JP2564210Y2 - ラベル印字装置 - Google Patents

ラベル印字装置

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JP2564210Y2
JP2564210Y2 JP1988076110U JP7611088U JP2564210Y2 JP 2564210 Y2 JP2564210 Y2 JP 2564210Y2 JP 1988076110 U JP1988076110 U JP 1988076110U JP 7611088 U JP7611088 U JP 7611088U JP 2564210 Y2 JP2564210 Y2 JP 2564210Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、入力された文字列をラベル上に印字可能な
ラベル印字装置に関し、特に書類等の見出しラベルを作
成可能なラベル印字装置に関するものである。
[従来技術] 書類等の見出しラベルは、ラベルの中心線を境界とし
て両側に同じ内容の文字列が記入された後に、中心線を
折目に書類あるいは書類ホルダー等に貼付けるものであ
る。
従来、このような見出しラベルを作成するためには、
同じ内容の文字列を2箇所に印字するために、印字手段
により文字列を一方の箇所に印字した後に印字位置を変
更し、同一文字列を他方の箇所に再度印字する操作がな
されていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の印字装置においては、同じ
内容の文字列を2箇所に印字させるために、印字のため
の操作を2度行わなければならず、さらに、一旦印字し
た後に印字位置を変更したり、1回目の印字とは印字態
様を変更したりする操作を必要とするため、操作性が悪
いという問題点があった。
本考案は、通常の印字テープが作成できると共に、特
別な操作を必要とせず、1回の印字操作により書類等の
見出しラベルを作成可能なラベル印字装置を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のラベル印字装置
は、入力された文字列をラベル上に印字可能なラベル印
字装置であって、文字列を記憶する記憶手段と、ラベル
上に印字を行う印字手段と、印字手段に前記記憶手段に
記憶された文字列を1回の印字操作により前記ラベル上
の所定の1箇所に印字させる通常印字制御手段と、印字
手段に前記記憶手段に記憶された文字列を1回の印字操
作により前記ラベル上の所定の2箇所にそれぞれ印字さ
せる見出し印字制御手段と、通常印字制御手段と見出し
印字制御手段との何れか一方を選択する選択手段とを備
えている。
[作用] 上記の構成を有する本考案のラベル印字装置によれ
ば、記憶手段が、入力された文字列を記憶し、記憶され
た文字列が印字手段によりラベル上に印字されるのであ
るが、その際、選択手段により通常印字制御手段と見出
し印字制御手段との何れか一方が選択される。通常印字
制御手段は、印字手段に記憶手段に記憶された文字列を
1回の印字操作によりラベル上の所定の1箇所に印字さ
せる。一方、見出し印字制御手段は、印字手段に前記記
憶手段に記憶された文字列を1回の印字操作により前記
ラベル上の所定の2箇所にそれぞれ印字させる。即ち、
1回の印字操作によりラベル上の所定の1箇所に記憶さ
れている文字列を印字させると共に、ラベル上の他の所
定の1箇所に同じ内容の文字列を印字させる。
[実施例] 以下、本考案に係るラベル印字装置の一実施例を図面
に基づいて説明する。
第1図にそのラベル印字装置を簡略に示す。この印字
装置は、入力部10,プリンタ部12のほか、所定桁数の液
晶ディスプレイ14(以下、単にディスプレイという)を
備えている。
プリンタ部12には、印字ヘッドとしてサーマルヘッド
16が位置固定に設けられ、プラテンローラ18に押し付け
られるようになっている。このサーマルヘッド16とプラ
テンローラ18の間に、印字テープ20が供給スプール22か
らガイドローラ24を経て供給され、またリボンカセット
26に収容されたインクリボン28が供給スプール30から供
給される。印字テープ20は、テープ・リボン送りモータ
32(第3図参照)で駆動される一対のテープ送りローラ
33により、第1図の左方向へ送られ、これと共に上記モ
ータ32によりインクリボン28が巻取スプール34に巻き取
られる。ローラ33よりテープ送り方向の下流には、テー
プカッタ35が設けられ、カッタ駆動モータ36(第3図参
照)によって印字後の印字テープ20が切断される。尚、
印字テープ20は、サーマルヘッド16に対して反対側に接
着剤層を有しており、その接着剤層を保護するために剥
離紙が貼付けられている。
サーマルヘッド16は第2図に示すように、そのヘッド
本体17に印字素子列たる発熱素子列38を備えている。発
熱素子列38は多数の発熱素子39から成り、本実施例にお
いては1列に並べられた48個の発熱素子39を備えてい
る。各発熱素子39はテープ送り方向っと直交する方向に
互いに隣接して配列されており、上記テープ・リボン送
りに合わせて所定のタイミングで発熱素子列38が駆動さ
れることにより、入力部10で入力されたデータに従って
印字テープ20に印字が行われる。尚、このプリンタ部12
により本考案の印字手段が構成される。
第1図に戻って、入力部10にはキーボード40が設けら
れ、キーボード40は仮名やアルファベット等のキャラク
ターキー42をはじめ、ラベル印字キー46,印字方向スイ
ッチ48,印字キー49,テープカットキー50など各種のファ
ンクションキーを備えている。これらのキーの機能につ
いては後述する。
次に第3図に示すブロック図に基づいて制御系を説明
する。
入力部10は、マイクロコンピュータ(以下、マイコン
と略称する)56の入力インタフェース58に接続されてい
る。入力インタフェース58はバスライン60によりCPU62,
ROM64,RAM66,印字用及び表示用のキャラクタジェネレー
タ(以下、CG−ROMと称する)68,69及び出力インタフェ
ース70に接続されている。
ROM64は本テープ印字装置の全体の作動を制御するプ
ログラムを記憶しているプログラムメモリ71,仮名・漢
字変換などに用いられる辞書メモリ72を備えている。
RAM66は入力バッファ73,印字バッファ74,シフトレジ
スタ75をはじめ、必要なカウンタやレジスタを備えてい
る。上記入力バッファ73により本願考案の記憶手段が構
成される。
CG−ROM68は入力されたキャラクタのコードデータに
基づいて印字用のドットパターンを発生するものであ
り、CG−ROM69はディスプレイ14に表示すべき表示用の
ドットパターンを発生するものである。
出力インタフェース70には、ヘッド駆動回路76,モー
タ駆動回路77,ディスプレイ駆動回路78及びモータ駆動
回路79が接続され、各々にサーマルヘッド16,テープ・
リボン送りモータ32,ディスプレイ14及びカッタ駆動モ
ータ36が接続されている。
ヘッド駆動回路76を更に具体化して第4図に模式的に
示す。各発熱素子39は、一方の電極が+12V電源端子80
にそれぞれ接続されると共に、他方の電極が印字用ドラ
イバ82にそれぞれ接続されている。各印字用ドライバ82
の入力端子には、印字用ストローブ入力端子84に入力側
が接続されたインバータ86の出力端子と、ラッチ信号入
力端子88に入力側が接続されたデータラッチ回路90の各
出力端子とがそれぞれ接続されている。更に、データラ
ッチ回路90の各入力端子には、データ入力端子92とクロ
ック入力端子94とに入力が接続されたシフトレジスタ75
の各出力端子がそれぞれ接続されている。
そこで、まずシフトレジスタ75において印字に対応す
るデータがクロック信号に同期して記憶される。その
後、ラッチ信号がデータラッチ回路90に取り込まれる
と、シフトレジスタ75において記録されたデータが対応
するデータラッチ回路90に出力されて記憶される。これ
と同時にそのデータが各印字用ドライバ82に印加され
る。この状態において、印字用ストローブ入力端子84か
ら論理「0」の印字パルス信号がインバータ86の入力端
子に印加されると、インバータ86の出力端子から論理
「1」の信号が出力され、各印字用ドライバ82の入力端
子に印加される。従って、前記データラッチ回路90のデ
ータが論理「1」の場合には、印字用ドライバ82の出力
側は論理「0」となり、それに対応する発熱素子39に電
源端子80から駆動電流が通電される。その際、発熱素子
39の表面温度が印字に適する温度となるように、印字用
ストローブ入力端子84に入力される印字パルス信号のパ
ルス幅が設定されている。
ところで、本実施例のラベル印字装置は、ラベル印字
キー46の操作により、通常の印字テープ作成の他に、書
類等の見出しラベルの作成が可能である。ラベル印字モ
ードにおいて作成された見出しラベルは、第5図に示す
ように、印字テープ20の幅方向に関する中心線Oを境界
としてその両側に、予め入力された文字列が印字され
る。使用者は、作成された見出しラベルの中心線O上を
山折りにして、印字テープ20の接着剤層によって書類あ
るいは書類ホルダー等を挾むように貼付けることにより
見出しラベルとして用いることができる。ここで本実施
例のラベル印字装置においては、サーマルヘッド16は48
ドットで構成されているので、ラベル印字モードにおい
ては、1回の印字動作で上下2段の文字列を同時に印字
できるように、それぞれの文字列の文字サイズは、上下
の文字間のスペースドットを含んで24ドットとなってい
る。
更に、本実施例のラベル印字装置は、見出しラベルを
書類等に貼付ける位置の多様化に備えて、第6図及び第
7図に示すようなフォーマットの見出しラベルも作成可
能となっている。即ち、ラベル印字モードにおいて印字
方向スイッチ48を操作することにより、第6図及び第7
図のような見出しラベルを作成することができる。第6
図の見出しラベルは、書類等に貼付けた際にその書類の
表裏どちらからでも文字列が横書きの正像となるような
ラベルであり、第7図の見出しラベルは、書類等に貼付
けた際に縦書きとなるようなラベルである。尚、第1図
に図示した印字方向スイッチ48のモード「I」「II」
「III」は、作成される見出しラベルの種類を示すもの
であり、それぞれ第5図、第6図及び第7図の見出しラ
ベルに対応している。
また、本ラベル印字装置のサーマルヘッド16は48ドッ
トにて構成されており、ラベル印字モードにおける各文
字列の文字サイズが24ドット構成であるため、1回の印
字動作で2行の文字列が印字可能であり、そのためにCP
U60は印字用CG−ROM68から印字バッファ74を経て得られ
るドットパターンを各ラベル印字モードに対応して展開
させながらシフトレジスタ75に転送するようになってい
る。即ち、印字用CG−ROM68内には、印字用のドットパ
ターンが、48×48ドット及び24×24ドットの2種類記憶
されており、ラベル印字モードにおいては、24×24ドッ
トのパターンが印字バッファ74に一旦格納され、CPU62
によりその印字バッファ74のドットパターンをシフトレ
ジスタ75の上位24ビット及び下位24ビットに並列的に転
送されるのである。
以下、本実施例のラベル印字装置の印字プログラムの
一例を第8図に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
電源の投入により、ステップS1(以下、単にS1で表
す。他のステップについても同様。)でRAM66内の各バ
ッファ・レジスタ等の初期化、その他の初期設定が行わ
れる。キャラクタキー42により入力される印字データ
は、S2,S3,S4により入力バッファ73に格納されると共
に、S5で印字データに対応するキャラクタが表示用CG−
ROM69を介してデイスプレイ14に表示される。
印字キー49が押下されると、S2,S6を経てS7が実行さ
れ、入力されたコードデータに対応して印字用CG−ROM6
8で発生されたドットパターンが印字バッファ74に展開
される。この場合には通常の印字モードであるので、48
×48ドットのパターンが展開されることとなる。続いて
S8に移行し、印字バッファ74に展開されたドットパター
ンが1ドット列ごとシフトレジスタ75に転送され、その
ドット列が印字され、S9により印字すべきデータがすべ
て印字されたかどうかの判断がなされながらS8,S9を繰
返すことにより発熱素子列38の全長にわたる48×48ドッ
トの印字結果が得られる。このように、印字キー49の押
下に伴ってS7〜S9が実行されることにより、本願考案の
通常印字制御手段が構成される。
テープカットキー50が押下されると、S2,S10を経てS1
1が実行され、カッタ駆動モータ36の駆動によりテープ
カッタ35によってテープ20が切断され、所望の長さの印
字テープ20が作成される。
ラベル印字キー46が押下されると、上記のS4,S5によ
り入力されたデータを見出しラベル印字するために、S
2,S12を経てS13が実行される。S13においては、印字方
向スイッチ48でどのモードが選択されているかを検出
し、「I」モード、即ち第5図のような見出しラベルを
作成するモードが選択されていればS14へ、「II」モー
ド、即ち第6図のような見出しラベルを作成するモード
が選択されていればS15へ、「III」モード、即ち第7図
のような見出しラベルを作成するモードが選択されてい
ればS16へそれぞれ移行する。
S14においては、入力データを印字バッファ74に24ド
ットの文字パターンとして展開した後に、印字バッファ
74の先頭ドット列から順にシフトレジスタ75の上位24ビ
ットと下位24ビットとにドットデータを並列的に転送
し、S17へ移行する。
S15においては、S14の場合と同様に入力データを印字
バッファ74に24ドットの文字パターンとして展開した後
に、印字バッファ74の先頭ドット列から順にシフトレジ
スタ75の下位24ビットにドットデータを転送すると共
に、印字バッファ74の最終ドット列から逆にシフトレジ
スタ75の上位24ビットに、ドットデータを上下反転させ
て転送し、S17へ移行する。即ち、印字テープ20の上段
には、下段に印字される文字列に対し上下左右対称の虚
像文字列が印字されるようになるのである。
また、S16においては、入力データを印字バッファ74
に24ドットの文字パターンとして展開した後に、印字バ
ッファ74の先頭ドット行から順にシフトレジスタ75の上
位24ビットと下位24ビットとにドットデータを並列的に
転送することによって、ドットパターンの縦横変換を行
い、S17へ移行する。
S17,S18においては、シフトレジスタに転送されてく
るドットデータについて、入力された文字列すべてが印
字されるまで印字動作を行う。このように、異ラベル印
字キー46の押下に伴ってS13〜S18が実行されることによ
り、本願考案の見出し印字制御手段が構成される。ま
た、印字キー49またはレベル印字キー46の何れかの印字
キーの押下によって、通常の印字或いは見出しラベル印
字の何れかが実行されることから、印字キー49とラベル
印字キー46とが本願考案の選択手段を構成する。
また、必要に応じて仮名・漢字変換等の処理が行われ
るが、その場合にはS2,S19を経てS20の他の処理として
実行されることとなる。
以上の印字プログラムを実行することにより、本実施
例のラベル印字装置は、印字テープ20に所望の文字列を
印字させるほかに、印字テープ20を見出しラベルとして
使用できるようなフォーマットの印字も可能なのであ
る。特に本実施例のラベル印字装置は、見出しラベル印
字の際に、1回のキー操作により印字テープ20の上段と
下段との2領域に入力された文字列を同じ内容で印字で
きるので操作性が良好なのである。更に本実施例のラベ
ル印字装置は、印字テープ20の上段下段の2領域に印字
する際に、サーマルヘッド16を2領域に分割して同時に
印字するので、印字速度も向上し、上段下段の印字結果
にずれが生じることもない。
尚、以上の実施例では、発熱素子列38は48個の発熱素
子39にり構成されていたが、この個数は適宜変更可能で
あり、更に印字素子列は発熱素子列に限らず、ワイヤド
ットによりドット列が構成されるもの等であっても本考
案を適用することができる。
また、本実施例においては、印字テープ20の上段下段
の2領域に印字する際に、サーマルヘッド16を2領域に
分割して同時に印字を行っていたが、1回のキー操作に
より印字テープ20の2領域に同一内容の文字列が印字で
きるのであれば、1段づつ2回に分けて印字する方式の
もの、例えば印字テープ20や、ヘッド16とリボン28を相
対的に上下に移動させて印字可能なものであってもよ
い。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のラベル印字装置は、簡
単な操作で印字テープを作成する通常印字と見出しラベ
ルを作成する見出し印字とを選択することができると共
に、見出し印字の際には、印字手段の1回の印字操作に
よりラベル上の所定の2箇所に同一内容の文字列を印字
することができるので、きわめて容易に見出しラベルを
作成することができ、その見出しラベルを作成するため
のラベル印字作業の操作性を向上させること等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるラベル印字装置を一部
破断して示す平面図、第2図はその印字ヘッドたるサー
マルヘッドの正面図、第3図はラベル印字装置の制御系
を示すブロック図、第4図は第3図のヘッド駆動回路を
示す回路図である。第5図乃至第7図はそれぞれ異なる
印字例を示す説明図、第8図は第3図のプログラムメモ
リに記憶されているプログラムのうち、本考案に関連の
深い部分を取出して示すフローチャートである。 図中、10は入力部、12はプリンタ部、16はサーマルヘッ
ド、20は印字テープ、40はキーボード、42はキャラクタ
ーキー、46はラベル印字キー、48は印字方向スイッチ、
49は印字キー、56はマイクロコンピュータ、66はRAM、7
3は入力バッファ、74は印字バッファである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された文字列をラベル上に印字可能な
    ラベル印字装置において、 前記文字列を記憶する記憶手段と、 前記ラベル上に印字を行う印字手段と、 前記印字手段に前記記憶手段に記憶された文字列を1回
    の印字操作により前記ラベル上の所定の1箇所に印字さ
    せる通常印字制御手段と、 前記印字手段に前記記憶手段に記憶された文字列を1回
    の印字操作により前記ラベル上の所定の2箇所にそれぞ
    れ印字させる見出し印字制御手段と、 前記通常印字制御手段と見出し印字制御手段との何れか
    一方を選択する選択手段と を備えたことを特徴とするラベル印字装置。
JP1988076110U 1988-06-08 1988-06-08 ラベル印字装置 Expired - Lifetime JP2564210Y2 (ja)

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