JP2016188191A - 油性固形口唇化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形性が良好で、使用した際のほぐれの良さと肌馴染みの良さに優れ、口唇をふっくらさせる浸透感を感じる油性固形口唇化粧料。【解決手段】(a)ヒマワリワックス、(b)総炭素数24〜28の分岐高級アルコール、(c)25℃における粘度が10〜1000mPa・sの液状エステル油を含有する油性固形口唇化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は油性固形口唇化粧料に関し、更に詳細には、成形性が良好で、使用した際のほぐれの良さと、肌馴染みの良さに優れ、皮膚をふっくらさせる浸透感を感じる油性固形口唇化粧料に関する。
従来から油性固形化粧料は、口紅やリップクリーム等の口唇化粧料に広く用いられ、メイク効果に加え、皮膚を保護したり、乾燥を防ぐことが期待され使用されている。また、これらの化粧料では塗布の簡便性や、携帯性の良さからスティック状のものが好まれている。スティック状の油性口唇化粧料では、唇に直接塗布するため、なめらかに崩れて均一に塗布できるほぐれの良さが求められる。油性口唇化粧料では、エステルやグリセリドといった極性油が、口唇へのなじみが良いことから、広く用いられている。同様に、エステル系ワックスも口唇へのなじみが良いが、エステル系ワックスは極性油と相溶性に優れるため、極性油を固化しにくく、充填成形性を保つことが難かしい傾向にある。特に極性油が低分子であると、相溶性が増すため、その傾向が顕著になる傾向がある。最近では、口唇のケア効果に対するニーズが高まっており、浸透感を高める様々な検討がなされている。
例えば、ヒマワリ種子ロウ、イヌリン脂肪酸エステル、揮発性油剤とを組み合わせることで、塗布感触や成形性に優れる技術(特許文献1)、動植物性由来である特定の固形油分と液状油分を用いることで、塗布時の滑らかさや密着感に優れる技術(特許文献2)、マイクロクリスタリンワックスとポリエチレンワックス等と特定の油剤とを組み合わせることで、形状保持性や、塗布時ののび、すべり、つき等に優れる技術(特許文献3)等が検討されてきた。
しかしながら、特許文献1のる技術は、揮発性シリコーンや揮発性炭化水素を用いることから、口唇へのなじみや、浸透感を感じるものではなかった。また、特許文献2の技術は、浸透感を感じず、浸透感を向上するために低分子量の極性油を配合すると、成形性に劣るものであった。特許文献3の技術は、炭化水素ワックスの配合が多く、硬いものとなるため、口唇へのなじみが悪く、ほぐれのなめらかさに劣るものであった。
特開2013−107827号公報 特開2008−156245号公報 特開2009−185070号公報
本発明は油性固形口唇化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、成形性が良好で、使用した際のほぐれの良さと肌馴染みの良さに優れ、皮膚をふっくらさせる浸透感を感じる油性固形口唇化粧料を提供する。
本発明者らは、上記実情に鑑み、鋭意研究を行った結果、総炭素数20〜24の液状分岐高級アルコールが、口唇へのなじみが良く、浸透感を感じることに着目し、これらを固めるワックスを模索したところ、ヒマワリの種子から得られる固形ロウが、これらの分岐高級アルコールを固化し、肌へのなじみが良いことを見出し、更に25℃における粘度が10〜1000mPa・sの液状エステル油とを組み合わせた油性固形口唇化粧料が、成形性が良好で、使用した際のほぐれの良さと肌馴染みの良さに優れ、口唇をふっくらさせる浸透感を感じる油性固形固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(d)、
(a)ヒマワリワックス
(b)総炭素数20〜24の液状分岐高級アルコール
(c)25℃における粘度が10〜1000mPa・sの液状エステル油
を含有する油性固形口唇化粧料に関する。
本発明の油性固形口唇化粧料は、成形性が良好で、使用した際のほぐれの良さと肌馴染みの良さに優れ、口唇をふっくらさせる浸透感を感じるものである。
本発明の詳細について以下に説明する。
本発明に用いられる成分(a)のヒマワリワックスは、ヒマワリの種子から得られる、長鎖脂肪酸と長鎖アルコールから構成される総炭素数32〜62のモノエステルを主成分とし、融点が70〜85℃の範囲の天然の固形油である。具体的には、 INCI(International Nomenclature of Cosmetic Ingredient)名で、Helianthus Annuus (Sunflower) Seed Wax(日本名:ヒマワリ種子ロウ)等が挙げられ、市販品としては、精製ヒマワリワックス(横関油脂工業社製)等が挙げられる。
本発明における成分(a)の含有量は、特に限定されないが0.5〜20%(以下、単に%とする)が好ましく、更に好ましくは1〜15%である。この範囲であれば成形性がより良好で、使用した際のほぐれの良さと肌馴染みの良さの点で好ましい。
本発明の成分(b)は総炭素数20〜24の液状分岐高級アルコールは、炭化水素部分に少なくとも1つの分岐を有するものである。また分岐状高級アルコールの側鎖の炭素数は1〜13が好ましく、分岐の数は、特に限定されないが、1〜3個が好ましく、より好ましくは、1個である。具体的には、オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノール等が挙げられる。中でも、2−デシルテトラデカノールが使用感のなめらかさに優れる点でより好ましい。市販品としては、オイタノールG(コグニスジャパン社製)、リソノール24SP(高級アルコール工業社製)、エヌジェコール240A(新日本理化社製)等が挙げられる。
本発明における成分(b)の含有量は、特に限定されないが、3〜70%が好ましく、更に好ましくは3〜60%である。この範囲であれば、肌馴染みの良さと口唇をふっくらさせる浸透感の感じやすさの点でより好ましい。
本発明の成分(c)は、25℃における粘度10〜1000mPa・sの液状のエステル油であり、特に限定されずに使用できる。具体的には、オリーブ油(210mPa・s)、ヒマシ油(680mPa・s)、マカデミアンナッツ油(85mPa・s)、ホホバ油(46mPa・s)、トリイソステアリン酸ジグリセリル(448mPa・s)、デカイソステアリン酸グリセリル−10(960mPa・s)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(30mPa・s)、2−エチルヘキサン酸セチル(14mPa・s)、パルミチン酸イソプロピル(10mPa・s)、パルミチン酸2−エチルヘキシル(13mPa・s)、ミリスチン酸イソプロピル(10mPa・s)、ミリスチン酸オクチルドデシル(23mPa・s)、イソノナン酸イソトリデシル(11mPa・s)、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル(100mPa・s)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(420mPa・s)、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(14mPa・s)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(19mPa・s)、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(23mPa・s)、ジカプリン酸プロピレングリコール(13mPa・s)、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(13mPa・s)、トリメリト酸トリトリデシル(565mPa・s)、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(98mPa・s)、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル(105mPa・s)、コハク酸ジ2−エチルヘキシル(10mPa・s)、C14−15ジアルキルカーボネート(36mPa・s)、ネオペンタン酸イソステアリル(10mPa・s)等が挙げられ、、これらを1種、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。中でもトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソステアリル等が、成形性の点で好ましく用いられる。市販品としては、NIKKOL トリエスターF−810(日光ケミカルズ社製)、NIKKOL Trifat S−308(日光ケミカルズ社製)、NS−CIO(日本精化社製)、IPP(高級アルコール工業社製)、エステモール N−01(日清オイリオグループ社製)、NIKKOL PDD(日本サーファクタント工業社製)、コスモール 525(日清オイリオグループ社製)、KAK DIOS(高級アルコール工業社製)、ネオライト 180P(高級アルコール工業社製)等が挙げられる。
本発明における成分(c)の含有量は、5〜85%が好ましく、更に好ましくは10〜80%である。この範囲であれば、肌馴染みの良さとほぐれの良さの点でより好ましい。
本発明において、上記成分(c)の粘度は、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(芝浦システム社製)等のブルックフィールド型粘度計を使用して測定された値である。具体的に粘度値は次のようにして測定される。まず、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして25℃恒温槽にて一昼夜放置する。翌日、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)にて、付属の1号ローターまたは2号ローターを用い、0.3〜30rpmで1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗したものが粘度値となる。
本発明は更に、成分(d)として炭化水素ワックスを含有することができる。具体的には、合成炭化水素ワックスや、天然より抽出し精製される炭化水素ワックスである。その融点は、油性化粧料の、特に高温での形状を保持するために60℃以上が好ましく、より好ましくは70〜110℃である。具体的には、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、パラフィンワックス、セレシンワックス等が挙げられ、中でもポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、フィッシャートロプシュワックス、が好ましい。市販品としてはPERFORMALENE500、PERFORMALENE655、PERFORMALENE725、PERFORMALENE850(以上、ニューフェーズテクノロジー社製)、EP−700、EP−1100(以上、Baker Petrolite社製)、CIREBELLE108(CIREBELLE社製)、ムルチワックスW−445(SONNEBORN社製)、OZOKERITE WAX SP−273P(STRAHL&PITSCH INC社製)、PARACERA256(PARAMENT社製)等が挙げられる。
本発明における成分(d)の含有量は、0.1〜10%が好ましく、更に好ましくは0.5〜8%である。この範囲であれば、成形性や高温安定性をさらに向上できる。
本発明の油性固形化粧料は、上記の成分(a)〜(d)の他に、通常化粧料に使用される成分、油性成分、無機顔料、有機顔料及び色素等の粉体およびそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、界面活性剤、繊維、多価アルコール、水溶性高分子、水溶性皮膜形成性樹脂、保湿剤等の水性成分、糖類、紫外線吸収剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる。
油性成分としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源や半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン類、フッ素系油類等を使用することができる。具体的には、流動パラフィン、イソドデカン、水添ポリイソブテン、スクワラン、ワセリン、ポリブテン等の炭化水素類、水添ホホバ油、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、ゲイロウ、モクロウ等のロウ類、ミンク油等の油脂類、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパンオリゴエステル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、(ビニルピロリドン/ヘキサデセンコポリマー)、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン 酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル等のエステル類、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、オレイン酸、パルミチン酸等の脂肪酸類、ヘキシルデカノール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、ジメチコノール等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、 蔗糖脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。これらの油性成分を1種又は2種以上用いることができる。
粉体としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末、デキストリン粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等や、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、セルロース等の維等が挙げられる。これらはフッ素化合物、シリコ−ン油、粉体、油剤、ゲル化剤、エマルションポリマー、界面活性剤等で表面処理されていてもよい。これらを1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ水等の植物抽出液が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等、例えば、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等をあげることができる。
酸化防止剤としては、例えばトコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等が挙げられる。
本発明の油性固形口唇化粧料は、口紅、リップグロス、リップトリートメント、リップクリーム、リップ下地等が挙げられる。また、本発明は油性又は油相性成分を連続相とする油中水型に適用されうるが、水の含有量が1%以下である実質的に水を含まない油性化粧料において、本発明の効果をより発揮することができる。
本発明の油性固形化粧料の製造方法は特に限定されるものではなく、一般的な製法で得ることができる。例えば成分(a)、(b)、(c)、(d)及びその他の油性成分等を加熱溶融したのち、任意の粉体や水系成分などを均一に混合分散し、これを容器または型に加熱溶解後に流し込み充填し、冷却して得ることができる。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜9、比較例1〜6:口紅(スティック状)
下記表1及び2に示す処方の口唇化粧料を調製し、イ.成形性、ロ.ほぐれの良さ、ハ.肌馴染みの良さ、ニ.口唇への浸透感について下記の評価方法により判定した。その結果も併せて表1及び2に示す。
※1:精製ヒマワリワックス(横関油脂工業社製)
※2:CIREBELLE108(CIREBELLE社製)
※3:チミロンスーパーレッド(メルク社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を110℃まで加熱し、均一溶解する。
B.成分(11)〜(20)をAに加え、均一に混合する。
C.Bを100℃にて、スティック状容器に充填し、冷却固化して口紅を得た。
(評価方法)
イ.成形性
各試料を100℃で金皿(3×3cm、厚さ3mm)に流し込み成型し、5℃で1時間静置したのち、レオメーター(レオテック社製)(35℃、直径3.0mm、針入速度2cm/min)を用いて、針入荷重値(N)を3回測定し、その平均値を算出し、下記判定基準により成形性を判定した。
<判定基準>
(判定):(評価)
◎ :1.0Nを超える
○ :0.75Nを超え1.0N以下
△ :0.5Nを超え0.75N点以下良
× :0.5N未満
ロ.ほぐれの良さ、ハ.肌馴染みの良さ、ニ.口唇への浸透感
各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、各試料についてパネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。ロについては、スティック状の試料を塗布する際になめらかにほぐれるかどうか、ハについては、塗布する際に崩れた試料が肌馴染みが良く密着するかどうか、二については、化粧料の浸透感を感じるかどうかを評価した。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える
○ :3.5点を超え5点以下
△ :1点を超え3.5点以下
× :1点以下
表1及び2の結果より明らかな様に、実施例1〜9は比較例に比べ、全ての評価項目において良好な結果が得られた。
一方成分(a)の代わりに、他のエステル系ワックスを用いた比較例1及び2は、成分(b)や成分(c)を固化する力が弱いため、成形性に劣り、ほぐれも不均一なものであった。また成分(a)の代わりに、エステル系ワックスであるをライスワックス用いた比較例3は、成形性には優れるものの、成分(b)との親和性が劣り、ほぐれのなめらかさにおいて満足のいくものは得られなかった。さらに成分(a)の代わりに、炭化水素ワックスを用いたものでは、成形性には優れるものの、ほぐれのなめらかさや肌馴染みの良さにおいて満足のいくものは得られなかった。また成分(b)の代わりに、炭素数18のイソステアリルアルコールを用いた比較例5では、成形性や肌馴染みの良さには優れるものの、浸透感を感じにくく、満足のいくものは得られなかった。成分(c)の代わりに粘度の高い油剤を用いた比較例6では、成形性や肌馴染みの良さに優れるものの、ほぐれのなめらかさと浸透感に満足のいくものは得られなかった。
実施例10:リップクリーム
(成分) (%)
1.ヒマワリワックス※1 9
2.2−デシルテトラデカノール(70mPa・s) 15
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(30mPa・s) 11
4.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル(98mPa・s) 7
5.リンゴ酸ジイソステアリル(6000mPa・s) 15
6.流動パラフィン 10
7.ポリブテン※4 8
8.ダイマージリノール酸(フィトステリル/
イソステアリル/セチル/ベヘニル)※5(ペースト状) 10
9.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/
フィトステリル/ベヘニル)*6(ペースト状) 5
10.ワセリン 4
11.ジイソステアリン酸ジグリセリル(1160mPa・s) 残量
12.無水ケイ酸*7 1
13.赤酸化鉄 0.2
14.dl−α−トフェロール 0.1
15.カンファ 0.1
16.l−メントール 0.1
17.香料 0.01
18.パラオキシ安息香酸プロピル 0.1

*4:精製ポリブテンHV−100F(SB)(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*5:PLANDOOL−S(日本精化社製)
*6:エルデュウPS−306(味の素社製)
*7:AEROSIL300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を110℃まで加熱し、均一溶解する。
B.Aに成分(12)〜(18)を加え、均一に混合する。
C.Bを口紅容器に90℃にて充填してリップクリームを得た。

本発明のリップクリームは、成形性や使用した際のほぐれの良さ、肌馴染みの良さ、皮膚をふっくらさせる浸透感のすべて点で満足のいくものであった。
実施例11:リップ下地
(成分) (%)
1.ヒマワリワックス※1 7
2.エチレン・プロピレンコポリマー(融点95℃)*8 3
3.オクチルドデカノール 5
4.2−デシルテトラデカノール(70mPa・s) 8
5.イソノナン酸イソトリデシル(11mPa・s) 10
6.トリメリト酸トリトリデシル(565mPa・s) 8
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル(448mPa・s) 5
8.リンゴ酸ジイソステアリル(6000mPa・s) 残量
9.水添ポリイソブテン※9 10
10.N−ラウロイル−L−グルタミン酸
(フィトステリル/オクチルドデシル)*10 5
11.ジフェニルジメチコン*11 1
12.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)
クロスポリマー*12 2
13.無水ケイ酸*13 3
14.赤202号 1
15.黄色4号 1.2
16.酸化チタン 0.4
17.黒酸化鉄 0.2
18.フェノキシエタノール 0.5

*8:EP−700(BakerPetrolite社製)
*9:パールリーム18(日油社製)
*10:エルデュウPS−203(味の素社製)
*11:KF−54(信越化学工業社製)
*12:KSP−100(信越化学工業社製)
*13:AEROSIL 300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(10)を110℃に加温して溶解する。
B:Aに(11)〜(18)を加え、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃にて口紅容器に充填して製品とする。

本発明のリップ下地は、成形性や使用した際のほぐれの良さ、肌馴染みの良さ、皮膚をふっくらさせる浸透感のすべて点で満足のいくものであった。

Claims (8)

  1. 次の成分(a)〜(c);
    (a)ヒマワリワックス
    (b)総炭素数20〜24の液状分岐高級アルコール
    (c)25℃における粘度が10〜1000mPa・sの液状エステル油
    を含有する油性固形口唇化粧料。
  2. 前記成分(b)がオクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノールから選ばれる1種又は2種である請求項1に記載の油性固形口唇化粧料。
  3. 前記成分(b)が2−デシルテトラデカノールである請求項1に記載の油性固形口唇化粧料。
  4. 前記成分(c)がオリーブ油、ヒマシ油、マカデミアンナッツ油、ホホバ油、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸グリセリル−10、トリベヘン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、デカイソステアリン酸ポリグリセリル、ロジン酸ペンタエリスリチル、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ジカプリンル酸プロピレングリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリメリト酸トリトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、C14−15ジアルキルカーボネート、ネオペンタン酸イソステアリルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形口唇化粧料。
  5. 前記成分(c)が、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソステアリルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形口唇化粧料。
  6. 更に成分(d)として炭化水素ワックスを含有する請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形口唇化粧料。
  7. 前記成分(d)が、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、フィッシャートロプシュワックスから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜6のいずれかに記載の油性固形口唇化粧料。
  8. 前記油性固形口唇化粧料がスティック状である、請求項1〜7のいずれかに記載の油性固形口唇化粧料。
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