JP6730026B2 - 油性固形化粧料 - Google Patents
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Description
油性固形化粧料は、一般的に固化剤を用いて液状油を固化させた技術が用いられる。これらは固化剤が形成する構造内に液状油をとりこみ、固型のオイルゲルを形成し、使用時には塗布することによるずり応力を与えることで、構造体の一部が崩壊し、所望する部位に塗布することができるものである。揮発性油に溶解した皮膜形成剤を含有した油性固形化粧料は、塗布後に揮発性油が揮発することにより強固な皮膜が形成され化粧効果の持続性に優れるため、メークアップ化粧料において有用に用いられているが、揮発性油剤を固化することは容易ではく、様々な固化剤が検討されてきた。中でも、ワックスが形成するオイルゲルは、他の固化剤が形成するオイルゲルに比べて硬いゲルを形成できることから広く用いられてきたが、ゲル強度には優れる反面、構造体を崩すために必要なずり応力も大きくなるため、化粧料を塗布する際は感触が硬くなり、なめらかな使用感を損なうことにつながっていた。また得られたゲルは白濁していた。
次の成分(a)〜(c);
(a)N−アシルアミノ酸アミド誘導体
(b)ポリグリセリン脂肪酸エステル
(c)揮発性炭化水素油
を含有する油性固形化粧料を提供するものである。
本発明における「透明」とは、容器の底面に白地に所定の大きさの黒文字(フォント:Times New Roman、フォントサイズ:24ポイント)を記した紙を置き、その上に加熱溶融した組成物を10mm厚になるように流し込み、冷却して完全に固化した後、25℃にて真上から見たときに底面の文字を目視認識できるものを指す。なお、本発明の透明性には、文字が目視認識できる限り、着色したものも含まれる。
具体的には、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス等のロウ類、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、乳酸イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、乳酸オレイル、乳酸ステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、水添ホホバ油、トリベヘン酸グリセリル、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、ポリオキシ変性オルガノポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カリウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等、例えば、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等をあげることができる。保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が挙げられ、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等が挙げられる。
表1に示す組成の油性固形アイカラーを下記の製造方法により製造した。得られた油性固形アイカラーについて、以下に示す方法により、(a)硬さ、(b)外観の透明性、(c)伸び広がりのなめらかさ、について評価した。この結果も併せて表1に示す。
*2:レオパール KL2(千葉製粉社製)
*3:KIS−1010(阪本薬品工業社製)
*4:KEH−1010(阪本薬品工業社製)
*5:PERMETHYL 99A(PRESPERS社製)
*6:SR1000(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
*7:メタシャイン1080RC−R(日本板硝子社製)
A:成分(1)〜(11)を130℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(12)〜(14)を加えて、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱してジャー容器に直接流し込み、冷却後、油性固形アイカラーを得た。
(a)硬さ
(b)外観の透明性
(c)伸び広がりのなめらかさ
(a)硬さ
充填後の各サンプルについて、不動工業社製のレオメーターを用い、35℃にて直径10mmの円形プローブが6cm/minの針入スピードで表面から1.0mmの深さまで針入した際の最大荷重値(g)を計測し、その値を下記絶対評価基準にて評価した。
<絶対評価基準>
(判定):(最大荷重値)
◎:100以上
○:50以上100未満
×:50未満
ジャー容器の底面に白地に所定の大きさの黒文字(フォント:Times New Roman、フォントサイズ16及び24)を記した紙を置き、その上に加熱溶融した組成物を10mm厚になるように流し込み、冷却して完全に固化した後25℃にて真上から見たときに底面の文字を目視認識できるか、下記絶対評価基準にて評価した。
<絶対評価基準>
(判定):(評価)
◎:フォントサイズ16の文字が認識できる
○:フォントサイズ16の文字は認識できないが、フォントサイズ24の文字は認識できる
×:フォントサイズ24の文字が認識できない
各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が各試料をまぶたに塗布し、直後に下記絶対評価基準にて評点をつけ、パネル全員の評点合計から平均値を算出し、下記判定基準により総合判定した。
(評点):(評価)
4点:非常になめらか
3点:なめらか
2点:普通
1点:ややなめらかさに欠ける
0点:なめらかさに欠ける
<判定基準>
(判定):(評点の平均値)
◎:3.5点以上
○:2.5点以上3.5点未満
×:2.5点未満
本発明においては、○以上の判定が好適であると判断する。
一方、成分(a)のN−アシルアミノ酸アミド誘導体に替えてパルミチン酸デキストリンを固化剤として用いた比較例1では、硬度が低く油性固形化粧料の基本品質を満たしておらず、成分(b)ポリグリセリン脂肪酸エステルの代わりに他のエステル油を含有した比較例2においても、同様に硬度が低く使用に耐えうるものではなかった。
また成分(b)ポリグリセリン脂肪酸エステルを配合せず、液状油として(c)揮発性炭化水素油のみを用いた比較例3は、透明性と伸び広がりのなめらかさに劣るものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 3
2.N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*8 3
3.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 15
4.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10*3 15
5.ラウロイルグルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)*9 5
6.軽質流動イソパラフィン*10 残量
7.ポリメチルシルセスキオキサン*11 3
8.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
9.シリル化処理無水ケイ酸 1
10.赤色202号 0.1
11.黄色4号 0.1
12.酸化チタン被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 0.5
13.ポリエチレンテレフタレート・
ポリメチルメタクリレート積層フィルム末*12 0.5
14.酢酸トコフェロール 0.1
15.フェノキシエタノール 0.3
16.香料 0.1
*8:EB−21(味の素社製)
*9:エルデュウPS−306(味の素社製)
*10:IPソルベント1620(出光興産社製社製)
*11:SILFORM FLEXIBLE RESIN(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
*12:オーロラフレーク・レッド 0.1mm(角八魚燐箔社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(8)〜(16)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して口紅容器に直接流し込み、冷却後、スティック状リップグロスを得た。
実施例9のリップグロスは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*8 3
2.ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 15
3.デカエチルヘキサン酸ポリグリセリル−10*4 15
4.重質流動イソパラフィン
(30℃動粘度600,000mm2/s)*13 5
5.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル*14 3
6.ジメチルポリシロキサン(25℃:10mm2/s) 2
7.流動パラフィン 3
8.イソドデカン*5 残量
9.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.シリル化処理無水ケイ酸 1
11.赤色202号 0.1
12.撥水撥油性ベンガラ被覆雲母チタン*15 1
13.ローズマリーエキス 0.1
*13:パールリーム46(日本油脂社製)
*14:コスモール168ARV(日清オイリオグループ社製)
*15:FLAMENCO SPARKLE RED(BASF社製)2%パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(9)〜(13)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、リップグロスを得た。
実施例10のリップグロスは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 5
2.ポリプロピレン*16 0.5
3.テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2*17 20
4.ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10*18 10
5.ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビスイソステアリル*19 3
6.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)*20 2
7.ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2*21 2
8.イソステアリルアルコール 1
9.イソドデカン*5 残量
10.メトキシケイ皮酸エチルヘキシル 3
11.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
13.シリル化処理無水ケイ酸 1
14.メタクリル酸メチルクロスポリマー粉体*22 1
15.ベンガラ 0.1
16.天然ビタミンE 0.1
17.アルニカエキス 0.1
*16:L−MODU S400(出光興産社製)
*17:コスモール 44V(日清オイリオグループ社製)
*18:IS−1009(阪本薬品工業社製)
*19:LUSPLAN DA−DD−IS(日本精化社製)
*20:PLANDOOL−S(日本精化社製)
*21:SOFTISAN649(SASOL社製)
*22:マツモトマイクロスフェアーM−305(平均粒子径8μm、松本油脂製薬社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(10)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(11)〜(17)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、油性固型リップクリームを得た。
実施例11のリップクリームは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 2
2.N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*8 2
3.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 15
4.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10*23 15
5.ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス
(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)*24 5
6.(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー
(イソドデカン溶解物)*25 3
7.軽質流動イソパラフィン*10 残量
8.ロジン酸ペンタエリスリット*26 1
9.有機変性粘土鉱物 0.5
10.赤色226号 0.1
11.黄色4号アルミニウムレーキ 0.2
12.黒色酸化鉄 0.2
13.香料 0.1
14.1,2−ペンタンジオール 0.5
*23:NIKKOL Decaglyn 10−ISV(日光ケミカルズ社製)
*24:PLANDOOL−G(日本精化社製)
*25:KSG−42(信越化学工業社製)
*26:エステルガムHP(荒川化学工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(9)〜(14)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、固形ほほ紅を得た。
実施例12のほほ紅は、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 4
2.ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 15
3.デカオレイン酸ポリグリセリル−10*27 15
4.ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル*28 5
5.ポリブテン(30℃:400,000mm2/s) 3
6.イソドデカン*5 残量
7.(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー*29 2
8.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.シリル化処理無水ケイ酸 0.5
11.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)
クロスポリマー*30 1
12.赤色226号 0.5
13.群青 0.5
14.シリコーン処理(3%)酸化チタン処理合成金雲母*31 3
*27:NIKKOL Decaglyn 10−OV(日光ケミカルズ社製)
*28:LUSPLAN DD−IS(日本精化社製)
*29:KP−540(信越化学工業社製)
*30:KSP−100(信越化学工業社製)
*31:プロミネンスSF(日本光研社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(8)〜(14)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱してジャー容器に流し込み、冷却後、固形アイカラーを得た。
実施例13のアイカラーは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 3
2.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10*3 10
3.デカエチルヘキサン酸ポリグリセリル−10*4 10
4.酢酸液状ラノリン 5
5.ポリブテン(30℃:400,000mm2/s) 5
6.イソドデカン*5 残量
7.ポリメチルシルセスキオキサン*11 5
8.トリメチルシロキシケイ酸*6 5
9.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.シリル化処理無水ケイ酸 1
12.ポリメチルシルセスキオキサン*32 1
13.赤色226号 0.01
14.ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・
エポキシ積層末*33 3
15.酸化チタン被覆ホウケイ酸(Ca/Al)*7 1
16.ポリエチレンテレフタレート・
ポリメチルメタクリレート積層フィルム末*12 1
*32:トスパール150KA(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
*33:アルミフレークシルバー0.15mm(角八魚燐箔社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(9)〜(16)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、固形アイライナーを得た。
実施例14のアイライナーは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 3
2.N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*8 3
3.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
4.ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
5.重質流動イソパラフィン(30℃動粘度600,000mm2/s) 5
6.α−オレフィンオリゴマー*34 3
7.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステイル・2−オクチルドデシル)*35 5
8.(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー
(イソドデカン溶解物)*36 2
9.ワセリン 5
10.軽質流動イソパラフィン*10 残量
11.煙霧状シリカ 0.5
12.雲母チタン 1
13.ジプロピレングリコール 0.5
14.1,3−ブチレングリコール 1
15.香料 0.1
*34:SILKFLO364NF(LIPO CHEMICALS INC社製)
*35:エルデュウPS−203(味の素社製)
*36:KSG−320(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(10)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(11)〜(15)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱してジャー容器に流し込み、冷却後、スティック状アイクリームを得た。
実施例15のアイクリームは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 5
2.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
3.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10*3 10
4.炭酸ジアルキル(C14,15)*37 5
5.ワセリン 5
6.イソドデカン*5 残量
7.イソステアリン酸デキストリン*38 2
8.2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラ−クレゾール 0.1
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.シリル化処理無水ケイ酸 1
11.ベンガラ 0.01
12.赤色226号 0.01
13.雲母チタン*39 1
14.天然ビタミンE 0.1
15.香料 10
*37:LIALCARB SR−1000/R(三井化学ファイン社製)
*38:ユニフィルマ HV−Y(千葉製粉社製)
*39:フラメンコスパークルレッド(BASF社製)5%メチルポリシロキサン処理
(製造方法)
A:成分(1)〜(7)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(8)〜(15)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱して金皿に流し込み、冷却後、固形練り香水を得た。
実施例16の練り香水は、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
(成分) (%)
1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*1 3
2.N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド*8 3
3.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
4.ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
5.重質流動イソパラフィン(30℃動粘度600,000mm2/s) 5
6.ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル*40 5
7.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)*41 5
8.ワセリン 5
9.イソドデカン*5 残量
10.(メタクリル酸シクロヘキシル/メタクリル酸エチルヘキシル)コポリマー
(軽質流動イソパラフィン溶解物)*42 3
11.ジステアルジモニウムヘクトライト 1
12.青色1号 0.01
13.1,3−ブチレングリコール 2
14.防腐剤(1,2ペンタンジオール) 0.1
15.香料 0.3
*40:サラコス DP−518N(日清オイリオグループ社製)
*41:エルデュウPS−304(味の素社製)
*42:プラスサイズ L−250(互応化学工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(10)を120〜130℃にて均一に溶解する。
B:Aに成分(11)〜(15)を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、100℃に加熱してジャー容器に流し込み、冷却後、ヘアワックスを得た。
実施例17のヘアワックスは、硬さ、透明性、塗布時のなめらかさのすべての点で満足のいくものであった。
Claims (4)
- 次の成分(a)〜(c);
(a)下記式(1)で表されるN−アシルアミノ酸アミド誘導体0.1〜10質量%;
(b)ポリグリセリン脂肪酸エステル5〜45質量%;
(c)揮発性炭化水素油50質量%以上;
を含有する油性固形化粧料。
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に炭素数1〜26の炭化水素基を示し、R3は、炭素数7〜17の炭化水素基を示し、nは1又は2を示す) - 前記成分(a)を0.5〜6質量%含有する請求項1に記載の油性固形化粧料。
- 前記成分(a)と成分(b)の質量比(a):(b)が1:1〜1:100である請求項1又は2に記載の油性固形化粧料。
- 更に成分(d)油溶性皮膜形成剤を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形化粧料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014264213 | 2014-12-26 | ||
JP2014264213 | 2014-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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