JP6136412B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光コネクタに関する。
光ファイバ網の急速な発達により光伝送の大容量化が進む一方で、装置間や機器間など近距離での光通信も実現されつつある。さらに、ブレードサーバのバックプレーンやミッドプレーンなど、機器内への光配線の導入も実現間近である。
光配線をブレードサーバで用いる場合、バックプレーンもしくはミッドプレーンとサーバブレードとの接続には光コネクタが用いられる。光コネクタは当初は単心の光コネクタが多かったが、高速大容量の伝送が求められる用途では、複数の光ファイバを一括して接続する多心光コネクタが多く使用されている。しかし多心光コネクタの導入にあたって、コストが大きな課題となる。工数削減の点からは、ファイバ研磨工程の省略が光コネクタのコスト低減の有効な手段の1つと考えられる。
光コネクタの使用時に、その端面は常に清浄に保たれる。端面が汚れて異物が付着した状態では、光ファイバに入射する光または光ファイバから出射する光が当該異物によって遮られ、接続損失が生じる。光コネクタの清掃は、ユーザの手元で清掃布を用いて拭取る方式が一般的である。しかし、バックプレーンボードに配置される光コネクタは、ラックの奥に配置されているため、端面の清掃が困難であるという問題がある。
そこで、清掃用ブレードを用いて手の届きにくい範囲のコネクタを拭取清掃する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この方法は、清掃布をリールで巻きとって光コネクタを清掃する。
また、フェルールに傾斜面と清掃体を設け、光コネクタ同士が接続される際にフェルールが摺動して、互いのファイバ端面を清掃する光コネクタが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
しかし、コスト削減のために光コネクタに無研磨ファイバが用いられている場合、フェルールの傾斜面と光ファイバの端面が必ずしも一致せず、光ファイバが光コネクタの接続端面から内部に引っ込んでいる可能性がある。光ファイバが引っ込んだ箇所は、コネクタ接続に伴うフェルールの摺動では清掃することができず、埃が堆積する。これを回避するために光ファイバをフェルールの傾斜面より突き出した位置に実装すると、摺動による光ファイバの清掃は可能になるが、光ファイバ同士の衝突によって光ファイバが破損する可能性がある。
また、摺動動作を行わせるためにフェルールの外部にバネ機構が設けられており、小型化に対応できない。
特開2009−229843号公報 特開2007−102114号公報
無研磨の光ファイバが実装された場合でも、接続時に光ファイバの破損を回避しつつ光ファイバを清掃することのできる光コネクタを提供する。
光コネクタは、
第1光ファイバが実装され、ガイドピンを有する第1フェルールと、
第2光ファイバが実装され、ガイドピン穴を有する第2フェルールと、
前記第1フェルールと前記第2フェルールの少なくとも一方に設けられる清掃体と、
を含み、
前記第1光ファイバは前記第1フェルールの先端面である第1面から内側に後退した第2面から突き出て、前記第1面と前記第2面の間の第1空間内に位置し、
前記第2光ファイバは前記第2フェルールの先端面である第3面から内側に後退した第4面から突き出て、前記第3面と前記第4面との間の第2空間に位置し、
前記第2フェルールの前記ガイドピン穴は、前記第3面から前記第2フェルールの内部に向かって狭くなるテーパを有し、
前記第1フェルールの第1面と前記第2フェルールの第3面が対向して前記ガイドピンが前記ガイドピン穴のテーパ内を移動することによって、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバを接続位置に案内するとともに、前記清掃体で相手側のフェルールに実装された前記光ファイバを清掃する。
無研磨の光ファイバが実装された場合でも、光コネクタ接続時に光ファイバの破損を回避して光ファイバを清掃することができる。
第1実施形態の1組の光コネクタの上面図である。 第1コネクタの斜視図と、ガイドピン部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 第2コネクタの斜視図と、ガイドピン穴部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 第1実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第1実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第1実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第1コネクタの変形例を示す図である。 第2実施形態の1組の光コネクタで用いられる第1コネクタの斜視図と、ガイドピン部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 第2実施形態の光コネクタで用いられる第2コネクタの斜視図と、ガイドピン穴部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 第2実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第2実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第2実施形態の光コネクタの接続・清掃シーケンスを示す図である。 第2コネクタの変形例を示す図である。 第3実施形態の1組の光コネクタの概略図である。 第3実施形態の光コネクタで用いられる第1コネクタの斜視図と、ガイドピン穴部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 第3実施形態の光コネクタで用いられる第2コネクタの斜視図と、ガイドピン穴部分および光ファイバ部分の垂直断面図である。 実施形態の光コネクタが適用されるブレードサーバの概略図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の1組の光コネクタ1の上面図である。光コネクタ1は、第1コネクタ100と第2コネクタ200が接続した形である。第1コネクタ100には1以上の光ファイバ102が実装され、第2コネクタ200には1以上の光ファイバ202が実装されている。光ファイバ102および202は無研磨の光ファイバであり、長さのばらつきを含む。
第1コネクタ100は、第1フェルール101と、ガイドピン104と、清掃体110を有する。第1フェルール101は、相手側の光コネクタ200の先端に当接する第1面111と、第1面から第1フェルール101の内側に引っ込んだ第2面112を有する。無研磨の光ファイバ102の先端は第2面112から突出し、第1面111と第2面112の間に位置する。
第2コネクタ200は、第2フェルール201と、ガイドピン穴204を有する。第2フェルール201は、第1フェルール101の第1面111と当接する第3面211と、第3面から第2下ルール201の内側に引っ込んだ第4面212を有する。無研磨の光ファイバ202の先端は第4面212から突出し、第3面211と第4面212の間に位置する。
第1コネクタ100と第2コネクタ200のいずれか一方、または双方に、相手側の光ファイバを清掃する清掃体が設けられている。図1の例では、第1コネクタ100に清掃体110が配置される。清掃体110は光ファイバ102の配列と平行に配置され、第2コネクタ200との接続時に、第2コネクタ200の光ファイバ202を清掃する。
図2(A)は第1コネクタ100の斜視図、図2(B)は図2(A)のA−A'ラインに沿ったガイドピン104部分の垂直断面図、図2(C)は図2(A)のB−B'ラインに沿った光ファイバ102部分の垂直断面図である。この明細書で「垂直断面」というときは、光ファイバ102の配列方向と光の伝播方向に対して垂直な面での断面図とする。
清掃体110の取り付け箇所は、相手側の光ファイバを清掃できる位置であれば任意である。図2の例では、清掃体110は、第2面112に取り付けられ、第1面111からやや突出する。清掃体110として、リントフリーの不織布、自己粘着性を持つウレタンゲルやナイロン、ポリプロピレンなどが用いられる。
図3(A)は第2コネクタ200の斜視図、図3(B)は図3(A)のA−A'ラインに沿ったガイドピン穴204部分の垂直断面図、図3(C)は図3(A)のB−B'ラインに沿った光ファイバ部分の垂直断面図である。
ガイドピン穴204は、第2フェルール201の先端面(第3面)211から第2フェルール201の内部に向かって延びる。ガイドピン穴204の形状は、第3面211上で光ファイバ202の配列方向と垂直な方向に長い長円である。ガイドピン穴204は図3(B)に示すように、ガイドピン挿入部204aと、テーパ状に狭くなるテーパ部204bと、ガイドピン104を受け取るガイドピン受け取り部204cを含む。ガイドピン穴204をこのような形状にすることで、第1コネクタ100と第2コネクタ200の接続を容易にし、かつ接続時に第1コネクタ100の清掃体110で第2コネクタ200の光ファイバ202を清掃することができる。
図4〜図6は、第1コネクタ100と第2コネクタ200の接続シーケンスを示す図である。図4〜図6の各々で、ガイドピン104とガイドピン穴204の形成位置での垂直断面図(A)と、光ファイバ102、202の配置位置での垂直断面図(B)を示す。
図4に示す接続開始時は、第1コネクタ100の第1フェルール101は、第2コネクタ200の第2フェルール201に対してガイドピン穴204の拡がり方向(縦方向)に位置ずれした状態で配置される。第1コネクタ100の光ファイバ102と、第2コネクタ200の光ファイバ202も、同様にオフセットした位置関係にある。この状態で、矢印で示す方向に第1コネクタ100が挿入される。
図5に示す接続時には、第1コネクタ100のガイドピン104は、第2コネクタ200のガイドピン穴204のテーパ部204bに当接し、テーパ部204の内壁に沿って、斜め下方に移動する。このとき、第1コネクタ100の光ファイバ102と第2コネクタ200の光ファイバ202は、相対的に接続位置へと移動する。清掃体110も斜め下方に移動し、移動の過程で第2コネクタ200の光ファイバ202を清掃する。
図6の接続完了時には、第1コネクタ100のガイドピン104は、第2コネクタ200のガイドピン穴204のガイドピン受け取り部204cに挿入される。この位置が、第1コネクタ100と第2コネクタの嵌合位置であり、第1コネクタ100の光ファイバ102と第2コネクタ200の光ファイバ202は、光結合する。清掃体110は、第2コネクタ200の光ファイバ202の清掃を終え、第1コネクタ100の第2面112と、第2コネクタ200の第4面212の間の空間に保持される。
図7は、第1実施形態の変形例を示す。図7のコネクタ500は、2つの清掃体510a、510bを有する。コネクタ500のフェルール501は、U字型の第1面511を有し、1つの清掃体510aは第2面512に配置され、もう一つの清掃体510bは第1面に配置される。第1面511が第2面512よりも前に出ている分だけ、清掃体510bも清掃体510aより突き出ている。この配置により、コネクタ500が相手側コネクタと接続する際に、相手側コネクタの光ファイバの清掃を確実に行うことができる。
<第2実施形態>
図8は第2実施形態の第1コネクタ300を示す図、図9は第2実施形態の第2コネクタ400を示す図である。第2実施形態では、第1コネクタ300と第2コネクタ400は、それぞれ斜めに傾斜する第1面311、411を有する。
図8(A)は第1コネクタ300の斜視図、図3(B)は図3(A)のA−A'断面図、図3(C)は図3(A)のB−B'断面図である。第1コネクタ300は、第1フェルール301とガイドピン304と、光ファイバ302を有する。第1フェルール301は斜めに傾斜する第1面311と、第1面311よりも引っ込んだ位置に配置される第2面312を有する。この例では、第1面311と第2面312は平行である。第2面312に清掃体310が設けられる。清掃体310は、光ファイバ302の配列に沿った方向に設けられる。
図9(A)は第2コネクタ400の斜視図、図9(B)は図9(A)のA−A'断面図、図9(C)は図9(A)のB−B'断面図である。第2コネクタ400は、第2フェルール401と、ガイドピン穴404と、光ファイバ402を有する。第2フェルール401は斜めに傾斜する第3面411と、第3面411よりも引っ込んだ位置に配置される第4面412を有する。この例では、第3面411と第4面412は平行である。
ガイドピン穴404は、第2フェルール401の先端面(第3面)411から第2フェルール401の内部に向かって延びる。ガイドピン穴404の形状は、第3面411上で光ファイバ402の配列方向と垂直な方向に長い長円である。ガイドピン穴404は図9(B)に示すように、ガイドピン挿入部404aと、テーパ状に狭くなるテーパ部404bと、ガイドピン304を受け取るガイドピン受け取り部404cを含む。ガイドピン穴404をこのような形状にすることで、第1コネクタ300と第2コネクタ400の接続を容易にし、かつ接続時に第1コネクタ300の清掃体310で第2コネクタ400の光ファイバ402を清掃することができる。
図10〜図12は、第1コネクタ300と第2コネクタ400の接続シーケンスを示す図である。図10〜図12の各々で、ガイドピン304とガイドピン穴404の形成位置での垂直断面図(A)と、光ファイバ302、402の配置位置での垂直断面図(B)を示す。
第1実施形態では、第1コネクタ100のガイドピン104が、第2コネクタ200のガイドピン穴204のテーパ部204bの内壁に沿って摺動し、ガイドピン受け部204cへと案内された。第2実施形態では、第1コネクタ300の第1面311と第2コネクタ400の第3面411が互いに当接し摺動して、光ファイバ302と402を接続位置まで案内するとともに、光ファイバ402を清掃する。
図10に示す接続開始時は、第1コネクタ300の第1フェルール301は、第2コネクタ400の第2フェルール401に対してガイドピン穴404の拡がり方向(縦方向)に位置ずれした状態で配置される。第1コネクタ300の光ファイバ302と、第2コネクタ400の光ファイバ402も、同様にオフセットした位置関係にある。この状態で、矢印で示す方向に第1コネクタ300が挿入される。
図11に示す接続時には、第1コネクタ300の第1面311が第2コネクタ400の第3面411に当接し、互いに相手側コネクタの第1面に沿って摺動する。この構成ではガイドピン304の第1面311からの突出長が、ガイドピン穴404の第3面411からテーパ部404bの終端までの長さよりも短い場合でも、第1面311と第3面411が当接・摺動する。したがって、光ファイバ302と402を接続位置へ導くとともに、光ファイバ402を清掃することができる。
図12の接続完了時には、第1コネクタ300のガイドピン304は、第2コネクタ400の第3面411によって上方向への動きが規制され、ガイドピン穴404によって下方向および左右方向(光ファイバ402の配列方向)への動きが規制される。光ファイバ302と402は、接続位置で光結合する。清掃体310は、第2コネクタ400の光ファイバ402の清掃を終え、第1コネクタ100の第2面312と、第2コネクタ400の第4面412の間の空間内に保持される。
図13は、さらに別の変形例を示す。図13の変形例では、清掃対象となるコネクタ600A、600Bに清掃体の収納スペース615A,615Bを設ける。図13(A)のコネクタ600Aは、第1実施形態の第2コネクタ200と同様のタイプであり、フェルール601Aの第3面611Aは傾斜していない。収納スペース615Aは、第4面612Aに形成されて、相手側コネクタの清掃体を収容する。図13(B)のコネクタ600Bは、第2実施形態の第2コネクタ400と同様のタイプであり、フェルール601Bの第3面611Bは傾斜面を有する。収納スペース615Bは、第4面612Bに形成されて、相手側コネクタの清掃体を収容する。
収納スペース615A,615Bを設けることで、清掃体の厚さによって光ファイバ間の距離が広がるのを防止できる。
<第3実施形態>
図14は、1組の第3実施形態の光コネクタ2の上面図である。第3実施形態では、第1コネクタ700と第2コネクタ800のそれぞれに清掃体710、810を設け、互いに相手側のコネクタの光ファイバを清掃する。
第1コネクタ700は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、フェルール701と、ガイドピン704と、無研磨の光ファイバ702と、第1清掃体710を有する。
第2コネクタ800は、フェルール801とガイドピン穴804と、図示しない光ファイバと、第2清掃体810を有する。第1清掃体710と第2清掃体810は、光ファイバ702の配列に対して互いに反対側に位置する。
図15(A)は、第1コネクタ700の斜視図、図15(B)は図15(A)のA−A'ラインに沿った断面図、図15(C)は図15(A)のB−B'ラインに沿った断面図である。第1コネクタ700は第1実施形態の第1コネクタ100と同様の構成であり、第2面712の光ファイバ702の配列の下側に第1清掃体710が配置されている。
図16(A)は第2コネクタ800の斜視図、図16(B)は図16(A)のA−A'ラインに沿った断面図、図16(C)は図16(A)のB−B'ラインに沿った断面図である。
ガイドピン穴804は、第2フェルール801の第3面(先端面)811から第2フェルール801の内部に向かって延びる。ガイドピン穴804の形状は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、ガイドピン挿入部804aと、テーパ状に狭くなるテーパ部804bと、ガイドピン704を受け取るガイドピン受け取り部804cを含む。
第2フェルール801の第4面(凹面)812の光ファイバ802の配列の上側に第2清掃体810が配置されている。
この構成によると、図4〜図6と同様のシーケンスで第1コネクタ700が第2コネクタ800に接続される際に、第1清掃体710で第2コネクタ800の光ファイバ802を清掃し、第2清掃体810で第1コネクタ700の光ファイバ702を清掃する。ガイドピン704がガイドピン穴804のテーパ部804bに当接、摺動して光ファイバ702、802を接続位置に案内するのは第1実施形態と同様である。
なお、図13の変形例を第3実施形態に適用してもよい。この場合は、第1コネクタ700と第2コネクタ800のそれぞれに、相手側の清掃体810、710を収容する収容スペースを形成する。これにより、清掃体710、810の厚さばらつきにかかわらず、光ファイバ702と802を適切に光結合させることができる。
図17は、第1〜第3実施形態の光コネクタが適用される光ミッドプレーン10の構成例を示す。ミッドプレーンボード11の両面に複数のハウジング14が配列されている。ハウジング14内に複数の光コネクタ200が収納されている。ミッドプレーンボード11の一方の面には、たとえばスイッチブレード12が接続され、他方の面にCPUブレード13が接続される。スイッチブレード12やCPUブレード13に設けられた第1コネクタ100は、図1に示すように清掃体110を有し、ミッドプレーンボード11上の第2コネクタ200の光ファイバを清掃する。第1コネクタ100自身の光ファイバは、保守管理の際に手元で清掃してもよい。ミッドプレーンボード11上の第2コネクタとして第3実施形態の第2コネクタ800を用いる場合は、スイッチプレード12や、CPUブレード13を挿入する際に、第1コネクタ100の光ファイバを清掃することができる。
なお、第1実施形態〜第3実施形態の光コネクタに、図7の変形例や図13の変形例を適宜組み合わせることが可能である。また、いずれの実施例、変形例でも、第1コネクタ、第2コネクタはMT互換性を有する。すべての実施形態で、第1コネクタと第2コネクタは多心コネクタに限定されず、単心コネクタであってもよい。
<作製評価>
実施形態の光コネクタとして、図2の構成のコネクタ100を12心で作製して第1コネクタとした。また、図13(A)の構成のコネクタ600Aを同じく12心で作製して第2コネクタとして、原理確認を行なった。
第1コネクタ、第2コネクタの双方で、フェルールの先端面(第1面、第3面)と凹面(第2面、第4面)の間の距離を200μmとした。20μmの長さばらつきを含む12心の光ファイバ(コア径50μm、外径125μm)を、先端面と凹面の間にすべて実装した。
第1コネクタのフェルール101には、直径700μmのガイドピン104を第1面11から3.5mm突き出した状態で実装した。清掃体110として、厚さ200μmの薄い板にリントフリーの不織布を巻きつけて、厚さ600μmの清掃体を作製し、その一部を第2面112に形成した取り付け溝に嵌め込み、残りの部分が第2面から突出するように実装した。清掃体110の光ファイバ配列(チャネル配列)方向の長さは4mm、第2面112からの突き出し量を2mmとした。このサイズにすることで、MTコネクタのファイバ接続面(3mm)を十分にカバーできる。清掃体110の取り付け位置は、光ファイバ配列の下方300μmの位置とした。
第2コネクタのフェルール601Aには、清掃体の収納スペース615Aを、光ファイバ配列の下方300μmの位置に形成した。収納スペース615Aの光ファイバ配列方向の長さは4.2mm、高さは1.4mm、奥行きを2mmとした。また、フェルール601Aに長軸の長さが2mmの長円のガイドピン穴を形成し、テーパ部の終端までの長さを3mmとした。
第2コネクタのフェルール601Aにダストを付着させた。ダストにはACダスト(Fine)0.1gを用い、風でダストを循環させる装置を用い、約10m/Sの風でダストを第2コネクタに吹き付けた。その後、損失を測定したところ、平均0.28dBの増加を確認した。
次に、第1コネクタを第2コネクタに光接続した。第1コネクタのガイドピン104が第2コネクタのガイドピン穴604Aのテーパ部(図3(B)参照)に沿って移動する際に、第1コネクタの清掃体110が第2コネクタの光ファイバ602Aを清掃する。第1コネクタを第2コネクタに接続したところで、コネクタの損失を測定した。損失の増加量は平均0.05dBまで減少した。
実施形態によると、光ファイバの清掃を通常のコネクタ接続の過程に含めるため、メンテナンスの負担が軽減される。また、無研磨の光ファイバを用いた多心コネクタであっても、光ファイバを損傷することなく、接続の都度、光ファイバを清掃することができる。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
第1光ファイバが実装され、ガイドピンを有する第1フェルールと、
第2光ファイバが実装され、ガイドピン穴を有する第2フェルールと、
前記第1フェルールと前記第2フェルールの少なくとも一方に設けられる清掃体と、を含み、
前記第1光ファイバは前記第1フェルールの先端面である第1面から内側に後退した第2面から突き出て前記第1面と前記第2面の間の第1空間内に位置し、
前記第2光ファイバは前記第2フェルールの先端面である第3面から内側に後退した第4面から突き出て前記第3面と前記第4面との間の第2空間に位置し、
前記第2フェルールの前記ガイドピン穴は、前記第3面から前記第2フェルールの内部に向かって狭くなるテーパ(204b)を有し、接続時に、前記ガイドピンが前記ガイドピン穴のテーパ内を移動することによって、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバを接続位置に案内するとともに、前記清掃体で相手側のフェルールに実装された前記光ファイバを清掃することを特徴とする光コネクタ。
(付記2)
前記ガイドピンは前記第1フェルールの前記第1面から突出し、前記ガイドピンの突出長は、前記第2光ファイバの軸方向に沿った前記テーパの長さよりも長く、
前記ガイドピンが前記テーパの内壁に沿って摺動することによって、前記清掃体が前記相手側のフェルールに実装された前記光ファイバを清掃することを特徴とする付記1に記載の光コネクタ。
(付記3)
前記第1フェルールの前記第1面は第1傾斜面であり、
前記第2フェルールの前記第3面は、前記第1面と同じ角度で傾斜する第2傾斜面であり、
前記ガイドピンは前記第1フェルールの前記第1面から突出し、前記ガイドピンの突出長は、前記第2光ファイバの軸方向に沿った前記テーパの長さ以下であり、
前記第1傾斜面と前記第2傾斜面が互いに当接して摺動することによって、前記ガイドピンは前記テーパの空間内を移動し、前記清掃体が前記他方に実装された前記光ファイバを清掃することを特徴とする付記1に記載の光コネクタ。
(付記4)
前記清掃体は、前記第1フェルールと前記第2フェルールのいずれか一方に配置され、
前記第1フェルールと前記第2フェルールの他方は、前記第1フェルールと前記第2フェルールが前記接続位置にあるときに前記清掃体を収容するスペースを有することを特徴とする付記1に記載の光コネクタ。
(付記5)
前記清掃体は、前記第1フェルールの前記第2面と、前記第2フェルールの前記第4面にそれぞれ配置され、前記光ファイバの配列に対して互いに反対側に位置し、
前記ガイドピンが前記テーパ内で移動するにつれて、互いに相手側のフェルールの前記光ファイバを清掃することを特徴とする付記1に記載の光コネクタ。
(付記6)前記清掃体は、前記第1フェルールの前記第1面と前記第2面、または前記第2フェルールの前記第3面と第4面に配置されることを特徴とする付記1に記載の光コネクタ。
(付記7)
前記ガイドピン穴の挿入口の形状は、前記第2光ファイバの配列方向と直交する方向に長い長円であることを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の光コネクタ。
(付記8)
前記第1光ファイバおよび前記第2光ファイバは無研磨光ファイバであることを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の光コネクタ。
(付記9)前記第1光ファイバと前記第2光ファイバは、前記接続位置で、前記第1空間および前記第2空間で光結合することを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載の光コネクタ。
(付記10)
前記清掃体は、前記第1フェルールに配置され、
前記第1フェルール、前記第1光ファイバ、および前記清掃体は、第1コネクタの一部としてサーバブレードに配置されることを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載の光コネクタ。
(付記11)
前記第2フェルールと前記第2光ファイバは、第2コネクタの一部としてバックプレーンボードまたはミッドプレーンボードに配置されることを特徴とする付記1〜10のいずれかに記載の光コネクタ。
1、2 光コネクタ
100、300、500、700 第1コネクタ
101、301、501、701 第1フェルール
102、202、302、402、502、602A、602B、702、802 光ファイバ
104、304、504,704 ガイドピン
110、310、510a、510b、710、810 清掃体
111、311、511、711 第1面(先端面)
112、312、512、712 第2面(凹面)
200、400、600A,600B、800 第2コネクタ
201、401、601A、601B,801 第2フェルール
204、404、604A、604B、804 ガイドピン穴
204a、404a、804a ガイドピン挿入部
204b、404b、804b テーパ部
204c、404c、804c ガイドピン受け取り部
211、411、611A、611B、811 第3面(先端面)
212、412、612A、612B、812 第4面(凹面)

Claims (3)

  1. 第1光ファイバが実装され、ガイドピンを有する第1フェルールと、
    第2光ファイバが実装され、ガイドピン穴を有する第2フェルールと、
    前記第1フェルールと前記第2フェルールの少なくとも一方に設けられる清掃体と、
    を含み、
    前記第1光ファイバは前記第1フェルールの先端面である第1面から内側に後退した第2面から突き出て、前記第1面と前記第2面の間の第1空間内に位置し、
    前記第2光ファイバは前記第2フェルールの先端面である第3面から内側に後退した第4面から突き出て、前記第3面と前記第4面との間の第2空間に位置し、
    前記第2フェルールの前記ガイドピン穴は、前記第3面から前記第2フェルールの内部に向かって狭くなるテーパを有し、
    前記ガイドピンは前記第1フェルールの前記第1面から突出し、前記ガイドピンの突出長は、前記第2光ファイバの軸方向に沿った前記テーパの長さよりも長く、
    接続時に、前記ガイドピンが前記ガイドピン穴の前記テーパの内壁に沿って摺動することによって、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバを接続位置に案内するとともに、前記清掃体で相手側のフェルールに実装された光ファイバを清掃することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記清掃体は、前記第1フェルールと前記第2フェルールのいずれか一方に配置され、
    前記第1フェルールと前記第2フェルールの他方は、前記第1フェルールと前記第2フェルールが前記接続位置にあるときに前記清掃体を収容するスペースを有することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記清掃体は、前記第1フェルールの前記第2面と、前記第2フェルールの前記第4面にそれぞれ配置され、前記光ファイバの配列に対して互いに反対側に位置し、
    前記ガイドピンが前記テーパ内で移動するにつれて、互いに相手側のフェルールの前記光ファイバを清掃することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
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