JPH10251123A - 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料

Info

Publication number
JPH10251123A
JPH10251123A JP5601497A JP5601497A JPH10251123A JP H10251123 A JPH10251123 A JP H10251123A JP 5601497 A JP5601497 A JP 5601497A JP 5601497 A JP5601497 A JP 5601497A JP H10251123 A JPH10251123 A JP H10251123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium oxide
oxide powder
treated
particle size
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5601497A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Hata
文弘 秦
Toshihiro Ishimori
俊広 石森
Masahide Shimoyama
雅秀 下山
Kunio Saegusa
邦夫 三枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kose Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp, Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Kose Corp
Priority to JP5601497A priority Critical patent/JPH10251123A/ja
Publication of JPH10251123A publication Critical patent/JPH10251123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた耐水性・耐油性を有する表面処理酸化チ
タン、並びにそれを含有する使用性及び化粧効果持続性
に優れた化粧料を提供する。 【解決手段】一次粒径が0.1〜14μmであり、且つ
(D90−D10)/D50〔但し、D90、D10及
びD50は、それぞれ、粒度分布の積算値が90%、1
0%及び50%に相当する粒径である。〕で定義される
スパンが2以下であり、且つ表面処理剤で処理された酸
化チタン粉末である。表面処理剤には、油剤、シリコー
ン化合物、フッ素化合物などが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な表面処理酸
化チタン粉末及びそれを含有する化粧料に関し、更に詳
細には、特定の粒径を有し、粒度分布が狭い酸化チタン
粉末を表面処理した新規表面処理酸化チタン粉末、並び
にそれを配合することにより、耐水性や耐油性が向上
し、化粧崩れがし難く、化粧持続性が良好で、かつ製品
安定性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
化粧料において、顔のシミやくすみなどを隠すために隠
蔽性の大きい酸化チタンを着色顔料や体質顔料と併せて
配合してきた。しかし、従来の酸化チタンは、肌への付
着力やキシミ感が大きく、着色顔料との色別れや化粧膜
の白さが目立つといった欠点があった。また、酸化チタ
ン粒子は撥水性・撥油性が弱いために、水や油剤に濡れ
やすく、化粧料に単に配合しただけでは肌に付着させた
後に経時的に濡れが進行して色沈みやテカリを生じ、化
粧崩れを起こすなどの欠点があった。
【0003】そのために、酸化チタンの表面をアルミ
ナ、シリカ、ジルコニア等の無機表面処理剤にて処理す
る試みがなされていた。しかしながら、様々な表面処理
剤を用いて酸化チタンの表面改質を試みても、前述した
酸化チタン特有の性質が強く、感触の良好なものは得ら
れなかった。本発明は、使用感触や肌への付着性が良好
で、時間が経過してもきれいな化粧膜を保持する表面処
理酸化チタン並びにそれを含有する化粧料を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明
者等は鋭意研究の結果、特定の粒径及び粒度分布を有す
る酸化チタン粉末を処理剤で表面処理することにより、
優れた性質を有する新規表面処理酸化チタン粉末が得ら
れ、また、それを配合することによって、耐水性・耐油
性が良好で、化粧崩れが少なく、化粧効果の持続性並び
に安定性に優れた化粧料が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明は、一次粒径
が0.1〜14μmであり、且つ(D90−D10)/
D50〔但し、D90、D10及びD50は、それぞ
れ、粒度分布の積算値が90%、10%及び50%に相
当する粒径である。〕で定義されるスパンが2以下であ
り、且つ表面処理剤で処理された酸化チタン粉末(本明
細書では、表面処理剤で処理された酸化チタン粉末を表
面処理酸化チタン粉末と称すことがある。)、及びそれ
を含有する化粧料である。この化粧料は、耐水性や耐油
性に優れ、化粧崩れし難く、化粧持続性が良好で、かつ
製品安定性に優れている。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用される、すなわち表面処理を施される酸化チタン粉
末は、一次粒径が0.1〜14μmであり、且つ、後述
する特定の粒度分布を有する酸化チタン粉末である。こ
こで、一次粒径とは、粒子を球状と仮定してBET比表
面積から下記式により計算されるBET径をいう。BE
T比表面積は、フローソープを用いて測定される。
【0006】
【数1】
【0007】本発明で用いられる酸化チタン粉末の一次
粒径は、0.1〜14μmであるが、より好ましくは、
0.1〜10μmである。一次粒径が14μmを超える
と肌への付着が低下し、使用感が劣るようになる。ま
た、一次粒径が0.1μm未満の場合は、凝集力が強く
なり、分散性が悪化するため好ましくない。
【0008】さらに、本発明に使用される酸化チタン粉
末は、粒度分布が狭い特定のものである。本発明では、
粒度分布を示す指標として下記式で定義されるスパンを
用い、このスパンが2以下のものを用いる。 スパン=(D90−D10)/D50 ここで、D90、D10及びD50とは、それぞれ、粒
度分布の積算値が90%、10%及び50%に相当する
粒径である。粒度分布は、セディグラフ(マイクロメリ
ティック社製)を用いて測定することができる。
【0009】本発明に用いられる粒度分布が狭い酸化チ
タン粉末は、その製造方法は必ずしも限定されない。例
えば、特開平7−187613号公報に記載されている
塩化水素ガスを含有する雰囲気ガス中で酸化チタン又は
酸化チタン前駆体を焼成する方法により得ることができ
る。また、フラックス法を用いて製造される酸化チタン
結晶を粉砕し、分級して調製することもできる。更に
は、酸化チタン粉末を乾式ボールミル、湿式ボールミ
ル、振動ミル、ロールミル、ジェットミル等により粉砕
した後に分級して調製することもできる。そして、特定
サイズの粒径を有し、且つ粒度分布が狭い酸化チタン粉
末を分級によって調製するには、酸化チタン粉末をジャ
イロシフターやハンマースクリーンのような振動篩、ス
パイラル分級器や水力分級器のような湿式分級法、動式
又は遠心式の風力分級器のような乾式分級器法、あるい
は浮遊選鉱法等のような周知の分級工程の一種又は二種
以上を組み合わせて行う。
【0010】本発明の表面処理酸化チタン粉末は、上記
した一次粒径が0.1〜14μmであり、且つ(D90
−D10)/D50〔但し、D90、D10及びD50
は、それぞれ、粒度分布の積算値が90%、10%及び
50%に相当する粒径である。〕で定義されるスパンが
2以下の酸化チタン粉末(以下、「単結晶酸化チタン粉
末」と称すこともある)を、表面処理剤で処理したもの
である。表面処理剤としては、油剤、シリコーン化合
物、フッ素化合物等が挙げられる。
【0011】次に、表面処理剤について詳述する。本発
明の表面処理剤に用いられる油剤としては、肌なじみが
良好で、単結晶酸化チタン粉末に撥水性を付与できるも
のが好ましい。例えば、炭化水素油、液状ラノリン、エ
ステル油、モノグリセライド油、ジグリセライド油、ト
リグリセライド油などの液体油、ワセリン、ラノリン等
の半固形油、パラフィンワックス、セレシンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレンポリ
プロピレンコポリマー、キャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ビーズワックス、モクロウ、モンタンワ
ックス、プロピレングリコール等の固形油、並びにステ
アリン酸等の高級脂肪酸などの通常化粧料に用いられて
いる油剤で、一種又は二種以上を適宜選択して用いるこ
とができる。また、油剤としてその他に金属石鹸、界面
活性剤、アミノ酸系化合物も使用することができ、これ
らも、その一種又は二種以上を適宜選択して、或は上記
の油剤と併用することができる。
【0012】単結晶酸化チタンを油剤で処理する方法は
特に限定されないが、例えば、油剤をエタノールや2−
プロパノール等の有機溶媒に加熱溶解し、それに単結晶
酸化チタン粉末を添加して撹拌後、溶媒を留去して油剤
をコーティングする方法や、更に必要に応じて焼き付け
処理する方法等が挙げられる。表面処理に用いる油剤の
量は、油剤の種類により異なり限定されないが、撥水性
又は使用性を考慮すると、好ましくは単結晶酸化チタン
に対して0.01〜50重量%(以下、重量%を単に%
と記す)、より好ましくは0.1〜35%である。本発
明の上記の油剤による表面処理酸化チタンの化粧料への
配合量は、好ましくは0.1〜95%である。
【0013】本発明の表面処理剤に用いられるシリコー
ン化合物としては、単結晶酸化チタン粉末に撥水性を付
与できるものであれば特に限定されないが、好ましく
は、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、アクリ
ル−シリコーン系グラフト共重合体、有機シリコーン樹
脂、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、部分架
橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物、
ポリオキシアルキレン変性シリコーン、長鎖アルキル含
有ポリオキシアルキレン変性シリコーンから選ばれる一
種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。特
に好ましいシリコーン化合物はメチルハイドロジェンポ
リシロキサンである。
【0014】ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン
としては、下記一般式(1)で示されるものが好ましく
使用され、市販品としては、Rが全てメチル基であるジ
メチルポリシロキサン(シリコンKF−96シリーズ:
信越化学工業社製)、Rが水素原子とメチル基の混合で
あるメチルハイドロジェンポリシロキサン(シリコンK
F−99−P、KF−9901:信越化学工業社製)等
を挙げることができる。
【0015】
【化1】
【0016】〔式(1)中、nは5〜250の整数、R
は水素原子、低級アルキル又はフェニル基を示し、それ
らは二種以上の混合でもよい〕
【0017】アクリル−シリコーン系グラフト共重合体
としては、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する
ジメチルポリシロキサン化合物とアクリレート及び/又
はメタクリレートを主体とするラジカル重合性モノマー
とのラジカル重合体で、特開平2−25411号、特開
平2−132141号公報等に記載されているものが例
示される。分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有する
ジメチルポリシロキサン化合物は、例えば、下記一般式
(2)で表されるものが挙げられる。
【0018】
【化2】
【0019】〔式(2)中、R1はメチル基又は水素原
子、R2は場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断
されている直鎖状又は分岐状の炭素鎖を有する炭素数1
〜10の2価の飽和炭化水素基、R3はメチル基又はブ
チル基を示す。lは3〜300の整数である。]
【0020】また、アクリレート及び/又はメタクリレ
ートを主体とするラジカル重合性モノマーは、ラジカル
重合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味
し、使用されるアクリレート及び/又はメタクリレート
としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等のアルキル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、
フルオロ炭素鎖1〜10のパーフルオロアルキル(メ
タ)アクリレートを例示することができる。分子鎖の片
末端にラジカル重合性基を有するジメチルポリシロキサ
ン化合物(a)と、アクリレート及び/又はメタクリレ
ートを主体とするラジカル重合性モノマー(b)との共
重合は、重合比率が(a)/(b)=1/19〜2/1
の範囲内で、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の通常の
ラジカル重合開始剤の存在下で行われ、溶液重合法、乳
化重合法、懸濁重合法、バルク重合法のいずれの方法の
適用も可能である。
【0021】有機シリコーン樹脂としては、R1 3SiO
1/2単位(R1は、炭素数1〜6までの炭化水素基又はフ
ェニル基)とSiO2単位との比が0.5/1〜1.5
/1の範囲に存在する、R1 3SiO1/2単位及びSiO2
単位からなるものが挙げられ、対応する既知のシラン類
を加水分解することによって得られるものである。市販
品としては、有機シリコーン樹脂をシリコーン油で溶解
したものとして、例えば、KF7312F、KF731
2J、KF7312K、KF9001、KF−900
2、X−21−5249、X−21−5250(以上、
信越化学工業社製)、DC593、BY11−018
(以上、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、T
SF4600(東芝シリコーン社製)等が挙げられる。
【0022】部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
としては、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上
のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するオルガノ
ポリシロキサン重合物で、特公平8−6035号公報等
に記載されているものが例示される。市販品としては、
部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物にシリコーン
油を配合したものとして、例えば、KSG15、KSG
16、KSG17、KSG18(以上、信越化学工業社
製)等が挙げられる。
【0023】部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリ
シロキサン重合物としては、オルガノハイドロジェンポ
リシロキサンと脂肪族不飽和基含有化合物とを付加重合
させたもので、特開平4−272932号公報、特開平
5−140320号公報等に記載されているものが例示
される。部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロ
キサン重合物は、下記一般式(3)で表されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサン及び/又は下記一般式
(4)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンと、下記一般式(A)で表されるポリオキシアルキレ
ン及び/又は一般式(B)で表されるオルガノポリシロ
キサンとの組み合わせにおいて、上記一般式(3)及び
/又は一般式(A)で表される成分を必須成分とする重
合物である。
【0024】 R1 a2 bcSiO(4-a-b-c)/2 ・・・・・・(3) 〔式(3)中、R1は同種又は異種の炭素数1〜18の
非置換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基又はハロゲン化炭化水素基、R2は一般式Cn2n
(C24O)d(C36O)e3{ここにR3は水素原子
又は炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−
(CO)−R4(R4は炭素数1〜5の飽和脂肪族炭化水
素基)で示される基、dは2〜200の整数、eは0〜
200の整数、d+eは3〜200の整数、nは2〜6
をそれぞれ示す}で示されるポリオキシアルキレン基、
aは1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b≦1.
0、cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示す〕
【0025】 R1 fgSiO(4-f-g)/2 ・・・・・・(4) 〔式(4)中、R1は上記式(3)と同じ、fは1.0
≦f≦3.0、gは0.001≦b≦1.0、cは0.
001≦c≦1.0をそれぞれ示す〕 Cm2mO(C24O)h(C36O)im2m-1 ・・・・・・(A) 〔式(A)中、hは2〜200の整数、iは0〜200
の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれ
ぞれ示す〕 R1 j5 kSiO(4-j-k)/2 ・・・・・・(B) 〔式(B)中、R1は上記式(3)と同じ、R5は末端に
脂肪族不飽和基を有する炭素数2〜10の一価炭化水素
基、jは1.0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦
1.5をそれぞれ示す〕
【0026】ポリオキシアルキレン変性シリコーン並び
に長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性シリコー
ンとしては、例えば、下記一般式(5)、(6)並びに
(7)で表されるものが挙げられる。
【0027】
【化3】
【0028】〔式(5)中、R1は、炭素数1〜5のア
ルキル基又はフェニル基を示す。R2は、−Q1−O−
(C24O)m−(C36O)n−R3(但し、Q1は、炭
素数1〜5の2価の炭化水素基を示し、R3は、水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。
mは、1以上の整数、nは、0又は1以上の整数であ
る。)を示す。G1及びG2は、同一でも異なっていても
よく、それぞれR1又はR2を示す。a及びbは、それぞ
れ0又は1以上の整数を示す。但し、b=0のとき、G
1、G2の少なくとも一方はR2である。〕
【0029】
【化4】
【0030】〔式(6)中、R1、R2、a及びbは、上
記式(5)と同じ意味を示し、R6は炭素数2〜20の
アルキル基又は、−(CH2l−O−R7(但し、l=
1〜4、R7は炭素数8〜30のアルキル基)を示す。
3及びG4は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ
1又はR2を示す。a及びbは、それぞれ0又は1以上
の整数を示す。但し、b=0のとき、G3、G4の少なく
とも一方はR2である。〕
【0031】 R1 a2 b3 cSiO(4-a-b-c)/2 ・・・・・・(7) 〔式(7)中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、
アリール基、アラルキル基又はフッ素置換アルキル基を
示す。R2は、−Cm2m−O−(C24O)d(C36
O)e−R4で示される有機基、R3は、−Cn2n−O−
(C24O)f(C36O)g−R5で示される有機基
(但し、R4は、水素原子もしくは炭素数1〜5のアル
キル基又はR6−(CO)−で示される有機基、R5は、
炭素数12〜30の一価炭化水素基、R6は、炭素数1
〜5のアルキル基を示す。dは、2〜200の整数、e
は、0〜200の整数、且つd+eが3〜200であ
り、fは、0〜50の整数、gは、0〜50の整数、且
つf+gが0〜50であり、m及びnは、0〜5の整数
を示す。)であり、a、b、cは、それぞれ1.0≦a
≦2.5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c≦
1.5である。〕
【0032】これらの市販品としては、例えばシリコン
KF351A、352A、353A、354A、615
A、618、945A、6008、6011、601
2、6013、6015、6016、6017(以上、
信越化学工業社製)、シリコンSH−3746、377
1、3772、3773、3775、3748、374
9、BY−22−008、BY−22−012(以上、
東レ・ダウコーニングシリコーン社製)、L−720
C、7002C、7602C、7605C、FZ−21
30C、2161C、2163C、2110C、212
0C、7001C(以上、日本ユニカー社製)、TSF
−4440、4441、4445、4446、445
2、4453、4460、4480(以上、東芝シリコ
ーン社製)及びABIL B8842、8843、88
51、8852、8863、8873、EM−90、W
E−09、WS−08(以上、ゴールドシューミット社
製)等が挙げられる。
【0033】単結晶酸化チタン粉末をシリコーン化合物
で処理する方法は特に限定されないが、例えば、シリコ
ーン化合物を酢酸ブチルやアセトン等の有機溶媒に加熱
混合し、それに単結晶酸化チタンを添加して撹拌混合
後、溶媒を留去してシリコーン化合物をコーティングす
る方法やさらに必要に応じて焼き付け処理する方法、パ
ウダータイプのシリコーン化合物と単結晶酸化チタンと
をアルミナボール等と共に容器に入れ乾式混合する方法
等が挙げられる。表面処理に用いるシリコーン化合物量
は、その種類により異なり限定されないが、撥水性又は
使用性を考慮すると、好ましくは単結晶酸化チタンに対
して0.05〜40%、より好ましくは、0.5〜30
%である。また、本発明の化粧料におけるシリコーン化
合物処理単結晶酸化チタンの配合量は、好ましくは、
0.1〜95%である。
【0034】本発明の表面処理剤の用いられるフッ素化
合物としては、酸化チタン粒子に撥水性及び撥油性を付
与できるものであれば特に限定されないが、好ましく
は、パーフルオロアルキル基含有エステル、パーフルオ
ロアルキルシラン、パーフルオロポリエーテル及びパー
フルオロアルキル基を有する重合体から選ばれる一種又
は二種以上を適宜選択して用いることができる。特に好
ましいものはパーフルオロアルキル基含有エステルであ
る。
【0035】パーフルオロアルキル基含有エステルとし
ては、下記一般式(8) (Rfm2myPO(OM)3-y ・・・・・・・・・(8) 〔式(8)中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロア
ルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示し、直
鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであって
も、混合鎖長のものであってもよい。mは1〜12の整
数を示し、yは1〜3の数を示す。Mは同一又は異なっ
ても良く、水素、アルカリ金属、アンモニウム又は置換
アンモニウム等を示す〕で表されるパーフルオロアルキ
ル基含有エステルが挙げられる。例えば、パーフルオロ
アルキルリン酸エステル、そのジエタノールアミン塩、
ジヘプタデカフルオロデシルリン酸等のパーフルオロア
ルキル基を含有するエステル(具体的には、アサヒガー
ドAG−530(旭硝子社製)など)が挙げられる。
【0036】パーフルオロアルキルシランとしては、下
記一般式(9) Ca2a+1(CH2bSiX3 ・・・・・・・・・(9) 〔式(9)中、aは1〜12の整数を示し、bは1〜5
の整数を示し、Xは同一又は異なっても良く、アルコキ
シ基、ハロゲン原子又はアルキル基を示す。ただし、す
べてのXがアルキル基の場合を除く〕で表されるパーフ
ルオロアルキルシランが挙げられ、市販品としては、例
えば、LS−160、LS−360、LS−912、L
S−1080、LS−1090、LS−1465(以
上、信越化学工業社製)、XC95−418、XC95
−466、XC95−467、XC95−468、XC
95−469、XC95−470、XC95−471、
XC95−472(以上、東芝シリコーン社製)が挙げ
られる。
【0037】パーフルオロポリエーテルとしては、下記
一般式(10)
【0038】
【化5】
【0039】〔式(10)中、R1、R2、R3、R4及び
5は同一又は異なっても良く、それぞれフッ素原子、
パーフルオロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキ
ル基を示し、p、q、及びrは分子量500〜100,
000を与える0以上の整数を示す。ただし、p=q=
r=0となることはない〕で表されるパーフルオロポリ
エーテルが挙げられ、市販品としては、例えば、FOM
BLIN HC−04、同HC−25、同HC−R(以
上、モンテフルオス社製)、デムナムS−20、同S−
65、同S−100、同S−200(以上、ダイキン工
業社製)等が挙げられる。
【0040】パーフルオロアルキル基を有する重合体と
しては、例えばパーフルオロアルキル基を有するアクリ
レート又はメタアクリレートの単独重合体;パーフルオ
ロアルキル基を有するアクリレート又はメタアクリレー
トとアクリル酸エステル、無水マレイン酸、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルビニルケトン等の重合し得る化
合物との共重合体;下記化学式(11)〜(13)
【0041】 ClF2C >CF(CF27CONHCOOCH=CH2 ・・・・(11) F3C H(CF210CH2OCOCH=CH2 ・・・・・・・・・(12) CF2Cl(CF210CH2OCOC(CH3)=CH2 ・・・・・・(13)
【0042】で表されるポリフルオロアルキル基を有す
る重合可能な化合物の重合体又は共重合体;又はこれら
重合体と塩化ビニル、酢酸ビニル、フッ化ビニル、エチ
レン、ハロゲン化ビニリデン、アクリロニトリル、スチ
レン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレン、アク
リルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、メチロール化ジアセトンアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ハ
ロゲン化アルキルビニルエーテル、イソプレン、グリシ
ジルアクリレートなどのポリフルオロアルキル基を有さ
ない重合可能な化合物の1種又は2種以上との共重合体
などが挙げられる。
【0043】単結晶酸化チタンをフッ素化合物で表面処
理する方法は特に制限されないが、例えば、フッ素化合
物をアセトンやトルエン等の有機溶媒に加熱混合し、そ
れに単結晶酸化チタンを添加して撹拌混合後、溶媒を留
去してフッ素化合物をコーティングする方法やさらに必
要に応じて焼き付け処理をする方法、フッ素化合物とし
てアルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩を用
いる場合は、単結晶酸化チタンに水を加えてスラリー状
態とし、一方アルキルリン酸エステル・ジエタノールア
ミン塩を水に加え撹拌して0.1〜5%のエマルジョン
状態としたものを、前記スラリーに徐々に注加・混合し
た後酸性とし、常温又は高温静置などによってエマルジ
ョンを破壊して洗浄、濾過、乾燥する方法等が挙げられ
る。表面処理に用いるフッ素化合物量は、その種類によ
り異なり限定されないが、撥水性又は使用性を考慮する
と、好ましくは単結晶酸化チタンに対して0.1〜50
%、より好ましくは、0.5〜50%である。また、本
発明の化粧料におけるフッ素化合物処理単結晶酸化チタ
ンの配合量は、好ましくは、0.1〜95%である。
【0044】本発明の表面処理においては、上述した表
面処理剤を2種以上用いて同時に、或いは逐次に処理す
ることも可能である。さらに、単結晶酸化チタンをアル
ミナ、シリカ、ジルコニア等の無機表面処理剤で予め処
理した後、上述した表面処理剤で処理することもでき
る。
【0045】本発明の化粧料中には、上記必須成分以外
に、本発明の効果を妨げない範囲で、通常化粧料に用い
られる原料、例えば、白色顔料、着色顔料、体質顔料等
の粉体、固形油、半固形油、液体油等の一般油剤、フッ
素系油剤、シリコーン油、シリコーンガム、シリコーン
樹脂、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、水溶性
高分子、美容成分、水、香料等を配合することができ
る。
【0046】本発明の化粧料としては、化粧水、乳液、
クリーム等のスキンケア化粧料や、パウダーファンデー
ション、油性ファンデーション、油中水型ファンデーシ
ョン、白粉、頬紅、下地、日焼止め、アイライナー、ア
イシャドウ、アイブロウ、マスカラ、口紅、リップクリ
ーム等のメイクアップ化粧料が挙げられ、これらは常法
に従って製造することができる。
【0047】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 製造例1 単結晶酸化チタン粉末の製造例 メタチタン酸(チタン工業社製)に酸化チタン粉末(商
品名;CR−EL、石原産業社製)を添加して混合した
粉末を原料として用いた。この原料を30体積%の塩化
水素ガス及び70体積%の窒素ガスを含有する雰囲気ガ
ス中で、温度1,000℃にて2時間焼成した。このよ
うにして得られた単結晶酸化チタンのBET比表面積
は、2.4m2/gであり、これから求められたBET
径は、0.59μmであった。セディグラフ(マイクロ
メリティックス社製)から求められた粒径D90、D1
0及びD50は、それぞれ、1.3μm、0.5μm及
び0.8μmとなり、スパンは1.0となった。
【0048】製造例2 油剤処理単結晶酸化チタン粉末
の製造例 キャンデリラワックス4gとトリ2−エチルヘキサン酸
グリセリル12gを400mlのエタノールに加熱混合
する。それに製造例1の単結晶酸化チタン粉末384g
を添加混合して、充分撹拌してスラリー状とする。これ
を撹拌下、減圧乾燥してエタノールを除去する。その
後、冷却してボールミルで粉砕し、油剤処理単結晶酸化
チタン粉末を得た。
【0049】製造例3 メチルハイドロジェンポリシロ
キサン処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 メチルハイドロジェンポリシロキサン(シリコンKF−
99−P;信越化学工業社製)2gを2−プロパノール
500ml中に加温溶解する。これに、製造例1の単結
晶酸化チタン粉末450gを混合し、充分撹拌してスラ
リー状とする。これを撹拌しながら減圧乾燥し、2−プ
ロパノールを除去した後、140℃にて2時間焼き付け
処理する。冷却後、ハンマーミルにて粉砕し、メチルハ
イドロジェンポリシロキサン処理単結晶酸化チタン粉末
を得た。
【0050】製造例4 アクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 酢酸エチル400mlにアクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体(シリコンKP−540;信越化学工業社
製)180gと製造例1の単結晶酸化チタン粉末300
gを添加して充分混合する。これを高剪断下、加温して
溶媒を除去し、アクリル−シリコーン系グラフト共重合
体処理単結晶酸化チタン粉末を得た。
【0051】製造例5 有機シリコーン処理単結晶酸化
チタン粉末の製造例 有機シリコーン化合物(シリコンKF−7312J;信
越化学工業社製)20gと製造例1の単結晶酸化チタン
400gを2−プロパノール400mlに添加混合して
スラリー状とする。これを撹拌しながら減圧乾燥し、2
−プロパノールを除去する。冷却後、ボールミルにて粉
砕し、有機シリコーン処理単結晶酸化チタン粉末を得
た。
【0052】製造例6 部分架橋型オルガノポリシロキ
サン重合物処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 部分架橋型オルガノポリシロキサン(シリコンKSG−
18;信越化学工業社製)20g、ジオクタン酸ネオペ
ンチルグリコール5g、ジペンタエリトリット脂肪酸エ
ステル(コスモール168ARN;日清製油社製)3g
を2−プロパノール400mlに加温溶解する。それ
に、製造例1の単結晶酸化チタン粉末250gを添加
し、充分混合してスラリー状とする。これを攪拌しなが
ら減圧乾燥し、2−プロパノールを除去する。冷却後、
ハンマーミルにて粉砕し部分架橋型オルガノポリシロキ
サン処理単結晶酸化チタン粉末を得た。
【0053】製造例7 部分架橋型ポリエーテル変性オ
ルガノポリシロキサン処理単結晶酸化チタン粉末の製造
例 部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン
(シリコンKSG−20;信越化学工業社製)10gと
メチルポリシロキサン(シリコンKF−96(20c
s);信越化学工業社製)20gを充分混合してペース
ト状とした後、2−プロパノール500mlに製造例1
の単結晶酸化チタン400gと共に添加し、充分混合し
てスラリー状とする。これを攪拌しながら減圧乾燥し、
2−プロパノールを除去する。冷却後、ハンマーミルに
て粉砕し部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロ
キサン処理単結晶酸化チタン粉末を得た。
【0054】製造例8 ポリオキシアルキレン変性シリ
コーン処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 ポリオキシアルキレン変性シリコーン(シリコンKF−
6017;信越化学工業社製)5gと製造例1の単結晶
酸化チタン粉末250gを酢酸エチル300mlに添加
し、充分混合してスラリー状とする。これを攪拌しなが
ら減圧乾燥し、酢酸エチルを除去する。これを冷却して
ポリオキシアルキレン変性シリコーン処理単結晶酸化チ
タン粉末を得た。
【0055】製造例9 長鎖アルキル含有ポリオキシア
ルキレン変性シリコーン処理単結晶酸化チタン粉末の製
造例 長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性シリコーン
(ABIL EM−90;ゴールドシュミット社製)1
0gと製造例1の単結晶酸化チタン粉末290gを酢酸
エチル300mlに添加し、充分混合してスラリー状と
する。これを攪拌しながら減圧乾燥し、酢酸エチルを除
去する。これを冷却して長鎖アルキル含有ポリオキシア
ルキレン変性シリコーン処理単結晶酸化チタン粉末を得
た。
【0056】製造例10 パーフルオロアルキル基含有
エステル処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 フルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩
(アサヒガードAG530;旭硝子社製)8gに水40
0mlを加えて攪拌してエマルジョンを得た。一方、製
造例1の単結晶酸化チタン粉末100gに水1000m
lを加えてスラリー状とし、上記エマルジョンをこれに
添加して、混合した。室温で静置し、パーフルオロアル
キル基含有エステル処理単結晶酸化チタン粉末を得た。
【0057】製造例11 パーフルオロアルキルシラン
処理単結晶酸化チタン粉末の製造例 パーフルオロアルキルシラン(LS−160;信越化学
工業社製)3gを2−プロパノール100gに溶解し、
これに製造例1の単結晶酸化チタン粉末97gを加え
る。充分混練してスラリー状にした後、これを攪拌しな
がら減圧乾燥した。乾燥後130℃で3時間加熱混合し
た後、冷却し、ハンマーミルで粉砕してパーフルオロア
ルキルシラン処理単結晶酸化チタン粉末を得た。
【0058】製造例12 パーフルオロポリエーテル処
理単結晶酸化チタン粉末の製造例 200gのフロン113にパーフルオロポリエーテル
(フォンブリンHC/04;モンテフルオス社製)2g
を溶解した後、製造例1の単結晶酸化チタン粉末50g
を添加した。これを攪拌しながらフロン113を揮散さ
せてパーフルオロポリエーテル処理単結晶酸化チタン粉
末を得た。
【0059】製造例13 二重処理単結晶酸化チタン粉
末の製造例 製造例10の表面処理単結晶酸化チタン粉末95部を、
ヘキサン100部にジメチルポリシロキサン(100c
s)5部を溶解したものに加えスラリー状とする。これ
を攪拌しながら減圧乾燥した後、ハンマーミルで粉砕し
た。パーフルオロアルキル基含有エステル処理とジメチ
ルポリシロキサン処理の二重処理単結晶酸化チタン粉末
を得た。
【0060】製造比較例1 比較例用油剤処理酸化チタ
ン粉末の製造 製造例1の酸化チタン粉末の代わりに、一次粒径が0.
2μmであり、スパンが3.5である酸化チタン粉末を
用い、製造例2と同様の操作を行い、比較例用油剤処理
酸化チタン粉末を得た。
【0061】製造比較例2 比較例用有機シリコーン処
理酸化チタン粉末の製造 製造例1の酸化チタン粉末の代わりに、一次粒径が0.
03μmの微粒子酸化チタンを用いた以外は製造例5と
同様の操作を行い、有機シリコーン処理微粒子酸化チタ
ン粉末を得た。
【0062】製造比較例3 比較例用パーフルオロアル
キル基含有エステル処理酸化チタン粉末の製造 製造例1の酸化チタンの代わりに、一次粒径が0.2μ
mであり、スパンが3.5である酸化チタン粉末を用
い、製造例10と同様の操作を行い、パーフルオロアル
キル基含有エステル処理酸化チタン粉末を得た。
【0063】試験例1 撥水性試験 上記製造例で得た表面処理単結晶酸化チタン並びに未処
理の単結晶酸化チタンをプレス成形し、その成形表面に
蒸留水を数滴滴下して静置した。5分経過後の撥水性の
状態を肉眼観察し、下記基準にて各種粉体の撥水性を評
価した。結果を表1に示す。 [評価][基準] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。
【0064】
【表1】
【0065】表1の結果から明らかなように、本発明に
係わる各種表面処理剤で処理した単結晶酸化チタンは、
撥水性が良好であった。
【0066】試験例2 分散性試験上記製造例で得た表
面処理単結晶酸化チタン並びに未処理の単結晶酸化チタ
ン各5gをスクワラン、メチルフェニルポリシロキサン
各100mlにホモミキサーにて分散した。2時間経過
後の分散状態を肉眼観察し、下記基準にて各種粉体の分
散性を評価した。結果を表2に示す。 [評価][基準] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。
【0067】
【表2】
【0068】表2の結果から明らかなように、本発明に
係わる各種表面処理剤で処理した単結晶酸化チタンは、
分散性が良好であった。
【0069】試験例1 撥水性試験上記製造例で得た処
理単結晶酸化チタン並びに未処理の単結晶酸化チタンを
プレス成形し、その成形表面に流動パラフィン、ヒマシ
油、スクワラン、ジメチルポリシロキサンを1滴ずつ滴
下して静置した。5分経過後の撥油性の状態を肉眼観察
し、下記基準にて各種粉体の撥油性を評価した。結果を
表3に示す。 [評価][基準] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。
【0070】
【表3】
【0071】表3の結果から明らかなように、本発明に
係わる各種表面処理剤で処理した単結晶酸化チタンは、
撥油性が良好であった。
【0072】実施例1〜3及び比較例1〜4 パウダー
ファンデーション 下記表2に示す組成のパウダーファンデーションを製造
し、化粧歴5年以上の25〜40才の女性パネル40名
により、「のび・広がり」、「白浮きのなさ」並びに
「化粧持ち」について使用テストを行った。良いと判定
した人数により、下記基準にて評価した。 [評価][良いと判定した人数] ◎:35名以上 ○:25〜34名 △:15〜24名 ×:15名未満 得られた結果を表4に併せて示す。
【0073】
【表4】
【0074】(製造方法) A:成分1〜14を混合分散する。 B:成分15〜19を混合する。 C:AにBを添加混合し、粉砕してパウダーファンデー
ションを得た。 表4の結果から明らかなように、本発明に係わる実施例
1〜3は、すべての項目において良好な結果が得られ
た。
【0075】 実施例4 パウダーファンデーション (成分) (%) 1.表面処理単結晶酸化チタン(製造例2) 10.0 2.表面処理単結晶酸化チタン(製造例6) 14.0 3.タルク 15.0 4.セリサイト 残量 5.球状ナイロンパウダー 5.0 6.シリカ 5.0 7.着色顔料 5.0 8.流動パラフィン 4.0 9.ポリイソブチレン 2.0 10.トリイソステアリン酸ジグリセリル 3.0 11.美容成分 適量 12.香料 適量
【0076】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:成分8〜10を加温溶解し、これに成分11及び1
2を添加する。 C:AにBを加え混練後、ハンマーミルにて粉砕する。 D:金皿にプレス成型しパウダーファンデーションを得
た。 得られたパウダーファンデーションは、白浮きせず、付
着性・化粧持ちに優れていた。
【0077】 実施例5 油性ファンデーション (成分) (%) 1.表面処理単結晶酸化チタン(製造例12) 8.0 2.表面処理単結晶酸化チタン(製造例7) 6.0 3.酸化亜鉛 10.0 4.セリサイト 残量 5.マイカ 10.0 6.着色顔料 7.0 7.スクワラン 15.0 8.カルナウバワックス 3.0 9.マイクロクリスタリンワックス 5.0 10.メチルポリシロキサン 10.0 11.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 12.美容成分 適量 13.香料 適量
【0078】(製造方法) A:成分1〜6を混合する。 B:成分8〜10を90℃にて溶解し、11〜13を添
加する。 C:AにBを加え、練合わせる。 D:Cに成分7を加え、粉砕処理する E:Dを金皿に加温成型し、油性ファンデーションを得
た。 得られた油性ファンデーションは、伸び・広がりといっ
た使用性や、経時での色沈みのない優れたものであっ
た。
【0079】 実施例6 油中水型乳化ファンデーション (成分) (%) 1.表面処理単結晶酸化チタン(製造例8) 5.0 2.油剤処理単結晶酸化チタン(製造例2) 3.0 3.セリサイト 5.0 4.フッ素処理着色顔料 4.0 5.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 6.0 6.大豆レシチン 1.0 7.セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 8.精製水 残量 9.プロピレングリコール 9.0 10.防腐剤 適量 11.オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 12.スクワラン 5.0 13.ポリアクリル酸アルキル粉体 3.0 14.美容成分 適量 15.香料 適量
【0080】(製造方法) A:成分5〜7を溶解した後、成分1〜4を添加し、充
分混合する。 B:成分11〜15をホモミキサーにて混合した後、A
を加え分散混合する。 C:Bに、別に溶解混合した成分8〜10を添加して乳
化混合する。 D:Cを脱泡して油中水型乳化ファンデーションを得
た。 得られた油中水型乳化ファンデーションは、紫外線遮断
効果が高く、かつ塗布色が白すぎず、伸び・広がりとい
った使用性に優れ、均一で膜薄な化粧膜を有するもので
あった。
【0081】 実施例7 2ウェイファンデーション (成分) (%) 1.表面処理単結晶酸化チタン(製造例3) 8.0 2.表面処理単結晶酸化チタン(製造例10) 8.0 3.メチルハイドロジェンポリシロキサン処理酸化亜鉛 8.0 4.油剤処理セリサイト 残量 5.メチルハイドロジェンポリシロキサン処理タルク 10.0 6.メチルハイドロジェンポリシロキサン処理着色顔料 7.0 7.多孔質シリカ 5.0 8.ワセリン 5.0 9.ジメチルポリシロキサン 5.0 10.パーフルオロポリエーテル 5.0 11.防腐剤 適量 12.美容成分 適量 13.香料 適量
【0082】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:成分8、9、11〜13を混合する。 C:AにBを練り合わせた後、成分10を添加して更に
混合する。 D:Cを粉砕処理する。 E:Dを金皿にプレス成型し、2ウェイファンデーショ
ンを得た。 得られ2ウェイファンデーションは、紫外線遮断効果が
高く、かつ塗布色が白すぎず、伸び・広がりといった使
用性や、汗や皮脂にも強く経時でテカらない化粧持ちに
優れていた。
【0083】 実施例8 アイシャドウ (成分) (%) 1.セリサイト 35.0 2.タルク 残量 3.表面処理単結晶酸化チタン(製造例11) 5.0 4.着色顔料 10.0 5.ベンガラ被覆処理雲母チタン 10.0 6.球状ポリスチレンパウダー 5.0 7.無孔質球状シリカ 5.0 8.リンゴ酸ジイソステアリル 4.0 9.スクワラン 4.0 10.トリイソステアリン酸ジグリセリル 4.0 11.美容成分 適量 12.香料 適量
【0084】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:せいぶん8〜10を加温溶解し、これに成分11及
び12を添加する。 C:AにBを加え混練後、ハンマーミルにて粉砕する。 D:Cを金皿にプレス成型してアイシャドウを得た。 得られたアイシャドウは、発色が良く、付着性・化粧持
ちに優れたものであった。
【0085】 実施例9 マスカラ (成分) (%) 1.カルナウバワックス 4.0 2.ビーズワックス 4.0 3.ロジン酸ペンタエリスリット 2.0 4.ベヘニルアルコール 1.5 5.ショ糖脂肪酸エステル 1.5 6.セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 7.モノオレイン酸ポリオキシエチレン 1.0 ソルビタン(20E.O.) 8.表面処理単結晶酸化チタン(製造例10) 2.0 9.パーフルオロアルキル基含有エステル処理黒色酸化鉄 8.0 10.マイカ 6.0 11.精製水 残量 12.水酸化ナトリウム 0.5 13.1,3−ブチレングリコール 8.0 14.防腐剤 適量 15.ポリアクリル酸アルキル水分散溶液 30.0 16.ナイロン末 4.0 17.美容成分 適量 18.香料 適量
【0086】(製造方法) A:成分1〜4を100℃にて加熱溶解し、成分5〜7
を添加して溶解する。それに成分8〜10を添加し、充
分練り合わせて粉体を分散させ、75℃とする。 B:成分11〜17を混合溶解し、75℃とする。 C:AにBを添加して乳化混合する。その後脱泡し、冷
却後、成分18を添加して、マスカラを得た。 得られたマスカラは、発色や睫への付着性が良好で、経
時での化粧持ちに優れたマスカラであった。
【0087】 実施例10 口紅 (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 10.0 2.セレシンワックス 5.0 3.ポリエチレンポリプロピレンコポリマー 5.0 4.液状ラノリン 7.0 5.ワセリン 5.0 6.イソオクタン酸セチル 10.0 7.流動パラフィン 残量 8.着色顔料 10.0 9.雲母チタン 10.0 10.表面処理単結晶酸化チタン 5.0 11.染料 1.0 12.美容成分 適量 13.香料 適量
【0088】(製造方法) A:成分1〜7を110℃にて加熱溶解する。 B:Aに成分8〜13を加え、90℃にて分散し、その
後脱泡する。 C:Bを容器に充填し、冷却して口紅を得た。 この口紅は、伸びが良く滑らかで使用性に優れていた。
【0089】 実施例11 日焼け止め化粧料 (成分) (%) 1.表面処理単結晶酸化チタン(製造例4) 10.0 2.表面処理単結晶酸化チタン(製造例5) 10.0 3.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 4.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 5.0 5.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 10.0 6.4−tert−ブチル−4‘−メトキシジベンゾイルメタン 5.0 7.ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0 8.香料 適量 9.エタノール 5.0 10.美容成分 適量 11.精製水 残量
【0090】(製造方法) A:成分1〜8をホモミキサーにて分散混合する。 B:Aに成分9〜11の混合溶解物を添加して乳化混合
し、日焼け止め化粧料を得た。 得られた日焼け止め化粧料は、高い紫外線遮断効果を有
しながら白さが目立たず、伸び・広がりなどの使用性も
良好で、汗などにも強い日焼け止め化粧料であった。
【0091】
【発明の効果】本発明の表面処理酸化チタンは、特定範
囲の粒径と粒度分布を有するため分散性に優れ、また表
面処理によって撥水性、耐水性、撥油性、耐油性を有す
るので、化粧品用の素材にきわめて有用であり、これを
配合した化粧料は、使用性が良好で、化粧崩れが少な
く、化粧効果持続性に優れたものである。また、酸化チ
タンが特定の粒度分布を有するため、この酸化チタンに
表面処理を施す際に微粉末に起因する凝集物や粗大粒子
に起因する未処理粒子の発生が低減され、表面処理効果
が向上すると共に均一に表面処理された酸化チタン粉末
を得ることができる。更に、上記特性を有する表面処理
酸化チタン粉末を配合した化粧料は、均一な化粧膜、良
好な使用感を有し、表面処理効果が充分に発揮されるた
め耐水性や耐油性が向上し、化粧効果の持続性に優れて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 雅秀 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 三枝 邦夫 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業株 式会社筑波研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次粒径が0.1〜14μmであり、且つ
    (D90−D10)/D50〔但し、D90、D10及
    びD50は、それぞれ、粒度分布の積算値が90%、1
    0%及び50%に相当する粒径である。〕で定義される
    スパンが2以下であり、且つ表面処理剤で処理された酸
    化チタン粉末。
  2. 【請求項2】酸化チタン粉末の一次粒径が、0.4〜1
    0μmであることを特徴とする請求項1記載の表面処理
    酸化チタン粉末。
  3. 【請求項3】表面処理剤が油剤である請求項1又は2記
    載の表面処理酸化チタン粉末。
  4. 【請求項4】表面処理剤がシリコーン化合物である請求
    項1又は2記載の表面処理酸化チタン粉末。
  5. 【請求項5】シリコーン化合物が、ジメチルポリシロキ
    サン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロ
    ジェンポリシロキサン、アクリル−シリコーン系グラフ
    ト共重合体、有機シリコーン樹脂、部分架橋型オルガノ
    ポリシロキサン重合物、部分架橋型ポリエーテル変性オ
    ルガノポリシロキサン重合物、ポリオキシアルキレン変
    性シリコーン、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
    変性シリコーンから選ばれる一種又は二種以上である請
    求項4記載の表面処理酸化チタン粉末。
  6. 【請求項6】表面処理剤がフッ素化合物である請求項1
    又は2記載の表面処理酸化チタン粉末。
  7. 【請求項7】フッ素化合物が、パーフルオロアルキル基
    含有エステル、パーフルオルアルキルシラン、パーフル
    オロポリエーテル、パーフルオロアルキル基含有重合体
    から選ばれた一種又は二種以上である請求項6記載の表
    面処理酸化チタン粉末。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の表面処理
    酸化チタン粉末を含有することを特徴とする化粧料。
JP5601497A 1997-03-11 1997-03-11 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料 Pending JPH10251123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5601497A JPH10251123A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5601497A JPH10251123A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10251123A true JPH10251123A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13015214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5601497A Pending JPH10251123A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10251123A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000056820A1 (fr) * 1999-03-24 2000-09-28 Daikin Industries, Ltd. Poudre pour préparation cosmétique filtrant les ultraviolets
JP2002068937A (ja) 2000-08-23 2002-03-08 Pola Chem Ind Inc 粉体含有皮膚外用剤
JP2002284642A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Kose Corp 化粧料
JP2005232069A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Shiseido Co Ltd 日焼け止め化粧料
JP2009518329A (ja) * 2005-12-09 2009-05-07 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 改質された二酸化チタン粒子を含む新規な化粧料または皮膚科用組成物
JP2010132591A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Kao Corp 固形粉末化粧料
JP2010132592A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Kao Corp 粉末化粧料
JP2010138097A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Kao Corp 液状化粧料
JP2010163375A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Kao Corp 表面処理粉体及び化粧料
JP2011516576A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 コボ プロダクツ インコーポレイテッド 天然のエステル、ワックス、又は油で処理された顔料、それの生産のための工程、及びそれと共に作られた化粧品
JP2013028558A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Pola Chemical Industries Inc 乳化形化粧料
JP2013028556A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Pola Chemical Industries Inc 乳化形化粧料
WO2014102862A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
CN104411284A (zh) * 2012-12-26 2015-03-11 三好化成株式会社 表面处理的化妆品用板状粉体以及掺合了该粉体的固体粉末化妆品
JP2015178437A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 シムライズ アーゲー 皮膚のホワイトニング効果を低減する被覆二酸化チタン
JP2016128497A (ja) * 2016-02-08 2016-07-14 三好化成株式会社 表面処理した化粧料用板状粉体及びこれを配合した固形粉末化粧料
JP2016145213A (ja) * 2016-02-08 2016-08-12 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
JP2017508024A (ja) * 2013-12-20 2017-03-23 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 粒子の表面処理及びその使用
US9856361B2 (en) 2014-10-16 2018-01-02 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Surface-modified metal oxide particle dispersion liquid, method for producing same, surface-modified metal oxide particle-silicone resin composite composition, surface-modified metal oxide particle-silicone resin composite body, optical member and light emitting device
JP2020200470A (ja) * 2015-09-11 2020-12-17 トロノックス エルエルシー ポリオールエステルで表面処理された無機顔料

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000056820A1 (fr) * 1999-03-24 2000-09-28 Daikin Industries, Ltd. Poudre pour préparation cosmétique filtrant les ultraviolets
JP2002068937A (ja) 2000-08-23 2002-03-08 Pola Chem Ind Inc 粉体含有皮膚外用剤
JP2002284642A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Kose Corp 化粧料
JP4712996B2 (ja) * 2001-03-27 2011-06-29 株式会社コーセー 化粧料
JP4596449B2 (ja) * 2004-02-19 2010-12-08 株式会社資生堂 日焼け止め化粧料
JP2005232069A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Shiseido Co Ltd 日焼け止め化粧料
JP2009518329A (ja) * 2005-12-09 2009-05-07 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 改質された二酸化チタン粒子を含む新規な化粧料または皮膚科用組成物
JP2011516576A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 コボ プロダクツ インコーポレイテッド 天然のエステル、ワックス、又は油で処理された顔料、それの生産のための工程、及びそれと共に作られた化粧品
JP2010132591A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Kao Corp 固形粉末化粧料
JP2010132592A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Kao Corp 粉末化粧料
JP2010138097A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Kao Corp 液状化粧料
JP2010163375A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Kao Corp 表面処理粉体及び化粧料
JP2013028558A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Pola Chemical Industries Inc 乳化形化粧料
JP2013028556A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Pola Chemical Industries Inc 乳化形化粧料
WO2014102862A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
US9597268B2 (en) 2012-12-26 2017-03-21 Miyoshi Kasei, Inc. Surface-treated and plate-like powder for cosmetic compositions and solid powdery cosmetic composition blended therewith
KR20150109250A (ko) * 2012-12-26 2015-10-01 미요시 가세이 가부시키가이샤 표면처리한 화장료용 판상 분체 및 이를 배합한 고형분말 화장료
KR20150109249A (ko) * 2012-12-26 2015-10-01 미요시 가세이 가부시키가이샤 표면처리 분체 및 이를 배합한 화장료
CN104411284A (zh) * 2012-12-26 2015-03-11 三好化成株式会社 表面处理的化妆品用板状粉体以及掺合了该粉体的固体粉末化妆品
JP5901798B2 (ja) * 2012-12-26 2016-04-13 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
US9597269B2 (en) 2012-12-26 2017-03-21 Miyoshi Kasei, Inc. Surface-treated powders and cosmetic compositions in which such powders are mixed
JPWO2014102862A1 (ja) * 2012-12-26 2017-01-12 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
JP2017508024A (ja) * 2013-12-20 2017-03-23 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 粒子の表面処理及びその使用
JP2015178437A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 シムライズ アーゲー 皮膚のホワイトニング効果を低減する被覆二酸化チタン
US9856361B2 (en) 2014-10-16 2018-01-02 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Surface-modified metal oxide particle dispersion liquid, method for producing same, surface-modified metal oxide particle-silicone resin composite composition, surface-modified metal oxide particle-silicone resin composite body, optical member and light emitting device
JP2020200470A (ja) * 2015-09-11 2020-12-17 トロノックス エルエルシー ポリオールエステルで表面処理された無機顔料
JP2016145213A (ja) * 2016-02-08 2016-08-12 三好化成株式会社 表面処理粉体及びこれを配合した化粧料
JP2016128497A (ja) * 2016-02-08 2016-07-14 三好化成株式会社 表面処理した化粧料用板状粉体及びこれを配合した固形粉末化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10251123A (ja) 表面処理酸化チタン粉末及びそれを含有する化粧料
JP3001831B2 (ja) 液晶着色剤を含有する化粧品組成物およびその使用
JP4950033B2 (ja) 表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料
JP2004190034A (ja) 有機媒体へのポリマーディスパージョンとそれを含有する組成物
JP2002138010A (ja) 化粧料
JP2001323070A (ja) 球状複合粒子及びこれを配合した化粧料
JP2012521962A (ja) 化粧用の紡錘状粒子を含む粒子組成物
JP2003104825A (ja) 化粧料並びに化粧料用組成物
JP4054705B2 (ja) 化粧料
JP2002265328A (ja) 固形状化粧料
JP2002003517A (ja) 球状樹脂粒子およびその製造方法ならびに外用剤
JP2000309509A (ja) 化粧料
JP4763170B2 (ja) 表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料
JP2000186017A (ja) アクリル酸エステル系樹脂粒子及びそれを含む外用剤
JP6029919B2 (ja) カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を用いた表面被覆処理粉体、及びそれを含有する粉体分散組成物及び化粧料
JP5930776B2 (ja) 化粧料
JP2004124045A (ja) 複合ポリマー粒子及びその製法
JPH11100311A (ja) 固形化粧料
JP2004083577A (ja) 睫用化粧料
JP2002088102A (ja) 球状樹脂粒子の製造方法ならびに球状樹脂粒子および外用剤
JP3580754B2 (ja) 外用剤
JP4669617B2 (ja) 化粧料
JP2000302624A (ja) アクリル酸エステル系樹脂粒子及びそれを含む外用剤
JP2001072532A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2017186316A (ja) 粉体化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615