JPH081982A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH081982A
JPH081982A JP14473894A JP14473894A JPH081982A JP H081982 A JPH081982 A JP H081982A JP 14473894 A JP14473894 A JP 14473894A JP 14473894 A JP14473894 A JP 14473894A JP H081982 A JPH081982 A JP H081982A
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JP14473894A
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Inventor
Yasushi Murai
靖 村井
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ライン型のサーマルヘッドを備え、
分割印字方式で印刷動作する印刷装置において、複雑な
印刷制御等を要することなく、電源電圧が低下した場合
の印字抜けを防止し、優れた印刷品質を得ることを目的
とする。 【構成】1ライン印字周期においてサーマルヘッドを前
半部Aと後半部Bとで分割して発熱駆動する2分割印字
処理にあって、被印字1ラインデータの前半データをサ
ーマルヘッドにラッチさせ、前半通電時間に従ってヘッ
ド駆動すると同時に、ラベルテープの搬送モータを逆転
励磁して被印字ラインを第1ラインL1 から第0ライン
L0 まで1印字ラインの幅で戻し、続いて、前記被印字
1ラインデータの後半データを前記ヘッドにラッチさ
せ、後半通電時間に従ってヘッド駆動すると同時に、前
記モータを正転励磁して被印字ラインを前記第0ライン
L0 から第1ラインL1 まで1印字ラインの幅で送り、
1ライン印字を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば帯状記録紙を被
印刷媒体として印刷するラベルプリンタ等の印刷装置に
関し、特に、ライン型のサーマルヘッドを備え、その複
数個の発熱体を複数組に分割して発熱駆動する印刷装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオカセットやビデオカセ
ットに貼付けてその内容を記すインデックスラベル、あ
るいは種々の所持品に貼付けてその所有者を記すネーム
ラベル等をオリジナルで作成する装置の1つとして、例
えばラベルプリンタが提供されている。
【0003】このラベルプリンタは簡易な印刷装置であ
るために装置の電源に電池を用い、この電池電源でライ
ン型のサーマルヘッド及び被印刷媒体(ラベルテープ)
の搬送用モータを駆動している。そして、サーマルヘッ
ドの駆動方式には、その複数個の発熱体を複数組に分割
して発熱駆動する、所謂、分割印字方式が採用されてい
る。
【0004】すなわち、サーマルヘッドには複数個の発
熱体がライン状に配設されているが、これらの発熱体全
部を同時に発熱駆動すると、電池電源ではその容量が小
さいため、サーマルヘッドへの通電印加電圧が一時的に
急激な低下を生じて電池電源が著しく消耗する不具合が
ある。
【0005】このため、ライン状に並んだ複数個の発熱
体を複数組に分割し、それぞれその駆動時間を違えて発
熱駆動する前記分割印字方式を採用することにより、電
源の急激な電圧降下を防止すると共に、電池電源の長寿
命化を図っている。
【0006】図5は従来のラベルプリンタにおける分割
印字処理に伴なうサーマルヘッドの通電状態とテープ搬
送用ステッピングモータの励磁切換えタイミングとの関
係を示すタイミングチャートである。
【0007】図5において、STBはサーマルヘッドに
加えるストローブ信号であり、LATはサーマルヘッド
に加える印字データのラッチタイミングである。この場
合には、例えばサーマルヘッドの複数個の発熱体が前半
通電時間taと後半通電時間tbに2分割されて発熱駆
動される分割印字方式が採用される。そして、印刷制御
全体を簡単にするために、前記通電時間ta,tbと非
通電時間tcとからなる1回の印字周期Tは、一定時間
に設定されている。
【0008】すなわち、従来のラベルプリンタでは、被
印字1ラインデータのうちの前半データaをラッチする
と同時にサーマルヘッドを前半通電時間taに従って通
電駆動し、続いて、前記被印字1ラインデータのうちの
後半データbをラッチすると同時にサーマルヘッドを後
半通電時間tbに従って通電駆動し、1ライン印字を終
了する。そして、この前半及び後半の通電駆動処理によ
る1ライン印字の終了と同時に、テープ搬送用のモータ
に励磁切換えのパルスを印加して被印刷媒体(ラベルテ
ープ)を次の印字ラインまで1印字ライン分送り搬送し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6は従来のラベルプ
リンタにおける分割印字処理に伴なう各印字ラインの印
刷状態を示す図であり、同図(A)は電源電圧正常時の
印刷状態を示す図、同図(B)は電源電圧低下時の印刷
状態を示す図である。
【0010】すなわち、従来のラベルプリンタでは、サ
ーマルヘッドに対し、ラベルテープがその第1ライン目
L1 に搬送セットされた状態で、前半A及び後半Bのヘ
ッド通電駆動処理により1ライン印字を行ない、ラベル
テープがその第2にライン目L2 に搬送セットされた状
態で、前記同様に前半A及び後半Bのヘッド通電駆動処
理により1ライン印字を行なっている。
【0011】つまり、従来のラベルプリンタでは、ラベ
ルテープの被印字ラインLに対する1ライン分割印字処
理と、該ラベルテープの次の被印字ラインLへの1ライ
ン搬送処理とが繰返し行なわれることで、隣接する被印
字ラインLのそれぞれに順次1ライン印字が行なわれ
る。
【0012】ここで、図6(A)に示すように、電池電
源の電圧レベルが正常な状態では、サーマルヘッドの各
発熱体共に十分に発熱駆動されるので、そのそれぞれの
発熱体に対応して十分な印字ドットの広がりが得られ、
隣接する印字ラインL1 ,L2 間で隙間なく連続的な印
字処理が行なえるが、図6(B)に示すように、電池電
源の電圧レベルが低下すると、サーマルヘッドの各発熱
体共に十分に発熱駆動されなくなるので、そのそれぞれ
の発熱体に対応して、特に被印字ラインLの搬送更新方
向への印字ドットの広がりが鈍くなり、隣接する印字ラ
インL1 ,L2間で印字抜けが生じる問題がある。
【0013】なお、前記サーマルヘッドにおける各発熱
体の相互間は、互いに熱を伝え易いので、該サーマルヘ
ッドのライン方向に印字ドットの広がりが大きく鈍るこ
とはない。
【0014】そこで、前記電池電源の電源電圧を検出す
ると共に、該検出電圧値に応じたサーマルヘッドの通電
時間が予め定められているテーブルデータを参照して、
該サーマルヘッドの通電駆動時間を調整し、例えば電源
電圧が低下した場合には、長い通電駆動時間を設定して
サーマルヘッドの各発熱体を十分に発熱させることによ
り、前記隣接する印字ラインL1 ,L2 間での印字抜け
を防止する印字制御が実用されているが、前記電源電圧
の検出手段や通電時間設定テーブル及びそれに基づく複
雑な印刷制御が必要になる問題がある。
【0015】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
電源電圧の検出手段や通電時間設定テーブル及びそれに
基づく複雑な印刷制御を要することなく、電源電圧が低
下した場合の印字抜けを防止し、優れた印刷品質を得る
ことが可能になる印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる第1の印
刷装置は、複数個の発熱体が1列に配列されたサーマル
ヘッドと、このサーマルヘッドの複数個の発熱体を複数
組に分割してその分割範囲毎の印字データに基づいて順
次発熱駆動することにより被印刷媒体に1ラインの印字
を行なう印刷手段と、前記サーマルヘッドに対し前記被
印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記印刷手段による前
記それぞれの分割範囲における前記発熱体の発熱駆動中
に、その分割範囲毎に前記搬送手段により前記被印刷媒
体を送り方向と戻し方向に交互に等距離ずつ搬送させる
搬送制御手段とを備えて構成したものである。
【0017】本発明に係わる第2の印刷装置は、複数個
の発熱体が1列に配列されたサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドの複数個の発熱体を複数組に分割してその
分割範囲毎の印字データに基づいて順次発熱駆動するこ
とにより被印刷媒体に1ラインの印字を行なう印刷手段
と、前記サーマルヘッドに対し前記被印刷媒体を搬送す
る搬送手段と、前記印刷手段による前記それぞれの分割
範囲における前記発熱体の発熱駆動中に、その分割範囲
毎に前記搬送手段により前記被印刷媒体を送り方向と戻
し方向に交互に等距離ずつ搬送させる第1の搬送制御手
段と、この第1の搬送制御手段による前記被印刷媒体の
送り及び戻し方向の搬送制御後に、前記搬送手段により
前記被印刷媒体を送り方向に1印字ライン分搬送させる
第2の搬送制御手段とを備えて構成したものである。本
発明に係わる第3の印刷装置は、前記第1又は第2の印
刷装置にあって、そのサーマルヘッドを電池電源により
発熱駆動する構成としたものである。
【0018】
【作用】前記第1の印刷装置では、印刷手段によるサー
マルヘッドの各分割範囲毎の発熱駆動中に、被印刷媒体
を、例えば1印字ラインの幅で順次送り方向と戻し方向
とに交互に搬送させ、1ライン印字を行なうので、この
場合、サーマルヘッドの各発熱体に対応する印字ドット
が、相前後する印字ラインの相互に渡る大きさで印字さ
れることになる。
【0019】前記第2の印刷装置では、印刷手段による
サーマルヘッドの各分割範囲毎の発熱駆動中に、被印刷
媒体を、例えば1印字ラインの幅で順次送り方向と戻し
方向とに交互に搬送させ、1ライン印字を行なった後、
前記被印刷媒体を、さらに1印字ラインの幅で送り方向
に搬送させるので、この場合、サーマルヘッドの各発熱
体に対応する印字ドットが、相前後する印字ラインの相
互に渡る大きさで印字されると共に、被印刷媒体が次の
印字開始位置にセットされることになる。
【0020】前記第3の印刷装置では、前記第1又は第
2の印刷装置にあって、そのサーマルヘッドが電池電源
により発熱駆動されるので、該電池電源の電圧レベルが
低下してサーマルヘッドにおける各発熱体の発熱量が減
少しても、各発熱体に対応する印字ドットは、例えば相
前後する印字ラインの相互に渡る大きさで印字され、該
印字ライン相互間の印字抜けは防止されることになる。
【0021】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は本発明の印刷装置を搭載したラベルプリ
ンタの電子回路の構成を示すブロック図である。
【0022】このラベルプリンタは、制御部(CPU)
11を備えている。この制御部(CPU)11は、キー
入力部12から供給されるキー操作信号に基づき、RO
M13に予め記憶されているシステムプログラムを起動
させ、回路各部の動作制御を実行するもので、この制御
部(CPU)11には、前記キー入力部12,ROM1
3の他、RAM14,キャラクタジェネレータ15が接
続される。
【0023】また、前記制御部(CPU)11には、表
示メモリ16及び表示ドライバ17を介して液晶表示部
18が接続されると共に、印刷制御部19を介してサー
マルヘッド20及びテープ搬送モータ21が接続され
る。
【0024】また、このラベルプリンタは電池電源22
により駆動されるもので、この電池電源22からの電源
電圧は、前記サーマルヘッド20及びテープ搬送モータ
21に対し直接供給されると共に、回路用電圧発生部2
3を介して発生される電子回路用の電圧は、制御部(C
PU)11に供給されて回路各部に供給される。
【0025】前記キー入力部12には、被印刷データと
なる任意の文字列(文書)を入力するためのかな文字キ
ー,数字キー,記号キーやかな/漢字変換キー,選択/
実行キー等からなる文字入力キーが備えられると共に、
印刷処理を実行する際に操作される印刷キー等の各種機
能キーが備えられる。
【0026】前記ROM13には、このラベルプリンタ
の基本動作を司るシステムプログラムの他、文書作成プ
ログラムや作成文書の表示,印刷プログラム等が記憶さ
れる。
【0027】前記サーマルヘッド20とテープ搬送モー
タ21との間には、ヘッド20側にインクリボン27
が、モータ21側にラベルテープ28が配置され、それ
ぞれ重ねた状態で挾持圧接されるもので、サーマルヘッ
ド20による1ラインデータの分割発熱駆動処理に伴な
い、その分割駆動毎にテープ搬送モータ21によりプラ
テン26が1ライン分の幅で送り及び戻し方向に交互に
回転駆動され、ラベルテープ28にインクリボン27を
介した1ラインデータの印字が行なわれる。
【0028】そして、前記1ラインデータの印字後に、
さらに、テープ搬送モータ21によりプラテン26が1
ライン分の幅で送り方向に回転駆動されて、ラベルテー
プ28が次の印字開始位置まで搬送され、1ラインデー
タずつの印字が行なわれる。
【0029】前記RAM14には、各種処理データの記
憶部(ワークエリア)やキー入力データ記憶部等の他、
印刷データ記憶部14aが備えられる。前記印刷データ
記憶部14aには、キー入力部12における各種文字デ
ータの入力操作により作成された文字列データが、ラベ
ルテープ28に印刷すべき被印刷データとして文字コー
ドで記憶される。
【0030】前記キャラクタジェネレータ15は、前記
キー入力部12の文字入力キーにより入力可能な全ての
文字/記号/数字データに対応するフォントパターン
が、それぞれ対応する文字コードに従って発生されるも
ので、例えば印刷処理の実行に際し、前記RAM14内
の印刷データ記憶部14aに記憶された被印刷データの
各文字コードに従って、そのフォントパターンがこのキ
ャラクタジェネレータ15から読出されると、このフォ
ントパターンが被印字1ラインデータずつ印刷制御部1
9を介しサーマルヘッド20のラッチ部20aにラッチ
され、このラッチデータに応じたサーマルヘッド20の
発熱素子の通電駆動によりラベルテープ28に対する1
ライン印刷が行なわれる。
【0031】この場合、サーマルヘッド20は、前半と
後半の2分割で通電駆動する分割印字方式が採用され
る。前記表示メモリ16は、液晶表示部18の画面領域
と1:1に対応するビットマップデータの記憶領域を有
し、フレームメモリとして機能するもので、例えば前記
キー入力部12の入力操作に応じて得られた文字コード
データに対応するフォントパターンが前記キャラクタジ
ェネレータ15から発生されて表示メモリ16に展開さ
れ、表示ドライバ17を介して液晶表示部18に表示さ
れる。
【0032】前記印刷制御部19は、前記RAM14内
の印刷データ記憶部14aに記憶された被印刷データに
従ってキャラクタジェネレータ15から順次発生された
フォントパターンを、1ラインデータずつラッチ部20
aにラッチさせ、サーマルヘッド20を通電駆動すると
共に、テープ搬送モータ21を励磁駆動し、プラテン2
6を1印字ラインの幅で送り又は戻し方向に必要により
回転させてラベルテープ28に対する印字制御を行なう
もので、この場合、サーマルヘッド20は2分割の分割
印字方式により通電駆動されるので、ラッチ部20aに
ラッチされた1ラインデータの前半部に応じてサーマル
ヘッド20の前半部に対応する発熱素子が通電駆動さ
れ、続いて、前記1ラインデータの後半部に応じてサー
マルヘッド20の後半部に対応する発熱素子が通電駆動
される。
【0033】ここで、前記テープ搬送モータ21には、
例えば2相励磁式のステップモータが使用され、常に何
れか2相のコイルを励磁させると共に、1相ずつその励
磁対象コイルを切換えずらすことで、1ステップずつ回
転動作するもので、本実施例の場合には、前記1ライン
データの前半部に対応する通電駆動処理に伴ない、ラベ
ルテープ28がサーマルヘッド20に対し1印字ライン
分戻し方向に搬送され、続いて、前記1ラインデータの
後半部に対応する通電駆動処理に伴ない、ラベルテープ
28がサーマルヘッド20に対し1印字ライン分送り方
向に搬送される。
【0034】そして、前記2分割印字に対応する、戻し
及び送り方向へのテープ搬送処理により、被印字1ライ
ンデータが印字されると、ラベルテープ28はさらにサ
ーマルヘッド20に対し1印字ライン分送り方向に搬送
され、次の印字開始位置にセットされる。
【0035】図2は前記ラベルプリンタの各1ライン印
字周期Tに対応するテープ搬送モータ21の励磁信号φ
1〜φ4とサーマルヘッド20の駆動信号STB及び被
印字1ラインデータのラッチ信号LATとの関係を示す
タイミングチャートである。
【0036】図2において、Tは1ライン印字周期、t
aは前半通電時間、tbは後半通電時間、tcは非通電
時間、Cxはテープ搬送モータ21の送り方向への励磁
切換えタイミング、Cyはテープ搬送モータ21の戻し
方向への励磁切換えタイミング、aは被印字1ラインデ
ータの前半ラッチデータ、bはその後半ラッチデータで
ある。
【0037】ここで、taとtbの時間長は等しく設定
されている。次に、前記構成によるラベルプリンタの印
刷動作について説明する。図3は前記ラベルプリンタに
よる2分割印字方式での1ライン印刷処理を示すフロー
チャートである。
【0038】図4は前記ラベルプリンタの分割印字処理
に伴なう各印字ラインの印刷状態を示す図である。すな
わち、RAM14内の印刷データ記憶部14aに対し、
キー入力部12の文字入力キーの操作により作成された
文字列データに対応する文字コードデータが記憶された
状態で、キー入力部12の印刷キーの操作により印刷実
行が指示されると、前記文字列データに対応する文字コ
ードデータに従って被印刷文字列に対応するフォントパ
ターンがキャラクタジェネレータ15から発生され制御
部(CPU)11に読込まれる。
【0039】ここで、サーマルヘッド20に対するラベ
ルテープ28の印字開始位置は、例えば第1ラインL1
に設定されており、そのとき、テープ搬送モータ21
は、4−1相の励磁状態にある。
【0040】すると、まず、被印刷データにおける1ラ
イン目の被印字1ラインデータのうち前半データaが作
成され、印刷制御部24を介しサーマルヘッド20のラ
ッチ部20aにラッチされると共に、ヘッド駆動信号S
TBがONされ、前記ラッチされた前半データaに応じ
てサーマルヘッド20における前半部Aの通電が開始さ
れる(ステップS1,S2,S3)。
【0041】また、前記前半データaに対応するサーマ
ルヘッド20の通電駆動と同時に、タイミングCy1 に
おいて、テープ搬送モータ21が1ステップ分逆転励磁
されて3−4相が励磁され、サーマルヘッド20に対す
るラベルテープ28の設定位置が、第1ラインL1 の位
置から第0ラインL0 の位置へ1印字ライン分戻り方向
へ搬送移動される(ステップS4)。
【0042】つまり、1ライン目の前半データaは、第
1ラインL1 から第0ラインL0 に渡り印字されるもの
で、こうして、1ライン目における前半部Aの通電時間
taが経過すると、前記制御部(CPU)11に読込ま
れた被印字1ラインデータのうち後半データbが作成さ
れ、印刷制御部24を介しサーマルヘッド20のラッチ
部20aにラッチされると共に、このラッチされた後半
データbに応じてサーマルヘッド20における後半部B
の通電が開始される(ステップS5,S6)。
【0043】また、前記後半データbに対応するサーマ
ルヘッド20の通電駆動と同時に、タイミングCx1aに
おいて、テープ搬送モータ21が1ステップ分正転励磁
されて4−1相が励磁され、サーマルヘッド20に対す
るラベルテープ28の設定位置が、第0ラインL0 の位
置から第1ラインL1 の位置へ1印字ライン分送り方向
へ搬送移動される(ステップS7)。
【0044】つまり、1ライン目の前半データaは、第
1ラインL1 から第0ラインL0 に渡り印字され、ま
た、後半データbは、前記第0ラインL0 から第1ライ
ンL1に渡り印字されるもので、こうして、1ライン目
における前半部A及び後半部Bの通電時間ta及びtb
が経過すると、ヘッド駆動信号STBがOFFされ、第
1ライン目の被印字1ラインデータは、前記第0ライン
L0 から第1ラインL1に渡り印字されるようになる
(ステップS8)。
【0045】そして、前記1ライン目の印字が終了する
と、タイミングCx1bにおいて、テープ搬送モータ21
がさらに1ステップ分正転励磁されて1−2相が励磁さ
れ、サーマルヘッド20に対するラベルテープ28の設
定位置が、第1ラインL1 の位置から第2ラインL2 の
位置へ1印字ライン分送り方向へ搬送移動される(ステ
ップS9)。
【0046】これにより、サーマルヘッド20に対する
ラベルテープ28の設定位置は、次の1ライン印字開始
位置にセットされるもので、前記キャラクタジェネレー
タ15により発生されたフォントパターンに対応して次
の被印字1ラインデータが存在する場合には、印刷終了
でないと判断され、前記第2ラインL2 からの2ライン
目の印字処理が開始される(ステップS10→S1,
…)。
【0047】すなわち、被印刷データにおける2ライン
目の被印字1ラインデータのうち前半データaが作成さ
れ、印刷制御部24を介しサーマルヘッド20のラッチ
部20aにラッチされると共に、ヘッド駆動信号STB
がONされ、前記ラッチされた前半データaに応じてサ
ーマルヘッド20における前半部Aの通電が開始される
(ステップS1,S2,S3)。
【0048】また、前記2ライン目の前半データaに対
応するサーマルヘッド20の通電駆動と同時に、タイミ
ングCy2 において、テープ搬送モータ21が1ステッ
プ分逆転励磁されて4−1相が励磁され、サーマルヘッ
ド20に対するラベルテープ28の設定位置が、第2ラ
インL2 の位置から第1ラインL1 の位置へ1印字ライ
ン分戻り方向へ搬送移動される(ステップS4)。
【0049】つまり、2ライン目の前半データaは、第
2ラインL2 から第1ラインL1 に渡り印字されるもの
で、こうして、2ライン目における前半部Aの通電時間
taが経過すると、前記制御部(CPU)11に読込ま
れた被印字1ラインデータのうち後半データbが作成さ
れ、印刷制御部24を介しサーマルヘッド20のラッチ
部20aにラッチされると共に、このラッチされた2ラ
イン目の後半データbに応じてサーマルヘッド20にお
ける後半部Bの通電が開始される(ステップS5,S
6)。
【0050】また、前記2ライン目の後半データbに対
応するサーマルヘッド20の通電駆動と同時に、タイミ
ングCx2aにおいて、テープ搬送モータ21が1ステッ
プ分正転励磁されて1−2相が励磁され、サーマルヘッ
ド20に対するラベルテープ28の設定位置が、第1ラ
インL1 の位置から第2ラインL2 の位置へ1印字ライ
ン分送り方向へ搬送移動される(ステップS7)。
【0051】つまり、2ライン目の前半データaは、第
2ラインL2 から第1ラインL1 に渡り印字され、ま
た、後半データbは、前記第1ラインL1 から第2ライ
ンL2に渡り印字されるもので、こうして、2ライン目
における前半部A及び後半部Bの通電時間ta及びtb
が経過すると、ヘッド駆動信号STBがOFFされ、第
2ライン目の被印字1ラインデータは、前記第1ライン
L1 から第2ラインL2に渡り印字されるようになる
(ステップS8)。
【0052】そして、前記2ライン目の印字が終了する
と、タイミングCx2bにおいて、テープ搬送モータ21
がさらに1ステップ分正転励磁されて2−3相が励磁さ
れ、サーマルヘッド20に対するラベルテープ28の設
定位置が、第2ラインL2 の位置から第3ラインL3 の
位置へ1印字ライン分送り方向へ搬送移動される(ステ
ップS9)。
【0053】これにより、サーマルヘッド20に対する
ラベルテープ28の設定位置は、次の1ライン印字開始
位置にセットされるもので、前記キャラクタジェネレー
タ15により発生されたフォントパターンに対応して次
の被印字1ラインデータが存在する場合には、印刷終了
でないと判断され、前記第3ラインL3 からの3ライン
目の印字処理が開始される(ステップS10→S1,
…)。
【0054】したがって、前記構成のラベルプリンタに
よれば、1ライン印字周期Tにおいてサーマルヘッド2
0をその前半部Aと後半部Bとで前半通電時間taと後
半通電時間tbとで分割して発熱駆動する2分割印字処
理にあって、被印字1ラインデータの前半データaをサ
ーマルヘッド20のラッチ部20aにラッチさせ、前半
通電時間taに従ってヘッド駆動すると同時に、テープ
搬送モータ21を逆転励磁してラベルテープ28におけ
る被印字ラインを例えば第1ラインL1 から第0ライン
L0 まで1印字ラインの幅で戻し、続いて、前記被印字
1ラインデータの後半データbをサーマルヘッド20の
ラッチ部20aにラッチさせ、後半通電時間tbに従っ
てヘッド駆動すると同時に、テープ搬送モータ21を正
転励磁して前記被印字ラインを前記第0ラインL0 から
第1ラインL1 まで1印字ラインの幅で送り、1ライン
印字を行なった後、さらに前記テープ搬送モータ21を
正転励磁して被印字ラインを前記第1ラインL1 から第
2ラインL2 まで1印字ラインの幅で送り、次の1ライ
ン印字の開始位置にセットするので、各1印字ライン中
のサーマルヘッド20の各発熱体に対応する印字ドット
は、第0ラインL0〜第1ラインL1 ,第1ラインL1
〜第2ラインL2 ,第3ラインL3 〜第4ラインL4 ,
…というように、相前後する印字ラインの相互に渡る大
きさで印字されるようになり、例えば電池電源22の電
圧レベルが低くなり、前記サーマルヘッド20の個々の
発熱体に対応する印字ドットの広がりが鈍くなったとし
ても、隣接する印字ライン間で印字抜けが生じることは
ない。よって、電池電源22が多少消耗してヘッド駆動
電圧が低下しても、優れた印字品質を維持することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の印刷装置
によれば、印刷手段によるサーマルヘッドの各分割範囲
毎の発熱駆動中に、被印刷媒体を、例えば1印字ライン
の幅で順次送り方向と戻し方向とに交互に搬送し、1ラ
イン印字を行なうので、この場合、サーマルヘッドの各
発熱体に対応する印字ドットを、相前後する印字ライン
の相互に渡る大きさで印字することができる。
【0056】また、本発明の第2の印刷装置によれば、
印刷手段によるサーマルヘッドの各分割範囲毎の発熱駆
動中に、被印刷媒体を、例えば1印字ラインの幅で順次
送り方向と戻し方向とに交互に搬送し、1ライン印字を
行なった後、前記被印刷媒体を、さらに1印字ラインの
幅で送り方向に搬送するので、この場合、サーマルヘッ
ドの各発熱体に対応する印字ドットを、相前後する印字
ラインの相互に渡る大きさで印字することができると共
に、被印刷媒体を次の印字開始位置にセットすることが
できる。
【0057】また、本発明の第3の印刷装置によれば、
前記第1又は第2の印刷装置にあって、そのサーマルヘ
ッドを電池電源により発熱駆動するので、該電池電源の
電圧レベルが低下してサーマルヘッドにおける各発熱体
の発熱量が減少しても、各発熱体に対応する印字ドット
を、例えば相前後する印字ラインの相互に渡る大きさで
印字でき、該印字ライン相互間の印字抜けを防止するこ
とができる。
【0058】よって、本発明によれば、電源電圧の検出
手段や通電時間設定テーブル及びそれに基づく複雑な印
刷制御を要することなく、電源電圧が低下した場合の印
字抜けを防止し、優れた印刷品質を得ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる印刷装置を搭載した
ラベルプリンタの電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記ラベルプリンタの各1ライン印字周期Tに
対応するテープ搬送モータの励磁信号φ1〜φ4とサー
マルヘッドの駆動信号STB及び被印字1ラインデータ
のラッチ信号LATとの関係を示すタイミングチャー
ト。
【図3】前記ラベルプリンタによる2分割印字方式での
1ライン印刷処理を示すフローチャート。
【図4】前記ラベルプリンタの分割印字処理に伴なう各
印字ラインの印刷状態を示す図。
【図5】従来のラベルプリンタにおける分割印字処理に
伴なうサーマルヘッドの通電状態とテープ搬送用ステッ
ピングモータの励磁切換えタイミングとの関係を示すタ
イミングチャート。
【図6】従来のラベルプリンタにおける分割印字処理に
伴なう各印字ラインの印刷状態を示すもので、同図
(A)は電源電圧正常時の印刷状態を示す図、同図
(B)は電源電圧低下時の印刷状態を示す図。
【符号の説明】
11…制御部(CPU)、12…キー入力部、13…R
OM、14…RAM、14a…印刷データ記憶部、15
…キャラクタジェネレータ、16…表示メモリ、17…
表示ドライバ、18…液晶表示部、19…印刷制御部、
20…サーマルヘッド、20a…ラッチ部、21…テー
プ搬送モータ、22…電池電源、23…回路用電圧発生
部、25…減速ギヤ、26…プラテン、27…インクリ
ボン、28…ラベルテープ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の発熱体が1列に配列されたサー
    マルヘッドと、 このサーマルヘッドの複数個の発熱体を複数組に分割し
    てその分割範囲毎の印字データに基づいて順次発熱駆動
    することにより被印刷媒体に1ラインの印字を行なう印
    刷手段と、 前記サーマルヘッドに対し前記被印刷媒体を搬送する搬
    送手段と、 前記印刷手段による前記それぞれの分割範囲における前
    記発熱体の発熱駆動中に、その分割範囲毎に前記搬送手
    段により前記被印刷媒体を送り方向と戻し方向に交互に
    等距離ずつ搬送させる搬送制御手段と、を具備したこと
    を特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 複数個の発熱体が1列に配列されたサー
    マルヘッドと、 このサーマルヘッドの複数個の発熱体を複数組に分割し
    てその分割範囲毎の印字データに基づいて順次発熱駆動
    することにより被印刷媒体に1ラインの印字を行なう印
    刷手段と、 前記サーマルヘッドに対し前記被印刷媒体を搬送する搬
    送手段と、 前記印刷手段による前記それぞれの分割範囲における前
    記発熱体の発熱駆動中に、その分割範囲毎に前記搬送手
    段により前記被印刷媒体を送り方向と戻し方向に交互に
    等距離ずつ搬送させる第1の搬送制御手段と、 この第1の搬送制御手段による前記被印刷媒体の送り及
    び戻し方向の搬送制御後に、前記搬送手段により前記被
    印刷媒体を送り方向に1印字ライン分搬送させる第2の
    搬送制御手段と、を具備したことを特徴とする印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドは電池電源により発
    熱駆動されることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の印刷装置。
JP14473894A 1994-06-27 1994-06-27 印刷装置 Pending JPH081982A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6079732A (en) * 1996-11-07 2000-06-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Structure for arrangement of occupant protective apparatus for vehicle
GB2558067A (en) * 2016-11-10 2018-07-04 Ford Global Tech Llc Vehicle seat assembly including airbag

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6079732A (en) * 1996-11-07 2000-06-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Structure for arrangement of occupant protective apparatus for vehicle
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