JP2896940B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2896940B2
JP2896940B2 JP7006591A JP7006591A JP2896940B2 JP 2896940 B2 JP2896940 B2 JP 2896940B2 JP 7006591 A JP7006591 A JP 7006591A JP 7006591 A JP7006591 A JP 7006591A JP 2896940 B2 JP2896940 B2 JP 2896940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳細
には、液状のパーフルオロ有機化合物と特定の徐放性シ
リコーンを含有し、さっぱりとした使用感を有するとと
もに、塗布後の化粧膜に撥水撥油性を付与して汗又は皮
脂による薬効成分や顔料等の化粧成分の消失、経時によ
る顔面のテカリ等の化粧崩れを防止し、初期状態を持続
することができる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、薬効成分や顔料等の化粧成分の消失、経時による顔
面のテカリ、油浮き、色くすみ等の化粧崩れの原因とし
ては、汗、涙、皮脂などの人体分泌物の作用による内的
要因と、皮膚の動き、手あるいは衣類との接触、雨(水
との接触)などの外環境要因がある。
【0003】これらのうち、特に皮脂が原因となる化粧
崩れが問題視されているが、これは製品塗布後の残存油
分と皮脂発生の増加によると考えられている。すなわ
ち、一般に化粧料は油分として揮発性又は不揮発性のも
のを使用しているが、不揮発性の油分を主体とした場
合、揮発性の他の成分は肌の温度や塗布時の摩擦等によ
り容易に揮発し、後に不揮発性の油分が残り、さらにこ
れに経時的に発生した皮脂が加わり、油分として過剰に
化粧成分を濡らす結果となる。これが皮脂による化粧崩
れを招く原因となっている。また、揮発性の油分として
は、通常安全性及び使用感の点からオクタメチルシクロ
テトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等が用いられており、これらを油分の主成分として使用
すれば皮脂崩れを防止することができるが、これらは揮
発速度が速く、塗布直後十数分で揮発してしまうため、
塗布後の感触が粉っぽくなる、顔がつっぱる等仕上がり
状態が悪いという問題があった。
【0004】一方、近年、化粧料に耐水性、耐皮脂性及
び耐油性を付与する目的で、液状のパーフルオロ有機化
合物(特開昭61-234928 号、特開昭63-107911 号)を使
用することが提案されている。しかし、パーフルオロ有
機化合物は化粧料に通常用いられる他の添加剤とは相溶
しにくく、パーフルオロ有機化合物のみを油剤とし、特
に乳化型化粧料に多量に用いた場合、安定な化粧料を得
ることは難しく、また使用感においてのびが重く、さっ
ぱり感に欠けるなどの欠点があった。
【0005】従って、液状のパーフルオロ有機化合物の
性能を損なわずに使用感に優れた化粧料が望まれてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、液状のパーフルオロ
有機化合物と揮発速度が皮脂発生速度に近い特定の徐放
性シリコーンを組み合わせて用いれば、使用感がよくさ
っぱりとし、しかも皮脂による化粧崩れを防止し、塗布
初期の状態を持続することができる化粧料が得られるこ
とを見出し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B) (A)液状のパーフルオロ有機化合物 (B)次の一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 及びR2 は、同一又は異なっ
て、アルキル基、アルケニル基、アリール基又はハロゲ
ン化アルキル基を示し、lは7又は8の数を示す)で表
される環状シリコーン又は30℃における揮発速度が 6.7
×10-5〜 5.5×10-4g/cm2・Hである鎖状シリコーン
を含有することを特徴とする化粧料を提供するものであ
る。
【0010】本発明で用いられる(A)成分の液状のパ
ーフルオロ有機化合物としては、常温で液状のものであ
れば特に制限されないが、例えばパーフルオロデカリ
ン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオロブチルテ
トラヒドロフラン、パーフルオロオクタン、パーフルオ
ロノナン、パーフルオロペンタン、パーフルオロデカ
ン、パーフルオロドデカン、一般式(2)で表されるパ
ーフルオロポリエーテルなどが挙げられる。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R3 、R5 、R6 及びR7 は、同一又
は異なって、フッ素原子、パーフルオロアルキル基又は
パーフルオロアルキルオキシ基を示し、R4 はフッ素原
子又はパーフルオロアルキル基を示し、p、q及びrは
分子量が 500〜100000となる0以上の数を示す。ただ
し、p=q=r=0となることはない) なお、一般式(2)中、カッコ内に示される各パーフル
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でもよく、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルキルオキシ基の炭素数は1〜4が
好ましい。
【0013】これらのうち、特に粘度が5〜5000cSt の
液体状のものが好ましく、例えば次の一般式(3)
【0014】
【化4】
【0015】(式中、x及びyは分子量が 500〜100000
となる数を示し、x/yは 0.2〜2である)で表される
FOMBLIN HC-04(平均分子量1500) 、同HC-25(同3200) 、
同HC-R (同6600) (以上、モンテフロス社製)や、次の
一般式(4)
【0016】
【化5】
【0017】(式中、zは4〜500 の数を示す)で表さ
れるデムナムS-20 (重量平均分子量25000)、同S-65(同
4500)、同S-100(同5600)、同S-200(同8400) (以
上、ダイキン工業社製)などの市販品を使用することが
できる。
【0018】これらのパーフルオロ有機化合物は、1種
又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成
中に 0.1〜98重量%(以下、単に%で示す)、特に1〜
50%配合するのが好ましい。
【0019】(B)成分のうち、環状シリコーンは前記
一般式(1)で表され、式中、R1 及びR2 はアルキル
基、アルケニル基、アリール基又はハロゲン化アルキル
基を示すが、アルキル基としては、炭素数1〜10のもの
が好ましく、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基等が挙げられ;アルケニル基としては、炭
素数2〜6のものが好ましく、例えばビニル基、1−プ
ロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ペンテニ
ル基等が挙げられ;アリール基としては、例えばフェニ
ル基等が挙げられ;ハロゲン化アルキル基としては、例
えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙げられ
る。
【0020】これら一般式(1)で表される環状シリコ
ーンは、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン等
のシロキサンユニット数の少ない(5以下)環状オルガ
ノポリシロキサン合成時に副生成物として得ることがで
きるが、この方法では生成量が極めて少ないため、それ
ぞれを単品として大量に得ることは困難である。しか
し、例えば、次の反応式で示される方法によれば、純度
の高いものを大量に得ることができる。
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1 及びR2 は前記と同じ意味を有
し、Xはハロゲン原子を示し、nは3〜5の整数を示
し、mは0〜2の整数を示す) すなわち、一般式(5)で表されるα,ω−ジヒドロキ
シオルガノポリシロキサンに、一般式(6)で表される
ジハロゲノシラン誘導体を反応させることにより、環状
シリコーン(1)を製造することができる。
【0023】ここで原料として用いられるα,ω−ジヒ
ドロキシオルガノポリシロキサン(5)は、例えば次の
反応式に従って製造することができる。
【0024】
【化7】
【0025】(式中、R1 、R2 及びnは前記と同じ意味
を有する) すなわち、環状シリコーン(7)、クロロシラン(8)
及び水を無機固体化合物の存在下に反応させて、α,ω
−ジハイドロジェンオルガノポリシロキサン(9)とな
し、次いでこれをヒドロキシル化すれば、α,ω−ジヒ
ドロキシオルガノポリシロキサン(5)を得ることがで
きる。また、α,ω−ジハイドロジェンオルガノポリシ
ロキサン(10)をヒドロキシル化してα,ω−ジヒドロ
キシオルガノポリシロキサン(11)となし、これにクロ
ロシラン(8)を反応させれば、シロキサン数が2ユニ
ット延長されたα,ω−ジハイドロジェンオルガノポリ
シロキサン(9)が得られ、さらにこれをヒドロキシル
化することにより、α,ω−ジヒドロキシオルガノポリ
シロキサン(5)を得ることができる。
【0026】α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキ
サン(5)とジハロゲノシラン誘導体(6)との反応
は、例えばピリジンなどの塩基の存在下、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系
溶媒又はクロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化
炭化水素系溶媒中で行われる。この反応は2分子による
閉環反応であるため、収率の向上のためには、溶液はで
きるだけ希薄であることが好ましい。具体的には、でき
るだけ大量の有機溶媒中に、低濃度のα,ω−ジヒドロ
キシオルガノポリシロキサン(5)の溶液と、やはり低
濃度の塩基とジハロゲノシラン誘導体(6)の溶液とを
同速度で、できるだけ長い時間をかけて滴下するのが好
ましい。反応溶液の濃度は 0.001〜10mol/l 、好ましく
は0.05〜1mol/lであり、滴下時間は1〜100 時間、好ま
しくは5〜20時間である。
【0027】なお、この反応において、目的とする環状
シリコーン(1)のシロキサンユニット数に応じて、
α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン(5)と
ジアルキルジハロゲノシラン又はα,ω−ジハロゲノオ
ルガノポリシロキサン(6)の組み合わせは複数考えら
れるが、原料入手の容易さ等から適宜選択すればよい。
例えばテトラデカメチルシクロヘプタシロキサンの場合
は、α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン
(5)として、R1 =R2 =メチル基、n=4のもの、ジ
アルキルジハロゲノシラン(6)としてジメチルジクロ
ロシランを用いるのが好ましい。また、ヘキサデカメチ
ルシクロオクタシロキサンの場合は、α,ω−ジヒドロ
キシオルガノポリシロキサン(5)として、R1 =R2
メチル基、n=4のもの、α,ω−ジハロゲノオルガノ
ポリシロキサン(6)として、R1 =R2 =メチル基、m
=1、X=Clのものを用いるのが好ましい。
【0028】また、(B)成分のうち、鎖状シリコーン
としては、直鎖状でも分岐鎖状でもよく、例えば次の一
般式(12)又は(13)
【0029】
【化8】
【0030】(式中、R8 は同一又は異なって、アルキ
ル基又はハロゲン化アルキル基を示し、sは3〜10の整
数、tは0又は1、uは0〜4の整数を示す)で表され
る鎖状シリコーンを挙げることができる。なお、式(1
2)及び(13)中、R8 で示されるアルキル基としては、
炭素数1〜3のものが好ましく、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基等が挙げられ、ハロゲン化アルキル基
としては、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基
等が挙げられる。
【0031】直鎖状シリコーン(12)はsが4以下のも
のは高純度(90%以上)のものが市販されているが、こ
れを超えるものは、例えば次の反応式に従って製造する
ことができる。
【0032】
【化9】
【0033】(式中、R8 は前記と同じ意味を有し、v
は3〜8の整数を示す) すなわち、一般式(14)で表される環状シリコーンと、
一般式(15)で表されるトリアルキルクロロシラン及び
水を無機固体化合物の存在下で反応せしめれば、vが4
を超える高純度の鎖状シリコーン(12)を得ることがで
きる。ここで用いられる環状シリコーン(14)として
は、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ヘキサ
エチルシクロトリシロキサン、ヘキサエチルシクロトリ
シロキサン、トリメチルトリビニルシクロトリシロキサ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタエチ
ルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラビニル
シクロテトラシロキサン、テトラ(トリフルオロプロピ
ル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシ
ロキサン等が挙げられ;トリアルキルクロロシラン(1
5)としては、例えばトリメチルクロロシラン、トリエ
チルクロロシラン、ジメチルエチルクロロシラン等が挙
げられる。また、無機固体化合物としては、反応溶液に
不溶性で、かつ反応溶液に均一に分散するものが好まし
く、例えばシリカゲル、二酸化チタン、シリカ・アルミ
ナ等が挙げられ、特にシリカゲルが好ましい。ここで、
シリカゲルとは、無定形珪酸重合物をいい、いかなる種
類のものであっても用いることができるが、同重量で反
応速度が速いという点で、粒度の小さいものが好まし
い。反応は、環状シリコーン(14)、無機固体化合物及
び水の混合物中に、トリアルキルクロロシラン(15)を
添加すればよく、用いられるトリアルキルクロロシラン
(15)の量は、環状シリコーン(14)に対して、2〜10
倍モル、好ましくは2〜4倍モル、さらに好ましくは3
倍モル程度である。固体酸塩基触媒の使用量は環状シリ
コーン(14)及びトリアルキルクロロシラン(15)の反
応性に応じて選択されるが、環状シリコーン(14)に対
して1〜50%の範囲である。また、水の量は化学量論的
過剰量使用される。すなわち、環状シリコーン(14)に
対して1〜500 倍モル、好ましくは5〜20倍モルの範囲
で選択される。反応溶媒は使用してもしなくてもよい
が、環状シリコーンとして常温で固体であるヘキサメチ
ルシクロトリシロキサンを用いる場合には、反応を円滑
にすすめるために用いるのが好ましい。反応溶媒として
は、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、
トルエン等の水と混じり合わない炭化水素系溶媒が好ま
しい。クロロシラン添加後は室温条件下で、環状シリコ
ーンの反応性により異なるが、1〜20時間反応させる。
得られた直鎖状シリコーン(12)は常圧下又は減圧下、
好ましくは減圧下で蒸留することにより、未反応の環状
シリコーン(14)及びトリアルキルクロロシラン(15)
と容易に分離することができる。なお、回収された環状
シリコーン(14)及びトリアルキルクロロシラン(15)
は再び反応に使用することができる。
【0034】また、分岐鎖状シリコーン(13)は、例え
ば次の反応式に従って製造することができる。
【0035】
【化10】
【0036】(式中、R8 、X、t及びuは前記と同じ
意味を有する) すなわち、トリ又はテトラハロゲノシラン(16)にヒドロ
キシオルガノポリシロキサン(17)を反応させることによ
り、分岐鎖状シリコーン(13)を得ることができる。この
反応は塩基の存在下に行なうのが好ましい。
【0037】(B)成分のこれらの鎖状シリコーンは、
さらに30℃における揮発速度が 6.7×10-5〜 5.5×10-4
g/cm2・Hであることが必要である。なお、揮発速度
はシャーレ(φ=48mm)に1g程度の鎖状シリコーンを
精秤し、表面温度30℃のホットプレート上にのせ、経時
的に重量減少を調べることによる求めることができる。
これらの条件を満たす鎖状シリコーンとしては、例えば
テトラデカメチルヘキサシロキサン(1.6 ×10-4g/cm
2・H)、ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(2.1 ×1
0-4g/cm2・H)等が挙げられる。
【0038】(B)成分の環状シリコーン又は鎖状シリ
コーンは、全組成中に5〜70%、特に10〜40%配合する
のが好ましい。5%未満では、塗布直後から粉っぽくな
る傾向があり、70%を超えると、後残りがあり、皮脂と
合一してテカリを助長するので好ましくない。
【0039】本発明の化粧料には、前記必須成分以外
に、通常の化粧料に用いられる油剤を併用することがで
きる。かかる油剤としては、例えばオクタメチルシクロ
テトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の前記
(B)成分以外の環状シリコーン;メチルポリシロキサ
ン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン等の不揮発性シリコーン;スクワラン、パーム油
等の動植物性油脂;その他炭化水素、高級脂肪酸エステ
ル、流動パラフィン、イソ流動パラフィンなどが挙げら
れる。
【0040】さらに、本発明の化粧料には、必要に応じ
て通常の化粧料に配合される成分、例えばワセリン、ラ
ノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等の固形・半固形油分;水溶性及び油溶性ポリ
マー;無機及び有機顔料、シリコン又はフッ素化合物で
処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤;アニ
オン性活性剤、カチオン性活性剤、非イオン性活性剤、
ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合
体、ポリエーテル変性シリコーン等の界面活性剤;その
他水、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整
剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感
剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤などを本発明の効果を
損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0041】本発明の化粧料は、常法により製造するこ
とができ、頬紅、アイシャドー、ファンデーション、お
しろい、クリーム、化粧水等、多くの化粧料に適用する
ことができる。
【0042】特にファンデーションとする場合にはフッ
素化合物で処理された顔料を用いると、皮脂くずれしに
くくなるので好ましい。ここでフッ素化合物とは含フッ
素界面活性剤、含フッ素ポリマー等をいい、これら化合
物による顔料の処理方法、得られる処理顔料の性質等に
ついては米国特許3,632,744 号、特公昭61-55481号、特
公昭61-48803号等に記載されている。また、市販品とし
ては、フルオロアルキルジ( オキシエチル)アミンリン
酸塩エステルで処理した各種顔料(「パフライト」,大
東化成工業(株))等がある。これらフッ素化合物処理
顔料は、ファンデーション中5〜95重量%用いるのが
好ましい。
【0043】
【発明の効果】本発明の化粧料は、べたつきがなくてさ
っぱりとした使用感を有し、しかも汗や皮脂による薬効
成分や顔料等の化粧成分の消失、経時による顔面のテカ
リ等の化粧崩れを良好に防止し、初期状態を持続するこ
とができるものである。
【0044】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。 参考例1 テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン(一般式
(1)中、R1 =R2 =メチル基、l=7)の合成:pH
=7.3 のリン酸緩衝溶液 446.3g、1,4−ジオキサン
2.2l及び5%パラジウムカーボン22.3gを攪拌装置を
備えた5l三口フラスコに入れた。これに、1,11−
ジハイドロジェンドデカメチルヘキサシロキサン 270g
を1時間かけて滴下し、滴下終了後さらに1時間攪拌を
続けた。次いで、5%パラジウムカーボンを濾過し、ベ
ンゼン2lを加えた。このとき、溶液は2層に分離した
ので、下層の水層を分液し、水 0.4lを加えてベンゼン
層を洗浄した。この操作をさらに2回繰り返した後、得
られた1,11−ジヒドロキシドデカメチルヘキサシロ
キサンのベンゼン溶液を 1.5lまで減圧濃縮した。ベン
ゼン3lを攪拌装置を備えた10l三口フラスコに入れ、
よく攪拌しながらジメチルクロロシラン81.3gとピリジ
ン99gのベンゼン溶液 1.5lと1,11−ジヒドロキシ
ドデカメチルヘキサシロキサンのベンゼン溶液 1.5lを
同速度で12時間かけて滴下した。滴下終了後さらに2時
間攪拌を続け、析出したピリジンの塩酸塩を濾過した。
濾液を全体の容積が2lになるまで減圧濃縮し、ベンゼ
ン層を水 0.5lで2回、10%NaHCO3 溶液 0.5lで2
回、最後に水 0.5lで2回洗浄した。ベンゼンを減圧留
去し、得られた溶液を減圧下蒸留すると、テトラデカメ
チルシクロヘプタシロキサンを 150.5g(収率46.3%)
得た。物性値 沸点;91.5℃(0.15mmHg) MS;504 (M+ -15) IR;1056cm-1(Si-O)29 Si-NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、TMS基準) −22.221 H-NMR ;ppm(δ)(重ベンゼン中、C6H6 δ=7.15基準) 0.2(s)
【0045】参考例2 ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサン(一般式
(1)中、R1 =R2 =メチル基、l=8)の合成:pH
=7.3 のリン酸緩衝溶液 430g、1,4−ジオキサン
2.1g及び5%パラジウムカーボン10.7gを攪拌装置を
備えた5l三口フラスコに入れた。これに、1,11−
ジハイドロジェンドデカメチルヘキサシロキサン 251.7
gを1時間かけて滴下し、滴下終了後さらに1時間攪拌
を続けた。次いで、5%パラジウムカーボンを濾過し、
ベンゼン2lを加えた。このとき、溶液は2層に分離し
たので、下層の水層を分液し、水 0.4lを加えてベンゼ
ン層を洗浄した。この操作をさらに2回繰り返した後、
得られた1,11−ジヒドロキシドデカメチルヘキサシ
ロキサンのベンゼン溶液を 1.5lまで減圧濃縮した。ベ
ンゼン3lを攪拌装置を備えた10l三口フラスコに入
れ、よく攪拌しながら1,3−ジクロロテトラシロキサ
ン 122.5gとピリジン95.4gのベンゼン溶液 1.5lと
1,11−ジヒドロキシドデカメチルヘキサシロキサン
のベンゼン溶液 1.5lを同速度で12時間かけて滴下し
た。滴下終了後さらに2時間攪拌を続け、析出したピリ
ジンの塩酸塩を濾過した。濾液を全体の容積が3lにな
るまで減圧濃縮し、ベンゼン層を水 0.5lで2回、10%
NaHCO3 溶液 0.5lで2回、最後に水0.5lで2回洗浄し
た。ベンゼンを減圧留去し、得られた溶液を減圧下蒸留
すると、ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサンを 1
27.3g(収率35.6%)得た。物性値 沸点;93.0℃(0.13mmHg) MS;578 (M+ -15) IR;1056cm-1(Si-O)29 Si-NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、TMS基準) −22.301 H-NMR ;ppm(δ)(重ベンゼン中、C6H6 δ=7.15基準) 0.2(s)
【0046】参考例3 テトラデカメチルヘキサシロキサン(一般式(12)中、
R8 がすべてメチル基、s=4)の合成:滴下ロートを
備えた 500mlフラスコに、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン100g、水60.6g、シリカゲル(キーゼルゲル6
0(メルク社製)、250 〜400 メッシュ)10.1gを入
れ、充分攪拌しながらトリメチルクロロシラン 109.9g
を1時間かけて滴下した。10時間後、攪拌を停止し、キ
ーゼルゲルを濾過し、得られた濾液を減圧蒸留して過剰
なトリメチルクロロシランを留去した。得られた溶液を
分液ロートに移して水層を分液し、油層を水50mlで2
回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50ml、さらに水50ml
で2回分液した。得られた溶液を減圧蒸留すると、テト
ラデカメチルヘキサシロキサンを63.5g(収率78%)得
た。
【0047】参考例4 ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(一般式(12)中、
R8 がすべてメチル基、s=5)の合成:滴下ロートを
備えた 500mlフラスコに、デカメチルシクロペンタシロ
キサン 150g、水73.2g、シリカゲル(キーゼルゲル60
(メルク社製)、250 〜400 メッシュ)12.2gを入れ、
充分攪拌しながらトリメチルクロロシラン 132gを1 時
間かけて滴下した。11時間後、攪拌を停止し、キーゼル
ゲルを濾過し、得られた濾液を減圧蒸留して過剰なトリ
メチルクロロシランを留去した。得られた溶液を分液ロ
ートに移して水層を分液し、油層を水50mlで2回、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液50ml、さらに水50mlで2回分
液した。得られた溶液を減圧蒸留すると、ヘキサデカメ
チルヘプタシロキサンを78.8g(収率67.1%)得た。
【0048】実施例1 二層型液状ファンデーショ
ン(W/O型) 表1に示す組成の二層型液状ファンデーション(W/O
型)を製造し、使用感及び化粧持ちについて評価した。
結果を表2に示す。 (製法)油相を室温で溶解した後、顔料を添加してディ
スパーで分散させた。これに、水相を攪拌しながら添加
して乳化し、二層型液状ファンデーション(W/O型)
を得た。 (評価方法)10人の専門パネラーにより各二層型液状フ
ァンデーションを官能評価し、下記の基準によりさっぱ
り感、粉っぽさ及び化粧持ちについて判定した。 ○;8人以上が良いと答えた △;4〜7人が良いと答えた ×;4人未満が良いと答えた
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】表2から明らかなように、本発明の化粧料
は、パーフルオロポリエーテルと徐放性シリコーンを併
用することにより、使用感、化粧持ちともに優れたもの
であった。
【0052】実施例2 クリーム状ファンデーショ
ン:実施例1と同様にして、下記組成のクリーム状ファ
ンデーションを得た。 (組成) (1)ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサン(参考例2) 20.0(%) (2)ジメチルポリシロキサン (KF-96A、信越化学(株)製、6cs) 5.0 (3)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 (東レダウコーニング・シリコーン社製) 1.0 (4)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-25 、モンテフロス社製) 15.0 (5)グリセリン 2.0 (6)精製水 残量 (7)顔料(ポリメチル水素シロキサン被覆) セリサイト 6.0 酸化チタン 8.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (8)ナイロンパウダー(SP-500、東レ(株)製) 5.0 (9)香料 0.05
【0053】実施例3 パウダーファンデーショ
ン:顔料を混合し、粉砕機を通して粉砕した後、高速ブ
レンダーに移し、これに、結合剤等の他の成分を混合し
て均一にしたものを加え、さらに混合して均一にした。
これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度をそろえた
後、数日間放置してから金皿等の容器中に圧縮成型して
パウダーファンデーションを得た。 (組成) (1)フッ素化合物処理粉体(パフライト、大東化成工業(株)製) (%) 酸化チタン 10.0 セリサイト 30.0 タルク 17.0 マイカ 15.0 ベンガラ 2.0 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 ナイロンパウダー 4.0 (2)ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(参考例4) 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン (KF-96A、信越化学(株)製、6cs) 2.0 (4)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 、モンテフロス社製) 5.0 (5)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-R、モンテフロス社製) 1.0 (6)防腐剤 1.0 (7)香料 微量
【0054】実施例4 パウダーアイシャドー:雲
母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕した後、これに雲
母チタンを混合する以外は実施例3と同様にして、パウ
ダーアイシャドーを得た。 (組成) (1)顔料(ポリメチル水素シロキサン被覆) (%) 雲母チタン 5.0 セリサイト 36.0 マイカ 22.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 10.0 紺青 5.0 (2)テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン(参考例1) 10.0 (3)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 、モンテフロス社製) 6.0 (4)ジメチルポリシロキサン (KF-96A、信越化学(株)製、6cs) 1.5 (5)ソルビタントリオレエート 1.0 (6)防腐剤 1.0 (7)香料 微量
【0055】実施例5 二層型サンスクリーン乳
液:実施例1と同様にして、下記組成の二層型サンスク
リーン乳液を得た。 (組成) (1)ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサン(参考例2) 20.0(%) (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.0 (3)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 、モンテフロス社製) 10.0 (4)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 (東レダウコーニング・シリコーン社製) 1.0 (5)グリセリン 2.0 (6)エタノール 5.0 (7)精製水 残量 (8)酸化亜鉛(ポリメチル水素シロキサン被覆) 7.5 (9)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (10)香料 微量
【0056】実施例6 抗フケローション:シリ
コーン油以外の油相を75℃に加熱し、これにあらかじめ
75℃に加熱しておいた水相を攪拌しながら添加して乳化
した。これを室温まで攪拌冷却した後、シリコーン油及
び香料を同様に添加し、抗フケローションを得た。 (組成) (1)ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(参考例4) 10.0(%) (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 、モンテフロス社製) 10.0 (3)セチルイソオクタネート 2.0 (4)流動パラフィン 2.0 (5)ソルビタンジイソステアレート 3.0 (6)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 (東レダウコーニング・シリコーン社製) 3.0 (7)酸化防止剤 1.0 (8)香料 微量 (9)精製水 残量 (10)デキストラン硫酸ナトリウム 1.0 (11)コンドロイチン硫酸ナトリウム 2.0 (12)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 (13)抗フケ剤(ジンクピリチオン) 0.2 (14)グリセリン 3.0
【0057】実施例2〜6で得られた化粧料は、いず
れも使用感触が良好で、持続性に優れたものであった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)液状のパーフルオロ有機化合物 (B)次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、同一又は異なって、アルキル
    基、アルケニル基、アリール基又はハロゲン化アルキル
    基を示し、lは7又は8の数を示す)で表される環状シ
    リコーン又は30℃における揮発速度が6.7×10-5〜 5.5
    ×10-4g/cm2・Hである鎖状シリコーンを含有するこ
    とを特徴とする化粧料。
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