JP3484560B2 - 固型粉末化粧料 - Google Patents
固型粉末化粧料Info
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- JP3484560B2 JP3484560B2 JP35877196A JP35877196A JP3484560B2 JP 3484560 B2 JP3484560 B2 JP 3484560B2 JP 35877196 A JP35877196 A JP 35877196A JP 35877196 A JP35877196 A JP 35877196A JP 3484560 B2 JP3484560 B2 JP 3484560B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固型粉末化粧料に関
するものであり、さらに詳しくは、小道具へのとれが良
好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で均一に塗
布することができる等の使用性及び、肌上での化粧膜が
粉っぽくなく、キメが細かい仕上りで、肌へエモリエン
ト感を付与することができる等の使用感に優れた固型粉
末化粧料を得ることに関する。
するものであり、さらに詳しくは、小道具へのとれが良
好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で均一に塗
布することができる等の使用性及び、肌上での化粧膜が
粉っぽくなく、キメが細かい仕上りで、肌へエモリエン
ト感を付与することができる等の使用感に優れた固型粉
末化粧料を得ることに関する。
【0002】
【従来の技術】固型粉末化粧料は、粉体が多く配合され
る為、肌上での化粧膜が粉っぽく、キメが粗く見える等
の仕上り上の欠点や、肌の油分を粉体が吸収して肌の乾
燥を引き起こす等の肌トラブルがあった。これより、固
型粉末剤系は乾燥肌の人や肌が乾燥する季節には好まれ
ていなかった。これら欠点を解決する方法として、従来
より種々検討されてきた。例えば、油剤を多く配合する
と、上記問題点はある程度解消されるが、スポンジやマ
ット等の塗布具で表面をこすると、表面が硬くなる現象
(一般的にケーキングという)が発生し、それにより塗
布具に化粧料が移らなくなるという問題点があった。ま
た、このケーキングは塗布具に水を含ませて使用する
と、よりその傾向が強くなった。また、このほかに過剰
の油により生じるケーキングを吸油量の高い粉体を配合
して防ぐ方法や、粉体の表面に油剤を処理する方法、油
剤中にシリコーン油やフッ素系油剤を配合しエモリエン
ト感を付与する方法、粉体にフッ素系化合物で処理した
粉体を配合しケーキングを防止する方法等があった。
る為、肌上での化粧膜が粉っぽく、キメが粗く見える等
の仕上り上の欠点や、肌の油分を粉体が吸収して肌の乾
燥を引き起こす等の肌トラブルがあった。これより、固
型粉末剤系は乾燥肌の人や肌が乾燥する季節には好まれ
ていなかった。これら欠点を解決する方法として、従来
より種々検討されてきた。例えば、油剤を多く配合する
と、上記問題点はある程度解消されるが、スポンジやマ
ット等の塗布具で表面をこすると、表面が硬くなる現象
(一般的にケーキングという)が発生し、それにより塗
布具に化粧料が移らなくなるという問題点があった。ま
た、このケーキングは塗布具に水を含ませて使用する
と、よりその傾向が強くなった。また、このほかに過剰
の油により生じるケーキングを吸油量の高い粉体を配合
して防ぐ方法や、粉体の表面に油剤を処理する方法、油
剤中にシリコーン油やフッ素系油剤を配合しエモリエン
ト感を付与する方法、粉体にフッ素系化合物で処理した
粉体を配合しケーキングを防止する方法等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
油剤を多量に配合したものは、エモリエント感は高くな
るが、小道具へのとれが悪くなりケーキングを生じ、伸
び広がりも悪くなり、肌上に均一に塗布することができ
ない等の問題点があった。また、過剰な油と吸油量の高
い粉体とを同時に配合したものは、エモリエント感や肌
への密着感が十分でなく、化粧膜が粉っぽく、キメが粗
い仕上りになってしまう欠点を有していた。粉体に油剤
を処理する方法や油剤としてシリコーン油やフッ素系油
剤を配合しただけでは、肌への密着感とエモリエント感
は高くなるが、小道具へのとれや伸び広がりが満足いく
ものではなかった。粉体としてフッ素系化合物処理粉体
を配合すると、他の油等に濡れないためケーキング防止
効果はあったが、エモリエント感を高めるために油を多
く配合した系では、ケーキングを完全に防止することは
できなかった。
油剤を多量に配合したものは、エモリエント感は高くな
るが、小道具へのとれが悪くなりケーキングを生じ、伸
び広がりも悪くなり、肌上に均一に塗布することができ
ない等の問題点があった。また、過剰な油と吸油量の高
い粉体とを同時に配合したものは、エモリエント感や肌
への密着感が十分でなく、化粧膜が粉っぽく、キメが粗
い仕上りになってしまう欠点を有していた。粉体に油剤
を処理する方法や油剤としてシリコーン油やフッ素系油
剤を配合しただけでは、肌への密着感とエモリエント感
は高くなるが、小道具へのとれや伸び広がりが満足いく
ものではなかった。粉体としてフッ素系化合物処理粉体
を配合すると、他の油等に濡れないためケーキング防止
効果はあったが、エモリエント感を高めるために油を多
く配合した系では、ケーキングを完全に防止することは
できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記実情
において、鋭意検討を重ねた結果、フッ素系油剤と部分
架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
及び/又は部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と
を含有すれば、小道具へのとれが良好でケーキングを生
じず、伸び広がりが良好で均一に塗布することができる
等の使用性及び肌上で化粧膜が粉っぽくなく、キメが細
かい仕上りで、肌へエモリエント感を付与することがで
きる等の使用感に優れた固型粉末化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は成分(a)フッ素系油剤及び成分(b)部分架橋型
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物及び/
又は部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び成分
(c)粉体を含有することを特徴とする固型粉末化粧料
に関するものである。
において、鋭意検討を重ねた結果、フッ素系油剤と部分
架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
及び/又は部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と
を含有すれば、小道具へのとれが良好でケーキングを生
じず、伸び広がりが良好で均一に塗布することができる
等の使用性及び肌上で化粧膜が粉っぽくなく、キメが細
かい仕上りで、肌へエモリエント感を付与することがで
きる等の使用感に優れた固型粉末化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は成分(a)フッ素系油剤及び成分(b)部分架橋型
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物及び/
又は部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び成分
(c)粉体を含有することを特徴とする固型粉末化粧料
に関するものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用される成分(a)であるフッ素系油剤としては常温
で液状のパーフルオロ有機化合物であり、例えば、パー
フルオロアルカンや次の一般式(1)で表わされるパー
フルオロポリエーテル等が挙げられる。
使用される成分(a)であるフッ素系油剤としては常温
で液状のパーフルオロ有機化合物であり、例えば、パー
フルオロアルカンや次の一般式(1)で表わされるパー
フルオロポリエーテル等が挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、
同一又は異なっていて、それぞれフッ素原子、パーフル
オロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を示
し、p、q、及びrは分子量500〜100,000を
与える0以上の整数を示す。但し、p=q=r=0とな
ることはない) なお、ここで括弧内に示される各パーフルオロ基はこの
順番で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブ
ロック重合でも構わない。かかるパーフルオロポリエー
テルとしては、特に粘度が5〜5,000センチストー
クスのものが好ましく、例えば次の式(2)
同一又は異なっていて、それぞれフッ素原子、パーフル
オロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を示
し、p、q、及びrは分子量500〜100,000を
与える0以上の整数を示す。但し、p=q=r=0とな
ることはない) なお、ここで括弧内に示される各パーフルオロ基はこの
順番で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブ
ロック重合でも構わない。かかるパーフルオロポリエー
テルとしては、特に粘度が5〜5,000センチストー
クスのものが好ましく、例えば次の式(2)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、m及びnは分子量500〜10,
000を与える整数を示し、n/mは0.2〜2であ
る)で表わされるもの、市販品としてはフォンブリンH
C−01、同HC−02、同HC−03、同HC−0
4、同HC−05、同HC−25、同HC−R(以上、
モンテフルオス社製)等や、次の式(3)
000を与える整数を示し、n/mは0.2〜2であ
る)で表わされるもの、市販品としてはフォンブリンH
C−01、同HC−02、同HC−03、同HC−0
4、同HC−05、同HC−25、同HC−R(以上、
モンテフルオス社製)等や、次の式(3)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、lは4〜500の整数を示す)で
表わされるもの、市販品としてはデムナムS−20、同
S−65、同S−100、同S−200(ダイキン工業
(株)製)等が挙げられる。これらのフッ素系油剤は、
必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の成分(a)のフッ素系油剤は、固型粉末化粧料
中に0.1〜20重量%(以下、単に「%」で示
す。)、好ましくは0.5〜10%配合される。その範
囲内ではエモリエント感及び使用感において、特に良好
な効果が得られる。
表わされるもの、市販品としてはデムナムS−20、同
S−65、同S−100、同S−200(ダイキン工業
(株)製)等が挙げられる。これらのフッ素系油剤は、
必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の成分(a)のフッ素系油剤は、固型粉末化粧料
中に0.1〜20重量%(以下、単に「%」で示
す。)、好ましくは0.5〜10%配合される。その範
囲内ではエモリエント感及び使用感において、特に良好
な効果が得られる。
【0012】本発明に使用される成分(b)である部分
架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
とは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族
不飽和基含有化合物とを付加重合させたもので、特開平
4−272932号公報、特開平5−140320号公
報等に記載されているものが例示される。部分架橋型ポ
リエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、下記
一般式(4) R6 aR7 bHcSiO(4-a-b-c)/2 …(4) {式中、R6は同種又は異種の炭素数1〜18の非置
換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基
又はハロゲン化炭化水素基、R7は一般式CtH2tO(C
2H4O)d(C3H6O)eR8〔ここにR8は水素原子又は
炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−(C
O)−R9(R9は炭素数1〜5の飽和脂肪族炭化水素
基)で示される基、dは2〜200の整数、eは0〜2
00の整数、d+eは3〜200の整数、nは2〜6を
それぞれ示す〕で示されるポリオキシアルキレン基、a
は1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b≦1.0、
cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示す}で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は
一般式(5) R6 fHgSiO(4-f-g)/2 …(5) (式中、R6は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、
gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す)で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと一般式
(A) CsH2s-1O(C2H4O)h(C3H6O)iCsH2s-1 …(A) (式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整
数、h+iは3〜200の整数、sは2〜6をそれぞれ
示す)で表わされるポリオキシアルキレン及び/又は一
般式(B) R6 jR10 kSiO(4-j-k)/2 …(B) (式中、R6は前記に同じ、R10は末端に脂肪族不飽和
基を有する炭素数2〜10の1価炭化水素基、jは1.
0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦1.5をそれぞ
れ示す)で表わされるオルガノポリシロキサンとの組合
せにおいて、上記一般式(4)及び/又は一般式(A)
で表わされる成分を必須成分とする重合物である。
架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
とは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族
不飽和基含有化合物とを付加重合させたもので、特開平
4−272932号公報、特開平5−140320号公
報等に記載されているものが例示される。部分架橋型ポ
リエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、下記
一般式(4) R6 aR7 bHcSiO(4-a-b-c)/2 …(4) {式中、R6は同種又は異種の炭素数1〜18の非置
換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基
又はハロゲン化炭化水素基、R7は一般式CtH2tO(C
2H4O)d(C3H6O)eR8〔ここにR8は水素原子又は
炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−(C
O)−R9(R9は炭素数1〜5の飽和脂肪族炭化水素
基)で示される基、dは2〜200の整数、eは0〜2
00の整数、d+eは3〜200の整数、nは2〜6を
それぞれ示す〕で示されるポリオキシアルキレン基、a
は1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b≦1.0、
cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示す}で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は
一般式(5) R6 fHgSiO(4-f-g)/2 …(5) (式中、R6は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、
gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す)で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと一般式
(A) CsH2s-1O(C2H4O)h(C3H6O)iCsH2s-1 …(A) (式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整
数、h+iは3〜200の整数、sは2〜6をそれぞれ
示す)で表わされるポリオキシアルキレン及び/又は一
般式(B) R6 jR10 kSiO(4-j-k)/2 …(B) (式中、R6は前記に同じ、R10は末端に脂肪族不飽和
基を有する炭素数2〜10の1価炭化水素基、jは1.
0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦1.5をそれぞ
れ示す)で表わされるオルガノポリシロキサンとの組合
せにおいて、上記一般式(4)及び/又は一般式(A)
で表わされる成分を必須成分とする重合物である。
【0013】本発明に使用される成分(b)である部分
架橋型オルガノポリシロキサン重合物とは、ベンゼンに
不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる
三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物
で、特公平8−6035号公報等に記載されているもの
が例示される。部分架橋型オルガノポリシロキサン重合
物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られ
る重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R11 2
SiO単位及びR11SiO1.5単位よりなり、R11 3Si
O0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいても良い。
但し、各構成単位のR11は水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基
等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽和
基などが例示され、同種又は異なった種類であっても良
い。市販品としては、部分架橋型オルガノポリシロキサ
ン重合物にシリコーン油を配合したものとして、例え
ば、KSG15、KSG16、KSG17、KSG18
(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
架橋型オルガノポリシロキサン重合物とは、ベンゼンに
不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる
三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物
で、特公平8−6035号公報等に記載されているもの
が例示される。部分架橋型オルガノポリシロキサン重合
物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られ
る重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R11 2
SiO単位及びR11SiO1.5単位よりなり、R11 3Si
O0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいても良い。
但し、各構成単位のR11は水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基
等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽和
基などが例示され、同種又は異なった種類であっても良
い。市販品としては、部分架橋型オルガノポリシロキサ
ン重合物にシリコーン油を配合したものとして、例え
ば、KSG15、KSG16、KSG17、KSG18
(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
【0014】本発明に用いられる部分架橋型ポリエーテ
ル変性オルガノポリシロキサン重合物及び/又は部分架
橋型オルガノポリシロキサン重合物の配合量は、固型粉
末化粧料中に、好ましくは0.1〜20%、更に好まし
くは0.5〜10%である。この範囲であればエモリエ
ント感及び使用感の点において、特に良好な効果が得ら
れる。また、これらの部分架橋型ポリエーテル変性オル
ガノポリシロキサン重合物及び部分架橋型オルガノポリ
シロキサン重合物は必要に応じて1種または2種以上を
用いることができる。
ル変性オルガノポリシロキサン重合物及び/又は部分架
橋型オルガノポリシロキサン重合物の配合量は、固型粉
末化粧料中に、好ましくは0.1〜20%、更に好まし
くは0.5〜10%である。この範囲であればエモリエ
ント感及び使用感の点において、特に良好な効果が得ら
れる。また、これらの部分架橋型ポリエーテル変性オル
ガノポリシロキサン重合物及び部分架橋型オルガノポリ
シロキサン重合物は必要に応じて1種または2種以上を
用いることができる。
【0015】本発明に使用される成分(c)である粉体
としては、通常メークアップ化粧料に用いられるもので
あれば使用可能であり、特に制限を受けるものではない
が、例えばタルク、カオリン、セリサイト、マイカ、合
成マイカ、窒化ホウ素、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、無水
ケイ酸等の無機体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛等の無
機白色顔料;ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョ
ウ、コンジョウ、カーボンブラック等の無機着色顔料;
雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等
のパール顔料;タール色素、天然色素等の有機着色顔
料;ナイロンパウダー、ポリアクリル酸アルキルパウダ
ー、ウレタンパウダー、シルクパウダー、ポリエチレン
パウダー、シリコーン樹脂パウダー、結晶セルロース、
N−アシルリジン類等の有機粉体等が挙げられ、必要に
応じて1種又は2種以上を用いることができる。また、
粒子径、粒子形状は特に制限されない。尚、これら粉体
は、2種以上の粉体を複合化したものやシリコーン系油
剤、金属石ケン、ロウ、油脂、炭化水素等を用いて表面
処理を施したものであっても良い。
としては、通常メークアップ化粧料に用いられるもので
あれば使用可能であり、特に制限を受けるものではない
が、例えばタルク、カオリン、セリサイト、マイカ、合
成マイカ、窒化ホウ素、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、無水
ケイ酸等の無機体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛等の無
機白色顔料;ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョ
ウ、コンジョウ、カーボンブラック等の無機着色顔料;
雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等
のパール顔料;タール色素、天然色素等の有機着色顔
料;ナイロンパウダー、ポリアクリル酸アルキルパウダ
ー、ウレタンパウダー、シルクパウダー、ポリエチレン
パウダー、シリコーン樹脂パウダー、結晶セルロース、
N−アシルリジン類等の有機粉体等が挙げられ、必要に
応じて1種又は2種以上を用いることができる。また、
粒子径、粒子形状は特に制限されない。尚、これら粉体
は、2種以上の粉体を複合化したものやシリコーン系油
剤、金属石ケン、ロウ、油脂、炭化水素等を用いて表面
処理を施したものであっても良い。
【0016】上記粉体の一部又は全部をフッ素化合物で
処理したものを配合すれば、小道具へのとれが良好でケ
ーキングを生じず、肌へ塗布した時キメ細かい仕上りと
なり特に好ましい。
処理したものを配合すれば、小道具へのとれが良好でケ
ーキングを生じず、肌へ塗布した時キメ細かい仕上りと
なり特に好ましい。
【0017】前記フッ素化合物処理に用いられるフッ素
化合物は、粉体を処理して撥水性及び撥油性が得られる
ものであれば特に限定されないが、特にパーフルオロア
ルキル基含有エステル、パーフルオロアルキルシラン、
パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキル基を
有する重合体が好適に用いられる。パーフルオロアルキ
ル基含有エステルとしては、下記一般式(6)
化合物は、粉体を処理して撥水性及び撥油性が得られる
ものであれば特に限定されないが、特にパーフルオロア
ルキル基含有エステル、パーフルオロアルキルシラン、
パーフルオロポリエーテル、パーフルオロアルキル基を
有する重合体が好適に用いられる。パーフルオロアルキ
ル基含有エステルとしては、下記一般式(6)
【0018】
【化4】
【0019】(但し、式中Rfは炭素数3〜21のパー
フルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基
を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のも
のであっても、混合鎖長のものであってもよい。uは1
〜12の整数を示し、vは1〜3の数を示す。Mは同一
又は異なっても良く、水素、アルカリ金属、アンモニウ
ム又は置換アンモニウム等を示す。)で表されるパーフ
ルオロアルキル基含有エステルが挙げられ、例えば、パ
ーフルオロアルキルリン酸エステル、ジエタノールアミ
ン塩、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸等、パーフル
オロアルキル基を有する樹脂(例えば、アサヒガードA
G−530(旭硝子(株)製))が挙げられる。
フルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基
を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のも
のであっても、混合鎖長のものであってもよい。uは1
〜12の整数を示し、vは1〜3の数を示す。Mは同一
又は異なっても良く、水素、アルカリ金属、アンモニウ
ム又は置換アンモニウム等を示す。)で表されるパーフ
ルオロアルキル基含有エステルが挙げられ、例えば、パ
ーフルオロアルキルリン酸エステル、ジエタノールアミ
ン塩、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸等、パーフル
オロアルキル基を有する樹脂(例えば、アサヒガードA
G−530(旭硝子(株)製))が挙げられる。
【0020】パーフルオロアルキルシランとしては、下
記一般式(7)
記一般式(7)
【0021】
【化5】
【0022】(但し、式中、uは1〜12の整数を示
し、wは1〜5の整数を示し、Xは同一又は異なっても
良く、アルコキシ基、ハロゲン原子又はアルキル基を示
す。ただし、すべてのXがアルキル基の場合を除く)で
表わされるパーフルオロアルキルシラン(例えば、LS
−160、LS−360、LS−912、LS−108
0、LS−1090、LS−1465(以上、信越化学
工業(株)製)、XC95−418、XC95−46
6、XC95−467、XC95−468、XC95−
469、XC95−470、XC95−471、XC9
5−472(以上、東芝シリコーン(株)製))が挙げ
られる。
し、wは1〜5の整数を示し、Xは同一又は異なっても
良く、アルコキシ基、ハロゲン原子又はアルキル基を示
す。ただし、すべてのXがアルキル基の場合を除く)で
表わされるパーフルオロアルキルシラン(例えば、LS
−160、LS−360、LS−912、LS−108
0、LS−1090、LS−1465(以上、信越化学
工業(株)製)、XC95−418、XC95−46
6、XC95−467、XC95−468、XC95−
469、XC95−470、XC95−471、XC9
5−472(以上、東芝シリコーン(株)製))が挙げ
られる。
【0023】パーフルオロポリエーテルとしては、下記
一般式(1)
一般式(1)
【0024】
【化6】
【0025】(式中、R1、R2、R3、R4およびR5は
同一又は異なっても良く、それぞれフッ素原子、パーフ
ルオロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を
示し、p、q、及びrは分子量500〜100,000
を与える0以上の整数を示す。ただし、p=q=r=0
となることはない)で表されるパーフルオロポリエーテ
ル(例えば、FOMBLIN HC−04,同HC−2
5、同HC−R(以上、モンテフルオス社製)、デムナ
ムS−20、同S−65、同S−100、同S−200
(以上、ダイキン工業(株)製))等が挙げられる。
同一又は異なっても良く、それぞれフッ素原子、パーフ
ルオロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を
示し、p、q、及びrは分子量500〜100,000
を与える0以上の整数を示す。ただし、p=q=r=0
となることはない)で表されるパーフルオロポリエーテ
ル(例えば、FOMBLIN HC−04,同HC−2
5、同HC−R(以上、モンテフルオス社製)、デムナ
ムS−20、同S−65、同S−100、同S−200
(以上、ダイキン工業(株)製))等が挙げられる。
【0026】パーフルオロアルキル基を有する重合体と
しては、例えばパーフルオロアルキル基を有するアクリ
レート又はメタアクリレートの単独重合体;パーフルオ
ロアルキル基を有するアクリレート又はメタアクリレー
トとアクリル酸エステル、無水マレイン酸、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルビニルケトン等の重合し得る化
合物との共重合体;下記化学式(8)〜(10)
しては、例えばパーフルオロアルキル基を有するアクリ
レート又はメタアクリレートの単独重合体;パーフルオ
ロアルキル基を有するアクリレート又はメタアクリレー
トとアクリル酸エステル、無水マレイン酸、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルビニルケトン等の重合し得る化
合物との共重合体;下記化学式(8)〜(10)
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】で表されるポリフルオロアルキル基を有す
る重合可能な化合物の重合体又は共重合体;又はこれら
重合体と塩化ビニル、酢酸ビニル、フッ化ビニル、エチ
レン、ハロゲン化ビニリデン、アクリロニトリル、スチ
レン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレン、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、メチロール化ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ハ
ロゲン化アルキルビニルエーテル、イソプレン、グリシ
ジルアクリレートなどのポリフルオロアルキル基を有さ
ない重合可能な化合物の1種又は2種以上との共重合体
などが挙げられる。
る重合可能な化合物の重合体又は共重合体;又はこれら
重合体と塩化ビニル、酢酸ビニル、フッ化ビニル、エチ
レン、ハロゲン化ビニリデン、アクリロニトリル、スチ
レン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレン、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、メチロール化ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ハ
ロゲン化アルキルビニルエーテル、イソプレン、グリシ
ジルアクリレートなどのポリフルオロアルキル基を有さ
ない重合可能な化合物の1種又は2種以上との共重合体
などが挙げられる。
【0031】粉体をこれらのフッ素化合物で処理するに
は、特に制限されないが、例えば、フッ素化合物をアセ
トン、トルエン等の有機溶媒に加熱溶解せしめ、その中
に粉体を加え、攪拌後溶媒を留去して粉体上にフッ素化
合物をコーティングし、場合によっては更に焼き付け処
理をする方法や、フッ素化合物にアルキルリン酸エステ
ル・ジエタノールアミン塩を用いる場合は、粉体の1種
又は2種以上の混合物に水を加えてスラリー状態とし、
一方アルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を
水に加え攪拌して0.1〜5%のエマルジョン状態とし
たものを、前記スラリーに徐々に注加・混合した後酸性
とし、常温又は高温静置などによってエマルジョンを破
壊して洗浄、濾過、乾燥すればよい。また本発明の効果
を損なわない範囲で、フッ素化合物以外のシリコーン、
高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックスなど
の他のコーティング剤で前処理または同時に処理しても
よい。なお、フッ素化合物の処理量は、その種類によっ
ても異なるが、撥水性又は使用性において粉体の0.1
〜50%、特に0.5〜20%が好ましい。
は、特に制限されないが、例えば、フッ素化合物をアセ
トン、トルエン等の有機溶媒に加熱溶解せしめ、その中
に粉体を加え、攪拌後溶媒を留去して粉体上にフッ素化
合物をコーティングし、場合によっては更に焼き付け処
理をする方法や、フッ素化合物にアルキルリン酸エステ
ル・ジエタノールアミン塩を用いる場合は、粉体の1種
又は2種以上の混合物に水を加えてスラリー状態とし、
一方アルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を
水に加え攪拌して0.1〜5%のエマルジョン状態とし
たものを、前記スラリーに徐々に注加・混合した後酸性
とし、常温又は高温静置などによってエマルジョンを破
壊して洗浄、濾過、乾燥すればよい。また本発明の効果
を損なわない範囲で、フッ素化合物以外のシリコーン、
高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックスなど
の他のコーティング剤で前処理または同時に処理しても
よい。なお、フッ素化合物の処理量は、その種類によっ
ても異なるが、撥水性又は使用性において粉体の0.1
〜50%、特に0.5〜20%が好ましい。
【0032】本発明のフッ素化合物処理粉体は必要に応
じて1種又は2種以上を用いることができ、全粉体量に
対して処理粉体を5〜100%配合すれば、小道具への
とれが良好でケーキングを生じず、肌へ塗布した時キメ
細かな仕上がりが得られ、特に好ましい。
じて1種又は2種以上を用いることができ、全粉体量に
対して処理粉体を5〜100%配合すれば、小道具への
とれが良好でケーキングを生じず、肌へ塗布した時キメ
細かな仕上がりが得られ、特に好ましい。
【0033】本発明の固型粉末化粧料には、上記成分の
他に、通常化粧品に使用される成分であればいずれのも
のも使用できる。例えば、油脂・ロウ類・炭化水素・高
級脂肪酸・高級アルコール・エステル類・金属石ケン・
シリコーン油等の油性成分、アルコール類、非イオン界
面活性剤・陰イオン界面活性剤・陽イオン界面活性剤・
両性界面活性剤・シリコーン系界面活性剤、染料・天然
色素等の色素類、香料、ビタミン・ホルモン・防腐剤・
紫外線吸収剤・酸化防止剤・殺菌剤・植物抽出物・動物
抽出物・酵素・薬剤・酸・アルカリ・塩類等の特殊成分
類、水、多価アルコール、高分子物質、増粘剤、キレー
ト剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択して
用いることができる。
他に、通常化粧品に使用される成分であればいずれのも
のも使用できる。例えば、油脂・ロウ類・炭化水素・高
級脂肪酸・高級アルコール・エステル類・金属石ケン・
シリコーン油等の油性成分、アルコール類、非イオン界
面活性剤・陰イオン界面活性剤・陽イオン界面活性剤・
両性界面活性剤・シリコーン系界面活性剤、染料・天然
色素等の色素類、香料、ビタミン・ホルモン・防腐剤・
紫外線吸収剤・酸化防止剤・殺菌剤・植物抽出物・動物
抽出物・酵素・薬剤・酸・アルカリ・塩類等の特殊成分
類、水、多価アルコール、高分子物質、増粘剤、キレー
ト剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択して
用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の固型粉末化粧料として
は、ファンデーション、白粉、頬紅、コンシーラー、ア
イシャドウ、アイライナー、アイブロウ、口紅等が挙げ
られる。
は、ファンデーション、白粉、頬紅、コンシーラー、ア
イシャドウ、アイライナー、アイブロウ、口紅等が挙げ
られる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0036】製造例1 部分架橋型ポリエーテル変性オ
ルガノポリシロキサン重合物 反応容器中に、平均組成式(11)
ルガノポリシロキサン重合物 反応容器中に、平均組成式(11)
【0037】
【化10】
【0038】で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン100g、エタノール62g、平均組成式が
CH2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で
示されるポリオキシアルキレン23.6g及び塩化白金
酸3%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70
〜80℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を
除去し、粒状の重合物を得た。
ロキサン100g、エタノール62g、平均組成式が
CH2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で
示されるポリオキシアルキレン23.6g及び塩化白金
酸3%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70
〜80℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を
除去し、粒状の重合物を得た。
【0039】製造例2 部分架橋型ポリエーテル変性オ
ルガノポリシロキサン重合物 反応器中に、平均組成式(12)
ルガノポリシロキサン重合物 反応器中に、平均組成式(12)
【0040】
【化11】
【0041】で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン100g、エタノール62g、平均組成式がC
H2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で示
されるポリオキシアルキレン2.6g及び塩化白金酸3
%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜8
0℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を除去
し、粒状の重合物を得た。
ロキサン100g、エタノール62g、平均組成式がC
H2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で示
されるポリオキシアルキレン2.6g及び塩化白金酸3
%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜8
0℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を除去
し、粒状の重合物を得た。
【0042】実施例1〜5及び比較例1〜2(ファンデ
ーション) 表1に示す組成のファンデーションを調製し、小道具へ
のとれ、伸び広がり、仕上がりの粉っぽさ、仕上がりの
キメ細かさ、エモリエント感について下記の方法により
に評価を行った。その結果も併せて表1に示す。
ーション) 表1に示す組成のファンデーションを調製し、小道具へ
のとれ、伸び広がり、仕上がりの粉っぽさ、仕上がりの
キメ細かさ、エモリエント感について下記の方法により
に評価を行った。その結果も併せて表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】*1:パーフルオロアルキルリン酸5%処
理 *2:架橋型メチルポリシロキサンのジメチルポリシロ
キサン配合物
理 *2:架橋型メチルポリシロキサンのジメチルポリシロ
キサン配合物
【0045】(製造方法)
A.成分12〜17を混合分散する。
B.成分1〜11を混合分散する。
C.BにAを添加混合し、粉砕する。
D.Cを金皿に充填し、固形粉末ファンデーションとす
る。
る。
【0046】(評価方法)化粧歴10年以上の女性50
名をパネルとし、ケーキングしない事、小道具へのとれ
伸び広がり、膜の均一性、仕上がりのキメ細かさ、仕上
がりの粉っぽさ、エモリエント感について、それぞれの
評価項目について良いとした人数により以下の基準に従
い評価した。尚、ケーキングに関しては、予め各試料を
100回ずつ塗布具にて使用した後評価した。
名をパネルとし、ケーキングしない事、小道具へのとれ
伸び広がり、膜の均一性、仕上がりのキメ細かさ、仕上
がりの粉っぽさ、エモリエント感について、それぞれの
評価項目について良いとした人数により以下の基準に従
い評価した。尚、ケーキングに関しては、予め各試料を
100回ずつ塗布具にて使用した後評価した。
【0047】(基準)
良いとした人数
40名以上:◎
30〜39名:○
20〜29名:△
10〜19名:×
9名以下:××
【0048】表1の結果から明かなように、本発明品に
係わる実施例1〜5のファンデーションは、比較例1〜
2のファンデーションに比較して、ケーキングしない
事、伸び広がり、キメ細かさ、エモリエント感について
の全ての項目で優れたものであった。
係わる実施例1〜5のファンデーションは、比較例1〜
2のファンデーションに比較して、ケーキングしない
事、伸び広がり、キメ細かさ、エモリエント感について
の全ての項目で優れたものであった。
【0049】
*3:架橋型メチルポリシロキサンのメチルフェニルポ
リシロキサン配合物
リシロキサン配合物
【0050】(製造方法)
A.成分7〜12を混合分散する。
B.成分1〜6を混合分散する。
C.BにAを添加混合、粉砕する。
D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状アイシャドウを得
た。 以上のように得られたアイシャドウは、小道具へのとれ
が良好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で、粉
っぽくなく、エモリエント感に優れたものであった。
た。 以上のように得られたアイシャドウは、小道具へのとれ
が良好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で、粉
っぽくなく、エモリエント感に優れたものであった。
【0051】
*4:パーフルオロアルキルシラン5%処理
【0052】(製造方法)
A.成分7〜8を均一に混合した後、9〜10加え、均
一に混合分散する。 B.成分1〜6を混合分散する。 C.BにAを添加混合、粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状白粉を得た。 以上のように得られた白粉は、小道具へのとれが良好で
ケーキングを生じず、伸び広がりが良好で、粉っぽくな
く、エモリエント感に優れたものであった。
一に混合分散する。 B.成分1〜6を混合分散する。 C.BにAを添加混合、粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状白粉を得た。 以上のように得られた白粉は、小道具へのとれが良好で
ケーキングを生じず、伸び広がりが良好で、粉っぽくな
く、エモリエント感に優れたものであった。
【0053】
【0054】(製造方法)
A.成分10〜12を均一に混合した後、成分13〜1
5を加え均一に混合分散する。 B.成分1〜9を混合分散する。 C.BにAを添加混合、粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、水使用専用ケーキファンデー
ションを得た。 以上のように得られた水使用専用ケーキファンデーショ
ンは、小道具へのとれが良好でケーキングを生じず、伸
び広がりが良好で、粉っぽくなく、エモリエント感に優
れたものであった。
5を加え均一に混合分散する。 B.成分1〜9を混合分散する。 C.BにAを添加混合、粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、水使用専用ケーキファンデー
ションを得た。 以上のように得られた水使用専用ケーキファンデーショ
ンは、小道具へのとれが良好でケーキングを生じず、伸
び広がりが良好で、粉っぽくなく、エモリエント感に優
れたものであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の固型粉末化粧料は、小道具への
とれが良好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で
均一に塗布することができ、肌上での化粧膜が粉っぽく
なく、キメが細かい仕上りで、肌へエモリエント感を付
与することができる、また安全性、安定性も良好な化粧
料である。
とれが良好でケーキングを生じず、伸び広がりが良好で
均一に塗布することができ、肌上での化粧膜が粉っぽく
なく、キメが細かい仕上りで、肌へエモリエント感を付
与することができる、また安全性、安定性も良好な化粧
料である。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−197413(JP,A)
特開 平7−138130(JP,A)
特開 平3−246211(JP,A)
特開 平3−246212(JP,A)
特開 平7−330544(JP,A)
特開 平6−65028(JP,A)
特開 平1−190757(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61K 7/00 - 7/50
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c); (a)フッ素系油剤 (b)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキ
サン重合物及び/又は部分架橋型オルガノポリシロキサ
ン重合物 (c)粉体 を含有することを特徴とする固型粉末化粧料。 - 【請求項2】 成分(c)の粉体の一部又は全部がフッ
素化合物処理粉体であることを特徴とする請求項1記載
の固型粉末化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35877196A JP3484560B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 固型粉末化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35877196A JP3484560B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 固型粉末化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10182354A JPH10182354A (ja) | 1998-07-07 |
JP3484560B2 true JP3484560B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=18461027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35877196A Expired - Fee Related JP3484560B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 固型粉末化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3484560B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001002555A (ja) | 1999-06-24 | 2001-01-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 皮膚化粧料 |
FR2800274B1 (fr) * | 1999-10-27 | 2001-12-07 | Oreal | Composition anhydre contenant un compose fluore volatil et ses utilisations notamment cosmetiques |
JP4647084B2 (ja) * | 2000-11-22 | 2011-03-09 | 株式会社日本色材工業研究所 | 油性化粧料 |
JP3816042B2 (ja) * | 2002-09-05 | 2006-08-30 | 株式会社コーセー | 粉末化粧料 |
JP2004182626A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Nonogawa Shoji Kk | 皮膚外用剤 |
JP5700541B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-04-15 | 株式会社コーセー | 水溶きアイメイクアップ化粧料 |
JP6087178B2 (ja) * | 2013-03-08 | 2017-03-01 | 日本メナード化粧品株式会社 | 固形粉末化粧料 |
JP6713852B2 (ja) * | 2016-06-17 | 2020-06-24 | 花王株式会社 | 固形粉末化粧料の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35877196A patent/JP3484560B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10182354A (ja) | 1998-07-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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