JPH01225987A - 文字列表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 ［産業上の利用分野］ 本発明は文字列表示装置に関し、詳しくは、ボールド等
の文字修飾情報を表示する文字列表示装置に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の文字列表示装置では、表示部として、Ｃ
ＲＴデイスプレィのほか、液晶パネル、ＥＬパネル、プ
ラズマデイスプレィ等が用いられている。こうした文字
列表示装置は、通常、文字をドツトマトリックスにより
表示する。１文字あたりのドツトマトリックスの大きさ
が限られている場合、ボールド、シャドー、ストライク
アウト等の文字修飾を有する文字を直接表示することが
できないため、一般に、こうした修飾を有する文字は、
反転表示している。

［発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、こうした文字列表示装置における文字の
反転表示では、反転文字のアンダーライン部分も同時に
反転してしまうため、次のような問題があった。

アンダーラインを付した文字列の一部の文字（例えば、
ボールド文字）を反転して表示すると、第５図（ａ）に
示すように、反転文字部分はアンダーラインが表示され
ず、表示上アンダーラインが連続ぜす、実際の印字イメ
ージと異なるという問題があった。

また、アンダーラインを付さない文字列中で、文字修飾
文字の反転表示を行なうと、第５図＜ｂ＞に示すように
、それら反転文字はアンダーラインが不必要にもかかわ
らず表示されてしまい、アンダーラインであるか否かの
区別がつかないという問題があった。

即ち、テキストの編集作業等においてアンダーライン部
分の視認が困難であった。

本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、文字修飾された文字等を反転表示する際に、その
反転文字を含む文字列を好適に表示することのできる文
字列表示装置を提供することを目的とする。

発明の構成 ［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するためになされた本発明の文字列表
示装置の要旨とするところは、複数の文字をドツトマト
リックスにより表示する表示部を備えてなる文字列表示
装置において、前記表示部にボールド等の文字修飾情報
を表示するために、文字修飾された文字を反転表示する
際に、該文字のアンダーライン部分は反転することなく
前記表示部に表示する反転表示手段を備えたことにある
。

ここで、文字列表示装置が表示する文字とは、いわゆる
キャラクタのことであって、例えば、アルファベット、
数字、スペースあるいは各種記号等をいう。

［作用］ 以上の構成を有する本発明の文字列表示装置は、複数の
文字をドツトマトリックスにより表示する表示部を備え
ている。従って、その表示部に、例えば、文字を強調す
るボールド等の文字修飾情報を、その文字修飾された文
字の反転表示によって表示する際に、その反転文字のア
ンダーライン部分を構成するドツトは反転することなく
表示部に表示する。これにより、アンダーラインについ
て印字する状態と同じように表示すると共に、文字修飾
情報を表示部に表示する。

［実施例］ 以下、本発明の好適な実施例としての文字列表示装置を
有する電子タイプライタについて説明する。第１図はこ
の電子タイプライタ１の概略構成を示す斜視図、第２図
は同じくそのハードウェア構成を示すブロック図である
。

この電子タイプライタ１は、多数のキーを配列したキー
ボード２と、文字列を表示する液晶パネル３と、文字列
を図示しない用紙に印字するプリンタ５等を備えている
。キーボード２には、アルファベット、数字ならびに各
種記号を入力するための文字キー７と、文字に自動的に
アンダーラインを付すオートアンダーラインモードを設
定するアンダーラインキー８、文字を強調するためにほ
ぼ同じ位置に同一文字を重ねて印字を行なうボールドモ
ードを設定するボールドキー９等の機能キーが配設され
ている。

液晶パネル３は、キーボード２から入力されたデータお
よび電子タイプライタ１からオペレータに対するコメン
ト等の文字列を一行分表示するものであり、２４文字分
の文字を、各文字機６ドツト（１ドツトはスペース用）
、縦８ドツト（１ドツトはアンダーライン用）のドツト
マトリックスで表示する。

プリンタ７は、本体１０に回動可能に支承され、図示し
ない印字用紙を支持するプラテン１１と、プラテン１１
と平行に設けられた一対のガイドバー１２と、この一対
のガイドバー１２に沿って移動可能に指示されたキャリ
ッジ１３とを備えている。キャリッジ１３には、印字用
紙上にキャラクタを印字する印字部２０が載置されてい
る。この印字部２０は、円盤上の活字ホイール（図示路
）を収納したホイールカセット２１、活字ホイールの活
字の裏面を叩打する印字ハンマ２２、および印字リボン
２３を収納したリボンカセット２４等から構成される。

また、キャリッジ１３にはタイミングベルト２５が係合
され、タイミングベルト前述したキーボード２、液晶パ
ネル３、印字部５等は本体１０に収納された電子制御装
置３０（第２図）に接続されている。第２図のブロック
図に示すように、この電子制御装置３０は、周知のＣＰ
Ｕ３１、制御用のプログラムやデータを予め格納するＲ
ＯＭ３２、読み書き自由のＲＡＭ３３、オートアンダー
ラインモードを記憶するアンダーラインフラグ３３ａ１
ボールドモードを記憶するボールドフラグ３３ｂ１液晶
パネル３に表示する１ライン分の文字列を対応するドツ
ト構成により記憶するラインメモリ３４等から論理演算
回路として構成されている。ＣＰＵ３１はＲＯＭ３２内
に記憶された手順（プログラム）に従って、ＲＡＭ３３
に必要なデータを一時的に読み書きするといった処理を
行ないつつ、次の入力・出力の処理を行なう。

即ちキーボード入出力回路３５を介してキーボード２か
らのキー人力を行ない、入力された文字列をテキストと
してＲＡＭ３３内に記憶する処理、印字駆動回路３６を
介して印字部２０のステッピングモータ２６を駆動して
キャリッジ１３の送り制御を行ないつつ、文字を印字す
る処理、キーボード２から入力された文字やその他必要
な情報をラインメモリ３４に書き込み、これをサイクリ
ックに読み出すパネル駆動回路３７の動きにより液晶パ
ネル３に表示する処理等である。ＣＰＵ３１は必要なデ
ータ等をバス４１を介してＲＯＭ３２゜ＲＡＭ３３．ラ
インメモリ３４、キーボード入出力回路３５、印字駆動
回路３６等と相互にやり取りして、上記処理を実現する
制御を行なう。

尚、ラインメモリ３４は、液晶パネル３に表示される文
字等をそのドツトパターンにより記憶するものであり、
パネル駆動回路３７は、ラインメモリ３４の内容をその
まま液晶パネル３に表示するものである。即ち、液晶パ
ネル３への表示はいわゆるビットマツプデイスプレィの
手法によっている。

次に、上記処理のうち、特に、文字修飾された文字の反
転表示を伴う、ボールド文字表示の処理について、第３
図のフローチャートに基づいて説明する。本実施例の電
子タイプライタ１は、文字を強調するために、ボールド
キー９を押してボールドモードの設定がなされると、ボ
ールドフラグ３３ｂがオンされると共に第３図に示すボ
ールド文字表示ルーチンを実行する。

まず、キーボード２からの文字キー７のキー人力を取り
込み（ステップ１００）、アンダーラインフラグ３３ａ
に基づいて、オートアンダーラインモードが設定されて
いるか否かの判断を行なう（ステップ１１０）。

オートアンダーラインモードが設定されていれば（ステ
ップ１１０、ｒＹＥＳＪ　）　、そのボールド文字をノ
ーマル文字のドツトパターンに置換する処理を行なう（
ステップ１２０）。一方、オートアンダーラインモード
が設定されていなければ（ステップ１１０、ｒＮＯＪ）
、そのボールド文字をアンダーライン付きのノーマル文
字のドツトパターンに置換する処理を行なう（ステップ
１３０）。

ドツトパターンに置換した後（ステップ１２０もしくは
ステップ１３０）、さらに、そのドツトパターンを反転
表示のドツトパターンに置換する処理を行なう（ステッ
プ１４０）。その後、ラインメモリにそのドツトパター
ンで書き込み（ステップ１５０）、ｒＮＥＸＴＪへ扱け
て、本ルーチンを一旦終了する。

以上説明した処理により、本実施例のボールド文字の表
示においては、アンダーライン付のボールド文字の場合
には、ノーマル文字のみの反転表示のドツトパターンで
、また、ボールド文字のみは、アンダーライン付のノー
マル文字の反転表示のドツトパターンによって液晶パネ
ル３に表示する。第４図はこの一例を示したものであり
、同図（ａ）はアンダーラインを付したノーマル文字（
Ａ、Ｂ、Ｅ、Ｆ及びスペース）とボールド文字（１，Ｔ
＞を、同図（ｂ）はアンダーラインを付していないノー
マル文字とボールド文字をそれぞれ示している。図示す
るように、ボールド文字のような文字修飾された文字の
反転表示の場合にも、アンダーラインを反転することな
く表示している。

以上のように構成された本実施例の電子タイプライタ１
は、ボールド文字のような文字修飾された文字の反転表
示においても、アンダーライン部分を反転することなく
表示することができるので、ボールド文字等の反転表示
する文字を含む文字列に付したアンダーラインは常に連
続して表示することができる。また、不要なアンダーラ
インを表示することもなく、ドツトマトリックスのアン
ダーライン部分の視認が容易である。

更に、本実施例では、ボールド文字等の反転表示する文
字のドツトパターンをノーマル文字に基づくドツトパタ
ーンに置換することによって反転表示する文字のドツト
マトリックスのアンダーライン部分を制御しているので
、処理を簡略化することができ、従来の電子タイプライ
タにおけるソフトウェアの変更も容易に行なうことがで
きる。

尚、本実施例の電子タイプライタ１の文字列表示装置は
、ボールド文字だけでなく、反転表示する種々の文字修
飾をされた文字、あるいは、テキストの編集作業等にお
いて単語や文章等を反転表示する際にも、それらのドツ
トマトリックスのアンダーライン部分を、不要な反転表
示をすることなく表示するために用いることが可能であ
る。

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
こうした実施例に回答限定されるものではなく、例えば
電子タイプライタ１に替えてワードプロセッサ等の文章
編集装置を用いた構成等、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である
。

発明の効果 以上、詳述したように、本発明の文字列表示装置によれ
ば、極めて簡単な構成により反転文字を含む文字列を好
適に表示することができるという優れた効果を奏する。

例えば、ボールド文字等の文字修飾された文字の反転表
示を含む文字列において、アンダーラインを印字する状
態と同じように表示することが可能となる。従って、編
集作業等におけるアンダーライン部分の視認を極めて容
易とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例としての文字列表示装置を有す
る電子タイプライタの斜視図、第２図はその構成を示す
ブロック図、第３図は実施例のボールド文字表示ルーチ
ンを示すフローチャート、第４図（ａ）、（ｂ）は各々
文字列の表示例を示す説明図、第５図（ａ＞、（ｂ）は
各々従来の文字列の表示例を示す説明図である。 １・・・電子タイプライタ、２・・・キーボード３・・
・液晶パネル、８・・・アンダーラインキー９・・・ボ
ールドキー、３０・・・電子制御装置３４・・・ライン
メモリ 代理人　　弁理士　　定立　勉（ほか２名）Ｗｉ３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の文字をドットマトリックスにより表示する表示部
   を備えてなる文字列表示装置において、前記表示部にボ
   ールド等の文字修飾情報を表示するために、文字修飾さ
   れた文字を反転表示する際に、該文字のアンダーライン
   部分は反転することなく前記表示部に表示する反転表示
   手段を備えたことを特徴とする文字列表示装置。