JP3470387B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP3470387B2
JP3470387B2 JP11890394A JP11890394A JP3470387B2 JP 3470387 B2 JP3470387 B2 JP 3470387B2 JP 11890394 A JP11890394 A JP 11890394A JP 11890394 A JP11890394 A JP 11890394A JP 3470387 B2 JP3470387 B2 JP 3470387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやラ
ベルプリンタ等、サーマルヘッドに配設された発熱体を
入力手段により入力された印字データに応じて発熱駆動
することにより被印字媒体に印字する印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベルプリンタ等に組込まれてい
るサーマルヘッドを備えた印刷装置では、サーマルヘッ
ドに記録紙を圧接させ、該サーマルヘッドを被印字デー
タの各1ラインデータに応じて発熱駆動すると同時に、
前記記録紙を1ドットラインずつ搬送させることによ
り、被印字データを順次1ドットラインずつ印字出力し
ている。
【0003】この1ドットラインの被印字データを出力
する際には、前回印字した1ラインデータもしくは前回
及び前々回印字した各1ラインデータの履歴から、今回
の1ラインデータを印字するためのサーマルヘッドに対
する通電時間を決定する印字制御方式が採用されてい
る。
【0004】すなわち、この印字制御方式は、各1ライ
ンデータにおけるドット単位の印字履歴が、連続的にヘ
ッドの発熱を要する黒データの繰返しであったり、連続
的にヘッドの発熱を要しない白データの繰返しであった
りして、サーマルヘッド内の各発熱体毎に蓄熱状態のば
らつきが生じ、1印字ライン中おいて印字濃度の斑が生
じるのを防止するために採用されたもので、これによ
り、各印字ライン共終始安定した印字品質を維持するよ
うにしている。
【0005】図5は従来の印刷装置における1ライン印
字周期のサーマルヘッド各発熱体の印字履歴に応じた通
電状態を示すタイミングチャートである。図5におい
て、Tcは1ライン印字周期、Ttは次の1ライン印字
データの作成転送時間、TW は黒データを印字するのに
最低限必要なヘッド通電時間、TR1,TR2は印字履歴に
応じて付加されるヘッド通電時間である。
【0006】例えば、今回印字する1ラインデータの第
1ドットデータ〜第3ドットデータが全て黒データであ
る場合に、まず、第1ドットデータの前回及び前々回の
各印字履歴は何れも白データであるため、第1ドット発
熱体の通電時間は(TW +TR1+TR2)の最長となり、
蓄熱のない状態が補われる。
【0007】また、第2ドットデータの前回及び前々回
の各印字履歴はそれぞれ白及び黒データであるため、第
2ドット発熱体の通電時間は(TW +TR1)となり、蓄
熱の少ない状態が補われる。
【0008】さらに、第3ドットデータでは、前回の印
字履歴が黒データであるため、第3ドット発熱体の通電
時間は(TW )のみの最短となり、過去の蓄熱による影
響が抑制される。これにより、1ライン印字の各印字ド
ット間で、印字濃度の斑が生じるのを防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1ライ
ン印字を行なう際に、前々回までの印字履歴を参照する
とすると、その組合せは4通りあるが、前記従来の印刷
装置では、3つの通電パターンによる印字制御しか行な
えないため、きめ細かい制御によりさらなる高印字品質
を得ることはできない問題があった。
【0010】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
前々回までの印字履歴を参照する場合に、その全ての組
合せに対応してきめ細かな通電時間制御を行ない、印字
濃度に斑のない高印字品質を得ることが可能になる印刷
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る印刷装置は、サーマルヘッドに配設された発熱体を印
字データに応じて印字周期毎に発熱駆動するとともに、
被印字媒体を搬送する搬送モータを駆動することにより
被印字媒体に印字する印刷装置であって、前回印字した
印字データと今回印字する印字データとを論理演算して
第1の通電データを作成する第1のデータ作成手段と、
前々回印字した印字データと今回印字する印字データと
を論理演算して第3の通電データを作成する第2のデー
タ作成手段と、第1の通電時間帯、第2の通電時間帯及
び第3の通電時間帯の順序で各通電時間帯が連続して設
けられる各印字周期において、前記第1の通電時間帯で
は前記第1のデータ作成手段によって作成された第1の
通電データ、前記第2の通電時間帯では今回印字する印
字データからなる第2の通電データ、前記第3の通電時
間帯では前記第2のデータ作成手段によって作成された
第3の通電データの各通電データに基づいて1ラインの
印字を行うべく前記サーマルヘッドの発熱体を通電又は
非通電駆動するヘッド駆動手段と、前記各印字周期内の
前記第1の通電時間帯の終了時に被印字媒体の1ライン
分の搬送を開始するべく前記搬送モータを駆動するモー
タ駆動手段とを備えて構成したものである。
【0012】また、本発明に係わる印刷装置は、前記サ
ーマルヘッドに駆動電圧を供給する電池電源と、この電
池電源から出力される電圧値を検出する電圧検出手段
と、この電圧検出手段による検出電圧値に応じて、前記
第2の通電時間帯、前記第1の通電時間帯、前記第3の
通電時間帯の順で短く設定された各通電時間帯の時間長
の比率を保持したままで、同一印字周期内に設ける前記
第1の通電時間帯、前記第2の通電時間帯及び前記第3
の通電時間帯の各通電時間帯の時間長の組合せを可変設
定する通電時間調整手段とをさらに備えて構成したもの
である。
【0013】
【作用】つまり、前記印刷装置では、1印字周期内に連
続する3種類の第1ないし第3の通電時間帯を設ける一
方、前回の印字データと今回の印字データとの論理演算
により作成される第1の通電データ、今回の印字データ
からなる第2の通電データ及び前々回の印字データと今
回の印字データとの論理演算により作成される第3の通
電データの各通電データを前記3種類の通電時間帯に対
応させ、前記第1ないし第3の通電データに基づいてサ
ーマルヘッドを発熱駆動するものであり、連続した3種
類の通電時間帯を使った通電時間の組合せによりサーマ
ルヘッド発熱体の通電時間長が調整されるので、今回の
印字データ中に存在するヘッド発熱体に通電を要する黒
データについては、第2の通電時間帯での通電時間を基
礎として、前回及び前々回の印字データに応じて第1の
通電時間帯及び/又は第3の通電時間帯での通電時間が
加えられて、4通りの印字履歴に各対応する4つの通電
パターンにより印字制御が行なえることになる。
【0014】この場合、前記3種類の通電時間帯での通
電時間は、第2→第1→第3の順で短く設定されること
で、前回印字データ及び前々回印字データのそれぞれの
印字履歴に即した4つの通電パターンでの印字制御が行
なえることになる。
【0015】また、サーマルヘッドに駆動電圧を供給す
る電池電源の検出電圧値に応じて前記3つの通電時間が
可変設定されるので、4通りの印字履歴に各対応し、し
かも前記電池電源の電圧変動を考慮した4つの通電パタ
ーンにより印字制御が行えることになる。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は本発明の印刷装置を搭載したラベルプリ
ンタの電子回路の構成を示すブロック図である。
【0017】このラベルプリンタは、制御部(CPU)
11を備えている。この制御部(CPU)11は、キー
入力部12から供給されるキー操作信号に基づき、RO
M13に予め記憶されているシステムプログラムを起動
させ、回路各部の動作制御を実行するもので、この制御
部(CPU)11には、前記キー入力部12,ROM1
3の他、RAM14,キャラクタジェネレータ15が接
続される。
【0018】また、前記制御部(CPU)11には、表
示メモリ16及び表示ドライバ17を介して液晶表示部
18が接続されると共に、印刷制御部19を介してサー
マルヘッド20及びテープ搬送モータ21が接続され
る。
【0019】また、このラベルプリンタは電池電源22
により駆動されるもので、この電池電源22からの電源
電圧は、前記サーマルヘッド20及びテープ搬送モータ
21に対し直接供給されると共に、回路用電圧発生部2
3を介して発生される電子回路用の電圧は、制御部(C
PU)11に供給されて回路各部に供給される。
【0020】さらに、前記電池電源22の出力電圧は、
電圧検出回路24により検出されるもので、この電圧検
出回路24による電源電圧の検出信号は前記制御部(C
PU)11に供給される。
【0021】前記キー入力部12には、被印字データと
なる任意の文字列(文書)を入力するためのかな文字キ
ー,数字キー,記号キーやかな/漢字変換キー,選択/
実行キー等からなる文字入力キーが備えられると共に、
印刷処理を実行する際に操作される印刷キー等の各種機
能キーが備えられる。
【0022】前記ROM13には、このラベルプリンタ
の基本動作を司るシステムプログラムの他、文書作成プ
ログラムや作成文書の表示,印刷プログラム等が記憶さ
れる。
【0023】また、ROM13には、通電パルス幅テー
ブル13aが備えられる。前記通電パルス幅テーブル1
3aには、被印字データを印刷制御部19からサーマル
ヘッド20を介し1ラインデータずつ印字出力する際の
1ライン印字周期Tcにおけるヘッド通電時間が、第1
通電時間T1 ,第2通電時間T2 ,第3通電時間T3 に
それぞれ「3:4:2」の割合で3分割されて記憶され
ると共に、該第1〜第3通電時間を割合はそのままにし
て、前記電圧検出回路24により検出される電源電圧の
変動に応じて可変設定するためのテーブルデータが記憶
されるもので、例えば電源電圧がその消耗により低下す
るのに伴ない、前記第1〜第3通電時間が何れも同率で
延長設定されるテーブルデータが記憶される。
【0024】前記サーマルヘッド20とテープ搬送モー
タ21との間には、ヘッド20側にインクリボン27
が、モータ21側にラベルテープ28が配置され、それ
ぞれ重ねた状態で挾持圧接されるもので、サーマルヘッ
ド20による1ラインデータずつの発熱駆動処理に応じ
てテープ搬送モータ21によりプラテン26が1ライン
分ずつ回転駆動され、ラベルテープ28にインクリボン
27を介した1ラインデータずつの印字が行なわれる。
【0025】前記RAM14には、各種処理データの記
憶部(ワークエリア)やキー入力データ記憶部等の他、
印刷データ記憶部14a及びラインバッファA,ライン
バッファB,ラインバッファCが備えられる。
【0026】前記印刷データ記憶部14aには、キー入
力部12における各種文字データの入力操作により作成
された文字列データが、ラベルテープ28に印刷すべき
被印字データとして文字コードで記憶される。
【0027】前記キャラクタジェネレータ15は、前記
キー入力部12の文字入力キーにより入力可能な全ての
文字/記号/数字データに対応するフォントパターン
が、それぞれ対応する文字コードに従って発生されるも
ので、例えば印字処理の実行に際しては、前記RAM1
4内の印刷データ記憶部14aに記憶された被印字デー
タの各文字コードに従って、そのフォントパターンがこ
のキャラクタジェネレータ15から読出され、被印字1
ラインデータずつ各印字ドットに対応した通電データが
作成されて印字制御部19からサーマルヘッド20のラ
ッチ部20aにラッチされ、この1ライン分の各印字ド
ットに対応する通電データに応じたサーマルヘッド20
の発熱素子の通電駆動によりラベルテープ28に対する
1ライン印字が行なわれる。
【0028】ここで、前記キャラクタジェネレータ15
により発生されたフォントパターンの被印字1ラインデ
ータの印字処理に際しては、今回印字する1ラインデー
タが前記ラインバッファAに、前回印字した1ラインデ
ータがラインバッファBに、前々回印字した1ラインデ
ータがラインバッファCに、それぞれシフトして書込ま
れる。
【0029】そして、前記被印字1ライン分の各印字ド
ットに対応する通電データは、前記各ラインバッファA
〜Cに書込まれた印字履歴に従い、今回印字データと前
回印字反転データとの論理積で第1通電データ、今回印
字データそのもので第2通電データ、今回印字データと
前々回印字反転データとの論理積で第3通電データとし
て作成される。
【0030】この被印字1ライン分の各印字ドット毎に
作成された第1〜第3通電データは、順次サーマルヘッ
ド20のラッチ部20aに転送ラッチされ、第1通電デ
ータに対応して前記通電パルス幅テーブル13aにより
設定された第1通電時間T1に従ったヘッド駆動処理
が、第2通電データに対応して前記設定第2通電時間T
2 に従ったヘッド駆動処理が、第3通電データに対応し
て前記設定第3通電時間T3 に従ったヘッド駆動処理が
行なわれる。
【0031】この場合、ある印字ドットにおける通電デ
ータが論理“1”の場合には、対応する通電時間に従っ
てドット発熱体は通電駆動され、論理“0”の場合に
は、同通電時間に従って非通電駆動される。
【0032】よって、被印字1ラインデータのある印字
ドットに対応する印字データが白データである場合に
は、前記第1〜第3通電データ共に論理“0”となるの
で、第1〜第3通電時間T1 〜T3 を通して非通電駆動
され、また、ある印字ドットに対応する印字データが黒
データである場合には、第1通電データは前回印字デー
タに応じて論理“1”又は“0”,第2通電データは論
理“1”,第3通電データは前々回印字データに応じて
論理“1”又は“0”となるので、第1通電時間T1 中
は通電又は非通電駆動されると共に、第2通電時間T2
中は通電駆動され、第3通電時間T3 中は通電又は非通
電駆動される。
【0033】前記表示メモリ16は、液晶表示部18の
画面領域と1:1に対応するビットマップデータの記憶
領域を有し、フレームメモリとして機能するもので、例
えば前記キー入力部12の入力操作に応じて得られた文
字コードデータに対応するフォントパターンが前記キャ
ラクタジェネレータ15から発生されて表示メモリ16
に展開され、表示ドライバ17を介して液晶表示部18
に表示される。
【0034】前記印刷制御部19は、前記したように、
印刷データ記憶部14aに記憶された被印字データに従
ってキャラクタジェネレータ15から発生されたフォン
トパターンの各1ラインデータに応じて作成された通電
データをラッチ部20aにラッチさせ、設定通電時間に
従ってサーマルヘッド20を通電駆動すると共に、テー
プ搬送モータ21を励磁駆動し、プラテン26を1印字
ライン分ずつ回転させてラベルテープ28に対する印刷
制御を行なうもので、この場合、サーマルヘッド20は
各ドット発熱体毎の通電データに応じて通電駆動され
る。
【0035】図2は前記ラベルプリンタにおける1ライ
ン印字周期Tcのサーマルヘッド各発熱体の印字履歴に
応じた通電状態を示すタイミングチャートである。図3
は前記ラベルプリンタの印刷処理を示すフローチャート
である。
【0036】図4は前記ラベルプリンタの印刷処理に伴
なう1ライン印字処理を示すフローチャートである。す
なわち、RAM14内の印刷データ記憶部14aに対
し、キー入力部12の文字入力キーの操作により作成さ
れた文字列データに対応する文字コードデータが記憶さ
れた状態で、キー入力部12の印刷キーの操作により印
刷実行が指示されると、前記文字列データに対応する文
字コードデータに従って被印刷文字列に対応するフォン
トパターンがキャラクタジェネレータ15から発生され
制御部(CPU)11に読込まれる。
【0037】すると、図3における印刷処理において、
まず、RAM14内の各ラインバッファA〜Cがクリア
され、電池電源22からの出力電圧が電圧検出回路24
により検出され、その電圧検出信号が制御部(CPU)
11に供給される(ステップS1,S2)。
【0038】そして、ROM13内の通電パルス幅テー
ブル13aに基づき、前記電池電源22の検出電圧に応
じた第1〜第3通電時間T1 〜T3 が決定され、図4に
おける1ライン印字処理に移行する(ステップS3,S
A)。
【0039】この1ライン印字処理(図4)では、ま
ず、前記制御部(CPU)11に読込まれた被印字デー
タに対応するフォントパターンに基づいて、被印字1ラ
インデータが読出され、RAM14内のラインバッファ
Aに格納される(ステップA1,A2)。
【0040】すると、ラインバッファBから読出された
前回の1ライン印字データに従って、各印字ドット毎に
今回印字データAと前回印字データBの反転データとの
論理積演算が実行され、その被印字1ライン分の論理積
データ(A×反転B)が第1通電データとして印刷制御
部19を介しサーマルヘッド20に転送されラッチ部2
0aにラッチされる(ステップA3,A4)。
【0041】すると、サーマルヘッド20はONとな
り、該サーマルヘッド20の各ドット発熱体は、前記ラ
ッチ部20aにラッチされた1ライン分各印字ドット毎
の第1通電データが“1”か“0”かに応じて、前記ス
テップS3にて決定された第1通電時間T1 に従い、通
電又は非通電駆動される(ステップA5)。
【0042】つまり、被印字1ラインデータの各印字ド
ットにおける今回印字データAが全て黒データである場
合は、前回印字データBが白データであったドット発熱
体に対して第1通電時間T1 分の通電駆動がなされ、前
回印字データBが黒データであったドット発熱体に対し
て同第1通電時間T1 分の非通電駆動がなされるように
なる。
【0043】そして、前記第1通電時間T1 が経過する
と、ラインバッファAから読出された今回の1ライン印
字データがそのまま第2通電データとして印刷制御部1
9を介しサーマルヘッド20に転送されラッチ部20a
にラッチされる(ステップA6→A7)。
【0044】この際、テープ搬送モータ21の励磁相が
切換えられ、ラベルテープ28の1ライン搬送処理が開
始される(ステップA8)。すると、サーマルヘッド2
0の各ドット発熱体は、前記ラッチ部20aにラッチさ
れた1ライン分各印字ドット毎の第2通電データが
“1”か“0”かに応じて、前記ステップS3にて決定
された第2通電時間T2 に従い、通電又は非通電駆動さ
れるもので、被印字1ラインデータの各印字ドットにお
ける今回印字データAが全て黒データである場合は、サ
ーマルヘッド20の全てのドット発熱体に対して第2通
電時間T2 分の通電駆動がなされるようになる。
【0045】そして、前記第2通電時間T2 が経過する
と、ラインバッファCから読出された前々回の1ライン
印字データに従って、各印字ドット毎に今回印字データ
Aと前々回印字データCの反転データとの論理積演算が
実行され、その被印字1ライン分の論理積データ(A×
反転C)が第3通電データとして印刷制御部19を介し
サーマルヘッド20に転送されラッチ部20aにラッチ
される(ステップA9,→A10,A11)。
【0046】すると、サーマルヘッド20の各ドット発
熱体は、前記ラッチ部20aにラッチされた1ライン分
各印字ドット毎の第3通電データが“1”か“0”かに
応じて、前記ステップS3にて決定された第3通電時間
T3 に従い、通電又は非通電駆動されるもので、被印字
1ラインデータの各印字ドットにおける今回印字データ
Aが全て黒データである場合は、前々回印字データCが
白データであったドット発熱体に対して第3通電時間T
3 分の通電駆動がなされ、前々回印字データCが黒デー
タであったドット発熱体に対して同第3通電時間T3 分
の非通電駆動がなされるようになる。
【0047】そして、前記第3通電時間T3 が経過する
と、サーマルヘッド20はOFFとなり、この後、1ラ
イン印字周期Tc(t) 終了までの非通電時間T4 が経過
すると、前記RAM14内のラインバッファBに格納さ
れている前回の1ライン印字データが次の1ライン印字
周期Tc(t+1) における前々回の1ライン印字データと
してラインバッファCへ転送シフトされると共に、ライ
ンバッファAに格納されている今回の1ライン印字デー
タが次の1ライン印字周期Tc(t+1) における前回の1
ライン印字データとしてラインバッファBへ転送シフト
される(ステップA15)。
【0048】そして、次に印字すべき被印字1ラインデ
ータが存在する場合には、前記ステップA1〜A15に
おける1ライン印字処理が繰返し実行される(ステップ
S4→SA)。
【0049】したがって、前記構成のラベルプリンタに
よれば、被印字1ラインデータにおけるある印字ドット
の今回印字データAが黒データである場合に、前回印字
データBの反転データとの論理積によって作成される第
1通電データの“1”又は“0”に対応して、第1通電
時間T1 分ヘッド通電又は非通電駆動し、今回印字デー
タAに対応した第2通電データ“1”に対応して第2通
電時間T2 分ヘッド通電駆動し、前々回印字データCの
反転データとの論理積によって作成される第3通電デー
タの“1”又は“0”に対応して、第3通電時間T3 分
ヘッド通電又は非通電駆動し、第2通電時間T2 を基礎
とする第1及び第3通電時間T1 ,T3の組合せによ
り、4つの通電パターンで1ライン印字制御を行なうよ
うにしたので、前々回までの印字履歴を参照した際の4
通りの組合せに対応した4つの通電パターンにより、き
め細かい印字制御を行なうことができ、1印字ライン中
での濃度むらが防止され、高印字品質を得ることができ
る。
【0050】そして、前記第1〜第3通電時間T1 〜T
3 を、第2→第1→第3の順で短く設定しているので、
前回及び前々の印字履歴の影響に即した4つの通電パタ
ーンでの印字制御を行なうことができる。
【0051】また、ROM13内に備えられる通電パル
ス幅テーブル13aに基づき、電池電源22の検出電圧
値に応じて、第1〜第3通電時間T1 〜T3 がそれぞれ
そのままの割合で加減調整されるので、前記電池電源2
2の電圧変動をも考慮した4つの通電パターンで印字制
御を行なうことができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の印刷装置によれ
ば、1印字周期内に連続する3種類の第1ないし第3の
通電時間帯を設ける一方、前回の印字データと今回の印
字データとの論理演算により作成される第1の通電デー
タ、今回の印字データからなる第2の通電データ及び前
々回の印字データと今回の印字データとの論理演算によ
り作成される第3の通電データの各通電データを前記3
種類の通電時間帯に対応させ、前記第1ないし第3の通
電データに基づいてサーマルヘッドを発熱駆動するよう
に構成することで、連続した3種類の通電時間帯を使っ
た通電時間の組合せによりサーマルヘッド発熱体の通電
時間長が調整されるので、今回の印字データ中に存在す
るヘッド発熱体に通電を要する黒データについては、第
2の通電時間帯での通電時間を基礎として、前回及び前
々回の印字データに応じて第1の通電時間帯及び/又は
第3の通電時間帯での通電時間が加えられて、4通りの
印字履歴に各対応する4つの通電パターンにより印字制
御が行なえるようになる。
【0053】この場合、前記3種類の通電時間帯の通電
時間は、第2→第1→第3の順で短く設定されること
で、前回印字データ及び前々回印字データのそれぞれの
影響に即した4つの通電パターンでの印字制御が行なえ
るようになる。
【0054】また、サーマルヘッドに駆動電圧を供給す
る電池電源の検出電圧値に応じて前記3つの通電時間が
可変設定されるので、4通りの印字履歴に各対応し、し
かも前記電池電源の電圧変動を考慮した4つの通電パタ
ーンにより印字制御が行えるようになる。
【0055】よって、前々回までの印字履歴を参照する
場合に、その全ての組合せに対応してきめ細かな通電時
間制御を行ない、印字濃度に斑のない高印字品質を得る
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる印刷装置を搭載した
ラベルプリンタの電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記ラベルプリンタにおける1ライン印字周期
Tcのサーマルヘッド各発熱体の印字履歴に応じた通電
状態を示すタイミングチャート。
【図3】前記ラベルプリンタの印刷処理を示すフローチ
ャート。
【図4】前記ラベルプリンタの印刷処理に伴なう1ライ
ン印字処理を示すフローチャート。
【図5】従来の印刷装置における1ライン印字周期のサ
ーマルヘッド各発熱体の印字履歴に応じた通電状態を示
すタイミングチャート。
【符号の説明】
11…制御部(CPU)、12…キー入力部、13…R
OM、13a…通電パルス幅テーブル、14…RAM、
14a…印刷データ記憶部、15…キャラクタジェネレ
ータ、16…表示メモリ、17…表示ドライバ、18…
液晶表示部、19…印刷制御部、20…サーマルヘッ
ド、20a…ラッチ部、21…テープ搬送モータ、22
…電池電源、23…回路用電圧発生部、24…電圧検出
回路、25…減速ギヤ、26…プラテン、27…インク
リボン、28…ラベルテープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/36 B41J 2/37

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドに配設された発熱体を印
    字データに応じて印字周期毎に発熱駆動するとともに、
    被印字媒体を搬送する搬送モータを駆動することにより
    被印字媒体に印字する印刷装置であって、 前回印字した印字データと今回印字する印字データとを
    論理演算して第1の通電データを作成する第1のデータ
    作成手段と、 前々回印字した印字データと今回印字する印字データと
    を論理演算して第3の通電データを作成する第2のデー
    タ作成手段と、 第1の通電時間帯、第2の通電時間帯及び第3の通電時
    間帯の順序で各通電時間帯が連続して設けられる各印字
    周期において、前記第1の通電時間帯では前記第1のデ
    ータ作成手段によって作成された第1の通電データ、前
    記第2の通電時間帯では今回印字する印字データからな
    る第2の通電データ、前記第3の通電時間帯では前記第
    2のデータ作成手段によって作成された第3の通電デー
    タの各通電データに基づいて1ラインの印字を行うべく
    前記サーマルヘッドの発熱体を通電又は非通電駆動する
    ヘッド駆動手段と、前記各印字周期内の前記第1の通電時間帯の終了時に被
    印字媒体の1ライン分の搬送を開始するべく前記搬送モ
    ータを駆動するモータ駆動手段と、 を具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッドに駆動電圧を供給す
    る電池電源と、 この電池電源から出力される電圧値を検出する電圧検出
    手段と、 この電圧検出手段による検出電圧値に応じて、前記第2
    の通電時間帯、前記第1の通電時間帯、前記第3の通電
    時間帯の順に短く設定された各通電時間帯の時間長の比
    率を保持したままで、同一印字周期内に設ける前記第1
    の通電時間帯、前記第2の通電時間帯及び前記第3の通
    電時間帯の各通電時間帯の時間長の組合せを可変設定す
    る通電時間調整手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
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