JP2002255747A - 眉の化粧方法及び眉用化粧料セット - Google Patents

眉の化粧方法及び眉用化粧料セット

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JP2002255747A
JP2002255747A JP2001053674A JP2001053674A JP2002255747A JP 2002255747 A JP2002255747 A JP 2002255747A JP 2001053674 A JP2001053674 A JP 2001053674A JP 2001053674 A JP2001053674 A JP 2001053674A JP 2002255747 A JP2002255747 A JP 2002255747A
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cosmetic
makeup
oily
solid
eyebrows
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JP2001053674A
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Masami Iida
正美 飯田
Masatoshi Imai
正敏 今井
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伸び広がりの良さ、ぼかしやすさ、化粧の自然
さ、発色の良さ、化粧持続性に優れた眉化粧方法及び眉
用化粧料セットを提供する。 【解決手段】油性成分を30質量%以上含有する油性固
形化粧料である化粧料(a)を用いた後に、油性成分を
30質量%以下含有する粉末固形化粧料である化粧料
(b)を用いること特徴とする眉用の化粧方法。また、
前記化粧料(b)が更に、短繊維を含有する前記化粧方
法、化粧料(b)が油性成分として、フッ素系油及び/
又はフッ素変性シリコーンを含有する前記化粧方法。更
に、前記化粧方法に用いる眉用化粧料セット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眉の化粧方法に関
し、更に詳しくは、化粧料(a)として油性成分を30
質量%以上含有する油性固形化粧料を用いた後に、化粧
料(b)として油性成分を30質量%以下含有する粉末
固形化粧料を用いる眉の化粧方法に関し、使用時の伸び
広がり、ぼかしやすさが良好で、眉への化粧効果及び化
粧持続性に優れ、自然に見える眉の化粧方法に関するも
のである。また、前記化粧方法に用いる眉用化粧料セッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】眉用化粧料は、アイブロウペンシルのよ
うな油性成分中に着色顔料や体質粉体等を分散させ、固
形化している油性固形タイプの化粧料と、パウダーアイ
ブロウのような着色顔料や体質粉体等の粉体中に油性成
分を分散させ、固形化している粉末固形タイプの化粧料
があった。従来の眉用化粧料では、前記油性固形タイプ
の化粧料か粉末固形タイプの化粧料を単独で用いてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油性固形タイプの眉用化粧料は、伸び広がりは良好であ
るが、眉に不自然な艶を与え、にじみやすく、化粧持続
性が満足できる水準に無かった。一方、従来の粉末固形
タイプの眉用化粧料は、塗布後に色をぼかすことができ
るが、肌への付着性に劣り、化粧持続性が満足できる水
準に無かった。このため、使用時の伸び広がり、ぼかし
やすさが良好で、眉への化粧効果及び化粧持続性に優
れ、自然に見える眉の化粧方法が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、眉を化粧する場合
に、油性成分を30質量%以上含有する油性固形化粧料
を先に塗布し、その後に油性成分を30質量%未満含有
する粉末固形化粧料を塗布することにより、上記課題を
解決することを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の化粧料(a)を用
いた後に、化粧料(b)を用いること特徴とする眉の化
粧方法を提供するものである。 化粧料(a)油性成分を30質量%以上含有する油性固
形化粧料 化粧料(b)油性成分を30質量%以下含有する粉末固
形化粧料 また、前記化粧料(b)が更に、短繊維を含有する前記
化粧方法、化粧料(b)が油性成分として、フッ素系油
及び/又はフッ素変性シリコーンを含有する前記化粧方
法を提供するものである。更に、次の化粧料(a)及び
(b); 化粧料(a)油性成分を30質量%以上含有する油性固
形化粧料 化粧料(b)油性成分を30質量%以下含有する粉末固
形化粧料 を含有する眉用化粧料セットを提供するものである。更
に、化粧料(a)が更に、短繊維を含有する前記眉用化
粧料セット、化粧料(b)が油性成分として、フッ素系
油及び/又はフッ素変性シリコーンを含有する前記眉用
化粧料セットを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の眉の化粧方法は、次の化粧料(a)を用いた後
に、化粧料(b)を用いることを特徴とする眉用の化粧
方法を提供するものである。 化粧料(a)油性成分を30質量%以上含有する油性固
形化粧料 化粧料(b)油性成分を30質量%以下含有する粉末固
形化粧料
【0007】本発明の化粧方法における化粧料(a)
は、油性成分を30質量%(以下、単に「%」と略
す。)以上含有し、連続相が油性成分であり、形態が固
形状の化粧料である。化粧料(a)の油性成分が30%
未満では、伸び広がりが悪くなるため好ましくない、携
帯性等の観点より、固形状であることが好ましい。
【0008】本発明の化粧料(a)に用いられる油性成
分は、化粧品一般に使用される固体、半固体、液体油で
あれば良く、動物油、植物油、鉱物油、合成油を問わ
ず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、エステル類、脂肪酸
類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油、
親油性界面活性剤等が挙げられ、これらを一種又は二種
以上用いることができる。具体的には、固形パラフィン
ワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、カカオ脂、パーム油、牛脂、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、ビーズ
ワックス、モクロウ、ゲイロウ、フィッシャートロプシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレンポリ
プロピレンコポリマー、ステアリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、ベヘニン酸、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル等の固形油類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリ
ン、ポリイソブチレン、ポリブテン、オリーブ油、ヒマ
シ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、セ
チルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジ
グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリ
ベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエス
テル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステ
ロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミ
ン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシ
ル)、イソステアリン酸、オレイン酸、オレイルアルコ
ール、イソステアリルアルコール、低重合度ジメチルポ
リシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシ
ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ
素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリ
エーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタ
ン、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロ
ピル、ラノリンアルコール等が挙げられ、これらを一種
又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料
(a)における油性成分の含有量は、30%以上が必須
であるが、30〜99%が好ましい。更に、化粧料
(a)の油性化粧料を固形化するために、これら油性成
分中に、固形油1〜30%含有させることが好ましい。
【0009】本発明の化粧料(a)には、上記油性成分
に加えて、着色剤、感触調整剤等の目的で、通常化粧用
粉体として用いられている粉体を含有する。具体的に
は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料
級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特
に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体
類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げら
れ、例えば、具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カ
ーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群
青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲
母、黒雲母、合成雲母、絹雲母、合成セリサイト、カオ
リン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケ
イ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニ
ウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイ
ト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲
母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄処理雲
母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリ
アミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合
樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリ
コーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ス
テアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉
体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉
体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子
酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チ
タン、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。尚、これら粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合
物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲ
ン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステ
ル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上
を用いて表面処理を施してあっても良い。本発明の化粧
料(a)における、これら粉体の配合量は、粉体の配合
目的等により異なるが、概ね0.5〜70%である。
【0010】本発明の化粧料(a)には、本発明の効果
を損なわない範囲で、必要に応じて、界面活性剤及び、
ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル
酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、グリセ
リン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン
等の保湿剤、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン類、
消炎剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステ
ル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコー
ル等の防腐剤、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変
性シリコーン等の被膜形成剤、水溶性高分子、水、香料
等を適宜配合することができる。
【0011】本発明の化粧料(a)は、油性成分を加熱
し、これに粉体を添加し、均一分散後、金皿等の容器に
流し込み、冷却して固形化する方法等により得られるも
のである。
【0012】本発明の化粧方法における化粧料(b)
は、油性成分を30%以下で含有し、連続相が粉体であ
り、形態が固形状の化粧料である。化粧料(b)におけ
る油性成分が30%を超えると、肌に塗布後、色をぼか
すことができなくなるので好ましくない、また、携帯性
等の観点より、固形状であることが好ましい。
【0013】本発明の化粧料(b)に用いられる油性成
分は、化粧品一般に使用される固体、半固体、液体油で
あれば良く、動物油、植物油、鉱物油、合成油を問わ
ず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、エステル類、脂肪酸
類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油、
親油性界面活性剤等が挙げられ、これらを一種又は二種
以上用いることができる。具体的には、固形パラフィン
ワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、カカオ脂、パーム油、牛脂、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、ビーズ
ワックス、モクロウ、ゲイロウ、フィッシャートロプシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレンポリ
プロピレンコポリマー、ステアリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、ベヘニン酸、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル等の固形油類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリ
ン、ポリイソブチレン、ポリブテン、オリーブ油、ヒマ
シ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、セ
チルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジ
グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリ
ベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエス
テル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステ
ロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミ
ン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシ
ル)、イソステアリン酸、オレイン酸、オレイルアルコ
ール、イソステアリルアルコール、低重合度ジメチルポ
リシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシ
ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ
素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリ
エーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタ
ン、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロ
ピル、ラノリンアルコール等が挙げられ、これらを一種
又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料
(b)における油性成分の含有量は、0〜30%である
ことが必須であるが、1〜30%がより好ましい。
【0014】本発明の化粧料(b)には、油性成分とし
て、特に、フッ素系油及び/又はフッ素変性シリコーン
を選択することにより、化粧持続性をより向上させるこ
とができる。本発明の化粧料(b)におけるフッ素系油
及び/又はフッ素変性シリコーンの含有量は、0.1〜
25%が好ましく、1〜15%が特に好ましい。
【0015】本発明の化粧料(b)に用いられるフッ素
系油は、パーフルオロアルカン、パーフルオロポリエー
テル等のパーフルオロ有機化合物が挙げられる。このよ
うなパーフルオロ有機化合物は、市販品として、FOM
BLIN HC/01、同HC/02、同HC/03、
同HC/04、同HC/25、同HC/R(何れも、A
usimont社製)、デムナムS−20,同S−6
5、同S−100、同S−200(何れも、ダイキン工
業社製)等が挙げられる。
【0016】本発明の化粧料(b)に用いられるフッ素
変性シリコーンとしては、直鎖状シリコーンにフッ素を
導入したものや、環状シリコーンにフッ素を導入したも
の等が挙げられる。直鎖状のフッ素変性シリコーンとし
ては、例えば、下記一般式(1)で表される化合物が挙
げられる。
【化1】
【0017】また、より具体的には、下記一般式(2)
で表される化合物が挙げられる。
【化2】
【0018】環状のフッ素変性シリコーンとしては、例
えば、下記一般式(3)で表される化合物が挙げられ
る。
【化3】
【0019】また、より具体的には、下記一般式(4)
〜(10)で表される化合物が挙げられる。
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0020】本発明の化粧料(b)には、上記油性成分
に加えて、着色剤、感触調整剤、眉毛のボリュームアッ
プ効果付与剤等の目的で、通常化粧用粉体として用いら
れている粉体を含有する。具体的には、球状、板状、針
状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔
質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機
粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属
粉体類、複合粉体類等が挙げられ、例えば、具体的に
は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウ
ム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化
クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、
タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、
絹雲母、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベント
ナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチ
モン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アル
ミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリ
ウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色
体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ
塩化ビスマス、酸化鉄処理雲母チタン、紺青処理雲母チ
タン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、
魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、
フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン
樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−
アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉
末、セルロース粉末等の天然有機粉体、アルミニウム
粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲
母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウ
ム被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上を用いることができる。尚、これら粉
体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石鹸、レ
シチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高
級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロ
ウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理
を施してあっても良い。本発明の化粧料(b)におけ
る、これら粉体の配合量は、粉体の配合目的等により異
なるが、概ね70〜100%である。
【0021】本発明の化粧料(b)には、眉毛のボリュ
ームアップ効果を付与するために、更に短繊維を含有さ
せることが好ましい。このような単繊維は、木綿、絹、
羊毛、麻等の天然繊維、レーヨン、アセテート等の化学
繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ポ
リオレフィン系、ポリ塩化ビニル系等の合成繊維等を挙
げることができる。これらの中でも、ポリアミド系の短
繊維が使用性に優れているため、特に好ましい。このよ
うな単繊維の長さとしては0.1〜5mmが好ましい。
この範囲の短繊維であると、実際に毛が生えたかのよう
な実毛感、眉にボリューム感を与え、より立体的な眉を
描くことができる。太さとしては0.1〜20デニール
が好ましい。本発明の化粧料(b)における短繊維の含
有量は、0.1〜10%が好ましく、0.5〜5%が特
に好ましい。この範囲で用いると、使用性の良好な化粧
料(b)が得られる。
【0022】本発明の化粧料(b)には、本発明の効果
を損なわない範囲で、必要に応じて、界面活性剤及び、
ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル
酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、グリセ
リン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン
等の保湿剤、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン類、
消炎剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステ
ル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコー
ル等の防腐剤、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変
性シリコーン等の被膜形成剤、水溶性高分子、水、香料
等を適宜配合することができる。
【0023】本発明の化粧料(b)は、粉体に油性成分
を添加し、均一混合した後、粉砕し、金皿等の容器に圧
縮成形する方法等により得られるものである。
【0024】本発明の化粧方法は、上記化粧料(a)を
塗布した後に、その上から上記化粧料(b)を塗布し、
眉を化粧するものである。この化粧方法によって、眉を
化粧することにより、それぞれの化粧料を単独で使用し
たものと比べて、使用時の伸び広がり、ぼかしやすさが
良好で、眉への化粧効果及び化粧持続性に優れる。ま
た、化粧料(a)と化粧料(b)は、油性固形と粉末固
形という剤形が違うため、それぞれ異なる質感の化粧膜
が重なることにより、単独では得られ無かった新たな質
感を有し、形成される化粧膜が非常に自然に見える。更
に、化粧料(b)に短繊維を含有させると、眉に立体感
を付与でき、実毛感を感じ、自然な仕上がりが得られ
る。
【0025】本発明の用いられる化粧料(a)及び化粧
料(b)は、それぞれ単独で眉用化粧料として販売され
るものを組み合わせて使用することもできるが、化粧料
(a)及び化粧料(b)を同一容器内にセットして一つ
の眉用化粧料セットとすることが好ましい。このように
化粧料(a)及び化粧料(b)をセットする形態として
は、両者をそれぞれ金皿等に充填し、同一コンパクトに
収納する形態や、両者を鉛筆の芯状に成形し、ペンシル
の両端にセットする形態等が挙げられる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。
【0027】 化粧料(a):A−1 (成分) (質量%) 1.ポリエチレンワックス 2 2.セレシンワックス 1 3.カルナウバワックス 1 4.ミツロウ 1 5.2−エチルヘキサン酸セチル 10 6.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 残量 7.メチルポリシロキサン 10 8.球状シリカビーズ 10 9.板状無水珪酸 5 10.ナイロンパウダー 5 11.タルク 10 12.シリコーン処理マイカ(注1) 20 13.黒酸化鉄 0.1 14.黄酸化鉄 1 15.ベンガラ 0.5 16.雲母チタン 5 17.香料 適量 注1:SA−セリサイトFSE(三好化成社製)
【0028】(製造方法) A.成分1〜7を加熱溶解する。 B.Aに成分8〜17を添加し、均一分散する。 C.Bを加熱溶融し、金皿に充填し、室温まで冷却して
油性固形化粧料(a)A−1を得た。
【0029】 化粧料(a):A−2(油性成分が30%未満の油性固形化粧料) (成分) (質量%) 1.ポリエチレンワックス 2 2.ミツロウ 5 3.2−エチルヘキサン酸セチル 残量 4.メチルポリシロキサン 10 5.球状シリカビーズ 10 6.板状無水珪酸 5 7.ナイロンパウダー 5 8.シリコーン処理タルク(注2) 20 9.シリコーン処理マイカ(注1) 25 10.黒酸化鉄 0.1 11.黄酸化鉄 1 12.ベンガラ 0.5 13.雲母チタン 5 14.香料 適量 注2:SA−タルク(三好化成社製)
【0030】(製造方法) A.成分1〜4を加熱溶解する。 B.Aに成分5〜14を添加し、均一分散する。 C.Bを加熱溶融し、金皿に充填し、室温まで冷却して
油性固形化粧料(a)A−2を得た。
【0031】 化粧料(b):B−1 (成分) (質量%) 1.タルク 30 2.マイカ 残量 3.合成金雲母 10 4.球状無水珪酸 1 5.黒酸化鉄 0.1 6.黄酸化鉄 1 7.ベンガラ 0.5 8.フッ素化合物処理ナイロン繊維(注3) 3 9.スクワラン 2 10.リンゴ酸ジイソステアリル 1 11.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1 12.パーフルオロポリエーテル(注4) 10 13.パラベン 適量 注3:PF−10ナイロンファイバー6D−2(大東化成工業社製) 注4:FOMBLIN HC/04(Ausimont社製)
【0032】 (製造方法) A.成分1〜8を混合分散する。 B.Aに成分9〜13を添加し、均一分散する。 C.Bを粉砕後、金皿に圧縮充填して、粉末固形化粧料(b)B−1を得た。
【0033】 化粧料(b):B−2(油性成分が30%を超える粉末固形化粧料) (成分) (質量%) 1.タルク 5 2.マイカ 残量 3.合成金雲母 10 4.球状無水珪酸 5 5.黒酸化鉄 0.1 6.黄酸化鉄 1 7.ベンガラ 0.5 8.フッ素化合物処理ナイロン繊維(注3) 3 9.スクワラン 10 10.リンゴ酸ジイソステアリル 5 11.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1 12.パーフルオロポリエーテル(注4) 20 13.パラベン 適量
【0034】(製造方法) A.成分1〜8を混合分散する。 B.Aに成分9〜13を添加し、均一分散する。 C.Bを粉砕後、金皿に圧縮充填して、粉末固形化粧料
(b)B−2を得た。
【0035】実施例1及び比較例1〜5 実施例1:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 比較例1:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−2
を塗布する。 比較例2:化粧料(a)として油性固形化粧料A−2を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 比較例3:化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1を
塗布した後、化粧料(a)として油性固形化粧料A−1
を塗布する。 比較例4:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布する。 比較例5:化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1を
塗布する。
【0036】上記に示す実施例1及び比較例1〜5の化
粧方法を以下に示す評価方法及び判断基準により、「伸
び広がりの良さ」、「ぼかしやすさ」、「化粧の自然
さ」、「発色の良さ」、「化粧持続性」の各項目につい
て、評価し結果を表1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】評価方法:「伸び広がりの良さ」、「ぼか
しやすさ」、「化粧の自然さ」、「発色の良さ」、「化
粧持続性」 20〜40代の女性10名をパネルとして、上記実施例
及び比較例の化粧方法により、眉を描いてもらい、使用
性について下記の基準により評点を付し、全パネルの評
点の平均点を下記判断基準に従って判定した。尚、化粧
持続性については、30℃湿度70%の環境試験室で3
時間過ごしてもらい、その後の状態を同様に評価した。
【0039】表1に示したように、実施例1の化粧方法
は、「伸び広がりの良さ」、「ぼかしやすさ」、「化粧
の自然さ」、「発色の良さ」、「化粧持続性」の全ての
項目が優れていた。一方、化粧料(b)として、油性成
分の含有量が30%を超えた固形粉末B−1を用いた比
較例1では、ぼかしやすさ、発色の良さに劣り、化粧料
(a)として、油性成分含有量が30%未満の油性固形
化粧料A−2を用いた比較例2は、伸び広がりの良さ、
化粧の自然さに劣り、化粧料(b)を先に塗布した後に
化粧料(a)を塗布する比較例3は、化粧の自然さ、発
色の良さ、化粧持続性に劣り、化粧料(a)のみで化粧
した比較例4及び化粧料(b)のみで化粧した比較例5
は何れも、化粧の自然さ、発色の良さ、化粧持続性に劣
るものとなった。
【0040】実施例2〜5に用いられる化粧料(b)を
表2に示した。
【0041】
【表2】
【0042】実施例2〜5は、実施例1で用いた化粧料
(a)の油性固形化粧料A−1を塗布した後、表2に示
す組成の化粧料(b)の粉末固形化粧料(B−3〜B−
6)をそれぞれ用いて、眉を化粧した。 実施例2:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−3
を塗布する。 実施例3:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−4
を塗布する。 実施例4:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−5
を塗布する。 実施例5:化粧料(a)として油性固形化粧料A−1を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−6
を塗布する。
【0043】実施例2〜5の化粧方法は、「伸び広がり
の良さ」、「ぼかしやすさ」、「化粧の自然さ」、「発
色の良さ」、「化粧持続性」の全ての項目が優れてい
た。
【0044】実施例6〜10に用いられる化粧料(a)
を表3に示した。
【0045】
【表3】
【0046】実施例6〜10は、化粧料(a)として、
表3に示す組成の油性固形化粧料(A−3〜A−7)を
それぞれ塗布した後、実施例1で用いた化粧料(b)の
粉末固形化粧料B−1を用いて、眉毛を化粧した。 実施例6:化粧料(a)として油性固形化粧料A−3を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 実施例7:化粧料(a)として油性固形化粧料A−4を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 実施例8:化粧料(a)として油性固形化粧料A−5を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 実施例9:化粧料(a)として油性固形化粧料A−6を
塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−1
を塗布する。 実施例10:化粧料(a)として油性固形化粧料A−7
を塗布した後、化粧料(b)として粉末固形化粧料B−
1を塗布する。
【0047】実施例6〜10の化粧方法は、「伸び広が
りの良さ」、「ぼかしやすさ」、「化粧の自然さ」、
「発色の良さ」、「化粧持続性」の全ての項目が優れて
いた。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の化粧方法
及び本発明の眉用化粧料セットは、伸び広がりの良さ、
ぼかしやすさ、化粧の自然さ、発色の良さ、化粧持続性
に優れていた。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB172 AB232 AB242 AB432 AB471 AC012 AC022 AC332 AC342 AC392 AC422 AC442 AC482 AD022 AD072 AD152 AD161 AD162 BB11 BB41 CC11 EE06 EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の化粧料(a)を用いた後に、化粧料
    (b)を用いることを特徴とする眉の化粧方法。 化粧料(a)油性成分を30質量%以上含有する油性固
    形化粧料 化粧料(b)油性成分を30質量%以下含有する粉末固
    形化粧料
  2. 【請求項2】 化粧料(b)が更に、短繊維を含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の化粧方法。
  3. 【請求項3】 化粧料(b)が油性成分として、フッ素
    系油及び/又はフッ素変性シリコーンを含有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の化粧方法。
  4. 【請求項4】 次の化粧料(a)及び(b); 化粧料(a)油性成分を30質量%以上含有する油性固
    形化粧料 化粧料(b)油性成分を30質量%以下含有する粉末固
    形化粧料 を含有する眉用化粧料セット。
  5. 【請求項5】 化粧料(b)が更に、短繊維を含有する
    ことを特徴とする請求項4記載の眉用化粧料セット。
  6. 【請求項6】 化粧料(b)が油性成分として、フッ素
    系油及び/又はフッ素変性シリコーンを含有することを
    特徴とする請求項4又は5の眉用化粧料セット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016113446A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社コーセー 固形粉末化粧料

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