JP2974095B2 - バーコード印刷装置 - Google Patents

バーコード印刷装置

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JP2974095B2
JP2974095B2 JP17384492A JP17384492A JP2974095B2 JP 2974095 B2 JP2974095 B2 JP 2974095B2 JP 17384492 A JP17384492 A JP 17384492A JP 17384492 A JP17384492 A JP 17384492A JP 2974095 B2 JP2974095 B2 JP 2974095B2
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昭広 澤田
美菜子 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコード印刷装置に関
し、特にバーコード印刷に供する細バーの線幅に対する
太バーの線幅の比率を、規定されている「2.0 」〜「3.
0 」の範囲内で任意に設定できるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、多種多様の物品の物品識別コード
としてバーコードが広く活用されつつあり、各物品の包
装袋やラベル等に印刷されている。このバーコードに
は、コード39、コーダーバー、JAN(Japan Articl
e Number)、EAN(Europe Article Number )など多
数のバーコード規格が存在し、各物品には、最適なバー
コード規格のバーコードが使用されている。ところで、
例えば、コード39においては、1つのキャラクタは5
本の黒バーと4本の白バーつまり9つのバーエレメント
で構成され、更にこれらバーエレメントは、6つの細バ
ーと3つの太バーとで構成されている。ここで、細バー
の線幅に対する太バーの線幅の比率は、一般的に、「2.
0 」〜「3.0 」の範囲内に設定するのが望ましいとさ
れ、更に、バーコードリーダーによる読取り精度を向上
させるには、比率が大きい方が好ましいとされている。
但し、細バーの線幅と比率とに基いてこのバーコードの
長さが決定される。
【0003】ところで、本願出願人は、印字媒体として
のテープに文字や記号を印字できるテープ印字装置を実
用化し、更に、文字や記号とともにバーコードを印字す
る機能を付加したテープ印字装置を実用化した(特願平
─360470号参照)。更に、本願の発明者達は、こ
のバーコード印字可能なテープ印字装置に、180DP
I(1インチ当たりのドット数)の解像度で印字可能な
サーマルヘッドを有する印字機構を備え、細バー及び太
バーをこの解像度で印字し得るように、細バーの線幅を
2又は3ドット列で構成する一方、太バーの線幅を比率
「2.0 」に対応させて4ドット列又は6ドット列で構成
し、また比率「3.0 」に対応させて6ドット列又は9ド
ット列で構成することで、コード39などの規格に基づ
くバーコードをテープに印字することに着想した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、コー
ド39などの規格に基づくバーコード印字可能なテープ
印字装置においては、細バーのドット列数(線幅)と線
幅の比率とを設定して、太バーのドット列数(線幅)を
求め、これら細バーと太バーの組合せでテープにバーコ
ード印字が可能であるが、細バーのドット列数と比率と
の組合せが少ないので、バーコードの長さが数種類に限
定され、このテープを貼着する貼着領域の大きさに略合
致する長さのバーコードを自由に印字できないという問
題がある。
【0005】この場合、貼着領域の大きさに略合致する
長さのバーコードを印字する為に、比率を「2.0 」〜
「3.0 」の範囲内の任意の比率に設定すればよいが、細
バーのドット列数と比率との組合せ如何で太バーのドッ
ト列数に少数点以下の端数が生じる場合もあり、印字機
構の解像度に制約されて印字できないという問題があ
る。その為に、高解像度の印字機構を設けることも考え
られるが、テープ印字装置が高価になるという問題が生
じる。
【0006】本発明の目的は、印字機構の解像度に制約
されず、細バーに対する太バーの線幅の比率を所定範囲
内で任意に設定でき、しかもその比率となるバーコード
のドットパターンデータを作成し得るようなバーコード
印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るバーコー
ド印刷装置は、図1の機能ブロック図に示すように、文
字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、こ
の入力手段から入力されるバーコードのデータを記憶す
るデータ記憶手段と、複数のドット状の印字素子からな
る印字ヘッドを有する印刷手段を備え、細バーと太バー
の2種類の白黒のバーエレメントの組合せでバーコード
を印刷可能なバーコード印刷装置であって、細バーの線
幅に対する太バーの線幅の比率を、2.0 〜3.0 の範囲で
任意に設定可能な比率設定手段と、データ記憶手段に記
憶されたデータを受け、予め設定されたバーコードの高
さサイズ及び細バーを形成するドット列の所定ドット列
数とに基いて、比率設定手段により設定された線幅の比
率となるバーコードの印字用ドットパターンデータを作
成するパターンデータ作成手段とを備えたものである。
【0008】請求項2に係るバーコード印刷装置は、請
求項1のバーコード印刷装置において、前記パターンデ
ータ作成手段は、所定ドット列数に線幅の比率を乗算し
た値についてその少数点以下の値を切上げ又は切下げた
整数値を、太バーを形成するドット列のドット列数とし
て設定するように構成したものである。
【0009】請求項3に係るバーコード印刷装置は、請
求項1のバーコード印刷装置において、前記パターンデ
ータ作成手段は、所定ドット列数に線幅の比率を乗算し
た値についてその少数点以下の値を四捨五入した整数値
を、太バーを形成するドット列のドット列数として設定
するように構成したものである。
【0010】
【作用】請求項1に係るバーコード印刷装置において
は、入力手段から入力されるバーコードのデータはデー
タ記憶手段に記憶され、細バーの線幅に対する太バーの
線幅の比率は、比率設定手段で2.0 〜3.0 の範囲で任意
に設定される。従って、パターンデータ作成手段は、デ
ータ記憶手段に記憶されたデータを受け、予め設定され
たバーコードの高さサイズ及び細バーを形成するドット
列の所定ドット列数とに基いて、比率設定手段により設
定された線幅の比率となるバーコードの印字用ドットパ
ターンデータを作成する。その結果、印刷手段は、この
印字用ドットパターンデータに基いて、細バーと太バー
の2種類の白黒バーの組合せでバーコードを印刷する。
【0011】このように、線幅の比率を任意に設定でき
るようにし、しかもこの線幅の比率とバーコードの高さ
サイズ及び細バーの所定ドット列数とに基いて、バーコ
ードの印字用ドットパターンデータが作成され印刷され
るので、比率の設定如何でバーコードの長さを自由に変
更することができる。
【0012】請求項2に係るバーコード印刷装置におい
ては、請求項1と同様に作用する上、前記パターンデー
タ作成手段は、細バーの為の所定ドット列数に線幅の比
率を乗算した値について、その少数点以下の値を切上げ
又は切下げた整数値を、太バーを形成するドット列のド
ット列数として設定するので、ドット状の印字素子から
なる印字ヘッドの解像度に制約されることなく、バーコ
ードを印刷できる。尚、解像度が例えば、180DPI以上で
あれば、少数点以下の値を切上げ又は切下げても、バー
コードリーダーによる読取りに支障はない。
【0013】請求項3に係るバーコード印刷装置におい
ては、請求項1と同様に作用する上、前記パターンデー
タ作成手段は、細バーの為の所定ドット列数に線幅の比
率を乗算した値について、その少数点以下の値を四捨五
入した整数値を、太バーのドット列数として設定するの
で、請求項2と同様に作用する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、アルファベット文字や記号など
の多数のキャラクタを印字用テープに印字可能な英語専
用のテープ印字装置に本発明を適用した場合のものであ
る。図2に示すように、テープ印字装置1の本体フレー
ム2の前部にはキーボード3が配設され、キーボード3
の後方で本体フレーム2内には印字機構PMが配設さ
れ、またキーボード3の後方には文字や記号を表示可能
な液晶ディスプレイ22が設けられている。
【0015】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力する為の文字キー、スペースキー、リター
ンキー、カーソルを右方或いは左方へ移動させるカーソ
ル移動キー、文書データを作成する文書作成キー、バー
コードのデータを入力する為のバーコードキー、印字フ
ォーマットを設定する為のフォーマット設定キー、印字
文字のサイズを設定するサイズ設定キー、印字文字の書
体を設定する書体設定キー、各種の入力・編集処理を終
了する終了キー、各種の編集処理を取消す取消キー、印
字を指令する印字キー、電源をON・OFFする為の電
源キーなどが設けられている。
【0016】次に、図3に基いて印字機構PMについて
簡単に説明すると、印字機構PMに着脱自在に矩形状の
テープ収納カセットCSが装着されており、このテープ
収納カセットCSには、透明なフィルムからなる幅約2
4mmの印字用テープ5が巻装されたテープスプール6
と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8
と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、
印字用テープ5と同一幅を有する両面テープ10が剥離
紙を外側にして巻装された供給スプール11と、これら
印字用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ロ
ーラ12とが回転自在に設けられている。印字用テープ
5とインクリボン7とが重なる位置には、サーマルヘッ
ド13が立設され、これら印字用テープ5とインクリボ
ン7とをサーマルヘッド13に押圧するプラテンローラ
14と、印字用テープ5と両面テープ10とを接合ロー
ラ12に押圧する送りローラ15とは支持体16に回転
可能に枢支されている。このサーマルヘッド13には、
128個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列
設されている。
【0017】従って、テープ送りモータ24(図4参
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻
取りスプール9とが所定回転方向に夫々同期して駆動さ
れながら発熱素子群に通電されたとき、印字用テープ5
上には複数のドット列により文字が印字され、しかも印
字用テープ5は両面テープ10を接合した状態でテープ
送り方向Aにテープ送りされる。尚、印字機構PMの詳
細については、特開平2─106555号公報を参照。
【0018】次に、テープ印字装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。キーボード
3と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示データを
出力する為の表示用RAMを有するディスプレイコント
ローラ(LCDC)23と、サーマルヘッド13を駆動
する為の駆動回路25と、テープ送りモータ24を駆動
する為の駆動回路26と、警告用ブザー20の為の駆動
回路21とは制御装置Cの入出力インターフェース27
に夫々接続されている。制御装置Cは、CPU29と、
このCPU29にデータバスなどのバス28を介して接
続された入出力インターフェース27、CGROM3
0、ROM31・32及びRAM40とから構成されて
いる。
【0019】CGROM(パターンデータメモリ)30
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示の為のド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。ROM(アウトラインデータメモリ)31に
は、キャラクタを印字する為に多数のキャラクタの各々
に関して、キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ
(アウトラインデータ)が書体(ゴシック系書体、明朝
系書体など)毎に分類されコードデータに対応させて格
納されている。
【0020】ROM32には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、テキストメモリ41の各コー
ドデータに対応するアウトラインデータからドットパタ
ーンデータに変換処理して印字バッファ48に展開する
イメージ展開処理制御プログラム、印字バッファ48の
データを順次読出してサーマルヘッド13やテープ送り
モータ24を駆動する印字駆動制御プログラム、本願特
有の後述のテープ印字制御の制御プログラムなどが格納
されている。尚、前記テープ印字制御には、テキストメ
モリ41に格納された複数桁の数字や記号からなるデー
タキャラクタのデータを、JAN(Japan Article Numb
er)、EAN(Europe Article Number )、コード39
などから択一的に設定されたバーコード規格に基いて、
バーコードのデータに変換するバーコードデータ変換処
理制御のサブルーチンが格納されている。
【0021】前記ROM32には、図5に示すように、
バーコードのデータキャラクタとして用いられる数字や
文字や記号の文字コードとその文字をバーコードに展開
するために9つのバーエレメントに対応する9つの数字
からなるエレメントデータとを対応させたバーエレメン
トテーブルTBが格納されている。ここで、数字「1」
のバーエレメントは太バーを示し、数字「0」のバーエ
レメントは細バーを示す。また、これら9つのバーエレ
メントは、先頭バーエレメントから順に「黒バー
(B)、白バー(S)、黒バー(B)、白バー(S)、
・・・・黒バー(B)」と定義されている。
【0022】RAM40のテキストメモリ41には、キ
ーボード3から入力された文書データやバーコードのデ
ータキャラクタが格納される。印字フォーマットメモリ
42には、設定された文字サイズのデータや書体のデー
タなど複数の印字フォーマット情報が格納される。バー
コードバッファ43には、バーコードを印字する為に所
定桁の数字や記号からなるデータキャラクタのデータが
格納される。比率データメモリ44には、設定された比
率のデータが格納される。比率データ群メモリ45に
は、複数のデータキャラクタに関するエレメント数字の
各々について比率データが格納される。基本ドット列数
メモリ46には、設定された基本ドット列数のデータが
格納される。ドット列数メモリ47には、複数のデータ
キャラクタに関してイメージ展開する為の印字用ドット
列数が各エレメント毎に格納される。印字バッファ48
には、イメージ展開された文字や記号の印字用ドットパ
ターンデータやバーコードの為のドットパターンデータ
が格納される。印字ポインタ(この内容をPPとする)
49には、印字するコードデータを読出す為にテキスト
メモリ41の1つのアドレスが格納される。
【0023】次に、テープ印字装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印字制御のルーチンについて、図6の概
略フローチャートに基いて説明する。尚、図中符号Si
(i=10、11、12・・・・)は各ステップであ
る。電源キー操作により電源が投入されるとこの制御が
開始され、先ず文書データを作成する為に文書作成キー
が操作されたときには、入力された文字や記号のコード
データからなる文書データをテキストメモリ41に格納
する文書データ入力処理が実行されるとともに、バーコ
ードキーが操作されたときには、後述のバーコードデー
タ入力処理制御が実行される(S10)。
【0024】次に、印字フォーマットキーが操作されて
種々のフォーマット設定が可能になるので、サイズキー
操作で文字サイズを設定するサイズ設定処理、書体キー
で書体を設定する書体設定処理などの印字フォーマット
を設定する処理が実行される(S60)。次に、印字キ
ーの操作により、文書データを印字する為の印字用ドッ
トパターンデータやバーコードの為のドットパターンデ
ータを作成して印字バッファ48に展開するとともに、
このパターンデータを印字機構PMに出力して印字処理
が実行され(S70)、この制御を終了してS10に戻
る。
【0025】次に、バーコードキーの操作により実行さ
れるバーコードデータ入力処理制御のルーチンについ
て、図7のフローチャートに基いて説明する。この制御
が開始されるとバーコード入力モードが設定され、先ず
バーコード入力画面が表示され(S15)、バーコード
バッファ43にバーコードの開始コードが格納される
(S16)。尚、バーコード規格としてコード39が設
定されているときには、S16においてスタートコード
「*」が追加して格納される。例えば、図16に示すよ
うに、クリアされたディスプレイ22の先頭表示位置に
左三角形の開始マークMSが表示され、コード39が設
定されているときには、図12に示すようにバーコード
バッファ43には、開始コードとスタートコード「*」
とが格納される。
【0026】ここで、コード39のバーコード規格を予
め設定したのに伴って、細バーと太バーとの比率を設定
する為に比率設定キーを操作したときには(S17:Y
es、S18:No、S22:Yes)、パラメータ設
定処理(図8参照)が実行される(S23)。このパラ
メータ設定処理制御が開始されると、先ずパラメータ設
定画面がディスプレイ22に表示される(S41)。例
えば、図15に示すように、細バーの線幅に対する太バ
ーの線幅の比率を設定する比率項目「RATE」に対して最
初の比率の値「1:2.0 」が表示されるとともに、細バ
ーの基本ドット列数項目「BASE DOTS 」に対して最初の
ドット列数「2DOTS」が表示される。更に、比率の値
「1:2.0 」にブロックカーソルBKが表示される。
【0027】そして、カーソル左移動キー又はカーソル
右移動キーが操作されたときには(S42・S43:Y
es)、カーソル移動キーに対応する移動先の設定項目
にブロックカーソルBKが表示され(S44)、S42
に戻る。また、カーソル上移動キーが操作されたときに
は(S42:Yes、S43:No、S45:Ye
s)、ブロックカーソルBKが表示されている設定項目
について、次の設定内容が表示され(S46)、S42
に戻る。更に、カーソル下移動キーが操作されたときに
は(S42:Yes、S43・S45:No、S47:
Yes)、ブロックカーソルBKが表示されている設定
項目について、前の設定内容が表示され(S46)、S
42に戻る。
【0028】例えば、図15に示すように、比率の設定
項目にブロックカーソルBKが表示されているときに、
カーソル上移動キーが操作される毎に、「1:2.0 」→
「1:2.5 」→「1:3.0 」→「1:2.0 」・・・の順
にサイクリックに比率の値が順次表示され、カーソル下
移動キーが操作される毎に、比率の値がこの表示順序と
逆の順序でサイクリックに表示される。一方、基本ドッ
ト列数の設定項目にブロックカーソルBKが表示されて
いるときに、カーソル上移動キーが操作される毎に、
「2DOTS」→「3DOTS」→「4DOTS」→「2DOTS」・・
・の順にサイクリックに基本ドット列数が表示され、カ
ーソル下移動キーが操作される毎に、基本ドット列数が
この表示順序と逆の順序でサイクリックに表示される。
【0029】次に、所望の設定値を登録する為に終了キ
ーが操作されたときには(S42:Yes、S43・S
45・S47:No、S49:Yes)、比率データが
比率データメモリ44に記憶され且つ基本ドット列数デ
ータが基本ドット列数メモリ46に記憶され(S5
0)、この制御を終了するのに伴って、バーコードデー
タ入力画面をディスプレイ22に表示して、バーコード
入力処理制御にリターンする。
【0030】次に、数字キーを含む文字キーが操作され
たときに(S17・S18:Yes)、JANのバーコ
ード規格のようにバーコードバッファ43に格納されて
いる数字桁数が所定桁よりも少なく、入力可能なときに
は(S19:Yes)、その文字コードがバーコードバ
ッファ43に格納され(S20)、その文字コードに対
応する文字がディスプレイ22に表示され(S21)、
S17に戻る。例えば、コード39のバーコード規格が
設定されているときに、数字「12」が入力されたとき
には、図17に示すようにディスプレイ22に表示され
る。
【0031】次に、データキャラクタの入力を終了する
為に終了キーが操作されてバーコードモードが解除され
たときに(S17:Yes、S18・S22:No、S
24:Yes)、JANのバーコード規格のように所定
桁の数字コードがバーコードバッファ43に格納されて
いるときには(S25:Yes)、バーコードの終了コ
ードがバーコードバッファ43に追加格納され(S2
6)、バーコードバッファ43内の全てのコード列がテ
キストメモリ41に格納され(S27)、バーコードバ
ッファ43がクリアされ(S28)、この制御を終了し
てテープ印字制御にリターンする。尚、バーコード規格
としてコード39が設定されているときには、S26に
おいてストップコード「*」が追加して格納される。例
えば、図12に示すように、コード39の規格に基いて
入力されたバーコードの為のデータキャラクタを含むバ
ーコードバッファ43内の全てのコード列は、図11に
示すように、テキストメモリ41に追加格納される。
【0032】ところで、取消しキーが操作されたときに
は(S17:Yes、S18・S22・S24:No、
S29:Yes)、バーコードバッファ43がクリアさ
れ(S28)、この制御を終了してテープ印字制御にリ
ターンする。尚、バーコードバッファ43内に所定桁の
数字が格納されているときに数字キーを操作したとき
(S17・S18:Yes、S19:No)、又は終了
キーが操作されたときに、バーコードバッファ43に所
定桁の文字コードが格納されていないときには(S2
5:No)、警告する為にブザー20が鳴動され(S3
1)、S17に戻る。また、文字キー、比率設定キー、
終了キー及び取消キー以外のキーが操作されたときには
(S17:Yes、S18・S22・S24・S29:
No)、操作されたキーに対応する処理が実行され(S
30)、S17に戻る。
【0033】次に、印字キーの操作で実行される印字処
理制御のルーチンについて、図9のフローチャートに基
いて説明する。この制御が開始されたときに、テキスト
メモリ41内に文書データが存在するときには(S7
1:Yes)、先ず印字ポインタ値PPにテキストメモ
リ41の先頭アドレスがセットされ(S72)、この印
字ポインタ値PPで指示するコードデータが文字コード
のときには(S73、S74:Yes)、設定されたサ
イズのデータに基いて拡大率が求められ、この拡大率を
用いてアウトラインデータを拡大・縮小処理するととも
に、このアウトラインデータから印字用のドットパター
ンデータが作成されて印字バッファ48に格納され(S
75)、この印字バッファ48のドットパターンデータ
が印字機構PMに出力されて印字処理される(S7
6)。尚、拡大率を用いてアウトラインデータからドッ
トデータに変換するドットデータ変換処理制御の詳細に
ついては、例えば、特開昭49─129447号公報を
参照。
【0034】次に、印字ポインタ値PPが1つインクリ
メントされ(S77)、テキストメモリ41にコードデ
ータが存在するときには(S78:Yes)、S73以
降が繰り返される。一方、読込んだコードデータがバー
コードの開始コードのときには(S73、S74:N
o、S79:Yes)、ドット列数演算処理制御(図1
0参照)が実行される(S80)。
【0035】この制御が開始されると、先ず比率データ
メモリ44から比率データが読込まれ(S90)、印字
ポインタPPでテキストメモリ41内の最初のデータキ
ャラクタが指示され(S91)、この印字ポインタPP
で指示するデータキャラクタが読込まれる(S92)。
次に、このデータキャラクタについて、エレメントデー
タに基いて「9つ」の比率データが作成される(S9
3)。即ち、例えば、図5・図11・図13に示すよう
に、スタートコード「*」のエレメントデータ「010
010100」の9つのバーエレメントの各々につい
て、識別フラグと比率データとを対応させた比率データ
群が作成され、比率データ群メモリ45に記憶される。
尚、識別フラグデータ「1」は黒バーを示し、識別フラ
グデータ「0」は白バーを示す。また、比率データ「1
0」は細バーを示し、比率データ「25」は太バーであ
り、設定された比率の値「1:2.5 」を示す。
【0036】次に、テキストメモリ41内にまだデータ
キャラクタが存在するときには(S94:No)、印字
ポインタPPが1つインクリメントされ(S95)、S
92に戻る。そして、全てのデータキャラクタについて
比率データ群が作成されると(S94:Yes)、S9
6に移行する。例えば、図11に示すテキストメモリ4
1内に格納された4つのデータキャラクタについて、夫
々比率データ群が作成される。
【0037】次に、基本ドット列数メモリ46から基本
ドット列数データが読込まれ(S96)、データポイン
タDPに比率データ群メモリ45の先頭アドレスがセッ
トされ(S97)、このデータポインタDPで指示する
バーエレメントの印字の為のドット列数が、演算式{ド
ット列数=(基本ドット列数×比率)÷10}に基いて
演算される(S98)。そして、求められたドット列数
の小数点以下の端数を四捨五入する補正処理が実行され
(S99)、この補正処理された整数のドット列数がド
ット列数メモリ47に記憶される(S100)。そし
て、データポインタDPがデータキャラクタに関する最
後のバーエレメント以外のバーエレメントを指示してい
るときには(S101:No)、データポインタDPが
1つインクリメントされ(S102)、S98へ戻る。
【0038】即ち、基本ドット列数が「3ドット」に設
定され且つ比率が「25」に設定されているときには、
例えば、図13に示すように、データポインタDPで指
示する最初のスタートコード「*」の第1バーエレメン
トについて、演算式により「3ドット」が求められ、図
14に示すようにこの3ドットがドット列数メモリ47
に記憶される。また、次の第2バーエレメントについ
て、演算式により「7.5ドット」が求められ、更に四捨
五入により「8ドット」に補正され、この8ドットが記
憶される。尚、サーマルヘッド13の解像度は180D
PIであり、少数点以下の値を四捨五入しても、誤差範
囲内であり、バーコードリーダーによる読み取りに支障
はない。
【0039】そして、以下同様に全てのバーエレトント
についてドット列数が求められたときに(S101:Y
es)、次のデータキャラクタに関する比率データ群が
存在するときには(S103:No)、図14に示すよ
うに基本ドット列数がキャラクタ間ギャップとして記憶
され(S104)、データポインタDPが1つインクリ
メントされ(S105)、S98へ戻る。そして、最終
のデータキャラクタに関する全てのバーエレトントにつ
いてドット列数が求められたときには(S103:Ye
s)、この制御を終了して印字処理制御のS81に移行
する。
【0040】次に、前記S80で求められた多数のドッ
ト列数の各々について、識別フラグのデータに基いて、
印字バッファ48にバーエレメント毎に順次バーコード
の印字ドットパターンデータを作成するイメージ展開処
理が実行され(S81)、ドットパターンデータを印字
機構PMに出力して印字処理される(S82)。例え
ば、図14に示すエレメント毎のドット列数データと識
別フラグデータとに基いて、図18に示すように、先頭
の細黒バーから順次ドットパターンデータが印字バッフ
ァ48に作成される。そして、図19に示すように、コ
ード39の規格で入力したバーコードが、設定された基
本ドット列数「3ドット」と線幅の比率「1:2.5 」と
に基いて印字用テープ5に印字される。
【0041】また、基本ドット列数を「3ドット」で且
つ比率を「1:2.0 」に設定したときのバーコードを図
20に示し、更に基本ドット列数を「3ドット」で且つ
比率を「1:3.0 」に設定したときのバーコードを図2
1に示す。更に、比率を「1:3.0 」に設定する一方、
基本ドット列数を「2ドット」に設定して印字したバー
コードを図22に示し、基本ドット列数を「3ドット」
に設定して印字したバーコードを図23に示し、基本ド
ット列数を「4ドット」に設定して印字したバーコード
を図24に示す。
【0042】以上説明したように、細バーの線幅に対す
る太バーの線幅の比率を、「2.0 」、「2.5 」、「3.0
」の3種類に設定できるようにし、しかもこの比率と
バーコードの高さサイズ及び細バーの所定ドット列数と
に基いて、バーコードの印字用ドットパターンデータが
作成され印字用テープ5に印字されるので、細バーの基
本ドット列数と比率との設定如何で印字用テープ5の長
さを変更することができる。更に、演算で求めた太バー
のドット列数を、その少数点以下の値を四捨五入した整
数値に設定するので、ドット状の印字素子からなるサー
マルヘッド13の解像度に制約されることなく、バーコ
ードを印字できる。
【0043】尚、演算で求めた太バーのドット列数を、
その少数点以下の値を切上げ又は切下げた整数値に設定
してもよい。尚、前記線幅の比率を「2.0 」〜「3.0 」
の範囲内で任意の比率に設定することが可能であり、ま
た基本ドット列数についても複数の任意のドット列数に
設定することが可能である。尚、ドットパターンを用い
て文書を印字する印字機構を備えた種々のバーコード印
刷装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】請求項1に係るバーコード印刷装置によ
れば、比率設定手段と、パターンデータ作成手段とを設
け、線幅の比率を任意に設定できるようにし、しかもこ
の比率とバーコードの高さサイズ及び細バーの所定ドッ
ト列数とに基いて、バーコードの印字用ドットパターン
データが作成され印刷されるので、比率の設定如何でバ
ーコードの長さを自由に変更することができる。
【0045】請求項2に係るバーコード印刷装置によれ
ば、請求項1と同様の効果が得られる上、太バーを形成
するドット列のドット列数を、その少数点以下の値を切
上げ又は切下げた整数値に設定するので、ドット状の印
字素子からなる印字ヘッドの解像度に制約されることな
く、バーコードを印刷できる。
【0046】請求項3に係るバーコード印刷装置によれ
ば、請求項1と同様の効果が得られる上、太バーを形成
するドット列のドット列数を、その少数点以下の値を四
捨五入した整数値に設定するので、ドット状の印字素子
からなる印字ヘッドの解像度に制約されることなく、バ
ーコードを印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印字装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】テープ印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】バーエレメントテーブルのデータを示す図表で
ある。
【図6】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図7】バーコードデータ入力処理制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図8】パラメータ設定処理制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図9】印字処理制御のルーチンの概略フローチャート
である。
【図10】ドット列演算処理制御の概略フローチャート
である。
【図11】テキストメモリ内のデータ構造を説明する説
明図である。
【図12】バーコードバッファ内のデータ構造を説明す
る説明図である。
【図13】比率データ群メモリ内のデータ構造を説明す
る説明図である。
【図14】ドット列数メモリ内のデータ構造を説明する
説明図である。
【図15】パラメータ設定画面の表示例の図である。
【図16】バーコードのデータ入力画面の表示例の図で
ある。
【図17】データキャラクタに対応する数字を入力した
表示例の図である。
【図18】印字バッファ内のデータ構造を説明する説明
図である。
【図19】基本ドット列数「3」、線幅の比率「1:2.
5 」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【図20】基本ドット列数「3」、線幅の比率「1:2.
0 」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【図21】基本ドット列数「3」、線幅の比率「1:3.
0 」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【図22】線幅の比率「1:3.0 」、基本ドット列数
「2」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【図23】線幅の比率「1:3.0 」、基本ドット列数
「3」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【図24】線幅の比率「1:3.0 」、基本ドット列数
「4」で印字したバーコードの印字例を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 キーボード 13 サーマルヘッド 24 テープ送りモータ 29 CPU 31 ROM 32 ROM 40 RAM 41 テキストメモリ C 制御装置 CS テープ収納カセット PM 印字機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 1/12 B41J 3/01 B41J 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号及び種々の指令を入力する為
    の入力手段と、この入力手段から入力されるバーコード
    のデータを記憶するデータ記憶手段と、複数のドット状
    の印字素子からなる印字ヘッドを有する印刷手段を備
    え、細バーと太バーの2種類の白黒のバーエレメントの
    組合せでバーコードを印刷可能なバーコード印刷装置で
    あって、 前記細バーの線幅に対する太バーの線幅の比率を、2.0
    〜3.0 の範囲で任意に設定可能な比率設定手段と、 前記データ記憶手段に記憶されたデータを受け、予め設
    定されたバーコードの高さサイズ及び細バーを形成する
    ドット列の所定ドット列数とに基いて、前記比率設定手
    段により設定された線幅の比率となるバーコードの印字
    用ドットパターンデータを作成するパターンデータ作成
    手段と、 を備えたことを特徴とするバーコード印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記パターンデータ作成手段は、前記所
    定ドット列数に前記線幅の比率を乗算した値についてそ
    の少数点以下の値を切上げ又は切下げた整数値を、前記
    太バーを形成するドット列のドット列数として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバーコード印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パターンデータ作成手段は、前記所
    定ドット列数に前記線幅の比率を乗算した値についてそ
    の少数点以下の値を四捨五入した整数値を、前記太バー
    を形成するドット列のドット列数として設定することを
    特徴とする請求項1に記載のバーコード印刷装置。
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