JP3479964B2 - 光コネクタの組立方法 - Google Patents

光コネクタの組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを相互
に接続させる光コネクタ組立方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来において、現場で光コネクタを組立
てる場合、フェルール内に設けられた光ファイバ挿入孔
内に接着剤を流し込み、そこに光ファイバを挿入するこ
とで、接着剤により光ファイバをフェルール内で固定
し、その後、光コネクタの接続端面を研磨加工してい
た。これにより、光コネクタの接続端面と光ファイバの
先端面とを面一にし、フェルール同士の確実な連結を可
能にしていた。このような一例として、特開昭61−1
56207号公報がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光コネクタは、上述したように構成されているため、次
のような課題が存在していた。すなわち、このような光
コネクタは、現場において行われる接着組立工程によ
り、接着剤が先端面に付着することに起因して、精密な
端面研磨工程を必要とし、光コネクタの組立てに時間が
かかり、しかも、精密な研磨により、高価な設備が必要
となるなどの問題点があった。 【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、組立て時間の短縮を可能にし、簡単にし
かも安価に組立てができる光コネクタ組立方法を提供
することを目的とする。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】【課題を解決するための手段】 請求項に係る本発明の
光コネクタの組立方法は、光ファイバを内蔵したフェル
ールをもつ光コネクタの組立方法において、フェルール
の前端面に形成した光ファイバ突出用凹部内にグリース
状の屈折率整合剤を収容させる工程と、凹部の底面に設
けられた光ファイバ突出口からフェルールの内部に向け
て延びる光ファイバ位置決め孔内に、光ファイバ導入口
から光ファイバを挿入して、凹部内の屈折率整合剤内に
光ファイバの先端面を埋没させる工程と、光ファイバを
接着剤によってフェルールに固定する工程とを備えたこ
とを特徴とする。この組立方法では、凹部内に確実に収
容される屈折率整合剤を利用して、光ファイバの先端面
の形状に依存しない光コネクタの組立が可能になる。す
なわち、凹部によって、光ファイバの先端面への屈折率
整合剤の塗布作業が容易となり、しかも、凹部内に屈折
率整合剤を収容させた結果として、光ファイバの先端面
の仕上げ加工精度を上げずとも低損失の光接続を実現で
き、従来の精密研磨工程を簡略化することで、端面処理
時間の短縮を可能にし、光コネクタの組立時間の短縮化
が図られる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
コネクタ組立方法の好適な実施形態について詳細に説
明する。図1は、光コネクタに適用させるフェルール及
び光ファイバ心線を示す斜視図である。同図に示すフェ
ルール1は、樹脂製(ジルコニア製又はガラス製であっ
てもよい)で略直方体に形成され、光コネクタ(例えば
MTコネクタ)の一部として利用されるものである。ま
た、このフェルール1は、他のコネクタなどの一部とし
て内部に組み込まれて利用される場合もある。 【0015】図1〜図3に示すように、フェルール1の
前端面1aの中央には、幅A(3mm)、高さB(1.
5mm)、深さD(0.03mm)の光ファイバ突出用
凹部50が形成されている。この凹部50は矩形の開口
窓50aを有している。フェルール1の内部において、
その前部には4本の光ファイバ位置決め孔4が形成さ
れ、各光ファイバ位置決め孔4は、テープ状の光ファイ
バ心線2(以下「テープ心線」ともいう)の先端部から
露出させた4本(4心)の光ファイバ3をそれぞれ挿入
させて位置決めさせるためのものであり、125μmの
径の光ファイバ3に対して126μm〜127μmの径
を有している。各光ファイバ位置決め孔4は、凹部50
の底面50bから一直線状に且つ平行に延在し、各光フ
ァイバ位置決め孔4の前端開口は、光ファイバ突出口5
として形成されている。従って、4個の光ファイバ突出
口5は凹部50の底面50bで一列に整列する。そし
て、フェルール1の内部において、その後部には、光フ
ァイバ3を外部から導入させるための光ファイバ導入口
6が設けられている。 【0016】さらに、光ファイバ導入口6と光ファイバ
位置決め孔4との間には、接着剤Rを収容させるための
接着剤充填凹部7が設けられ、この接着剤充填凹部7の
頂部には、接着剤を流し込むための矩形の開口をなす接
着剤充填窓8が形成されている。そして、接着剤充填凹
部7の底面7aには、その全長に亙って延在する4本の
光ファイバ整列溝9が形成され、各光ファイバ整列溝9
は、各光ファイバ位置決め孔4の延長上に位置し、光フ
ァイバ位置決め孔4と光ファイバ導入口6との間に延在
する。更に、各光ファイバ整列溝9は、断面C字状に形
成され、光ファイバ位置決め孔4と同一の径をもって延
在する(図13参照)。なお、フェルール1の前端面1
aにおいて、凹部50の両側には、ガイドピン(図示せ
ず)を挿入させるためのガイドピン挿入孔10が形成さ
れている。 【0017】そこで、フェルール1の光ファイバ導入口
6から挿入させた光ファイバ3は、光ファイバ整列溝9
に沿った状態で光ファイバ位置決め孔4内に配置され
る。この場合、光ファイバ3の先端面3aは、光ファイ
バ突出口5から突出させているが、図3に示すように、
フェルール1の前端面1aに対して5μm〜10μm程
度の後退量Sをもって引き込ませ、凹部50内の屈折率
整合剤K内に埋没させる。これを考慮し、凹部50の深
さを20μm以上にすると好適である。また、接着剤充
填凹部7内に接着剤Rを充填すると、光ファイバ3を光
ファイバ整列溝9に接着剤Rを介して固定させることが
できる。このことは、フェルール1に対するより強固な
光ファイバ3の固定を実現させるものである。この場
合、光ファイバ3の径と光ファイバ位置決め孔4の径と
の差が極僅かであることに起因し、接着剤Rが、光ファ
イバ位置決め孔4の後端4a側から流入することは殆ど
ない。 【0018】このような構成をもつ光コネクタCの利点
として、光ファイバ3の先端面3aの形状に依存せず、
CATS等の高速切替えを可能にしたMTコネクタへの
適用が簡便になる。すなわち、光ファイバ3の先端面3
aの切断加工精度や研磨加工精度を上げる必要がなく、
フェルール1に光ファイバ3を取り付ける作業時間の短
縮に大きく寄与する。また、フェルール1の前端面1a
から光ファイバ3の先端面3aが突出しないことに起因
して、その取り扱い時に作業者が光ファイバ3の先端面
3aに不用意に触れることがない。 【0019】さらに、フェルール1に光ファイバ3を固
定する際の最終工程に、フェルール1の前端面1aを精
密研磨するような工程を必要とせず、作業時間の大幅な
短縮に寄与し、しかも、研磨時に発生する光ファイバ3
の先端面3aの欠けをも防止する。そして、光ファイバ
3の後退量(引き込み量)Sに関しては、光コネクタC
を構成する部材の線膨張係数を考慮して、温度変化が生
じた場合にも、光ファイバ3の先端面3aがフェルール
1の前端面1aから突き出さないように設計する。 【0020】なお、光ファイバ心線3に嵌め込まれたゴ
ム製のブーツ11をフェルール1の光ファイバ導入口6
に差し込むことで、光ファイバ心線2の折れ曲がりを防
止している。 【0021】このような構成の光コネクタCを組み立て
るための方法について一例を挙げて説明する。 【0022】この方法を行うにあたって、図4に示すよ
うに、略直方体形状で樹脂製の光ファイバ押当て部材2
0を準備する。この光ファイバ押当て部材20の前面に
は、フェルール1の前端面1aに当接させる平坦なフェ
ルール突き当て面20aを有している。このフェルール
突き当て面20aには、フェルール1の凹部50内に挿
入させるための四角柱状の位置決め凸部21が設けら
れ、この位置決め凸部21は、凹部50に嵌合する大き
さに形成されている。そして、位置決め凸部21の先端
には、平坦な矩形の光ファイバ押当て面21aが設けら
れ、光ファイバ押当て面21aは、フェルール突き当て
面20aから5〜10μm程度突出させている。これ
は、光ファイバ3の先端面3aをフェルール1の前端面
1aに対して後退させ得る量に対応する。また、位置決
め凸部21の両側には、フェルール1の各ガイドピン挿
入孔10に対応するガイドピン挿入孔22がそれぞれ設
けられている。このような構成の光ファイバ押当て部材
20を作業前に予め準備しておく。 【0023】そこで、先ず、図5に示すように、ゴム製
のブーツ11に光ファイバ心線2を差し込み、光ファイ
バ心線2の先端部分から所定長の被覆部Fを加熱式リム
ーバ等により除去し、4本の光ファイバ3を露出させた
状態でアルコール等で被覆屑を拭き取る。そして、各光
ファイバ3をカッタ等で一列に揃えるように所定の長さ
に切断した後、図6に示すように、放電加工により光フ
ァイバ3の先端面3aのエッジ除去処理を行う。これ
は、フェルール1に光ファイバ3を挿入させる際に、光
ファイバ3がフェルール1に接触することで起こる端面
欠けを無くすことと、挿入作業の迅速化を目的としてい
る。なお、これと同等なエッジ処理としては、図7に示
すように、光ファイバ3の先端面3aを、研磨ロータ2
3や手作業により機械的に処理してもよい。 【0024】次に、図8に示すように、フェルール1の
前端面1aの凹部50内にグリース状のシリコン系の屈
折率整合剤Kが入り込むように、屈折率整合剤Kをフェ
ルール1の前端面1aに塗布する。その後、光ファイバ
押当て部材20の各ガイドピン挿入孔22内にガイドピ
ンPを差し込んだ状態で、ガイドピンPの露出端側をフ
ェルール1のガイドピン挿入孔10(図1参照)内に挿
入させる。そして、ガイドピンPの誘導により、光ファ
イバ押当て部材20の位置決め凸部21をフェルール1
の凹部50内に入れ込みながら、光ファイバ押当て部材
20のフェルール突き当て面20aをフェルール1の前
端面1aに押し当てる。その結果、凹部50内に屈折率
整合剤Kがされたまま、光ファイバ押当て面21aが凹
部50内に5〜10μm程度入り込むことになる(図1
0参照)。なお、この状態を維持するために、図示しな
いクリップによりフェルール1と光ファイバ押当て部材
20とを両側から挟み込み固定させてもよい。 【0025】その後、図9に示すように、フェルール1
の光ファイバ導入口6から光ファイバ3を挿入し、各光
ファイバ位置決め孔4内に光ファイバ3をそれぞれ挿入
させる。そして、図10に示すように、各位置決め凸部
21の光ファイバ押当て面21aに各光ファイバ3の先
端面3aが当たる程度まで、光ファイバ心線2を前進さ
せる。その結果、光ファイバ3の先端面3aは、フェル
ール1の前端面1aに対して5〜10μm程度(位置決
め凸部21の突出量分)引き込ませるように後退し、凹
部50内に埋没する。さらに、凹部50内は、シリコン
系の屈折率整合剤Kで満たされており、光ファイバ3の
先端面3aは屈折率整合剤K内に完全に埋没することに
なる。 【0026】更に、各光ファイバ3の先端面3aには、
切断時に数μm程度の不揃いが発生していることから、
この不揃いによる光接続損失を除去するため、各先端面
3aを一列に整列させる必要が生じる。そこで、図11
に示すように、ベース板24上にフェルール1及び光フ
ァイバ位置決め部材20を固定し、ベース板24上で前
後に摺動させ得るファイバホルダ25によって、光ファ
イバ心線2の被覆部Fを保持した状態で、後方から加圧
し、全ての光ファイバ3の先端面3aが位置決め凸部2
1の光ファイバ押当て面21aに当たるような整列荷重
(4本の光ファイバ3に対して例えば200gを後方か
ら与えるような荷重)を加える。 【0027】これによって、光ファイバ3の先端面3a
は、図12に示すように、強制的に一列に揃えられるこ
とになる。この場合、各光ファイバ3の圧縮量を吸収さ
せる必要から、図13に示すように、光ファイバ整列溝
9を断面C字状にし、その上部には、光ファイバ3の直
径より小さな幅をもつスリット状開口9aが形成される
と好適である。このような開口9aを設けることで、光
ファイバ3の飛び出しを防止し、光ファイバ整列溝9内
への接着剤Rの流入を可能にする。 【0028】その後、図14に示すように、フェルール
1の接着剤充填凹部7内にエポキシ系の熱硬化型接着剤
Rを充填させる。この状態で、図示しない加熱装置によ
ってフェルール1を適度に加熱して接着剤Rを硬化させ
る。この最終工程において、フェルール1及び光ファイ
バ3は、膨張収縮(特に、樹脂製のフェルール1の膨張
収縮が大きい)によってその寸法が多少変化するが、光
ファイバ3の先端面3aを予め引き込ませてあるので、
光ファイバ3の先端面3aが、フェルール1の前端面1
aから突出することはない。 【0029】そして、図15に示すように、光ファイバ
押当て部材20をフェルール1から外すことにより、各
光ファイバ3の先端面3aが一列に確実に整列させられ
た状態で(図12参照)、フェルール1に対する光ファ
イバ心線2の組付け作業が完了する。また、接着剤Rと
して紫外線硬化型接着剤や常温硬化型接着剤を用いるこ
とで、フェルール1や光ファイバ3の膨張収縮を阻止す
ることが可能となる。ここで、屈折率整合剤Kを凹部5
0内に充填する前又は充填した後において、凹部50内
で突出する光ファイバ3の先端面3aにゴミ等が付着し
た場合、綿棒などの清掃部材を凹部50内に差し入れ
て、綿棒を回すようにしながら光ファイバ3の先端部分
を掃除するとよい。このように、凹部50は光ファイバ
3の先端面3aの清掃を容易にする役目も担っている。 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】本発明に係る組立方法に適用する光コネク
の他の実施形態について説明すると、図16に示すよ
うに、4本の光ファイバ3の先端面3aを、一列に整列
させずして、凹部50内に配置させるものであってもよ
い。すなわち、凹部50内で各光ファイバ3の先端面3
aを埋没させる場合、光ファイバ突出口5から光ファイ
バ3が突出する量が不揃いであってもよい。これは、そ
れぞれの光ファイバ3において、独立した光接続がなさ
れるからである。すなわち、他の光コネクタ27のフェ
ルール28に設けられた4本の光ファイバ28aとフェ
ルール1の各光ファイバ3とを光接続させる際、各光フ
ァイバ3は、それぞれ各光ファイバ28aに対して独立
した光接続を行うからである。 【0037】各光ファイバ3の先端面3aをフェルール
1の凹部50内に埋没させる更なる利点は、フェルール
1内に光ファイバ3を挿入する前工程で、各光ファイバ
3の先端面3aを、精度良く一列に整列させるように切
断せずとも、数μmの整列誤差をもって、光ファイバ3
の先端部分を多少の不揃い状態でラフに切断することが
でき、切断加工を迅速に行うことができる。この場合、
光ファイバ3の先端面が斜めに切断されても、接続時に
影響を与え難い。また、端面不揃い状態の光ファイバ3
をフェルール1内に組み込んだ後でも、光ファイバ3の
先端部分を、再度切り揃える必要がなく、光ファイバ3
の組付け作業も極めて迅速になる。更に、熱膨張率によ
って起こる光ファイバ3の突出量の変化をも許容する。
そして、フェルール1に光ファイバ3を挿入する前工程
で、光ファイバ3の先端面3aを放電加工により丸める
と、光ファイバ位置決め孔4内に光ファイバ3を挿入し
易くなる。なお、フェルール30についても同様であ
る。 【0038】本発明に係る組立方法に適用する光コネク
タは、前述した種々の実施形態に限定されるものではな
い。例えば、図17に示すように、光コネクタC2にお
いて、フェルール60の前端面60aの中央に、スリッ
ト状の開口窓61aをもった凹部61を設けてもよい。
この場合、綿棒などの清掃部材が凹部61に沿って大き
く移動させ易くなる。なお、開口窓61aは、フェルー
ル60の前端面60a上において、両側のガイドピン挿
入孔10を含むように横方向に細長く形成されてもよ
い。 【0039】前述した光コネクタの適用範囲は、MT型
の光コネクタばかりでなく、その他の型式の多心用光コ
ネクタや、SC型やMU型などの単心用光コネクタにも
及ぶことは、言うまでもない。例えば、図18に示すよ
うに、単心用光コネクタC3において、円柱状のフェル
ール70の前端面70aの中央に、スリット状の開口窓
71aをもった凹部71を設けてもよい。この場合、単
心の光ファイバ心線72が利用され、光ファイバ73の
先端面73aが凹部71内に埋没することになる。 【0040】 【発明の効果】本発明に係る光コネクタの組立方法にお
いて、光ファイバを内蔵したフェルールをもつ光コネク
タの組立方法において、フェルールの前端面に形成した
光ファイバ突出用凹部内にグリース状の屈折率整合剤を
収容させる工程と、凹部の底面に設けられた光ファイバ
突出口からフェルールの内部に向けて延びる光ファイバ
位置決め孔内に、光ファイバ導入口から光ファイバを挿
入して、凹部内の屈折率整合剤内に光ファイバの先端面
を埋没させる工程と、光ファイバを接着剤によってフェ
ルールに固定する工程とを備えたことにより、組立て時
間の短縮を可能にし、簡単にしかも安価に光コネクタを
組立てることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る組立方法を適用する光コネクタに
利用されるフェルール及び光ファイバ心線を示す斜視図
である。 【図2】フェルールに光ファイバ心線を取り付けた状態
を示す光コネクタの平面図である。 【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。 【図4】本発明に係る組立方法を適用する光コネクタを
組み立てるにあたって利用される光ファイバ押当て部材
を示す斜視図である。 【図5】所定長さにカットされた光ファイバ心線を示す
平面図である。 【図6】光ファイバの放電加工状態を示す拡大図であ
る。 【図7】光ファイバの研磨加工状態を示す拡大図であ
る。 【図8】フェルールに光ファイバ押当て部材を組付ける
前の状態を示す平面図である。 【図9】フェルールに光ファイバ押当て部材を組付けた
後の状態を示す平面図である。 【図10】フェルール内に光ファイバを挿入した状態を
示す要部拡大断面図である。 【図11】光ファイバ心線に整列荷重を加えた状態を示
す平面図である。 【図12】光ファイバの先端面が一列に整列した状態を
示す断面図である。 【図13】断面C字状の光ファイバ整列溝を示す拡大断
面図である。 【図14】フェルールに接着剤を充填した状態を示す平
面図である。 【図15】フェルールに光ファイバを取付完了した光コ
ネクタを示す平面図である。 【図16】フェルール内に光ファイバの先端面を非整列
状態で埋没させた状態を示す平面図である。 【図17】本発明に係る組立方法を適用する他の光コネ
クタを示す斜視図である。 【図18】本発明に係る組立方法を適用する更に他の
コネクタを示す斜視図である。 【符号の説明】 C,C1,C2,C3…光コネクタ、K…屈折率整合
剤、1,30,60,70…フェルール、1a,30
a,60a,70a…フェルールの前端面、3,73…
光ファイバ、3a,73a…光ファイバの先端面、4…
光ファイバ位置決め孔、5…光ファイバ突出口、9,3
4…光ファイバ整列溝、31…光ファイバ押圧固定部
材、光ファイバ突出用凹部…50,61,71、凹部の
底面…50b、開口窓…50a,61a,71a。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−155011(JP,A) 特開 昭59−36213(JP,A) 特開 昭58−102911(JP,A) 特開 平10−20151(JP,A) 特開 平5−181074(JP,A) 特開 平3−148610(JP,A) 実開 平4−79308(JP,U) 実開 平3−114805(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ファイバを内蔵したフェルールをもつ
    光コネクタの組立方法において、 前記フェルールの前端面に形成した光ファイバ突出用凹
    部内にグリース状の屈折率整合剤を収容させる工程と、 前記凹部の底面に設けられた光ファイバ突出口から前記
    フェルールの内部に向けて延びる光ファイバ位置決め孔
    内に、光ファイバ導入口から前記光ファイバを挿入し
    て、前記凹部内の前記屈折率整合剤内に前記光ファイバ
    の先端面を埋没させる工程と、 前記光ファイバを接着剤によって前記フェルールに固定
    する工程とを備えたことを特徴とする光コネクタの組立
    方法。
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