JP2001116474A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JP2001116474A
JP2001116474A JP30160899A JP30160899A JP2001116474A JP 2001116474 A JP2001116474 A JP 2001116474A JP 30160899 A JP30160899 A JP 30160899A JP 30160899 A JP30160899 A JP 30160899A JP 2001116474 A JP2001116474 A JP 2001116474A
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tank
ribs
intermediate wall
chamber
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Hiroyuki Osakabe
長賀部  博之
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0266Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with separate evaporating and condensing chambers connected by at least one conduit; Loop-type heat pipes; with multiple or common evaporating or condensing chambers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/06Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒槽3の放熱面積を増大するためのリブ1
3を有する構成で、耐バーンアウト性の向上を図るこ
と。 【解決手段】 冷媒槽3の冷媒室8には、放熱面積の増
大を図るために複数のリブ13と中間壁部13Aとが設
けられている。リブ13は、冷媒室8の厚み方向に対向
する一方の内壁面8aと他方の内壁面8bとを連結する
第1のリブ13aと、一方の内壁面8aから冷媒室8の
略中央部まで突出する第2のリブ13bとで構成され
る。中間壁部13Aは、冷媒室8の厚み方向の略中央部
にリブ13と一体に設けられ、冷媒室8の左右方向に拡
がって形成されている。但し、隣合う中間壁部13A同
士の間には隙間Sを有している。これにより、放熱量が
増大した時でも、隙間Sを介して温度の低い領域Bから
温度の高い領域Aへ安定的に液冷媒が供給され、且つ温
度の高い領域Aで発生した気泡の一部が温度の低い領域
Bへ移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の沸騰と凝縮
の繰り返しにより熱輸送する沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特開平9−16
7818号公報に開示された沸騰冷却装置が公知であ
る。この沸騰冷却装置は、図11に示すように、押出材
を使用して構成された冷媒槽100を有し、その冷媒槽
100の表面に発熱体110が取り付けられる。また、
冷媒槽100の内部には、冷媒槽100の剛性を高め、
且つ沸騰面積の増大を図るために複数本のリブ120が
設けられ、冷媒槽100の内部を複数の通路状空間部1
30に区画している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷媒槽100
の一方の表面だけに発熱体110を取り付けた場合、リ
ブ120の温度は、冷媒槽100の厚み方向で一方の表
面から他方の表面へ向かって低下する。このため、冷媒
が沸騰を始めるのに必要な温度より低い領域では、リブ
120による沸騰面積増大の効果が得られず、逆にリブ
120の存在が冷媒流れの妨げとなる場合がある。そこ
で、図12に示すように、冷媒槽100の厚み方向で略
中央部に冷媒槽100の左右方向へ拡がる中間壁部14
0を設け、この中間壁部140によって冷媒槽100の
内部を温度が高く沸騰の活発な領域Aと温度が低く沸騰
の活発でない領域Bとに区画し、更に沸騰の活発な領域
Aをリブ150によって複数の中空部160に区画する
ことで、沸騰の活発な領域Aのみ効果的に沸騰面積の増
大を図ることができる。
【0004】ところが、図12に示す構造では、沸騰の
活発な領域Aを複数の中空部160に区画することで、
各中空部160の断面積が小さくなってしまう。この場
合、放熱量が増大して発泡量が増大すると、中空部16
0を形成する沸騰面が気泡で覆われるため、沸騰面の温
度が急上昇して、所謂バーンアウトを生じる可能性があ
る。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、冷媒槽の放熱面積を増大するためのリブを有
する構成で、耐バーンアウト性の向上を図ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)冷媒
槽は、厚み方向の略中央部で冷媒槽の左右方向に拡がる
中間壁部と、厚み方向に対向する両内壁面のうち温度の
高い一方の内壁面と中間壁部とを連結するリブとを有
し、このリブが冷媒槽の左右方向に間隔を開けて複数設
けられ、且つ中間壁部がリブ毎に独立して設けられ、隣
合う中間壁部同士の間に隙間が確保されている。
【0006】この構成では、冷媒槽の厚み方向で中間壁
部より、冷媒槽内壁面のうち温度の高い一方の内壁面側
の領域にリブを設けているので、より温度の高い領域の
み効果的に放熱面積を増大できる。また、隣合う中間壁
部同士の間に隙間が確保されているので、放熱量が増大
した時でも、前記隙間を介して温度の低い領域(中間壁
部より他方の内壁面側の領域)から温度の高い領域へ安
定的に液冷媒が供給され、且つ温度の高い領域で生じた
気泡の一部が温度の低い領域に移動できるので、気泡分
布がより均一になり、バーンアウトの発生を防止でき
る。
【0007】(請求項2の手段)複数のリブの一部は、
一方の内壁面と他方の内壁面とを連結している。これに
より、冷媒槽の耐圧性を高めることができる。
【0008】(請求項3の手段)冷媒槽は、押出成形に
よってリブ及び中間壁部を一体に形成した押出材を使用
して構成されている。この場合、押出材を使用すること
で、リブ及び中間壁部を容易に形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の沸騰冷却装置の実
施例を図面に基づいて説明する。本実施例の沸騰冷却装
置1は、冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによって発熱体2
を冷却するもので、図2及び図3に示すように、内部に
液冷媒を貯留する冷媒槽3と、この冷媒槽3の上部に組
付けられる放熱器4とを備え、一体ろう付けにより製造
される。発熱体2は、例えば電気自動車のインバータ回
路を構成するIGBTモジュールであり、図2に示すよ
うに、ボルト5等により冷媒槽3の一方の表面に密着し
て固定される。
【0010】冷媒槽3は、押出材6とエンドプレート7
を組み合わせて構成される。押出材6は、アルミニウム
等の熱伝導性に優れる金属材料の押出成形品であり、図
4に示すように、横幅に対して厚み幅が薄い薄型形状に
設けられ、その内部に冷媒室8、液戻り通路9、及び断
熱通路10を有している。押出材6の上端部は、図4
(b)に示すように、液戻り通路9と断熱通路10を含
む左右の両端部と冷媒室8を含む中央部とで高低差を有
し、両端部より中央部の方が上方へ突出して設けられ、
且つ中央部は、図4(c)に示すように、その上端面が
傾斜している。なお、以下の説明では、押出材6の上端
面に開口する冷媒室8の上端開口部を蒸気流出口11と
呼び、押出材6の上端面に開口する液戻り通路9の上端
開口部を液流入口12と呼ぶ。
【0011】冷媒室8は、発熱体2の取付け範囲に対応
して設けられ、図4(b)に示すように、押出材6の中
央部に2ヵ所並設されている。また、冷媒室8には、図
1に示すように、複数本のリブ13と中間壁部13Aと
が設けられている。リブ13は、図1(b)に示すよう
に、冷媒室8の厚み方向(図1の上下方向)に対向する
一方の内壁面8aと他方の内壁面8bとを連結する第1
のリブ13aと、一方の内壁面8aから冷媒室8の略中
央部まで突出する第2のリブ13bとで構成され、それ
ぞれ冷媒室8の長手方向に延設されている。中間壁部1
3Aは、図1(b)に示すように、冷媒室8の厚み方向
の略中央部に第1のリブ13a及び第2のリブ13bと
一体に設けられ、冷媒室8の左右方向に拡がって形成さ
れている。但し、隣合う中間壁部13A同士の間には隙
間Sを有している。
【0012】液戻り通路9は、放熱器4で冷却され液化
した凝縮液が流入する通路で、押出材6の両端部に設け
られている。断熱通路10は、冷媒室8と液戻り通路9
との間を断熱するための通路で、液戻り通路9と冷媒室
8との間に設けられている。
【0013】エンドプレート7は、例えば押出材6と同
じアルミニウム製で、図5に示すように、左右方向に細
長く、且つ外周縁部7aより内側部分7bが若干突起し
て設けられている。このエンドプレート7は、図6に示
すように、突起している内側部分7bを押出材6の下端
開口部内に嵌め込んで、外周縁部7aを押出材6の外周
下端面に当接させることにより、押出材6の下端開口部
を塞いでいる。このエンドプレート7で塞がれた押出材
6の下端部には、液戻り通路9へ流入した凝縮液を冷媒
室8へ供給するための連通路14が形成され(図6参
照)、液戻り通路9と冷媒室8及び断熱通路10とを相
互に連通している。
【0014】放熱器4は、図3に示すように、放熱フィ
ン15を介して並設される複数本のチューブ16と、各
チューブ16の上部に設けられる上部タンク17と、各
チューブ16の下部に設けられる下部タンク18とで構
成され、下部タンク18の内部に冷媒流制御板19(図
2参照)が設置されている。放熱フィン15は、熱伝導
性に優れる薄い金属板(例えばアルミニウムの薄い板
材)を交互に折り曲げて波状に成形したもので、チュー
ブ16の表面に接合されている。チューブ16は、例え
ばアルミニウム製の偏平な管を所定の長さに切断して、
上部タンク17と下部タンク18との間に複数本並設さ
れている。
【0015】チューブ16の内部には、図7に示すよう
に、インナフィン20が挿入される。このインナフィン
20は、熱伝導性に優れる薄い金属板(例えばアルミニ
ウム板)を所定のピッチP(図7(a)参照)で交互に
折り曲げて波状に成形したもので、チューブ16内の凝
縮面積を増大させるとともに、チューブ16内に冷媒循
環路(後述する)を形成する目的で用いられる。このイ
ンナフィン20は、折り曲げ部(山と谷)の延設方向を
チューブ16の通路方向(図7(b)の上下方向)に向
けてチューブ16内に挿入され、且つチューブ16内の
横幅方向(図7の左右方向)で右側に片寄って配置さ
れ、各折り曲げ部がチューブ16の内壁面に当接して、
ろう付けされている。
【0016】これにより、チューブ16内には、図7に
おいてインナフィン20の左側に確保される第1の通路
(以後、蒸気通路21と呼ぶ)と、インナフィン20の
ピッチ間に形成される複数の第2の通路(以後、凝縮液
通路22と呼ぶ)とを有し、その蒸気通路21と凝縮液
通路22とで上記の冷媒循環路を構成している。なお、
チューブ16は、放熱フィン15との接合面である両側
面が、放熱器4に送風される冷却風の流れ方向に沿って
配置されるが、この時、凝縮液通路22より蒸気通路2
1の方が冷却風の流れ方向下流側に位置するようにチュ
ーブ16の向きを特定している(図1参照)。
【0017】上部タンク17は、浅皿状のコアプレート
17Aと深皿状のタンクプレート17Bとを組み合わせ
て構成され、コアプレート17Aに開けられている複数
の長孔(図示しない)にそれぞれチューブ16の上端部
が挿入されて各チューブ16を連通している。下部タン
ク18は、浅皿状のコアプレート18Aと深皿状のタン
クプレート18B(図8参照)とを組み合わせて構成さ
れ、コアプレート18Aに開けられている複数の長孔
(図示しない)にそれぞれチューブ16の下端部が挿入
されて各チューブ16を連通している。また、下部タン
ク18は、タンクプレート18Bに開けられている開口
部23に冷媒槽3(押出材6)の上端部が挿入されて
(図2参照)、冷媒槽3と各チューブ16とを連通して
いる。
【0018】なお、タンクプレート18Bは、図8
(c)に示すように、その長手方向から見た側面形状に
おいて、最も低い底面(コアプレート18Aが被せられ
る上端開口部と対向する面)に対し傾斜角が大きい傾斜
面18aを有し、この傾斜面18aに前記開口部23が
開口している。従って、冷媒槽3は、図2に示すよう
に、下部タンク18に対し大きく傾斜して組付けられて
いる。但し、冷媒槽3は、下部タンク18内で蒸気流出
口11が斜め上方を向くように、発熱体2の取付け面を
下向きにして開口部23に挿入される(つまり、発熱体
2は、冷媒槽3の下側表面に取り付けられる)。これに
より、下部タンク18内では、蒸気流出口11の最下部
の方が液流入口12の最下部より上方に位置し、全体的
にも蒸気流出口11の方が液流入口12より高い位置に
開口している(図3参照)。
【0019】冷媒流制御板19は、蒸気流出口11より
流出した冷媒蒸気をチューブ16内の蒸気通路21へ優
先的に流れ込むように導くとともに、チューブ16内で
液化した凝縮液が蒸気流出口11へ落下することを防止
するために設置される。この冷媒流制御板19は、図2
に示すように、下部タンク18内に挿入される押出材6
の上端部表面に螺子24等で取り付けられ、チューブ1
6内に形成される凝縮液通路22の下方に配置される。
但し、冷媒流制御板19は、押出材6に取り付けた時
に、図2に示す前後方向において、先端側が取付け部側
より若干高くなるように、緩やかに傾斜した状態で取り
付けられることが望ましい。この冷媒流制御板19の形
状を図9に示す。
【0020】次に、本実施例の作動を説明する。冷媒室
8に貯留される液冷媒は、発熱体2の熱を受けて沸騰
し、冷媒蒸気となって蒸気流出口11から下部タンク1
8内へ流出する。蒸気流出口11から流出した冷媒蒸気
は、図10に示すように、冷媒流制御板19に沿って矢
印方向へ流れ、チューブ16内の主に蒸気通路21へ流
入する。蒸気通路21を上昇して上部タンク17内に流
入した冷媒蒸気の一部は、主に上部タンク17の内壁面
に凝縮して液化し、残りの冷媒蒸気も凝縮液通路22内
でインナフィン20の表面及びチューブ16の内壁面に
凝縮して液化する。
【0021】凝縮液通路22内で液化した凝縮液の多く
は下部タンク18内へ落下するが、一部の凝縮液は表面
張力によってインナフィン20の下部に保持され、液溜
まり部25を形成する(図10参照)。この液溜まり部
25は、放熱量が増大した時に、蒸気流出口11から冷
媒蒸気とともに吹き上げられて上昇してくる液冷媒がイ
ンナフィン20の下部表面に当たり、表面張力によって
インナフィン20の下部に捕らえられることでも形成さ
れる。このインナフィン20の液溜まり部25に溜まっ
た凝縮液も、蒸気通路21を上昇する冷媒蒸気の圧力に
押されて液溜まり部25から下部タンク18内へ順次落
下する。下部タンク18の底部に溜まった凝縮液は、液
面が液流入口12の最下部の高さを超えた時点で液流入
口12へ流れ込み、液戻り通路9より連通路14を通っ
て冷媒室8へ還流することができる。
【0022】(本実施例の効果)本実施例の沸騰冷却装
置1は、冷媒室8の厚み方向の略中央部に中間壁部13
Aを設けることで、図1(b)に示すように、冷媒室8
を温度が高く沸騰が活発に行われる領域Aと温度が低く
沸騰が活発に行われない領域Bとに区画し、その沸騰の
活発な領域Aに第2のリブ13bを設けている。これに
より、発熱体の熱が第2のリブ13b及び第1のリブ1
3aを介して中間壁部13Aに効率良く伝わり、中間壁
部13Aの両面を沸騰面として利用することができるた
め、放熱性能を向上できる。
【0023】また、隣合う中間壁部13A同士の間に隙
間Sが確保されているので、放熱量が増大した時でも、
前記隙間Sを介して温度の低い領域Bから温度の高い領
域Aへ安定的に液冷媒が供給され、且つ温度の高い領域
Aで生じた気泡の一部が温度の低い領域Bに移動できる
ため、気泡分布がより均一になって、沸騰面のバーンア
ウトを防止できる。
【0024】本実施例では、第2のリブ13bだけでな
く、冷媒室8の一方の内壁面8aと他方の内壁面8bと
を連結する第1のリブ13aを有しているので、沸騰面
積の増大と、冷媒槽3の耐圧性向上を実現できる。特
に、冷媒室8の一方の内壁面8a側に第2のリブ13b
を設けているので、発熱体2が取り付けられる冷媒槽表
面の剛性を高めることができ、冷媒槽表面と発熱体2の
放熱面との間の接触熱抵抗を低減できて放熱性能を向上
できる効果を生じる。また、冷媒槽3は、押出材6を使
用することにより、冷媒室8にリブ13(第1のリブ1
3a及び第2のリブ13b)及び中間壁部13Aを容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷媒槽の断面図(a)と拡大図(b)である。
【図2】沸騰冷却装置の側面図である。
【図3】沸騰冷却装置の正面図である。
【図4】押出材の上面図(a)、正面図(b)、側面図
(c)である。
【図5】エンドプレートの側面図(a)、平面図
(b)、断面図(c)である。
【図6】エンドプレートの装着状態を示す断面図であ
る。
【図7】インナフィンを挿入したチューブの上面図
(a)、正面図(b)である。
【図8】下部タンクの正面図(a)、側面図(b)、下
面図(c)である。
【図9】冷媒流制御板の正面図(a)、側面図(b)で
ある。
【図10】冷媒蒸気の流れを示す放熱器の断面図であ
る。
【図11】冷媒槽の断面図である(従来技術の説明)。
【図12】冷媒槽の断面図である(従来技術の説明)。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 2 発熱体 3 冷媒槽 4 放熱器 6 押出材 8 冷媒室 8a 一方の内壁面 8b 他方の内壁面 13 リブ 13a 第1のリブ(リブ) 13b 第2のリブ(リブ) 13A 中間壁部 S 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み幅が薄い偏平形状に設けられ、その厚
    み方向の表面に発熱体が取り付けられ、内部に液冷媒を
    貯留する冷媒槽と、 この冷媒槽で前記発熱体の熱を受けて沸騰した冷媒蒸気
    が流れ込み、その冷媒蒸気の熱を外部流体に放出する放
    熱器とを備えた沸騰冷却装置であって、 前記冷媒槽は、厚み方向の略中央部で前記冷媒槽の左右
    方向に拡がる中間壁部と、厚み方向に対向する両内壁面
    のうち温度の高い一方の内壁面と前記中間壁部とを連結
    するリブとを有し、このリブが前記冷媒槽の左右方向に
    間隔を開けて複数設けられ、且つ前記中間壁部が前記リ
    ブ毎に独立して設けられ、隣合う前記中間壁部同士の間
    に隙間が確保されていることを特徴とする沸騰冷却装
    置。
  2. 【請求項2】前記複数のリブの一部は、前記一方の内壁
    面と他方の内壁面とを連結していることを特徴とする請
    求項1に記載した沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】前記冷媒槽は、押出成形によって前記リブ
    及び中間壁部を一体に形成した押出材を使用して構成さ
    れていることを特徴とする請求項1及び2に記載した沸
    騰冷却装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719040B2 (en) 2001-09-14 2004-04-13 Denso Corporation Cooling apparatus boiling and condensing refrigerant with improved tunnel structure
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WO2018198356A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 株式会社村田製作所 ベーパーチャンバー

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