JP7179544B2 - 油性固形化粧料 - Google Patents

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本発明は、油性固形化粧料に関する。
従来、スティック口紅などの油性固形化粧料では、なめらかなのび広がりを得るため、種々の複合粉体などが用いられている。例えば、特許文献1には、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体と紫外線吸収剤及び/又は紫外線散乱剤を含有する化粧料が記載され、特許文献2には、異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有する化粧料が記載されている。
特開平8-259419号公報 特開2000-86427号公報
本発明者は、固形のワックスと液状の油成分から形成されるカードハウス構造を有する油性固形化粧料では、塗布時に伸び広がる際に、不均一に崩れるので、肌に凹凸やムラができやすくなるという課題を見出した。
本発明者は、固形のワックスと液状の油成分から形成されるカードハウス構造の油性固形化粧料に、特定の高級アルコールと、平均粒子径10~50μmのシリコーン樹脂粉体を併用することにより、肌や唇への付き量が制御され、一定となることで、ムラづきや塗布面の凹凸が改善できることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)25℃で固形のワックス 4~25質量%、
(B)25℃で液状の油成分 30~93質量%、
(C)平均粒子径10~50μmのシリコーン樹脂粉体 0.01~5質量%
を含有し、成分(B)中に、少なくとも(B-1)25℃で液状の高級アルコールを含む油性固形化粧料に関する。
本発明の油性固形化粧料は、肌や唇に塗布すると、均一に付着して凹凸やムラづきがなく、平滑であり、塗布面のつやが大きく広がり、ふっくらとした仕上がりが得られる。また、塗布後に唇を擦り合せたときにきしみ感がなく、感触に優れたものである。
本発明で用いる成分(A)は、25℃で固形のワックスである。25℃で固形とは、25℃において固体の性状を示し、融点が40℃以上のものを指す。
25℃で固形のワックスとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス、合成ワックス等の合成炭化水素;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、木ロウ、サンフラワーワックス、水添ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、合成ミツロウ等の合成ワックスなどが挙げられる。
成分(A)としては、炭化水素系ワックスを含むのが好ましい。
炭化水素系ワックスとしては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、ポリエチレンワックス、合成ワックス、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、フィッシャー・トロプシュワックス等が挙げられる。
これらのワックスは、市販品を使用することができ、例えば、ポリエチレンワックスとして、PERFORMALENE PL POLYETHYLENE、PERFORMA LENE 400、500、655(以上、NEW PHASE TECHNOLOGIES社製);合成ワックスとして、リップワックス A-4(日本ナチュラルプロダクツ社製);セレシンとして、セレシン#810、セレシンB(以上、日興リカ社製);パラフィンとして、パラフィンワックス115、120、125、130、135、140、150、155、HNP-3、5、9、10、11、12、SP-0145、0160、1035、1040、3035、3040(以上、日本精鑞社製);マイクロクリスタリンワックスとして、Multiwax W-445、W-835(以上、SONNEBORN社製)、Hi-Mic-1045、1070、1080、2045、2065、2095、3090(以上、日本精鑞社製)、精製マイクロクリスタリンワックス(日興リカ社製)、155°マイクロワックス(日本石油社製);フィッシャー・トロプシュワックスとして、FT-0070、100(以上、日本精鑞社製)等を使用することができる。
なかでも、炭化水素系ワックスとしては、合成ワックス、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスを含むものが好ましい。
成分(A)のワックスは、適度な硬さを付与し、唇や肌への塗布性、密着性に優れる点から、融点50℃以上、140℃以下のものが好ましく、60℃以上、110℃以下がより好ましい。
成分(A)の固形のワックスは、1種又は2種以上を用いることができ、油性固形化粧料に適度な硬さを付与し、油の染み出しを抑制し、潤いを付与する点から、含有量は、全組成中に4質量%以上であり、5質量%以上が好ましく、6質量%以上がより好ましく、25質量%以下であり、20質量%以下が好ましく、17質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に4~25質量%であり、5~20質量%が好ましく、6~17質量%がより好ましい。
本発明で用いる成分(B)の25℃で液状の油成分は、25℃で流動性を有する油性成分であり、流動性を有する限りペースト状の油性成分も含まれる。
25℃で液状の油成分としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、ポリブテン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、メトキシケイ皮酸オクチル、酢酸トコフェロール、炭酸プロピレン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸プロパンジオール、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジ(カプリン酸/カプリル酸)プロパンジオール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリエチルヘキサノイン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリット、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、オクタカプリル酸ポリグリセリル-6、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパンオリゴエステル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、イソステアリン酸トレハロースエステルズ、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、フィトステロール脂肪酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール等の脂肪酸エステル;オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オレイルアルコール等の高級アルコール;アルキル-1,3-ジメチルブチルエーテル、ジカプリリルエーテル、ジカプリリルエーテル等のエーテル油;ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;クリーム状やペースト状として、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトルテリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等が挙げられる。
成分(B)の油成分としては、ムラづきや塗布面の凹凸を改善し、塗布面のつやが大きく立体感が得られる点から、(B-1)25℃で液状の高級アルコールを含むことが必要であり、25℃で液状の炭素数16~24のアルコールが好ましい。
成分(B-1)としては、例えば、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オレイルアルコール等が挙げられる。
成分(B-1)の含有量は、ムラづきや塗布面の凹凸を改善し、塗布面のつやが大きく立体感が得られる点から、全組成中に1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、25質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B-1)の含有量は、全組成中に1~40質量%が好ましく、3~30質量%がより好ましく、5~25質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(B-1)の質量割合(B-1)/(B)は、ムラづきや塗布面の凹凸を改善し、塗布面のつやが大きく立体感が得られる点から、0.01以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、0.05以上がさらに好ましく、0.50以下が好ましく、0.40以下がより好ましく、0.30以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(B-1)の質量割合(B-1)/(B)は、0.01~0.50が好ましく、0.03~0.40がより好ましく、0.05~0.30がさらに好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、顔料を均一に分散させ、滑らかな仕上がりが得られる点から、全組成中に30質量%以上であり、45質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、93質量%以下であり、88質量%以下が好ましく、83質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に30~93質量%であり、45~88質量%が好ましく、60~83質量%がより好ましい。
成分(C)は、平均粒子径10~50μmのシリコーン樹脂粉体であり、唇を擦り合せたときの感触に優れ、均一な皮膜を形成する点から、平均粒子径20~50μmが好ましい。その形状は、球状が好ましく、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
粉体の粒子径は、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、堀場製作所製、LA-920)で測定する。
成分(C)のシリコーン樹脂粉体としては、弾性粉体が挙げられる。
シリコーン樹脂球状弾性粉体としては、シリコーンゴム粉体、又はシリコーンゴム粉体を母粉体とする複合球状粉体であっても良く、シリコーン樹脂被覆シリコーンゴム粉体などが挙げられる。
シリコーンゴム粉体は、直鎖状のジメチルシリコーンを架橋した構造を有するシリコーンゴムを粉末化したものである。
シリコーン樹脂被覆シリコーンゴム粉体は、シリコーンゴム粉体の表面をポリオルガノシルセスキオキサン樹脂で被覆したものであり、少なくともポリオルガノシルセスキオキサン樹脂で被覆されたシリコーンゴム粉体が好ましく、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーがより好ましい。市販品としては、KSP-101(平均粒子径12μm、ゴム弾性30)、KSP-102(平均粒子径30μm、ゴム弾性30)(以上、信越化学工業社製)などが挙げられる。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布時ののびが良く、滑らかな使用感触、肌への付着性に優れる点から、全組成中に0.01質量%以上であり、0.03質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.08質量%以上がさらに好ましく、0.10質量%以上がよりさらに好ましく、5質量%以下であり、3質量%以下が好ましく、2質量%がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.01~5質量%であり、0.03~3質量%が好ましく、0.05~2質量%がより好ましく、0.08~1質量%がさらに好ましく、0.10~1質量%がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(B-1)の質量割合(B-1)/(C)は、肌や唇への付き量が制御され、一定となることで、ムラづきや塗布面の凹凸が改善でき、さらに塗布面のつやが大きく立体感が得られる点から、2以上が好ましく、5以上がより好ましく、10以上がさらに好ましく、300以下が好ましく、200以下がより好ましく、150以下がさらに好ましく、110以下がよりさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(B-1)の質量割合(B-1)/(C)は、2~300が好ましく、5~200がより好ましく、10~150がさらに好ましく、10~110がよりさらに好ましい。
さらに、本発明の油性固形化粧料は、(D)着色顔料及び光輝性顔料から選ばれる着色剤を含有することができる。
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。
光輝性顔料としては、雲母、合成フルオロフロゴパイト、ガラス、シリカ、アルミナ等の板状粉体等の表面を酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、酸化スズ、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したものなど、及びポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミ蒸着末、ポリエチレンテレフタレート・金蒸着積層末などの、フィルム原反を任意形状に断裁したものなどを用いることができる。
これらの着色剤は、通常の方法により、撥水処理、撥水・撥油化処理等の各種表面処理を施したものを用いることもできる。
成分(D)の着色剤は、1種又は2種以上を用いることができ、肌や唇の色や質感、光輝感を演出する点から、含有量は、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.01~40質量%が好ましく、0.05~30質量%がより好ましく、0.1~20質量%がさらに好ましい。
本発明の油性固形化粧料は、更に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の油性成分、前記以外の粉体、高分子化合物、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防汚剤、保湿剤、水等を含有することができる。
本発明の油性固形化粧料は、通常の方法により、製造することができ、固形状、スティック状などにすることができる。
本発明の油性固形化粧料は、油性成分を連続相とする化粧料であり、皮膚、口唇などに使用され、好ましくは、口唇に使用される。例えば、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナー等の口唇化粧料;ファンデーション、アイシャドウ、頬紅、コンシーラー、アイブロウ等のメイクアップ化粧料;固形美容液などとすることができる。口唇化粧料として好適である。
実施例1~6及び比較例1~2
表1に示す組成のスティック口紅を製造し、ムラづきのなさ、塗布面の凹凸のなさ、塗布面のつやの大きさ、唇を擦り合わせたときのきしみ感のなさを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
基材原料(着色剤以外)を105℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、着色剤原料を加えて更に15分間均一混合した。脱泡した後、室温まで冷却・固化させた。この口紅バルクから、必要量を切り出し、電子レンジを用いて100℃に加熱溶解し、型に流し込み、冷却固化させ、スティック口紅を得た。
(評価方法)
(1)ムラづきのなさ:
専門パネラー10人が、各スティック口紅を唇に塗布したとき、ムラづきのなさについて、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;ムラづきがなく、均一に付着している。
4;ムラづきがほとんどない。
3;ややムラづきがある。
2;ムラづきがある。
1;ムラづきがかなりある。
(2)塗布面の凹凸のなさ:
専門パネラー10人が、各スティック口紅を唇に塗布したとき、塗布面の凹凸のなさについて、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;塗布面に凹凸がなく、平滑である。
4;塗布面に凹凸がほとんどない。
3;塗布面にやや凹凸がある。
2;塗布面に凹凸がある。
1;塗布面に凹凸がかなりある。
(3)塗布面のつやの大きさ:
専門パネラー10人が、各スティック口紅を唇に塗布したとき、塗布面のつやについて、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5;塗布面につやが非常に大きく広がっている。
4;塗布面につやが広がっている。
3;塗布面につやが少し広がっている。
2;塗布面のつやが分断され小さい。
1;塗布面のつやが分断され、非常に小さい。
(4)唇を擦り合わせたときのきしみ感のなさ:
専門パネラー10人が、各スティック口紅を唇へ塗布した後、唇を擦り合わせたときのきしみ感について、以下の基準で評価した。結果は、専門パネラー10人の合計点で示した。
5:唇を擦り合せたときにきしみ感が全くない。
4:唇を擦り合せたときにきしみ感がほとんどない。
3:唇を擦り合せたときにきしみ感が少しある。
2:唇を擦り合せたときにきしみ感がある。
1:唇を擦り合せたときにきしみ感がかなりある。
Figure 0007179544000001

Claims (7)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)25℃で固形のワックス 4~25質量%、
    (B)25℃で液状の油成分 30~93質量%、
    (C)平均粒子径10~50μmのシリコーン樹脂粉体 0.01~5質量%
    を含有し、成分(B)中に、少なくとも(B-1)25℃で液状の高級アルコールを含む油性固形化粧料。
  2. 成分(B-1)が、25℃で液状の炭素数16~24のアルコールである請求項1記載の油性固形化粧料。
  3. 成分(C)に対する成分(B-1)25℃で液状の高級アルコールの質量割合(B-1)/(C)が、2~300である請求項1又は2記載の油性固形化粧料。
  4. 成分(B)に対する成分(B-1)25℃で液状の高級アルコールの質量割合(B-1)/(B)が、0.01~0.5である請求項1~3のいずれか1項記載の油性固形化粧料。
  5. 成分(A)が、少なくとも炭化水素系ワックスを含む請求項1~4のいずれか1項記載の油性固形化粧料。
  6. 成分(C)が、少なくともポリオルガノシルセスキオキサン樹脂で被覆されたシリコーンゴム粉体である請求項1~5のいずれか1項記載の油性固形化粧料。
  7. 口唇化粧料である請求項1~6のいずれか1項記載の油性固形化粧料。
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エチュードハウス ミニトゥーマッチ(BR401 ハンサムレンガ),Cosmetic-Info.jp,2018年05月01日,https://www.cosmetic-info.jp/prod/detail.php?id=58718,発売元:アモーレパシフィックジャパン
ベルベット グラデーション ティント(オレンジ),Cosmetic-Info.jp,2014年10月21日,https://www.cosmetic-info.jp/prod/detail.php?id=34395,発売元:ミシャ ジャパン

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