JP3487382B2 - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JP3487382B2 JP16957495A JP16957495A JP3487382B2 JP 3487382 B2 JP3487382 B2 JP 3487382B2 JP 16957495 A JP16957495 A JP 16957495A JP 16957495 A JP16957495 A JP 16957495A JP 3487382 B2 JP3487382 B2 JP 3487382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子等の発熱体
を冷却する沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等の発熱体を冷却
する装置として、熱サイホン効果を利用した沸騰冷却装
置が提案されている。この沸騰冷却装置は、冷媒を収容
する冷媒槽と、この冷媒槽の上方に設置された凝縮器
(放熱器)とを備え、冷媒中に発熱体が浸漬されてい
る。冷媒槽に収容された冷媒は、発熱体より発生する熱
を吸収して沸騰し、蒸気となって上昇して凝縮器へ移動
する。凝縮器に達した冷媒蒸気は、外部冷却によって凝
縮液化されて、再び冷媒槽へ戻る。この冷媒の沸騰・凝
縮熱伝達が繰り返されて、発熱体で発生した熱が凝縮器
へ運ばれ、大気へ放出されることにより発熱体の冷却が
行われる。
【0003】この沸騰冷却装置では、沸騰して上昇する
冷媒蒸気と、凝縮液化されて下降する凝縮液とが逆行す
るため、冷媒の自然循環が乱されて、最大熱輸送量が低
く抑えられてしまう。特に、使用する冷媒量を少なくす
るために(沸騰冷却装置では、一般に高価なフロロカー
ボン系の冷媒が使用されるため、使用する冷媒量を少な
くした方がコストを低く抑えることができる)、冷媒槽
の幅(厚み)を薄くした場合には、その問題(冷媒の自
然循環の乱れによる最大熱輸送量の低下)が大きいと言
える。
【0004】そこで、特開昭57−204156号公報
では、沸騰した冷媒蒸気を凝縮器内の一部の冷媒通路へ
導くように、凝縮器内の下部気相室にガイド板を設けた
技術が開示されている。これにより、凝縮器内の各冷媒
通路を、冷媒蒸気が通過する蒸気通路と凝縮液が通過す
る凝縮液通路とに分けることができるため、上昇する冷
媒蒸気と下降する凝縮液との干渉による冷媒の自然循環
の乱れを低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
開示された従来技術によれば、凝縮器内の各冷媒通路が
蒸気通路と凝縮液通路とに分けられる。即ち、凝縮器内
において冷媒蒸気の通路(蒸気通路)が限定されてしま
う。このため、大きな圧力損失を生じるとともに、各冷
媒通路が蒸気通路と凝縮液通路とに分けられることから
凝縮器全体の温度が不均一となる。このため、凝縮器を
効率的に使用することができず、放熱性能(冷却性能)
が低下するという問題を生じる。本発明は、上記事情に
基づいて成されたもので、その目的は、沸騰冷却装置に
おいて、沸騰蒸気と凝縮液との循環を良好にして放熱性
能の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
内部に冷媒を収容する冷媒槽と、この冷媒槽の厚み方向
における一方の外壁面に接触して取り付けられる発熱体
と、前記冷媒槽の上部に前記冷媒槽と連通して設けら
れ、前記発熱体の熱を受けて前記冷媒槽から上昇してく
る沸騰蒸気を冷却液化する放熱器と、前記冷媒槽内を厚
み方向に二分割する薄板状の冷媒流制御板とを備え、こ
の冷媒流制御板の下部に、前記二分割された両側を連通
する連通口が設けられると共に、前記冷媒槽内の厚み方
向において、前記冷媒流制御板より前記発熱体側の上部
に、前記冷媒槽内を上昇してきた沸騰蒸気が流出する蒸
気流出口が設けられ、前記冷媒流制御板より反発熱体側
の上部に、前記放熱器で凝縮して流下してきた凝縮液が
流入する液流入口が設けられた沸騰冷却装置であって、
前記冷媒流制御板は、前記冷媒槽の内壁面側へ突出する
突起部を有し、その突起部の先端が前記冷媒槽の内壁面
に当接した状態で設けられていることを特徴とする。
【0007】 請求項2では、請求項1に記載した沸騰
冷却装置において、前記冷媒流制御板は、その上部側
が、前記放熱器で凝縮して流下してくる凝縮液を前記液
流入口へ導く導入板として設けられていることを特徴と
する。請求項3では、請求項1または2に記載した沸騰
冷却装置において、前記冷媒槽は、プレス成形された一
対のプレート間に前記冷媒流制御板を挟み込んで、一体
ろう付けにより接合されていることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【作用および発明の効果】本発明の沸騰冷却装置は、以
下の作用および効果を奏する。請求項1では、冷媒槽内
を厚み方向に二分割する冷媒流制御板を設け、その冷媒
流制御板より発熱体側の上部に蒸気流出口が設けられ、
冷媒流制御板より反発熱体側の上部に液流入口が設けら
れているので、沸騰して冷媒槽内を上昇してくる沸騰蒸
気(冷媒蒸気)は蒸気流出口を通って冷媒槽より流出
し、放熱器で凝縮して流下してきた凝縮液は液流入口を
通って冷媒槽内へ流入することができる。これにより、
沸騰蒸気の流れと凝縮液の流れとを明確に分けることが
でき、冷媒槽内で下降する凝縮液と上昇する沸騰蒸気と
の干渉が低減して、放熱性能の向上を図ることができ
る。また、冷媒流制御板に設けられた突起部の先端が冷
媒槽の内壁面に当接しているため、その突起部が冷媒槽
の壁面を補強するリブとして働く。更に、冷媒槽の内壁
面に接触する突起部によって放熱面積が増大するため、
その分、放熱性能の向上を図ることが可能となる。
【0022】 また、冷媒槽から上昇してきた沸騰蒸気
が放熱器を流れる際に、放熱器内の通路が限定されるこ
とはなく、放熱器全体を一様に流れることができる。こ
のため、大きな圧力損失を生じることはなく、且つ放熱
器全体の温度が不均一化することもなく、放熱器全体を
効率良く使用することができる。請求項2では、冷媒流
制御板の上部側を導入板として、放熱器で凝縮して流下
してくる凝縮液を液流入口へ導くことができるので、沸
騰蒸気と凝縮液とをよりスムーズに分けることが可能と
なる。
【0023】 冷媒槽は、請求項3に記載したように、
プレス成形された一対のプレート間に冷媒流制御板を挟
み込んで、一体ろう付けにより接合されている。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【実施例】次に、本発明の沸騰冷却装置の実施例を図面
に基づいて説明する。なお、本発明の権利範囲は、第1
0実施例に記載した沸騰冷却装置に含まれるものであ
り、第1〜第9実施例、及び第11〜14実施例は、本
発明の沸騰冷却装置を説明する上での参考例として記載
したもので、本発明の権利範囲を特定するものではな
い。 (第1実施例) 図1は沸騰冷却装置の正面図、図2は沸騰冷却装置の側
面図である。本実施例に示す沸騰冷却装置1は、電気自
動車のインバータ回路(図示しない)を構成するIGB
Tモジュール2(本発明の発熱体)に適用されるもの
で、内部にフロロカーボン系の冷媒が封入された冷媒槽
3、この冷媒槽3の上部に配置される放熱器4、および
放熱器4に送風する冷却ファン5より構成される。
【0036】IGBTモジュール2は、内蔵する半導体
素子(図示しない)で発生した熱を放出する放熱板2a
を有し、この放熱板2aが冷媒槽3の外壁面に熱伝導グ
リース(図示しない)を介して密着され、ボルト6とナ
ット7の締結により冷媒槽3に固定されている(図2参
照)。
【0037】冷媒槽3は、略矩形状を成す2枚の成形プ
レート8により構成されて、その厚み幅t(図2参照)
が12mm程度の薄型に設けられている。成形プレート8
は、板厚1.6mm程度のアルミニウム板をプレス成形し
たもので、図3に示すように、冷媒を収容するための浅
い窪み8aが3か所、成形プレート8の横幅方向(図3
の左右方向)に並んで形成されて、その出入口が成形プ
レート8の横幅方向に狭められている。また、各窪み8
aの周囲には、ボルト6を通すためのボルト孔8bが開
けられている。
【0038】 また、成形プレート8には、各窪み8a
の出入口にガイド板9が設けられている。このガイド板
9は、図3に示すように、各窪み8aの出入口に斜めに
設けられて、2枚の成形プレート8を合わせて冷媒槽3
を形成した際に、冷媒槽3の出入口に沸騰蒸気が流出す
る蒸気流出口10と凝縮液が流入する液流入口11とを
形成する。
【0039】なお、ガイド板9は、成形プレート8と別
体のアルミニウム板を2枚の成形プレート8間に挟み込
んで一体ろう付けにより取り付けることもできるが、成
形プレート8と一体にプレス成形によって設けることも
できる。この場合(プレス成形の場合)、図4に示すよ
うに、冷媒槽3を形成する何れか一方の成形プレート8
側のみにガイド板9を設けても良いし、図5に示すよう
に、両方の成形プレート8にプレス成形した各々の突起
部8cを突き合わせてガイド板9を形成しても良い。
【0040】放熱器4は、放熱チューブ40、上部タン
クと下部タンク(下述する)、およびコルゲートフィン
41より構成されている。放熱チューブ40は、偏平な
アルミニウム管により構成されている。上部タンクは、
アッパタンク42とアッパプレート43と組み合わせて
構成されて、アッパプレート43に各放熱チューブ40
の上端部が挿入されている。下部タンクは、ロアタンク
44とロアプレート45と組み合わせて構成されて、ロ
アプレート45に各放熱チューブ40の下端部が挿入さ
れている。また、ロアタンク44の底部には、冷媒槽3
の上端開口部を挿入する挿入口44a(図2参照)が設
けられている。なお、アッパタンク42、アッパプレー
ト43、ロアタンク44、ロアプレート45は、それぞ
れ板厚1.6mm程度のアルミニウム板のプレス成形品で
ある。
【0041】コルゲートフィン41は、隣合う各放熱チ
ューブ40間に介在されて、放熱チューブ40の外壁面
に接触して取り付けられている。このコルゲートフィン
41は、放熱器4の表面積を拡大し、且つ熱伝達率を増
大させることで、放熱器4の放熱性能を向上させること
ができる。この放熱器4は、冷媒槽3とともに(放熱器
4と冷媒槽3とが組付けられた状態で)一体ろう付けに
より製造されている。
【0042】冷却ファン5は、軸流式で、放熱器4の前
面(または後面)に配されて、ファンシュラウド5aを
介して放熱器4の側面にボルト12(図2参照)で固定
されている。なお、冷却ファン5は、放熱器4に対して
送風方向の下流側に位置する吸込式(この場合の送風方
向を図2に矢印で示す)でも良いし、放熱器4に対して
送風方向の上流側に位置する押込式でも良い。
【0043】次に、本実施例の沸騰冷却装置1の作用を
説明する。IGBTモジュール2内の半導体素子が発熱
すると、IGBTモジュール2の放熱板2aに熱が伝わ
り、さらに熱伝導グリースを介して冷媒槽3を構成する
成形プレート8に伝わることで、冷媒槽3に収容された
冷媒が沸騰する。なお、IGBTモジュール2は、各窪
み8a毎に取り付けられており(IGBTモジュール2
の取付け位置を図3に一点鎖線Bで示す)、IGBTモ
ジュール2に内蔵された半導体素子の搭載位置は、ほぼ
図3の破線Cで示す位置となる。
【0044】各冷媒槽3に封入された冷媒は、半導体素
子の搭載位置を含む領域、即ち、主に図3の破線Cで示
す領域で沸騰する。その沸騰した冷媒は、気泡となって
冷媒槽3内を上昇し、図3の矢印Dで示すように、ガイ
ド板9によって形成された蒸気流出口10を通って冷媒
槽3より流出した後、放熱器4の下部タンクへ流入す
る。さらに、放熱器4の下部タンクから各放熱チューブ
40へ分配されて、放熱チューブ40内を上昇する。こ
の放熱チューブ40内を流れる冷媒蒸気は、放熱チュー
ブ40の内壁面に凝縮して液化し、自重により放熱チュ
ーブ40内を流下して下部タンクから再び冷媒槽3内へ
戻る。一方、冷媒蒸気が凝縮する際に放出された凝縮潜
熱は、放熱チューブ40の管壁からコルゲートフィン4
1へ伝わり、冷却ファン5の送風によって大気に放出さ
れる。
【0045】ここで、冷媒槽3内へ流下してくる凝縮液
は、図3の矢印Eで示すように、ガイド板9によって形
成された液流入口11を通って冷媒槽3内へ流入する。
このように、冷媒槽3内を上昇する気泡と、冷媒槽3内
へ流入しようとする凝縮液とが、冷媒槽3(窪み8a)
の出入口に設けたガイド板9によって分けられるため、
互いに干渉することなく、スムーズに流れて、冷媒槽3
内での冷媒の循環が良好に行なわれる。
【0046】(第1実施例の効果)本実施例では、冷媒
槽3内での沸騰蒸気(気泡)と凝縮液との干渉が低減さ
れて、冷媒槽3から冷媒蒸気が上方へ抜けやすくなるこ
とで、冷媒槽3内での冷媒の循環(沸騰蒸気と凝縮液と
の入れ替わり)が滑らかに行なわれる。この結果、冷媒
の沸騰・凝縮熱伝達による最大熱輸送量が増大し、その
分、放熱性能を向上させることができる。
【0047】また、本実施例の沸騰冷却装置1は、冷媒
槽3より上昇する沸騰蒸気が、放熱器4の下部タンクか
ら各放熱チューブ40へ分配される。即ち、放熱器4
は、特定の放熱チューブ40のみに沸騰蒸気を流す構造
ではなく、全ての放熱チューブ40に冷媒槽3で沸騰し
た沸騰蒸気を流すことができる。従って、特定のチュー
ブに沸騰蒸気を流す従来装置のように大きな圧力損失を
生じることはなく、且つ、放熱器4の温度分布が不均一
化することもない。従って、従来装置と比較して放熱器
4を効率的に使用することができるため、放熱性能の向
上を図ることが可能である。
【0048】なお、本実施例の沸騰冷却装置1は、IG
BTモジュール2を3個取り付けることができる構成
で、各IGBTモジュール2に対応して冷媒槽3を3つ
に分けているが、各冷媒槽3(即ち窪み8a)は、それ
ぞれ独立して設けても良いし、各々が連通していても良
い。また、冷媒槽3の大きさ、即ち成形プレート8の大
きさは、取り付けるIGBTモジュール2の個数に応じ
て変更できることは言うまでもない。
【0049】(第2実施例)図6は第2実施例に係わる
成形プレート8の平面図である。本実施例は、第1実施
例とガイド板9の形状および配置が異なるものである。
具体的には、図6に示すように、2本の細長い板状のガ
イド板9が、半導体素子の搭載位置を含む領域(図3の
破線Cで示す領域)の両側を略上下方向に延びて、冷媒
槽3内の上端近くから冷媒槽3内の下部側まで設けられ
ている。この2本のガイド板9により、冷媒槽3内上部
の両端側が各々液流入口11として形成され、冷媒槽3
内上部の中央部が蒸気流出口10として形成される。本
実施例によれば、2本のガイド板9によって、沸騰蒸気
の流れと凝縮液の流れとをより明確に分けることができ
るため、さらに沸騰蒸気と凝縮液との干渉が低減され
て、放熱性能の向上を図ることができる。
【0050】(第3実施例)図7は第3実施例に係わる
成形プレート8の平面図である。本実施例は、第2実施
例で説明した半導体素子の搭載位置を含む領域(2本の
ガイド板9の間)にインナフィン13を挿入したもので
ある。インナフィン13は、例えば、図8に示すよう
に、波型に屈曲形成された波状フィン、あるいは図9に
示すように、矩形状に屈曲形成された矩形型波状フィン
等を使用することができる。
【0051】このインナフィン13を蒸気流出口10へ
挿入することにより、沸騰により発生した気泡の流れを
整流することができる。即ち、インナフィン13がない
場合は、ガイド板9の内側を上昇する気泡が、図7の破
線Fで示すように、ガイド板9の傾斜面に当たって中央
側へ入り込み、中央部を上昇してくる気泡と衝突して気
泡の流れに乱れが生じる。これに対して、インナフィン
13を挿入した場合は、そのインナフィン13によって
ガイド板9の間が複数の通路13aに分割される(図8
および図9参照)ため、沸騰により発生した気泡は、図
7の実線矢印で示すように、各通路13aを通って上昇
することができる。これにより、気泡の流れに方向性が
付与されるため、ガイド板9の内側を流れる気泡がガイ
ド板9の傾斜面に当たっても、インナフィン13の整流
効果によってそのまま上方へ抜け易くなる。
【0052】また、本実施例では、インナフィン13を
使用することで放熱面積が増大するため、半導体素子で
発生した熱がより早く冷媒へ伝わり、その結果、放熱性
能が向上する。さらに、図8および図9に示したよう
に、インナフィン13の側面が各成形プレート8の内壁
面に当接することで、インナフィン13が冷媒槽3の補
強用リブとして働く。
【0053】即ち、本実施例のように、冷媒槽3が板厚
の薄い(約1.6mm)成形プレート8により構成されて
いる場合は、成形プレート8の剛性不足が懸念されるた
め、インナフィン13によって成形プレート8の剛性不
足を補強することにより、成形プレート8の変形(歪
み)を防止することができる。なお、剛性不足により成
形プレート8に歪みが生じると、IGBTモジュール2
と成形プレート8との間の接触熱抵抗が増大し、その結
果、熱伝導率が低下して放熱性能が悪くなる。従って、
インナフィン13により成形プレートの変形が防止され
ることで、熱伝導率の低下による放熱性能の悪化を防止
することができる。
【0054】(第4実施例)図10は第4実施例に係わ
る成形プレート8の平面図である。第1実施例で説明し
たように、冷媒槽3(窪み8a)の出入口が成形プレー
ト8の横幅方向に狭められている場合は、当然に2本の
ガイド板9によって形成される蒸気流出口10も狭くな
っている。そこで、本実施例では、インナフィン13を
蒸気流出口10まで延ばすとともに、そのフィンピッチ
を蒸気流出口10内では小さく設定している。これによ
り、インナフィン13による整流効果を増大させて、よ
りスムーズに気泡を抜け易くすることができる。
【0055】なお、図10に示す成形プレート8は、I
GBTモジュール2を1個だけ取り付ける場合の形状を
示すが、第1実施例に示したように、複数個のIGBT
モジュール2が取り付けられる成形プレート8に本実施
例を適用できることは言うまでもない。
【0056】(第5実施例)図11〜図15は第5実施
例に係わる成形プレート8の平面図である。第1実施例
では、冷媒槽3(窪み8a)の出入口が狭められている
例を示したが、成形プレート8に余裕がある場合は、必
ずしも冷媒槽3の出入口が狭められている必要はなく、
図11〜図15に示すように、冷媒槽3の出入口が狭め
られていない形状の方が望ましい。
【0057】即ち、図11は、ガイド板9が冷媒槽3
(窪み8a)内の上部に傾斜した状態で配されており、
蒸気流出口10と液流入口11とを形成できれば、その
ガイド板9の配置角度θはどのようであっても前記同様
の効果を奏する。図12は、ガイド板9が複数個(図1
2では2個)傾斜した状態で配置されることにより蒸気
流出口10と液流入口11とを形成した例を示すもの
で、前記同様の効果を奏する。図13は、ガイド板9が
発熱体取付け位置に対応する領域の両側を冷媒槽3内の
上部から内部まで延びて配されることにより蒸気流出口
10と液流入口11とを形成した例を示すもので、前記
同様の効果を奏する。
【0058】図14および図15は、1個のガイド板9
が冷媒槽3内の上部から内部まで配されることにより蒸
気流出口10と液流入口11とを形成した例を示すもの
で、ガイド板9は、図14に示すように、冷媒槽3内の
上部で傾斜した部分があっても良いし、図15に示すよ
うに、冷媒槽3内の上部で略水平方向に配されている部
分があっても良い。
【0059】(第6実施例)図16は第6実施例に係わ
る成形プレート8の平面図である。本実施例では、図1
6に示すように、隣合う冷媒槽3(窪み8a)の間に湾
曲した補助ガイド板14を設けたものである。図11に
示したように、ガイド板9を冷媒槽3の出入口に斜めに
配置した場合、気泡の流れが冷媒槽3全体において片側
(図16の右側)へ偏り易くなる。このため、補助ガイ
ド板14により、その偏りを是正することで、より均一
に気泡を拡散することができる。
【0060】(第7実施例)図17は第7実施例に係わ
る冷媒槽3の断面図(図1のA−A断面)である。本実
施例は、ガイド板9によって冷媒槽3内を厚み方向に二
分割したもので、IGBTモジュール2が取り付けられ
た側の冷媒槽3内上部が蒸気流出口10となり、反対側
が液流入口11となる。ガイド板9の下部には、ガイド
板9の両側を連通する連通口9aが開けられている。こ
れにより、半導体素子の熱を吸収して沸騰した冷媒が蒸
気流出口10側の通路10aを気泡となって上昇し、蒸
気流出口10より抜け出て放熱器4へ流入する。一方、
放熱器4で冷却液化された凝縮液は、下部タンクから液
流入口11へ流れ込み、液流入口11側の通路11bを
降下して、ガイド板9の連通口9aを通って蒸気流出口
10側へ流入することができる。
【0061】このガイド板9は、成形プレート8と一体
にプレス成形することはできないが、2枚の成形プレー
ト8の間に挟み込んで一体ろう付けすることができるた
め、比較的低コストで製造することができるとともに、
その取付けも容易である。なお、本実施例の場合、元々
薄型に設けられている冷媒槽3をガイド板9によって厚
み方向に二分割するため、蒸気流出口10側の通路10
aおよび液流入口11側の通路11aの厚み幅が小さく
なる。従って、気泡の流出をスムーズに行なわせるため
には、通路10aの厚み幅t1 を通路11aの厚み幅t
2 より大きく設定した方が良い。
【0062】(第8実施例)図18は第8実施例に係わ
る冷媒槽3の断面図(図1のA−A断面)である。本実
施例は、図18に示すように、第7実施例で説明したガ
イド板9の上端を延長して蒸気流出口10側へ折り曲げ
たものである。これにより、放熱器4から流下してくる
凝縮液をガイド板9の延長部9b(本発明の導入板)で
受けて、そのまま液流入口11へ導くことができるた
め、効率良く冷媒の循環が行なわれる。
【0063】(第9実施例)図19は第9実施例に係わ
る冷媒槽3の断面図(図1のA−A断面)である。本実
施例は、第7および第8実施例と同様に、ガイド板9に
よって冷媒槽3を厚み方向に二分割するものであるが、
放熱器4の下部タンクに対して、冷媒槽3がIGBTモ
ジュール2側(図19の左側)へ偏って接続されてい
る。この場合、下部タンクの底面が第8実施例で説明し
たガイド板9の延長部9bの作用を果たすため、ガイド
板9は第7実施例と同様の形状(つまり、上端を延長し
て折り曲げる必要はない)で良い。
【0064】 (第10実施例) 図20は第10実施例に係わる冷媒槽3の断面図(図1
のA−A断面に相当)である。本実施例は、冷媒槽3を
厚み方向に二分割するガイド板9(本発明の冷媒流制御
板)に突起部9cを設けたもので、その突起部9cの先
端が成形プレート8の内壁面に当接した状態でろう付け
されている。突起部9cは、ガイド板9と別体で、ある
いはガイド板9と一体にプレス成形して設けたもので、
蒸気流出口10側の通路10aと液流入口11側の通路
11aとに各々複数個ずつ設けられている。
【0065】これにより、第3実施例で説明したインナ
フィン13と同様に、各突起部9cが成形プレート8の
補強用リブとして機能するため、成形プレート8の剛性
不足を補って成形プレート8の歪みを抑えることができ
る。その結果、成形プレート8の変形に伴う接触熱抵抗
の増大を防止して、放熱性能の低下を防止することがで
きる。また、突起部9cを設けたことで放熱面積が増大
するため、それに伴って放熱性能の向上を図ることがで
きる。
【0066】(第11実施例)図21は成形プレートの
平面図である。本実施例は、放熱器4で凝縮液化された
凝縮液を冷媒槽3内の下部側まで導く冷媒供給通路15
を設けた場合の一例を示すものである。その冷媒供給通
路15は、冷媒槽3内でIGBTモジュール2の取付け
面に対応する領域、即ち、冷媒槽3内の冷媒がIGBT
モジュール2の熱を受けて沸騰する発熱密度の高い沸騰
領域16(図21に破線で示す領域)の側方を冷媒槽3
内の上下方向に延びて形成され、冷媒槽3内の下部側で
沸騰領域16と通じている。特に、複数のIGBTモジ
ュール2を冷媒槽3の横幅方向に並んで取り付ける場合
には、図21に示すように、隣合う沸騰領域16の間に
冷媒供給通路15を形成することができる。
【0067】この様に、冷媒槽3内に冷媒供給通路15
を形成することによって、沸騰領域16でIGBTモジ
ュール2の熱を受けて沸騰する沸騰蒸気と放熱器4から
流下してくる凝縮液との干渉が低減されることから放熱
性能が向上する(図中にて沸騰蒸気の流れを破線矢印
で、凝縮液の流れを実線矢印で示す)。また、冷媒供給
通路15内は、沸騰領域16と比べて冷媒の発熱密度が
低く、冷媒温度が低温である。従って、冷媒供給通路1
5に流入した凝縮液を低温のまま冷媒槽3内の下部側か
ら沸騰領域16へ供給することができるため、冷媒槽3
内での沸騰蒸気(高温)と凝縮液(低温)との循環が良
好に行なわれて、効率の良い冷却を行なうことができ
る。
【0068】この冷媒供給通路15は、図22(図21
のB−B断面図)に示すように、冷媒槽3を形成する2
枚の成形プレート8と一体にプレス成形によって設ける
ことができる。具体的には、図21に示すように、ボル
ト孔8b(IGBTモジュール2を取り付けるためのボ
ルト6を通す孔)が形成される締結部位8dと連なって
冷媒槽3内の上下方向に延びる通路壁17を形成し、隣
合う2本の通路壁17によって区画された空間を冷媒供
給通路15として設けることができる。または、図23
(図21のB−B断面図)に示すように、対向する2枚
の成形プレート8の間に棒状のスペーサ18を介在する
ことで冷媒供給通路15を形成しても良い。
【0069】なお、図22では、2枚の成形プレート8
に設けられた各通路壁17同士の間に若干の隙間が形成
されているが、互いの通路壁17同士が当接していても
良い。実際は、冷媒供給通路15を設ける目的から言え
ば、通路壁17同士が当接していた方が沸騰領域16と
冷媒供給通路15との間を分離できるため、放熱性能の
向上を図る上でより効果的であると言える。また、図2
2および図23に示したように、冷媒供給通路15を形
成する際に沸騰領域16より冷媒供給通路15の方が冷
媒槽3の厚み幅Wを大きくすることで、より効果的に凝
縮液を冷媒供給通路15へ導入することができる。ま
た、沸騰領域16の厚み幅を薄くした方がIGBTモジ
ュール2と冷媒との間で高効率な熱伝導が行なわれるこ
とからも、沸騰領域16の厚み幅を薄く、冷媒供給通路
15の厚み幅を厚くした方が放熱性能向上の面で有利で
ある。
【0070】(第12実施例)図24は成形プレート8
の平面図である。本実施例は、第11実施例で説明した
冷媒槽3内の沸騰領域16にインナフィン13を挿入し
た場合の一例を示すものである(図中にて沸騰蒸気の流
れを破線矢印で、凝縮液の流れを実線矢印で示す)。イ
ンナフィン13は、例えば薄いアルミニウム板を交互に
折り曲げて波形状(または凹凸形)に成形したもので、
対向する2枚の成形プレート8の内壁面にろう付け等に
より接合されている。このインナフィン13を沸騰領域
16に挿入することにより、図24に示すように、イン
ナフィン13と対向する2枚の成形プレート8との間に
沸騰蒸気の流出通路を形成することができる。
【0071】これにより、沸騰蒸気の流れが整流されて
沸騰領域16からスムーズに排出されるとともに、イン
ナフィン13によって冷媒槽3の放熱面積が実質的に増
大すること等から、放熱性能の向上が期待できる。ま
た、インナフィン13が冷媒槽3の壁面(成形プレート
8の取付け面)を支持する補強材としても機能するた
め、IGBTモジュール2が取り付けられる成形プレー
ト8の取付け面剛性が不足する場合でも、その取付け面
の剛性不足を補うことができる。
【0072】(第13実施例)図25は成形プレート8
の平面図である。本実施例は、冷媒槽3内の上部に凝縮
液を冷媒供給通路15へ導く冷媒液導入板19を設けた
場合の一例を示すものである(図中にて沸騰蒸気の流れ
を破線矢印で、凝縮液の流れを実線矢印で示す)。冷媒
液導入板19は、図25に示すように、沸騰領域16の
上部側で左右に1か所ずつ設けられる締結部位8dの一
方(図25では左側)から、その沸騰領域16の上方へ
斜めに傾斜した状態で設けられている。これにより、放
熱器4から流下してくる凝縮液を冷媒液導入板19で受
け止めて、そのまま冷媒供給通路15へ導くことができ
るため、より沸騰蒸気と凝縮液との干渉が低減されて、
放熱性能の向上を図ることが可能となる。
【0073】この場合、図26に示すように、冷媒液導
入板19を設けていない他方の締結部位8dを上方へ延
ばした形状とすることにより、沸騰領域16から冷媒液
導入板19に沿って流出する沸騰蒸気と、放熱器4から
流下してくる凝縮液との干渉を低減できる効果が得られ
る。なお、この形状は、その断面積が滑らかに変化する
ようにして、沸騰蒸気の流れが剥離等の乱れを生じない
ようにすると良い。
【0074】(第14実施例)図27および図28は成
形プレート8の平面図である。本実施例は、冷媒液導入
板19を沸騰領域16の上部で左右両側に設けた場合の
一例を示すものである(図中にて沸騰蒸気の流れを破線
矢印で、凝縮液の流れを実線矢印で示す)。冷媒液導入
板19の形状は、図27に示すように、左右両側で略同
形状のものを互いに向かい合うように設けても良いし、
図28に示すように、左右両側で異形状のものを設けて
も良い。これにより、凝縮液を効果的に冷媒供給通路1
5へ導くことができるため、より一層の放熱性能向上が
期待できる。
【0075】上記の第13、14実施例で説明した冷媒
液導入板19は、図29(図25のC−C断面図)に示
すように、冷媒槽3を形成する2枚の成形プレート8と
一体にプレス成形によって設けても良いし、図30(図
25のC−C断面図)に示すように、成形プレート8と
別部材のスペーサ19によって形成しても良い。その冷
媒液導入板19および冷媒供給通路15を形成する通路
壁17を各々スペーサ18、19で構成した場合の例を
図31および図32に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰冷却装置の正面図である。
【図2】沸騰冷却装置の側面図である。
【図3】成形プレートの平面図である(第1実施例)。
【図4】ガイド板を形成する成形プレートの断面図であ
る(第1実施例)。
【図5】ガイド板を形成する成形プレートの断面図であ
る(第1実施例)。
【図6】成形プレートの平面図である(第2実施例)。
【図7】成形プレートの平面図である(第3実施例)。
【図8】インナフィンの取付け状態を示す断面図である
(第3実施例)。
【図9】インナフィンの取付け状態を示す断面図である
(第3実施例)。
【図10】成形プレートの平面図である(第4実施
例)。
【図11】成形プレートの平面図である(第5実施
例)。
【図12】成形プレートの平面図である(第5実施
例)。
【図13】成形プレートの平面図である(第5実施
例)。
【図14】成形プレートの平面図である(第5実施
例)。
【図15】成形プレートの平面図である(第5実施
例)。
【図16】成形プレートの平面図である(第6実施
例)。
【図17】冷媒槽の断面図である(第7実施例)。
【図18】冷媒槽の断面図である(第8実施例)。
【図19】冷媒槽の断面図である(第9実施例)。
【図20】冷媒槽の断面図である(第10実施例)。
【図21】成形プレートの平面図である(第11実施
例)。
【図22】冷媒供給通路の断面図(図21のB−B断面
図)である(第11実施例)。
【図23】冷媒供給通路の断面図である(第11実施
例)。
【図24】成形プレートの平面図である(第12実施
例)。
【図25】成形プレートの平面図である(第13実施
例)。
【図26】成形プレートの平面図である(第13実施
例)。
【図27】成形プレートの平面図である(第14実施
例)。
【図28】成形プレートの平面図である(第14実施
例)。
【図29】冷媒液導入板の断面図(図25のC−C断面
図)である。
【図30】冷媒液導入板の断面図である。
【図31】冷媒液導入板および通路壁を示す平面図であ
る。
【図32】冷媒液導入板および通路壁を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 2 IGBTモジュール(発熱体) 3 冷媒槽 4 放熱器 8 成形プレート(プレート) 9 ガイド板(冷媒流制御板) 9a 連通口 9b 延長部(導入板) 9c 突起部 10 蒸気流出口 11 液流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉戸 肇 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 小林 和雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 門田 茂 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−131755(JP,A) 特開 昭57−204156(JP,A) 特開 平6−53376(JP,A) 特開 平6−120382(JP,A) 実開 昭62−162847(JP,U) 実開 昭56−21456(JP,U) 実開 平3−69245(JP,U) 実開 昭55−4501(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/427 H05K 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に冷媒を収容する冷媒槽と、 この冷媒槽の厚み方向における一方の外壁面に接触して
    取り付けられる発熱体と、 前記 冷媒槽の上部に前記冷媒槽と連通して設けられ、
    記発熱体の熱を受けて前記冷媒槽から上昇してくる沸騰
    蒸気を冷却液化する放熱器と 前記冷媒槽内を厚み方向に二分割する薄板状の冷媒流制
    御板とを備え、 この冷媒流制御板の下部に、前記二分割された両側を連
    通する連通口が設けられると共に、前記冷媒槽内の厚み
    方向において、前記冷媒流制御板より前記発熱体側の上
    部に、前記冷媒槽内を上昇してきた沸騰蒸気が流出する
    蒸気流出口が設けられ、前記冷媒流制御板より反発熱体
    側の上部に、前記放熱器で凝縮して流下してきた凝縮液
    が流入する液流入口が設けられた沸騰冷却装置であっ
    て、 前記冷媒流制御板は、前記冷媒槽の内壁面側へ突出する
    突起部を有し、その突起部の先端が前記冷媒槽の内壁面
    に当接した状態で 設けられていることを特徴とする沸騰
    冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した沸騰冷却装置におい
    て、前記冷媒流制御板は、その上部側が、前記放熱器で凝縮
    して流下してくる凝縮液を前記液流入口へ導く導入板と
    して設けられている ことを特徴とする沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した沸騰冷却装置
    において、前記冷媒槽は、プレス成形された一対のプレート間に前
    記冷媒流制御板を挟み込んで、一体ろう付けにより接合
    されている ことを特徴とする沸騰冷却装置。
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