JPH0761724B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0761724B2
JPH0761724B2 JP1080799A JP8079989A JPH0761724B2 JP H0761724 B2 JPH0761724 B2 JP H0761724B2 JP 1080799 A JP1080799 A JP 1080799A JP 8079989 A JP8079989 A JP 8079989A JP H0761724 B2 JPH0761724 B2 JP H0761724B2
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久美子 加藤
紀昭 壁谷
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/24Case-shift mechanisms; Fount-change arrangements

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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はデイジーホイール等の印字素子が交換可能に形
成された印字装置の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、電子タイプライタ,ワードプロセッサ等の文書
作成装置では、一つのキーボードに複数のキーパターン
を割り付け、各キーパターンを選択使用することによ
り、限られたキーボードで多数のキャラクタを入力する
ように形成されたものが多い。そして、入力データ格納
メモリとして通常用いられるテキストメモリ内に、入力
されたキャラクタデータを、使用するキーパターンの識
別コードに続いて順次書き込んでいく。
第8図(A)には、テキストメモリ内に書き込まれた入
力データの一例が示されている。同図においては、KBI,
KBII,KBIIIの3つのキーパターンを用意し、KBIのキー
パターンでA,Bのキャラクタデータ入力し、続いてKBII
のキーパターンでCのキャラクタデータを入力し、これ
に続いてKBIIIのキーパターンでφのキャラクタデータ
を入力している。
このような文書作成装置に用いられるホイール型印字装
置は、各キーパターンに対応したキャラクタを有する複
数のデイジーホイールを備え、各ホイールが、使用する
キーパターンに対応するように交換される。
そして、第8図(A)に示すテキストメモリ内のファイ
ルデータを印字する場合には、テキストメモリからデー
タを順次読み出し、KBI用のデイジーホイールを回転制
御して印字を行う。そして、メモリから、キーパターン
識別コード、例えばKBIIデータが読み出されると、ホイ
ール交換のための印字停止を行い、ホイール交換を指示
するメッセージをディスプレイ上に表示する。そして、
KBII用のデイジーホイールへの交換が終了し、印字開始
キーを操作すると印字動作を再開する。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来の印字装置では、テキストファイルか
らKBI,KBII,KBIII等のキーパターン識別コードが読み出
される毎に印字動作を停止し、ホイール交換メッセージ
を表示しているが、実際には、ホイールを交換しなくて
も印字を続行できる場合も多く、印字に時間と手間がか
かるという問題があった。
すなわち、キーボードに割り付けられた各キーパターン
には、複数のキーパターンに共通なキャラクタが多数存
在する。例えば、KBIとKBIIの両キーパターン内に、ア
ルファベットが共通キャラクタとして存在する場合を想
定する。このとき、第8図(A)に示すデータを印字す
る場合には、KBIのキーパターンに対応したホイールで
A,B,Cの各キャラクタを印字できるにもかかわらず、A,B
を印字した後、印字が強制的に停止され不必要なホイー
ル交換要求を行うため、印字に時間と手間がかかってし
まうという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、入力データ格納メモリから新たな
キーパターン識別コードが読み出された場合でも、不必
要な印字停止およびホイール交換要求を行うことなく印
字を続行することのできる印字装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 発明に係る印字装置は、第1図の機能ブロック図に示す
ように、キーボードから入力されるキャラクタデータ
を、使用するキーパターンの識別コードに続いて順次記
憶する入力データメモリと、印字動作時に、入力データ
メモリからデータを順次読み出し、印字素子を制御して
印字すると共に、入力データメモリから新たなキーパタ
ーン識別コードが読み出されると、当該キーパターンに
対応した印字素子への交換指令を出力する印字制御手段
とを備えた印字装置おいて、各キーパターン毎に割付け
られたキャラクタデータが、他のキーパターンにも共通
なデータか否かを表す共通キャラクタ識別データを記憶
する共通データ識別テーブルと、入力データメモリから
新たなキーパターン識別コードが読み出された場合、そ
の後に読み出されるキャラクタデータが、直前のキーパ
ターンと共通なキャラクタデータか否かを、共通キャラ
クタ識別データに基づき識別する識別手段とを備え、印
字制御手段は、入力データメモリから新たなキーパター
ン識別コードが読み出された後に順次読み出されるキャ
ラクタデータに対する印字動作を、識別手段が共通デー
タとして識別している間は、印字素子交換指令を出力し
ないで続行するよう構成されたものである。
[作 用] 本発明に係る印字装置においては、共通データ識別テー
ブル内に、各キーパターン毎に割り付けられたキャラク
タデータが、他のキーパターンにも共通なデータか否か
を表す共通キャラクタ識別データが記憶されている。そ
して、入力データ格納メモリから新たなキーパターン識
別コードが読み出されると、識別手段は、その後に読み
出されるキャラクタデータが、直前のキーパターンと共
通なキャラクタデータか否かを、前記共通キャラクタデ
ータに基づき識別する。
また、印字制御手段は、入力データメモリから新たなキ
ーパターン識別コードが読み出された後に、順次読み出
されるキャラクタデータに対する印字動作を、前記識別
手段が共通データとして認識している間、印字素子交換
指令を出力しないで続行する。
従って、本発明によれば、印字動作時に不必要な印字素
子の交換が行われず、印字素子の交換回数が減少するた
め、印字に要する時間と手間を大幅に減少することが可
能となる。
[実施例] 次に、本発明が適用された電子タイプライターを一実施
例として図面に基づき詳細に説明する。
第2図に示すように電子タイプライタ10の本体フレーム
12の前部にはキーボード14が配置されており、キーボー
ド14の後方で本体フレーム12には印字機構PMが配設さ
れ、キーボード14の後部には入力した文字や記号等を表
示するための液晶ディスプレイ90が設けられている。
前記キーボード14には、アルファベットキーや記号キー
を含む文字キー18,リターンキー20,KB変換キー22,プリ
ントキー26,シフトキー28と、これ以外の各種機能キー
が通常のタイプライタと同様に設けられている。
そして、キーボード14上の文字キー18には、KBI,KBII,K
BIIIの3つのキーパターンが割り付けられ、キーパター
ンは、KB変換キー22を操作することにより任意に選択さ
れる。
第3図には、KBI,KBIIの各キーパターンが選択された場
合のキー配置が示され、同図において各文字キー18の左
側にはキーパターンKBIのキャラクタ、右側にはキーパ
ターンKBIIのキャラクタが表されている。また、各文字
キー18の上側には、シフトキー28をONしたときのキャラ
クタ,下側にはシフトキー28をOFFした時のキャラクタ
がそれぞれ表されている。なお、各文字キー18に、キャ
ラクタが1個しか表示されていない場合、そのキャラク
タはKBI,KBIIの各キーパターンに共通なキョラクタであ
り、同図においてアルファベットの大文字,小文字は両
キーパターンに共通なキャラクタとなっている。
第4図には、KBIIIのキーパターンを選択した場合のキ
ー配置が示され、同図において、各文字キー18の上側,
下側に表示された各キャラクタが、それぞれシフトキー
28をON,OFFしたときのキャラクタを表している。
従って、KBIのキーパターンを選択した場合には、各文
字キー18に第5図(A)に示すキャラクタがそれぞれ割
り当てられ、キャラクタKBIIを選択した場合には、各文
字キー18に第5図(B)に示すキャラクタが割り当てら
れ、さらにキャラクタKBIIIを選択した場合には、各文
字キー18に第5図(C)に示すキャラクタが割り当てら
れることになる。
また、前記印字機構PMには、印字用紙を紙送りするプラ
テン30とそれを駆動するモータとその駆動回路、プラテ
ン30と平行なガイド32に支持されたキャリッジ34とそれ
を左右方向へ往復駆動するモータとその駆動回路、ホイ
ールカセット36に収納された印字素子としてのデイジー
ホイール38とそれを駆動するモータとその駆動回路、リ
ボンカセット40に収納された印字リボン42とそれを巻取
るモータとその駆動回路、デイジーホイール38の活字44
を打撃する印字ハンマとそれを駆動するソレノイド46と
その駆動回路、印字リボン42あるいは訂正リボン48を選
択的に印字位置に配置するリボン切換え機構等が設けら
れており、この印字機構PMは通常の電子タイプライタの
印字機構と同様のものである。
そして、ホイールカセット36は、KBI,KBII,KBIIIのキー
パターンに対応して3種類用意されており、各ホイール
カセット36には、第5図(A),(B),(C)に示す
キャラクタに対応する活字を有するデイジーホイール38
が収納されている。
次に、電子タイプライタの制御系の全体構成について第
6図のブロック図に基づいて説明する。
電子タイプライタ10は、基本的にはキーボード14,印字
機構PM,表示機構Dおよび制御装置C等で構成される。
キーボード14,印字機構PM,表示機構Dはデータバス等を
介して制御装置CのメインCPU50に接続されている。
制御装置Cは、メインCPU50と、そのメインCPU50にデー
タバス等を介して接続されたROM60およびRAM70とから構
成されている。
ROM60は、キーボード14の各文字キー18や各種機能キー
から入力されるコードデータに対応させて、印字機構PM
や表示機構Dを制御する制御プログラムが記憶されてい
るプログラムメモリ62と、KBI,KBII,KBIIIの各キーパタ
ーン毎に割り付けられたキャラクタデータが、他のキー
パターンにも共通なデータか否かを表す共通キャラクタ
識別データが記憶された共通データ識別テーブル64とか
ら構成されている。
RAM70は、表示モードのときキーボード14から入力さ
れ、またはテキストメモリ74から読み出されて液晶ディ
スプレイ90上に表示される文字等のデータを記憶する入
力バッファ72と、入力データをファイルデータとして記
憶する入力データ格納メモリとしてのテキストメモリ74
と、印字動作時にテキストメモリ74から文字,数字,記
号等に対応するデータを一文字分ずつ順次読み出し一時
的に記憶するプリントバッファ76と、前記プリントバッ
ファ76にデータを格納する際、現在使用中のキーパター
ンの識別コードを記憶する現KBレジスタ78と、テキスト
メモリ74から新たなキーパターン識別コードが読み出さ
れた際、この識別コードを記憶しておく新KBレジスタ79
等の各種メモリが設けられている。
表示機構Dは、インターフェイス80と、表示用CPU82
と、キャラクタジェネレータ84と、ディスプレイコント
ローラ86と、表示用RAM88とを有し、図示のように接続
されている。
キャラクタジェネレータ84には、ディスプレイ90に文
字,記号を表示するため、約400種類のドットマトリク
ス表示データがコードデータに対応して記憶されてい
る。
表示CPU82は、インターフェイス80を介してメインCPU50
から出力されるコマンドデータや文字データに基づき、
これらに対応する表示データをキャラクタジェネレータ
84から読み出し、その後表示データをディスプレイコン
トローラ86へ出力する。ディスプレイコントローラ86
は、表示データを表示用RAM88に書き込むと同時に、そ
の表示データに応じた表示信号をディスプレイ90に出力
する。さらに、表示用CPU82には、インターフェイス80
を介してメインCPU50からのカーソル移動データに応じ
て、ディスプレイコントローラ86にカーソルの移動先の
アドレスを支持するカーソル移動制御も行う。
メインCPU50は、制御プログラムに基づいて各文字キー1
8から入力されるデータに対応する文字,記号をディス
プレイ90に表示させ、編集後、入力データを表示位置と
対応させてテキストメモリ74に記憶させる。
次に、電子タイプライタ10の制御装置Cで行われる印字
制御動作を、第7図のフローチャートに基づいて説明す
る。
電子タイプライタ10に電源が投入されると、ステップS1
(以下、単にS1で表し、他のステップも同様に扱う)に
おいて、初期設定を実行し、S2にてキー入力待ちを行
う。
そして、キー入力があるとS3へ移行し、それがプリント
キー26であるか否かの判断を行う。プリントキー26でな
い場合には、S4へ移行し、そのキー操作に応じた他キー
の処理を行い、その後S2へ戻りキー入力待ちを行う。ま
た、プリントキー26である場合には、S5へ移行し、プリ
ント可能であるか否か、すなわちプリントするためのフ
ァイルデータがS2〜S4において選択されているか否かの
判断を行い、プリントできない場合にはS6にてブザーを
鳴動し、S2に戻る。またプリント可能ならばS7へ移行
し、プリント初期設定を行う。このプリント初期設定
で、テキストメモリ74内に登録されているファイルデー
タから選択されたファイルデータが指定され、プリント
モードがスタートする。そして、選択されたファイルデ
ータが、最初にどのキーパターンで入力されているかを
確認し、そのキーパターン識別コードを現KBレジスタ78
およびプリントバッファ76にセットする。
例えば、第8図(A)に示すようなファイルを選択した
場合には、その先頭に書き込まれているKBIの識別コー
ドを現KBレジスタ78およびプリントバッファ76にセット
し、次のS8へ移行し、印字動作を開始する。この印字
は、テキストファイルから1行分のデータを1文字ずつ
順次読み出しプリントバッファ76へ書き込み、その書き
込みの終了をS9で識別してS22へ移行し、1行分の印字
を行うという一連の動作を繰り返すことにより行われ
る。
すなわち、S7でプリントの初期設定が行われるとS8に移
行し、ここで1文字分のデータがテキストメモリ74から
読み出され、読み出されたデータが、最終コードか(S
9)、キーパターン識別コードか(S10)、文字コードか
(S11)を判断する。そして、最終コードである場合に
はS22へ移行し、キーパターン識別コードである場合に
はS12へ移行し、文字コードである場合にはS13へ移行す
る。
ここで、読み出されたデータが第8図(A)に示すKBI
のキーパターン識別コードであるとすると、S12へ移行
し、読み出された識別コードKBIを新KBレジスタ79にセ
ットし、S8へ戻る。
次に、S8にて、テキストメモリ74から次の文字データ
「A」が読み出されると、S9,S10を経てS11に移行し、
ここでデータが文字コードであると判断されS13へ移行
する。
そして、制御装置Cは、読み出された文字データ「A」
を、共通データ識別テーブル64内に記憶されている共通
キャラクタデータと照合し、このデータがKBI,KBIIの各
キーパターンに共通するデータが否かを判断する。第5
図(A),(B)に示すように、文字データ「A」は、
両キーパターンに共通するデータであるため、S14へ移
行し、ここで両KBレジスタ78,79内にセットされている
キーパターン識別コードが一致するか否か判断される。
ここでは、両識別コードが一致するため、S21へ移行
し、読み出された文字データ「A」をプリントバッファ
76に第8図(C)に示すようセットし、S8へ戻る。
なお、読み出された文字データがKBI,KBIIに共通するデ
ータでない場合(S14・NO)には、S18へ移行し、ここで
両KBレジスタ78,79の識別コードが一致するか否かを判
断し、両識別コードが一致すると判断しS21移行し、当
該文字データをプリントバッファ76にセットする。
次に、テキストメモリ74から、文字データ「B」が同様
にして読み出され(S8)、プリントバッファ76にセット
される(S21)。
そして次に、S8にて、テキストメモリ74から識別コード
「KBII」が読み出されると、S9,S10を経てS12に移行
し、読み出された識別コードKBIIを、新KB用レジスタ79
にセットし、S7に戻る。これで、両KBレジスタ7879の識
別コードは異なるものとなる。
続いてS8にて、テキストメモリ74から文字データ「C」
が読み出されると、S9,S10,S11を経てS13に移行し、こ
のデータがKBIとKBIIの両キーパターンに共通する文字
データか否かが判断される。この文字データは共通デー
タであるため、S14へ移行して両KBレジスタ78,79の識別
コードが一致すするか否かが判断される。このとき両識
別コードは一致しないため、S15へ移行し現KBレジスタ7
8内に、KBIIIの識別コードがセットされるか否かを判断
する。ここでは、KBIの識別コードがセットされている
ため、S21へ移行し、ここで読み出された文字データ
「C」をプリントバッファ76にセットしS8へ戻る。
このように、テキストメモリ74から新たなキーパターン
識別コードKBIIが読み出された場合でも、その後に読み
出される文字データが、直前のキーパターンKBIと共通
な文字データである場合には、プリントバッファ76に、
新たな識別コードKBIIを書き込むことなく、読み出され
た文字データのみを書き込むことになる。
なお、このとき読み出される文字データが、「C」のよ
うにKBI,KBIIの両キーパターンと共通するものではな
く、例えば「」のようにKBIIのキーパターンにのみ存
在するものである場合(S13・NO)には、S18にて両KBレ
ジスタ78,79の内容が一致しないと判断し、S19へ移行す
る。そして、ここで新KBレジスタ79内にセットされてい
る識別コードKBIIをプリントバッファ76に第8図(D)
に示すようセットし、次のS20にて、識別コードKBIIを
現KBレジスタ78にセットする。その後S21へ移行して、
読み出された文字データ「」をプリントバッファ76に
セットした後、S8へ戻る。
また、テキストメモリ74に第8図(E)のようにファイ
ルデータが記憶されている場合において、既にプリント
バッファに「φ」まで転送されていたとすると、両KBレ
ジスタ78,79には共にKBIIIがセットされている。
そして、次にKBIのデータ「D」をプリントバッファに
転送する場合には、まず、S8にてキーパターン識別コー
ドKBIが読み出される。すると、S9,S10を経てS12に移行
し、この識別コードKBIを新KBレジスタ79にセットす
る。これにより、新KBレジスタ79に格納されている識別
コードがKBIIIからKBIに変更され、その後S8に戻る。
次に、S8にて、テキストメモリ74から文字データ「D」
が読み出されると、S9,S10,S11を経てS13に移行し、読
み出された文字データ「D」がKBI,KBIIのキーパターン
に共通するデータか否かを判断する。ここでは、文字デ
ータ「D」は、第5図に示すようにKBI,KBIIに共通する
ものであるため、次のS14にて両KBレジスタ78,79内の識
別コードが一致するか否かを判断する。ここでは、両KB
レジスタ78,79の内容は、KBIIIとKBIであり、両者は一
致しないため、S15へ移行し、現KB用レジスタ79の内容
がKBIIIの識別コードであるか否かの判断を行う。本来K
BI,KBIIに共通するデータは新KBをプリントバッファ76
にセットしないでデータをセットするが、この場合のよ
うに現KBレジスタ79がKBIIIとなっている場合は、無条
件に新KBをプリントバッファ76にセットする。
すなわち、S16にてプリントバッファ76内にこの識別コ
ードKBIをセットした後、S17へ移行する。ここで現KBレ
ジスタ78内にKBIの識別コードをセットした後、S21へ移
行し、文字データ「D」をプリントバッファ76にセット
しS8に戻る。
このような動作を繰り返すことによって、例えば第8図
(A)に示すテキストファイルは、同図(C)に示すよ
うにプリントバッファ76内に書き込まれることになる。
そして、S8において、テキストメモリ74から1行分の最
終コード(改行コードあるいはエンドコード)が読み出
されると、S9を経てS22に移行し、プリントバッファ76
内に書き込まれた1行分のデータを印字機構PMを用いて
印字する(S23〜S25)。このとき、プリントバッファ76
から、キーパターン識別コードが読み出される毎(S23
・YES)に印字を停止し、ディスプレイ90上に、読み出
された識別コードに対応するディジーホイール38への交
換指令を表示し(S26)、ホイール38が交換された後、
プリントキー26が操作れさると(S28・YES)印字を再開
する。
ここにおいて、第8図(A)に示すテキストファイルの
印字動作を、本実施例の装置と従来装置とを対比する
と、本実施例の装置では、そのプリントバッファ76に第
8図(C)に示すようデータが書き込まれるが、従来装
置では同図(B)に示すようにデータが書き込まれる。
本実施例では、KBIのキーパターンに対応したデイジー
ホイール38を用い、A,B,Cの各文字データを続けて印字
できるのに対し、従来装置では、KBIのデイジーホイー
ル38を用いA,Bを印字した後、KBIIのデイジーホイール3
8に交換した後でなければ、文字データCを印字するこ
とができない。このことから本実施例の装置は、従来装
置に比べ印字ホイールの交換回数が大幅に少なくなるこ
とが理解されよう。
そして、1行分の印字が終了すると(S24・YES)、S30
に移行し、印字動作の終了を示すエンドコードが読み出
されたか否かの判断を行う。エンドコードではない、す
なわち改行コードであると判断した場合にはS8へ戻り、
次の行の印字動作を同様に繰り返して行う。終了したと
判断した場合には、S2へ戻りキー入力待ちを行う。
なお、本発明の前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例ではKBI,KBII,KBIIIの3つのキーパ
ターンがキーボードに割り付けられた場合を例にとり説
明したが、本発明はこれに限らず、例えばキーボードに
2つのキーパターンを割り付けた場合であっても、また
4つ以上のキーパターンを割り付けた場合であっても適
用可能であることはいうまでもない。
また、前記実施例では印字素子として印字ホイールを用
いる場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限ら
ず、必要に応じて他のタイプの印字素子を用いてもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数のキーパタ
ーンが割り付けられたキーボードを用いて入力され、入
力データ格納メモリ内に記憶されているキャラクタデー
タを印字する際、この入力データ格納メモリから新たな
キーパターン識別コードが読み出された場合でも、その
後読み出されるキャラクタデータが、現在装着されてい
る印字素子のキーパターンと共通なキャラクタデータか
否かを判断し、印字動作を続行するか否かを決定すると
いう新規な構成を採用することにより、従来装置のよう
に不必要な印字停止および印字素子の交換を行うことな
く印字することができ、印字時間を短縮し、印字に要す
る使用者の手間を大幅に軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる印字素子交換型の印字装置の機
能ブロック図、第2図〜第7図は本発明にかかる印字装
置の実施例を示すもので、第2図はタイプライタの斜視
図、第3図および第4図は、キーボードに割り付けられ
た印字パターンの説明図、第5図は印字パターンによっ
て割り付けられたキャラクタの説明図、第6図はタイプ
ライタの制御系のブロック図、第7図は制御ルーチンの
フローチャート、第8図はテキストメモリ内のデータ
と、プリントバッファに書き込まれたデータの説明図で
ある。 14……キーボード、18……文字キー、 22……KB変換キー、38……デイジーホイール、 50……CPU、60……ROM、 64……共通データ識別テーブル、 74……テキストメモリ、 76……プリントバッファ、 78a……現KBレジスタ、 78b……新KBレジスタ、 PM……印字機構、C……制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーボードに割付けられた複数のキーパタ
    ーンに対応し、交換可能に形成された印字素子と、 キーボードから入力されるキャラクタデータを、使用す
    るキーパターンの識別コードに続いて順次記憶する入力
    データメモリと、 印字動作時に、前記入力データメモリからデータを順次
    読み出し、前記印字素子を制御して印字すると共に、前
    記入力データメモリから新たなキーパターン識別コード
    が読み出されると、当該キーパターンに対応した印字素
    子への交換指令を出力する印字制御手段とを備えた印字
    装置おいて、 前記各キーパターン毎に割付けられたキャラクタデータ
    が、他のキーパターンにも共通なデータか否かを表す共
    通キャラクタ識別データを記憶する共通データ識別テー
    ブルと、 前記入力データメモリから新たなキーパターン識別コー
    ドが読み出された場合、その後に読み出されるキャラク
    タデータが、直前のキーパターンと共通なキャラクタデ
    ータか否かを、前記共通キャラクタ識別データに基づき
    識別する識別手段とを備え、 前記印字制御手段は、入力データメモリから新たなキー
    パターン識別コードが読み出された後に順次読み出され
    るキャラクタデータに対する印字動作を、識別手段が共
    通データとして識別している間は、印字素子交換指令を
    出力しないで続行するよう形成されたことを特徴とする
    印字装置。
JP1080799A 1989-03-31 1989-03-31 印字装置 Expired - Lifetime JPH0761724B2 (ja)

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Applications Claiming Priority (1)

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