JP3478253B2 - マルチトラック・ディジタル録音再生装置 - Google Patents

マルチトラック・ディジタル録音再生装置

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JP3478253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル・オ
ーディオ・データをマルチトラックでハードディスク装
置などの外部記憶装置に録音して再生する録音再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力したアナログ信号のオー
ディオ・データをディジタル・データに変換し、またデ
ィジタル・データであるオーディオ・データをそのまま
入力し、ミキシングして出力するディジタル・ミキサが
知られている。ディジタル・ミキサでは、1つの入力端
子は1つのミキサ・チャンネルに固定的に接続されてい
る。ユーザの指定に応じて所定の複数のミキサ・チャン
ネルのオーディオ・データがミキシングされ、1つの出
力用のバスに出力される。1つの出力用のバスは1つの
出力端子に固定的に接続されており、ここからミキシン
グ出力が取り出される。
【0003】また従来より、ディジタル・オーディオ・
データをハードディスク装置などの外部記憶装置に録音
し再生するディジタル・レコーダが知られている。ディ
ジタル・レコーダには、複数系列のオーディオ・データ
を複数のトラックに分けて録音できるマルチトラックの
ものがある。
【0004】近年では、上述したディジタル・ミキサと
マルチトラックのディジタル・レコーダとを組み合わせ
たものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル・ミ
キサでは、1つの入力端子が1つのミキサ・チャンネル
に固定的に接続されている。したがって、入力元を変え
ようとする場合には、各端子の結線を物理的に差し替え
る必要があった。一方、そのような結線の自由度を高め
るとユーザにとって分かりにくくなるという不都合があ
る。また、1つの出力端子が1つの混合バスに固定的に
接続されている。したがって、出力元を変えようとする
場合には、結線する出力端子として、所望の出力元につ
ながっている出力端子を選ぶ必要があった。
【0006】また、ディジタル・ミキサとマルチトラッ
クのディジタル・レコーダとを組み合わせたものでは、
レコーダで再生された信号のミキサへの入力は、他の機
器(例えば、電気ギター、シンセサイザなど)からミキ
サへの入力と同等である。また、録音のためのミキサか
らレコーダへの出力は、ミキサから他の機器(エフェク
タ、アンプなど)への出力と同等である。したがって、
上述した従来のディジタル・ミキサにおける不都合と同
様の不都合があり、ミキサにおける入出力を柔軟に変え
たりすることができなかった。
【0007】この発明は、上述の従来技術における問題
点に鑑み、ディジタル・ミキサとマルチトラックのディ
ジタル・レコーダとを組み合わせたものにおいて、種々
の入力をミキサのチャンネルに柔軟に対応付けることが
でき、またミキシングした混合バスの出力を種々の出力
に柔軟に対応付けることができ、さらに各チャンネルが
録音用にどのように使われているかを一目で見渡せるこ
とを可能にする録音再生装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ディジタル・オーディオ・
データをマルチトラックで録音し再生する録音再生装置
であって、表示手段と、外部からオーディオデータを入
力する複数の入力手段と、入力するオーディオデータの
特性を制御して出力する複数のミキサ入力チャンネル
と、前記表示手段に、前記複数のミキサ入力チャンネル
への前記複数の入力手段の割り当て状態を表示させると
ともに、ユーザの操作に応じて該割り当て状態を変更
し、該割り当て状態に従って前記複数の入力手段からの
オーディオデータが前記複数のミキサ入力チャンネルに
選択的に入力されるよう結線する入力パッチ手段と、入
力するオーディオデータを混合し、混合されたオーディ
オデータを出力する複数の混合バスと、前記表示手段
に、前記複数のミキサ入力チャンネルから前記複数の混
合バスへの出力状態を表示させるとともに、ユーザの操
作に応じて該出力状態を変更し、該出力状態に従って前
記複数のミキサ入力チャンネルの出力するオーディオデ
ータを前記複数の混合バスに選択的に出力する混合選択
手段と、供給される複数のオーディオデータを複数のト
ラックに同時に録音可能なレコーダと、前記表示手段
に、前記複数のトラックへの前記複数の混合バスまたは
前記複数のミキサ入力チャンネルの割り当て状態を表示
させるとともに、ユーザの操作に応じて該割り当て状態
を変更し、該割り当て状態に従って前記複数の混合バス
または前記複数のミキサ入力チャンネルが出力するオー
ディオデータを前記複数のトラックに選択的に入力させ
る録音セレクタ手段と、前記複数のミキサ入力チャンネ
ルの何れか1つのミキサ入力チャンネルを選択する選択
手段と、前記表示手段に、前記選択手段で選択されたミ
キサ入力チャンネルに関する前記入力パッチ手段の前記
割り当て状態と前記混合選択手段の前記出力状態と前記
録音セレクタ手段の前記割り当て状態とを、オーディオ
データの経路に沿ってグラフィック表示させるチャンネ
ル経路表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】 請求項2に係る発明は、ディジタル・オ
ーディオ・データをマルチトラックで録音し再生する録
音再生装置であって、外部からオーディオデータを入力
する複数の入力手段と、入力するオーディオデータの特
性を制御して出力する複数のミキサ入力チャンネルと、
供給される複数のオーディオデータを複数のトラックに
同時に録音乃至再生可能なレコーダと、前記レコーダの
前記複数のトラックの各トラックに固定して対応付けら
れており、対応するトラックからオーディオデータを入
力し、特性を制御して出力する複数のレコーダチャンネ
ルと、前記複数のミキサ入力チャンネルおよび前記複数
のレコーダチャンネルの出力するオーディオデータを選
択的に入力して混合し、混合されたオーディオデータを
出力する複数の混合バスと、ユーザの操作に応じて、前
記複数のミキサ入力チャンネルのそれぞれに前記複数の
入力手段のうちの何れか1つを選択的に割り当て、割り
当てた入力手段からのオーディオデータが各ミキサ入力
チャンネルに入力されるよう結線する入力パッチ手段
と、ユーザの操作に応じて、前記複数のトラックのそれ
ぞれに前記複数の混合バスおよび前記複数のミキサ入力
チャンネルの何れか1つを割り当て、割り当てた混合バ
ス乃至ミキサ入力チャンネルからのオーディオデータが
各トラックに入力されるよう結線する録音セレクタ手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係るミキシ
ング機能を備えたマルチトラック・ディジタル録音再生
装置の全体構成を示す。この装置は、表示器101、フ
ェーダ102、操作子103、中央処理装置(CPU)
104、フラッシュメモリ105、ランダム・アクセス
・メモリ(RAM)106、パーソナル・コンピュータ
との入出力(I/O)インターフェース107、ハード
ディスク(HD)108、転送回路109、バッファメ
モリ110、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DS
P)111、およびバスライン121を備えている。ま
た、外部接続端子として、アナログ入力(AD)11
2、ディジタル入力(DinL/R)113、スロット
(SL)114,115、アナログ出力(AoutL/
R)118、ディジタル出力(DoutL/R)11
9、およびオムニ出力(OMNI)120を備えてい
る。
【0017】アナログ入力(AD)112は、アナログ
のオーディオ・データ入力端子(8本ある)を示し、こ
こから入力したアナログ・オーディオ・データは不図示
のアナログ・ディジタル変換器によりディジタル・デー
タに変換されてDSP111に入力する。ディジタル入
力(DinL/R)113は、ステレオ2チャンネル
(以下、chと略す)のディジタル・オーディオ・デー
タの入力端子を示す。アナログ出力(AoutL/R)
118は、DSP111からのステレオ2chの出力を
不図示のディジタル・アナログ変換器によりアナログ信
号に変換して出力する外部端子を示す。ディジタル出力
(DoutL/R)119は、DSP111からのステ
レオ2chのディジタル出力端子を示す。オムニ出力
(OMNI)120は、DSP111からの4ch分の
ディジタル・データ出力端子を示す。
【0018】スロット(SL)114,115は、本装
置に設けられている2つのスロットを示す。それぞれの
スロットには、種々のオプション・カードを挿入するこ
とができる。図では、スロット114にカード116を
挿入し、スロット115にカード117を挿入した例を
示している。カード116,117は、例えばアナログ
入力用のアナログ・ディジタル変換カード、ディジタル
I/Oカード、アナログ出力用のディジタル・アナログ
変換カードなどである。これらのカードをスロット11
4,115に挿入することで、外部接続用の入出力端子
を増やすことができる。
【0019】表示器101は、各種の情報を表示するた
めのディスプレイ(液晶表示装置など)である。フェー
ダ102は、適宜割当てた入力または出力のチャンネル
(以下、chと略す)のレベル調整などを行なうスライ
ドボリューム形式の操作子である。操作子103は、各
種のスイッチなどである。CPU104は、この装置全
体の動作を制御する。フラッシュメモリ105は、CP
U104が実行する制御プログラムなどを格納する。R
AM106は、HD108に格納されているプログラム
をロードしてCPU104により実行するための領域、
およびワーク領域などに使用する。パーソナル・コンピ
ュータ(PC)とのI/Oインターフェース107は、
PCと接続するためのインターフェースである。ハード
ディスク(HD)108は、CPU104で実行するプ
ログラムや各種のデータを格納する外部記憶装置であ
り、特にディジタル・オーディオ・データの録音用の領
域を備えている。バッファメモリ110は、HD108
での録音・再生時に録音・再生用のデータを一時記憶す
るバッファである。ディジタル・シグナル・プロセッサ
(DSP)111は、後述するオーディオ・データのミ
キシング処理や、エフェクト付与処理などを行なう。
【0020】転送回路109は、CPU104の指示に
したがって、HD108とバッファメモリ110との間
のデータ転送131、およびDSP111とバッファメ
モリ110との間のデータ転送132を制御する。HD
108に対する録音および再生は、マルチトラック(ト
ラックとはオーディオ・データを録音・再生する系列を
表す概念であり、HDの円盤上に同心円状に並ぶ物理的
な記憶領域を示すトラックとは異なる)で行なわれる。
1トラック分の録音における転送回路109の基本的な
動作は、サンプリング周期ごとにDSP111から録
音用のデータを1サンプル受け取ってバッファメモリ1
10に書き込む、バッファメモリ110に1クラスタ
分のサンプルがたまったらそれをHD108の当該トラ
ック記憶領域へ転送する、その転送の間も上記の動
作は継続する、というものである。また、1トラック分
の再生における転送回路109の基本的な動作は、当
該トラックの先頭の2以上のクラスタのサンプルをHD
108から読み出してバッファメモリ110に書き込
む、サンプリング周期ごとにバッファメモリ110か
ら1サンプル読み出してDSP111に渡す、バッフ
ァメモリ110に1クラスタ分の空き領域(再生し終え
たサンプルの記憶領域)ができたら、HD108からそ
の空き領域へ後続の1クラスタ分のデータを転送する、
というものである。なお、クラスタとは、HD108に
対してデータを読み書きするための論理的な最小単位を
表す。
【0021】図2は、図1の装置のパネル外観図を示
す。パネル上には、図1の表示器101、フェーダ10
2、および操作子103が設けられている。201は図
1の表示器101に相当するディスプレイ201であ
る。210はシフトキー、211〜215はF1〜F5
キーを示す。221はディスプレイ201に表示される
カーソルを移動するためのカーソル移動キー、223は
エンターキーである。222は各種データの設定値を設
定変更するための値入力操作子(データ入力ダイアル)
である。
【0022】231−1〜231−16は、それぞれ、
後述するミキサ入力chに割り当てて、割り当てたミキ
サ入力chに関する制御を行なう操作子セットである。
ミキサ入力chとは、ミキシングを行なう混合バスへの
入力系列を表すもので、ミキサ入力ch1からミキサ入
力ch24までの24chがあるが、詳しくは図3で説
明する。操作子セット231−1のうち、232は当該
ミキサ入力chに関する画面を表示して各種の設定(周
波数特性調整、コンプレッサ、およびパンなどの制御)
を行なうことを指示するSELキー、233は当該ミキ
サ入力chのオン/オフの切り替えに使用するONキ
ー、234は当該ミキサ入力chの音量レベル調整のた
めのフェーダ(スライドボリューム形式の操作子)であ
る。SELキー232およびONキー233は、押下さ
れて選択状態になると点灯し再度押下されて非選択状態
になると消灯する自光式のスイッチである。1−16c
h選択キー261を押下すると、上記の操作子セット2
31−1はミキサ入力ch1に割り当てられ、該ミキサ
入力ch1に関する制御を行なう操作子セットとなる。
また、17−24ch選択キー262を押下すると、上
記の操作子セット231−1はミキサ入力ch17に割
り当てられ、該ミキサ入力ch17に関する制御を行な
う操作子セットとなる。そのことを示すため、操作子セ
ット231−1の上には、「1」と「17」の数字がパ
ネル上に印刷されている。
【0023】上記の操作子セット231−1の右側に、
同様の操作子セット231−2〜231−16が設けら
れている。それぞれの操作子セットの上側に印刷されて
いる数字は、1−16ch選択キー261または17−
24ch選択キー262がオンされたときの当該操作子
セットによる制御対象ミキサ入力chを示す。なお、ミ
キサ入力ch15とミキサ入力ch16の制御を行なう
操作子セット231−15,231−16の上側には、
「15」と「16」の印刷の下側に「RTN1」と「R
TN2」と印刷されている。これは、17−24ch選
択キー262がオンされたとき、これらの操作子セット
231−15,231−16が、2chのエフェクト・
リターンch(後述する図3の313)に関する制御を
行なうための操作子セットとして割り当てられることを
示している。また、241は、全体のステレオ2chの
出力に関する制御を行なうための操作子セットである。
【0024】264はSOLOキーである。SOLOキ
ー264をオンすると(SOLOキーのキートップが点
灯し)、各chのONキー233の何れかをオンするこ
とにより、当該chの音のみが出力されるようになる。
REWキー251、FFキー252、PLAYキー25
3、RECキー254、PAUSEキー255、および
STOPキー256は、それぞれ、巻き戻し、早送り、
再生、録音、一時停止、および動作中止を指示するキー
である。
【0025】263は録音するトラックを選択するため
の録音トラックスイッチである。「1」〜「16」と印
刷された各スイッチをオンすることにより、そのトラッ
ク番号のトラックが録音可能状態となる。265は、S
ETUPキーである。SETUPキーをオンすることに
より、後述する入出力のパッチングの設定が可能にな
る。266はRECORDERキーである。RECOR
DERキー266をオンすることにより、図3で後述す
るレコーダch320に入力する信号に関して、図2の
操作子セット231−1〜231−16を用いて、周波
数特性調整、コンプレッサ、およびパンなどの制御(S
ELキーによる)や、音量レベル調整(フェーダによ
る)を行なうことができる。267はQuick RE
Cキーである。Quick RECキー267をオンす
ることにより、図10で後述するQuick REC画
面が表示され、複数の割り当てを簡単に行なうことがで
きる。
【0026】図3は、DSP111により実現されるミ
キシング処理の概要を表すブロック図である。301〜
306はミキシング処理への入力を示す。AD301
は、8本あるアナログ入力(図1のAD112)からそ
れぞれアナログ・ディジタル変換された8chの入力を
示す。SLin302,303は、2つあるスロット
(図1のSL114,115)に入力用のオプション・
カードを挿入したときの当該カードによる入力を示す。
本装置では、1つのスロットで最大8chの入力を受け
付けるカードを挿すことができるので、2つのスロット
で合わせて最大16chの入力を受け付けることができ
る。DinL/R304は、ステレオ2chのディジタ
ル入力(図1のDinL/R113)を示す。
【0027】内部サンプラ305は、不図示の内部波形
メモリ音源からの8ch分の入力である。この内部波形
メモリ音源の各chには、任意の楽音波形を記憶させる
ことができ、所定のスイッチの押下により随時その楽音
を発生させることができる。例えば、拍手などの効果音
を記憶させておき、必要なときに発生させるなどの使い
方が可能である。
【0028】EF306は、不図示の外部エフェクタ
(効果付与装置)からのステレオ2chが2系列の入力
を示す。本装置では、後述するAUXバスの1〜6ch
から取り出したディジタル・オーディオ・データを外部
のエフェクタに入力してエフェクト付与し、そのエフェ
クト付与済みのディジタル・オーディオ・データを再び
入力側に戻すことができる。EF306は、そのような
エフェクト入力を示す。なお、DSP111は、図3で
は不図示の内部エフェクタとしても機能し、AUXバス
の7ch,8chから取り出したディジタル・オーディ
オ・データをその内部エフェクタでエフェクト付与し、
その結果をEF306から入力側に戻すこともできる。
【0029】以上より、ミキシング処理には30本の外
部入力(アナログ入力が8本、ディジタル入力が2本、
スロットのオプション・カードの入力が8本×2、エフ
ェクト・リターンchが2本×2)と8本の内部入力
(内部サンプラからの8本)が入力することになる。
【0030】331〜335はミキシング処理の出力を
示す。AoutL/R331は、ステレオ2chのアナ
ログ出力(図1のAoutL/R118)を示す。Do
utL/R332は、ステレオ2chのディジタル出力
(図1のDoutL/R119)を示す。SLout3
33,334は、2つあるスロットにデータ出力用のオ
プション・カードを挿入したときの当該カードによる出
力を示す。本装置では、1つのスロットで最大8chの
出力を行なうことができるカードを指すことができるの
で、2つのスロットで合わせて最大16chの出力を行
なうことができる。OMNI335は、4chのディジ
タル出力(図1のOMNI120)を示す。
【0031】314〜317はミキシングを行なう混合
バスを示す。314は8chの汎用バス(録音および再
生用)でありBUS1〜8で表す。315は2chのス
テレオ録音再生用バスでありStereo_L/Rで表
す。316はステレオ2chのソロ用バス(再生用)で
ありSolo_L/Rで表す。317はAUX用バス
(再生用)でありAUX1〜8で表す。
【0032】312はミキサ入力chを示す。ミキサ入
力chは、ミキシングを行なう混合バス314〜317
への入力系列を表す。ミキサ入力ch312は、全部で
24chあり、各chごとに、それぞれ図2で説明した
操作子セット231−1〜231−16を割り当てて、
入力の周波数特性調整、コンプレッサ、およびパンなど
の制御(図2のSELキーによる)や、音量レベル調整
(図2のフェーダによる)を行なうことができる。
【0033】図3でミキサ入力ch312から各混合バ
ス314〜317に矢印が入っているように、ミキサ入
力chは任意の混合バスに選択的に接続できる。特に、
各ミキサ入力chから、フェーダによりchレベル制御
した信号を、8本の汎用バスBUS1〜8、または2本
のステレオ録音用バスStereo_L/Rへ選択的に
出力可能である。また、各ミキサ入力chから、chレ
ベル制御する前の信号を、2本のソロ用バスSolo_
L/Rへ出力可能である。さらに、各ミキサ入力chか
ら、chレベル制御した信号にさらにAUXレベル制御
した信号を8本のAUXバスAUX1〜8へ出力可能で
ある。また、24chの中の最初の16chは、内部レ
コーダの16個のトラックへ直接入力するためのダイレ
クトアウトを持っている。ミキサ入力ch312から後
述する録音セレクタ318への矢印がダイレクトアウト
に相当する。なお、ダイレクトアウトでは、n番目の入
力chからn番目のトラックへ入力、すなわち1対1の
対応関係になっている。さらに、ミキサ入力chから、
後述する出力パッチ321を介して出力端子331〜3
35に出力することができる。
【0034】エフェクト・リターンch313は、2c
hの外部エフェクタまたは内部エフェクタからのリター
ン信号入力用の系列である。各chごとに、それぞれ図
2で説明した操作子セット231−15,231−16
を割り当てて、入力の周波数特性調整、コンプレッサ、
およびパンなどの制御(図2のSELキーによる)や、
音量レベル調整(図2のフェーダによる)を行なうこと
ができる。図3でエフェクト・リターンch313から
各混合バス314〜317に矢印が入っているように、
エフェクト・リターンchは任意の混合バスに接続でき
る。
【0035】ミキサ入力ch312とエフェクト・リタ
ーンch313に対し、上述の最大30本の外部入力
(301〜304,306)および8本の内部入力(3
05)の全38本の入力のうちの何れか1つを選択的に
割り当てることができる。入力パッチ311は、その割
り当てを行なう機構である。入力パッチ311により割
り当てを行なう際の画面は図4で後述する。
【0036】HDレコーダ319は、16トラック録音
/16トラック再生が可能な内部レコーダである。各ト
ラックには、録音用の入力として、8本の汎用バスBU
S1〜8、ミキサ入力ch312からの16本のダイレ
クトアウト、または2本のステレオ録音再生用バスSt
ereo_L/Rの全26本のうちの何れか1本を選択
的に入力可能である。その割り当ては、録音セレクタ3
18により行なう。録音セレクタによる割り当てを行な
う画面は図4で後述する。
【0037】HDレコーダ319の各トラックの再生出
力は、レコーダch320に供給される。レコーダch
320は、内部レコーダの16トラックに対応して16
ch設けられている。各レコーダch320では、図2
のRECORDERキー266をオンすることにより、
入力する信号に対して、周波数特性調整、コンプレッ
サ、およびパンなどの制御(図2のSELキーによる)
や、音量レベル調整(図2のフェーダによる)を行なう
ことができる。各レコーダchへは、対応するトラック
の録音用の入力(HDレコーダ319から再生したデー
タを再びBUS経由で録音用にする場合)、または対応
するトラックからの再生出力が入力される。各レコーダ
ch320から、フェーダによりchレベル制御した信
号を、8本の汎用バスBUS1〜8、または2本のステ
レオ録音用バスStereo_L/Rへ選択的に出力可
能である。また、各レコーダch320から、chレベ
ル制御する前の信号を、2本のソロ用バスSolo_L
/Rへ出力可能である。さらに、各レコーダch320
から、chレベル制御した信号にさらにAUXレベル制
御した信号を8本のAUXバスAUX1〜8へ出力可能
である。
【0038】各混合バス314〜317またはミキサ入
力ch312から、選択的に各出力端子331〜335
にデータ出力できる。その割り当ては、出力バッチ32
1の機構による。出力パッチ321により割り当てを行
なう際の画面は図5で後述する。
【0039】図4は、入力パッチ311による割り当
て、および録音セレクタ318による割り当てを行なう
画面例を示す。この画面は、図2のSETUPキー26
5をオンすることにより表示される。
【0040】図4において、401の「MIXER C
HANNEL INPUT ASSIGN」の領域は、
ミキサ入力ch1〜ミキサ入力ch24およびエフェク
ト・リターンchに、どの入力301〜306を割り当
てるかを指示する領域である。並べて表示されている
「1」から「24」の数字でミキサ入力ch1〜ミキサ
入力ch24を表し、その下に、割り当てた入力を「A
D1」、「AD2」、…、「SL1−1」、…、「SL
2−1」、…というように示している。「AD1」、
「AD2」、…は、アナログ入力AD301の1番目、
2番目、…を示す。「SL1−1」、…は、スロット1
のオプション・カードの入力302の1番目、2番目、
…を示す。「SL2−1」、…は、スロット2のオプシ
ョン・カードの入力303の1番目、2番目、…を示
す。また、「RTN1」と「RTN2」は、エフェクト
・リターンch313への入力割り当てを示す。「RT
N1」と「RTN2」に割り当ててある「EFF1 L
/R」と「EFF2 L/R」は、エフェクト・リター
ンch313へ、エフェクト入力EF306を割り当て
てあることを示す。
【0041】402の「EFFECT PATCH」
は、内部エフェクタへの入力の割り当てを示す。「EF
F1」と「EFF2」は内部エフェクタを示し、ここで
はAUX7とAUX8から内部エフェクタに入力するよ
うに割り当ててある。
【0042】403の「HDR TRACK INPU
T ASSIGN」は、録音セレクタ318による割り
当てを示す。並べて表示されている「1」から「16」
の数字で16あるトラックを表し、その下に、各トラッ
クへの入力を「BUS1」、「BUS2」、…、「DI
R1」、「DIR2」、…というように表示している。
「BUS1」、「BUS2」、…は、汎用バスBUS1
から8からの入力を示す。「DIR1」、「DIR
2」、…は、ミキサ入力ch312のダイレクトアウト
からの入力を示す。
【0043】図4の画面により、各ミキサ入力ch31
2、各内部エフェクタ、およびHDレコーダ319の各
トラックへの入力元をそれぞれ設定することが可能であ
る。例えば、各入力chへの入力元を設定する場合、カ
ーソル移動キー221を用いてカーソルを所望の入力c
hの表示領域に移動し、そこで値入力操作子(データ入
力ダイアル)222を操作することにより、当該入力c
hに入力可能な入力元が順次表示されるので、所望の入
力元を選べばよい。なお、当然ながらスロットに入力カ
ードが挿入してある場合のみ、スロットからの外部入力
が入力元として選択可能になる。
【0044】図5は、出力パッチ321による割り当て
を行なう画面例を示す。この画面は、図4から404に
示すページを指定することにより表示される。
【0045】図5において、501の「OMNI OU
T ASSIGN」は、オムニ出力OMNI335の割
り当てを示す。ここでは、OMNI335の4つのディ
ジタル出力端子への入力元としてAUX用バス317の
AUX1〜4を割り当てている。502の「DOUT
ASSIGN」は、ステレオ2chのディジタル出力D
outL/R332の割り当てを示す。ここでは、その
入力元として、2chのステレオ録音再生用バスSte
reo_L/R315を割り当てている。503の「S
T OUT ASSIGN」は、ステレオ2chのアナ
ログ出力AoutL/R331の割り当てを示す。ここ
では、その入力元として、2chのステレオ録音再生用
バスStereo_L/R315を割り当てている。5
04の「SLOT1」と505の「SLOT2」は、そ
れぞれスロット1,2に挿入したオプション・カード
(出力カード)への割り当てを示す。ここでは、その入
力元として、それぞれ汎用バスBUS1〜8を割り当て
ている。
【0046】図5の画面により、各出力端子への入力元
をそれぞれ設定することが可能である。例えば、各出力
端子への入力元を設定する場合、カーソル移動キー22
1を用いてカーソルを所望の出力端子の表示領域に移動
し、そこで値入力操作子(データ入力ダイアル)222
を操作することにより、当該出力端子に入力可能な入力
元が順次表示されるので、所望の入力元を選べばよい。
なお、当然ながらスロットに出力カードが挿入してある
場合のみ、そのスロットのカードへの入力元の設定が可
能になる。
【0047】図6は、録音用のパッチングの状況(各c
hの割り当て状況)が一目で分かるようにした表示画面
である。この画面は、図4や図5から405に示すペー
ジを指定することにより表示される。
【0048】図6において、601の「SEL CH」
は、現在表示されているチャンネルを示す。この例で
は、「CH1」とあるので、ミキサ入力ch1について
の表示であることが分かる。この表示部分にカーソルを
合わせてデータ入力ダイアル222を操作することによ
り、ミキサ入力ch312の24個のch、またはエフ
ェクト・リターンch313の2個のchの何れかを選
択できる。また、図2の各操作子セット231−1〜2
31−16,241のそれぞれのSELキーを押下する
ことによっても同様にchの選択ができる。
【0049】602の「INPUT」は、当該chの入
力元を示す。ここでは「AD1」と表示されているの
で、ミキサ入力ch1の現在の入力元がアナログ入力A
D1であることが分かる。603の「BUS」は、当該
chの出力先を示す。四角で囲まれた「1」〜「8」の
表示は、当該chから汎用バス314のBUS1〜8へ
の出力状況を示す。四角で囲まれた「ST」の表示は、
当該chからステレオ録音用バスStereo_L/R
315への出力状況を示す。四角で囲まれた「D」の表
示は、当該chからのダイレクトアウトの出力状況を示
す。これらは反転表示で出力に割り当てられていること
を示す。したがって、図6の例では、ミキサ入力ch1
から、ステレオ録音用バスStereo_L/R315
とダイレクトアウトに出力する設定になっている。な
お、内部レコーダへのダイレクトアウトは、上記オンさ
れ選択状態になっている。これはレコーダ側で、それを
受け入れるか否か選択できるためである。また、出力先
としては、ソロ用バスSolo_L/R316とAUX
バス317は録音用のバスでないため表示されていな
い。
【0050】604の「TRACK1−8」の表示、お
よび605の「TRACK9−16」の表示は、各バス
からレコーダの各トラックへの録音用出力の結線状況を
示す。小さく表示された矩形が各トラックに対応し、反
転表示されているトラックは、対応するバスからの出力
を受け付けるように設定されていることを示す。
【0051】図6の画面により、どこからの入力が、ど
のバスを経て、どのトラックに録音されるかが、一目で
分かる。また、この画面により、表示されている入力c
hについて、INPUTとBUSの設定を変更すること
ができる。録音用出力先TRACKのデータは当画面で
は変更できない。
【0052】611は上述したようなパッチングの状況
をファイルとして記憶したファイル名の一覧表示であ
る。STOREボタン614により、現在の設定状況を
ファイル名を付けてファイルにセーブすることができ
る。RECALLボタン613により、上記ファイルに
記憶されたパッチの状況をロード(読み込んでそのパッ
チ状況を再現)することができる。TITLE EDI
Tボタン612により、上記ファイルのファイル名を変
更することができる。
【0053】図7は、各入力ch(ミキサ入力ch)か
らどの汎用バスBUS1〜8に出力するかを表示した画
面である。ページ701は入力ch1〜16についての
表示、ページ702は入力ch17〜24についての表
示である。711は入力ch1に関する表示であり、該
入力CH1から汎用バスBUS1〜8またはステレオ録
音用バスStereo_L/Rへ出力が割り当てられて
いるかを示している。四角で囲まれた「1」〜「8」が
汎用バスBUS1〜8を表し、「ST」がステレオ録音
用バスStereo_L/Rを表している。これが反転
表示されていると、その出力が割り当てられていること
を示す。また、712は当該入力ch1のパン(左右の
定位)の設定表示である。これらの設定は、当画面で変
更可能である。
【0054】以上のように、本装置では、他の機器など
からの入力(ミキサ入力ch)とレコーダで再生された
信号の入力(レコーダch)とを区別している。ミキサ
入力chは、以下のとの点でレコーダchに対して
差別化されている。
【0055】ミキサ入力chは、パッチングにより入
力元を切り替え可能である。これに対し、レコーダch
の入力元は、レコーダの所定のトラックに固定されてい
る。この対応関係が固定であるため、ユーザにとっては
接続状況が理解しやすい。
【0056】ミキサ入力ch(1〜16ch)は、そ
の信号を(混合バスを介さずに)レコーダの1〜16ト
ラックへ直接に入力するための結線(ダイレクトアウ
ト)を持つ。これに対し、レコーダchは、レコーダへ
直接に入力するための結線を持たない。
【0057】次に、本装置において録音と再生を同時に
行なう際の録音トラック数と再生トラック数の調整方式
について説明する。本装置のようなディジタルミキサ+
マルチトラックレコーダでは、あるパートを最初に録音
し、そのパートを再生しつつ再び録音しながら別パート
を同時に録音する、というような使い方をする場合があ
る。しかし、録音と再生とを同時に行う場合、同時録音
するトラック数を増やすと同時再生できるトラック数は
減少する。ハードウエアの処理能力に限界があるためで
ある。
【0058】具体的には、本装置では、16ビット・モ
ードと24ビット・モードを有する。16ビット・モー
ドは録音するデータのビット数を16ビットとするモー
ドであり、24ビット・モードは録音するデータのビッ
ト数を24ビットとするモードである。一旦生成された
ソングの音データのビット数は、後から変更することは
できない。内部レコーダの同時録音/再生トラック数
は、録音する音データのビット数が16ビットか24ビ
ットかによって異なる。ビット数が同じであれば、同時
録音するトラック数を増やすと同時再生できるトラック
数は減少する。以下に、本装置でどのような同時録音/
再生が可能かを示す。
【0059】16ビットの場合は、同時に録音するトラ
ック数が0〜8のとき、それと同時に全16トラックの
再生が可能である。同時に録音するトラック数が9〜1
6のとき、それと同時に8トラックの再生が可能であ
る。再生する8トラックは録音するトラックと同じトラ
ックでもよい。また、ステレオトラックに録音する場合
(ミックスダウンモード)は、そのステレオトラック以
外の16トラックは録音に設定できず、すべて再生専用
トラックとなる。すなわち、同時に全16トラックの再
生が可能である。
【0060】24ビットの場合は、同時に録音するトラ
ック数が0〜2のとき、それと同時に全16トラックの
再生が可能である。同時に録音するトラック数が3〜4
のとき、それと同時に12トラックの再生が可能であ
る。同時に録音するトラック数が5〜8のとき、それと
同時に8トラックの再生が可能である。同時に録音する
トラック数が9〜16のとき、それと同時に1トラック
も再生できない。また、ステレオトラックに録音する場
合(ミックスダウンモード)は、そのステレオトラック
以外の16トラックは録音に設定できず、すべて再生専
用トラックとなる。すなわち、同時に全16トラックの
再生が可能である。
【0061】図8は、所定のキー操作により表示される
トラック・ビュー画面を示す。トラック・ビュー画面で
は、内部レコーダの複数トラックの録音状況が表示され
る。801の「T」「B」「NAME」「V」「M」
「I」の表示について説明する。「T」はトラック番号
を示す。トラック数は16あるので、その下に「1」〜
「16」が並べて表示されている。トラック番号は固定
である。「B」はそのトラックに入力する入力元を示
す。「B1」は汎用バスBUS1からの入力を示し(他
の「B*」の表記も同様)、「D9」は入力ch9から
の直接入力を示す(他の「D*」の表記も同様)。「N
AME」は、各トラックに任意に付けた名前である。
「V」は仮想トラック番号を示す。本装置では、各トラ
ックはそれぞれ8つの仮想トラックを有し、その中から
1つを選択して使用するようになっている。「M」は各
トラックから再生される音データのミュートのオン/オ
フを示す。通常の矩形表示(図では白抜き表示)でミュ
ートオフ、反転表示でミュートオンを示す。「I」は各
トラックの録音のオン/オフを示す。通常の矩形表示
(図では白抜き表示)で録音オフ、反転表示で録音オン
を示す。各トラックの録音オン/オフは、図2の録音ト
ラックスイッチ263により指定できる。
【0062】右側の領域802に、各トラックの録音状
況をバーグラフで示す。横軸は時間軸を示し、バーグラ
フの表示がある部分は、その時間範囲に録音データがあ
ることを示す。
【0063】各トラックの入力元については、該トラッ
クchに対応するトラックの録音入力と再生出力の2つ
から何れか一方を選択するようになっている。803の
「INPUT MONITOR」は、その選択の際の選
択態様の設定である。「AUTO」はパンチイン用の設
定を行なうボタンである。これにより設定した(パン
チ)インポイントまでは再生出力が選択され、インポイ
ントからアウトポイントまでは録音入力が選択され、ア
ウトポイント以降は再生出力が選択される。「IND
I.」は、各トラックごとの個別設定を行なうためのボ
タンである。録音トラックとして指定されたトラックは
録音入力が選択される。ただし、設定により再生用トラ
ックでも録音入力を選択することは可能である。「AL
L」は、全トラックについて録音用入力を選択するため
のボタンである。
【0064】図9は、録音トラックの指定に応じて自動
的に再生トラックがミュートされる様子を示す。16の
トラックに対応した16の録音トラックスイッチ263
(図2)により録音トラックを指定する。複数のトラッ
クの録音トラックスイッチを同時にオン状態にすること
ができる。複数のトラックが録音トラックとして指定さ
れている場合、録音スタートの指示に応じて指定された
複数のトラックにそれぞれ録音入力の音が同時に録音さ
れる。
【0065】図9(a)は、24ビットモードで録音ト
ラックを2つずつ増やしていった場合の設定の変化の様
子を示す。上述した「同時に録音できるトラック数と再
生できるトラック数の関係」にしたがって、再生できな
くなるトラック数分のミュートが(大きい番号のトラッ
クから順に)自動設定される。すなわち、図9(a)の
1番左の状態901ではトラック1が録音状態であり、
ここから録音トラックスイッチ2,3をオンすると、次
の状態902のようにトラック1〜3が録音状態とな
る。このとき、録音トラック数が3になったので、再生
可能なトラック数は12になる。そこで、番号の大きい
方からトラック13〜16を自動的にミュートし、トラ
ック1〜12の12トラックを再生するようにしてい
る。
【0066】さらに状態902から、録音トラックスイ
ッチ4,5をオンすると、次の状態903のようにトラ
ック1〜5が録音状態となる。このとき、録音トラック
数が5になったので、再生可能なトラック数は8にな
る。そこで、番号の大きい方から新たにトラック9〜1
2を自動的にミュートし、トラック1〜8の8トラック
を再生するようにしている。
【0067】さらに状態903から、録音トラックスイ
ッチ6,7をオンすると、次の状態904のようにトラ
ック1〜7が録音状態となる。このとき、録音トラック
数が7になったので、再生可能なトラック数は8にな
る。この場合は、引き続きトラック1〜8の8トラック
を再生できるので、状態904ではミュートを増やす必
要はない。
【0068】さらに状態904から、録音トラックスイ
ッチ8,9をオンすると、次の状態905のようにトラ
ック1〜9が録音状態となる。このとき、録音トラック
数が9になったので、再生可能なトラック数は0にな
る。そこで、残りのトラックもすべて自動的にミュート
し、再生トラック数を0としている。
【0069】図9(b)は、16ビットモードで8つの
録音トラックと2つのミュートが設定されている状態
で、さらに録音トラックとして9トラック目を指定した
場合の変化の様子を示す。この場合、足りない6つのミ
ュートが自動設定される。すなわち、図9(b)の1番
左の状態911ではトラック3,4がミュート状態であ
り、ここから録音トラックスイッチ1,2,5,6,
7,8,11,13をオンすると、次の状態912のよ
うにそれらのオンされたトラックが録音状態となる。こ
のとき、録音トラック数が8になったので、再生可能な
トラック数は16になる。そこで、ミュートを増やす必
要はないので、ミュート状態は変化無しである。
【0070】さらに状態912から、録音トラックスイ
ッチ12をオンすると、次の状態913のように、録音
トラック数が9になったので、再生可能なトラック数は
8になる。そこで、番号の大きい方から新たにトラック
11〜16を自動的にミュートし、トラック1〜3,6
〜10の8トラックを再生するようにしている。
【0071】状態913から状態914はミュートする
トラックを変更した例である。状態913から、1つト
ラックのミュートを追加して、その代わりに別の1つの
トラックのミュートを解除している。このように、該再
生できなくなる数以上のミュートが確保されていれば、
ミュートするトラックを自由に変更することができる。
逆に、ミュートの数が該再生できなくなる数より少なく
なるように設定することはできない。その場合、ミュー
ト解除の操作をしてもミュートは解除されない。
【0072】図10は、図2のQuick RECキー
267の操作に応じて表示されるQuick REC画
面を示す。本装置では、入力パッチや出力パッチにより
自由な割り当てができるようになったが、その反面、パ
ッチングの設定に手間がかかってしまう。そこで、図1
0のQuick REC画面で、複数の入力ch、ルー
ティング、およびトラックについて、最初の録音に適し
たようにまとめて設定できるようにしている。
【0073】図10において、1001の「INPUT
CH」には、8つのアナログ入力「AD1〜8」、8
つのスロット1の入力「SL1in_1〜8」、または
8つのスロット2の入力「SL2in_1〜8」の3通
りの何れか1つを選択可能である。さらに、現状の設定
をそのまま用いる「現状」を選択できるようにしてもよ
い。1002の「MIXER CH」は、ミキサ入力c
h1〜8と9〜16の2通りのブロックが固定で表示さ
れている。同様に、1003の「REC TR」は、録
音トラック番号1〜8と9〜16の2通りのブロックが
固定で表示されている。「MIXER CH」と「RE
C TR」については、操作子操作で変更することがで
きない。
【0074】この画面により、1001の「INPUT
CH」を適宜設定してEXECUTE1004の指示
を行なうことにより、「INPUT CH」に表示さ
れている各入力が「MIXER CH」に表示されてい
る各入力chに入力されるように入力パッチが設定さ
れ、かつ、「MIXER CH」に表示されている各
入力chの出力が(ダイレクトアウトの結線を使用し
て)「REC TR」に表示されている内部レコーダの
各トラックへ入力されるように録音セレクタ318が設
定される。
【0075】なお、上記図4から図10で説明した動作
は、CPU104が所定の制御プログラムを実行するこ
とにより実現されているものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力端子からミキサ入力chへの結線を選択的に指
定(パッチング)できるようにし、また、出力端子へ信
号を供給する供給元を複数の混合バスと複数の入力ch
から選択できるようにしたので、種々の入力をミキサの
チャンネルに柔軟に対応付けることができ、またミキシ
ングした混合バスや入力chの出力を種々の出力に柔軟
に対応付けることができる。さらに、そのような設定の
画面を設けたので、各チャンネルが録音用にどのように
使われているかを一目で見渡せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るミキシング機能を備
えたマルチトラック・ディジタル録音再生装置の全体構
成図
【図2】図1の装置のパネル外観図
【図3】ミキシング処理の概要を表すブロック図
【図4】入力パッチによる割り当ておよび録音セレクタ
による割り当てを行なう画面例を示す図
【図5】出力パッチによる割り当てを行なう画面例を示
す図
【図6】録音用のパッチングの状況(各chの割り当て
状況)が一目で分かるようにした表示画面図
【図7】各入力chからどの汎用バスに出力するかを表
示した画面図
【図8】所定のキー操作により表示されるトラック・ビ
ュー画面を示す図
【図9】録音トラックの指定に応じて自動的に再生トラ
ックがミュートされる様子を示す図
【図10】Quick REC画面を示す図
【符号の説明】
101…表示器、102…フェーダ、103…操作子、
104…中央処理装置(CPU)、105…フラッシュ
メモリ、106…ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)、107…パーソナル・コンピュータとの入出力
(I/O)インターフェース、108…ハードディスク
(HD)、109…転送回路、110…バッファメモ
リ、111…ディジタル・シグナル・プロセッサ(DS
P)、121…バスライン、112…アナログ入力(A
D)、113…ディジタル入力(DinL/R)、11
4,115…スロット(SL)、118…アナログ出力
(AoutL/R)、119…ディジタル出力(Dou
tL/R)、120…オムニ出力(OMNI)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−189984(JP,A) 特開 平6−121399(JP,A) 特開 平8−241583(JP,A) 特開 平8−316751(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 27/02 H04R 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル・オーディオ・データをマルチ
    トラックで録音し再生する録音再生装置であって、表示手段と、 外部からオーディオデータを入力する複数の入力手段
    と、 入力するオーディオデータの特性を制御して出力する複
    数のミキサ入力チャンネルと、 前記表示手段に、前記複数のミキサ入力チャンネルへの
    前記複数の入力手段の割り当て 状態を表示させるととも
    に、ユーザの操作に応じて該割り当て状態を変更し、該
    割り当て状態に従って前記複数の入力手段からのオーデ
    ィオデータが前記複数のミキサ入力チャンネルに選択的
    に入力されるよう結線する入力パッチ手段と、入力するオーディオデータを混合し、混合されたオーデ
    ィオデータを出力する複数の混 合バスと、前記表示手段に、前記複数のミキサ入力チャンネルから
    前記複数の混合バスへの出力状 態を表示させるととも
    に、ユーザの操作に応じて該出力状態を変更し、該出力
    状態に従って前記複数のミキサ入力チャンネルの出力す
    るオーディオデータを前記複数の混合バスに選択的に出
    力する混合選択手段と、供給される複数のオーディオデータを複数のトラックに
    同時に録音可能なレコーダと、 前記表示手段に、前記複数のトラックへの前記複数の混
    合バスまたは前記複数のミキサ 入力チャンネルの割り当
    て状態を表示させるとともに、ユーザの操作に応じて該
    割り当て状態を変更し、該割り当て状態に従って前記複
    数の混合バスまたは前記複数のミキサ入力チャンネルが
    出力するオーディオデータを前記複数のトラックに選択
    的に入力させる録音セレクタ手段と、前記複数のミキサ入力チャンネルの何れか1つのミキサ
    入力チャンネルを選択する選択 手段と、前記表示手段に、前記選択手段で選択されたミキサ入力
    チャンネルに関する前記入力パ ッチ手段の前記割り当て
    状態と前記混合選択手段の前記出力状態と前記録音セレ
    クタ手段の前記割り当て状態とを、オーディオデータの
    経路に沿ってグラフィック表示させるチャンネル経路表
    示制御手段とを備えたことを特徴とするマルチトラック
    ・ディジタル録音再生装置。
  2. 【請求項2】ディジタル・オーディオ・データをマルチ
    トラックで録音し再生する録音再生装置であって、外部からオーディオデータを入力する複数の入力手段
    と、 入力するオーディオデータの特性を制御して出力する複
    数のミキサ入力チャンネルと、 供給される複数のオーディオデータを複数のトラックに
    同時に録音乃至再生可能なレコ ーダと、前記レコーダの前記複数のトラックの各トラックに固定
    して対応付けられており、対応 するトラックからオーデ
    ィオデータを入力し、特性を制御して出力する複数のレ
    コーダチャンネルと、前記複数のミキサ入力チャンネルおよび前記複数のレコ
    ーダチャンネルの出力するオー ディオデータを選択的に
    入力して混合し、混合されたオーディオデータを出力す
    る複数の混合バスと、ユーザの操作に応じて、前記複数のミキサ入力チャンネ
    ルのそれぞれに前記複数の入力 手段のうちの何れか1つ
    を選択的に割り当て、割り当てた入力手段からのオーデ
    ィオデータが各ミキサ入力チャンネルに入力されるよう
    結線する入力パッチ手段と、ユーザの操作に応じて、前記複数のトラックのそれぞれ
    に前記複数の混合バスおよび前 記複数のミキサ入力チャ
    ンネルの何れか1つを割り当て、割り当てた混合バス乃
    至ミキサ入力チャンネルからのオーディオデータが各ト
    ラックに入力されるよう結線する録音セレクタ手段とを
    備えたことを特徴とするマルチトラック・ディジタル録
    音再生装置。
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