JP2000313810A - オキシアルキレン基を含む架橋オルガノポリシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 - Google Patents

オキシアルキレン基を含む架橋オルガノポリシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物

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JP2000313810A
JP2000313810A JP2000093547A JP2000093547A JP2000313810A JP 2000313810 A JP2000313810 A JP 2000313810A JP 2000093547 A JP2000093547 A JP 2000093547A JP 2000093547 A JP2000093547 A JP 2000093547A JP 2000313810 A JP2000313810 A JP 2000313810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低アレルゲン性と清涼感を有するケラチン物
質用組成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つのオキシアルキレン化基
を含んでなる架橋されたエラストマー状の固体オルガノ
ポリシロキサン粒子により液状脂肪相に水性相を分散さ
せ、共界面活性剤を含有せしめない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低アレルゲン性と
清涼感の双方を示すヒトの皮膚及び/又は唇用のケア及
び/又はメークアップ組成物に関する。この組成物は、
特にケアクリーム、アイライナー、フェイスパウダー、
アイシャドウ、ファンデーション、あるいは抗日光製
品、デオドラントクリーム又はコンディショナーに関す
る。これは、程度の差はあれ増粘された油中水型、油中
水中油型又は水中油中水型エマルションの形態で提供さ
れる。
【0002】本発明は、また皮膚又は唇のための低アレ
ルゲン性組成物における特定のオルガノポリシロキサン
粒子の使用にも関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】油中水
型(W/O)エマルションは、水中油型(O/W)エマルシ
ョンに対して、少量の水しか含有せず、よって適用され
る皮膚又は唇に僅かな程度の清涼感しかもたらさないと
いう不具合がある。更に、それらは、しばしば皮膚に脂
性でてかてかした外観をもたらし、高温多湿の環境や脂
性肌の使用者によっては使用できなかったり使用するの
が難しかったりしていた。
【0004】更に、液状脂肪相中に水性相を分散又は乳
化させるために、所定量の界面活性剤を使用することが
必要であり、その界面活性剤がしばしば刺激を生じ、敏
感肌の人々には許容されなかったり、アレルギー反応を
生じせしめることすらありうる。従って、清涼感をも同
時にもたらすべとつかない低アレルゲン性組成物に対す
る必要性がなお残っている。
【0005】本出願人会社は、驚いたことに、唯一の乳
化剤として、特定の架橋したオルガノポリシロキサン類
を使用することにより、界面活性剤を含まず多量の水を
含有するW/Oエマルションからなる低アレルゲン性組
成物を形成することができることを見出した。
【0006】例えば信越化学によって市販されているK
SG20やKSG21の化合物のような、水性媒質に分
散する架橋オルガノシロキサン型の化合物が存在し、そ
の特定の化学構造(信越の米国特許第5236986号
を参照)に起因して水性媒質に分散しうる(極性基の存
在が界面活性を生じる)が、この化合物は、本発明の組
成物のものとは異なり、多量の水(すなわち、70重量
%までの水)を乳化させることができない。従って、本
発明に係る組成物のオルガノポリシロキサン類のよう
に、清涼感をもたらすものではない。
【0007】本発明の主題は、上述のさまざまな問題を
解消し、特に移らず、従来の製品よりも、特に清涼感、
すべり感、皮膚及び唇の不乾燥感について改善された化
粧品特性を有し、べとべと感を生ぜず、低アレルゲン性
と皮膚及び唇の刺激を生じないメークアップ又はケア製
品を得ることにある。
【0008】本発明は、ヒトの唇や皮膚のためのメーク
アップ製品だけでなく、ヒトの唇や頭皮を含む皮膚のた
めのケア製品及び/又はトリートメント製品にも応用す
ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】し
かして、本発明の主題は、少なくとも一つのオキシアル
キレン化基を含んでなる架橋されたエラストマー状の固
体オルガノポリシロキサン粒子によって液状脂肪相に水
性相を分散させてなる、ケラチン物質のメークアップ又
はケア用の低アレルゲン性組成物にあり、該組成物は更
に共界面活性剤を含有していない。
【0010】「共界面活性剤(cosurfactant)」なる用語
は、6未満のHLB(親水性/親油性バランス)を有する
液状脂肪相中に水性相を乳化させ得る任意の両親媒性化
合物を意味するものと理解される。本発明に係る組成物
は好適には0.01%未満の共界面活性剤を含む。
【0011】本発明はまた低アレルゲン性及び清涼ケア
又はメークアップ組成物における、又は低アレルゲン性
及び清涼ケア又はメークアップ組成物の調製における、
又は敏感及び/又は反応性肌及び/又は唇を持つ人々に
対しての、少なくとも一つのオキシアルキレン基、特に
オキシエチレン基を含んでなる架橋エラストマー状の固
体オルガノポリシロキサン粒子の使用にも関する。特
に、この組成物は液状脂肪相に分散した水性相を含有す
る。
【0012】「エラストマー状」なる用語は、粘弾性を
有する柔軟で変形可能な物質、特にスポンジや柔軟な球
状のコンシステンシーを意味する。その弾性定数は、こ
の物質が変形に耐え、引張と収縮に対して限られた能力
を有するようなものである。この物質は伸びた後その元
の形状に再び戻ることができる。このエラストマーは、
移動性が架橋点の均一な網状構造により制限された高分
子量のポリマー鎖から形成される。
【0013】本発明の組成物中のオルガノポリシロキサ
ン類は、ポリオキシアルキレン鎖(特に、ポリオキシエ
チレン鎖)を形成可能な一又は複数のオキシアルキレン
基、特にオキシエチレン(OE)基、例えば1〜40、好
ましくは1〜20、更に好ましくは12〜20のオキシ
アルキレン単位を含む。これらの基は、ペンダント状で
も鎖末端にあってもよく、またシリコーン構造の2つの
部分を結合するようなものでもよい。これらの基、実際
にはこれらの鎖を担持するケイ素原子の数は好適には1
〜10、より好ましくは1〜6である。
【0014】本発明は、より詳細には、オキシエチレン
基を含む(すなわち、オキシアルキレン基としてオキシ
エチレン基のみを含む)オルガノポリシロキサン類に関
するが、本発明はまた、オキシプロピレン基を含む、す
なわちオキシアルキレン基としてオキシプロピレン基の
みを含むオルガノポリシロキサン類にも関する。オルガ
ノポリシロキサン類はまた一又は複数、例えば1〜20
のオキシエチレン(OE)基と、一又は複数、例えば0〜
20のオキシプロピレン化(OP)基の双方を含むことが
できる;これらのオルガノポリシロキサン類はまたアル
キルエトキシプロピレン基を含むオルガノポリシロキサ
ン類としても知られている。好ましくは、オキシエチレ
ン基の数はオキシプロピレン基の数よりも大である。
【0015】更に、オキシアルキレン基を含むオルガノ
ポリシロキサンのポリマー骨格を形成しているシリコー
ン構造は、好適には、メチル基の一部が任意にC〜C
30、好ましくはC〜C24、更に好ましくはC10
〜C20のアルキル基、又はフェニル基で、鎖末端かペ
ンダント状に置換されていてもよいポリジメチルシロキ
サン(PDMS)構造である。
【0016】更に、オキシアルキレン基を含むオルガノ
ポリシロキサンは、上述の一又は複数のオキシアルキレ
ン基、好ましくはオキシエチレン基を介して又は一又は
複数のアルキレン基により互いに結合された一又は複数
のシリコーン骨格を含み得、アルキレン基の数は1〜2
0、好ましくは1〜10である。好ましくは、互いに結
合した少なくとも2つのポリマー骨格を含んでなる。
【0017】好適には、本発明に係る組成物のオルガノ
ポリシロキサンのシリコーン骨格は26〜80のケイ素
原子を含む。
【0018】本発明の組成物のエラストマー状のオルガ
ノポリシロキサンは、液状脂肪相を増粘し、水性相中で
液状脂肪相を乳化する顕著な力を有する;これらは液状
脂肪相中で膨潤する。これらは、皮膚を乾燥させず、良
好な化粧品的性質、特にソフト感、清涼感、非べとつき
感及び適用の快適感をもたらす。この新規なエラストマ
ーは、適用すると快適感を感じ、伸びが良く、ソフト感
があり、触ってもべとつかない組成物を得ることを可能
にする。この化粧品としての性質は、一方では、オルガ
ノポリシロキサンのテクスチャーに起因し、他方では、
油性媒質、特に組成物のものと皮膚により分泌されるも
のを捕捉するマイクロスポンジの性質に匹敵する性質に
起因する。
【0019】本発明の組成物は、ペースト状、固体又は
程度の差はあれ流動性のクリーム状の形態とすることが
できる。これは、固体であってもよい、程度の差はあれ
流動性がある油中水型エマルション、多相エマルショ
ン、特に水中油中水型又は油中水中油型エマルションの
形態とすることができる。この組成物は、ローション、
クリーム又は成型品の外観のものとでき、エアゾールの
形態とすることさえできる。
【0020】清涼感を最大にするために、好適には、水
の量は組成物の全重量の70%を越えるものとできる。
本発明に係る組成物は安定である。すなわち、少なくと
も2ヶ月間、室温で分離しない。
【0021】本発明に係るエラストマー状のオルガノポ
リシロキサンは部分的にあるいは全体的に架橋され、三
次元構造を有している。油相に含めると、これは、使用
される油相の量に依存して、少量の油相の存在下で使用
した場合のスポンジ状の外観の製品から、多量の油相の
存在下での均一なゲルへと、転換される。このエラスト
マーによる油相のゲル化作用は全体的でも部分的でもよ
い。
【0022】本発明のエラストマーは、液状脂肪相に分
散させた三次元構造のエラストマー状のオルガノポリシ
ロキサンを有する粉末又は乳化ゲルの形態である。
【0023】「液状脂肪相」あるいは「油相」なる表現
は室温(25℃)と大気圧(760mmHg)で液体である
あらゆる非水性物質又は非水性物質の混合物を意味す
る。
【0024】本発明に係るエラストマー状のオルガノポ
リシロキサンは、特に白金タイプの触媒の存在下におい
て、少なくとも、 −(a)シリコーン鎖のα,ω位に少なくとも2つのビ
ニル基を有する第1のオルガノポリシロキサン(i)と; −(b)一分子当たり一つのケイ素原子に結合した少な
くとも一つの水素原子と少なくとも一つのオキシアルキ
レン基、特にオキシエチレン基を有する第2のオルガノ
ポリシロキサン(ii)と、 の非水性媒質中での付加反応及び架橋反応によって得ら
れる架橋ポリマーから選択され得る。
【0025】特に、オルガノポリシロキサン(i)は、
ポリジメチルシロキサン類(PDMS類)から選択され、
より詳細には、α,ω−ジメチルビニルポリジメチルシ
ロキサンである。オルガノポリシロキサン(ii)は、ケ
イ素原子にそれぞれ結合した一又は複数の水素原子、及
び1〜22の炭素原子を含むアルキレン基を介してケイ
素原子に結合された一又は複数のオキシエチレン基及び
場合によっては一又は複数のオキシプロピレン基を含ん
でなるポリジメチルシロキサン類から特に選択される。
【0026】必要に応じて、第1のオルガノポリシロキ
サン類(i)及び第2のオルガノポリシロキサン類(ii)
のシリコーン鎖はC〜Cアルキルペンダント鎖及び
/又はアリール鎖を含んでなる。
【0027】本発明に係る組成物のエラストマー状のオ
ルガノポリシロキサンは、好適には無水ゲルの形態であ
る。このゲルは特に以下の工程によって得ることができ
る。 −(a)第1のオルガノポリシロキサン(i)と第2のオ
ルガノポリシロキサン(ii)を混合し、 −(b)(a)工程で得られた混合物に油性相を加え、 −(c)白金触媒の存在下において第1のオルガノポリ
シロキサン(i)と第2のオルガノポリシロキサン(i
i)を油性相中で重合させる、ことによって得ることが
できる。
【0028】無水ゲルの製造に使用される油相は、炭化
水素系油類及び/又はシリコーン油類から選択される、
室温(25℃)で液体である一又は複数の油類を含む。好
適には、油相は、場合によっては1〜6の炭素原子を含
むアルキル鎖又はアリール鎖がペンダントするか鎖末端
にあってもよい、室温で液体である、直鎖状又は環状鎖
を含むPDMS類から選ばれる一又は複数の油類を含む
シリコーン液体相である。
【0029】「炭化水素系油類」なる表現は、主に炭素
原子と水素原子を含む油類、特にアルカン類及びアルケ
ン類のようなアルキル又はアルケニル鎖を含む油類を意
味する。これらの油類はまた一又は数個のエステル、エ
ーテル、ヒドロキシル、カルボキシル基及びその混合物
を含んでいてもよい。
【0030】本発明のオルガノポリシロキサン類は、特
に米国特許第5412004号の実施例3、4及び8及
び米国特許第5811487号の実施例の手順に従って
得ることができる。好ましくは、米国特許第54120
04号の実施例3のオルガノポリシロキサンが使用され
る。
【0031】米国特許第5412004号の実施例3の
生成物は、オキシエチレン化基を含む約33重量%の架
橋オルガノポリシロキサンと約67重量%の6cStの
PDMSとを含むペースト状ゲルの形態である。該オル
ガノポリシロキサンはポリマーの全重量に対して約18
%のエチレンオキシドを含む。
【0032】本発明のエラストマー状ゲルは、RS75
コントロール応力レオメーター(Haake)で25℃、コー
ン/プレートジオメトリ;コーン特性:直径20mm、
角度1°、間隙40μmで測定して、10−3−1
は10−4−1の領域の低剪断力で2・10P〜4
・10Pの範囲の動的粘度と、200s−1の剪断速
度で15〜50Pの範囲の動的粘度を持つ塑性剪断シニ
ング挙動(plastic shear thinning behaviour)を有す
る。本発明のオルガノポリシロキサンはまた800Pa
<G plate<2500Pa(ここで、δplateが10°
の範囲で、G pla teはコンシステンシーを表し、δ
plateは弾性を表す)として定義される低剪断応力値で支
配的弾性を持つ1Hzでの粘弾性挙動を有する。それは
大気圧で約170℃の引火点を有する。
【0033】米国特許第5412004号の実施例3の
エラストマーゲルの動的粘度は200s−1の剪断速度
に対して45Pである。
【0034】好ましくは、このエラストマー状のオルガ
ノポリシロキサンゲルは、組成物中に0.5〜99%、
好ましくは3〜75%の割合で存在し、これは、0.1
〜33重量%、好ましくは1〜25%のポリマーの活性
物質量に相当する。本発明のエラストマー状ゲルはま
た、少なくとも4ヶ月の間、油分の滲出がなく室温で安
定である。
【0035】特に、エラストマー状のオルガノポリシロ
キサン粒子(活性物質として)は0.1〜500μm、好
ましくは3〜200μm、更に好ましくは3〜50μm
の範囲の大きさを有している。この粒子は、球状、平板
状又はアモルファス状であってよいが、好ましくは球状
である。
【0036】本発明のエラストマー状オルガノポリシロ
キサンは、特に約2.5のHLB(親水性−親油性バラ
ンス)を持つ界面活性剤である。従って、安定な油中水
型エマルション及び安定な油中水中油型もしくは水中油
中水型エマルションの調製に完全に適している。皮膚と
唇の一部に対する反応の危険性を更に低減させるために
は、エマルションは、好ましくは、単純な油中水型エマ
ルションである。
【0037】このエラストマー状のオルガノポリシロキ
サンゲルは、室温で液体である脂肪物質、室温で固体で
あるワックス又はガム、動物性、植物性、鉱物性又は合
成のペースト状脂肪物質、その混合物と組合わせること
ができる。
【0038】更なる脂肪相に制限はなく、シリコーン
油、フッ化油、フルオロシリコーン油又は炭化水素系油
で、部分的にシリコーンを含有していても良いもののよ
うな、室温で液体である製品を含みうる。これらの油類
は、室温と大気圧下で揮発性であっても良い。「揮発性
の油」なる表現は、特に、皮膚あるいは唇に接触したと
き1時間以内に蒸発しうる油、殊にゼロでなく、特に1
−3〜300mmHg(室温及び大気圧下)で好ましく
は0.3mmHgより大きい蒸気圧を有するものを意味
する。この油類は組成物の全重量の1〜80重量%、好
ましくは1〜50重量%、より好ましくは1〜30重量
%を占めることができる。
【0039】本発明の組成物に使用することができる油
として、特に以下のものを挙げることができる: − ペルヒドロスクアレンのような動物性の炭化水素系
油; − 液状脂肪酸トリグリセリドのような炭化水素系植物
油、例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、瓢箪
(gourd)油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッ
ツ油、アプリコット油、マカダミア油、ヒマシ油、アボ
カド油、ダイナミットノーベル社によってミグリオール
(Miglyol)810、812及び818の名称で販売され
ているものやステアリヌリデュボア社によって販売され
ているもののようなカプリル酸/カプリン酸トリグリセ
リド; − 例えばプルセリン油のような、化学式RCOOR
(ここで、Rは7〜19の炭素原子を有する高級脂
肪酸残基を示し、Rは3〜20の炭素原子を有する分
枝状炭化水素系鎖を表す)の油、ミリスチン酸イソプロ
ピル又はアルコール又は多価アルコールのオクタノアー
ト、デカノアート又はリシノレアート; − 鉱物性又は合成由来の直鎖又は分枝状炭化水素、例
えば揮発性又は非揮発性流動パラフィンとその誘導体、
ワセリン、ポリデセン、及びパーリームのような水素化
ポリイソブテン; − 式RCOR(ここで、RはC−C19アル
キル基、RはC〜C 20アルキル基である)の合成
エーテル類; − オクチルドデカノール又はオレイルアルコールのよ
うな脂肪アルコール; − 部分的に炭化水素をベースとした及び/又はシリコ
ーンを含有するフッ化油、例えばパーフルオロポリエス
テル類; − シリコーン油、例えば室温で液状又はペースト状の
直鎖又は環状シリコーン鎖を含むポリメチルシロキサ
ン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチコーン及
びポリメチルフェニルシロキサン、及びC〜C20
ルキル鎖を持つアルキルポリジメチルシロキサン;−こ
れらの混合物。
【0040】オキシエチレン基を含むオルガノポリシロ
キサンからなるゲルにより、これらの油類を、組成物の
ソフト/シルキーで快適な感触を妨げる油性ゲル化剤を
含まない新規な「カスタードタルト」型のテクスチャー
の形態に構造化することが可能になる。
【0041】好ましくは、本発明に係る組成物は、室温
で固体又は半固体状(ペースト状)でありうる、炭化水
素系ワックス、フッ化ワックス、シリコーンワックス及
びその混合物を含むことができる。これらのワックス
は、植物性、鉱物性、動物性及び/又は合成であっても
良い。特に、これらのワックスは大気圧で25℃を越
え、好ましくは45℃を越える最初の融点を有する。
【0042】本発明によれば、ワックスは室温で固体
で、可逆的な固体/液体状態変化を受け、200℃まで
となりうる開始融点を有し、固体状態で異方性結晶組織
を有する親油性脂肪物質である。ワックスをその融点に
することで、それを液状脂肪相と混和させ、顕微鏡的に
均一な混合物を生成し、ついで混合物の温度を室温に戻
すことにより、混合物の液状脂肪相におけるワックスの
結晶化が得られる。
【0043】シリコーンワックスは、シリコーン構造
と、シリコーン構造にペンダントして、及び/又は該構
造の末端に一又は複数のアルキル又はアルコキシ鎖を有
する単位を含むワックスであり得、該鎖は直鎖又は分枝
状であり、10から45の炭素原子を有する。これらの
ワックスは、それぞれアルキルジメチコーンとアルコキ
シジメチコーンと称される。更に、これらのアルキル鎖
は一又は複数のエステル官能基を有することができる。
【0044】本発明において使用することができる他の
ワックスとして、ラノリン、ミツロウのような動物性ワ
ックス;カルナウバワックス又はキャンデリラワックス
のような植物性ワックス;鉱物性ワックス、例えばパラ
フィンロウ、褐炭ロウ又はマイクロクリスタリンワック
ス、セレシン又はオゾケライト;ポリエチレンワックス
のような合成ワックスがある。
【0045】これらの脂肪物質は、例えばコンシステン
シー又はテクスチャーの点で所望の性質を有する組成物
を調製するために、当業者が様々な形で選択することが
できる。特に、ワックスが存在すると、特に組成物がス
ティック状の場合に、良好な機械的強度を与えることが
可能になる。
【0046】一般に、本組成物は組成物の全重量に対し
て0〜50重量%、好ましくは5〜30重量%のワック
スを含むことができる。
【0047】本発明の組成物は、好適には、特に水と任
意の割合の水混和性溶媒、例えばポリオール(グルセロ
ール、ジグリセロール、エチレングリコール)、C
低級モノアルコール、アセトン及びジアセトンアル
コールを含んでなる液体水性相を含む。水性相は組成物
の全重量に対して5〜75重量%、より好ましくは5〜
60重量%を表すことができる。
【0048】本発明の組成物は、更に当該分野において
通常使用されている任意の添加剤、例えば水溶性又は脂
溶性染料、酸化防止剤、精油、防腐剤、化粧品又は皮膚
科学的活性剤、脂溶性ポリマー類、特にポリアルキレン
類のような炭化水素系脂溶性ポリマー類、水性相ゲル化
剤、脂肪相ゲル化剤、香料、一価又は二価無機塩のよう
な電解質(NaCl、MgCl、MgSO)を含むこ
ともできる。
【0049】これらの添加剤は、本組成物中に通常使用
される量、例えば組成物の全重量に対して0〜20重量
%、好ましくは0.1〜10重量%の割合で存在しう
る。特に、少なくとも30〜60ミリオスモルが電解質
に対して使用される。
【0050】好適には、本発明の組成物は、添加剤とし
て一又は複数の水性相ゲル化剤、すなわち組成物にゲル
化された外観を付与し増粘化する化合物を含有する。本
発明において使用することができる水性相ゲル化剤とし
ては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシエチル
セルロース及びカルボキシメチルセルロースのような水
溶性セルロース性ゲル化剤;グアーガム;第四級化グア
ーガム;C−Cヒドロキシアルキル基を有する非イ
オン性グアーガム;キサンタンガム、イナゴマメガム、
スクレログルカンガム、ジェランガム、ラムザンガム又
はカラヤガム;アルギン酸塩、マルトデキストリン、デ
ンプンとその誘導体、ヒアルロン酸とその塩;クレー、
特にモンモリロナイト、ヘクトライト、ベントーン又は
ラポナイト;グッドリッチ社から例えば「カルボポール
(Carbopol)」又は「カルボマー(Carbomer)」の名称で販
売されている少なくとも部分的に中性化された架橋ポリ
アクリル酸のような、カルボキシル基を有するポリマー
類(例えばTEAと略称されるトリエタノールアミンで
中和したカルボマー980);ポリグリセリル(メタ)
アクリレートポリマー;ポリビニルピロリドン;ポリ
(ビニルアルコール);架橋アクリルアミドポリマー及び
コポリマー;架橋メタクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロリドのホモポリマー;会合性ポリウ
レタンを挙げることができる。
【0051】本発明において、水性相ゲル化剤は、好ま
しくはキサンタンガム、クレー(ベントーン又はラポナ
イト)、会合性ポリウレタン、セルロース性増粘剤、特
にヒドロキシエチルセルロース、及び少なくとも部分的
に中和された架橋ポリアクリル酸から選択される。
【0052】言うまでも無く、当業者であれば、考えら
れる添加により本発明に係る組成物の有利な性質が悪影
響を受けないか実質的に悪影響を受けないように留意し
て、任意の補助的な添加剤及び/又はその量を選択する
であろう。特に、これらの添加剤によって本発明の組成
物の均質性、安定性、快適さ、清涼感及び低アレルゲン
性を損なってはいけない。
【0053】本発明に係る組成物は、着色された製品の
形態、特に皮膚のためのメークアップ製品、特にファン
デーション、フェイスパウダー、アイシャドー、アイラ
イナー又はコンシーラースティック、ボディ用のメーク
アップ製品(ボディペインティング)、体表面成長体用の
メークアップ製品、例えばマスカラあるいはネイルラッ
カー、又はリップスティックのような唇のメークアップ
製品の形態とることができる。これらはまた化粧的又は
皮膚科学的に活性な成分を含んでいてもよい非着色形態
をとることもできる。この場合、組成物は、唇ケア用ベ
ース(寒さ及び/又は日光及び/又は風から唇を保護す
るためのリップクリーム)又は従来のリップスティック
の上に適用される定着ベース(この場合の定着ベース
は、ルージュ膜の上にその移りを制限する保護膜を形成
する)として使用することができる。
【0054】本発明の組成物は、また、皮膚(頭皮を含
む)、ケラチン繊維(髪、睫毛、眉毛)、爪又は唇のト
リートメント又はケアのための皮膚科学的もしくは化粧
品組成物の形態、又は抗日光又は人工日焼け用組成物の
形態、あるいは皮膚もしくはケラチン繊維のクレンジン
グ又はメークアップ除去製品、又は脱臭製品の形態とす
ることができる。
【0055】言うまでも無く、本発明の組成物は、化粧
品としてあるいは皮膚科学的に許容されるものでなけれ
ばならない、つまり非毒性で、ヒトの皮膚(瞼の内側を
含む)や唇に塗布することができなければならない。
【0056】好ましくは、本発明の組成物は、組成物の
全重量に対して0〜60重量%、好ましくは5〜35重
量%の割合で一般に存在する粉状相を含むことができ、
これは、化粧品組成物に通常使用される顔料及び/又は
真珠光沢剤及び/又はフィラーを含むことができる。
【0057】「顔料」なる用語は、組成物の媒質中で可
溶性であり、組成物を着色及び/又は不透明化すること
を意図した白色又は有色の無機もしくは有機粒子を意味
するものと理解されるべきである。「フィラー」なる用
語は、無色又は白色で無機もしくは合成のラメラ状又は
非ラメラ状の粒子を意味するものと理解されるべきであ
る。「真珠光沢剤」なる用語は、虹色の、特にある種の
貝類により殻の内部に生成されたか、合成等された、真
珠光沢のある粒子を意味するものと理解されるべきであ
る。これらのフィラーと真珠光沢剤は組成物のテクスチ
ャー並びにマット効果/光沢を変えることができる。
【0058】顔料は、最終組成物の重量に対して0〜6
0重量%の割合、好ましくは4〜25重量%の割合で組
成物中に存在しうる。本発明において使用することがで
きる無機顔料として、酸化チタン、酸化ジルコニウム又
は酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄又は酸化クロ
ム及びフェリックブルーを挙げることができる。本発明
において使用することができる有機顔料としては、カー
ボンブラックとバリウム、ストロンチウム、カルシウム
及びアルミニウムレーキを挙げることができる。顔料は
被覆されていても非被覆のものでもよい。
【0059】真珠光沢剤は組成物の全重量に対して0〜
20重量%の割合、好ましくは2〜15重量%のオーダ
ーのレベルで存在しうる。本発明において使用すること
ができる真珠光沢剤として、例えば着色酸化チタン被覆
マイカのような、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料又はオ
キシ塩化ビスマスで被覆したマイカを挙げることができ
る。
【0060】フィラーは組成物の全重量に対して0〜3
5重量%、好ましくは0〜15重量%の割合で存在しう
る。特に、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロ
ン(特にオルガソール(Orgasol))粉末及びポリエチレ
ン粉末、テフロン(登録商標)、デンプン、窒化ホウ
素、エクスパンセル(ノーベルインダストリー)のような
コポリマーミクロスフィア、ポリトラップ(ダウコーニ
ング)及びシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば東芝
のトスパール)及び繊維、例えばポリアミド繊維を挙げ
ることができる。
【0061】オキシエチレン基を含むオルガノポリシロ
キサンは顔料を細かく分散させ、よって均一なメークア
ップ効果を付与するという利点を有している。これはま
た、本発明の組成物を顕著に安定化させるという利点も
奏する。
【0062】本発明に係る組成物は、無水ゲル形態の一
又は複数のエラストマー状のオルガノポリシロキサンを
加熱しないか加熱し、一又は複数の顔料及び/又は一又
は複数の他の添加剤を添加し、必要に応じて溶けた脂肪
物質(特にワックスの最も高い融点まで高めたもの)を
添加し、水性相を加え、ついで乳化させることにより製
造することができる。
【0063】本発明の主題は、また、液状脂肪相に水性
相が分散した低アレルゲン性及び清涼化粧品組成物にお
ける又は皮膚又は唇の低アレルゲン性及び清涼トリート
メント、メークアップ又はケアのための組成物の調製に
おける、少なくとも一つのオキシアルキレン基、特にオ
キシエチレン基を含んでなる架橋エラストマー状の固体
オルガノポリシロキサン粒子の使用にあり、該組成物は
敏感肌及び/又は反応性肌及び/又は唇を持つヒトに好
適なものである。
【0064】本発明の主題は、また、上記において定義
した架橋エラストマー状オルガノポリシロキサン粒子を
使用して液状脂肪相中に水性相を乳化させることからな
る、液状脂肪相に水性相が分散した化粧品組成物の清涼
感と低アレルゲン性への寄与を増大させるための化粧的
方法にもある。
【0065】
【実施例】本発明を次の実施例においてさらに詳細に説
明する。パーセントは重量基準である。実施例1「カスタードタルト」テクスチャーを持つ低アレルゲン性ファンデーションの調 : − 脂肪相 ・シリコーン油(PDMS、6cSt) 10% ・顔料 10% ・変性シリコーン(米国特許第5412004号 の実施例3) 18%(活性物質として5. 7) − 水性相 ・防腐剤 適量 ・二価塩 0.4% ・水 全体を100%とする量
【0066】結果 「カスタードタルト」型のゲルテクスチャーを持つファ
ンデーションの調製により、適用時に良好な清涼感を有
し、時間が経過しても良好な持続力を有し、エラストマ
ー以外の界面活性剤と共乳化剤がないファンデーション
が得られた。調製法 室温で油中においてオルガノポリシロキサンを膨潤さ
せ、次に顔料と水性相を添加し、油相が水性相中に乳化
するまで攪拌しながら添加成分を混合した。
【0067】実施例2低アレルゲン性ケアクリームの調製 : − 脂肪相 ・変性シリコーン(米国特許第5412004号 の実施例3) 18% ・シリコーン油(PDMS、6cSt) 10% − 水性相 ・防腐剤 適量 ・二価塩 0.7% ・水 全体を100%とする量
【0068】結果 「デザート」型のコンシステンシーを持つべとつかない
クリームの調製により、清涼感があり、経時的に良好な
残留力を有するクリームが得られた。このクリームは7
0%を越える水を含有しており、エラストマー以外に如
何なる界面活性剤又は共乳化剤も添加されていない。調製 この組成物は実施例1のようにして調製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/42 A61K 7/42 C08G 77/46 C08G 77/46 C08K 3/18 C08K 3/18 5/05 5/05 C08L 83/06 C08L 83/06 91/00 91/00

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン物質のメークアップ又はケアの
    ための低アレルゲン性組成物において、少なくとも一つ
    のオキシアルキレン基を含んでなる架橋されたエラスト
    マー状の固体オルガノポリシロキサン粒子により液状脂
    肪相に分散せしめられた水性相を含有し、更に共界面活
    性剤を含有していないことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 エラストマー状オルガノポリシロキサン
    が少なくとも一つのオキシエチレン基を含んでなること
    を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 エラストマー状オルガノポリシロキサン
    がオキシアルキレン基としてオキシエチレン基のみを含
    んでなることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 エラストマー状オルガノポリシロキサン
    が、特に白金型触媒の存在下において、少なくとも、 −(a)一分子当りシリコーン鎖のα,ω位に少なくと
    も2つのビニル基を有する第1のオルガノポリシロキサ
    ン(i)と、 −(b)少なくとも一つのオキシアルキレン基、特にオ
    キシエチレン基と、一分子当り一つのケイ素原子に結合
    した少なくとも一つの水素原子とを含む第2のオルガノ
    ポリシロキサン(ii) の非水性媒体中での付加反応及び架橋反応によって得ら
    れるものであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 第1のオルガノポリシロキサン(i)
    が、ポリジメチルシロキサン類から選択されることを特
    徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 第1のオルガノポリシロキサン(i)
    が、α,ω−ジメチルビニルポリジメチルシロキサンで
    あることを特徴とする請求項4又は5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 第2のオルガノポリシロキサン(ii)
    が、1〜22の炭素原子を含むアルキレン基を介してケ
    イ素原子に結合した一又は複数のオキシアルキレン基、
    特にオキシエチレン基と一又は複数の水素原子とを含ん
    でなるポリジメチルシロキサン類から選択されることを
    特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 オルガノポリシロキサン粒子は、 −(a)第1のオルガノポリシロキサン(i)と第2のオ
    ルガノポリシロキサン(ii)を混合し、 −(b)上記(a)工程で得られた混合物に液状脂肪相
    を加え、 −(c)白金触媒の存在下において第1のオルガノポリ
    シロキサン(i)と第2のオルガポリノシロキサン(i
    i)を液状脂肪相中で重合させる、ことによって得られ
    る無水ゲルの形態であることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 オルガノポリシロキサン粒子が、800
    Pa<G plate<2500Pa(ここで、G plate
    コンシステンシーを表し、弾性を表すδplat eが10°
    の範囲である)である1Hzでの剪断応力を持つ粘弾性
    挙動を有するゲルの形態である請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 オルガノポリシロキサン粒子が3〜2
    00μm、好ましくは3〜50μmのサイズを有する請
    求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 液状脂肪相が一又は複数の液状炭化水
    素系及び/又はシリコーン油を含むことを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 動物性、植物性、鉱物性又は合成由来
    の、揮発性又は非揮発性の油、ワックス、ガム及びペー
    スト状脂肪物質、及びその混合物から選択された少なく
    とも一つの脂肪物質をとりわけ含むことを特徴とする請
    求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 エラストマー状オルガノポリシロキサ
    ンが組成物の全重量に対して0.1〜33%、好ましく
    は1〜25%であることを特徴とする請求項1ないし1
    2のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 組成物の全重量に対して5〜75%、
    好ましくは5〜60%の水性相を更に含有することを特
    徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組
    成物。
  15. 【請求項15】 液状脂肪相が、組成物の全重量に対し
    て1〜80%、好ましくは1〜50%であることを特徴
    とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 組成物の全重量に対して0ないし60
    重量%、好ましくは5ないし35重量%の割合の粒子相
    を更に含むことを特徴とする請求項1ないし15のいず
    れか1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 少なくとも1種の化粧品的に又は皮膚
    科学的に活性な成分を更に含有することを特徴とする請
    求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 単純エマルションの形態であることを
    特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項に記載の
    組成物。
  19. 【請求項19】 ファンデーション、フェイスパウダー
    又はアイシャドー組成物、コンシーラー製品、リップス
    ティック、アイライナー、マスカラ、ボディ用のメーク
    アップ製品、唇用の定着ベース又はケアベース、皮膚又
    はケラチン繊維用のケア製品又は皮膚用製品、抗日光又
    は人工的日焼け組成物、皮膚又はケラチン繊維のクレン
    ジング製品、又はデオドラント製品の形態をとることを
    特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の
    組成物。
  20. 【請求項20】 防腐剤、香料、水性相ゲル化剤及び電
    解質から選択される少なくとも1種の成分を更に含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項
    に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 低アレルゲン性及び清涼化粧品組成物
    における、あるいは液状脂肪相に水性相が分散してな
    り、敏感及び/又は反応性肌及び/又は唇のための低ア
    レルゲン性及び清涼ケア、トリートメント又はメークア
    ップ組成物の調製における、少なくとも一つのオキシア
    ルキレン基、特にオキシエチレン基を含んでなる架橋エ
    ラストマー状の固体オルガノポリシロキサン粒子の使
    用。
  22. 【請求項22】 エラストマー状のオルガノポリシロキ
    サン粒子が請求項4ないし8のいずれか1項に記載され
    た方法により得られたものであることを特徴とする請求
    項21に記載の使用。
  23. 【請求項23】 少なくとも一つのオキシアルキレン
    基、特にオキシエチレン基を含んでなる架橋されたエラ
    ストマー状のオルガノポリシロキサンの粒子を使用して
    水性相を液状脂肪相中に乳化させることからなる、液状
    脂肪相に水性相が分散した化粧品組成物の清涼感及び低
    アレルゲン性への寄与を増大させるための化粧的方法。
  24. 【請求項24】 低アレルゲン性及び清涼化粧品組成物
    における、又は液状脂肪相に水性相が分散してなり、皮
    膚及び/又は唇のための低アレルゲン性及び清涼メーク
    アップ、トリートメント又はケア組成物の調製におけ
    る、少なくとも一つのオキシアルキレン基、特にオキシ
    エチレン基を含んでなる架橋エラストマー状の固体オル
    ガノポリシロキサン粒子の使用。
JP2000093547A 1999-03-30 2000-03-30 オキシアルキレン基を含む架橋オルガノポリシロキサンを含有するメークアップ又はケア用組成物 Pending JP2000313810A (ja)

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