8…マーカー表示部、9…スクリプト解釈部、
11…コマンド解析部、21…インデックスデータ、2
3…スクリプトデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 保 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 竹内 崇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタディスプレイと、該モニタディス
    プレイに供給する信号を発生するための画像情報を記憶
    するメモリと、該モニタディスプレイの画面上の任意の
    点を指定するための位置情報を獲得する入力手段と、情
    報を再生する少なくとも1つの再生装置とのインタフェ
    ース手段と、前記再生装置で再生する情報に関連付けら
    れたインデックス情報ならびに該情報の再生方法を記述
    したスクリプト情報を記録する少なくとも1つの情報記
    憶手段と、該インデックス情報を前記メモリへ書き込む
    インデックス表示手段と、前記入力手段で得た位置情報
    を動作情報に変換するコマンド解析手段と、前記スクリ
    プト情報に基づき前記再生装置で情報を再生するための
    動作指令を発生するスクリプト解釈手段とを設け、前記
    動作情報に従って必要な前記動作指令が前記インタフェ
    ース手段を介して前記再生装置へ送出されることを特徴
    とする操作装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタディスプレイの画面に前記再
    生装置で現在再生されている情報に対応した前記インデ
    ックス情報を表示するための現画面モニタ領域と、これ
    から再生する情報に対応した前記インデックス情報を表
    示するための次画面モニタ領域と、既に再生し終わった
    情報に対応した前記インデックス情報を表示する前画面
    モニタ領域を設け、前記入力手段を用いて前記次画面モ
    ニタ領域もしくは前記前画面モニタ領域を指定すること
    により、それぞれの領域に対応する情報を前記再生装置
    で再生するための動作指令が前記インタフェース手段か
    ら前記再生装置へ送出されることを特徴とする請求項1
    記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記モニタディスプレイの画面に前記再
    生装置で現在再生されている情報に対応した前記インデ
    ックス情報を表示するための現画面モニタ領域と、該現
    在再生されている情報と前記スクリプト情報によって関
    連付けられている関連情報に対応した前記インデックス
    情報を表示する関連情報モニタ領域を設け、前記入力手
    段を用いて該関連情報モニタ領域を指定することによ
    り、前記関連情報を前記再生装置で再生するための動作
    指令が前記インタフェース手段から前記再生装置へ送出
    されることを特徴とする請求項1記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記スクリプト情報によって前記関連情
    報を前記現画面モニタ領域内の特定の位置に関連付ける
    とともに、該関連情報が関連付けられている位置にマー
    カーを表示させるマーカー表示手段を設け、前記入力手
    段により該マーカーを指示することにより、該マーカー
    表示位置に関連付けられている前記関連情報を前記再生
    装置で再生するための動作指令が前記インタフェース手
    段から前記再生装置へ送出されることを特徴とする請求
    項3記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶手段が、前記再生装置で再
    生される情報に対して前記スクリプト情報によって関連
    付けられる補助情報を前記インデックス情報および前記
    スクリプト情報とともに記録する記憶手段であって、該
    補助情報を前記メモリに書き込む補助情報表示手段と、
    前記モニタディスプレイの画面上に該補助情報を表示す
    る補助情報表示領域とを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の操作装置。
  6. 【請求項6】 前記モニタディスプレイの画面に前記再
    生装置で現在再生されている情報に対応した前記インデ
    ックス情報を表示するための現画面モニタ領域と、前記
    スクリプト情報によって前記補助情報と関連付けられ
    た、前記再生装置で再生される情報に対応するインデッ
    クス情報が表示されている該現画面モニタ領域内の特定
    の位置にマーカーを表示するマーカー表示手段とを設
    け、前記入力手段により該マーカーを指示することによ
    って該マーカー表示位置と関連付けられている前記補助
    情報を前記補助情報表示領域に表示することを特徴とす
    る請求項5記載の操作装置。
  7. 【請求項7】 前記モニタディスプレイの画面に前記再
    生装置で現在再生されている情報に対応した前記インデ
    ックス情報を表示するための現画面モニタ領域と、前記
    情報を現在再生している前記再生装置の機能に対応した
    少なくとも1つのアイコンを表示するアイコン表示領域
    とを設け、前記入力装置により該アイコン表示領域に表
    示されているアイコンの位置を選択的に指示することに
    よって、該アイコンに対応した機能を実行させるための
    指令を前記インタフェース手段を通して前記再生装置に
    送出するとともに、情報を再生している再生装置に応じ
    て表示するアイコンの種類を変えることを特徴とする請
    求項1記載の操作装置。
  8. 【請求項8】 前記情報記憶手段に記憶される情報を該
    操作装置とは別に設けたデータ編集装置から受け取るた
    めの情報入力手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の操作装置。
  9. 【請求項9】 前記情報記憶手段が、操作装置の本体か
    ら着脱可能な情報記憶媒体であり、該情報記憶媒体には
    該操作装置とは別に設けたデータ編集装置によって情報
    が記録されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の操作装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の操作
    装置から供給される動作指令に応答して情報を再生する
    再生手段を具備したことを特徴とする再生装置。
  11. 【請求項11】 モニタディスプレイと、該モニタディ
    スプレイに供給する映像信号を発生するための画像情報
    を記憶するメモリと、該モニタディスプレイの画面上の
    任意の点を指定するための位置情報を獲得する入力手段
    と、情報を再生する少なくとも1つの再生手段と、該再
    生手段で再生する情報に関連付けられたインデックス情
    報ならびに該情報の再生方法を記述したスクリプト情報
    を記録する少なくとも1つの情報記憶手段と、該インデ
    ックス情報を前記メモリへ書き込むインデックス表示手
    段と、前記入力手段で得た位置情報を動作情報に変換す
    るコマンド解析手段と、前記スクリプト情報を前記再生
    手段への動作指令に変換するスクリプト解釈手段とを設
    け、前記動作情報に従って前記動作指令を前記再生手段
    に伝達することを特徴とする再生装置。
  12. 【請求項12】 再生装置用操作装置に装着される情報
    記憶媒体に情報を書き込むためのデータ編集装置におい
    て、 画像データを入力するデータ入力手段と、該画像データ
    の内容を概略化したインデックス情報を生成する情報変
    換手段と、該画像データの再生方法ならびに該画像デー
    タと該インデックス情報の対応関係を記したスクリプト
    情報を生成するスクリプト作成手段と、前記情報記憶媒
    体に該インデックス情報ならびに該スクリプト情報の書
    き込みを行なう情報書き込み手段とを設けたことを特徴
    とする操作装置用デ−タ編集装置。
  13. 【請求項13】 再生装置用操作装置の情報記憶手段に
    情報を書き込むためのデータ編集装置において、 画像データを入力するデータ入力手段と、該画像データ
    の内容を概略化したインデックス情報を生成する情報変
    換手段と、該画像データの再生方法ならびに該画像デー
    タと該インデックス情報の対応関係を記したスクリプト
    情報を生成するスクリプト作成手段と、前記操作装置の
    情報記憶手段に該インデックス情報ならびに該スクリプ
    ト情報を転送する情報出力手段とを設けたことを特徴と
    する操作装置用デ−タ編集装置。
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