JPH0923081A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH0923081A
JPH0923081A JP16949895A JP16949895A JPH0923081A JP H0923081 A JPH0923081 A JP H0923081A JP 16949895 A JP16949895 A JP 16949895A JP 16949895 A JP16949895 A JP 16949895A JP H0923081 A JPH0923081 A JP H0923081A
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JP
Japan
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boiling
refrigerant
refrigerant tank
flow control
cooling device
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Withdrawn
Application number
JP16949895A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kobayashi
和雄 小林
Hajime Sugito
肇 杉戸
Seiji Kawaguchi
清司 川口
Masahiko Suzuki
鈴木  昌彦
Shigeru Kadota
茂 門田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒槽3内部の沸騰領域11において、上部
側の放熱性能低下を防止することのできる沸騰冷却装置
を提供すること。 【構成】 冷媒槽3の内部には、表面に取り付けられる
IGBTモジュールに対応して冷媒槽3内を3つの冷媒
室に区画する隔壁10と、各冷媒室の沸騰領域11を上
下方向に分割する複数の冷媒流制御板12とが設けられ
ている。この冷媒流制御板12は、沸騰領域11で上下
方向に等間隔を開けて傾斜した状態に設けられている。
また、隔壁10によって区画された各冷媒室には、それ
ぞれ沸騰領域11の一方の側方に沸騰蒸気が流出する流
出通路13が設けられて、他方の側方に凝縮液が流入す
る流入通路14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子等の発熱体
を冷却する沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等の発熱体を冷却
する装置として、熱サイホン効果を利用した沸騰冷却装
置が提案されている。この沸騰冷却装置は、冷媒を収容
する冷媒槽と、この冷媒槽の上方に設置された放熱器と
を備え、発熱体より発生する熱を吸収して沸騰した冷媒
蒸気が放熱器で凝縮液化する際に凝縮潜熱を放出し、そ
の放出された凝縮熱が大気へ放出されることにより発熱
体の冷却が行なわれる。この沸騰冷却装置は、一般に高
価なフロロカーボン系の冷媒が使用されるため、コスト
を低減する上では、冷媒槽を薄型にして使用する冷媒量
を少なくした方が有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に冷媒槽を薄型にした場合、冷媒槽内の沸騰領域(発熱
体の放熱面に対応して冷媒が沸騰する領域)において、
下部側で沸騰した沸騰蒸気(気泡)が上方へ上昇するに
連れて、上部側での放熱性能が低下するという問題が生
じる。また、発熱体が冷媒槽の縦方向に複数取り付けら
れている場合には、上下の沸騰領域の間でも同様の問題
が生じる。即ち、下側の沸騰領域で沸騰した沸騰蒸気が
上昇して上側の沸騰領域へ流入することにより、上側の
放熱性能が低下する。本発明は、上記事情に基づいて成
されたもので、その目的は、冷媒槽内部の沸騰領域にお
いて、上部側の放熱性能低下を防止することのできる沸
騰冷却装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、表面に前記発
熱体が取り付けられて、内部に前記発熱体の熱を受けて
沸騰する冷媒を収容した冷媒槽と、この冷媒槽と連通し
て設けられて、前記冷媒槽で沸騰した気相冷媒を冷却液
化する放熱器とを備え、前記冷媒槽の内部には、前記発
熱体の放熱面に対応して前記冷媒槽内に収容された冷媒
が沸騰する沸騰領域を上下方向に少なくとも二分割する
冷媒流制御板が設けられていることを特徴とする。
【0005】請求項2では、請求項1に記載した沸騰冷
却装置において、前記冷媒流制御板は、前記沸騰領域で
傾斜した状態に設けられていることを特徴とする。
【0006】請求項3では、請求項1または2に記載し
た沸騰冷却装置において、前記冷媒槽は、前記沸騰領域
の一方の側方に前記沸騰領域で沸騰した沸騰蒸気の流出
通路が設けられて、前記沸騰領域の他方の側方に前記放
熱器から流下してくる凝縮液の流入通路が設けられてい
ることを特徴とする。
【0007】請求項4では、請求項3に記載した沸騰冷
却装置において、前記流出通路と前記流入通路のうち少
なくとも一方の通路は、前記沸騰領域より前記冷媒槽の
幅が大きく設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項5では、請求項3または4に記載し
た沸騰冷却装置において、前記冷媒槽は、前記冷媒流制
御板の上部を前記冷媒流制御板に沿って前記流入通路と
前記流出通路とを連絡する凝縮液通路が設けられ、この
凝縮液通路は、他の前記沸騰領域より前記冷媒槽の幅が
大きく設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項6では、請求項1〜5に記載した何
れかの沸騰冷却装置において、複数の前記発熱体が前記
冷媒槽の横幅方向に一定の間隔を保って取り付けられて
いる場合に、前記冷媒槽は、隣合う前記沸騰領域に設け
られた前記冷媒流制御板が互いに反対方向へ傾斜して設
けられていることを特徴とする。
【0010】請求項7では、発熱体を冷却する沸騰冷却
装置であって、表面に複数の前記発熱体が間隔を開けて
縦方向に取り付けられて、内部に前記発熱体の熱を受け
て沸騰する冷媒を収容した冷媒槽と、この冷媒槽と連通
して設けられて、前記冷媒槽で沸騰した気相冷媒を冷却
液化する放熱器とを備え、前記冷媒槽の内部には、前記
発熱体の放熱面に対応して前記冷媒槽内に収容された冷
媒が沸騰する各沸騰領域の間に、その各沸騰領域の間を
分割する領域仕切板が設けられていることを特徴とす
る。
【0011】請求項8では、請求項7に記載した沸騰冷
却装置において、前記領域仕切板は、請求項1〜5に記
載した何れかの沸騰冷却装置に適用されていることを特
徴とする。
【0012】請求項9では、請求項1〜8に記載した何
れかの沸騰冷却装置において、前記冷媒流制御板と前記
領域仕切板の少なくとも一方は、前記冷媒槽を構成する
構成部材と別部材から成り、その構成部材に設けられた
嵌合溝に嵌め込まれる嵌合部を有することを特徴とす
る。
【0013】請求項10では、請求項9に記載した沸騰
冷却装置において、前記嵌合溝は、前記構成部材を板厚
方向に貫通して設けられ、前記冷媒流制御板と前記領域
仕切板の少なくとも一方は、前記嵌合部の端面が前記構
成部材の外表面より少し引っ込んだ状態で前記嵌合溝に
嵌め込まれて、ろう付けにより接合されていることを特
徴とする。
【0014】請求項11では、請求項9または10に記
載した沸騰冷却装置において、前記冷媒槽は、プレス成
形された2枚のプレートを互いの接合部で貼り合わせて
構成され、前記冷媒流制御板と前記領域仕切板の少なく
とも一方は、前記プレートと一体にプレス成形により設
けられていることを特徴とする。
【0015】請求項12では、請求項1〜11に記載し
た何れかの沸騰冷却装置において、少なくとも偶数個の
前記発熱体が前記冷媒槽の横幅方向に取り付けられてい
る場合に、前記冷媒槽は、同一形状にプレス成形された
2枚のプレートを互いの接合部で貼り合わせて構成され
て、その内部構造が左右対称形に設けられていることを
特徴とする。
【0016】
【作用および発明の効果】本発明の沸騰冷却装置は、以
下の作用および効果を奏する。 (請求項1)冷媒流制御板によって冷媒槽内の沸騰領域
を上下方向に分割したことにより、その分割された各領
域毎で同様に冷媒が沸騰する。例えば、冷媒流制御板に
よって沸騰領域を上下二段に分割した場合、冷媒流制御
板より下段側で沸騰した蒸気が冷媒流制御板より上段側
の沸騰領域へ流入することはなく、上段側でも下段側と
同様に発熱体の熱を受けて冷媒が沸騰する。これによ
り、下段側で沸騰した蒸気の影響を受けて上段側の放熱
性能が低下することはなく、下段側と同様の放熱性能を
得ることができる。
【0017】(請求項2)冷媒流制御板を沸騰領域で傾
斜した状態に設けることにより、冷媒流制御板の下段側
で沸騰した沸騰蒸気が冷媒流制御板の下側に留まること
はなく、容易に沸騰領域から排出されるため、沸騰蒸気
と放熱器から流下してくる凝縮液との循環が良好とな
り、沸騰領域で効率良く発熱を冷却することができる。
【0018】(請求項3)沸騰領域の一方の側方に沸騰
蒸気の流出通路を設けて、沸騰領域の他方の側方に凝縮
液の流入通路を設けたことにより、沸騰蒸気と凝縮液と
が互いに干渉することなく、冷媒槽内の冷媒の流れが良
好となることから、放熱性能が向上する。 (請求項4)沸騰蒸気の流出通路と凝縮液の流入通路の
少なくとも一方の通路が沸騰領域より冷媒槽の幅(厚み
幅)を大きくしたことにより、沸騰領域の幅を薄くして
使用する冷媒量を少なくした場合でも、沸騰蒸気の流出
または凝縮液の流入がスムーズに行なわれて冷媒の循環
が促進される。
【0019】(請求項5)冷媒流制御板の上部に幅の広
い凝縮液通路を設けたことにより、冷媒流制御板によっ
て分割された各沸騰領域で凝縮液通路により多くの凝縮
液が供給される。これにより、各沸騰領域での放熱性能
を更に向上できる。
【0020】(請求項6)冷媒槽の横幅方向に複数の発
熱体が取り付けられている場合に、冷媒槽内で隣合う沸
騰領域に設けられた冷媒流制御板を互いに反対方向に傾
斜して設けたことにより、隣合う沸騰領域において互い
の流出通路あるいは流入通路を共有することができる。
これにより、冷媒槽を小型化できるとともに、隣合う沸
騰領域の間をスペーサ等により分割していた場合には、
そのスペーサが不要となることから、部品点数の低減、
あるいは冷媒槽を構成する構成部品の形状を簡素化でき
るといった効果が得られる。
【0021】(請求項7)冷媒槽の縦方向に複数の発熱
体が間隔を開けて取り付けられている場合に、冷媒槽内
で上下方向に形成される各沸騰領域の間を領域仕切板で
分割したことにより、領域仕切板より下段側の沸騰領域
で沸騰した蒸気が上段側の沸騰領域へ流入するのを防止
できる。この結果、領域仕切板より上段側の沸騰領域に
おいても下段側の沸騰領域と同様の放熱性能を得ること
ができる。 (請求項8)請求項7に記載した領域仕切板は、沸騰領
域を上下方向に分割する冷媒流制御板と併用することが
できる。即ち、冷媒槽の縦方向に複数の発熱体が間隔を
開けて取り付けられている場合には、領域仕切板による
効果とともに、冷媒流制御板による効果を得ることもで
きる。
【0022】(請求項9)冷媒流制御板と領域仕切板の
少なくとも一方は、冷媒槽を構成する構成部材と別部材
によって設けられており、構成部材に設けられた嵌合溝
に嵌合部が嵌め込まれている。これにより、構成部材に
対して容易に位置決めを行なうことができる。 (請求項10)嵌合溝に嵌め込まれた嵌合部を構成部材
に対してろう付けにより接合する場合には、その嵌合部
の端面を構成部材の外表面より少し引っ込んだ状態で嵌
合溝に嵌め込むことにより、構成部材の表面にろう材が
突出するのを防止できる。
【0023】(請求項11)冷媒流制御板と領域仕切板
の少なくとも一方は、冷媒槽を構成するプレートと一体
にプレス成形によって設けることもできる。この場合、
冷媒槽を構成する2枚のプレートのうち、一方のプレー
トだけに冷媒流制御板あるいは領域仕切板を設けても良
いし、両方のプレートに設けても良い。
【0024】(請求項12)少なくとも偶数個の発熱体
が冷媒槽の横幅方向に取り付けられる場合には、その冷
媒槽の内部構造を左右対称形に構成することにより、冷
媒槽を構成する2枚のプレートを同一形状とすることが
できる。これにより、プレートをプレス成形するための
プレス型が1つで良いため、コストを低減できる。な
お、この場合、冷媒槽の横幅方向のみに偶数個の発熱体
が取り付けられている場合に限らず、横幅方向とともに
縦方向にも複数の発熱体が取り付けられていても良い。
【0025】
【実施例】次に、本発明の沸騰冷却装置の実施例を図面
に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は沸騰冷却装置の正面図、図2は沸
騰冷却装置の側面図である。本実施例の沸騰冷却装置1
は、電気自動車や一般電力制御機器のインバータ回路
(図示しない)を構成するIGBTモジュール2(本発
明の発熱体)の冷却装置であり、内部にフロロカーボン
系の冷媒を収容する冷媒槽3、この冷媒槽3の上部に組
付けられる放熱器4、および放熱器4に送風する冷却フ
ァン5より構成される。
【0026】IGBTモジュール2は、熱伝導性の良好
な金属製(例えば銅製)の放熱板2aを有し、図2に示
すように、その放熱板2aが冷媒槽3の外壁面に密着し
た状態で、ボルト6の締め付けにより冷媒槽3に取り付
けられている。なお、IGBTモジュール2は、放熱板
2aと冷媒槽3の外壁面との間に熱伝導性のグリースを
介して取り付けても良い。
【0027】冷媒槽3は、平面形状が略矩形状を成す2
枚のプレート7、8を互いの接合部で貼り合わせて構成
されて、上端面が放熱器4との接続口として開口してい
る。この冷媒槽3の内部には、表面に取り付けられるI
GBTモジュール2に対応して冷媒槽3内を3つの冷媒
室9(図2参照)に区画する隔壁10と、各冷媒室9の
沸騰領域11を上下方向に分割する複数の冷媒流制御板
12とが設けられている。なお、沸騰領域11とは、図
3に二点鎖線で示すように、IGBTモジュール2の放
熱面に対応して冷媒が沸騰する領域を言う。
【0028】隔壁10は、図3(冷媒槽3の内部構造を
示す断面図)に示すように、冷媒槽3内を上下方向に伸
びて設けられ、冷媒流制御板12は、沸騰領域11で上
下方向に等間隔を開けて(但し、冷媒槽3に取付けられ
るIGBTモジュール2の大きさ、種類等により間隔が
異なる場合もある)傾斜した状態に設けられている。ま
た、隔壁10によって区画された各冷媒室9には、それ
ぞれ沸騰領域11の一方(図3の右側)の側方に沸騰蒸
気が流出する流出通路13が設けられて、他方の側方に
凝縮液が流入する流入通路14が設けられている。
【0029】IGBTモジュール2が取り付けられる一
方(図2の左側)のプレート7は、熱伝導性の良好な金
属製(例えばアルミニウム製)の厚板材から成り、複数
(本実施例では3個)のIGBTモジュール2が取り付
けられるだけの取付け面積を有して、その表面にはボル
ト6の螺子孔15(プレート7を貫通していない)がI
GBTモジュール2の取付けピッチに合わせて複数設け
られている。また、他方のプレート8は、熱伝導性の良
好な薄い金属板(例えばアルミニウム板)をプレス成形
したもので、その周縁部(但し上縁部は除く)で一方の
プレート7にろう付け等により接合されている。
【0030】上記の隔壁10および冷媒流制御板12
は、図4に示すように、対向する2枚のプレート7、8
の間に介在されて、ろう付け等により各プレート7、8
に接合されている。この場合、図5に示すように、例え
ば他方のプレート8(一方のプレート7でも良い)に嵌
合溝16を形成して、この嵌合溝16に隔壁10および
冷媒流制御板12に設けられた嵌合部17を嵌め込んで
取り付けることにより、プレート8に対する隔壁10お
よび冷媒流制御板12の位置決めを容易に行なうことが
できる。
【0031】その隔壁10および冷媒流制御板12の嵌
合部17を嵌合溝16に嵌め合わせた状態を図6〜8に
示す。なお、図6は嵌合溝16がプレート8を貫通して
いない場合の一例、図7および図8は嵌合溝16がプレ
ート8を貫通している場合の一例である。但し、図7は
嵌合部17の端面17aがプレート8の外表面と同じ高
さ(同一平面)まで嵌合しており、図8は嵌合部17の
端面17aがプレート8の外表面より少し引っ込んだ状
態で嵌合している。この図8の構成によれば、隔壁10
および冷媒流制御板12をプレート8にろう付けした場
合に、余剰のろう材がプレート8の外表面より盛り上が
ることがないため、プレート8表面の後加工が不要とな
る。
【0032】放熱器4は、放熱チューブ18、上部タン
ク19、下部タンク20、および放熱用フィン21より
構成されている。放熱チューブ18は、断面形状が偏平
なアルミニウム管より成り、放熱用フィン21とともに
交互に組み合わされて、上部タンク19と下部タンク2
0とに支持されている。上部タンク19は、各放熱チュ
ーブ18の上端部が接続されて、各放熱チューブ18を
連通し、下部タンク20は、各放熱チューブ18の下端
部が接続されて、各放熱チューブ18を連通している。
また、下部タンク20には、冷媒槽3の上端開口部が挿
入される長孔状の挿入口(図示しない)が設けられてい
る。
【0033】放熱用フィン21は、高熱伝導率のアルミ
ニウムの薄板を交互に折り曲げて波形状に成形したもの
で、隣合う放熱チューブ18の間に介在されて、放熱チ
ューブ18の外表面に接合されている。この放熱用フィ
ン21は、放熱器4の表面積を拡大し、且つ熱伝達率を
増大させることで、放熱器4の放熱性能を向上させるこ
とができる。
【0034】冷却ファン5は、例えば軸流式で、放熱器
4の前面(または後面)に2個並んで配されている。な
お、冷却ファン5は、放熱器4に対して送風方向の下流
側に位置する吸込式(この場合の送風方向を図2に矢印
で示す)でも良いし、放熱器4に対して送風方向の上流
側に位置する押込式でも良い。即ち、放熱器4に対する
送風方向は何方でも良い。
【0035】次に、本実施例の沸騰冷却装置1の作用を
説明する。IGBTモジュール2に内蔵された半導体素
子(図示しない)が発熱すると、IGBTモジュール2
の放熱板2aから冷媒槽3を構成するプレート7、8に
熱伝導されることにより、各冷媒室9の主に沸騰領域1
1にて冷媒が沸騰気化する。この時、冷媒槽3の内壁面
と冷媒との間で高効率な熱伝導(沸騰時で自然対流時の
100〜1000倍にも達する)が行われる。沸騰した
冷媒は、図3に矢印Aで示すように、沸騰領域11から
冷媒流制御板12に沿って沸騰領域11の一方の側方
(即ち、流出通路13)に流れ出た後、その流出通路1
3を上昇して放熱器4の下部タンク20へ流入する。
【0036】下部タンク20から各放熱チューブ18に
分配された沸騰蒸気は、冷却ファン5の送風を受けて低
温となっている放熱チューブ18の内壁面に凝縮して液
化し、その際に凝縮潜熱を放出する。その放出された凝
縮潜熱は、放熱チューブ18の管壁から放熱用フィン2
1へ伝わって大気へ放出される。
【0037】一方、放熱チューブ18の内壁面に凝縮し
て液敵となった冷媒は、自重により放熱チューブ18内
を流下して下部タンク20に一時溜まり、下部タンク2
0から再び冷媒槽3内へ戻る。その冷媒槽3内では、沸
騰領域11の最上部に設けられた冷媒流制御板12に沿
って沸騰領域11の側方(即ち、流入通路14)に導か
れた後、図3に矢印Bで示すように、流入通路14を下
降しながら沸騰領域11に供給されて、再びIGBTモ
ジュール2から伝わった熱により加熱されて沸騰気化す
る。
【0038】(第1実施例の効果)本実施例では、沸騰
領域11に複数の冷媒流制御板12を設けたことによ
り、その冷媒流制御板12によって分割された領域毎で
同様に冷媒が沸騰する。即ち、各冷媒流制御板12によ
り分割された各領域で沸騰した蒸気は、そのまま冷媒流
制御板12に沿って沸騰領域11の側方へ流れ出るた
め、冷媒流制御板12より下側の領域で沸騰した蒸気が
上側の領域に流れ込むことはない。これにより、沸騰領
域11の下部側で沸騰した蒸気の影響を受けて上部側の
放熱性能が低下することはなく、上部側でも下部側と同
様の放熱性能を得ることができる。
【0039】また、沸騰領域11に冷媒流制御板12を
傾斜して配置したことにより、沸騰領域11の一方の側
方に沸騰蒸気の流出通路13が設けられて、他方の側方
に凝縮液の流入通路14が設けられることになる。これ
により、沸騰蒸気と凝縮液とが互いに干渉することな
く、冷媒槽3と放熱器4との間で冷媒の循環が良好に行
なわれるため、放熱性能を向上できる。
【0040】(第2実施例)図9は沸騰冷却装置1の側
面図である。本実施例は、冷媒槽3を構成する2枚のプ
レート7、8を共に薄肉のプレス成形品とした場合の一
例を示すものである。この場合、第1実施例の様にプレ
ート7にボルト6の螺子孔15を形成することができな
いため、図9に示すように、冷媒槽3の厚み幅方向にボ
ルト6を挿通して、他方のプレート8側からナット22
を締結することによりIGBTモジュール2の取付けが
行なわれている。従って、冷媒槽3の内部には、図10
(冷媒槽3の内部構造を示す断面図)に示すように、中
空の締結部23が設けられて、その締結部23をボルト
6が挿通している。この様な構成の場合、締結部23を
起点として冷媒流制御板12を設けることもできる。
【0041】また、2枚のプレート7、8を共にプレス
成形品とした場合、図11に示すように、対向する2枚
のプレート7、8にそれぞれ同様の括れ部7a、8aを
設けて、互いの括れ部7a、8aを接合することにより
隔壁10および冷媒流制御板12を設けても良い。ある
いは、図12に示すように、一方のプレート7のみに括
れ部7aを設けて、他方のプレート8に接合することに
より隔壁10および冷媒流制御板12を設けることもで
きる。
【0042】(第3実施例)図13は冷媒槽3の内部構
造を示す断面図である。本実施例は、冷媒槽3内で隣合
う沸騰領域11の冷媒流制御板12を互いに反対方向に
傾斜して配置した場合の一例を示すものである。これに
より、図13に示すように、沸騰蒸気の流出通路13お
よび凝縮液の流入通路14を共有できるため、冷媒槽3
の小型化を図ることができる。また、冷媒槽3内を区画
する隔壁10が不要となることから部品点数を低減でき
る。あるいは隔壁10をプレート7、8と一体にプレス
成形する必要がないことから、プレート7、8の形状を
簡素化できる。
【0043】(第4実施例)図14は冷媒槽3の断面図
である。本実施例は、沸騰蒸気の流出通路13および凝
縮液の流入通路14の幅W1 (冷媒槽3の幅)を沸騰領
域11の幅W2 より広くした場合の一例を示すものであ
る。これにより、沸騰領域11を必要最小限の厚み幅に
抑えて使用する冷媒量を低減できるとともに、沸騰蒸気
の流出および凝縮液の流入がスムーズに行われて冷媒の
循環が良好となる。
【0044】(第5実施例)図15は冷媒槽3の内部構
造を示す断面図である。本実施例は、第4実施例で説明
した流入通路14と流出通路13の幅を沸騰領域11よ
り広くした場合で、さらに沸騰領域11内の各冷媒流制
御板12の上部に冷媒流制御板12に沿って流入通路1
4と流出通路13とを連絡する凝縮液通路24を設けた
場合の一例を示すものである。その凝縮液通路24は、
図16(図15のA−A断面図)に示すように、沸騰領
域11内で幅広く設けられており、図17(図15のB
−B断面図)および図18(図15のC−C断面図)に
示すように、流入通路14および流出通路13と同じ幅
に設けられている。これにより、冷媒流制御板12によ
って分割された各領域毎に流入通路14から凝縮液通路
24により多くの凝縮液が供給されて、各領域への凝縮
液の供給が促進されるため、放熱性能の向上が期待でき
る。
【0045】(第6実施例)図19は冷媒槽3の内部構
造を示す断面図である。本実施例は、冷媒流制御板12
をインナフィン25によって構成した場合の一例を示す
ものである。インナフィン25は、図20(図19のD
−D断面図)に示すように、熱伝導性の良好な薄い金属
板(例えばアルミニウム板)を交互に折り曲げて波形状
に成形したもの、あるいは図21(図19のD−D断面
図)に示すように、同様の金属板を凹凸形状に成形した
もの等が考えられる。このインナフィン25を挿入する
ことにより、沸騰領域11に複数の冷媒通路26(図2
0、図21参照)が形成されるため、その各冷媒通路2
6を通って沸騰蒸気が滑らかに沸騰領域11から流れ出
ることができる。この結果、冷媒の循環が良好に行われ
て放熱性能が向上する。
【0046】(第7実施例)図22は沸騰冷却装置1の
正面図である。本実施例は、図22に示すように、冷媒
槽3の縦方向に複数のIGBTモジュール2を間隔を開
けて取り付けた場合の一例を示すものである。冷媒槽3
の内部には、図23に示すように、各沸騰領域11の間
を上下方向に仕切る領域仕切板27がそれぞれ同方向に
傾斜した状態で設けられている。この領域仕切板27
は、第1実施例で説明した隔壁10および冷媒流制御板
12と同様にプレート7、8と別部材によって設けても
良いし、プレート7、8と一体にプレス成形によって設
けても良い。この様に、上下方向に形成される各沸騰領
域11の間に領域仕切板27を設けたことにより、領域
仕切板27より下段側の沸騰領域11で沸騰した蒸気が
上段側の沸騰領域11へ流入するのを防止できる。即
ち、領域仕切板27より上段側の沸騰領域11では、下
段側の沸騰領域11で沸騰した蒸気の影響を受けること
なく、下段側の沸騰領域11と同様の放熱性能を得るこ
とができる。
【0047】なお、図24(図23のE−E断面図)に
示すように、各沸騰領域11にそれぞれインナフィン2
5を挿入しても良い。これにより、各沸騰領域11で沸
騰した蒸気の流れがインナフィン25によって整流され
るため、沸騰領域11から沸騰蒸気がスムーズに流れ出
ることにより、冷媒の循環が良好となる。また、図25
に示すように、領域仕切板27を各沸騰領域11で斜め
に配置したインナフィン25によって構成することもで
きる。この場合、1つのインナフィン25で領域仕切板
27と冷媒流制御板12との機能を持たせることができ
る。
【0048】(第8実施例)図26は沸騰冷却装置1の
正面図である。本実施例は、図26に示すように、冷媒
槽3の縦方向に複数のIGBTモジュール2を間隔を詰
めて取り付けた場合の一例を示すものである。この場
合、冷媒槽3の内部では、複数のIGBTモジュール2
の各放熱面に対応する1つの沸騰領域11(図27に破
線で示す領域)を考えることができる。そこで、この沸
騰領域11に対して複数の冷媒流制御板12(この場
合、領域仕切板27としても機能する)を傾斜した状態
で設けることにより、各冷媒流制御板12によって分割
された各領域毎に冷媒の沸騰が同様に行われる。即ち、
冷媒流制御板12の下段側で沸騰した蒸気が上段側へ入
り込むことはなく、上段側でも下段側と同様の放熱性能
を得ることができる。また、本実施例の場合、図28に
示すように、沸騰領域11の全体に1つのインナフィン
25を挿入しても同様の効果を得ることができる。
【0049】(第9実施例)図29は沸騰冷却装置1の
正面図である。本実施例は、複数のIGBTモジュール
2が冷媒槽3の横幅方向で対称位置に取り付けられてい
る場合の一例を示すものである。この場合、冷媒槽3の
内部では、図30に示すように、左右両側で同一形状に
設けることができる。このため、冷媒槽3を2枚のプレ
ス成形されたプレート7、8によって構成した場合、互
いのプレート7、8を同一形状とすることができるた
め、その分、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰冷却装置の正面図である。
【図2】沸騰冷却装置の側面図である。
【図3】冷媒槽の内部構造を示す断面図である。
【図4】隔壁および冷媒流制御板の取付け状態を示す断
面図である。
【図5】隔壁および冷媒流制御板の取付け方法を示す斜
視図である。
【図6】隔壁および冷媒流制御板の取付け状態を示す断
面図である。
【図7】隔壁および冷媒流制御板の取付け状態を示す断
面図である。
【図8】隔壁および冷媒流制御板の取付け状態を示す断
面図である。
【図9】沸騰冷却装置の側面図である(第2実施例)。
【図10】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第2
実施例)。
【図11】隔壁および冷媒流制御板を設けたプレートの
断面図である(第2実施例)。
【図12】隔壁および冷媒流制御板を設けたプレートの
断面図である(第2実施例)。
【図13】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第3
実施例)。
【図14】冷媒槽の断面図である(第4実施例)。
【図15】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第5
実施例)。
【図16】図15のA−A断面図である(第5実施
例)。
【図17】図15のB−B断面図である(第5実施
例)。
【図18】図15のC−C断面図である(第5実施
例)。
【図19】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第6
実施例)。
【図20】図19のD−D断面図である(第6実施
例)。
【図21】図19のD−D断面図である(第6実施
例)。
【図22】沸騰冷却装置の正面図である(第7実施
例)。
【図23】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第7
実施例)。
【図24】図23のE−E線に沿う断面図である(第7
実施例)。
【図25】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第7
実施例)。
【図26】沸騰冷却装置の正面図である(第8実施
例)。
【図27】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第8
実施例)。
【図28】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第8
実施例)。
【図29】沸騰冷却装置の正面図である(第9実施
例)。
【図30】冷媒槽の内部構造を示す断面図である(第9
実施例)。
【符号の説明】 1 沸騰冷却装置 2 IGBTモジュール(発熱体) 3 冷媒槽 4 放熱器 7、8 プレート(冷媒槽を構成する構成部材) 11 沸騰領域 12 冷媒流制御板 13 流出通路 14 流入通路 16 嵌合溝 17 嵌合部 24 凝縮液通路 27 領域仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昌彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 門田 茂 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、 表面に前記発熱体が取り付けられて、内部に前記発熱体
    の熱を受けて沸騰する冷媒を収容した冷媒槽と、 この冷媒槽と連通して設けられて、前記冷媒槽で沸騰し
    た気相冷媒を冷却液化する放熱器とを備え、 前記冷媒槽の内部には、前記発熱体の放熱面に対応して
    前記冷媒槽内に収容された冷媒が沸騰する沸騰領域を上
    下方向に少なくとも二分割する冷媒流制御板が設けられ
    ていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した沸騰冷却装置におい
    て、 前記冷媒流制御板は、前記沸騰領域で傾斜した状態に設
    けられていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した沸騰冷却装置
    において、 前記冷媒槽は、前記沸騰領域の一方の側方に前記沸騰領
    域で沸騰した沸騰蒸気の流出通路が設けられて、前記沸
    騰領域の他方の側方に前記放熱器から流下してくる凝縮
    液の流入通路が設けられていることを特徴とする沸騰冷
    却装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した沸騰冷却装置におい
    て、 前記流出通路と前記流入通路のうち少なくとも一方の通
    路は、前記沸騰領域より前記冷媒槽の幅が大きく設けら
    れていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4に記載した沸騰冷却装置
    において、 前記冷媒槽は、前記冷媒流制御板の上部を前記冷媒流制
    御板に沿って前記流入通路と前記流出通路とを連絡する
    凝縮液通路が設けられ、この凝縮液通路は、他の前記沸
    騰領域より前記冷媒槽の幅が大きく設けられていること
    を特徴とする沸騰冷却装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5に記載した何れかの沸騰冷却
    装置において、 複数の前記発熱体が前記冷媒槽の横幅方向に一定の間隔
    を保って取り付けられている場合に、 前記冷媒槽は、隣合う前記沸騰領域に設けられた前記冷
    媒流制御板が互いに反対方向へ傾斜して設けられている
    ことを特徴とする沸騰冷却装置。
  7. 【請求項7】発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、 表面に複数の前記発熱体が間隔を開けて縦方向に取り付
    けられて、内部に前記発熱体の熱を受けて沸騰する冷媒
    を収容した冷媒槽と、 この冷媒槽と連通して設けられて、前記冷媒槽で沸騰し
    た気相冷媒を冷却液化する放熱器とを備え、 前記冷媒槽の内部には、前記発熱体の放熱面に対応して
    前記冷媒槽内に収容された冷媒が沸騰する各沸騰領域の
    間に、その各沸騰領域の間を分割する領域仕切板が設け
    られていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載した沸騰冷却装置におい
    て、 前記領域仕切板は、請求項1〜5に記載した何れかの沸
    騰冷却装置に適用されていることを特徴とする沸騰冷却
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8に記載した何れかの沸騰冷却
    装置において、 前記冷媒流制御板と前記領域仕切板の少なくとも一方
    は、前記冷媒槽を構成する構成部材と別部材から成り、
    その構成部材に設けられた嵌合溝に嵌め込まれる嵌合部
    を有することを特徴とする沸騰冷却装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載した沸騰冷却装置におい
    て、 前記嵌合溝は、前記構成部材を板厚方向に貫通して設け
    られ、 前記冷媒流制御板と前記領域仕切板の少なくとも一方
    は、前記嵌合部の端面が前記構成部材の外表面より少し
    引っ込んだ状態で前記嵌合溝に嵌め込まれて、ろう付け
    により接合されていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載した沸騰冷却
    装置において、 前記冷媒槽は、プレス成形された2枚のプレートを互い
    の接合部で貼り合わせて構成され、 前記冷媒流制御板と前記領域仕切板の少なくとも一方
    は、前記プレートと一体にプレス成形により設けられて
    いることを特徴とする沸騰冷却装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11に記載した何れかの沸騰
    冷却装置において、 少なくとも偶数個の前記発熱体が前記冷媒槽の横幅方向
    に取り付けられている場合に、 前記冷媒槽は、同一形状にプレス成形された2枚のプレ
    ートを互いの接合部で貼り合わせて構成されて、その内
    部構造が左右対称形に設けられていることを特徴とする
    沸騰冷却装置。
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