JP2003104825A - 化粧料並びに化粧料用組成物 - Google Patents
化粧料並びに化粧料用組成物Info
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Abstract
良好な化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分(A)〜(D): (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸
エステルであり、該エステルのアシル基において、総ア
シル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オク
タデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基か
ら選ばれる一種又は二種以上であるイヌリン及び/又は
加水分解イヌリン糖脂肪酸エステル (B)特定成分を共重合して得られる、アクリル−シリ
コーン系グラフト共重合体 (C)揮発性環状シリコーン (D)化粧料用粉体 を含有することを特徴とする化粧料、並びに化粧料用組
成物。
Description
粧料並びに化粧料用組成物に関し、更に詳細には、揮発
性環状シリコーン及び化粧料用粉体を必須に含有し、高
い化粧効果とその持続性、経時的安定性に優れた化粧料
の提供を目的とするものである。
とするメイクアップ化粧料においては化粧料用粉体の配
合が行われている。化粧料用粉体は、目的とする化粧効
果により適宜選択され、ファンデーションの様なベース
メイク料には、酸化チタン、酸化鉄顔料、タルク、マイ
カ等の体質粉体、アイシャドウの様なポイントメイク料
には、酸化鉄顔料、有機顔料、体質粉体、また、紫外線
防御を目的とした化粧料には、微粒子酸化チタン、微粒
子酸化亜鉛等が配合される。また、特殊な例として、化
粧効果を狙うものではないが、収斂効果を期待して酸化
亜鉛を配合する化粧料もある。
性を有する媒質に安定分散するためには、分散剤が使用
される。分散剤は、粉体の媒質濡れを促進させると共
に、粉体表面に吸着し、立体的な障害を形成して、凝集
を防止する役割を持つ。また、媒質の粘性に降伏値を付
与するゲル化剤の添加は、比重差によって発生する粉体
の沈降や浮遊を防止する効果を有する為、分散剤と併用
されることが多い。
がり、肌への負担感が少ない化粧料が好まれており、粉
体を分散する媒質においても同様である。特に汎用され
ているものとしてシリコーン油が挙げられ、化粧持続性
への配慮で、揮発性のシリコーン油が多用されている。
カメチルシクロペンタシロキサンに代表される揮発性環
状シリコーンを化粧料用粉体の媒質とする場合、ジメチ
ルポリシロキサン構造の一部をポリオキシエチレンで親
水化した、所謂ポリオキシエチレン変性シリコーンが使
用できるが、分散能力は高くない。そのものの分子量を
高くすることで、分散能力の向上はある程度得られる
が、分散物の粘度が高くなり、軽い感触も失われる。
化剤についても、揮発性環状シリコーンに有効なものが
限られる。特開平1−190757号公報に開示される
ようなオルガノポリシロキサンの三次元架橋体を使用す
る技術もあるが、降伏値を付与するための必要量が多
く、揮発性環状シリコーンの軽い感触を損なってしまう
ことが多い。したがって、揮発性環状シリコーンの媒質
中に粉体を安定的に分散した化粧料や化粧料用組成物の
開発が切望されていた。
に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定のイヌリン及び/
又は加水分解イヌリンと、特定の脂肪酸とのエステル、
及び特定のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体と
を併用することで、粉体を揮発性環状シリコーン中に安
定的に分散できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
(D): (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸
エステルであり、該エステルのアシル基において、総ア
シル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オク
タデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基か
ら選ばれる一種又は二種以上であるイヌリン及び/又は
加水分解イヌリン糖脂肪酸エステル (B)下記の成分(a)及び(b)を必須成分として共
重合して得られる、アクリル−シリコーン系グラフト共
重合体 成分(a):下記一般式で表される、分子中にラジカル
重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物
2は場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断されて
いる直鎖状又は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1〜
10個の2価の飽和炭化水素基。R3は、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のハロゲン置換アルキル
基、オルガノポリシロキシ基、2価アルキル基で連結さ
れるオルガノポリシロキシ基から選ばれる、互いに異な
っていても良い、一種又は二種以上の置換基。nは1.
5〜2.5、mは1〜300。) 成分(b):N−ビニルピロリドン、N−ビニルアセト
アミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレング
リコールモノメタクリレート、クロトン酸、グリセロー
ルモノアクリレート、グリセロールモノメタクリレー
ト、N−ビニルホルムアミド、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート四級塩、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミド四級塩、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート
四級塩、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド四
級塩、リン酸基含有ラジカル重合性モノマー、スルホン
酸基含有ラジカル重合性モノマーから選ばれる水溶性ラ
ジカル重合性モノマーの一種又は二種以上の組合わせ。 (C)揮発性環状シリコーン (D)化粧料用粉体を含有することを特徴とする化粧
料、並びに、化粧料用組成物である。さらに、上記成分
(A)のイヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸
エステルのアシル基において、総アシル基の60モル%
以上が、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エ
イコサノイル基、ドコサノイル基から選ばれる一種又は
二種以上の組合わせであり、残アシル基40モル%中
に、分岐炭化水素骨格を有するアシル基を含有している
イヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸エステル
であることを特徴とする化粧料、並びに化粧料用組成物
である。さらに、上記成分(C)が、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン及び/又はデカメチルシクロペンタ
シロキサンであることを特徴とする化粧料、並びに化粧
料用組成物である。さらには、上記成分を含有する油中
水型乳化化粧料であり、上記化粧料用組成物を含有する
化粧料である。以下、詳述する。
は、一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2以
上である、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン脂肪酸
エステルであり、成分(C)の揮発性環状シリコーンの
ゲル構造付与剤として機能する。成分(A)に用いられ
るイヌリン及び/又は加水分解イヌリンは、多糖類の一
種であり、D−フルクトースを主要構成糖とするオリゴ
糖及びその加水分解物である。イヌリンは、β−1、2
結合したフラノイドフルクトース単位の鎖から成り、還
元末端において蔗糖結合したα−D−グルコースを有す
る構造のものである。イヌリンは、キク科植物、例えば
チコリ、ダリヤ等の植物から得られる。本発明に使用す
るイヌリン及び加水分解イヌリンは、フラノイドフルク
トース単位が2〜60程度のものが好適に使用できる。
成分(A)に用いられる脂肪酸は、炭素数16、18、
20、22の直鎖脂肪酸が好ましい。また、成分(A)
における、イヌリン及び/又は加水分解イヌリンのフル
クトース単位当りの脂肪酸の置換度は、2.2以上が好
ましい。置換度が2.2より低いと、揮発性環状シリコ
ーンへの溶解性及びゲル構造性の付与が充分でなく、本
発明の目的である分散安定性の確保が困難である。
は、該エステルのアシル基において、総アシル基の60
モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル
基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から選ばれる一
種又は二種以上であることが必要である。これらのアシ
ル基総量が60モル%未満であると、化粧料用組成物や
それを配合する化粧料の安定性確保が困難である。アシ
ル基の炭素鎖長においては、ヘキサデカノイル基より炭
素数の少ないアシル基では、ゲル構造性の付与が充分で
なく、反対にドコサノイル基より炭素数の多いアシル基
では、使用時に重い感触を伴ったり、経時でゲル化剤の
析出が発生する。
は、総アシル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル
基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノ
イル基から選ばれる一種又は二種以上であり、一単糖単
位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2以上であれば、
他のアシル基で置換されていても構わない。他のアシル
基を例示するならば、アセチル基、プロピオニル基、ブ
チリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル
基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、
デカノイル基、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、
テトラコサノイル基、ヘキサコサノイル基、オクタコサ
ノイル基、トリアコンタノイル基、オレオイル基、ベン
ゾイル基、ナフトイル基等が挙げられる。
置換度2.2以上のイヌリン及び/又は加水分解イヌリ
ンの脂肪酸エステルは、当該するイヌリン及び/又は加
水分解イヌリンと脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体を反応さ
せることにより製造される。脂肪酸誘導体は、酸ハライ
ド、酸無水物等が例示できる。イヌリン及び加水分解イ
ヌリンと脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体との反応は、従来
公知の方法により容易に行なうことができる。例えば、
イヌリン及び加水分解イヌリンをジメチルホルムアミド
及びピリジン中に分散させ、これに脂肪酸ハライド又は
脂肪酸無水物を加え、60℃前後で約2時間反応させる
ことにより得ることができる。
は、安定性の確保と同時に、良好なる流動性を確保した
い場合、該エステルのアシル基において、分岐炭化水素
骨格を有するアシル基を含有することが望ましい。分岐
炭化水素骨格を有するアシル基は、炭素数22以下であ
ることが望ましく、更に望ましくは炭素数18以下であ
る。好適に使用される分岐炭化水素骨格を有するアシル
基を例示すると、イソステアロイル基、イソヘキサデカ
ノイル基、イソデカノイル基、イソオクタノイル基等が
挙げられる。分岐炭化水素骨格を有するアシル基で置換
した成分(A)の場合でも、その総アシル基の60モル
%以上は、炭素数16〜22のアシル基であり、一単位
糖あたりのアシル基置換度は、2.2以上である必要が
ある。
量は、化粧料の剤型、用途等により特に限定はできない
が、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは、
0.5〜12質量%である。
成分(a)及び(b)を必須成分として共重合して得ら
れるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体である。
本発明における成分(B)の配合目的は、化粧料並びに
化粧料用組成物中での粉体分散性の向上及び確保であ
る。
を有するオルガノポリシロキサン化合物であり、下記一
般式で表されるものである。
す。R2は、場合によりエーテル結合1個又は2個で遮
断されている直鎖状又は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素
原子1〜10個の2価の飽和炭化水素基を表すものであ
るが、これは具体的には、−CH2−、−(CH2)3
−、−(CH2)6−、−(CH2)8−、−(C
H 2)10−、−CH2CH(CH3)CH2−、−C
H2CH2OCH2CH2CH2−、−CH2CH2O
CH2CH(CH3)CH2−、−CH2CH2OCH
2CH2OCH2CH2CH2−等が例示される。R3
は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のハロゲ
ン置換アルキル基、オルガノポリシロキシ基、2価アル
キル基で連結されるオルガノポリシロキシ基から選ばれ
る、互いに異なっていても良い、一種又は二種以上の置
換基である。nは1.5〜2.5、mは1〜300、好
ましくは5〜100である。mが1より小さいと、成分
(C)の揮発性環状シリコーン油への溶解性が劣るもの
となってしまい、粉体の分散能が発揮できなくなる。ま
た、300を超えると、成分(C)への溶解が非常に長
い時間を要するようになり、化粧料用組成物及び化粧料
の調製に合理的でない。
として好適に使用できる、分子中にラジカル重合性基を
有するオルガノポリシロキサン化合物としては、以下の
構造のものが例示できる。
−ビニルアセトアミド、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
ヒドロキシプロピルメタクリレート、アクリル酸、メタ
クリル酸、ポリエチレングリコールモノアクリレート、
ポリエチレングリコールモノメタクリレート、クロトン
酸、グリセロールモノアクリレート、グリセロールモノ
メタクリレート、N−ビニルホルムアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリルアミド四級塩、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド四級塩、リン酸基含有ラジカル重合性モ
ノマー、スルホン酸基含有ラジカル重合性モノマーから
選ばれる水溶性ラジカル重合性モノマーの一種又は二種
以上の組合わせである。
粧料用粉体に吸着し、分散能を発揮する際の吸着アンカ
ーとして作用する。高分子化合物による粉体分散は、高
分子構造中のアンカー(粉体に吸着する部位)と吸着せ
ずに粉体の周囲に立体的障害を形成する部位(ループ、
テイル)が必要であり、成分(B)中の成分(b)はこ
の役割を担う。
成分(a)及び成分(b)を必須成分として共重合する
ことで得られるが、必須成分以外のラジカル重合性モノ
マーを共重合しても構わない。必須成分以外のラジカル
重合性モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレ
ート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレートやアル
キル(メタ)アクリレートのアルキル部分の水素原子が
一部若しくは総てハロゲン原子で置換されたハロゲン置
換アルキル(メタ)アクリレート等、スチレン、置換ス
チレン、酢酸ビニル、マレイン酸エステル、フマル酸エ
ステル、クロトン酸エステル等が例示される。上記の必
須成分以外のラジカル重合性モノマーの内、本発明の目
的に則し、好適に使用できるものは、アルキル(メタ)
アクリレートである。
より限定はできないが、15〜98モル%であり、好ま
しくは20〜90モル%である。成分(B)中の成分
(a)が15モル%未満になると、成分(B)の成分
(C)への溶解性が悪くなり、本発明の目的である化粧
料用粉体の分散性を発揮できなくなる。反対に98モル
%を超えると、成分(C)への溶解性が高くなり過ぎ、
化粧料用粉体への吸着性が低下して、粉体分散能が低下
する。
より限定はできないが、3〜40モル%、好ましくは5
〜35モル%である。3モル%未満では、化粧料用粉体
への吸着部位が少なく、充分な粉体分散能が得られない
成分(B)になり、40モル%を超えると、成分(B)
の成分(C)への溶解性が低くなる。
(a)と成分(b)と他のラジカル重合性モノマーの共
重合は、従来公知の方法で行われる。すなわち、パーオ
キサイド化合物、アゾ化合物等のラジカル重合開始剤の
存在下の溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊重合を行な
うことができる。これらの中でも溶液重合法は、得られ
る成分(B)の分子量を最適範囲に調整することが容易
であるため、好ましい方法である。用いられる溶媒は、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン類、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類、イ
ソプロパノール、ブタノール等のアルコール類の一種又
は二種以上の混合物が挙げられる。
くは60〜120℃の範囲内で行なうことができ、この
条件下に5〜10時間程度で完結させることができる。
このようにして調製される成分(B)のアクリル−シリ
コーン系グラフト共重合体は、GPCにおけるポリスチ
レン換算の重量平均分子量において、約3000〜約2
00000、より好ましくは約5000〜約10000
0の範囲であることが好ましい。分子量が低い場合は、
化粧料用組成物及び化粧料中の化粧料用粉体の分散が悪
くなり、反対に高い場合は成分(B)の成分(C)に対
する溶解が非常に遅くなり、効率的な化粧料調製が行い
にくくなる。
量は、化粧料の剤型、用途、総油量中の成分(C)が占
める割合等により特に限定はできないが、好ましくは
0.01〜10質量%、より好ましくは、0.05〜5
質量%である。
状シリコーンは、成分(A)によりゲル化され、且つ成
分(B)を溶解し、後述する成分(D)の化粧料用粉体
の分散を向上させ、目的である高い化粧効果と経時安定
性を発現させるものである。揮発性環状シリコーンとし
ては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサ
シロキサン等が例示され、これらの一種又は二種以上を
適宜選択して用いることができる。これらの中でも、オ
クタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサンがより好ましい。
量は、化粧料の用途等により特に限定はできないが、好
ましくは1〜70質量%、より好ましくは、3〜50質
量%である。
状シリコーン以外にも、本発明の効果を妨げない範囲
で、通常化粧料に配合される油剤の配合が可能である。
成分(C)以外の油剤は、固体、半固体、液体のいずれ
の性状であってもよく、動物油、植物油、鉱物油、合成
油を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、エステル
類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フ
ッ素系油、親油性界面活性剤等が使用可能である。例え
ば、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、ワセリ
ン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ
油、マカデミアンナッツ油、モクロウ、ミツロウ、キャ
ンデリラロウ、カルナウバロウ、ラノリン、ミリスチン
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチ
ルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、
ロジン酸ペンタエリスリトール、トリオクタン酸グリセ
リル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ステアリン
酸、ラウリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、セタノー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘ
ニルアルコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン、三次元架橋構造を有するジメチルポリシロキサン
重合物、パーフルオロオクタン、パーフルオロデカン、
パーフルオロポリエーテル等が挙げられ、これらの一種
又は二種以上を用いることができる。
料用粉体が配合される。化粧料用粉体は、化粧料用組成
物の着色、化粧料へ配合した時のメイクアップ効果、紫
外線防止効果、感触改良等を目的とするものである。本
発明に配合可能な化粧料用粉体は、球状、板状、針状等
の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、
無孔質等の粒子構造、等により特に限定されず、無機粉
体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉
体類、等が挙げられる。具体的には、着色剤として、酸
化チタン、黒酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガ
ラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化クロム、
水酸化クロム、カーボンブラック、タール系色素等、感
触調整剤として、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシ
ウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成
マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化珪
素、窒化硼素、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリ
レート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウ
ダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダ
ー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロー
ス、N−アシルリジン等、光輝性粉体として、オキシ塩
化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティング雲母、酸
化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニウ
ムパウダー等、紫外線遮断剤として、微粒子酸化チタ
ン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化チタン被覆雲母チタ
ン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆
雲母チタン等の複合粉体等が挙げられ、これらの一種又
は二種以上を配合することができる。尚、これら粉体
は、分散性や付着性を改良するために、シリコーン類、
フッ素化合物類、金属石鹸類、油剤類等の通常公知の方
法により、表面処理して用いても良い。
量は、化粧料並びに化粧料用組成物の用途等により特に
限定はできないが、好ましくは0.01〜40質量%、
より好ましくは0.1〜30質量%である。
て、油性化粧料、油中水型乳化化粧料、水中油型乳化化
粧料とすることができ、それらの中でも、より好ましい
化粧料の剤型は、油中水型乳化化粧料である。化粧料と
しては、化粧水、美容液、乳液、クリーム、日焼け止め
料、パック料、マッサージ料、クレンジング料、化粧下
地料、コントロールカラー、ファンデーション、頬紅、
アイカラー、マスカラ、アイライナー、口紅、口紅オー
バーコート、ハンドクリーム、美爪料、シャンプー、リ
ンス、コンディショナー、整髪料、制汗剤、洗浄剤組成
物等が挙げられる。
従い配合して化粧料とすることができるが、予め、前述
した必須成分を用いて化粧料用組成物として製造し、そ
れを化粧料に配合しても良い。化粧料用組成物として
は、成分(A)〜(D)を含有してなる油性の化粧料用
組成物や、さらにその油性組成物を乳化した油中水型の
化粧料用組成物、又は水中油型の化粧料用組成物とする
ことができる。この化粧料用組成物は、成分(A)〜
(D)のみから構成されるものであっても良いし、目的
に応じて、これらの成分に他の油剤や界面活性剤を添加
したものでも良い。さらには、成分(A)〜(D)を含
有する化粧料用組成物を、そのまま化粧料として用いる
こともできる。化粧料用組成物として製造する場合、成
分(A)〜(D)の各配合量は特に限定されないが、好
ましい配合質量比は、(A):(B):(C):(D)
=1:0.01〜10:0.1〜100:0.01〜1
0であり、より好ましくは、(A):(B):(C):
(D)=1:0.1〜1:1〜10:0.1〜10であ
る。当該化粧料用組成物を化粧料に配合する場合の配合
量は特に限定されず、前述した化粧料中への好ましい配
合量となるように適宜調整して使用することができる。
必須成分の他、ゲル化剤、界面活性剤、多価アルコー
ル、水溶性高分子、油溶性高分子、水性成分、水、防腐
防黴剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、美肌成分、香料、
色素等を本発明の効果を妨げない範囲で配合することが
可能である。
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。
エステルの合成 加水分解イヌリン(商品名「ラフティローズP95」O
RAFTi社製、糖重合度2〜7)10.8gにジメチ
ルホルムアミド500gを加え、60℃で攪拌して溶解
した。これにピリジン16gを加えて攪拌しながらステ
アリン酸クロライド60.5g滴下し、2時間反応後ピ
リジン塩を濾別し、ジメチルホルムアミドを留去した。
残渣にトルエンを加えて抽出し、ボウ硝にて乾燥後溶媒
を留去した。残渣をメタノールで洗浄し、加水分解イヌ
リンステアリン酸エステル40gを得た。この加水分解
イヌリンステアリン酸エステルの脂肪酸平均置換度(一
単糖単位あたりにアシル化した脂肪酸の分子数を示
す。)は、そのケン化価より2.8であった。
の合成 イヌリン(商品名「ラフティリンLS」ORAFTi社
製、糖重合度8〜12)10.8gにジメチルホルムア
ミド500gを加え、60℃で攪拌して溶解した。これ
にピリジン16gを加えて攪拌しながらステアリン酸ク
ロライド60.5g滴下し、2時間反応後ピリジン塩を
濾別し、ジメチルホルムアミドを留去した。残渣にトル
エンを加えて抽出し、ボウ硝にて乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をメタノールで洗浄し、イヌリンステアリン酸
エステル45gを得た。このイヌリンステアリン酸エス
テルの脂肪酸平均置換度(一単糖単位あたりにアシル化
した脂肪酸の分子数を示す。)は、そのケン化価より
2.7であった。
の合成 イヌリン(商品名「ラフティリンHP」ORAFTi社
製、糖重合度20〜25)16.2gにジメチルホルム
アミド200g、ピリジン30gを加え、60℃で攪拌
しながら溶解した。これに、攪拌しながらステアリン酸
クロライド91gを滴下し、5時間反応後、精製水1L
中に投入して固形分を析出させた。これを濾別し、残渣
をメタノールで洗浄し、イヌリンステアリン酸エステル
57gを得た。このイヌリンステアリン酸エステルの脂
肪酸平均置換度(一単糖単位あたりにアシル化した脂肪
酸の分子数を示す。)は、そのケン化価より2.8であ
った。
(低置換度)の合成 ステアリン酸クロライド60gを用いる以外は、参考例
3と同様の操作を行い、イヌリンステアリン酸エステル
45gを得た。このイヌリンステアリン酸エステルの脂
肪酸平均置換度(一単糖単位あたりにアシル化した脂肪
酸の分子数を示す。)は、そのケン化価より1.9であ
った。
/2−エチルヘキサン酸エステルの合成 加水分解イヌリン(商品名「ラフティローズP95」O
RAFTi社製、糖重合度2〜7)16.2gにジメチ
ルホルムアミド50mL、ピリジン25gを加え、55
℃で攪拌しながら溶解した。これに、窒素雰囲気下で攪
拌しながらパルミチン酸クロライド60.5gと2−エ
チルヘキサン酸クロライド16.25gの混合物を滴下
し、3時間反応後、精製水1.5L中に投入して固形分
を析出させた。これを濾別し、残渣をメタノールで洗浄
し、加水分解イヌリンパルミチン酸/2−エチルヘキサ
ン酸エステル51gを得た。この加水分解イヌリンパル
ミチン酸/2−エチルヘキサン酸エステルの脂肪酸平均
置換度(一単糖単位あたりにアシル化した脂肪酸の分子
数を示す。)は、そのケン化価より2.8であった。
ト共重合体の合成1 温度計及び還流冷却器を付した反応容器に、下記化学式
で表される分子内にラジカル重合性基を有するオルガノ
ポリシロキサン化合物160g(約80モル%相当
量)、
ル%相当量)、トルエン600g及びアゾビスイソブチ
ロニトリル5gを仕込み、内温を110〜115℃に保
ちながら攪拌し、8時間共重合反応を行なった。冷却
後、反応溶液にメタノールを加え、共重合物を沈降、洗
浄する工程を数回行い、約170gの無色粘稠液体を得
た。この無色粘稠液体は、元素分析によると、炭素3
5.36%、水素8.34%、窒素0.10%の組成を
有しており、理論値と一致した。また、この元素分析
値、定性試験結果及び赤外吸収スペクトル分析から、こ
の無色粘稠液体は、ジメチルポリシロキサン鎖及びピロ
リドン基を側鎖に有するアクリル−シリコーン系グラフ
ト共重合体であることが確認された。また、このものの
分子量は、GPCによるポリスチレン換算重量平均分子
量で約9700であった。
ト共重合体の合成2 下記化学式で表される分子内にラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン化合物190g(約20モル
%相当量)、
(約60モル%相当量)、N−ビニルピロリドン10g
(約20モル%相当量)、トルエン750g及びアゾビ
スイソブチロニトリル5gを用い、参考例6と同様に操
作して、約245gの無色粘稠液体を得た。この無色粘
稠液体は、元素分析によると、炭素42.78%、水素
8.92%、窒素0.60%の組成を有しており、理論
値とよく一致した。また、この元素分析値、定性試験結
果、NMR分析及び赤外吸収スペクトル分析から、この
無色粘稠液体は、ジメチルポリシロキサン鎖、2−エチ
ルヘキシル基及びピロリドン基を側鎖に有するアクリル
−シリコーン系グラフト共重合体であることが確認され
た。また、このものの分子量は、GPCによるポリスチ
レン換算重量平均分子量で約66000であった。
ト共重合体の合成3 下記化学式で表される分子内にラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン化合物181g(約37モル
%相当量)、
(約29モル%相当量)、アクリル酸6g(約37モル
%相当量)、トルエン750g及びアゾビスイソブチロ
ニトリル5gを用い、参考例6と同様に操作して、約1
90gの無色粘稠液体を得た。この無色粘稠液体は、各
種分析の結果、ジメチルポリシロキサン鎖、2−エチル
ヘキシル基及びカルボキシル基を側鎖に有するアクリル
−シリコーン系グラフト共重合体であることが確認され
た。
ト共重合体の合成4 下記化学式で表される分子内にラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン化合物166g(約60モル
%相当量)、
(約5モル%相当量)、n−ブチルメタクリレート2.
8g(約10モル%相当量)、アクリルアミド3.6g
(約25モル%相当量)、トルエン450g、アゾビス
イソブチロニトリル5gを用い、参考例6と同様に操作
して、約160gの無色粘稠液体を得た。この無色粘稠
液体は、各種分析の結果、ジメチルポリシロキサン鎖、
分岐を含むアルキル基及びアミノ基を側鎖に有するアク
リル−シリコーン系グラフト共重合体であることが確認
された。
フト共重合体の合成5 下記化学式で表される分子内にラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン化合物214g(約50モル
%相当量)、
(約20モル%相当量)、ヒドロキシエチルアクリレー
ト5.2g(約15モル%相当量)、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート7g(約15モル%相当量)、トル
エン700g、アゾビスイソブチロニトリル5gを用
い、参考例6と同様に操作して、約220gの無色粘稠
液体を得た。この無色粘稠液体は、各種分析の結果、ジ
メチルポリシロキサン鎖、分岐アルキル基、水酸基及び
ジメチルアミノ基を側鎖に有するアクリル−シリコーン
系グラフト共重合体であることが確認された。
固形ファンデーション 表1に示す組成の油中水型固形ファンデーションを以下
の製造方法にて製造し、「化粧持続性」、「経時安定
性」の各項目について、以下の評価方法により評価を行
い、結果を併せて表1に示した。
製) (注2):コスモール168AR(日清製油社製) (注3):PI−チタンCR−50(80%)(三好化
成社製) (注4):PI−ベンガラ七宝(80%)(三好化成社
製) (注5):PI−イエローLLXLO(80%)(三好
化成社製) (注6):PI−ブラックBL−100(80%)(三
好化成社製) (注7):PI−タルク(三好化成社製) (注8):IPソルベント1620(出光石油化学社
製) (注9):KF−6017(信越化学工業社製)
解する。 B:Aに成分11〜15を加えロールミルにて均一に混
合する。 C:成分19〜21を均一混合溶解する。 D:BにCを攪拌しながら加え乳化する。 E:Dを気密性ジャーボトルに溶融充填し、冷却して油
中水型固形ファンデーションを得た。
30名に、実施例及び比較例のファンデーションを腕に
塗布してもらい、30℃相対湿度50%の恒温恒湿室に
30分間在室してもらった。その後、塗布部を5分間流
水下にさらした後、軽い押圧条件で腕をタオルドライし
て、塗布したファンデーションの残存状態の観察を行な
った。残存状態の観察評点は、「殆ど塗布時のまま残存
している」=4、「塗布時の半分以上が残存している」
=3、「塗布時の半分以下しか残存していない」=2、
「殆ど残存していない」=1とし、「化粧持続性」につ
いて、下記判定基準により評価をおこなった。 但し、比較例1に関しては、製造直後から安定性が悪
く、評価対象としなかった。
例のファンデーションを5℃、40℃、室温の各条件下
にて3ヶ月保存した後、状態を観察し、以下の判定基準
により評価を行なった。 但し、比較例1に関しては、製造直後から安定性が悪
く、評価対象としなかった。
に係わる実施例1〜3は、比較例に対して、化粧持続
性、経時安定性の評価項目を満足する優れた油中水型固
形ファンデーションであった。
し、放冷する。 B:Aに成分9、12〜18を加え、ロールミルにて均
一混合する。 C:成分10にBを加え、均一に混合する。 D:成分23〜27を均一混合する。 E:CにDを攪拌しながら加え、乳化し、脱泡後、広口
瓶に充填してリキッドファンデーションとした。
化粧持続性と経時安定性に優れるものであった。
ンドガードとした。
ガードするものであり、安定性にも優れるものであっ
た。
し、ロールミルにて均一にする。 B:Aに成分6を加え、均一に混合する。 C:成分13〜15を均一混合する。 D:Bを攪拌しながら徐々にCを加え、均一に混合す
る。 E:Dを脱泡後、ディスペンサー付きボトルに充填し、
サンカットミルクとした。
ト効果が長時間持続するものであり、安定性も良好なも
のであった。
る。 B:Aに成分11〜15を加え、ロールミルにて均一に
混合する。 C:Bに成分16を加え、均一に混合する。 D:Cを紅筆付きのボトル容器に充填し、液状口紅とし
た。
が高く、顔料、粉体等の沈降が無い、安定性に優れるも
のであった。
る。 B:成分4〜7を均一に混合分散する。 C:AにBを添加して、ロールミルにて均一に混合し、
化粧料用組成物を得た。 実施例8の化粧料用組成物は、粉体の分散性が非常に良
好で、また経時安定性にも優れたものであった。
る。 B:Aに成分1及び成分8〜9を添加して、ロールミル
にて均一に混合する。 C:Bに成分10を添加して、均一に混合する。 D:Cを容器に溶融充填し、スティック状口紅を得た。
の持続性が高く、顔料、粉体等の沈降が無い、安定性に
優れるものであった。また、予め、本発明に係る化粧料
用組成物を製造し、それに油剤や顔料を適宜選択して配
合することによって、豊富なカラーバリエーションや異
なる感触を持つスティック状口紅を効率良く得ることが
できた。
料は、化粧効果とその持続性に優れ、経時的安定性も良
好なものである。
Claims (8)
- 【請求項1】次の成分(A)〜(D); (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸
エステルであり、該エステルのアシル基において、総ア
シル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オク
タデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基か
ら選ばれる一種又は二種以上であるイヌリン及び/又は
加水分解イヌリン糖脂肪酸エステル (B)下記の成分(a)及び(b)を必須成分として共
重合して得られる、アクリル−シリコーン系グラフト共
重合体 成分(a):下記一般式で表される、分子中にラジカル
重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基。R2は場合によ
りエーテル結合1個又は2個で遮断されている直鎖状又
は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価
の飽和炭化水素基。R3は、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のハロゲン置換アルキル基、オルガノ
ポリシロキシ基、2価アルキル基で連結されるオルガノ
ポリシロキシ基から選ばれる、互いに異なっていても良
い、一種又は二種以上の置換基。nは1.5〜2.5、
mは1〜300。) 成分(b):N−ビニルピロリドン、N−ビニルアセト
アミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレング
リコールモノメタクリレート、マレイン酸、マレイン酸
ハーフエステル、フマール酸、イタコン酸、クロトン
酸、グリセロールモノアクリレート、グリセロールモノ
メタクリレート、N−ビニルホルムアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリルアミド四級塩、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド四級塩、リン酸基含有ラジカル重合性モ
ノマー、スルホン酸基含有ラジカル重合性モノマーから
選ばれる水溶性ラジカル重合性モノマーの一種又は二種
以上の組合わせ。 (C)揮発性環状シリコーン (D)化粧料用粉体 を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】成分(A)のイヌリン及び/又は加水分解
イヌリン糖脂肪酸エステルのアシル基において、総アシ
ル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オクタ
デカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から
選ばれる一種又は二種以上の組合わせであり、残アシル
基40モル%中に、分岐炭化水素骨格を有するアシル基
を含有しているイヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖
脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1記載の
化粧料。 - 【請求項3】成分(C)が、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン及び/又はデカメチルシクロペンタシロキサ
ンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧
料。 - 【請求項4】油中水型乳化化粧料であることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。 - 【請求項5】次の成分(A)〜(D); (A)一単糖単位あたりの脂肪酸エステル化度が2.2
以上の、イヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖脂肪酸
エステルであり、該エステルのアシル基において、総ア
シル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オク
タデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基か
ら選ばれる一種又は二種以上であるイヌリン及び/又は
加水分解イヌリン糖脂肪酸エステル (B)下記の成分(a)及び(b)を必須成分として共
重合して得られる、アクリル−シリコーン系グラフト共
重合体 成分(a):下記一般式で表される、分子中にラジカル
重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物 【化2】 (式中、R1は水素原子又はメチル基。R2は場合によ
りエーテル結合1個又は2個で遮断されている直鎖状又
は分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価
の飽和炭化水素基。R3は、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のハロゲン置換アルキル基、オルガノ
ポリシロキシ基、2価アルキル基で連結されるオルガノ
ポリシロキシ基から選ばれる、互いに異なっていても良
い、一種又は二種以上の置換基。nは1.5〜2.5、
mは1〜300。) 成分(b):N−ビニルピロリドン、N−ビニルアセト
アミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレング
リコールモノメタクリレート、マレイン酸、マレイン酸
ハーフエステル、フマール酸、イタコン酸、クロトン
酸、グリセロールモノアクリレート、グリセロールモノ
メタクリレート、N−ビニルホルムアミド、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリルアミド四級塩、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート四級塩、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド四級塩、リン酸基含有ラジカル重合性モ
ノマー、スルホン酸基含有ラジカル重合性モノマーから
選ばれる水溶性ラジカル重合性モノマーの一種又は二種
以上の組合わせ。 (C)揮発性環状シリコーン (D)化粧料用粉体 を含有することを特徴とする化粧料用組成物。 - 【請求項6】成分(A)のイヌリン及び/又は加水分解
イヌリン糖脂肪酸エステルのアシル基において、総アシ
ル基の60モル%以上が、ヘキサデカノイル基、オクタ
デカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基から
選ばれる一種又は二種以上の組合わせであり、残アシル
基40モル%中に、分岐炭化水素骨格を有するアシル基
を含有しているイヌリン及び/又は加水分解イヌリン糖
脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項5記載の
化粧料用組成物。 - 【請求項7】成分(C)が、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン及び/又はデカメチルシクロペンタシロキサ
ンであることを特徴とする請求項5又は6に記載の化粧
料用組成物。 - 【請求項8】請求項5〜7のいずれかに記載の化粧料用
組成物を含有することを特徴とする化粧料。
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