JP5340588B2 - 毛穴補正用の化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は化粧料に関し、更に詳細には毛穴補正に好適な化粧料に関する。
毛穴の形状は年齢とともに変化するものであり、年齢を重ねれば重ねるほど毛穴は目立ちやすくなると言われている。これは、毛穴自体が拡張するとともに、毛穴の辺縁部に黒ずみが生じ、立体的、色彩的にも他の皮膚部位とは区別されやすくなってくるためである。近年著しい生存期間の延長による高年齢化とともに、毛穴の目立つ人が急増してきていることも一つの事実であるし、この様な毛穴の目立ちが、メークアップ化粧料の効果を減じているのも事実である。この為、毛穴を補正し、メークアップ化粧料の効果を維持する試みが為されている。この様な試みとしては、例えば、シリカなどの球状粉体を含水オイルゲル剤形に含有させて、毛穴に充填し、毛穴を目立たなくさせる方法(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)や、部分架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンと非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンとを利用した方法(例えば、特許文献3を参照)、ポリメタクリル酸メチル粉末を充填する方法(例えば、特許文献4)等が存する。これらの方法により、メークアップ化粧料の毛穴への落ち込みによる化粧ムラを抑制し、毛穴を目立たなくさせる効果を発揮したが、かかる製剤に於いては、毛穴周辺部における黒ずみによる色彩効果を補正することについては課題として残った。これは毛穴の充填に二酸化チタンなどの隠蔽性粉体を用いると、充填均一性が損なわれたり、高隠蔽性効果による不自然さの発現で、化粧効果そのものが減じられる場合が存するため、充填材料としては、シリカやポリメタクリル酸メチルなどの拡散透過性の球状粉体によるデフォーカス効果を利用するしか補正の方法は存しなかった。即ち、毛穴補正化粧料に於いて、毛穴辺縁部の黒ずみの補正を行うことが最大の課題であったと言える。
一方、チタンセリサイトは自然なカバー力を具現化する板状粉体であり、皮膚上に於いては、カバー力を発現する二酸化チタンを表面に単相で配することにより、厚ぼったさを減じ、自然なカバー力を具現化することが知られている(例えば、特許文献5を参照)。しかしながら、板状粉体は毛穴に充填しうるとは考えられず、毛穴補正用の化粧料にチタンセリサイトを含有せしめた例は存しない。加えて、1)架橋型ジメチコンとシクロメチコンとが作るゲル構造中に、2)水1〜10質量%と、3)シリカ15〜40質量%と、4)二酸化チタン被覆球状粉体1〜10質量%と、5)他の金属酸化物で表面を被覆されていても良いセリサイト0.5〜5質量%とを含有する化粧料も知られていないし、この様な構成の化粧料が毛穴補正効果、取り分け、毛穴辺縁部の黒ずみ補正効果に優れることも全く知られていなかった。
特開平11−349442号公報 特開2005−213145号公報 特開2005−336161号公報 特開2005−41795号公報 特開2000−229808号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、毛穴補正化粧料に於いて、毛穴辺縁部の黒ずみの補正効果をも有する化粧料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、毛穴補正化粧料に於いて、毛穴辺縁部の黒ずみの補正効果をも有する化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)架橋型ジメチコンとシクロメチコンとから形成されるゲル構造中に、2)水1〜10質量%をポリエーテル変性シリコーン1〜5質量%を用いて可溶化し、3)球状シリカ15〜40質量%と、4)二酸化チタン被覆球状シリカ1〜10質量%と、5)シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト、並びにシリカ及び二酸化チタンをポリメタクリル酸メチルをバインダーとして結合させたセリサイトから選ばれる一種又二種以上を0.5〜5質量%含有させることを特徴とする化粧料にその様な特性が存することを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
<1>1)架橋型ジメチコンとシクロメチコンとが作るゲル構造中に、2)水1〜10質量%をポリエーテル変性シリコーン1〜5質量%を用いて可溶化し、3)球状シリカ15〜40質量%と、4)二酸化チタン被覆球状シリカ1〜10質量%と、5)シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト、並びにシリカ及び二酸化チタンをポリメタクリル酸メチルをバインダーとして結合させたセリサイトから選ばれる一種又二種以上を0.5〜5質量%含有させることを特徴とする、毛穴補正用の下地化粧料。
<2>二酸化チタン被覆球状シリカの含有量が、球状シリカに対して5〜20質量%である<1>に記載の毛穴補正用の下地化粧料。
本発明によれば、毛穴補正化粧料に於いて、毛穴辺縁部の黒ずみの補正効果を有する化粧料を提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分である水
本発明の化粧料は、架橋型ジメチコンとシクロメチコンとが作るゲル構造中に、水1〜10質量%、より好ましくは3〜8質量%を含有することを特徴とする。かかる水の含有の形態は、可溶化状態であることが好ましく、例えば、ポリエーテル変性シリコーン1〜5質量%を用いて、可溶化することが好ましい。この様な可溶化形態を取ることにより、化粧料組成物の毛穴への充填効率を高めることが出来る。水の含有量が少なすぎると化粧料組成物と毛穴とのなじみが損なわれ、化粧料組成物が一様に充填されない場合が存し、多すぎると可溶化出来ずに水分が遊離する場合が存する。
(2)本発明の化粧料の必須成分であるシリカ
本発明の化粧料は、架橋型ジメチコンとシクロメチコンとが作るゲル構造中に、シリカ15〜40質量%、より好ましくは20〜30質量%含有することを特徴とする。シリカは、毛穴に充填され、デフォーカス効果により、毛穴の中を見せにくくし、その存在感の顕著性を減じる作用を有する。かかる成分が少なすぎると毛穴への充填が不十分となり、立体的な補正作用や光学効果的補正作用(ぼやかし効果)が十分に得られない場合が存する。又、かかる成分が多すぎると、後記成分による黒ずみの視覚的補正効果が阻害される場合が存する。かかるシリカは、球状でも、煙霧状でも使用可能であるが、球状であるものの方が毛穴充填性に優れるので好ましい。又、シリカはそのまま使用することも出来るし、その表面をハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付処理、ジメチルポリシロキサン焼付処理、N−アシルグルタミン酸塩被覆処理或いはシリル化処理などの表面処理を行うことが好ましい。この様な処理における処理剤の量は、粉体全量に対して、総量で1〜10質量%であることが好ましい。
(3)本発明の化粧料の必須成分である二酸化チタン被覆球状粉体
本発明の化粧料は、架橋型ジメチコンとシクロメチコンが作るゲル構造中に、二酸化チタン被覆球状粉体を1〜10質量%、より好ましくは2〜6質量%を含有することを特徴とする。かかる成分は、適量がシリカに混合することにより、該混合物の鏡面反射性を高める作用を有する。加えて、拡散透過性自身も損なわれない。この様な効果により、デフォーカス効果を高めることが出来る。この様な効果を奏する、適切な量としては、シリカに対して、5〜20質量%であることが好ましく、7〜10質量%であることがより好ましい。かかる成分が多すぎると、鏡面反射性が高まりすぎ、却って毛穴の存在が目立ってしまう場合が存し、少なすぎると鏡面反射性の効果が薄れ、色補正効果が損なわれる場合が存する。この様な二酸化チタン被覆球状粉体は、例えば、二酸化チタン被覆シリカ、二酸化チタン被覆アルミナ等が好適に例示でき、球状シリカや球状アルミナ上にチタニアゾルを析出させ、これを焼成することにより製造することが出来る。この様な二酸化チタン被覆球状粉体には既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入し利用することが出来る。好ましい市販品としては、例えば、触媒化成工業株式会社から販売されている、「マルチプルビーズ」、「マルチプルビーズII」(何れも、二酸化チタン被覆シリカ)などが存する。
(4)本発明の化粧料の必須成分である他の金属酸化物で表面を被覆されていても良いセリサイト
本発明の化粧料は、架橋型ジメチコンとシクロメチコンが作るゲル構造中に、他の金属酸化物で表面を被覆されていても良いセリサイトを0.5〜5質量%含有することを特徴とする。かかる他の金属酸化物で表面を被覆されていても良いセリサイトとしては、例えば、シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト及び/又はシリカ並びに二酸化チタン被覆セリサイト等が好ましく、該被覆に際しては、焼結など利用することも出来るし、ポリメタクリル酸メチルなどをバインダーとして利用することも出来る。好ましいものとしては、シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト及び/又はシリカ並びに二酸化チタンをポリメタクリル酸メチルをバインダーとして結合させたセリサイトが例示できる。この様な粉体は焼結を利用するものであれば、チタンセリサイトに無水珪酸とともに酸化鉄をボールミルなどで被覆し、200〜1000℃で焼成することによって得ることが出来るし、ポリメタクリル酸メチルなどをバインダーとして利用するものであれば、触媒存在下メタクリル酸メチルと構成粉体を混練りし、これを噴霧し、加熱し重合させて調製することが出来る。この様な粉体には既に市販されているものが存し、かかる市販品を利用することも出来る。この様な市販品としては、例えば、「ダーマリアルリーフN」(シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト;触媒化成工業株式会社)、「TPMパウダー2003」(シリカ並びに二酸化チタンをポリメタクリル酸メチルをバインダーとして結合させたセリサイト;大東化成工業株式会社)等が存する。かかる成分は板状粉体と親和性の高い毛穴辺縁部に局在化し、かかる部位の鏡面反射性を高め、以て、辺縁部の黒ずみを補正する。毛穴辺縁部に局在化するために、前記含有量の量比においては、前記球状粉体の毛穴補正効果を阻害しない。含有量が多すぎると球状粉体による毛穴補正効果を阻害する場合が存し、少なすぎると辺縁部黒ずみ補正効果を十分に奏さない場合が存する。
(5)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分を架橋型ジメチコンとシクロメチコンの作るゲル構造中に含有してなることを特徴とする。前記架橋型ジメチコンとシクロメチコンの作るゲルとしては、例えば、市販の架橋型ジメチコンとシクロメチコンからなるゲル状組成物を利用することも出来る。この様なゲル状組成物としては、例えば、信越化学工業株式会社製の「シリコーンKSG−16」(架橋型ジメチコン25質量%、メチコン75質量%)等が存する。かかるゲル状組成物を、架橋型ジメチコン5〜20質量%、より好ましくは10〜15質量%とシクロメチコン30〜60質量%、より好ましくは35〜55質量%とを含有する様に調整し使用すればよい。調整は適宜、シクロメチコンやアクリル変性シリコーンを加えて行うことが出来る。前記アクリル変性シリコーンとしては、例えば、「シリコーンKP545」(MMA、メタクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリルメチルシロキサン共重合体を30質量%、シクロメチコンを70質量%;信越化学工業株式会社)等が好ましく例示できる。アクリル変性シリコーンは、架橋型ジメチコンに対して0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜3質量%含有することが、粉体の毛穴配向性を高めるので好ましい。
本発明の化粧料では、前記成分以外に通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。
本発明の化粧料は、かかる成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。斯くして得られた本発明の化粧料は、毛穴補正効果、更に詳細には、毛穴辺縁部の黒ずみをも補正する作用を有する。この為、毛穴補正用の化粧料として使用することが好ましい。かかる毛穴補正化粧料は下地料として使用することが好適であり、この様な態様で使用することにより、毛穴の立体形状により阻害されるメークアップ化粧料の均一塗布性を向上させ、加えて、毛穴の色彩効果によるメークアップ効果の損失を減ずることが出来る。以下に、実施例を挙げて更に詳細に説明を加える。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料を製造した。イにハを加え、良く混合して分散せしめ、これに徐々にロを加えて可溶化し、減圧下攪拌し、毛穴補正用の化粧料1を得た。同様に操作して、水をシクロメチコンに置換した比較例1、マルチプルビーズIIをシリカに置換した比較例2、シリカの内の10質量%をマルチプルビーズIIに置換した比較例3、ダーマリアルリーフNとTPMパウダー2003とをシリカに置換した比較例4も同様に製造した。
Figure 0005340588
<評価1>
毛穴の目立つパネラーを使用して、毛穴補正効果を調べた。即ち、洗顔後頬部の毛穴の拡大写真をビデオマイクロスコープで撮影し、しかる後に毛穴補正化粧料で処置し再度同じ部位を撮影した。それぞれの画像を二値化処理し、毛穴部分を黒い点の集合とした。毛穴補正処置後の黒い点の数を補正前の黒い点の数で除し、100を乗じて補正残存率とした。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は毛穴補正効果に優れることが分かる。特に、比較例4では黒ずみに起因すると思われる黒い点が毛穴辺縁部に残存していたが、化粧料1ではこの様な点が消失していることから、辺縁部の黒ずみ補正が効果の著しい向上につながったものと推察される。
Figure 0005340588
<評価2>
下記のファンデーションを毛穴補正後に塗布した場合の化粧仕上がりを、毛穴部に着目して評価した。即ち、メークアップ後に毛穴の存在が、スコア1:明確にわかる、スコア2:うっすらとわかる、スコア3:よく見ればわかるが気にならない、スコア4:全くわからない、の基準で評価した。結果を表4に示す。本発明の化粧料が下地料として好適なことがわかる。
Figure 0005340588
Figure 0005340588
<評価3>
本発明の化粧料の光学特性を調べるために、鏡面反射率と拡散透過率を調べた。比較のため、従来の毛穴補正料に近い比較例4も測定した。化粧料1は鏡面反射率が85.1%で拡散透過率が77%であったが、比較例4は鏡面反射率が72%で拡散透過率が95%であった。本発明の化粧料は拡散透過を維持しながら、鏡面反射率を向上させていることがわかる。
実施例1と同様に毛穴補正用の化粧料2を作成した。このものは毛穴残存率が9.8%で評価スコアがスコア4であった。
Figure 0005340588
実施例1と同様に毛穴補正用の化粧料3を作成した。このものは毛穴残存率が10.3%で評価スコアがスコア4であった。
Figure 0005340588
本発明は、毛穴補正用化粧料などの化粧料に応用できる。

Claims (2)

  1. 1)架橋型ジメチコンとシクロメチコンとが作るゲル構造中に、2)水1〜10質量%をポリエーテル変性シリコーン1〜5質量%を用いて可溶化し、3)球状シリカ15〜40質量%と、4)二酸化チタン被覆球状シリカ1〜10質量%と、5)シリカ・ベンガラ被覆チタンセリサイト、並びにシリカ及び二酸化チタンをポリメタクリル酸メチルをバインダーとして結合させたセリサイトから選ばれる一種又二種以上を0.5〜5質量%含有させることを特徴とする、毛穴補正用の下地化粧料。
  2. 二酸化チタン被覆球状シリカの含有量が、球状シリカに対して5〜20質量%である請求項1に記載の毛穴補正用の下地化粧料。
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