JPH05177901A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH05177901A
JPH05177901A JP1850092A JP1850092A JPH05177901A JP H05177901 A JPH05177901 A JP H05177901A JP 1850092 A JP1850092 A JP 1850092A JP 1850092 A JP1850092 A JP 1850092A JP H05177901 A JPH05177901 A JP H05177901A
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JP1850092A
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English (en)
Inventor
Chitoshi Ito
千年 伊藤
Satomi Nakama
里美 中間
Minako Ishida
美菜子 石田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字印字に際して文書全体に対してグローバ
ルな印字フォーマットで印字でき且つ文書の任意の部分
に対してローカルな印字フォーマットで印字できる印字
装置を提供すること。 【構成】 GFMの設定及び文書の入力終了後に、文書
の一部だけ印字体裁を変更したとき、カーソル移動キー
を操作して変更範囲の先頭文字にカーソルを移動させL
FM設定キーを操作する(S18:Yes)。次にカー
ソル右移動キー及びリターンキーを操作して変更範囲を
設定する(S50)。LFM設定画面が表示され(S5
1)、この画面に基づいて所望の設定項目の設定変更が
実行される(S52)。次にラインバッファ内の前記先
頭位置に開始コードとLFMデータが追加格納され、範
囲の末尾に終了コードが追加され(S53、S54)、
このデータに基づいて文書がディスプレイに表示される
(S55)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字装置に関し、特に文
書の全体に対してグローバルな印字フォーマットを設定
できる上、文書の一部に対してローカルな印字フォーマ
ットを設定できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ディスプレイやドット印
字方式の印字機構を備えたワードプロセッサなどにおい
ては、その制御装置内に複数の文書のデータを格納する
テキストメモリを設け、この文書データを種々の印字フ
ォーマットで印字可能になっている。ところで、通常、
1つの文書に対して基本的に1つの印字フォーマットを
設定するように構成されているので、この印字フォーマ
ットは、1つの文書データに対応づけて設けられたその
文書専用の書式メモリに設定するように構成され、この
印字フォーマットとしては、文書データの全体に対する
書式つまり印字文字サイズ、書体、1頁の行数、1行の
文字数等、複数項目が含まれている。従って、文書を印
字する場合には、文書データを入力する一方、この文書
の印字フォーマットをその書式画面に基いて設定するよ
うにしている。
【0003】このように、従来のワードプロセッサなど
においては、印字フォーマットは、1つの文書に対して
1種類だけ設定可能なので、例えば、同様の文書を異な
る印字フォーマットで印字するような場合には、その文
書の書式画面をディスプレイに表示し且つ所望の印字フ
ォーマットを設定するという操作をフォーマットの種類
毎に繰り返すことになり、印字フォーマットの設定作業
が非常に煩雑になるという問題がある。そこで、本願発
明者達は、文書のデータと印字フォーマットのデータと
を別々のメモリに記憶するようにし、各文書データを印
字する為のフォーマットを、予め設定した種々の印字フ
ォーマットから任意に選択するようにして、文書印字に
用いる印字フォーマットの設定を容易にし得る印字装置
を開発中である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、本願
発明者達が開発中の印字装置においては、文書印字の為
の印字フォーマットを何種類か予め設定して準備してお
くだけで、文書の全体に関係する印字フォーマットの設
定を容易にすることができるが、文書の任意の部分に対
して、前述した印字フォーマット設定と異なるフォーマ
ットで印字することができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、文書印字の際に、文書の
全体に対してグローバルな印字フォーマットで印字でき
且つ文書の任意の部分に対してローカルな印字フォーマ
ットで印字できるような印字装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印字装置
は、図1の機能ブロック図に示すように、ドットパター
ンにて印字する印字ヘッドを含む印字手段を備え、種々
の印字フォーマットで印字可能な印字装置において、文
字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、入
力手段から入力された複数の文字や記号からなる文書の
データを記憶するテキストメモリと、テキストメモリに
記憶された文書の全体に対して、印字フォーマットを設
定する為の第1印字フォーマット設定手段と、テキスト
メモリに記憶された文書の任意の部分に対して、第1印
字フォーマット設定手段による印字フォーマット設定に
代わるローカルな印字フォーマットを設定する為の第2
印字フォーマット設定手段と、テキストメモリに記憶さ
れた文書を印字する際に、第1及び第2印字フォーマッ
ト設定手段で設定された印字フォーマットで印字するよ
うに印字手段を制御する印字制御手段とを備えたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明に係る印字装置においては、入力手段か
ら入力された複数の文字や記号からなる文書のデータは
テキストメモリに記憶される。また、テキストメモリに
記憶された文書の全体に対する印字フォーマットは、第
1印字フォーマット設定手段により設定され、更にこの
第1印字フォーマット設定手段による印字フォーマット
設定に代えて、テキストメモリに記憶された文書の任意
の部分に対するローカルな印字フォーマットは、第2印
字フォーマット設定手段により設定される。そして、テ
キストメモリに記憶された文書の印字に際して、第1及
び第2印字フォーマット設定手段で設定された印字フォ
ーマットで印字するように印字制御手段により印字手段
が制御されるので、文書データは印字手段の印字ヘッド
によりドットパターンデータにて種々の印字フォーマッ
トで印字される。
【0008】このように、文書の全体に対する印字フォ
ーマットを設定できるのに加えて、文書の任意の部分に
対するローカルな印字フォーマットも設定できるように
したので、文書の全体を設定された印字フォーマットで
印字でき且つ文書の任意の部分を設定されたローカルな
印字フォーマットで印字できる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る印字装置によれば、〔作
用〕の項で説明したように、入力手段と、テキストメモ
リと、第1及び第2印字フォーマット設定手段と、印字
制御手段とを設け、文書の全体に対する印字フォーマッ
トを設定できるのに加えて、文書の任意の部分に対する
ローカルな印字フォーマットも設定できるようにしたの
で、文書の全体に対して印字フォーマットで印字でき且
つ文書の任意の部分に対してローカルな印字フォーマッ
トで印字できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、アルファベット文字や記号など
の多数のキャラクタを印字用テープに印字可能な英語専
用のテープ印字装置に本発明を適用した場合のものであ
る。図2に示すように、テープ印字装置1の本体フレー
ム2の前部にはキーボード3が配設され、キーボード3
の後方で本体フレーム2内には印字機構PMが配設さ
れ、またキーボード3の後方には文字や記号を表示可能
な液晶ディスプレイ22が設けられている。
【0011】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力する為の文字キー、スペースキー、リター
ンキー、カーソルを右方或いは左方へ移動させるカーソ
ル移動キー、文書データを作成する文書作成キー、GF
M(グローバルフォーマット)の設定制御を開始するG
FMキー、GFMを設定する設定キー、入力した文書の
データの記憶或いは読出し制御を開始するストアキー、
文書データや設定したGFMのデータを記憶する登録キ
ー及びこれらのデータを読出す読出しキー、LFM(ロ
ーカルフォーマット)を設定するLFM設定キー、文書
データを削除する削除キー、入力データを無効にする取
消キー、印字を指令する印字キー、電源をON・OFF
する為の電源キーなどが設けられている。
【0012】ここで、グローバルフォーマット(GF
M)とは、文書のデータを印字する際に用いる印字用の
フォーマット(書式)であり、特に文書の全体に対して
適用するので、この名称を用いる。ローカルフォーマッ
ト(LFM)とは、文書データの一部に部分的に適用す
る印字用のフォーマットであり、特に文書中に格納する
フォーマットなので、グローバルフォーマットに対して
この名称を用いる。
【0013】次に、図3に基いて印字機構PMについて
簡単に説明すると、印字機構PMに着脱自在に矩形状の
テープ収納カセットCSが装着されており、このテープ
収納カセットCSには、透明なフィルムからなる幅約2
4mmの印字用テープ5が巻装されたテープスプール6
と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8
と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、
印字用テープ5と同一幅を有する両面テープ10が剥離
紙を外側にして巻装された供給スプール11と、これら
印字用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ロ
ーラ12とが回転自在に設けられている。印字用テープ
5とインクリボン7とが重なる位置には、サーマルヘッ
ド13が立設され、これら印字用テープ5とインクリボ
ン7とをサーマルヘッド13に押圧するプラテンローラ
14と、印字用テープ5と両面テープ10とを接合ロー
ラ12に押圧する送りローラ15とは支持体16に回転
可能に枢支されている。このサーマルヘッド13には、
128個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列
設されている。
【0014】従って、テープ送りモータ24(図4参
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻
取りスプール9とが所定回転方向に夫々同期して駆動さ
れながら発熱素子群に通電されたとき、印字用テープ5
上には複数のドット列により文字が印字され、しかも印
字用テープ5は両面テープ10を接合した状態でテープ
送り方向Aにテープ送りされる。尚、印字機構PMの詳
細については、特開平2─106555号公報を参照。
【0015】次に、テープ印字装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。キーボード
3と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示データを
出力する為の表示用RAMを有するディスプレイコント
ローラ(LCDC)23と、サーマルヘッド13を駆動
する為の駆動回路25と、テープ送りモータ24を駆動
する為の駆動回路26と、警告用ブザー20の為の駆動
回路21とは制御装置Cの入出力インターフェース27
に夫々接続されている。制御装置Cは、CPU29と、
このCPU29にデータバスなどのバス28を介して接
続された入出力インターフェース27、CGROM3
0、ROM31・32及びRAM40とから構成されて
いる。
【0016】CGROM(パターンデータメモリ)30
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示の為のド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。ROM(アウトラインデータメモリ)31に
は、キャラクタを印字する為に多数のキャラクタの各々
に関して、キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ
(アウトラインデータ)が書体(ゴシック系書体、明朝
系書体など)毎に分類されコードデータに対応させて格
納されている。
【0017】ROM32には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、テキストメモリ42の各コー
ドデータに対応するアウトラインデータからドットデー
タに変換処理して印字バッファ46に展開するイメージ
展開処理制御プログラム、印字バッファ46のデータを
順次読出してサーマルヘッド13やテープ送りモータ2
4を駆動する印字駆動制御プログラム、本願特有の後述
のテープ印字制御の制御プログラムなどが格納されてい
る。尚、前記イメージ展開処理制御プログラムには、キ
ャラクタにボールドやアンダーラインや白抜きなどの文
字修飾処理制御の為の各種のサブルーチンが含まれてい
る。
【0018】RAM40のラインバッファ41には、キ
ーボード3から入力された複数の文字や記号のコードデ
ータからなる文書データが一時的に格納される。テキス
トメモリ42には、ラインバッファ41からの文書デー
タが格納される。GFMバッファ(この内容をGFBと
する)43には、設定されたGFMのデータが一時的に
格納される。GFMデータメモリ44には、GFMバッ
ファ43からのGFMデータが複数格納される。印字ポ
インタ(この内容を印字ポインタ値PPとする)45に
は、印字するコードデータを読出す為にテキストメモリ
42の1つのアドレスが格納される。印字バッファ46
には、イメージ展開された文字や記号の印字データが格
納される。
【0019】前記テキストメモリ42について説明する
と、図5に示すように、文書名として「1」、「2」、
「3」・・・「10」が予め設定されており、文書名
「1」〜「10」の各々には、GFM名と所定量(例え
ば、50文字分)の文書データとを対応づけて格納可能
になっている。また、前記GFMデータメモリ44につ
いて説明すると、図6に示すように、GFM名として
「A」、「B」、「C」・・・・「Z」が予め設定され
ており、GFM名「A」〜「Z」の各々には、例えば2
バイトからなるGFMデータが格納可能になっている。
最初の1バイトには印字文字のサイズデータが格納さ
れ、次の1バイトには、ボールド、アンダーライン、白
抜きなどの文字修飾や書体名の為のフラグデータが所定
のビットに対応させて格納される。
【0020】次に、テープ印字装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印字制御のルーチンについて、図7〜図
11のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。電源キー操作により電源が投入されるとこの制御
が開始され、先ず各メモリ41〜46をクリアするなど
の初期設定が実行され(S10)、特にGFMデータメ
モリ44においては、GFM名「A」〜「Z」を書き込
む一方、全てのGFMデータがクリアされ(S11)、
最初のGFM名「A」には、デフォルトのGFMデータ
が格納される(S12)。このデフォルト用のGFMデ
ータとしては、例えば図6に示すように、サイズが「2
4」ポイント、ゴシック書体(ビット4が「1」)が設
定されている。
【0021】次に、GFMを設定する為にGFM設定キ
ーが操作されたときには(S13・S14:Yes)、
GFM設定処理制御(図8参照)が実行される(S1
5)。この制御が開始されると、先ずGFMバッファ4
3のバッファデータGFBとしてGFM名「A」のGF
Mデータがセットされ(S30)、GFMを設定する為
の設定画面がディスプレイ22に表示されるとともに、
バッファデータGFBに基いて設定内容が所定の表示位
置に表示され、更にGFM名が反転表示される(S3
1)。例えば、図12に示すように、GFM名「A」が
反転表示されるとともに、設定されたゴシック書体
「G」、サイズ「24」ポイント、文字修飾(スタイ
ル)無しを示す「NORMAL」、が夫々所定の表示位
置に表示される。
【0022】次に、GFM名選択キーつまり文字「A」
〜「Z」の何れかの文字キーが操作されたときには(S
32・S33:Yes)、その選択されたGFM名に対
応するGFMデータの有無がGFMデータメモリ44に
おいて検索され、GFMデータが存在するときには(S
34:Yes)、ディスプレイ22に表示されているG
FM名が選択されたGFM名に変更して反転表示され
(S35)、そのGFMデータがバッファデータGFB
としてセットされ(S36)、そのバッファデータGF
Bに基いて設定内容が変更して表示される(S31)。
尚、検索の結果、GFMデータが存在しないときには
(S34:No)、警告の為にブザー20が鳴動される
(S46)。
【0023】次に、設定キーが操作されたときには(S
32:Yes、S33:No、S37:Yes)、既に
設定したGFMの変更設定処理、又は新規のGFM名に
新規のGFMを設定する処理が実行され、この設定処理
結果のGFMデータがバッファデータGFBにセットさ
れる(S38)。次に、登録キーが操作されたときには
(S32:Yes、S33・S37:No、S39:Y
es)、バッファデータGFBとそのGFM名に対応す
るGFMデータメモリ44のGFMデータとが照合さ
れ、その照合の結果変更されていないときには(S4
0:No)、バッファデータGFBがクリアされ(S4
5)、この制御を終了する。
【0024】しかし、変更されたときには(S40:Y
es、S41:No)、そのGFM名のGFMデータが
変更して登録され(S43)、また新規に作成されたと
きには(S40・S41:Yes)、そのGFM名のG
FMデータが新規に登録される(S42)。例えば、G
FM名「B」にサイズが「30」ポイント、明朝書体
(ビット3が「1」)が設定され、GFM名「C」にサ
イズが「24」ポイント、イタリック書体(ビット4が
「2」)が設定されたときには、図6に示すようにGF
M名「B」とGFM名「C」に夫々GFMデータが作成
される。一方、取消しキーが操作されたときには(S3
2:Yes、S33・S37・S39:No、S44:
Yes)、バッファデータGFBがクリアされ(S4
5)、これらのキー以外のキーが操作されたときには
(S32:Yes、S33・S37・S39・S44:
No)、ブザー20が鳴動される(S46)。
【0025】次に、文書データを作成する為に文書作成
キーが操作されたときには(S13:Yes、S14:
No、S16:Yes)、入力された複数のコードデー
タからなる文書データをラインバッファ41に格納する
とともに、そのコードデータに対応する文字や記号をデ
ィスプレイ22に表示する作成処理が実行され(S1
7)、S13に戻る。例えば、文字「ABCDEFHI
J」が入力されたときには、ラインバッファ31には図
14に示すようにこれらのコードデータが順次格納さ
れ、図15に示すようにこれらの文字がディスプレイ2
2に表示される。尚、符号Kはカーソルである。次に、
文書データの一部だけに印字体裁の変更を指示する為
に、カーソル移動キーを操作してその変更範囲の先頭文
字にカーソルKを移動させてLFM設定キーが操作され
たときには(S13:Yes、S14・S16:No、
S18:Yes)、LFM設定処理制御(図9参照)が
実行される(S19)。
【0026】この制御が開始されると、先ずカーソル右
移動キーを操作してそのLFMを適用する範囲が設定さ
れ且つリターンキーを操作する範囲設定処理が実行され
(S50)、LFM設定画面が表示される(S51)。
例えば、図13に示すように、基本書体である明朝書体
(M)、最小のサイズ「10」ポイント、文字修飾(ス
タイル)無し、が夫々所定の表示位置に表示される。そ
して、この設定画面に基いて所望の設定項目をカーソル
移動キーの操作により設定する設定処理が実行される
(S52)。ここで、このLFMの設定内容は、基本的
には前述したGFMの設定内容と同様であり、従ってL
FMデータもGFMデータと同様に2バイト構成になっ
ている。
【0027】次に、ラインバッファ41内の文書データ
において、前記設定範囲の先頭位置に設定結果のLFM
データが追加格納され(S53)、更にこの設定範囲の
先頭位置に開始コードが追加格納されるとともに、その
範囲の末尾に終了コードが追加格納され(S54)、こ
のラインバッファ41のデータに基いて文書がディスプ
レイ22に表示され(S55)、この制御を終了してリ
ターンする。例えば、図14に示す文字コード列におい
て文字「DEF」に対してLFMを適用する範囲を設定
し、所望のLFMのフォーマット項目を設定したときに
は、図16に示すように、設定範囲の先頭位置に開始コ
ード(右三角で図示)SCと2バイトのLFMデータL
Dが追加格納され、更に設定範囲の末尾位置に終了コー
ド(左三角で図示)ECが追加格納される。そして、デ
ィスプレイ22には図17に示すように、設定範囲の先
頭位置に対応してLFMの開始マークSMとその末尾位
置に対応して終了マークEMとが夫々挿入表示される。
【0028】次に、ストアキーが操作されたときには
(S13:Yes、S14・S16・S18:No、S
20:Yes)、ストア処理制御(図10参照)が実行
される(S21)。この制御が開始され、登録キーが操
作されたときには(S60・S61:Yes)、文書名
を指定する画面表示、例えば「文書名= 」とGFM名
を指定する画面表示、例えば「GFM名= 」とに基い
て、これら2つの名前が数字キー操作とアルファベット
キー操作により夫々指定され(S62)、テキストメモ
リ42のうちのこの文書名に対応するデータ領域にGF
M名データとラインバッファ41の文書データとが対応
づけて格納され(S63)、この制御を終了してリター
ンする。次に、読出しキーが操作されたときには(S6
0:Yes、S61:No、S64:Yes)、文書名
を指定する画面表示による文書名が数字キー操作で指定
され(S65)、テキストメモリ42のこの文書名に対
応するデータ領域に文書データが存在するときには(S
66:Yes)、このデータ領域からGFM名データと
文書データとが読出されてラインバッファ41に格納さ
れ(S67)、ディスプレイ22の左端にGFM名とコ
ロンを例えば「A:」のように表示し、コロンの右側に
文書が表示される(S68)。
【0029】また、削除キーが操作されたときには(S
60:Yes、S61・S64:No、S69:Ye
s)、同様に文書名を指定する画面表示による文書名が
数字キー操作で指定され(S70)、テキストメモリ4
2のこの文書名に対応するデータ領域に文書データが存
在するときには(S71:Yes)、このデータ領域か
らGFM名データと文書データとが消去される(S7
2)。ところで、これら登録キー、読出しキー及び削除
キー以外のキーが操作されたときには(S60:Ye
s、S61・S64・S69:No)、警告の為にブザ
ー20が鳴動され(S74)、S60に戻る。尚、S6
6及びS71でNoと判定されたときにも、警告の為に
ブザー20が鳴動される(S73)。例えば、図16に
示すようにLFMデータを含む文書データ「ABCDE
FHIJ」にGFM名「A」を対応させて、これらのデ
ータをストアキー操作により文書名「1」に格納指示し
たときには、図5に示すようにテキストメモリ42の文
書名「1」に対応するデータ領域にこれらの文書データ
が格納される。
【0030】次に、印字キーが操作されたときには(S
13:Yes、S14・S16・S18・S20:N
o、S22:Yes)、印字処理制御(図11参照)が
実行される(S23)。尚、この印字制御を開始する前
段階として、前述した読出しキー操作により、印字する
所望の文書データがテキストメモリ42から読出されて
ラインバッファ41に格納されている。この制御が開始
されたときに、ラインバッファ41に印字すべき文書デ
ータが格納されているときには(S80:Yes)、先
ずこの文書データに付随するGFM名データが読込まれ
(S81)、印字ポインタ値PPにこのラインバッファ
41の先頭アドレスがセットされる(S82)。
【0031】次に、この印字ポインタ値PPで指示する
コードデータが読込まれ(S83)、LFMの開始コー
ドでないときには(S84:No)、このGFMデータ
に基いて、文字サイズの拡大率を求める一方、この拡大
率を用いてアウトラインデータを拡大縮小処理するとと
もに、このアウトラインデータからドットデータである
印字データが作成されて印字バッファ46に格納され
(S85)、この印字バッファ46の印字データが印字
機構PMに出力されて印字処理される(S86)。尚、
拡大率を用いてアウトラインデータからドットデータに
変換するドットデータ変換処理制御の詳細については、
特開昭49─129447号公報を参照。
【0032】次に、印字ポインタ値PPが1つインクリ
メントされ(S87)、ラインバッファ41にコードデ
ータが存在するときには(S88:Yes)、S83以
降が繰り返される。そして、ラインバッファ41内の全
てのデータについて印字処理されたときには(S88:
No)、テープ送りモータ24に所定量のテープ送りを
させるように駆動信号が出力されるとともに、切断処理
の実行が指令され(S89)、この制御を終了してリタ
ーンする。尚、印字開始時に、ラインバッファ41に文
書データが存在しないときには(S80:No)、警告
用の為にブザー20が鳴動される(S97)。
【0033】ところで、読込んだコードデータが開始コ
ードのときには(S84:Yes)、この開始コードに
連続するLFMデータが読込まれ(S90)、印字ポイ
ンタ値PPにはLFMを適用する先頭の文字コードのア
ドレスがセットされ(S91)、このアドレスのコード
データが終了コードでないときつまり文字コードのとき
には(S92:No)、LFMデータに基いて、文字サ
イズの拡大率を求める一方、この拡大率を用いてアウト
ラインデータを拡大処理するとともに、このアウトライ
ンデータからドットデータである印字データが作成され
て印字バッファ46に格納され(S93)、この印字バ
ッファ46の印字データが印字機構PMに出力されて印
字処理される(S94)。
【0034】次に、印字ポインタ値PPが1つインクリ
メントされ(S95)、S92に戻る。そして、読込ん
だコードデータが終了コードのときには(S92:Ye
s)、S87以降が実行され、読込んだ各文字コードの
文字・記号について、GFMデータに基いて印字処理さ
れる。
【0035】例えば、図5に示すように、文書名「1」
の文書データをGFM名「A」で印字するときに、この
LFMデータとして文字サイズを「20」ポイント且つ
明朝書体が設定されている場合には、図18に示すよう
に文書「ABCDEFHIJ」がサイズ「24」ポイン
ト、ゴシック書体で印字されるが、その一部である文書
部分「DEF」に関してのみ文字サイズを「20」ポイ
ント且つ明朝書体で印字される。また、文書名「1」の
文書データをGFM名「A」で印字するときに、このL
FMデータとして文字サイズを「30」ポイント且つゴ
シック書体が設定されている場合には、図19に示すよ
うに、文書部分「DEF」に関してのみ文字サイズを
「30」ポイント且つゴシック書体で印字される。ま
た、同様に文書データ中のLFMデータとして文字サイ
ズを「24」ポイント且つ白抜きが設定されている場合
には、図20に示すように印字される。更に、文書名
「1」の文書データをGFM名「B」で印字するとき
に、このLFMデータとして文字サイズを「24」ポイ
ント且つ白抜きが設定されている場合には、図21に示
すように印字される。
【0036】一方、GFM設定キー、文書作成キー、L
FM設定キー、ストアキー及び印字キー以外のキーが操
作されたときには(S13:Yes、S14・S16・
S18・S20・S22:No)、操作されたキーに対
応する処理が実行され(S24)、S13に戻る。
【0037】以上説明したように、文書の全体に対する
グローバルフォーマットを設定できるのに加えて、文書
の任意の部分に対するローカルフォーマットも設定でき
るようにしたので、文書の全体に対してグローバルフォ
ーマットで印字でき且つ文書の任意の部分に対してロー
カルフォーマットで印字できる。
【0038】尚、テキストメモリ42やGFMデータメ
モリ44を、RAMカードやフロッピーディスクドライ
ブ装置に着脱可能に装着するフロッピーディスクなどの
外部記憶装置に設けることも可能である。尚、文書名や
GFM名は一例に過ぎず、各種の名前を用いることが可
能である。尚、ドットパターンを用いて文書を印字する
印字機構を備えた種々の印字装置に本発明を適用し得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印字装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】テープ印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】テキストメモリのデータ構成を説明する説明図
である。
【図6】グローバルフォーマットデータメモリのデータ
構成を説明する説明図である。
【図7】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図8】設定処理制御のサブルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図9】設定処理制御のサブルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図10】ストア処理制御のサブルーチンの概略フロー
チャートである。
【図11】印字処理制御のサブルーチンの概略フローチ
ャートである。
【図12】グローバルフォーマットを設定する設定画面
を示す例示図である。
【図13】ローカルフォーマットを設定する設定画面を
示す例示図である。
【図14】ラインバッファ内のデータ構成を説明する説
明図である。
【図15】入力した文字列を表示した表示例を示す図で
ある。
【図16】ローカルフォーマットのデータを格納したと
きの図14相当図である。
【図17】文書中にローカルフォーマットが設定された
ときの表示例を示す図である。
【図18】文字列を印字した印字例を示す図である。
【図19】文字例を印字した印字例を示す図である。
【図20】文字列を印字した印字例を示す図である。
【図21】文字列を印字した印字例を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 キーボード 13 サーマルヘッド 24 テープ送りモータ 29 CPU 31 ROM 32 ROM 40 RAM 42 テキストメモリ 44 グローバルフォーマットデータメモリ C 制御装置 CS テープ収納カセット PM 印字機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットパターンにて印字する印字ヘッド
    を含む印字手段を備え、種々の印字フォーマットで印字
    可能な印字装置において、 文字や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、 前記入力手段から入力された複数の文字や記号からなる
    文書のデータを記憶するテキストメモリと、 前記テキストメモリに記憶された文書の全体に対して、
    印字フォーマットを設定する為の第1印字フォーマット
    設定手段と、 前記テキストメモリに記憶された文書の任意の部分に対
    して、第1印字フォーマット設定手段による印字フォー
    マット設定に代わるローカルな印字フォーマットを設定
    する為の第2印字フォーマット設定手段と、 前記テキストメモリに記憶された文書を印字する際に、
    前記第1及び第2印字フォーマット設定手段で設定され
    た印字フォーマットで印字するように印字手段を制御す
    る印字制御手段と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
JP1850092A 1992-01-06 1992-01-06 印字装置 Pending JPH05177901A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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