JP6604213B2 - 制御機器 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ信号のミキシング機能を備えた制御機器に関する。
従来から、オーディオ信号を編集・加工するパソコン等の制御機器が提案されている。特許文献1には、外部の音響機器と接続される複数の入力ポートと、 少なくともマイク入力端子およびライン入力端子を有するサウンドチップと、 1つの入力ポートを少なくともマイク入力端子またはライン入力端子のいずれかに、選択信号に基づいて接続する選択手段とを有するオーディオ信号ユニットと、表示手段と、デバイスドライバを含むオペレーティングシステムとメインCPUにより実現される制御手段であり、選択信号を生成して選択手段へ出力する制御手段とを備える制御機器が記載されている。制御手段は、オーディオ信号ユニットの1つの入力ポートに外部の音響機器が接続された状態で、少なくともマイク信号およびライン信号の音量レベルを調整するための調整子を表示手段に表示させ、 表示された調整子のうちマイク信号の音量レベル調整子が操作された場合には、接続すべき端子としてマイク入力端子を選択指示する選択信号を生成し、 ライン信号の音量レベル調整子が操作された場合には、接続すべき端子としてライン入力端子を選択指示する選択信号を生成する。
特許第3896810号
ところで、オーディオ信号を入出力するためのアプリケーション用APIとして提供された規格として、ASIO(Audio Stream Input Output)やWDM(Windows Driver Model)が用いられており、特にASIOはレイテンシー(オーディオ信号の遅延)が少ない規格として広く用いられている。例えば、ASIOに対応したアプリケーションとしてエフェクト処理を行うアプリケーションを起動し、マイク入力端子から入力されたオーディオ信号に所望のエフェクト処理を施して出力することが可能である。
他方、例えば、WDMに対応したアプリケーションを起動して楽曲を再生しつつ、この楽曲に合わせて演奏する、いわゆるカラオケを楽しみたいというユーザも少なからず存在し、この場合にはASIOアプリケーションのオーディオ信号とWDMアプリケーションのオーディオ信号が混在することになるから、これらのオーディオ信号を処理する必要が生じる。
従来のオーディオインタフェースとコンピュータ(パソコン等)との組合せでは、コンピュータのWDMアプリケーションで再生した楽曲データはオーディオインタフェースに入力され、オーディオインタフェースから外部に出力されるとともに、マイク入力端子から入力されたオーディオ信号はコンピュータに出力され、コンピュータで楽曲データとミキシングされて出力される構成であり、ミキシング後のオーディオ信号を録音するためにオ−ディオインタフェースから再びコンピュータに戻すとループが生じ、いわゆるハウリングが生じてしまう。
また、ASIOアプリケーションのオーディオ信号とWDMアプリケーションのオーディオ信号をともに処理する場合、処理の各ステップにおいてデータのバッファリングを適切に実行できないと処理の最終段においてデータが不足して音切れが生じるおそれもある。
本発明は、互いに異なる規格の下で処理された2種類のオーディオ信号、特にASIO規格のオーディオ信号とWDM規格のオーディオ信号をミキシングして出力することが可能であり、かつ音切れを低減できる制御機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1規格の第1オーディオ信号を入出力する入出力部と、第1規格の第1オーディオ信号を処理する第1処理部と、第2規格の第2オーディオ信号を処理する第2処理部と、入出力部から入力された第1オーディオ信号を第1処理部に供給するとともに第1処理部で処理された第1オーディオ信号を受信し、第2処理部で処理された第2オーディオ信号を受信し、受信した第1オーディオ信号と受信した第2オーディオ信号を加算することでミキシングオーディオ信号を生成して入出力部に出力するミキシング処理部とを備え、入出力部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第1バッファメモリを備え、ミキシング処理部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第2バッファメモリを備え、第1処理部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第3バッファメモリを備え、ある制御タイミングにおいて、入出力部は、第1バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合にミキシング処理部に処理開始通知を出力して第1バッファメモリの第1領域の入力領域に格納された第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第2領域の入力領域に格納し、ミキシング処理部は、第2バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に第1処理部に処理開始通知を出力して第2バッファメモリの第1領域の入力領域に格納されている第1オーディオ信号を第3バッファメモリの第1領域の入力領域に格納し、かつ、並行して入出力部に処理完了通知を出力して第2バッファメモリの第2領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第1バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、第1処理部は、第3バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に処理して第3バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、ミキシング処理部に処理完了通知を出力して第3バッファメモリの第1領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、次の制御タイミングにおいて、入出力部は、第1バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合にミキシング処理部に処理開始通知を出力して第1バッファメモリの第2領域の入力領域に格納された第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第1領域の入力領域に格納し、ミキシング処理部は、第2バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に第1処理部に処理開始通知を出力して第2バッファメモリの第2領域の入力領域に格納されている第1オーディオ信号を第3バッファメモリの第2領域の入力領域に格納し、かつ、並行して入出力部に処理完了通知を出力して第2バッファメモリの第1領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第1バッファメモリの第2領域の出力領域に格納し、第1処理部は、第3バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に処理して第3バッファメモリの第2領域の出力領域に格納し、ミキシング処理部に処理完了通知を出力して第3バッファメモリの第2領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第2領域の出力領域に格納することを特徴とする制御機器である。
本発明の1つの実施形態では、第1処理部は、第1オーディオ信号にエフェクト処理を施し、第2処理部は、第2オーディオ信号を再生する。
本発明の他の実施形態では、第1規格はASIO規格であって、第1オーディオ信号はASIOオーディオ信号であり、第2規格はWDM規格であって、第2オーディオ信号はWDMオーディオ信号である。
本発明によれば、互いに異なる規格の下で処理された2種類のオーディオ信号、特にASIO規格のオーディオ信号とWDM規格のオーディオ信号をミキシングすることができ、さらに音切れを低減できる。
実施形態のブロック図である。 実施形態のミキサモジュールの等価的回路図である。 実施形態の操作パネルの説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態のシステム構成図である。 実施形態のバッファメモリの構成図である。 実施形態のバッファメモリの動作説明図(その1)である。 実施形態のバッファメモリの動作説明図(その2)である。 実施形態のバッファメモリの動作説明図(その3)である。 実施形態のバッファメモリの動作説明図(その4)である。 実施形態のバッファメモリの動作説明図(その5)である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
まず、本実施形態の基本原理について説明する。
本実施形態では、互いに異なる第1規格の第1オーディオ信号と、第2規格の第2オーディオ信号とを同一のコンピュータ内で共存させ、第1オーディオ信号の処理を可能とするとともに、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号とのミキシングを可能とする。
すなわち、第1規格のドライバ及び第1規格のアプリケーションにより第1オーディオ信号の処理を行うが、通常、これと異なる第2規格のドライバ及び第2規格のアプリケーションにより生成された第2オーディオ信号は、第1規格のドライバ及び第1規格のアプリケーションでは処理できない。
そこで、本実施形態では、第1規格のドライバの機能を拡張するミキサモジュールないしミキサドライバを新たにコンピュータにインストールし、このミキサドライバにより第1規格のドライバ及び第1規格のアプリケーションと、第2規格のドライバ及び第2規格のアプリケーションとの間のオーディオ信号のやり取りを可能とする。ミキサモジュールは、第1モード及び第2モードの2つの選択モードを有し、第1モードが選択された場合には、第1規格のドライバからの第1オーディオ信号を第1規格のアプリケーションに提供し、第1規格のアプリケーションで処理(例えばエフェクト処理)された第1オーディオ信号を出力端子から出力する。また、第2モードが選択された場合には、第1オーディオ信号の処理と並行して、第2規格のアプリケーションを起動して第2オーディオ信号を再生し、第2規格のドライバを介して第2オーディオ信号を入力し、処理された第1オーディオ信号と再生された第2オーディオ信号とを加算してミキシングオーディオ信号を生成し出力端子から出力する。また、ミキサモジュールは、第2モードが選択された場合、必要に応じてミキシングオーディオ信号を第2規格のドライバを介して第2規格のアプリケーションに供給し、録音等の処理を実行する。ミキサモジュールは、第1オーディオ信号を処理するとともに第2オーディオ信号を処理し、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミキシングする。
すなわち、ミキサモジュールは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)と第1規格のドライバと第2規格のドライバと協働し、
・第1規格のドライバからの第1オーディオ信号を受け取る機能
・第1オーディオ信号を第1規格のアプリケーションに渡す機能
・第1規格のアプリケーションで処理された第1オーディオ信号を第1規格のドライバに渡す機能
・第2規格のドライバからの第2オーディオ信号を受け取る機能
・第1オーディオ信号と第2オーディオ信号を加算してミキシングする機能
・ミキシングオーディオ信号を第2規格ドライバに渡す機能
を有する。
このような機能を有することで、コンピュータは、互いに異なる規格の下で処理された2種類のオーディオ信号をミキシングして出力あるいは録音することが可能となる。
第2オーディオ信号を再生する第2規格のアプリケーションと、ミキシングオーディオ信号を録音する第2規格のアプリケーションは、互いに同一でもよく異なっていてもよい。例えば、再生専用のアプリケーションで第2オーディオ信号を再生し、録音専用のアプリケーションでミキシングオーディオ信号を録音する。
ミキサモジュールないしミキサドライバは、コンピュータに接続されるオーディオインタフェースを介してオーディオ信号をコンピュータに入力し音楽制作する場合の、当該オーディオインタフェースにバンドルされるデバイスドライバとして位置づけることができる。デバイスドライバは、オーディオインタフェースとともにCD−ROM等の記録媒体あるいはインターネットで配布され得る。
次に、第1規格としてASIO(Audio Stream Input Output)、第2規格としてWDM(Windows Driver Model)を例にとり説明する。
図1は、本実施形態における制御機器のブロック図を示す。制御機器は、具体的にはCPU、ROM、RAM、メモリを備えるパソコン(PC)等のコンピュータ10で構成される。
コンピュータ10は、第1のASIOドライバ14、第2のASIOドライバ15、WDMドライバ16、ミキサモジュール18、ASIOアプリケーション20、WDMアプリケーション22、及び操作パネル24を有する。ASIOドライバ14、ASIOドライバ15、WDMドライバ16、ミキサモジュール18、ASIOアプリケーション20、WDMアプリケーション22は、CPUで実行されるプログラムであり、操作パネル24は、CPUがミキサモジュール18を実行することでディスプレイに表示される。
オーディオインタフェース12は、例えばUSB等でコンピュータ10に接続される。オーディオインタフェース12は、マイク入力端子及びオーディオ入出力端子並びにアンプを備え、マイク入力端子からオーディオ信号を入力し増幅してコンピュータ10に出力し、コンピュータ10からのオーディオ信号を入力してオーディオ出力端子から出力する。
ASIOドライバ14、ASIOドライバ15、及びASIOアプリケーション20は、ASIO規格に従ってオーディオ信号を処理するプログラムモジュールであり、予めROM等のプログラムメモリやハードディスクにインストールされるか、あるいはインターネット経由で所定のサーバからダウンロードしてインストールされる。ASIOアプリケーション20の一例は、オーディオ信号に対してエフェクト処理を施すプログラムである。エフェクト処理には、ノイズ除去、リバーブ(Reverb)、ボリューム、ディレイ(エコー)、ハイパス、ローパス、反転、イコライジング等が含まれる。ASIO規格に従って処理されるオーディオ信号を以下ではASIOオーディオ信号と称する。
WDMドライバ16及びWDMアプリケーション22は、WDM規格に従ってオーディオ信号を処理するプログラムモジュールである。WDMアプリケーション22の一例は、音楽再生プログラムや録音プログラムであり、Windows Media Player等が含まれる。WDM規格に従って処理されるオーディオ信号を以下ではWDMオーディオ信号と称する。
ミキサモジュール18は、ASIOドライバ14、ASIOドライバ15、WDMドライバ16の間に介在し、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号を統合的に処理する。具体的には、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号をそれぞれ個別に処理する他に、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号をミキシングする機能を有する。ミキサモジュール18は、オーディオインタフェース12にバンドルされたデバイスドライバとしてインターネット経由で所定のサーバからダウンロードしてインストールされる。なお、ミキサモジュール18とともに、WDMドライバ16も合わせてダウンロードしてインストールされることが好適であり、同一のインストーラにミキサモジュール18とWDMドライバ16がともに含まれることが好適である。WDMドライバ16は、ミキサモジュール18に対してWDMオーディオ信号を出力するとともに、ミキサモジュール18からのASIOオーディオ信号あるいはミキシングオーディオ信号をWDMアプリケーション22に供給するものであり、ミキサモジュール18と協働して動作する。
操作パネル24は、コンピュータ10のディスプレイに表示されるパネルであり、ミキサモジュール18の機能を設定する。本実施形態では、操作パネル24によって、DAWモードとBROADCAST/KARAOKEモードを切り替えることができる。DAWモードでは、ミキサモジュール18は、入力されたASIOオーディオ信号をASIOアプリケーション20で処理し、処理済みのASIOオーディオ信号を外部に出力する。すなわち、ミキサモジュール18は、ASIOドライバ14からのASIOオーディオ信号を入力し、ASIOアプリケーション20に当該ASIOオーディオ信号を供給するとともに、ASIOアプリケーション20で処理されたASIOオーディオ信号をASIOドライバ15から入力する。また、WDMアプリケーション22を起動して再生されたWDMオーディオ信号をWDMドライバ16から入力し、処理済みのASIOオーディオ信号にWDMオーディオ信号を加算してミキシングする。そして、ミキシングされたオーディオ信号をASIOドライバ14に供給するとともに、処理済みのASIOオーディオ信号をそのままWDMドライバ16に供給し、設定に応じてWDMアプリケーション22で録音する。
他方、BROADCAST/KARAOKEモードでは、ミキサモジュール18は、入力されたASIOオーディオ信号をASIOアプリケーション20で処理するとともに、WDMアプリケーション22で再生されたWDMオーディオ信号を加算してミキシングし、ミキシング済みのオーディオ信号を外部に出力するか、あるいはWDMアプリケーション22でメモリ等に録音する。すなわち、ミキサモジュール18は、ASIOドライバ14からのASIOオーディオ信号を入力し、ASIOアプリケーション20に当該ASIOオーディオ信号を供給するとともに、ASIOアプリケーション20で処理されたASIOオーディオ信号をASIOドライバ15から入力する。また、WDMアプリケーション22を起動して再生されたWDMオーディオ信号をWDMドライバ16から入力し、処理されたASIOオーディオ信号にWDMオーディオ信号を加算してミキシングする。ミキシングされたオーディオ信号をASIOドライバ14に供給するとともに、ミキシングされたオーディオ信号をWDMドライバ16に供給し、設定に応じてWDMアプリケーション22で録音する。
従来においては、たとえコンピュータ10にASIOドライバ14、ASIOドライバ15、及びASIOアプリケーション20と、WDMドライバ16及びWDMアプリケーション22がともにインストールされていたとしても、それぞれ別個独立にオーディオ信号を処理しており、例えばASIOアプリケーション20を起動してマイク入力端子から入力されたオーディオ信号にエフェクト処理を施してオーディオ出力端子から出力するか、あるいはWDMアプリケーション22を起動してメモリに記憶された楽曲データを再生して出力するかのいずれかであり、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号をミキシングして出力することはできなかった。また、既述したように、仮にミキシングしたとしてもミキシング後のオーディオ信号を録音するために再びコンピュータに戻すとループが生じ、いわゆるハウリングが生じてしまうので、結果として別のコンピュータや録音機器に出力して録音せざるを得なかった。
これに対し、本実施形態では、ミキサモジュール18がASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号をミキシングし、WDMドライバ16に対して録音用のオーディオ信号として再生されたオーディオ信号とは別に供給し、WDMアプリケーション22ではWDMドライバ16からの録音用のオーディオ信号を受け取って録音するので、ハードウェア上のループが構成されずにハウリングが生じることもなく、同一のコンピュータ10でミキシングオーディオ信号を録音できる。
なお、ミキサモジュール18は、ASIOオーディオ信号をASIOドライバ14を介して外部に出力する他に、ミキシングオーディオ信号と同様にWDMドライバ16を介してWDMアプリケーション22に供給することもできるから、DAWモードにおいてASIOオーディオ信号をWDMアプリケーション22に供給して録音してもよい。
図2は、ミキサモジュール18の等価的回路図を示す。ミキサモジュール18は、上記のようにプログラムモジュールであるが、図2ではその機能を等価的な回路構成として示す。図2の機能は、ハードウェア上は、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)とミキサモジュール18によりCPUで実現される。
ミキサモジュール18は、フェーダL1L,L1R,L2L,L2R,L3L,L3R、スイッチS1〜S7、及び加算器18a,18bを有する。
オーディオインタフェース12からのASIOオーディオ信号は、ASIOドライバ14を介してフェーダL1L,L1Rに供給される。フェーダL1Lは、オーディオインタフェース12のマイク入力端子1に対応し、フェーダL1Rは,オーディオインタフェース12のマイク入力端子2に対応する。フェーダL1Lは、入力されたASIOオーディオ信号のレベルを調整してスイッチS1,S2に供給する。フェーダL1Rは、入力されたASIOオーディオ信号のレベルを調整してスイッチS3,S4に供給する。
スイッチS1〜S4は、入力アサインスイッチであり、マイク入力端子1,2からのASIOオーディオ信号のどれをLチャンネル、Rチャンネルに割り当てるかを決定する。具体的には、マイク入力端子1をLチャンネルに割り当てるときにはS1をオンし、マイク入力端子1をLチャンネル及びRチャンネルに割り当てるときにはS1及びS2をオンし、マイク入力端子2をLチャンネルに割り当てるときにはS3をオンし、マイク入力端子2をLチャンネル及びRチャンネルに割り当てるときにはS3及びS4をオンする。また、マイク入力端子1をLチャンネルに割り当て、マイク入力端子2をRチャンネルに割り当てるときにはS1及びS4をオンし、マイク入力端子1をRチャンネルに割り当て、マイク入力端子2をLチャンネルに割り当てるときにはS2及びS3をオンする。
スイッチS5は、バイパススイッチであり、ASIOアプリケーション20が存在しない場合にオンされ、ASIOアプリケーション20が存在し、ASIOアプリケーションでエフェクト処理を施す場合にオフされる。ASIOアプリケーション20が存在する場合であっても、エフェクト処理を施さない場合にオンしてもよい。スイッチS5がオフされると、Lチャンネル及びRチャンネルのASIOオーディオ信号はASIOINとしてミキサモジュール18から第2のASIOドライバ15を介してASIOアプリケーション20に供給され、既述したような各種エフェクト処理が実行され、処理済みのASIOオーディオ信号はASIOOUTとしてミキサモジュール18に入力される。処理済みのASIOオーディオ信号、あるいはスイッチS5がオンされてバイパスされたASIOオーディオ信号は、加算器18a,18bに供給される。
また、WDMアプリケーション22で再生されたWDMオーディオ信号は、WDMドライバ16を介してフェーダL2L,L2Rに供給される。フェーダL2L,L2Rは、入力されたWDMオーディオ信号のレベルを調整して加算器18a,18bに供給する。
加算器18a,18bは、エフェクト処理された、あるいはエフェクト処理されないASIOオーディオ信号と、WDMオーディオ信号を加算してミキシングし、ASIOドライバ14を介してオーディオインタフェース12に出力する。WDMオーディオ信号が存在しない場合、加算器18a,18bはミキシングすることなく、あるいは無音をミキシングしてASIOオーディオ信号をそのまま出力することは言うまでもない。
スイッチS6は、ミキシングオーディオ信号を録音するためのスイッチであり、録音時にオンする。スイッチS6をオンにすると、加算器18a,18bからのミキシングオーディオ信号は、フェーダL3L,L3Rに供給される。フェーダL3L,L3Rは、ミキシングオーディオ信号のレベルを調整してWDMドライバ16を介してWDMアプリケーション22に供給する。WDMアプリケーション22は、ミキシングオーディオ信号を半導体メモリやハードディスク等の記録媒体に記録して録音する。
スイッチS7は、ASIOオーディオ信号をそのまま録音するためのスイッチであり、録音時にオンする。スイッチS7をオンにすると、ASIOオーディオ信号は、加算器18a,18bで加算されることなくフェーダL3L,L3Rに供給される。フェーダL3L,L3Rは、ASIOオーディオ信号のレベルを調整してWDMドライバ16を介してWDMアプリケーション22に供給する。WDMアプリケーション22は、ASIOオーディオ信号を半導体メモリやハードディスク等の記録媒体に記録して録音する。
スイッチS6及びスイッチS7は連動しており、いずれかが択一的にオンする。すなわち、スイッチS6がオンのときにはスイッチS7はオフし、スイッチS7がオンのときにはスイッチS6はオフとなる。
図3は、コンピュータ10のディスプレイに表示される操作パネル24の一例を示す。操作パネル24には、サンプリングレートに加え、モード選択スイッチ24a、モニタセッティングスイッチ24b、オーディオ入力セッティングスイッチ24cが表示され、ユーザが所望のモード及び設定を入力し得る。
モード選択スイッチ24aは、DAWモードとBROADCAST/KARAOKEモードを択一的に選択するスイッチである。DAWモードが選択されると、既述したように、ミキサモジュール18は、ASIOドライバ14からのASIOオーディオ信号をASIOドライバ15を介してASIOアプリケーション20に供給し、ASIOアプリケーション20で処理され、ASIOドライバ15から入力されるASIOオーディオ信号にWDMオーディオ信号を加算してミキシングし、ASIOドライバ14に出力する。また、ミキサモジュール18は、DAWモードにおいて、ASIOアプリケーション20で処理されたASIOオーディオ信号をWDMドライバ16を介してWDMアプリケーション22に供給し録音してもよい。BROADCAST/KARAOKEモードが選択されると、ミキサモジュール18は、ASIOアプリケーションで処理された(あるいは処理されない)ASIOオーディオ信号とWDMアプリケーション22で再生されたWDMオーディオ信号とをミキシングし、ASIOドライバ14に出力し、並行してWDMドライバ16を介してWDMアプリケーション22に供給し録音する。なお、BROADCASTの場合には、WDMアプリケーション22はミキシングオーディオ信号をインターネットを介して配信する。録音する場合とインターネットを介して配信する場合のいずれにおいても、ミキシングオーディオ信号は同時にオーディオインタフェース12に出力され、オーディオインタフェース12のオーディオ出力端子から出力されるので、ユーザはヘッドフォン等でミキシングオーディオ信号をモニタできる。
モニタセッティングスイッチ24bは、マイク入力端子1,2をそれぞれモノラルに割り当てるか、ステレオに割り当てるかを設定するスイッチである。
オーディオ入力セッティングスイッチ24cは、マイク入力端子1,2の有効/無効を選択するためのスイッチである。
図4は、本実施形態の全体処理フローチャートであり、コンピュータ10のCPUで実行される処理である。
CPUは、ミキサモジュール18を読み出して実行すると、まず、図3に示す操作パネル24をディスプレイに表示する(S101)。ユーザは、操作パネルを操作することで、モード、モニタセッティング、オーディオ入力を設定する(S102)。
次に、CPUは、設定されたモードがDAWモードであるかBROADCAST/KARAOKEモードであるかを判定する(S103)。DAWモードである場合、CPUは、ASIOドライバ14からのASIOオーディオ信号を入力し、ユーザによって起動されるASIOアプリケーション20(ミキサモジュール18の実行に応じて自動的に起動されるようにしてもよい)によりエコー等のエフェクト処理を実行する(S104a)。この処理と並行して、WDMアプリケーション22を起動してWDMオーディオ信号を再生し(S104b)、S104aで得られたASIOオーディオ信号とS104bで得られたWDMオーディオ信号を加算することでミキシングオーディオ信号を生成する(S109)。そして、生成したミキシングオーディオ信号をオーディオインタフェース12に出力し(S110)、これとともに、処理済みのASIOオーディオ信号を半導体メモリやハードディスク等に記録して録音できるようにWDMアプリケーション22にデータを渡す(S105)。ASIOアプリケーション20が存在しない場合、エフェクト処理を実行することなく、ASIOオーディオ信号をバイパス処理してオーディオインタフェース12に出力する。S104のASIOオーディオ信号の処理には、かかるバイパス処理も含まれる。
他方、S103でBROADCAST/KARAOKEモードであると判定された場合、CPUは、ASIOドライバ14からのASIOオーディオ信号を入力し、エフェクト処理の実行が選択されている場合は、ユーザによって起動されるASIOアプリケーション20(ミキサモジュール18の実行に応じて自動的に起動されるようにしてもよい)によりエコー等のエフェクト処理を実行する(S106a)。エフェクト処理の実行が選択されていない場合は、S106aでバイパス処理される。また、この処理と並行して、WDMアプリケーション22を起動してWDMオーディオ信号を再生し(S106b)、S106aで得られたASIOオーディオ信号とS106bで得られたWDMオーディオ信号を加算することでミキシングオーディオ信号を生成する(S107)。ミキシングに際し、ASIOオーディオ信号のレベルとWDMオーディオ信号のレベルをそれぞれ独立に調整し得るように構成してもよい。CPUは、生成したミキシングオーディオ信号をオーディオインタフェース12に出力する。また、これとともに、WDMアプリケーション22を起動し、ミキシングオーディオ信号を半導体メモリやハードディスク等に記録して録音し、あるいはインターネット配信する(S108)。
以上説明したように、本実施形態では、ASIOとWDMを同一のコンピュータ10内に共存させ、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号を統一的に処理できるとともに、両オーディオ信号をミキシングして出力あるいは録音することができる。本実施形態では、信号処理をプログラムでソフトウェアとして処理するため、ハードウェアの追加や変更が必要なく、操作パネル24を用いた設定のみで所望の処理を実現できる。
本実施形態では、図1に示すようにASIOドライバ14とASIOドライバ15とミキサモジュール18とWDMドライバ16を別個のプログラムモジュールとして示しているが、これらを単一のプログラム、つまりモノリシックなプログラムモジュールとしてインターネットサーバ等から提供してもよい。ASIOに着目すると、ミキサモジュール18は、従来のASIOドライバ14の機能を拡張するためのモジュールあるいはプラグインとして機能する、つまり階層構造のプログラムモジュールといえ、図3の操作パネル24におけるモード選択スイッチ24aは、当該プラグインの実行/非実行を選択するスイッチということができる。
また、本実施形態では、第1モードとしてDAWモード、第2モードとしてBROADCAST/KARAOKEを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば第1モードとしてミキシング非実行モード、第2モードとしてミキシングモードとしてもよい。要するに、択一的に選択可能な2つのモードを有し、いずれか一方のモードでミキシングを実行せずにASIOオーディオ信号を出力し、いずれか他方のモードでASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号をミキシングすればよい。
本実施形態のミキサモジュール18等は、インターネット等の通信回線を介してコンピュータ10に提供されるが、CD−ROMあるいはDVD−ROM等の記録媒体に格納され、記録媒体を介してコンピュータ10にインストールされてもよい。コンピュータ10のCPUは、プログラムメモリに記憶されたミキサモジュール18等を読み出して実行することで上記の機能を実行する。
図5は、本実施形態のシステム構成の一例を具体的に示す。コンピュータ10は、CPU、ROM、RAM、半導体メモリ、入出力インタフェース(I/F)、通信インタフェース(I/F)、ディスプレイを備える。入出力I/Fの一例はUSBである。オーディオインタフェース12とコンピュータ10は入出力I/Fで接続される。ROMにはASIOドライバ14、ASIOドライバ15、WDMドライバ16、ミキサモジュール18、ASIOアプリケーション20、WDMアプリケーション22の各プログラムが記憶される。ASIOドライバ14、ASIOドライバ15、WDMドライバ16、ミキサモジュール18は、通信I/Fを介して接続されたインターネットのサーバからダウンロードされる。CPUは、ROMに記憶された各種プログラムを読み出して図4に示す処理を実行する。CPUは、ディスプレイに操作パネル24を表示してモード選択信号を受け付け、モード選択信号に応じてミキシング処理を実行する。CPUは、生成したミキシングオーディオ信号をオーディオインタフェース12に出力するとともに、半導体メモリに記録して録音する。半導体メモリはコンピュータ10外部に接続されていてもよい。また、生成したミキシングオーディオ信号をインターネットを介して配信する。
BROADCAST/KARAOKEモードにおいては、オーディオインタフェース12のマイク入力端子からオーディオ信号を入力し、増幅及びA/D変換処理を行ってコンピュータ10に供給し、コンピュータではASIOアプリケーション20でエフェクト処理を実行し、ASIOオーディオ信号とWDMオーディオ信号を加算してミキシングオーディオ信号を生成するという一連のパイプライン処理が実行されるため、これらの処理を効率的に行うために各処理ステップにおいて2つのバッファメモリを切替ながらデータのバッファリングを行うダブルバッファ方式(ダブルバッファリング)を用いてデータ処理を高速化することが好適である。
具体的には、信号の流れに着目すると、図1においてオーディオ信号は、
オーディオインタフェース12→ミキサモジュール18→ASIOアプリケーション→ミキサモジュール18→オーディオインタフェース12
と流れるので、オーディオインタフェース12での処理ステップ、ミキサモジュール18での処理ステップ、ASIOアプリケーション20での処理ステップのそれぞれのステップにおいてダブルバッファ方式を用いてデータの受け渡しを行うことが好適である。
但し、ダブルバッファ方式では、ある処理部から次の処理部へ処理開始依頼を出力し、当該次の処理部においてもさらにその次の処理部に対して処理開始依頼を出力し、処理が完了した場合の通知は、処理開始依頼とは逆の方向に通知が出力される。各処理部において処理は順々に行われるから、特定の処理部において規定の時間内に処理が完了しないと、最終的な出力部(オーディオインタフェース12)において出力データが欠落し、音切れが生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ダブルバッファ方式を採用しつつ、処理完了通知の出力タイミングを調整することで音切れの発生可能性を低減する。
図6は、本実施形態におけるバッファメモリ構成を模式的に示す。バッファメモリ30,32,34は各処理ステップ毎に設けられる。例えば、バッファメモリ30はオーディオインタフェース12での処理に用いられ、バッファメモリ32はミキサモジュール18での処理に用いられ、バッファメモリ34はASIOアプリケーション20での処理に用いられる。バッファメモリ30,32,34はそれぞれ第1領域の#0,第2領域の#1の2つのバッファメモリ(メモリ領域)に分けられ、#0,#1それぞれのバッファメモリはさらに入力領域(IN)と出力領域(OUT)に分けられる。
図7A〜図7Eは、各制御タイミングにおけるバッファメモリ30,32,34のデータの流れを示す。オーディオ信号はサンプリングされ、データA0,B0,C0,D0,E0・・・として順次バッファメモリ30に供給されるものとする。
図7Aは、ある制御タイミングt=1におけるバッファメモリ30,32,34の状態を示す。
(1)まず、バッファメモリ30の#0(IN)にデータA0が入力され、バッファメモリ30はバッファメモリ32に対して処理開始通知を出力し、データA0をバッファメモリ32の#1(IN)に出力する。バッファメモリ32は、#1(IN)に入力されたデータA0を処理してデータA1とする。
(2)次に、バッファメモリ32はバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力し、既に処理され#1(OUT)に記憶されているデータをバッファメモリ30の#0(OUT)に出力する。また、これと並行して、バッファメモリ32はバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、既に処理され#0(IN)に記憶されているデータをバッファメモリ34の#0(IN)に出力する。すなわち、バッファメモリ32は、バッファメモリ30に対する処理完了通知と、バッファメモリ34に対する処理開始通知を並行処理する。
(3)次に、バッファメモリ34は#0(IN)に記憶されたデータを処理して#0(OUT)に記憶し、バッファメモリ32に対して処理完了通知を出力し、処理済みのデータをバッファメモリ32の#0(OUT)に出力する。
図7Bは、次の制御タイミングt=2におけるバッファメモリ30,32,34の状態を示す。
(4)バッファメモリ30の#1(IN)にデータB0が入力され、バッファメモリ30はバッファメモリ32に対して処理開始通知を出力し、データB0をバッファメモリ32の#0(IN)に出力する。バッファメモリ32は、#0(IN)に入力されたデータB0を処理してデータB1とする。
(5)次に、バッファメモリ32はバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力し、既に処理され#0(OUT)に記憶されているデータをバッファメモリ30の#1(OUT)に出力する。また、これと並行して、バッファメモリ32はバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、既に処理され#1(IN)に記憶されているデータA1をバッファメモリ34の#1(IN)に出力する。すなわち、バッファメモリ32は、バッファメモリ30に対する処理完了通知と、バッファメモリ34に対する処理開始通知を並行処理する。
(6)次に、バッファメモリ34は#1(IN)に記憶されたデータA1を処理してデータA2とし、さらに#1(OUT)に記憶してデータA3とし、バッファメモリ32に対して処理完了通知を出力し、処理済みのデータA3をバッファメモリ32の#1(OUT)に出力してデータA4とする。
図7Cは、次の制御タイミングt=3におけるバッファメモリ30,32,34の状態を示す。
(7)バッファメモリ30の#0(IN)にデータC0が入力され、バッファメモリ30はバッファメモリ32に対して処理開始通知を出力し、データC0をバッファメモリ32の#1(IN)に出力する。バッファメモリ32は、#1(IN)に入力されたデータA0を処理してデータC1とする。
(8)次に、バッファメモリ32はバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力し、既に処理され#1(OUT)に記憶されているデータA4をバッファメモリ30の#0(OUT)に出力してA5とする。また、これと並行して、バッファメモリ32はバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、既に処理され#0(IN)に記憶されているデータB1をバッファメモリ34の#0(IN)に出力してデータB2とする。すなわち、バッファメモリ32は、バッファメモリ30に対する処理完了通知と、バッファメモリ34に対する処理開始通知を並行処理する。
(9)次に、バッファメモリ34は#0(IN)に記憶されたデータB2を処理して#0(OUT)にデータB3として記憶し、バッファメモリ32に対して処理完了通知を出力し、処理済みのデータB3をバッファメモリ32の#0(OUT)に出力してデータB4とする。
図7Dは、次の制御タイミングt=4におけるバッファメモリ30,32,34の状態を示す。
(10)バッファメモリ30の#1(IN)にデータD0が入力され、バッファメモリ30はバッファメモリ32に対して処理開始通知を出力し、データD0をバッファメモリ32の#0(IN)に出力する。バッファメモリ32は、#0(IN)に入力されたデータD0を処理してデータD1とする。
(11)次に、バッファメモリ32はバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力し、既に処理され#0(OUT)に記憶されているデータB4をバッファメモリ30の#1(OUT)に出力してB5とする。また、これと並行して、バッファメモリ32はバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、既に処理され#1(IN)に記憶されているデータC1をバッファメモリ34の#1(IN)に出力してデータC2とする。すなわち、バッファメモリ32は、バッファメモリ30に対する処理完了通知と、バッファメモリ34に対する処理開始通知を並行処理する。
(12)次に、バッファメモリ34は#1(IN)に記憶されたデータC2を処理し、#1(OUT)に記憶してデータC3とし、バッファメモリ32に対して処理完了通知を出力し、処理済みのデータC3をバッファメモリ32の#1(OUT)に出力してデータC4とする。
図7Eは、次の制御タイミングt=5におけるバッファメモリ30,32,34の状態を示す。
(13)バッファメモリ30の#0(IN)にデータE0が入力され、バッファメモリ30はバッファメモリ32に対して処理開始通知を出力し、データE0をバッファメモリ32の#1(IN)に出力する。バッファメモリ32は、#1(IN)に入力されたデータE0を処理してデータE1とする。
(14)次に、バッファメモリ32はバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力し、既に処理され#1(OUT)に記憶されているデータC5をバッファメモリ30の#0(OUT)に出力してC6とする。また、これと並行して、バッファメモリ32はバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、既に処理され#0(IN)に記憶されているデータD1をバッファメモリ34の#0(IN)に出力してデータD2とする。すなわち、バッファメモリ32は、バッファメモリ30に対する処理完了通知と、バッファメモリ34に対する処理開始通知を並行処理する。
(15)次に、バッファメモリ34は#0(IN)に記憶されたデータD2を処理して#0(OUT)にデータD3として記憶し、バッファメモリ32に対して処理完了通知を出力し、処理済みのデータD3をバッファメモリ32の#0(OUT)に出力してデータD4とする。
以上のように、バッファメモリ32に着目すると、バッファメモリ30に対して処理完了通知を出力してデータをバッファメモリ30に出力するとともに、これと並行してバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力してデータをバッファメモリ34に出力するように構成しているので、従来のように、バッファメモリ30からの処理開始通知を入力した後にバッファメモリ34に対して処理開始通知を出力し、バッファメモリ34からの処理完了通知を入力した後にバッファメモリ30に対して処理完了通知を出力する場合と比べてバッファメモリ30,32,34間でデータを円滑に受け渡すことができ、音が途切れる可能性を低減できる。
なお、本実施形態では、処理開始通知と処理完了通知を並行して出力しているため、従来に比べて処理完了通知の出力タイミングが短縮されており、その分だけ処理時間に余裕が生じて処理の最終段でのデータ不足を回避しているといえるが、他方で、処理開始通知と処理完了通知を並行して出力するためにデータをためているので、処理の最終段にデータが到達するまでに時間を要し、レイテンシー(音の遅れ)が若干増大する場合もある。従って、従来の処理方法と本実施形態の処理方法を適宜選択可能とし、レイテンシーを重視する場合には従来の処理方法で処理し、音の途切れ防止を重視する場合には本実施形態の処理方法で処理することも好適である。
10 コンピュータ(制御機器)、12 オーディオインタフェース、14 第1のASIOドライバ、15 第2のASIOドライバ、16 WDMドライバ、18 ミキサモジュール、20 ASIOアプリケーション、22 WDMアプリケーション、24 操作パネル。

Claims (3)

  1. 第1規格の第1オーディオ信号を入出力する入出力部と、
    第1規格の第1オーディオ信号を処理する第1処理部と、
    第2規格の第2オーディオ信号を処理する第2処理部と、
    入出力部から入力された第1オーディオ信号を第1処理部に供給するとともに第1処理部で処理された第1オーディオ信号を受信し、第2処理部で処理された第2オーディオ信号を受信し、受信した第1オーディオ信号と受信した第2オーディオ信号を加算することでミキシングオーディオ信号を生成して入出力部に出力するミキシング処理部と、
    を備え、
    入出力部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第1バッファメモリを備え、
    ミキシング処理部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第2バッファメモリを備え、
    第1処理部は、入力領域及び出力領域を有する第1メモリ領域と、入力領域及び出力領域を有する第2メモリ領域を有する第3バッファメモリを備え、
    ある制御タイミングにおいて、
    入出力部は、第1バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合にミキシング処理部に処理開始通知を出力して第1バッファメモリの第1領域の入力領域に格納された第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第2領域の入力領域に格納し、
    ミキシング処理部は、第2バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に第1処理部に処理開始通知を出力して第2バッファメモリの第1領域の入力領域に格納されている第1オーディオ信号を第3バッファメモリの第1領域の入力領域に格納し、かつ、並行して入出力部に処理完了通知を出力して第2バッファメモリの第2領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第1バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、
    第1処理部は、第3バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に処理して第3バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、ミキシング処理部に処理完了通知を出力して第3バッファメモリの第1領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第1領域の出力領域に格納し、
    次の制御タイミングにおいて、
    入出力部は、第1バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合にミキシング処理部に処理開始通知を出力して第1バッファメモリの第2領域の入力領域に格納された第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第1領域の入力領域に格納し、
    ミキシング処理部は、第2バッファメモリの第1領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に第1処理部に処理開始通知を出力して第2バッファメモリの第2領域の入力領域に格納されている第1オーディオ信号を第3バッファメモリの第2領域の入力領域に格納し、かつ、並行して入出力部に処理完了通知を出力して第2バッファメモリの第1領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第1バッファメモリの第2領域の出力領域に格納し、
    第1処理部は、第3バッファメモリの第2領域の入力領域に第1オーディオ信号が入力された場合に処理して第3バッファメモリの第2領域の出力領域に格納し、ミキシング処理部に処理完了通知を出力して第3バッファメモリの第2領域の出力領域に格納されている処理済みの第1オーディオ信号を第2バッファメモリの第2領域の出力領域に格納する、
    ことを特徴とする制御機器。
  2. 請求項1に記載の制御機器において、
    第1処理部は、第1オーディオ信号にエフェクト処理を施し、
    第2処理部は、第2オーディオ信号を再生する
    ことを特徴とする制御機器。
  3. 請求項1,2のいずれかに記載の制御機器において、
    第1規格はASIO規格であって、第1オーディオ信号はASIOオーディオ信号であり、
    第2規格はWDM規格であって、第2オーディオ信号はWDMオーディオ信号である、
    ことを特徴とする制御機器。

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