JP6795885B2 - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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本発明は、固形粉末化粧料に関する。
特許文献1には、粉末成分と油性成分とを含む化粧料基剤に、溶剤を添加してスラリーとし、該スラリーを容器に充填した後、前記溶剤を除去することにより得られ、化粧料全体に対して平均粒子径1〜50μmの球状ポリオレフィン樹脂粉末を3〜40質量%、不揮発性油性成分を1〜20質量%を含むことを特徴とする固形粉末化粧料が開示されている。
特開2006−169207号公報
固形粉末化粧料は、肌に適用したときに、より一層のしっとり感(保湿感)や、滑らかな伸びを実現するメーキャップ化粧料が求められている。また、容器充填した化粧料成形品が落下等の衝撃を受けたときに、ヨレ、表面の剥がれ等の損傷を受けにくい(落下衝撃耐性、充填成形性がある)ものが求められている。更に、化粧料を成形したときに、成形品の表面に色ムラ等が生じないことが求められている。
しかしながら、従来の固形粉末化粧料は、しっとり感等と落下衝撃耐性等が十分に両立できておらず、しっとり感等を重視して油性成分を多くすると落下衝撃耐性等が低下し、落下衝撃耐性等を重視して油性成分を少なくするとしっとり感等が低下する問題が生じていた。
すなわち、本発明は、しっとり感、滑らかな伸びに優れ、成形後の落下衝撃耐性にも優れる固形粉末化粧料を得ることを主な目的とする。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリエチレン粒子を含む粉末成分とシリコーン油を含む油性成分を含有した粉末化粧料を容器に充填成形することにより、使用感がよく、落下衝撃耐性、充填成形性に優れた固形粉末化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、ポリエチレン粉末3〜35質量%と、該ポリエチレン粉末を除く粉末成分20〜62質量%と、シリコーン油を含む油性成分35〜45質量%と、を含有する固形粉末化粧料を提供する。
前記ポリエチレン粉末の平均粒子径は、5〜30μmが好ましい。
前記ポリエチレン粉末の摩擦係数は、0.1〜0.3が好ましい。
前記ポリエチレン粉末の破断点抗張力は、40〜50MPaが好ましい。
前記ポリエチレン粉末の破断点伸びは、300〜400が好ましい。
前記シリコーン油の粘度は、25℃で1000mPa・s以下が好ましい。
前記固形粉末化粧料が、原料スラリーを充填した充填物の溶媒及び油性成分を一部除去して得られるものであることが好ましい。
また、本発明の固形粉末化粧料は、
(A)(i)ポリエチレン粉末5〜35質量部と、
(ii)該ポリエチレン粉末を除く粉末成分30〜75質量部と、
(iii)油性成分25〜45質量部と、
(iv)前記(i)〜(iii)に対する溶媒としてのシリコーン油
を添加しスラリーとする工程、
(B)該スラリーを容器に充填する工程、及び
(C)該充填物の溶媒及び油性成分を一部除去する工程
を含む方法で製造される。
本発明によれば、しっとり感、滑らかな伸びに優れ、充填時の溶媒及び油性成分の除去効率が良く、成形後の落下衝撃耐性にも優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
<固形粉末化粧料の組成>
本明細書に記載の固形粉末化粧料は、(a)ポリエチレン粉末3〜35質量%と、(b)該ポリエチレン粉末を除く粉末成分20〜62質量%と、(c)シリコーン油を含む油性成分35〜45質量%と、を含有するものである。
(a)ポリエチレン粉末
ポリエチレン粉末(以下、PE粉末ということがある。)は、固形粉末化粧料に3〜35質量%含有される。好ましくは、7〜25質量%、より好ましくは10〜20質量%含有される。
3〜35質量%の範囲であれば、しっとり感、滑らかな伸びに優れ、充填時の溶媒及び油性成分の除去効率が良く、成形後の落下衝撃耐性にも優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
ポリエチレン粉末は、特に限定されないが、好ましくは球状である。ポリエチレン粉末の平均粒子径は、コールターカウンター法で測定したときに、好ましくは5〜30μm、より好ましくは8〜20μmである。また、ポリエチレン粉末の粒度分布は、特に限定されないが、98%以上が粒径20μm以下であることが好ましい。ポリエチレン粉末の摩擦係数は、好ましくは0.1〜0.3、より好ましくは0.2である。
前記平均粒子径、前記摩擦係数の範囲内であると、固形粉末化粧料を肌に適用したときに、滑らかに伸び広がり、使用感がよい。
また、ポリエチレン粉末は、特に限定されないが、好ましくは弾性力をもった粉末である。ポリエチレン粉末の破断点抗張力は、プラスチックの引張特性を測定するための試験条件を規定したASTM D638で試験をしたときに、好ましくは40〜50MPa、より好ましくは42〜46MPaである。ポリエチレン粉末の破断点伸びは、ASTM D638で試験をしたときに、好ましくは300〜400、より好ましくは330〜370である。
前記破断点抗張力、前記破断点伸びの範囲内であると、固形粉末化粧料を肌に適用したときに、しっとり感(保湿感)が得られ、使用感がよい。また、充填時の溶媒及び油性成分の除去効率がよくなり、成形性が向上する。
本明細書に記載の固形粉末化粧料に使用するポリエチレン粉末は、前記平均粒子径、摩擦係数、破断点抗張力及び/又は破断点伸びを有すれば、特に限定されず、市販のものを使用することができる。例えば、ミペロン(登録商標)PM−200(三井化学株式会社製)は、平均粒子径が5〜15μm、粒度分布が粒径20μm以下で98%以上、摩擦係数が0.2、破断点抗張力が44、破断点伸びが350であるため、前記平均粒子径、粒度分布、摩擦係数、破断点抗張力、破断点伸びの数値の範囲を全て満たし、好ましい。
(b)ポリエチレン粉末を除く粉末成分
前記(a)のポリエチレン粉末を除く粉末成分は、固形粉末化粧料に20〜62質量%含有される。好ましくは40〜60質量%、より好ましくは50〜60質量%含有される。
ポリエチレン粉末を除く粉末成分が20質量%未満だと、落下時にヨレ等が生じてしまい成形性不良となることがあり、62質量%を超えると肌に適用したときに、しっとり感(保湿感)が得られなくなることがある。
前記粉末成分は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられ、通常化粧品に使用されるものであれば特に制限されず、いずれのものも使用することができる。
具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、セリサイト、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、無水ケイ酸等の白色体質粉体、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆セリサイト、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆ガラス末、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、赤色226号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉、赤酸化鉄、黄色酸化鉄、黒酸化鉄等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素、赤酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙げられる。
前記粉末成分は、1種又は2種以上を用いることができ、必要に応じて、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等を用いて、公知の方法により表面処理を施したものであってもよい。
(c)油性成分
本明細書に記載の固形粉末化粧料において、油性成分は、シリコーン油を含んで35〜45質量%含有される。好ましくは37〜43質量%、より好ましくは39〜41質量%含有される。
油性成分が35質量%未満だと、肌に適用したときに、しっとり感(保湿感)が得られなくなることがあり、45質量%を超えると落下時にヨレ等が生じてしまい成形性不良となることがある。
油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、種々の炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等を使用することができる。
具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等、合成炭化水素ワックス、2−エチルヘキサン酸セチル等の合成油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、シクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルトリメチコン、カプルリルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノール等のシリコーン油が挙げられる。これらの油性成分は、1種又は2種以上を用いることができる。
本明細書に記載の固形粉末化粧料のポリエチレン粉末を含む粉体成分とシリコーン油を含む油性成分の質量比は、好ましくは55対45〜65対35である。
なお、本明細書に記載の固形粉末化粧料には、紫外線吸収剤、水性成分、保存料、香料等の化粧料に使用される組成物を、本発明の効果を発揮する範囲で含有させることができる。
<固形粉末化粧料の製造方法>
本明細書に記載の固形粉末化粧料は、
(A)(i)ポリエチレン粉末5〜35質量部と、
(ii)該ポリエチレン粉末を除く粉末成分30〜75質量部と、
(iii)油性成分25〜45質量部と、
(iv)前記(i)〜(iii)に対する溶媒としてのシリコーン油
を添加しスラリーとする工程、
(B)該スラリーを容器に充填する工程、及び
(C)該充填物の溶媒及び油性成分を一部除去する工程
を含む方法で製造される。
・工程(A)
前記(i)〜(iv)の成分の混合方法は、特に限定されないが、好ましくは(i)ポリエチレン粉末と(ii)その他の粉末成分とをミキサー等で均一に混合し分散させる。一方、(iii)油性成分を混合しておき、(i)と(ii)の粉体混合物と、(iii)の油性成分の混合物とをミキサー等で混合する。
ここで、(iii)の油性成分には、シリコーン油を含めても含めなくてもよいが、その後、後述する溶媒として(iv)のシリコーン油を混合するとき、相溶性が良く、混ざりやすくなるため、例えば、5〜15質量部程度のシリコーン油を含めてもよい。 次に、(i)〜(iii)の混合物に、溶媒として、更にシリコーン油を好ましくは10〜100質量部均一に混合する。
・溶媒としてのシリコーン油
シリコーン油は、本明細書に記載の固形粉末化粧料の製造時に溶媒として用いられる。後述の製造方法における容器充填成形時に、余分なシリコーン油が、吸い取り等の除去工程により除去される。シリコーン油を溶媒として用い、粉末に前記ポリエチレン粉末を含有させることにより、シリコーン油とポリエチレン粉末との相溶性の悪さに起因して、吸い取り等の工程で十分に適度にシリコーン油を除去することができると考えられ、充填成形性(充填時の溶媒及び油性成分の除去効率、成形後の固形粉末化粧料の固さ(以下、落下衝撃耐性ということがある。))を向上させることができる。溶媒及び油性成分の除去効率が良いと、ファンデーション用等の大きな容器や、特異的な形状(湾曲型等)をしているメーキャップ用等の容器への充填が容易となる。
成形後の固形粉末化粧料は、シリコーン油を含有する油剤を高配合しているため、しっとり感、滑らかな伸び広がりが得られ、落下衝撃耐性にも優れる。
シリコーン油は、特に限定されないが、例えば、25℃で液状のものが好ましく、オクタメチルシクロテトラシロキサン、シクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルトリメチコン、カプルリルトリメチコン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノール等が挙げられる。これらのシリコーン油は、1種又は2種以上を用いることができる。
また、シリコーン油の粘度は特に限定されないが、好ましくは25℃で1000mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下である。1000mPa・s以下であれば、除去工程で十分な溶媒の除去効率を得ることができる。
・工程(B)及び(C)
前記工程(A)で得られた混合物を任意の容器、例えば金皿、樹脂皿等に充填する(工程(B))。充填後、好ましくは圧縮成形する。充填された混合物から溶媒及び油性成分を一部除去する(工程(C))。除去する方法は、特に限定されないが、圧縮成形時及び/又は圧縮成形後に、紙や布等を1層又は2層以上、容器に充填した粉末化粧料に接するように配置し、シリコーン油等を吸い取らせる等の方法で除去する。吸い取らせるときに適度に加圧してもよい。粉体中に特定量含まれるポリエチレン粒子と、溶媒としてのシリコーン油との組合せにより、従来よりも多くかつ適度に溶媒及び油性成分を除去することができる。
圧縮成形時の圧力の大きさは、一般的に化粧品を圧縮成形するときにかける圧力でよく、圧縮成形後、40〜90℃で加熱乾燥する工程を加えてもよい。
ここで、溶媒及び油性成分の一部除去とは、例えば、前記工程(A)で得られた混合物を金皿(2.2cm×2.2cm)に2.0gを乗せ(工程(B))、プレス圧2.0kg、プレス時間4秒、紙4枚を用いて充填容器に充填する工程(工程(C))、にて製造したとき、溶媒及び油性成分の除去率(下記式1)が6〜80質量%であることを意味し、より好ましくは8〜50質量%であることを意味する。
(式1)溶媒及び油性成分の除去率(質量%)=(充填前質量−充填後質量)/(充填前質量中の溶媒及び油性成分質量)×100
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<製造方法>
表1に示す組成で、以下に示す手順に従って、実施例1〜8及び比較例1〜5の固形粉末化粧料(アイカラー)を製造した。
(1)成分1〜13をスーパーミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
(2)成分14〜17を均一に混合する。
(3)上記(1)及び(2)で得た混合物を、プラネタリーミキサー(ミズホ社製)にて均一に混合する。
(4)上記(3)で得た混合物に成分18〜23を加え均一に混合する。
(5)上記(4)で得た混合物を金皿(2.2cm×2.2cm)に2.0gを乗せ、プレス圧2.0kg、プレス時間4秒、紙4枚を用いて充填した後、70℃で10時間乾燥し、アイカラーを得る。
<評価方法>
(溶媒及び油性成分の除去効率)
以下の式にて溶媒及び油性成分の除去率を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(式1)溶媒及び油性成分の除去率(質量%)=(充填前質量−充填後質量)/(充填前質量中の溶媒及び油性成分質量)×100
4段階判定基準:
◎:溶媒及び油性成分の除去率が8質量%以上
○:溶媒及び油性成分の除去率が6質量%以上8質量%未満
△:溶媒及び油性成分の除去率が4質量%以上6質量%未満
×:溶媒及び油性成分の除去率が4質量%未満
(落下衝撃耐性)
前記アイカラーを50cmの高さから落とした時の状態を下記4段階判定基準により判定した。
◎:変化無し
○:若干のよれ、割れ、浮きが生じるが問題なし
△:よれ、割れ、浮きが生じ、問題あり。
×:著しいよれ、割れ、浮きが生じ、問題あり。
(官能評価)
専門パネル員20名により、前記アイカラーを使用し、「しっとり感」、「なめらかな伸び」、についてパネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、アイカラーごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
・絶対評価基準
(評点):(評価)
6点:非常に良好
5点:良好
4点:やや良好
3点:普通
2点:やや不良
1点不良
・4段階判定基準
(判定):(評点の平均点)
◎:5点を超える:非常に良好
○:3点を超える5点以下:良好
△:1点を超える3点以下:やや不良
×:1点以下:不良
以下の表1及び表2に結果を示す。
表1及び表2から明らかなように、本発明の実施例1〜8のアイカラーは、比較例1〜5のアイカラーに比べ、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率、落下衝撃耐性に優れたものであった。
一方、弾性球状ポリエチレン粉末の代わりに球状シリコーンを配合した比較例1では、なめらかな伸び広がり、しっとり感において、及び落下衝撃耐性、溶媒及び油性成分の除去効率において、満足のいくものが得られなかった。弾性球状ポリエチレン粉末の代わりに球状ウレタン粒子を配合した比較例2では、なめらかな伸び広がり、しっとり感、及び落下衝撃耐性において、満足のいくものが得られなかった。弾性球状ポリエチレン粉末の代わりに球状ナイロン粒子を配合した比較例3、及び球状PMMAを配合した比較例4では、なめらかな伸び広がり、しっとり感において、満足のいくものが得られなかった。また、弾性球状ポリエチレン粉末を配合しない比較例5では、なめらかな伸び広がり、しっとり感において、満足のいくものが得られなかった。
<実施例9> ファンデーション
(成分) (質量部)
1.セリサイト 10.0
2.弾性球状ポリエチレン粉末 (注1) 15.0
3.タルク 31.74
4.無水ケイ酸 5.0
5.酸化チタン 5.0
6.酸化亜鉛 2.0
7.赤酸化鉄 0.3
8.黄色酸化鉄 0.8
9.黒酸化鉄 0.1
10.セラミド 0.01
11.ヒアルロン酸 0.05
12.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
13.合成炭化水素ワックス 3.0
14.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
15.2−エチルヘキサン酸セチル 15.0
(製造方法)
(1)成分1〜11をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分12〜15を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(100mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填し、溶媒及び油性成分を吸取りながら圧縮成形しファンデーションを得た。
本実施例9のファンデーションは、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率8%)、落下衝撃耐性に優れたファンデーションであった。
<実施例10> フェイスパウダー
(成分) (質量部)
1.セリサイト 20.0
2.弾性球状ポリエチレン粉末 (注1) 15.0
3.タルク 24.28
4.ラウリン酸亜鉛処理セリサイト 10.0
5.赤酸化鉄 0.15
6.黄色酸化鉄 0.5
7.黒酸化鉄 0.01
8.フィトステロール 0.01
9.ラウロイルグルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) 0.05
10.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
11.合成炭化水素ワックス 3.0
12.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
13.2−エチルヘキサン酸セチル 15.0
(製造方法)
(1)成分1〜7をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分8〜13を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(10mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填し、溶媒及び油性成分を吸取りながら圧縮成形した後、70℃で10時間乾燥しフェイスパウダーを得た。
本実施例10のフェイスパウダーは、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率20質量%)、落下衝撃耐性に優れたフェイスパウダーであった。
<実施例11> アイブロウ
(成分) (質量部)
1.セリサイト 20.0
2.弾性球状ポリエチレン粉末 (注1) 15.0
3.タルク 16.99
4.酸化チタン 5.0
5.酸化亜鉛 2.0
6.赤酸化鉄 2.0
7.黄色酸化鉄 6.0
8.黒酸化鉄 3.0
9.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
10.合成炭化水素ワックス 3.0
11.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
12.2−エチルヘキサン酸セチル 15.0
13.ホホバ油 0.01
(製造方法)
(1)成分1〜8をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分9〜13を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(1000mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填し、溶媒及び油性成分を吸取りながら圧縮成形した後、70℃で10時間乾燥しアイブロウを得た。
本実施例11のアイブロウは、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率8質量%)、落下衝撃耐性に優れたアイブロウであった。
<実施例12> 頬紅
(成分) (質量部)
1.セリサイト 41.8
2.弾性球状ポリエチレン粉末 (注1) 15.0
3.酸化亜鉛 2.0
4.赤色226号 0.4
5.赤酸化鉄 0.3
6.黄色酸化鉄 0.3
7.黒酸化鉄 0.1
8.赤酸化鉄被雲母チタン 7.0
9.黒酸化鉄被雲母チタン 3.0
10.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
11.合成炭化水素ワックス 3.0
12.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
13.2−エチルヘキサン酸セチル 15.0
14.ジリノール酸ジ(フィトステリル/
イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 0.05
15.マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 0.05
(製造方法)
(1)成分1〜9をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分10〜15を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(10mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填、圧縮成形した後、70℃で10時間乾燥し頬紅を得た。
本実施例12の頬紅は、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率10質量%)、落下衝撃耐性に優れた頬紅であった。
<実施例13> アイライナー
(成分) (質量部)
1.無水ケイ酸 5.0
2.黒酸化鉄被雲母チタン 30.0
3.黒酸化鉄 10.0
4.セリサイト 7.68
5.弾性球状ポリエチレン粉末 (注1) 15.0
6.酸化亜鉛 2.0
7.メチルパラベン 0.3
8.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
9.合成炭化水素ワックス 3.0
10.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
11.2−エチルヘキサン酸セチル 15.0
12.トコフェロール 0.01
13.水素添加大豆リン脂質 0.01
(製造方法)
(1)成分1〜7をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分8〜13を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(100mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填し、溶媒及び油性成分を吸取りながら圧縮成形しアイライナーを得た。
本実施例13のアイライナーは、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率10質量%)、落下衝撃耐性に優れたアイライナーであった。
<実施例14> 頬紅
(成分) (質量部)
1.セリサイト 38.9
2.弾性球状PE粉末 (注1) 15.0
3.酸化亜鉛 2.0
4.赤色226号 0.4
5.赤酸化鉄 0.3
6.黄色酸化鉄 0.3
7.黒酸化鉄 0.1
8.赤酸化鉄被雲母チタン 7.0
9.黒酸化鉄被雲母チタン 3.0
10.メチルフェニルポリシロキサン 10.0
11.合成炭化水素ワックス 3.0
12.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
13.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 15.0
14.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー (注6) 3.0
注6:KSG−16(信越化学工業社製)
(製造方法)
(1)成分1〜9をスーパーミキサーで均一に分散する。
(2)成分10〜14を均一に混合する。
(3)前記(2)の混合物に前記(1)の混合物を加え均一に攪拌混合したもの100質量部に、溶媒としてジメチルポリシロキサン(10mPa・S)20質量部を加え、均一に混合する。
(4)前記(3)の混合物を金皿に充填、圧縮成形し頬紅を得た。
本実施例14の頬紅は、なめらかな伸び広がり、しっとり感に優れ、かつ溶媒及び油性成分の除去効率(溶媒及び油性成分の除去率10質量%)、落下衝撃耐性に優れた頬紅であった。
本明細書に記載の技術は、メーキャップ化粧料、例えばアイカラー、ファンデーション、フェイスパウダー、頬紅、アイブロウ、アイライナー等に広く適用できる。

Claims (5)

  1. ポリエチレン粉末3〜35質量%と、該ポリエチレン粉末を除く粉末成分20〜62質量%と、シリコーン油を含む油性成分35〜45質量%と、を含有し、
    ポリエチレン粉末の摩擦係数が、0.1〜0.3であり、
    シリコーン油の粘度は、25℃で100mPa・s以下である、
    溶媒及び油性成分の除去率(下記式1)が8〜50質量%である固形粉末化粧料。
    (式1)溶媒及び油性成分の除去率(質量%)=(充填前質量−充填後質量)/(充填 前質量中の溶媒及び油性成分質量)×100
  2. 前記ポリエチレン粉末の平均粒子径が、5〜30μmである、請求項1に記載の固形粉末化粧料。
  3. 前記ポリエチレン粉末の破断点抗張力が、40〜50MPaである、請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
  4. 前記ポリエチレン粉末の破断点伸びが、300〜400%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の固形粉末化粧料。
  5. (A)(i)ポリエチレン粉末5〜35質量部と、
    (ii)該ポリエチレン粉末を除く粉末成分30〜75質量部と、
    (iii)油性成分25〜45質量部と、
    (iv)前記(i)〜(iii)に対する溶媒としてのシリコーン油(当該シリコーン油の粘度は、25℃で100mPa・s以下である)
    を添加しスラリーとする工程、
    (B)該スラリーを容器に充填する工程、及び
    (C)該充填物の溶媒及び油性成分の除去率(下記式1)が8〜50質量%になるように除去する工程
    を含む、固形粉末化粧料の製造方法。
    (式1)溶媒及び油性成分の除去率(質量%)=(充填前質量−充填後質量)/(充填前質量中の溶媒及び油性成分質量)×100
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