JP6219606B2 - 口唇化粧料 - Google Patents
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(1)下記成分A)、B)を含有することを特徴とする口唇化粧料。
A)ウルソール酸及びウルソール酸誘導体から選択される一種又は二種以上
B)一種又は二種以上のしわ隠し効果を有する粉体
(2)しわ隠し効果を有する粉体が、着色されていても良い、異形断面を有する繊維、球状粉体、半球状粉体、お椀型粉体からなる群から選択されることを特徴とする(1)記載の口唇化粧料。
(3)しわ隠し効果を有する粉体が、着色されていても良い、半球状粉体、お椀型粉体からなる群から選択されることを特徴とする(1)または(2)記載の口唇化粧料。
(4)しわ隠し効果を有する粉体が、アクリルポリマー粉体であることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載の口唇化粧料。
<1> 本発明の口唇化粧料の必須成分であるウルソール酸及びウルソール酸誘導体
本発明の口唇化粧料はその必須成分として、ウルソール酸及びウルソール酸誘導体からなる群から選択される一種又は二種以上を含有する。本発明のウルソール酸誘導体としては、具体的には、ウルソール酸の塩、ウルソール酸のアルキルエステル、ウルソール酸のアルケニルエステル、ウルソール酸のアリールエステル、ウルソール酸のリン酸エステルまたはその塩、ウルソール酸のアミド等が好適に例示できる。なかでも、しわ改善効果がたかいことから、ウルソール酸のアリールエステル、ウルソール酸のリン酸エステルまたはその塩が好ましい。なお、これらの誘導体は、例えば、国際公開公報WO1998/000093号、再公表特許公報WO06/132033号記載の方法で製造することができる。
本発明の口唇化粧料はその必須成分として一種または二種以上の、しわ隠し効果を有する粉体を含有することを特徴とする。本発明でのしわ隠し効果を有する粉体は、光の屈折や拡散等の光学効果により、しわを見えにくくする効果を有する粉体であれば、その材質、形状等は特に限定されないが、材質としては(メタ)アクリル酸エステルの重合体などのアクリルポリマー、ナイロン等の有機材料、シリカ、アルミナ、酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、チッカ硼素等の無機材料等が好適に例示でき、その形状としては、繊維状、球状、半球状、お椀状及びこれらの形状の粉体とタルク、マイカ、セリサイト等の板状粉体との複合粉体等が好適に例示できる。透明性にすぐれ、素肌感としわ隠し効果に優れることから、材質としては、シリカ、(メタ)アクリル酸エステルの重合体などのアクリルポリマーが好ましい。
また、形状としては、異形断面を有する繊維状、球状、半球状、お椀型が好ましく、半球状、お椀型が好ましい。また、これらのしわ隠し効果を有する粉体は有機色素、無機色素で着色されていても良く、その表面が、シリカ、アルミナ等の無機物、シリコーン、シラン等の有機物で表面処理されていても良い。
なお、本発明における球状、半球状は、形状が真球状からやや外れた、略球状、略半球状をも含有する。
本発明の口唇化粧料は、その必須成分としてウルソール酸及びウルソール酸誘導体から選択される一種又は二種以上及び一種又は二種以上のしわ隠し効果を有する粉体を含有することを特徴とする。
<実施例1〜4、比較例1〜3>
下記、表1の処方に基づいて本発明の口唇化粧料であるリップスティック及び比較例のリップスティックを作成した。すなわち、成分(イ)を100℃で加熱溶解し、攪拌して均一に混合した。次に、温度を90℃に保ちながら、ボールミル中で24時間粉砕均一混合した成分(ロ)を前記成分(イ)に加え混合した。さらに、成分(ハ)を添加し、温度を90℃に保ちながら、ディスパーを用いて成分(ハ)を成分(イ)及び(ロ)の混合物に均一に分散させた。最終バルクを85〜90℃の加熱下、金型に流し込んだ後、冷却してリップスティックを得た。なお、表中の数字は質量%を表す。
* 2)松本油脂製薬株式会社製「マツモトマイクロスフェアーM−310」
* 3)日揮触媒化成株式会社製「SATINIER M5」
* 4)国際公開公報WO1998/000093号記載の方法で合成
* 5)再公表特許公報WO06/132033号記載の方法で合成
唇にこじわのあるパネラーに実施例1〜4、比較例1〜3のリップスティックを毎日塗布してもらい、一ヶ月経過後、三ヶ月経過後、六ヶ月経過後に、リップスティック塗布時及びリップスティック除去後の唇のしわの目立ちやすさを評価した。評価は熟練評価者5名による官能評価とし、以下の基準で評点を付け、5名の平均値を評価スコアーとした。結果を表2に示す。
評価基準 試験開始時の唇のしわの状態と比較して、しわが、
明らかに目立たない・・・・・・・5点
やや目立たない・・・・・・・・・4点
目立ちやすさは同等・・・・・・・3点
やや目立つ・・・・・・・・・・・2点
明らかに目立つ・・・・・・・・・1点
表2から明らかなように、本発明のリップスティックはしわ改善効果に優れ、その効果が現れるまでのしわ隠し効果にも優れるため、総合的なアンチエイジング効果に優れることがわかる。また、半球型粉体、お椀型粉体がしわ隠し効果に優れていることもわかる。
下記、表1の処方に基づいて本発明の口唇化粧料であるリップグロス及び比較例のリップグロスを作成した。すなわち、成分(イ)を90℃で加熱溶解し、攪拌して均一に混合した。次に、温度を90℃に保ちながら、ディスパーを用いて成分(ロ)を成分(イ)及の混合物に均一に分散させた。最終バルクを85〜90℃の加熱下、中皿に流し込んだ後、冷却してリップグロスを得た。なお、表中の数字は質量%を表す。
実施例5〜8及び比較例4〜6のリップグロスを用いて、試験例1と同様にしわの目立ちやすさの評価を行った。結果を表4に示す。
* 1)大東化成株式会社製「3D TECH PW」を赤色202号で着色した粉体。
* 2)松本油脂製薬株式会社製「マツモトマイクロスフェアーM−310」
* 3)日揮触媒化成株式会社製「SATINIER M5」
* 4)国際公開公報WO1998/000093号記載の方法で合成
* 5)再公表特許公報WO06/132033号記載の方法で合成
Claims (3)
- 下記成分A)及びB)を含有することを特徴とする口唇化粧料。
A)ウルソール酸及びウルソール酸誘導体から選択される一種又は二種以上
B)一種又は二種以上の、着色されていてもよい、球状粉体、半球状粉体及びお椀型粉体からなる群から選択される粉体を化粧料全量に対して0.3〜5質量% - 前記成分B)が、着色されていてもよい、お椀型粉体であることを特徴とする請求項1記載の口唇化粧料。
- 前記成分B)が、アクリルポリマー粉体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の口唇化粧料。
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