JP2010248100A - 口唇用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】ツヤ感に優れる口唇用の化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】アクリル/シリコーン系グラフト共重合体とポリ分岐アルケンとを含有する口唇用の化粧料を提供する。前記アクリル/シリコーン系グラフト共重合体は、アクリル酸(C10〜30)アルキルエステル・メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体であるが好ましく、前記ポリ分岐アルケンがポリイソブテン及び/又は水添ポリイソブテンであることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
<1> 1)アクリル/シリコーン系グラフト共重合体と、ポリ分岐アルケンを含有することを特徴とする、口唇用の化粧料。
<2> 前記アクリル/シリコーン系グラフト共重合体は、アクリル酸(C10〜30)アルキルエステル・メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体であることを特徴とする、<1>に記載の口唇用の化粧料。
<3> 前記ポリ分岐アルケンがポリイソブテン及び/又は水添ポリイソブテンであることを特徴とする、<1>〜<2>何れかに記載の口唇用の化粧料。
<4> 更に、炭素数10〜30の分岐アルコールを含有することを特徴とする、<1>〜<3>何れかに記載の口唇用の化粧料。
<5> 更に、被覆処理されていてもよいパール光沢粉体を含有することを特徴とする、<1>〜<4>何れかに記載の口唇用の化粧料。
本発明の口唇用化粧料は、必須成分として、アクリル/シリコーン系グラフト共重合体を含有することを特徴とする。アクリル/シリコーン系共重合体は、通常化粧料に含有させるものであれば、特段制限はないが、グラフト共重合体であることが好ましく、特にアクリル酸(C10〜30)アルキルエステル・メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体であることが好ましい。かかるアクリル/シリコーン系グラフト共重合体としては、アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体、アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体が好ましく例示できる。かかるアクリル/シリコーンにおけるアクリル系モノマーとシリコーンモノマーとの構成比は、1:10〜10:1が好ましい。かかるアクリル/シリコーン系グラフト共重合体は市販品を用いることが出来、例えばアクリル酸アルキル/ジメチコンコポリマー(KP−543、KP−545;信越化学工業製)、アクリル酸/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコンコポリマー(KP−561P;信越化学工業製)、アクリル酸/アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコンコポリマー(KP−562P;信越化学工業製)などが例示出来る。これらは、唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有することもでき、化粧料全体に対して、0.1乃至10質量%含有させることが好ましく、更に0.5乃至5質量%であることが好ましい。これは下限未満では効果が発揮されず、上限以上では被膜感強く、使用感が悪くなり製剤の自由度も低下するためである。
本発明の口唇用の化粧料は、必須の油性成分としてポリ分岐アルケンを含有することを特徴とする。ポリ分岐アルケンとしては、通常化粧料に含有させるものであれば、特段制限はないが、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリイソプレンが好適に例示でき、特にポリイソブテン、水添ポリイソブテンが好ましい。かかるポリイソブテン、水添ポリイソブテンの平均分子量としては、30,000乃至60,000が好ましい。化粧料全体に対して、1乃至20質量%含有させることが好ましく、更に1乃至10質量%であることが好ましい。これは下限未満では効果が発揮されず、上限を超えても効果が頭打ちとなり、ベタツキ感が強くなるためである。
以下に示す処方に従って、本発明の口唇用化粧料1(実施例1)を製造した。即ち、表1の処方成分を105℃に加熱し、均一に溶解、分散させ、90℃で金型に流し込み、20℃まで急冷固化して、実施例1のリップカラーを得た。
また、実施例1と同様にして、アルキルアクリレートコポリマーであるKP561−PをエルデュウPS−304に置換したものを比較例1、ポリイソブテンをセレシンに置換したものを比較例2、2−デシルテトラデカノールをステアリルアルコールに置換した実施例2、雲母チタンを雲母に置換した実施例3、ポリイソブテンをポリイソプレンに置換したものを実施例4、ポリイソブテンを水添ポリイソブテンに置換したものを実施例5として製造した。
実施例1から5及び比較例1、比較例2について、市販の人工皮膚 サプラーレ(出光テクノファイン社製)を用い、2cm×4cmの部位に40mgの化粧料を塗布し、グロスメータでグロス値(G値)を計測した。具体的には光源の入射角度は45°に設定し、正反射(45°)と45°の測定結果を表2に示す。表2の結果より、本発明の化粧料のグロス値は、比較例よりグロス値が高く、ツヤ感が向上していることが明らかである。また、実施例1、5はほぼ同等の値を示したが、実施例2から4は実施例1、5に比べて低い値を示したことから、分岐アルコールである2−デシルテトラデカノールが直鎖のアルコールであるステアリルアルコールに比べてツヤ感が高く、パール光沢粉体である雲母チタンを加えた方がツヤ感に優れ、ポリ分岐アルケンのうち、ポリイソブテンがポリイソプレンより高いツヤ感を示すことが明らかとなった。
Claims (5)
- 1)アクリル/シリコーン系グラフト共重合体と、ポリ分岐アルケンを含有することを特徴とする、口唇用の化粧料。
- 前記アクリル/シリコーン系グラフト共重合体は、アクリル酸(C10〜30)アルキルエステル・メタクリル酸ジメチコングラフト共重合体であることを特徴とする、請求項1に記載の口唇用の化粧料。
- 前記ポリ分岐アルケンがポリイソブテン及び/又は水添ポリイソブテンであることを特徴とする、請求項1〜2何れか1項に記載の口唇用の化粧料。
- 更に、炭素数10〜30の分岐アルコールを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の口唇用の化粧料。
- 更に、被覆処理されていてもよいパール光沢粉体を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の口唇用の化粧料。
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