JPH10182357A - 睫用化粧料 - Google Patents

睫用化粧料

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JPH10182357A
JPH10182357A JP35877096A JP35877096A JPH10182357A JP H10182357 A JPH10182357 A JP H10182357A JP 35877096 A JP35877096 A JP 35877096A JP 35877096 A JP35877096 A JP 35877096A JP H10182357 A JPH10182357 A JP H10182357A
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cosmetic
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film
eyelash
fluorine compound
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JP35877096A
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Masaki Okuyama
雅樹 奥山
Tomonori Mizutani
友紀 水谷
Tsutomu Matsuo
力 松尾
Shigesada Momose
重禎 百瀬
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】睫用化粧料において、睫用化粧料に必要な目元
をはっきりさせるという化粧効果及びその持続性に優
れ、また使用性が良く、安全性、安定性も良好な睫用化
粧料に関する。 【解決手段】皮膜形成性樹脂とフラクトオリゴ糖脂肪酸
エステルとフッ素化合物処理粉体とを含有することによ
り、睫をカールし目元をきわだたせるといった化粧効果
に優れ、その化粧効果の持続性が高く、良好な使用性、
使用感及び均一な化粧膜を付与する事ができる睫用化粧
料を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、睫用化粧料におい
て、睫用化粧料に必要な目元をはっきりさせるという化
粧効果及びその持続性に優れ、また使用性が良く、安全
性、安定性も良好な睫用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、睫用化粧料は、睫を上にカールす
る事や睫を太く、長く見せることで、目元をはっきりさ
せるといった化粧効果をもつものである。一般的にこれ
らの睫用化粧料は、固形状油分、例えばワックスやロウ
類、及び粉体、皮膜形成剤を中心として構成されてお
り、化粧品としての快適な使用性、使用感、及び機能性
を持たせるために、種々の性状、性質をもつワックス
類、粉体、皮膜形成剤の配合検討が行われてきた。例え
ば、ワックスやロウ類においては、その配合量を増加さ
せることにより、睫への密着性を向上させる事ができ、
睫を太く目立たせるといった化粧効果を高めることがで
きる。また、皮膜形成剤は、固い化粧膜を形成すること
により、化粧持ちを良くしたり、睫を上にカールしたま
ま固定することにより目元をきわだたせるといった化粧
効果を付与することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワック
スやロウ類を増加させることにより、睫を太くみせると
いった化粧効果は得られるものの、睫を上にカールし目
元をきわだたせるといった化粧効果については充分な効
果が得られず、適当な配合量を超えると系が固くなるこ
とによる使用性、使用感の悪化がみられるといった欠点
があった。また、皮膜形成剤についても配合量を増加さ
せることにより睫に固い膜を形成させる事ができ、睫を
上にカールし目元をきわだたせることができるものの、
使用性の点で睫同士が一本一本離れずに束になってしま
い、きれいな化粧ができないといった欠点があった。さ
らに、使用される粉体の表面が未処理のものであると汗
や皮脂で化粧膜が柔らかくなることにより、まぶたの下
へにじんだり、化粧膜が欠落してしまい、化粧効果の持
続に欠けるといった欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記課題を解決するため鋭意検討した結果、皮膜形成性樹
脂とフラクトオリゴ糖脂肪酸エステルとフッ素化合物処
理粉体とを含有することにより、睫をカールし目元をき
わだたせるといった化粧効果に優れ、その化粧効果の持
続性が高く、良好な使用性、使用感及び均一な化粧膜を
付与する事ができる事を見出し、本発明を完成するに至
った。すなわち本発明は、次の成分(a)皮膜形成性樹
脂、成分(b)フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、成分
(c)フッ素化合物処理粉体を含有することを特徴とす
る睫用化粧料に関するものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用される成分(a)の皮膜形成性樹脂としては特に制
限されず、通常化粧料に配合されるものであればそのい
ずれのものも使用できる。例えば、ロジン酸系樹脂、ト
リメチルシロキシケイ酸、アクリル−シリコーン系グラ
フト共重合体、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルイソブチ
ルエーテル、ポリイソブチレンなどが挙げられるが、な
かでも、ロジン酸系樹脂及びトリメチルシロキシケイ酸
が使用性、化粧効果の点で最も好ましい。これらの樹脂
は必要に応じ、1種又は2種以上を用いることができ
る。本発明に用いられるロジン酸系樹脂とは、ロジンの
多価アルコールエステルで、ロジン・水添ロジン・重合
ロジンの主成分である樹脂酸を多価アルコール類でエス
テル化したものである。このロジンの多価アルコールエ
ステルを構成する多価アルコール類は、例えば、ペンタ
エリスリット、ジペンタエリスリット、グリセリン等が
挙げられる。本発明に用いられるトリメチルシロキシケ
イ酸は、市販品としては、トリメチルシロキシケイ酸を
シリコーン油で溶解したものとして、例えば、KF73
12F、KF7312J、KF7312K、KF900
1、KF9002、X−21−5249、X−21−5
250、(以上、信越化学工業(株)製)、DC59
3、BY11−018(以上、東レ・ダウコーニング・
シリコーン(株)製)、TSF4600(東芝シリコー
ン(株)製)等が挙げられる。本発明に用いられる皮膜
形成性樹脂の配合量は、全組成分中1〜25重量%(以
下、単に「%」で示す)が好ましく、特に5〜20%が
好ましい。配合量がこの範囲であれば化粧効果、使用
性、使用感の点で特に良好なものが得られる。
【0006】本発明に用いられる成分(b)のフラクト
オリゴ糖脂肪酸エステルとしては、特開平3−1974
09に示すようなフラクトオリゴ糖の1又は2以上の水
酸基上の水素原子が、基RCO−(ここでRは炭素数7
〜31の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
を示す)で置換されたもので、例えばフラクトオリゴ糖
にRCOOH(ここでRは前記と同じ意味を示す)で表
される脂肪酸又はその誘導体を反応させることにより得
られるものである。
【0007】フラクトオリゴ糖は、フルクトースを主要
構成糖とするオリゴ糖をいい、キク科やイネ科の根、
茎、種子等に含まれており、その構造は、主鎖の結合様
式が2→1結合のものと、2→6結合のものとの2種類
がある。2→1結合のものとしてはイヌリン、アスパラ
ゴシン、アスホデラン、トリチカン、クリテザン、バク
モンドウ由来のフラクトオリゴ糖が、2→6結合のもの
としてはフレアン、レバン、セラカン等が挙げられる。
尚、フラクトオリゴ糖の平均分子量は300〜1000
0の範囲が好ましい。
【0008】フラクトオリゴ糖に反応させる脂肪酸に
は、炭素数8〜22のものが好ましい。具体的には、オ
クタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、2−エチルヘキ
シル酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソス
テアリン酸、イソオレイン酸などが挙げられる。
【0009】これらの脂肪酸とフラクトオリゴ糖との反
応は、従来公知の方法により容易に行う事ができる。例
えば、フラクトオリゴ糖をジメチルホルムアミド及びピ
リジン中に分散させ、これに脂肪酸ハライド又は脂肪酸
無水物の添加量、反応時間、反応温度を適宜調節するこ
とにより、脂肪酸の平均置換度を容易にコントロールす
ることができる。尚、本発明においてフラクトオリゴ糖
に対する脂肪酸の置換度は特に制限されるものではない
が、糖の1単糖当たりに脂肪酸が平均で1〜3分子置換
したものが好ましい。
【0010】また、本発明に用いられる化合物は、その
反応条件等により白色から褐色の色相を有する固型状〜
液状油として得られるが、必要ならば従来公知の脱色方
法、例えば活性炭、ゼオライト等で処理することにより
容易に白色に精製することができる。
【0011】本発明の睫用化粧料に用いられるフラクト
オリゴ糖脂肪酸エステルの配合量は、全組成分中0.1
〜10%が好ましく、特に1〜5%が好ましい。この範
囲であれば、特に使用性、使用感に優れ、化粧持ちも良
く、十分な化粧効果を付与することができる。
【0012】本発明に用いられる成分(c)の、フッ素
化合物処理粉体に用いられるフッ素化合物は、粉体を処
理して撥水性及び撥油性が得られるものであれば特に限
定されないが、特にパーフルオロアルキル基含有エステ
ル、パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロポリエ
ーテル、パーフルオロアルキル基を有する重合体が好適
に用いられる。なかでも、パーフルオロアルキル基含有
エステル及び/又はパーフルオロポリエーテルが特に好
ましい。パーフルオロアルキル基含有エステルとして
は、下記一般式(1)
【0013】
【化1】
【0014】(但し、式中Rfは炭素数3〜21のパー
フルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基
を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のも
のであっても、混合鎖長のものであってもよい。mは1
〜12の整数を示し、yは1〜3の数を示す。Mは同一
又は異なっても良く、水素、アルカリ金属、アンモニウ
ム又は置換アンモニウム等を示す。)で表されるパーフ
ルオロアルキル基含有エステルが挙げられ、例えば、パ
ーフルオロアルキルリン酸エステル、ジエタノールアミ
ン塩、ジヘプタデカフルオロデシルリン酸等、パーフル
オロアルキル基を有する樹脂(例えば、アサヒガードA
G−530(旭硝子(株)製))が挙げられる。
【0015】パーフルオロアルキルシランとしては、下
記一般式(2)
【0016】
【化2】
【0017】(但し、式中、aは1〜12の整数を示
し、bは1〜5の整数を示し、Xは同一又は異なっても
良く、アルコキシ基、ハロゲン原子又はアルキル基を示
す。ただし、すべてのXがアルキル基の場合を除く)で
表わされるパーフルオロアルキルシラン(例えば、LS
−160、LS−360、LS−912、LS−108
0、LS−1090、LS−1465(以上、信越化学
工業(株)製)、XC95−418、XC95−46
6、XC95−467、XC95−468、XC95−
469、XC95−470、XC95−471、XC9
5−472(以上、東芝シリコーン(株)製))が挙げ
られる。
【0018】パーフルオロポリエーテルとしては、下記
一般式(3)
【0019】
【化3】
【0020】(式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同
一又は異なっても良く、それぞれフッ素原子、パーフル
オロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を示
し、p、q、及びrは分子量500〜100,000を
与える0以上の整数を示す。ただし、p=q=r=0と
なることはない)で表されるパーフルオロポリエーテル
(例えば、FOMBLIN HC−04,同HC−2
5、同HC−R(以上、モンテフルオス社製)、デムナ
ムS−20、同S−65、同S−100、同S−200
(以上、ダイキン工業(株)製))等が挙げられる。
【0021】パーフルオロアルキル基を有する重合体と
しては、例えばパーフルオロアルキル基を有するアクリ
レート又はメタアクリレートの単独重合体;パーフルオ
ロアルキル基を有するアクリレート又はメタアクリレー
トとアクリル酸エステル、無水マレイン酸、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルビニルケトン等の重合し得る化
合物との共重合体;下記化学式(4)〜(6)
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】で表されるポリフルオロアルキル基を有す
る重合可能な化合物の重合体又は共重合体;又はこれら
重合体と塩化ビニル、酢酸ビニル、フッ化ビニル、エチ
レン、ハロゲン化ビニリデン、アクリロニトリル、スチ
レン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレン、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、メチロール化ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ハ
ロゲン化アルキルビニルエーテル、イソプレン、グリシ
ジルアクリレートなどのポリフルオロアルキル基を有さ
ない重合可能な化合物の1種又は2種以上との共重合体
などが挙げられる。
【0026】また、処理される粉体としては、通常用い
られるものでれば特に限定されないが、例えばタルク、
カオリン、雲母、合成雲母、セリサイト、雲母チタン、
酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、シリ
カ、アルミナ等の無機粉体、ナイロン、ポリスチレン、
ポリメタクリレート、シリコーン、ポリメタクリル変性
シリコーン、群青、紺青、タール系色素及びそのレーキ
などの有機粉体等が挙げられる。これらの粉体をフッ素
化合物で処理するには、特に制限されないが、例えば、
フッ素化合物をアセトン、トルエン等の有機溶媒に加熱
溶解せしめ、その中に粉体を加え、攪拌後溶媒を留去し
て粉体上にフッ素化合物をコーティングし、場合によっ
ては更に焼き付け処理をする方法や、フッ素化合物にア
ルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を用いる
場合は、粉体の1種又は2種以上の混合物に水を加えて
スラリー状態とし、一方アルキルリン酸エステル・ジエ
タノールアミン塩を水に加え攪拌して0.1〜5%のエ
マルジョン状態としたものを、前記スラリーに徐々に注
加・混合した後酸性とし、常温又は高温静置などによっ
てエマルジョンを破壊して洗浄、濾過、乾燥すればよ
い。また本発明の効果を損なわない範囲で、フッ素化合
物以外のシリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、エ
ステル、ワックスなどの他のコーティング剤で前処理ま
たは同時に処理してもよい。なお、フッ素化合物の処理
量は、その種類によっても異なるが、撥水性又は使用性
において粉体の0.1〜50%、特に0.5〜20%が
好ましい。
【0027】本発明の睫用化粧料に用いられるフッ素化
合物処理粉体の配合量は、全組成分中1〜30%が好ま
しく、特に5〜20%が好ましい。この範囲であれば使
用性、使用感が特に優れ、十分な化粧効果と化粧持ちを
付与することができる。また、本発明に用いられる粉体
はすべてフッ素化合物で処理したものを使用する必要は
なく、本発明の効果を妨げない範囲で未処理のものや、
一般油剤、シリコーン油、界面活性剤等で処理したもの
を組み合わせて使用することもできる。
【0028】本発明の睫用化粧料には、上記成分の他
に、本発明の効果を損なわない範囲において、エモリエ
ント効果又はモイスチュア効果を付与するために油脂、
エステル油、炭化水素油、ワックス、ロウ、グリセリ
ン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール
等を配合することができる。また、界面活性剤、香料、
防腐剤、美容剤、増粘剤等通常化粧品に配合される他の
成分を目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲にお
いて配合することができる。尚、本発明は、非水系であ
れば、化粧効果の持続の点でより効果の発現が顕著であ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の睫用化粧料の形態として
は、代表的なものとしてゲル状が挙げられ、マスカラと
して使用することができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に説明す
る。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0031】実施例1〜10及び比較例1〜2 マスカ
ラ 表1に示す処方のマスカラを調製し、睫を上にカール
し、目元をきわだたせるという化粧効果、及びその化粧
効果の持続性(にじみ防止効果)、塗布時の化粧のしや
すさ(使用性、及び使用感)、及び仕上がり膜の均一性
について下記の方法により官能評価を行った。その結果
も併せて表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】*1:トリメチルシロキシケイ酸の50%デ
カメチルシクロペンタシロキサン溶液 *2:バクモンドウ由来フラクトオリゴ糖ステアリン酸
エステル *3:パーフルオロアルキルリン酸エステルエタノール
アミン塩5%処理
【0034】(製法) A.成分(1)〜(8)を加熱溶解し、成分(9)〜
(12)を加え、均一に混合する。 B.Aを容器に充填して製品とする。
【0035】(評価方法)10名の官能検査パネルによ
り、各試料を下記a〜dについて、(1)絶対評価基準
を用いて7段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を
(2)4段階評価基準を用いて評価した。 a.化粧効果(睫のカール効果) b.化粧効果の持続(にじみ防止効果) c.化粧のしやすさ d.仕上がり膜の均一性
【0036】(1)絶対評価基準 (評点):(評価) 6:非常に良い 5:良い 4:やや良い 3:普通 2:やや悪い 1:悪い 0:非常に悪い (2)4段階評価基準 5点以上 :非常に良好:◎ 4点以上5点未満:良好 :○ 2点以上4点未満:やや不良 :△ 2点未満 :不良 :×
【0037】表1の結果から明らかなように、本発明品
である実施例1〜10のマスカラは化粧効果(睫のカー
ル効果)及び化粧効果の持続(にじみ防止効果)に優
れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性にも優れる
ものであった。これに対し、比較例1〜2のマスカラに
おいては化粧効果(睫のカール効果)、化粧の持続(に
じみ防止効果)、化粧のしやすさ、及び仕上がり膜の均
一性のすべてに優れるものは得られなかった。
【0038】実施例11 マスカラ (成分) (%) (1)ロジン酸ペンタエリスリット 5 (2)ポリイソブチレン 15 (3)パルミチン酸デキストリン 1 (4)カルナウバワックス 2 (5)フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル(*4) 5 (6)有機変性ベントナイト 4 (7)軽質流動イソパラフィン 48 (8)フッ素化合物処理黒酸化鉄(*5) 6 (9)フッ素化合物処理タルク(*5) 14 (*4)バクモンドウ由来フラクトオリゴ糖パルミチン
酸エステル (*5)パーフルオロポリエーテル5%処理 (製法) A.成分(1)〜(7)を加熱溶解し、成分(8)、
(9)を加え、均一に混合する。 B.Aを容器に充填して製品とする。 以上のようにして得られた本発明品は、化粧効果(睫の
カール効果)、及び化粧効果の持続(にじみ防止効果)
に優れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性にも優
れるものであった。
【0039】実施例12 マスカラ (成分) (%) (1)ロジン酸ペンタエリスリット 10 (2)ポリビニルイソブチルエーテル 10 (3)パルミチン酸デキストリン 1 (4)カルナウバワックス 2 (5)フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル(*6) 5 (6)有機変性ベントナイト 4 (7)軽質流動イソパラフィン 48 (8)フッ素化合物処理黒酸化鉄(*5) 6 (9)フッ素化合物処理タルク(*5) 14 (*6)バクモンドウ由来フラクトオリゴ糖オレイン酸
エステル (製法) A.成分(1)〜(7)を加熱溶解し、成分(8)、
(9)を加え、均一に混合する。 B.Aを容器に充填して製品とする。 以上のようにして得られた本発明品は、化粧効果(睫の
カール効果)、及び化粧効果の持続(にじみ防止効果)
に優れ、使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性にも優
れるものであった。
【0040】
【発明の効果】本発明の化粧料は、皮膜形成性樹脂とフ
ラクトオリゴ糖脂肪酸エステルとフッ素化合物処理粉体
とを含有することにより、化粧効果(睫のカール効
果)、及び化粧効果の持続(にじみ防止効果)に優れ、
使用性、使用感も良く、化粧膜の均一性にも優れた睫用
化粧料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百瀬 重禎 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c); (a)皮膜形成性樹脂 (b)フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル (c)フッ素化合物処理粉体 を含有することを特徴とする睫用化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)を1〜25重量%、成分
    (b)を0.1〜10重量%、成分(c)を1〜30重
    量%配合することを特徴とする請求項1記載の睫用化粧
    料。
  3. 【請求項3】 成分(a)の皮膜形成性樹脂がロジン酸
    系樹脂及び/又はトリメチルシロキシケイ酸であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の睫用化粧料。
  4. 【請求項4】 成分(c)のフッ素化合物処理粉体のフ
    ッ素化合物がパーフルオロアルキル基含有エステル及び
    /又はパーフルオロポリエーテルであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の睫用化粧料。
  5. 【請求項5】 睫用化粧料が非水系であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一項に記載の睫用化粧料。
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