JP2010132591A - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固形粉末化粧料であって、
(A):(a)粉体と(b)25℃で液状の油剤とを、超臨界または亜臨界二酸化炭素中にて混合して得られる複合粉体 30〜100質量%、
(B):成分(A)以外の粉体 0〜35質量%、
(C):油剤 0〜35質量%
を含有し、(a)と(b)の質量割合が95:5〜50:50であって、固形粉末化粧料全組成中に、粉体成分を50〜95質量%、油剤成分を5〜50質量%含有する固形粉末化粧料。
【選択図】なし
Description
(A):(a)粉体と(b)25℃で液状の油剤とを、超臨界または亜臨界二酸化炭素中にて混合して得られる複合粉体 30〜100質量%、
(B):成分(A)以外の粉体 0〜35質量%、
(C):油剤 0〜35質量%
を含有し、(a)と(b)の質量割合が95:5〜50:50であって、固形粉末化粧料全組成中に、粉体成分を50〜95質量%、油剤成分を5〜50質量%含有する固形粉末化粧料を提供するものである。
成分(A)の複合粉体は、(a)粉体と(b)25℃で液状の油剤を、超臨界または亜臨界二酸化炭素中にて混合して得られるものである。
成分(A)の複合粉体で用いる(a)粉体としては、通常化粧料に用いられる体質顔料や着色顔料であれば特に制限されず、実質的に超臨界二酸化炭素に溶解しない無機粉体、有機粉体、有機無機の複合体及び繊維状の粉末のいずれでも使用することができる。
有機顔料としては、例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色226号、橙色204号、黄色205号、赤色404号、赤色405号、橙色401号、黄色401号、青色404号等が挙げられる。また、高分子化合物としては、例えば、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂から選ばれた有機高分子の粉体、更に、繊維を細かくした粉末(「マイクロアート」(ユニチカ社製)20デニール相当、を裁断したもの;「NFCB-10D-0.5T」(大東化成工業社製)10デニール、0.5mm、異形断面、カーボンブラックで黒色に染色したものなど)などが挙げられる。
特に、シリコーン油、フッ素化合物で疎水化処理した粉体を用いるのが好ましい。
なお、(a)粉体には、球状粉体を5質量%未満、さらには、球状粉体は含有しないのが、成型された固形粉末化粧料の粉とれ性の点と塗布時の柔らかさ、しっとり感の点で好ましい。
また、成分(A)の複合粉体において、(a)粉体と(b)油剤の質量割合は、95:5〜50:50、好ましくは95:5〜80:20である。この範囲内であれば、成型された固形粉末化粧料の粉とれと、肌への密着性、塗布時の使用感の観点から好ましい。
また、(b)25℃で液状の油剤と(c)25℃で固体状又は半固体状の油剤の質量割合は、(b):(c)=10:1〜1:10、特に2:1〜1:2であるのが、成形性、耐衝撃性、及び使用時の粉とれ性、塗布時の使用感の観点から特に好ましい。
二酸化炭素は、一般に無毒であり、その臨界温度が304.15Kで、臨界圧力が7.38MPaである。超臨界二酸化炭素とは、臨界温度(Tc)以上でかつ臨界圧力(Pc)以上の圧力である二酸化炭素をいい、亜臨界二酸化炭素とは、温度が二酸化炭素の臨界温度以上であるか、又は圧力が二酸化炭素の臨界圧力以上である二酸化炭素をいう。臨界点近傍の超臨界二酸化炭素は、わずかな圧力変化によって密度が急変するという性質を有する。
このようにして得られた成分(A)は、成分(a)が成分(b)、(c)を介して、弱く二次凝集した複合粉体となる。これは、従来のミキサー、ブレンダー、ニーダー等の撹拌混合機によって得られた複合粉体や、溶媒法で得られた複合粉体とは全く異なった粒子となり、使用感や仕上がりの異なったものとなることがわかった。
より具体的には、成分(A)は(a)粉体が成分(b)、(c)を介してカードハウス構造のような集合体となる。複合粉体の大きさは(a)粉体の種類の選択により異なってくるが、(a)粉体の粒子径が5〜150μmの場合、平均粒径が20〜300μmに調整される。
しかし、本発明で用いられる成分(A)の複合粉体は、微細に均一に分散した油剤を介した複数の粉体の弱い二次凝集によって形成されるため、本発明の固形粉末化粧料では、塗布時の摩擦により、容易に崩壊し、非常になめらかな使用感が得られる。さらに、成分(A)の複合粉体中では、結合剤である油剤が均一に粉体中に微細に分散しているので、塗布膜は密着力があり、発色性に優れ、色むらがほとんど生じない美しい仕上がりとなる。そして、成型された化粧料の色と肌に塗布した際の色の差がほとんどないことから、使用者が安心して使用できるというメリットを有する。
成分(A)の複合粉体は、全組成中に30〜100質量%、好ましくは50〜100質量%含有される。
本発明の固形粉末化粧料は、成分(B)粉体を含有することができる。成分(B)粉体は、成分(A)以外の粉体であり、感触の調整、色調合わせ、色バリエーションの付与の観点から混合される。
粉体としては、通常化粧料に用いられる体質顔料や着色顔料であれば特に制限されず、無機粉体、有機粉体、有機無機の複合体及び繊維状の粉末のいずれでも使用することができる。
有機顔料としては、例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色226号、橙色204号、黄色205号、赤色404号、赤色405号、橙色401号、黄色401号、青色404号等が挙げられる。また、高分子化合物としては、例えば、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂から選ばれた有機高分子の粉体、更に、繊維を細かくした粉末(「マイクロアート」(ユニチカ社製)20デニール相当、を裁断したもの、「NFCB-10D-0.5T」(大東化成工業社製、10デニール、0.5mm、異形断面、カーボンブラックで黒色に染色したもの)などが挙げられる。
特に、シリコーン油、フッ素化合物で疎水化処理した粉体を用いるのが好ましい。
これらの中でも、平均粒子径3〜30μm(レーザー回折式粒度分布測定)の粉体が好ましく、中でもオルガノポリシロキサンエラストマー、ポリメチルシルセスキオキサン、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体などのシリコーン類が滑らかな伸び広がりの点で好ましい。
市販品としては、ナイロンであるナイロン12SP−500(東レ社製)、ポリメタクリル酸アルキルであるマツモトマイクロスフェアーM−101、305(何れも、松本油脂製薬社製)、ポリスチレンであるガンツパールGS−0605(ガンツ化成社製)、オルガノポリシロキサンエラストマーであるトレフィルE505、E506、E701(何れも、東レ・ダウコーニング社製)、ポリメチルシルセスキオキサンであるトスパール2000B*(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体であるKSP−100、300(何れも信越化学工業社製)等が挙げられる。
また、粉末化粧料全組成中に、全粉体成分((a)+(B))は、50〜95質量%、好ましくは70〜90質量%含有される。
本発明の固形粉末化粧料は、成分(C)油剤を含有することができる。成分(C)油剤は、25℃で液状、半固体状および固体状から選ばれる1種以上の油剤を用いることができる。成分(C)は、使用感、密着力、粉っぽさの調整の観点から含有される。
25℃で液状の油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されずに使用することができる。例えば、ホホバ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル等のエステル油;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油などが挙げられる。
これらのなかで、使用感、密着力、粉っぽさの調整の観点から流動イソパラフィン、スクワランが好ましい。
また、粉末化粧料全組成中に、全油剤成分((b)+(C))は、5〜50質量%、好ましくは、10〜30質量%含有される。
本発明の固形粉末化粧料は、例えばファンデーション、フェイスパウダー、固形白粉、アイシャドウ、アイブロウ、頬紅、マスカラ等のメイクアップ化粧料や、ボディパウダーなどとして好適である。
表1及び表2に示す組成の固形粉末状アイシャドウを、下記製造方法により製造した。得られた固形粉末アイシャドウについて、崩壊性;塗布時のしっとり感及び滑らかさ;仕上がり時の密着力、粉っぽさのなさ、ツヤ、パール感、滑らかさ、ムラつきのなさ、及び外観色と塗布色の差;化粧持ち、並びに耐衝撃性を評価した。結果を表3に示す。
(1)実施例1〜16:
(1−1)成分(A)複合粉体の製造;
各成分(a)粉体、(b)油剤を合わせて50g量りとり、オートクレーブ(内容量500mL、AKICO社製)内に充填し、密閉した。充填後、ボンベより二酸化炭素を供給し、圧力25MPa、温度45℃に設定し、超臨界状態に保つ。この温度及び圧力条件で、攪拌速度を250r/minとして、30分間オートクレーブ内の各成分の攪拌を行った。
次いで、攪拌速度を100r/minとし、オートクレーブに付属した排気バルブを徐々に開放し、10−25分間で大気圧まで減圧を行った。この時断熱膨張作用により容器内の温度が低下するが、二酸化炭素の液相を経由しないように内部の温度調節を行った。具体的には、減圧途中の内部圧力7MPa時のオートクレーブ内の温度が308〜318Kであり、減圧終了時の温度が305〜318Kであった。大気圧に到達後、攪拌を止め、成分(A)の複合粉体を得た。
上記製法で得られた成分(A)の複合粉体を、メッシュを通し、アルミニウム製の中皿(縦1.5×横2.6×深さ0.4cm)に充填した。この後、圧縮成型し、固形粉末状アイシャドウとした。成型圧は処方により異なるが、例えば、JANOME ELECTRO PRESS 機で、30kgfで行う。
粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合した後、油剤成分を添加し、さらに混合する。得られた複合粉体をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した後、アルミニウム製の中皿に充填し、圧縮成型し、固形粉末アイシャドウを得た。
(1)崩壊性:
固形粉末化粧料をスパチュラで1かき取り、上腕部に載せる。それを人差し指で軽く押さえつけ、粉体バルクが崩壊するまでの回数を求めた。以下の基準で示した。
◎;1回で崩壊。
○;2〜3回で崩壊。
△;4〜5回で崩壊。
×;5回以上で崩壊又は崩壊せず。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの感触を官能評価した。「しっとり感がある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「しっとり感がある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「しっとり感がある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「しっとり感がある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「しっとり感がある」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの感触を官能評価した。「滑らかさがある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「滑らかさがある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「滑らかさがある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「滑らかさがある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「滑らかさがある」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、スポンジで各化粧料を上腕に塗布したときの仕上がりを、皮丘への粉体の付き方を中心に評価した。「密着力がある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「密着力がある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「密着力がある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「密着力がある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「密着力がある」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「粉っぽくない」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「粉っぽくない」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「粉っぽくない」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「粉っぽくない」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「粉っぽくない」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「ツヤがある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「ツヤがある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「ツヤがある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「ツヤがある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「ツヤがある」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「パール感がある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「パール感がある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「パール感がある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「パール感がある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「パール感がある」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「滑らかに見える」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「滑らかに見える」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「滑らかに見える」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「滑らかに見える」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「滑らかに見える」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「ムラつきしない」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「ムラつきしない」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「ムラつきしない」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「ムラつきしない」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「ムラつきしない」と評価したパネラーが0〜3名。
化粧料の外観色と、化粧料を肌に塗布したときの仕上がりの色(塗布色)の差を、10名の専門パネラーにより評価した。「色の差がない」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「色の差がない」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「色の差がない」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「色の差がない」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「色の差がない」と評価したパネラーが0〜3名。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布して5時間後の仕上がりを官能評価した。「化粧持ちがよい」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「化粧持ちがよい」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「化粧持ちがよい」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「化粧持ちがよい」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「化粧持ちがよい」と評価したパネラーが0〜3名。
収容皿内に収容された状態の化粧料10個を、50cmの高さから厚さ25mmのベニヤ板上に10回繰り返し落下させた。欠け、割れ、ひびなどの異常が生じなかった化粧料の個数を、百分率(%)で示した。この数値が大きいほど、耐衝撃性が高い。
棒状に成型した化粧料10個を、30cmの高さから厚さ25mmのベニヤ板上に5回繰り返し落下させた。欠け、割れ、ひびなどの異常が生じなかった化粧料の個数を、百分率(%)で示した。この数値が大きいほど、耐衝撃性が高い。
表4に示す組成のパウダーファンデーションを、下記製造方法により製造した。得られたパウダーファンデーションについて、実施例1〜16と同様にして、崩壊性;塗布時のしっとり感及び滑らかさ;仕上がり時の密着力、粉っぽさのなさ、カバー力、ツヤ、パール感、滑らかさ、ムラつきのなさ、及び外観色と塗布色の差;化粧持ち、並びに耐衝撃性を評価した。なお、実施例1〜16において、アイシャドウを瞼に塗布して評価を行ったものは、パウダーファンデーションでは、顔全体に塗布して評価を行った。また、仕上がりのカバー力についても評価した。結果を表5に示す。
(1)実施例:
実施例1〜16と同様にして、成分(A)の複合粉体を製造し、得られた複合粉体を、メッシュを通し、樹脂製の中皿(縦4.5×横5.3×深さ0.7cm)に充填した。この後、圧縮成型し、パウダーファンデーションを得た。
粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合した後、油剤成分を添加し、さらに混合する。得られた複合粉体をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した後、アルミニウム製の中皿に充填し、圧縮成型し、パウダーファンデーションを得た。
仕上がりのカバー力:
10名の専門パネラーにより、各化粧料を瞼に塗布したときの仕上がりを官能評価した。「カバー力がある」と評価したパネラーの数により、以下の基準で示した。
◎;「カバー力がある」と評価したパネラーが8〜10名。
○;「カバー力がある」と評価したパネラーが6〜7名。
△;「カバー力がある」と評価したパネラーが4〜5名。
×;「カバー力がある」と評価したパネラーが0〜3名。
上記製法で得られた成分(A)の複合粉体に、成分(B)、(C)を添加し、ヘンシェルミキサーにて混合した。得られた粉体は、メッシュを通した後、アルミニウム製の中皿に充填し、圧縮成型し、固形粉末状アイシャドウを得た。
上記方法により、固形粉末状アイシャドウを得た。このアイシャドウは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、色むらがなかった。
(成分)
実施例1の成分(A) 80(質量%)
(B)窒化ホウ素(粒径4μm、水島合金鉄社製、SHP-4) 14
(C)シリコーン油(6cs) 6
上記方法により、固形粉末状アイシャドウを得た。このアイシャドウは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、色むらがなかった。
(成分)
実施例7の成分(A) 88(質量%)
(B)有機球状粉体(KSP-100)*8 12
上記方法により、固形粉末状アイシャドウを得た。このアイシャドウは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、色むらがなかった。
(成分)
実施例7の成分(A) 52(質量%)
(B)有機球状粉体(KSP-100)*8 18
(B)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体
(トレフィルE505) 10
(C)スクワラン 20
上記方法により、固形粉末状アイシャドウを得た。このアイシャドウは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、赤みの鮮やかさがある。
(成分)
実施例13の成分(A) 95(質量%)
(B)ベンガラ 4
(B)繊維粉末(「NFCB-10D-0.5T」大東化成工業社製) 1
上記方法により、固形粉末状アイシャドウを得た。このアイシャドウは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、色むらがなかった。
(成分)
実施例14の成分(A) 97(質量%)
(C)スクワラン 3
上記方法により、固形粉末状ファンデーションを得た。このファンデーションは密着力があり、滑らかさに非常に優れ、色むらがなく、カバー力が高いものであった。
(成分)
実施例23の成分(A) 95(質量%)
(B)ベンガラ 1
(B)黄酸化鉄 1.4
(B)黒酸化鉄 0.1
(B)酸化チタン 2.5
Claims (10)
- 固形粉末化粧料であって、
(A):(a)粉体と(b)25℃で液状の油剤とを、超臨界または亜臨界二酸化炭素中にて混合して得られる複合粉体 30〜100質量%、
(B):成分(A)以外の粉体 0〜35質量%、
(C):油剤 0〜35質量%
を含有し、(a)と(b)の質量割合が95:5〜50:50であって、固形粉末化粧料全組成中に、粉体成分を50〜95質量%、油剤成分を5〜50質量%含有する固形粉末化粧料。 - (a)粉体の一部または全部が、疎水化処理された粉体である請求項1記載の固形粉末化粧料。
- 疎水化処理された粉体が、シリコーン処理及び/又はフッ素処理粉体である請求項2記載の固形粉末化粧料。
- (b)25℃で液状の油剤が、(a)粉体の疎水化処理とは異なる種の油剤である請求項2又は3記載の固形粉末化粧料。
- (a)粉体中、30〜100質量%が板状粉体である請求項1〜4のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 板状粉体のうち、30〜100質量%がパール顔料である請求項5記載の固形粉末化粧料。
- (a)粉体中、球状粉体の含有量が5質量%未満である請求項1〜6のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- (b)25℃で液状の油剤が、炭化水素油、エステル油及びエーテル油から選ばれる1種以上の油剤である請求項1〜7のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 更に、成分(A)が、(c)25℃で固体状または半固体状の油剤を含有する請求項1〜8のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
- 固形粉末化粧料の製造方法であって、
(A):(a)粉体と(b)25℃で液状の油剤とを、超臨界または亜臨界二酸化炭素中にて混合して得られる複合粉体 30〜100質量%、
(B):成分(A)以外の粉体 0〜35質量%、
(C):油剤 0〜35質量%
を混合し、固形粉末化粧料全組成中の粉体成分が50〜95質量%、油剤成分が5〜50質量%となるように調整した組成物を加圧成型する固形粉末化粧料の製造方法。
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