JPH10105556A - 電子式辞書および情報表示方法 - Google Patents

電子式辞書および情報表示方法

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JPH10105556A
JPH10105556A JP8256976A JP25697696A JPH10105556A JP H10105556 A JPH10105556 A JP H10105556A JP 8256976 A JP8256976 A JP 8256976A JP 25697696 A JP25697696 A JP 25697696A JP H10105556 A JPH10105556 A JP H10105556A
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JP
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item
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expression
display
operator
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JP8256976A
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English (en)
Inventor
Hideaki Chijiwa
英晃 千々和
Toshio Isoe
俊雄 磯江
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to US08/925,324 priority patent/US6085204A/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/02Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
    • G06F15/025Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators adapted to a specific application
    • G06F15/0283Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators adapted to a specific application for data storage and retrieval
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/02Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
    • G06F15/0225User interface arrangements, e.g. keyboard, display; Interfaces to other computer systems

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 必要な属性情報を識別し易い状態で表示す
る。 【解決手段】 見出語と共に、記憶されている複数項目
の属性情報の内、操作者が選択した属性情報を、選択さ
れていない属性情報と容易に識別できる状態で強調表示
すると共に、操作者によって複数の属性情報が選択され
た場合には、選択された属性情報を互いに識別し易い状
態で表示する。赤色のベタ塗り、アンダーライン、又は
囲み線等の複数種類の表現方法の表示データがROM1
2の強調表現記憶部124に予め格納され、操作者によ
り選択された属性項目の項目名及び属性情報の少なくと
も一方が、割り当てられた表現方法で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見出語と共に例え
ば発音記号、慣用句、熟語、同意語、反意語、および用
例等の複数項目の属性情報を予め記憶し、操作者が見出
語の入力を行うと、該当する見出語を検索してその属性
情報をディスプレイに表示する電子式辞書と、このよう
な電子式辞書に採用される情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な情報機器の実用化が進
んでおり、このような情報機器の一種として、液晶表示
パネル等のディスプレイを備え、単語や文章等を入力す
ると、入力した単語の属性情報や文章の対訳情報等を上
記ディスプレイに表示する電子式辞書や電子式翻訳機が
知られている。なお、上記した単語の属性情報とは、例
えば、単語の品詞、発音記号、語義、熟語、反意語、同
意語、および用例等の種々の情報を指す。
【0003】従来の電子式翻訳機および電子式辞書で
は、操作者が必要とする情報を効率良く検索できるよう
にするために、種々の工夫がなされている。例えば、特
開昭59−52377号公報には、自動詞、過去形、ま
たは不規則変化動詞等の項目データから任意の項目を指
定して項目別に単語の検索を行うことができる電子式翻
訳機が開示されている。
【0004】特開平7−114565号公報には、見出
語、品詞、語義、用法、熟語、および用例等の通常の英
和辞書に記載されているような辞書データを含む辞書デ
ータベースを備え、熟語や用例の対訳情報を表示する電
子辞書が開示されている。なお、この電子辞書は、検索
した熟語や用例の対訳情報だけではなく、その熟語や用
例が登録されている見出語を逆検索し、その見出語の品
詞や語義等の辞書データを共に表示するようになってい
る。これは、検索した熟語や用例の対訳だけでなく、再
度の検索操作を必要とせずに関連情報も表示することに
より、操作者の検索の手間を省き、効率の良い辞書利用
を実現しようとするものである。
【0005】電子式翻訳機や電子式辞書は主として文字
情報を扱うものであるが、近年のディスプレイの高解像
度化やカラー化等の進歩に伴って、多量の文字情報をよ
り見易く表示するためにも様々な試みがなされている。
例えば、特開昭58−64567号公報には、表示すべ
き文字情報に対して固定的表示内容を損なわない付加情
報を付けて表示する情報検索装置が開示されている。上
記付加情報としては、例えば背景色彩、アンダーライ
ン、または文字に対する色付け等が例示されている。さ
らに、上記情報検索装置は、各見出語に対して、訳語お
よび意味等の情報の他に、その見出語の重要度、分野情
報、またはカテゴリー情報等の付加情報を予め記憶し、
表示に際しては、例えば見出語の重要度のランクに応じ
た付加情報を付加するようになっている。
【0006】特開平3−237561号公報には、操作
者が選択した単語の単語情報をマークメモリ部に記憶
し、この単語を、例えば反転表示または画面の端部にマ
ークを表示する等の、通常表示とは区別して表示する電
子辞書が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記に
例示したような従来の電子式辞書をさらに発展させたも
のとして、見出語に対応して記憶されている複数種類の
属性情報の内、操作者が選択した属性情報を、他の属性
情報よりも強調して表示する電子式辞書の実現が望まれ
ている。さらに、複数の属性情報を操作者が選択した場
合、選択された属性情報を互いに識別可能な状態で表示
することが好ましい。ただし、複数種類の属性情報を互
いに識別可能な状態で表示するために、例えばこれらの
属性情報を互いに異なる色で表示するというような方法
を用いると、多色表示が可能な高性能のディスプレイを
備えることが必要となり、製造コストが増大するという
問題点がある。
【0008】本発明は、操作者が選択した属性情報を他
の属性情報と容易に識別できる状態で強調表示すると共
に、複数の属性情報が選択された場合には、選択された
属性情報を互いに識別し易い状態で表示することが可能
な電子式辞書を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の電子式辞書は、見出語と上記見出
語の属性情報とを対応させて記憶する記憶手段と、上記
記億手段に記憶されている見出語と属性情報とを表示す
る表示手段と、属性情報の任意の項目を選択する選択手
段と、上記選択手段にて選択された項目の項目名および
属性情報の少なくとも一方を、選択されていない項目と
は異なる表現で上記表示手段に表示させる表示制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0010】上記の構成によれば、操作者が選択手段を
用いて属性情報の任意の項目を選択すれば、選択した項
目の項目名および属性情報の少なくとも一方が、選択さ
れていない項目とは異なる表現で表示される。これによ
り、見出語に対応して記憶されている複数項目の属性情
報の内、操作者が選択した項目の視認性を向上させるこ
とができ、操作者が必要な情報を見つけ易く表示するこ
とが可能となる。この結果、多量の文字情報を見易く表
示する電子式辞書を実現することができる。
【0011】請求項2記載の電子式辞書は、請求項1記
載の電子式辞書において、選択手段により項目が選択さ
れると、選択された項目に対し、複数種類の表現から選
択した表現を付与する表現選択手段をさらに備えたこと
を特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、選択された項目のそ
れぞれに対してさらに、複数種類の表現から選択された
いずれかの表現が付与される。これにより、操作者が複
数の項目を選択した場合でも、異なる種類の項目に同一
の表現が付与される可能性を小さくすることができる。
また、項目が選択されたときに表現を選択して付与する
ので、属性情報の項目数と同数の表現を予め用意する必
要がない。この結果、より少ない表現を効率的に利用し
て複数の項目同士の識別を容易にし、操作者が必要な情
報をさらに見分け易い状態で表示する電子式辞書を提供
することが可能となる。
【0013】請求項3記載の電子式辞書は、請求項1記
載の電子式辞書において、選択手段により項目が選択さ
れると、選択された項目に対し、複数種類の表現の内で
最も使用頻度の低い表現を付与する表現選択手段をさら
に備えたことを特徴としている。
【0014】上記の構成によれば、選択された項目に対
して、複数の表現のいずれかが選択されて付与されると
共に、上記複数の表現の中で最も使用頻度の低い表現が
付与される。これにより、操作者が複数の項目を選択し
た場合でも、異なる種類の項目に同一の表現が付与され
る可能性をさらに小さくすることができる。また、項目
が選択されたときに表現を選択して付与するので、属性
情報の項目数と同数の表現を予め用意する必要がない。
この結果、より少ない表現を効率的に利用して複数の項
目同士の識別を容易にし、操作者が必要な情報をさらに
見分け易い状態で表示する電子式辞書を提供することが
可能となる。
【0015】請求項4記載の電子式辞書は、請求項1記
載の電子式辞書において、表示制御手段が、文字列の先
頭文字を強調表示色でベタ塗りし、二文字目以降にアン
ダーラインを付与する表現付与手段を備えたことを特徴
としている。
【0016】上記の構成によれば、選択された項目の項
目名および属性情報の少なくとも一方の文字列に対し、
先頭文字が強調表示色でベタ塗りされ、二文字目以降に
アンダーラインが付与される。なお、ベタ塗りとは、項
目名または属性情報の文字列そのものが読み取れる状態
で、該当文字部分を色で塗りつぶすことを示す。これに
より、文字列全体をベタ塗りする場合等と比較して、文
字列そのものの視認性を低下させることなく、強調表示
を行うことが可能となる。この結果、操作者が必要な情
報を見分け易い状態で表示する電子式辞書を提供でき
る。
【0017】請求項5記載の電子式辞書は、請求項1記
載の電子式辞書において、表示制御手段が、文字列の直
前に強調表示色でベタ塗りされた空白文字を挿入し、上
記文字列にアンダーラインを付与する表現付与手段を備
えたことを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、選択された項目の項
目名および属性情報の少なくとも一方の文字列に対し、
文字列の直前に強調表示色でベタ塗りされた空白文字が
挿入され、文字列そのものにはアンダーラインが付与さ
れる。これにより、文字列全体をベタ塗りする場合等と
比較して、文字列そのものの視認性を低下させることな
く、強調表示を行うことが可能となる。この結果、操作
者が必要な情報を見分け易い状態で表示する電子式辞書
を提供することが可能となる。
【0019】請求項6記載の電子式辞書は、請求項1記
載の電子式辞書において、上記選択手段により選択され
た項目の属性情報を、選択されていない属性情報よりも
優先的に表示する優先表示手段をさらに備えたことを特
徴としている。
【0020】上記の構成によれば、例えば、選択された
項目の属性情報のみを選択して表示する、あるいは、選
択された項目の属性情報を選択されていない属性情報よ
りも先に表示する、というように、選択された項目の属
性情報が他の項目よりも優先的に表示される。これによ
り、例えば表示画面をスクロールさせて必要な情報を探
すというような操作者の手間を省くことができ、必要な
情報を効率良く得られる電子式辞書を提供することが可
能となる。
【0021】前記の課題を解決するために、請求項7記
載の情報表示方法は、見出語に対応付けて複数項目の属
性情報を予め記憶し、指定された見出語に対応する属性
情報を表示する電子式辞書における情報表示方法におい
て、強調表示する項目を選択する選択ステップと、選択
ステップにて選択された項目の項目名および属性情報の
少なくとも一方を、選択されていない項目とは異なる表
現にて表示する表示ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0022】上記の方法によれば、操作者が任意の項目
を選択すれば、選択された項目に該当する属性情報は、
選択されていない項目の属性情報とは異なる表現にて表
示される。これにより、見出語に対応する複数項目の属
性情報の内、操作者が選択した項目の視認性を向上させ
ることができ、操作者が必要な情報を見つけ易く表示す
ることが可能となる。この結果、電子式辞書において、
多量の文字情報を見易く表示することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図15に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0024】図2は、本発明の実施に係る一形態として
の電子式辞書の外観を示す斜視図である。同図に示すよ
うに、本実施形態の電子式辞書は、ハードキーボードを
持つ入力部2を備えた本体キャビネット部1と、液晶表
示部4を備えた蓋部3とによって構成されている。蓋部
3は、本体キャビネット部1の背面にヒンジにて接続さ
れ、入力部2を覆うように回動する。これにより、本電
子式辞書の持ち運び時に、蓋部3が入力部2および液晶
表示部4を保護する役目を果たしている。また、本体キ
ャビネット部1は、インターフェース等を制御する制御
回路等の必要個所に電源を供給する電源部等を内蔵して
いる。
【0025】入力部2は、操作者が文字入力を行う際に
使用するアルファベットキー21、操作者が各種の設定
を行うためのメニューを表示させる際に押下されるメニ
ューキー22、操作者がアプリケーションを選択する際
に押下されるアプリケーションキー23、電源のON/
OFFを行う際に押下される電源スイッチ24、操作者
がカーソルを左右上下に移動させる際に使用される矢印
キー25、ENTERキー26、操作者が機能を選択す
る際に押下される機能キー27、およびCEキー28等
の各種のキーやスイッチを備えている。
【0026】図1は、上記電子式辞書の制御系の概略構
成を示すブロック図である。上記電子式辞書は、液晶表
示部4の表示を制御するために、液晶表示回路5、コモ
ン回路6、およびセグメント回路7を備えている。液晶
表示回路5は、液晶表示部4のドット位置をビットマッ
プとして記憶しており、各ドット位置の液晶を制御して
ドット表示のON/OFFを行うように、コモン回路6
およびセグメント回路7に信号を送る。さらに、上記電
子式辞書は、液晶表示部4を背面から照明するためのバ
ックライト8を備えている。バックライト8の点灯また
は消灯は、バックライト制御部9により制御される。
【0027】また、上記電子式辞書は、主制御部(CP
U:Central Processing Unit)10、RTC(Real Time
Clock) 11、ROM(Read Only Memory)12、および
RAM(Random Access Memory)13を備えている。主制
御部10は、電子式辞書全体の動作を制御するものであ
る。RTC11は、図示しないクロック信号により時間
を計時する。
【0028】ROM12は、種々のプログラムや情報が
あらかじめ書き込まれた複数の領域から構成されてお
り、例えば、主制御部10の動作を記述したプログラム
が格納されたプログラム記憶部121、液晶表示部4に
表示する文字のフォントが格納されたフォント記憶部1
22、辞書情報が格納された辞書記憶部123、強調表
示を行う際の各種の強調表現がビットマップデータとし
て格納された強調表現記憶部124、および日付を計算
するカレンダー情報等を記憶する日付プログラム記憶部
125等を有している。
【0029】RAM13は、操作者により入力されたデ
ータや各種のデータ等を記憶するための複数の領域から
構成されており、例えば、操作者が入力部2から入力し
た文章等の文字情報を記憶する文字記憶部131、後に
詳述するが次に付与すべきものとして選択された表現方
法を記憶する選択表現記憶部132、各表現方法がいく
つの項目に対して使用されているかをカウントする使用
頻度カウンタ133、各項目に付与する表現方法の種別
を記憶する表現種別記憶部134、スケジュールデータ
を記憶するスケジュール記憶部135、各項目に対して
操作者が通常表示および強調表示のいずれを設定したか
を記憶する設定フラグ記憶部136等を有している。
【0030】ここで、本実施形態の電子式辞書の操作方
法およびその動作について、図3(a)および(b)並
びに図4を参照しながら説明する。なお、本電子式辞書
は、辞書機能の他に、時計機能、スケジュール管理機
能、およびカレンダー機能等を有し、入力部2のアプリ
ケーションキー23を選択押下することにより各機能が
実行されるが、ここでは、辞書機能のみに関する説明を
行う。
【0031】操作者は、まず、本体キャビネット部1に
対して蓋部3を開いた状態とし、入力部2の電源スイッ
チ24を押して電源をONにする。なお、本電子式辞書
はレジューム機能を備えており、電源がONにされる
と、前回の操作時において電源をOFFにする直前の画
面が液晶表示部4に表示される。
【0032】ここで操作者が、入力部2のアプリケーシ
ョンキー23にて辞書機能を選択すると、辞書機能を実
現するプログラムの実行が主制御部10において開始さ
れ、液晶表示部4の表示画面に、図3(a)に示すよう
な見出語入力画面が表示される。この画面には、操作者
に対して検索したい単語の見出語の入力を促すメッセー
ジが表示される。ここで、操作者は、入力部2のアルフ
ァベットキー21を用いて見出語を入力することができ
る。
【0033】なお、本実施形態の電子式辞書は、ROM
12の辞書記憶部123に、見出語とこの見出語の属性
情報とが対応づけられて記憶されている。属性情報と
は、発音記号、慣用句、熟語、同意語、反意語、および
用例の六項目である。ただし、属性情報の種類および項
目数は、これに限定されるものではない。前記のよう
に、操作者が入力部2のアルファベットキー21を用い
て、例えば「clear」のように、検索したい単語の
見出語を入力すると、上記辞書記憶部123において、
この見出語が検索される。
【0034】検索が終了すると、図3(b)に示すよう
に、先頭に見出語「clear」が表示され、その下
に、辞書記憶部123から読み出された上記見出語の属
性情報が表示される。ただし、表示すべき内容が多い場
合には、液晶表示部4の一画面に表示可能な範囲のみが
一度に表示され、表示しきれない部分に関しては必要に
応じて画面をスクロールさせる事により、全体を見るこ
とができるようになっている。
【0035】本実施形態の電子式辞書は、見易い表示画
面を実現するために、属性情報の内、操作者によって選
択された所定の項目を、他の項目とは区別可能な状態に
強調表示すると共に、操作者が複数の項目に対して強調
表示を設定した場合には、これらの項目を何種類かの表
現方法にてさらに区別して表示できるように構成されて
いる。
【0036】例えば、図3(b)は、操作者が、発音記
号、熟語、同意語、および反意語の四つの項目に対して
強調表示を設定した場合の表示画面の一例を示してい
る。ここでは、見出語「clear」を表示した行の次
の行に、発音記号が赤色でベタ塗りされた状態で表示さ
れている。また、「clear」の熟語である「cle
ar out」は、先頭文字のみが赤色でベタ塗りされ
て二文字目以降には赤色のアンダーラインが付与されて
表示されている。また、「clear」の同意語である
「obvious」、「limpid」、「luci
d」、「pellucid」、および「transpa
rent」には、赤色の囲み線がそれぞれ付与されて表
示される。また、「clear」の反意語である「op
aque」には、赤色のハーフアンダーラインが付与さ
れて表示される。
【0037】すなわち、強調表示が設定された項目は、
赤色が用いられることによって、他の項目と区別可能な
状態で表示される。さらに、文字列の全体または一部に
対する赤色のベタ塗り、赤色のアンダーラインまたはハ
ーフアンダーライン、あるいは囲み線というように、複
数種類の表現方法が付与されることにより、強調表示が
設定された複数の項目が互いに区別可能な状態で表示さ
れている。なお、これらのベタ塗りやアンダーラインま
たはハーフアンダーライン等の強調表示は、いずれも属
性情報の文字列の視認性を損なわないように付与されて
いることは言うまでもない。
【0038】ここで、操作者が強調表示する項目を選択
する方法について説明する。操作者が入力部2のメニュ
ーキー22を押すと、各種の設定メニュー(図示せず)
が表示される。この設定メニューにおいて、操作者が
「強調項目設定」を選択すると、図4に示すような強調
項目設定画面が液晶表示部4に表示される。強調項目設
定画面の左側には、属性情報の項目名が一覧表示され
る。また、各項目名の右側には「B」および「R」の記
号が表示される。操作者は、この「B」または「R」の
記号を選択することにより、各項目の表示状態を黒色
(B)による通常表示あるいは赤色(R)による強調表
示のいずれにするかを設定することができる。
【0039】各項目に対して通常表示または強調表示の
どちらが設定されているかは、「B」および「R」のい
ずれかが反転表示されていることにより見分けることが
できる。例えば、図4に示す強調項目設定画面は、発音
記号(Pronunciation) 、慣用句(Phrasal Verbs) 、同意
語(Synonym) 、および反意語(Antonym) が強調表示すべ
き項目として設定されており、熟語(Idioms)および用例
(Usage) には通常表示が設定された状態を示す。
【0040】操作者は、以下の操作によって、各項目に
対する設定内容の変更を行う。まず、強調項目設定画面
において、矢印キー25の上矢印キーまたは下矢印キー
を用いて、設定を変更する項目にカーソルを移動する。
そして、矢印キー25の左矢印キーまたは右矢印キーを
用いて、「B」または「R」を選択する。
【0041】ここで、操作者による矢印キー25の操作
に伴う主制御部10の動作について、図5のフローチャ
ートを参照しながら説明する。最初に、主制御部10
は、操作者によって辞書機能が選択されているか否かを
判断する(ステップ1、以下、S1のように表記す
る)。S1において辞書機能が選択されている場合はS
2へ進み、図3(a)に示すような見出語入力画面を表
示する。次に、操作者によってメニューキー22が押さ
れたか判断し(S3)、メニューキー22が押されてい
ない場合は、この処理を終了する。メニューキー22が
押された場合には、RAM13の表現種別記憶部134
から、各項目に対して設定されている内容を読み出し、
読み出した各項目の設定内容を図4に示すような強調項
目設定画面として表示する(S4)。
【0042】次に、操作者によって押されたキーが矢印
キー25の上矢印キーであるかを判断する(S5)。上
矢印キーでない場合はS8に進み、上矢印キーであった
場合はカーソルが強調項目設定画面の一番上の項目にあ
るかどうかを判断する(S6)。カーソルが一番上にあ
る場合はS5へ戻り、一番上でない場合はカーソルを強
調項目設定画面における一つ上の項目に移動する(S
7)。
【0043】S8では、操作者によって押されたキーが
矢印キー25の下矢印キーであるかを判断し(S8)、
下矢印キーが押されていない場合はS11に進み、下キ
ーが押されていた場合はカーソルが強調項目設定画面の
一番下の項目にあるかどうかを判断する(S9)。カー
ソルが一番下にある場合はS5へ戻る。一方、一番下で
ない場合はカーソルを強調項目設定画面における一つ下
の項目に移動する(S10)。
【0044】S11では、操作者によって押されたキー
が矢印キー25の右矢印キーであるかを判断し(S1
1)、右矢印キーが押されていない場合はS15へ進
み、右矢印キーが押されていた場合は、強調項目設定画
面において項目の右側に表示されている「B」および
「R」の内の「R」上にカーソルがあるか否か判断する
(S12)。カーソルが「R」上にある場合はS5へ戻
り、「R」上にない場合はカーソルを右に移動して
「R」上に位置させる(S13)。さらに、RAM13
の設定フラグ記憶部136において、強調項目設定画面
にて現在カーソルが位置している項目に対応するフラグ
に“1”をセットする(S14)。これにより、該当項
目に対して強調表示が設定されたことになる。
【0045】S15では、操作者によって押されたキー
が矢印キー25の左矢印キーであるかを判断し(S1
5)、左矢印キーが押されていない場合はS19へ進
み、左矢印キーが押されていた場合は、強調項目設定画
面において「B」上にカーソルがあるか否かを判断する
(S16)。カーソルが「B」上にある場合はS5へ戻
り、カーソルが「B」上にない場合はカーソルを左へ移
動して「B」上に位置させる(S17)。さらに、RA
M13の設定フラグ記憶部136において、強調項目設
定画面にて現在カーソルが位置している項目に対応する
フラグに“0”をセットする(S18)。これにより、
該当項目に対する強調表示が解除されたことになる。
【0046】なお、矢印キー25のどれも押されなかっ
た場合は制御はS19へ到達し、ここで、ENTERキ
ー26が押されたかどうかを判断する(S19)。EN
TERキー26が押されていない場合はS5へ戻り、E
NTERキー26が押された場合は、S20へ進む。S
20では、強調項目設定画面を液晶表示部4の画面から
消去し、S2へ戻る。以上の処理により、操作者のキー
操作に応じた強調項目の設定が実現される。
【0047】次に、本実施形態の電子式辞書における強
調表示について、図6ないし図8を参照しながらさらに
詳細に説明する。本電子式辞書は、上述のように、操作
者が選択した項目に対して赤色を用いた強調表示を行う
が、該当項目を単に赤色で表示するだけではなく、操作
者が複数の項目を選択した場合でも見易い表示を実現す
るために、以下の第1ないし第4の四種類の表現方法に
よって、選択された項目をさらに区別して表示すること
を特徴としている。 (1)属性情報の文字列全体を赤色のベタ塗りで表示す
る。 (2)属性情報の文字列の一文字目を赤色のベタ塗り表
示とし、二文字目以降に赤色のアンダーラインを付け
る。 (3)属性情報の文字列を囲むように赤色の囲み線を表
示する。 (4)属性情報の文字列に赤色のハーフアンダーライン
を付ける。
【0048】なお、操作者が、五項目以上に対して強調
表示を設定した場合には、上記四種類の表現方法の少な
くとも一つが重複して使用される。ただし、後に詳しく
説明するが、表現方法の重複ができるだけ少なくなるよ
うに、操作者が新たな項目に対して強調表示を設定する
毎に、新たに強調表示が設定された項目に対してどの表
現方法を付与すべきかが適切に選択されるようになって
いる。
【0049】図6は、本電子式辞書において複数種類の
表現方法による強調表示を実現するための構成を抜粋し
て示すブロック図である。同図に示すように、ROM1
2の辞書記憶部123は、見出語が格納された見出語領
域123aと、各見出語に対応して、発音記号、慣用
句、熟語、同意語、反意語、および用例の六項目の属性
情報がそれぞれ記憶されている属性情報領域123bな
いし123gとによって構成されている。
【0050】また、上記の機能を実現するために、RA
M13の選択表現記憶部132、使用頻度カウンタ13
3、表現種別記憶部134、および設定フラグ記憶部1
36が使用される。
【0051】上記設定フラグ記憶部136は、属性情報
の各項目と一対一に対応する六つのフラグ136aない
し136fを有している。つまり、フラグ136aない
し136fは、順に、発音記号、慣用句、熟語、同意
語、反意語、および用例にそれぞれ対応している。上記
フラグ136aないし136fにおいて、操作者によっ
て強調表示が設定されている項目に対応するフラグには
“1”がセットされ、通常表示が設定されている項目に
対応するフラグには“0”がセットされる。
【0052】また、表現種別記憶部134も同様に、属
性情報の各項目と一対一に対応するフラグ134aない
し134fを有している。上記フラグ134aないし1
34fは、各項目に対して用いられる表現方法の種類を
示すものである。例えば、第1の表現方法が用いられる
項目に対応するフラグには“1”が、第2の表現方法が
用いられる項目に対応するフラグには“2”がセットさ
れる。なお、強調表示が設定されていない項目に対応す
るフラグには、“0”がセットされる。
【0053】使用頻度カウンタ133は、表現方法の種
類と同数、すなわちここでは四つのカウンタ133aな
いし133dを有する。カウンタ133aないし133
dは、上記した四種類の表現方法に一対一に対応してお
り、各表現方法がいくつの項目に対して用いられている
かを示す。
【0054】選択回路19は、使用頻度カウンタ133
のカウンタ133a・133b・133c・133dを
この順に検索して最も小さな値を示すカウンタを選択
し、そのカウンタに対応する表現方法の番号を、選択表
現記憶部132に出力する。すなわち、例えば第2の表
現方法に対応するカウンタ133bが示す値が一番小さ
い場合には、選択回路19は選択表現記憶部132に
“2”を出力する。選択表現記憶部132は、選択回路
19から出力された番号を保持する。
【0055】設定フラグ記憶部136は、入力パルスの
立ち上がりおよび立ち下がりを検出する単安定マルチバ
イブレータ等で実現されるワンショットトリガ回路16
に接続されている。ワンショットトリガ回路16は、二
つの出力端子A1 およびA2を有し、設定フラグ記憶部
136の各フラグが“0”から“1”に変わると出力端
子A1 から短期間信号を出力する。反対に、各フラグが
“1”から“0”に変わると出力端子A2 から短期間信
号を出力する。
【0056】ワンショットトリガ回路16の出力端子A
1 は、ゲート17の二つの入力端子の一方に接続されて
いる。出力端子A2 は、ゲート18の二つの入力端子の
一方に接続されている。ゲート17の他方の入力端子
は、選択表現記憶部132に接続されている。ゲート1
8の他方の入力端子はアースに接続されている。
【0057】ワンショットトリガ回路16の出力端子A
1 から信号が出力された場合には、ゲート17が開放さ
れ、選択表現記憶部132に保持されていた表現方法の
番号、すなわち“1”ないし“4”のいずれかが、表現
種別記億部134に出力される。一方、出力端子A2
ら信号が出力された場合は、ゲート18が開放され、ア
ースからの信号が出力されるため、“0”が表現種別記
憶部134へ格納される。なお、このデータ“0”は、
該当する項目の表示を通常表示(黒表示)とすることを
意味する。
【0058】合成処理部20は、主制御部10の一部で
あり、表現種別記憶部134に記憶されている番号に対
応する表現方法による強調表現の表示データをROM1
2の強調表現記憶部124から取得して、この表示デー
タと、ROM12の辞書記憶部123から取得した属性
情報の表示データとを合成し、液晶表示回路5へ出力す
る。これにより、液晶表示部4において属性情報の強調
表示が実現される。
【0059】次に、操作者が属性情報の表示状態の設定
を変更した場合の電子式辞書の動作について説明する。
今、図6に示すように、設定フラグ記憶部136のフラ
グ136aないし136fに、“0”、“1”、
“1”、“0”、“0”、“0”がそれぞれセットされ
ており、使用頻度カウンタ133のカウンタ133aな
いし133dに、“1”、“1”、“0”、“0”がそ
れぞれセットされているものとする。これは、属性情報
の内の慣用句および熟語の二項目を他の項目とは異なる
表現にて強調表示するように操作者が設定を行ったこと
を意味する。
【0060】このとき、選択回路19は、使用頻度カウ
ンタ133のカウント値が最も小さいものを検索する。
ここでは、カウント値が“0”であるカウンタ133c
が選択され、このカウンタ133cに対応する表現方法
の番号、すなわち第3の表現方法を示す番号である
“3”が、選択回路19から選択表現記憶部132に出
力され、そこで保持される。
【0061】ここで、操作者が、上記の二項目に加えて
反意語も強調表示させようとして、前述の強調項目設定
画面において、反意語の設定を“B”から“R”に変更
したとする。これにより、設定フラグ記憶部136にお
いて反意語に対応するフラグ136eが、“0”から
“1”に変更される。そして、フラグ136eが“0”
から“1”に変化したことに応答して、ワンショットト
リガ回路16の出力端子A1 から短時間信号が出力され
る。
【0062】これにより、ゲート17が開放されて、選
択表現記憶部132に保持されていた表現方法の番号
“3”が、表現種別記憶部134のフラグ134eに出
力される。この結果、フラグ134eに“3”がセット
される。これと同時に、表現種別記憶部134から使用
頻度カウンタ133へ信号が出力されることにより、第
3の表現方法に対応するカウンタ133cの内容が1だ
け加算される。
【0063】以上の動作により、次回に見出語の検索が
行われたときは、反意語の属性情報が、第3の表現方法
すなわち赤色の囲み線を付けた表現で、液晶表示部4に
表示される。
【0064】次に、操作者が熟語を強調表示から通常表
示へ変更した際の電子式辞書の動作について説明する。
操作者が、強調項目設定画面において、熟語の設定を
“R”から“B”に変更すると、設定フラグ記憶部13
6のフラグ136cが“1”から“0”へ変化する。そ
して、フラグ136cが“1”から“0”に変化したこ
とに応答して、選択回路16の出力端子A2 からゲート
18へ短時間信号が出力され、ゲート18が開放され
る。ゲート18はアースに接続されているので、表現種
別記憶部134のフラグ134cに“0”が出力され、
この結果、フラグ134cに“0”がセットされる。
【0065】これに伴い、表現種別記憶部134から使
用頻度カウンタ133へ、フラグ134cの内容が
“1”から“0”へ変化したことを示す信号が出力され
る。これにより、使用頻度カウンタ133は、第1の表
現方法に対応するカウンタ133aの内容を1だけ減算
する。以上の動作により、次回に見出語の検索が行われ
たときは、熟語は、黒文字にて通常表示される。
【0066】さらにこの後に、操作者が、同意語の表示
状態を通常表示から強調表示へ変更するために、強調項
目設定画面において、同意語の設定を“B”から“R”
へ変更したとする。なお、このときに、先程、使用頻度
カウンタ133のカウンタ133aの内容が1だけ減算
された結果、カウンタ133aの値は“0”となってい
る。選択回路19は、使用頻度カウンタ133の一番
目、すなわち第1の表現方法に対応するカウンタ133
aから順に、カウンタ値が最も小さなものを選択するの
で、ここで、カウンタ133aが選択される。そして、
カウンタ133aに対応する表現方法の番号“1”が、
選択回路19から選択表現記憶部132に送られ、保持
される。これにより、今回操作者が強調表示を設定した
同意語に対して、第1の表現方法が用いられることにな
る。
【0067】図7は、図5に示すフローチャートのS1
4の強調表示設定処理の内容をより詳細に示したフロー
チャートである。強調表示設定を行う場合には、図7に
示すように、まず、RAM13の使用頻度カウンタ13
3から、各表現方法の使用頻度を示すカウント値を読込
む(S21)。そして、最小のカウント値を示すカウン
タを選択する(S22)。ただし、最小値を持つカウン
タが複数存在する場合は、所定の優先順位に従って、い
ずれかの一つのカウンタを選択する。この後、選択され
たカウンタに対応する表現方法の種別が表現種別記憶部
134に格納され(S23)、使用頻度カウンタ133
において選択されたカウンタに1が加算される(S2
4)。
【0068】図8は、図5に示すフローチャートのS1
8の強調表示設定解除処理の内容を示したフローチャー
トである。強調表示設定解除を行う場合には、図8に示
すように、まず、RAM13の表現種別記憶部134に
おいて、強調表示が解除された項目に対応するフラグが
“0”に設定される(S31)。次に、強調表示が解除
された項目に対して用いられていた表現方法に対応する
使用頻度カウンタ133のカウンタ値から1を減算する
(S32)。
【0069】以上のように、各項目に対して強調表示の
表現方法の種別が設定されると、合成処理部20は、設
定された表現方法に応じて、属性情報の表示を行う。以
下に、合成処理部20の動作について、図9のフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0070】合成処理部20は、まず、項目に対して強
調表示が設定されているか判断する(S41)。強調表
示が設定されていない場合は何もせずに処理を終了す
る。強調表示が設定されている場合は、その項目に対し
て選択されている表現方法の種別を示す番号が“1”か
否かを判断する(S42)。番号が“1”の場合は、そ
の項目の属性情報の文字列に、第1の表現方法による強
調表現として、赤色のベタ塗りを重ねて表示する(S4
3)。S42において番号が“1”でなければ、S44
へ進む。
【0071】S44では、表現方法の種別を示す番号が
“2”かどうかを判断し、番号が“2”の場合は、属性
情報の文字列の先頭文字を赤色でベタ塗りして表示し、
二文字目以降に赤アンダーラインを付加する(S4
5)。番号が“2”でなければ、S46へ進む。
【0072】S46では、表現方法の種別を示す番号が
“3”かどうかを判断し、番号が“3”の場合は、属性
情報の文字列の周囲に赤色の囲み線を付加して表示する
(S47)。番号が“3”でなければ、S48へ進む。
【0073】S48では、表現方法の種別を示す番号が
“4”かどうかを判断し、番号が“4”の場合は、属性
情報の文字列に赤色のハーフアンダーラインを付加して
表示する(S49)。番号が“4”でなければ、何もせ
ずに処理を終了する。
【0074】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、操作者が強調表示を設定した項目は、赤色を用いて
強調表示されるので、黒色で通常表示される他の項目と
容易に識別することができる。この結果、辞書における
見出語およびその属性情報のような多量の文字情報を一
画面に表示させる場合に、操作者が必要とする項目を他
の項目よりも目立つように表示させることが可能とな
る。
【0075】また、複数の項目に対して強調表示が設定
された場合でも、例えば、ベタ塗り、アンダーライン、
ハーフアンダーライン、またはこれらの組合せというよ
うな複数種類の表現方法によって、各項目が強調表示さ
れることにより、強調表示されている項目を互いに識別
し易くなっている。
【0076】また、赤色および黒色の二色のみを用いて
多種類の表現方法が実現されているので、二色表示が可
能な液晶ディスプレイを液晶表示部4に適用できる。こ
れにより、例えばフルカラー表示の液晶ディスプレイを
用いる場合と比較して、辞書情報を見易く表示できる電
子式辞書を低コストで実現することが可能となるという
利点もある。
【0077】さらに、強調表示の表現方法は、各項目に
対して予め決められているのではなく、操作者が強調表
示を設定したときに、複数種類の表現方法のいずれかが
選択されて割り当てられる。これにより、表現方法をす
べての項目に対して予め設定しておく必要はなく、項目
数に対して適当な種類の表現方法を準備しておけば良
い。この結果、強調表現の表示データを記憶する強調表
現記憶部124のメモリ容量を節約できる。
【0078】しかも、表現方法を割り当てる際に、その
時点で最も使用頻度の低い表現方法が選択されるように
なっているので、複数の項目に同一の表現方法が用いら
れる可能性を極力小さくできる。これにより、操作者が
必要な情報を識別し易い表示が実現される。
【0079】なお、上記では、第1ないし第4の表現方
法によって強調表示を行う例を説明したが、この他に、
例えば、属性情報の直前に赤色でベタ塗りされた空白文
字を挿入し、属性情報の文字列全体に赤色のアンダーラ
インを付与するという表現方法を、第5の表現方法とし
て採用することもできる。ただし、表現方法はこれらの
五種類に限定されるものではなく、元の文字情報を損な
わないように強調表示が可能な方法であれば、種々の方
法を適用することができる。
【0080】ここで、上記した第2および第5の表現方
法を例に挙げ、これらの表現方法を実現するための合成
処理部20の構成および動作について説明する。まず、
第2の表現方法について、図10ないし図12に基づい
て説明する。第2の表現方法は、属性情報の文字列の先
頭文字に赤色のベタ塗りを重ねて出力し、二文字目以降
に赤色のアンダーラインを付与する方法である。これに
よれば、例えば第1の表現方法のように属性情報の文字
列全体をベタ塗りする表現と比較して、属性情報そのも
のの視認性を劣化させることなく強調表示することがで
きる。
【0081】第2の表現方法を用いた強調表示の手順
は、図10のフローチャートに示すとおりである。すな
わち、まず、属性情報の一文字目の表示データを読込み
(S51)、赤色でベタ塗りされた空白文字の表示デー
タと合成する(S52)。合成された表示データは、液
晶表示回路5へ出力される(S53)。
【0082】次に、属性情報の次の文字が読み込まれ
(S54)、空白文字以外の文字が読み込まれたか判断
される(S55)、S55の判断結果がYESであれ
ば、読み込んだ文字の表示データと赤色アンダーライン
の表示データとを合成し(S56)、液晶表示回路5へ
出力する(S57)。なお、上記S55の判断結果がN
Oであれば、処理を終了する。
【0083】以上の処理を実現するための、合成処理部
20等のより具体的な構成の一例を、図11を用いて説
明する。前記したように、本電子式辞書は、ROM12
の強調表現記憶部124に、各表現方法に対応する表示
データを格納している。この表示データは、合成処理部
20によって強調表現記憶部124から取り出され、図
11に示すように、合成処理部20に設けられたシフト
レジスタ201に格納される。すなわち、シフトレジス
タ201の先頭に赤色でベタ塗りされた一文字分の表示
データが格納され、その後に、五文字分の赤色アンダー
ラインの表示データが格納される。
【0084】一方、ROM12の辞書記憶部123から
取り出された属性情報の表示データは、合成処理部20
に設けられたシフトレジスタ202に格納される。ここ
では、属性情報として、文字列「clear」がシフト
レジスタ202に格納されたものとする。
【0085】シフトレジスタ201は、ゲート203に
接続されている。また、ゲート203は、RAM13の
表現種別記憶部134に接続されており、第2の表現方
法を示す番号“2”が表現種別記憶部134から入力さ
れた場合に開放される。
【0086】すなわち、RAM13の表現種別記憶部1
34からゲート203に信号として“2”が送られ、ゲ
ート203が開放されると、OR回路204に、シフト
レジスタ201およびシフトレジスタ202のそれぞれ
に格納されている表示データが同期して送られる。OR
回路204は、これらの表示データを合成し、ゲート2
05を介して表示バッファ206に出力する。
【0087】なお、上記ゲート205はシフトレジスタ
202に記憶されている文字の有無により開閉するゲー
トであり、文字が入っていないデータを受けると閉じる
ようになっている。これにより、属性情報の文字数が、
ベタ塗りの先頭文字と赤色アンダーラインとに対応する
表示データの文字数よりも短い場合に、属性情報の後ろ
にアンダーラインが付いた空白文字が付加されることが
防止される。
【0088】ここで、上述の構成を備えた合成処理部2
0の動作について、図12のフローチャートに基づいて
説明する。まず、表現種別記憶部134から、第2の表
現方法を示す“2”がゲート203に出力されることに
よりゲート203が開放されると、合成処理部20は、
第2の表現方法に対応する表示データを格納したシフト
レジスタ201から、表示データを一文字取り出す(S
61)。これにより、赤色のベタ塗りの表示データが取
り出される。次に、シフトレジスタ201を左に一文字
シフトする(S62)。
【0089】さらに、属性情報を格納しているシフトレ
ジスタ202から表示データを一文字取り出す(S6
3)。これにより、文字列「clear」の先頭文字で
ある「c」の表示データが取り出される。その後、シフ
トレジスタ202を左に1文字シフトする(S64)。
【0090】次に、シフトレジスタ202から取り出し
た文字「c」の表示データと、シフトレジスタ201か
ら取り出した赤色でベタ塗りされた一文字分の表示デー
タとを、OR回路204で合成する(S65)。
【0091】次に、合成処理部20は、ゲート205が
開放されているかどうかを判断し(S66)、開放され
ていなければ処理を終了する。最初は、属性情報の一文
字目の表示データ「c」によりゲート205が開放され
ているため、合成処理部20は、表示バッファ206に
赤色でベタ塗りされた「c」をセットし(S67)、S
61へ戻る。
【0092】以降、合成処理部20は、S61ないしS
67を繰り返すことにより、シフトレジスタ201に格
納されていた赤色のアンダーラインと共に、シフトレジ
スタ202に格納されていた「l」、「e」、「a」、
「r」の文字を表示バッファ206に順次セットする。
シフトレジスタ202の文字情報が無くなると、ゲート
205が閉じて、処理が終了する。
【0093】以上の処理によれば、シフトレジスタ20
1の六文字目に格納されていた赤色のアンダーラインデ
ータは表示バッファ206には出力されない。これによ
り、属性情報の後に余分なアンダーラインが付与される
ことを防止できる。
【0094】次に、第5の表現方法について、図13な
いし図15に基づいて説明する。この第5の表現方法
は、属性情報の文字列の直前に赤色でベタ塗りされた空
白文字を表示し、この空白文字に続いて属性情報の文字
列に赤色のアンダーラインを付加して表示する方法であ
る。この方法によれば、例えば第1の表現方法のように
属性情報の文字列全体を赤色でベタ塗りする表現と比較
して、属性情報そのものの視認性を劣化させることなく
強調表示することができる。
【0095】第5の表現方法を用いた強調表示の手順
は、図13のフローチャートに示すとおりである。すな
わち、まず、赤色でベタ塗りされた空白文字の表示デー
タを液晶表示回路5へ出力する(S71)。次に、属性
情報の文字列から一文字分の表示データを読込み(S7
2)、空白文字以外の文字を読み込んだか判断する(S
73)。S73の判断結果がYESであれば、読み込ん
だ文字の表示データと赤色アンダーラインの表示データ
とを合成し(S74)、液晶表示回路5へ出力する(S
75)。そして、再びS72へ戻る。なお、上記S73
の判断結果がNOであれば、処理を終了する。
【0096】図14は、この表現方法を実現するため
の、合成処理部20等の構成の一例を示すブロック図で
ある。図11および図14を比較すれば明らかなよう
に、この構成では、属性情報の文字列を格納するシフト
レジスタ202とOR回路204との間にバッファ20
7がさらに設けられている。また、シフトレジスタ20
2およびバッファ207の少なくとも一方に文字がある
ときのみにゲート205を開放させる信号を出力するO
R回路208がさらに設けられている。
【0097】ここで、先程と同様に、強調表示の表現方
法の表示データが格納されるシフトレジスタ201に、
第5の表現方法に対応する表示データすなわち赤色でベ
タ塗りされた一文字分の表示データと、これに続く五文
字分の赤色アンダーラインとが格納され、属性情報の文
字列が格納されるシフトレジスタ202に、文字列「c
lear」が格納されている場合を例に挙げ、上述の構
成を備えた合成処理部20の動作について、図15のフ
ローチャートを参照しながらより具体的に説明する。
【0098】まず、表現種別記憶部134から、強調表
示の表現方法の番号として“5”が出力されてゲート2
03が開放されると、合成処理部20は、第5の表現方
法に対応する表示データを格納したシフトレジスタ20
1から、表示データを一文字取り出し、OR回路204
へ出力する(S81)。これにより、赤色でベタ塗りさ
れた空白文字の表示データがOR回路204へ送られ
る。次に、シフトレジスタ201を左に一文字シフトす
る(S82)。
【0099】次に、バッファ207の内容をOR回路2
04へ出力する(S83)。これにより、最初はバッフ
ァ207には何も入っていないので、空白文字の表示デ
ータがOR回路204へ送られる。さらに、シフトレジ
スタ202から表示データを一文字取り出してバッファ
207へ出力し(S84)、シフトレジスタ202を左
に一文字シフトする(S85)。これにより、属性情報
の文字列「clear」の先頭文字である「c」がバッ
ファ207へ送られる。
【0100】次に、S81においてシフトレジスタ20
1から取り出された赤色でベタ塗りされた空白文字の表
示データと、S83においてシフトレジスタ202から
取り出された空白文字とが、OR回路204で合成され
る(S86)。
【0101】次に、合成処理部20は、ゲート205が
開放されているかどうかを判断し(S87)、開放され
ていなければ処理を終了する。最初は、バッファ207
に「c」が有り、シフトレジスタ202に文字列「le
ar」が有るので、ゲート205が開放されている。こ
れにより、合成処理部20は、表示バッファ206の一
文字目へ、赤色でベタ塗りされた空白文字の表示データ
をOR回路204から出力し(S88)、再びS81へ
戻る。
【0102】以降、合成処理部20は、S81ないしS
88を繰り返すことにより、シフトレジスタ201に格
納されていた赤色のアンダーラインと共に、シフトレジ
スタ202に格納されていた「c」、「l」、「e」、
「a」、「r」の文字を表示バッファ206に順次セッ
トする。最後に、バッファ207の文字情報が無くなる
と、ゲート205が閉じて、処理が終了する。このた
め、シフトレジスタ201に属性情報の文字数より長い
アンダーラインの表示データがあっても、余分なアンダ
ーラインが出力されることがない。
【0103】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、操作者が選択した項目に該当する属性情報が、他の
選択されていない項目とは異なる表現にて強調表示され
る。これにより、操作者が必要とする情報を識別し易く
表示する電子式辞書を実現することができる。
【0104】なお、上記では、操作者が選択した項目の
属性情報そのものに、赤色のベタ塗り、アンダーライ
ン、ハーフアンダーライン、またはこれらの組合せとい
うような強調表現を付与する方法を例に挙げて説明した
が、この他に、操作者が選択した項目の項目名に上述の
ような強調表現を付与して表示し、上記項目に該当する
属性情報そのものは通常表示するように構成しても良
い。あるいは、操作者が選択した項目の項目名および属
性情報の双方に強調表現を付与するように構成すること
もできる。
【0105】なお、上記では、通常表示を黒色、強調表
示を赤色とする二色表示としたが、赤色の代わりに他の
色を用いて強調表示を行うようにしても良いし、強調表
示に二色以上を用いる構成としても良い。
【0106】〔実施の形態2〕本発明の実施に係る他の
形態について、図16および図17に基づいて説明すれ
ば、以下のとおりである。なお、上記実施の形態1にお
いて説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の
符号を付記し、その説明を省略する。
【0107】本実施形態の電子式辞書は、その動作モー
ドの一つとして、操作者が強調表示を行うものとして選
択した項目に該当する属性情報を、選択されていない属
性情報よりも優先的に表示する優先モードを有すること
を特徴とする。より具体的には、本電子式辞書は、上記
優先モードにおいて、属性情報の内、操作者により選択
された項目に該当する属性情報のみを液晶表示部4へ表
示させる。
【0108】図16は、上記の優先モードを実現するた
めの主な構成(優先表示手段)を示すブロック図であ
る。図16に示すように、本実施形態の電子式辞書は、
前記実施の形態1において図6に示した構成にさらに加
えて、各項目が操作者によって選択されているか否かを
示す優先フラグ137aないし137fを格納する優先
フラグ記憶部137と、属性情報の項目数と同数のゲー
ト138…と、OR回路139とを備えている。なお、
図16では、図6に示した選択表現記憶部132や使用
頻度カウンタ133等は省略されている。
【0109】上記優先フラグ記憶部137の優先フラグ
137aないし137fは、表現種別記憶部134のフ
ラグ134aないし134fにそれぞれ対応しており、
フラグ134aないし134fが“0”以外であれば
“1”がセットされる。すなわち、優先フラグ記憶部1
37においては、強調表示を行うものとして操作者から
選択された項目に対応する優先フラグにのみ“1”がセ
ットされる。ゲート138は、優先フラグ記憶部137
の優先フラグに“1”がセットされた場合に開放され
る。
【0110】これにより、合成処理部20からは、操作
者が選択した項目のみが、前述したようにいずれかの表
現方法を付与された状態で、OR回路139を通って液
晶表示回路5へ出力されることとなる。この結果、液晶
表示部4には、操作者が選択した項目のみが表示され
る。
【0111】なお、表現種別記憶部134の内容に関係
なく優先フラグ記憶部137の優先フラグ137aない
し137fのすべてに強制的に“1”をセットすること
により、ゲート138のすべてが開放される。これによ
り、優先モードが解除され、選択されていない項目も液
晶表示部4に表示される。
【0112】操作者のキー操作に応じた本電子式辞書の
動作は次のとおりである。操作者が辞書機能を選択した
後、検索したい単語の見出語を入力するとその単語を検
索し、前記実施の形態1で説明したように、操作者が選
択した項目の項目名および上記項目に該当する属性情報
の少なくとも一方に、例えば赤色のベタ塗りやアンダー
ライン等の強調表現を付与して表示する。
【0113】操作者が検索単語を入力せずに入力部2の
矢印キー25を操作した場合は、ROM12の辞書記憶
部123に格納されている単語を、その属性情報と共に
アルファベット順に表示する。なお、このとき、操作者
が選択している項目に該当する属性情報を、所定の表現
方法にて強調表示された状態で表示するようにしても良
い。
【0114】操作者が入力部2の機能キー27と矢印キ
ー25の右矢印キーとを同時に押下した場合には、優先
モードにて表示を行う。すなわち、強調表示するものと
して操作者が選択している項目に該当する属性情報のみ
を、所定の表現方法にて強調表示された状態で表示す
る。
【0115】操作者が入力部2の機能キー27と矢印キ
ー25の左矢印キーとを同時に押下した場合には、優先
モードを解除して、すべての項目に該当する属性情報を
表示する。
【0116】以上の動作を実現するための主制御部10
の動作について、図17のフローチャートを参照しなが
ら説明する。まず、見出語の検索アドレスに初期値をセ
ットし(S91)、次に、設定フラグ記憶部136か
ら、操作者による設定内容を読み込む(S92)。続い
て、操作者によって見出語が入力されたかを判断し(S
93)、見出語が入力されなかった場合はS101へ進
む。見出語が入力された場合は、入力された見出語をR
OM12の辞書記憶部123から検索する(S94)。
【0117】ここで、例えば、操作者が見出語として
「clear」を入力したとすると、主制御部10は、
見出語「clear」が格納されている検索アドレスを
設定し(S95)、該当する見出語とその見出語に対応
する属性情報とをROM12の辞書記憶部123から読
み込む(S96)。
【0118】次に、優先モードが設定されているか否か
を判断する(S97)。優先モードの場合は、強調表示
が設定されている項目に該当する属性表現のみを液晶表
示回路5へ出力し(S98)、液晶表示部4において表
示を行う(S99)。これにより、強調表示を行うもの
として操作者が選択した項目に該当する属性情報のみ
が、例えば赤色のベタ塗りやアンダーライン等の強調表
現を付与した状態で優先的に表示される。
【0119】一方、優先モードが設定されていない場合
には、見出語とその見出語に対応する属性情報のすべて
を液晶表示回路5へ出力する(S100)。これによ
り、S99において、見出語に対応する属性情報のすべ
てが液晶表示部4に表示され、強調表示が選択された項
目に該当する属性情報が強調表示され、選択されていな
い項目に該当する属性情報は通常表示される。
【0120】S101では、矢印キー25の上矢印キー
が押されたかどうかを判断し、上矢印キーでない場合に
はS104へ進み、上矢印キーが押された場合は、検索
アドレスが辞書記憶部123の一番上であるかどうかを
判断する(S102)。一番上の場合はS93へ戻り、
そうでない場合には検索アドレスに1を加え(S10
3)、S96へ進む。
【0121】S104では矢印キー25の下矢印キーが
押されたかどうかを判断し、下矢印キーでない場合には
S107へ進み、下矢印キーが押された場合は、検索ア
ドレスが辞書記憶部123の一番下であるかどうかを判
断する(S105)。一番下の場合はS93へ戻り、そ
うでない場合には検索アドレスから1を引き(S10
6)、S96へ進む。
【0122】S107では機能キー27と矢印キー25
の右矢印キーとが同時に押されたかどうかを判断し、判
断結果がNOであればS109へ進む。判断結果がYE
Sであれば優先モードを設定し(S108)、S96へ
進む。
【0123】S109では機能キー27と矢印キー25
の左矢印キーとが同時に押されたかどうかを判断し、判
断結果がNOであれば、S111へ進む。判断結果がY
ESであれば、優先モードを解除し(S110)、S9
6へ進む。S111では、CEキー28が押されたかど
うかを判断し、CEキー28でない場合はS93へ戻
り、CEキー28が押された場合は処理を終了する。以
上の処理により、選択された属性を優先的に表示させる
ことができる。
【0124】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、操作者が機能キー27と右矢印キーとを同時に押す
だけで優先モードが設定され、操作者が選択した項目に
該当する属性情報だけが、液晶表示部4へ表示される。
これにより、操作者が必要とする情報だけを表示させる
ことができるので、操作者にとって見易く且つ検索効率
の高い電子式辞書が実現される。
【0125】また、機能キー27と左矢印キーを押すだ
けで優先モードが解除され、操作者が選択した項目に該
当する属性情報に強調表現が付与された状態で、すべて
の属性情報が液晶表示部4へ表示される。すなわち、簡
単なキー操作で、選択した項目のみを優先表示するか、
あるいは、選択した項目を強調表示した状態で他の項目
も共に表示するかを切り替えることができる。これによ
り、検索効率が高く且つ操作性に優れた電子式辞書を実
現できる。
【0126】なお、上記では、優先モードが設定される
と操作者が強調表示を設定した項目に該当する属性情報
のみを液晶表示部4に表示する電子式辞書を例に挙げて
説明したが、優先モードの表示方法はこれに限定される
ものではない。例えば、操作者が強調表示を設定した項
目に該当する属性情報を、他の項目よりも先に、すなわ
ち他の項目よりも液晶表示部4の画面において上部に、
表示するような構成としても良い。
【0127】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の電子式辞
書は、見出語と上記見出語の属性情報とを対応させて記
憶する記憶手段と、上記記億手段に記憶されている見出
語と属性情報とを表示する表示手段と、属性情報の任意
の項目を選択する選択手段と、上記選択手段にて選択さ
れた項目の項目名および属性情報の少なくとも一方を、
選択されていない項目とは異なる表現で上記表示手段に
表示させる表示制御手段とを備えた構成である。
【0128】上記の構成によれば、見出語に対応して記
憶されている複数項目の属性情報の内、操作者が選択し
た項目の視認性を向上させることができ、操作者が必要
な情報を見つけ易く表示することが可能となる。この結
果、多量の文字情報を見易く表示する電子式辞書を実現
できるという効果を奏する。
【0129】請求項2記載の電子式辞書は、選択手段に
より項目が選択されると、選択された項目に対し、複数
種類の表現から選択した表現を付与する表現選択手段を
さらに備えた構成である。
【0130】上記の構成によれば、操作者が複数の項目
を選択した場合でも、異なる種類の項目に同一の表現が
付与される可能性を小さくすることができる。また、項
目が選択されたときに表現を選択して付与するので、属
性情報の項目数と同数の表現を予め用意する必要がな
い。この結果、より少ない表現を効率的に利用して複数
の項目同士の識別を容易にし、操作者が必要な情報をさ
らに見分け易い状態で表示する電子式辞書を提供できる
という効果を奏する。
【0131】請求項3記載の電子式辞書は、選択手段に
より項目が選択されると、選択された項目に対し、複数
種類の表現の内で最も使用頻度の低い表現を付与する表
現選択手段をさらに備えた構成である。
【0132】上記の構成によれば、操作者が複数の項目
を選択した場合でも、異なる種類の項目に同一の表現が
付与される可能性をさらに小さくすることができる。ま
た、項目が選択されたときに表現を選択して付与するの
で、属性情報の項目数と同数の表現を予め用意する必要
がない。この結果、さらに少ない表現を効率的に利用し
て複数の項目同士の識別を容易にし、操作者が必要な情
報をさらに見分け易い状態で表示する電子式辞書を提供
できるという効果を奏する。
【0133】請求項4記載の電子式辞書は、表示制御手
段が、文字列の先頭文字を強調表示色でベタ塗りし、二
文字目以降にアンダーラインを付与する表現付与手段を
備えた構成である。
【0134】上記の構成によれば、文字列全体をベタ塗
りする場合等と比較して、文字列そのものの視認性を低
下させることなく、強調表示を行うことが可能となる。
この結果、操作者が必要な情報を見分け易い状態で表示
する電子式辞書を提供できるという効果を奏する。
【0135】請求項5記載の電子式辞書は、表示制御手
段が、文字列の直前に強調表示色でベタ塗りされた空白
文字を挿入し、上記文字列にアンダーラインを付与する
表現付与手段を備えた構成である。
【0136】上記の構成によれば、文字列全体をベタ塗
りする場合等と比較して、文字列そのものの視認性を低
下させることなく、強調表示を行うことが可能となる。
この結果、操作者が必要な情報を見分け易い状態で表示
する電子式辞書を提供できるという効果を奏する。
【0137】請求項6記載の電子式辞書は、上記選択手
段により選択された項目の属性情報を、選択されていな
い属性情報よりも優先的に表示する優先表示手段をさら
に備えた構成である。
【0138】上記の構成によれば、操作者が必要な情報
のみを優先して表示することにより、操作者が必要な情
報を探す手間を省くことができ、必要な情報を効率良く
得られる電子式辞書を提供できるという効果を奏する。
【0139】請求項7記載の情報表示方法は、強調表示
する項目を選択する選択ステップと、選択ステップにて
選択された項目の項目名および属性情報の少なくとも一
方を、選択されていない項目とは異なる表現にて表示す
る表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0140】上記の方法によれば、見出語に対応する複
数項目の属性情報の内、操作者が選択した項目の視認性
を向上させることができ、操作者が必要な情報を見つけ
易く表示できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子式辞書の制御系
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記電子式辞書の外観を示す斜視図である。
【図3】同図(a)は、電子式辞書において操作者に見
出語を入力させるために液晶表示部に表示される見出語
入力画面の一例を示す説明図であり、同図(b)は、操
作者が見出語を入力した後に液晶表示部に表示される表
示画面の一例を示す説明図である。
【図4】操作者に強調表示する項目を選択させるために
液晶表示部に表示される強調項目設定画面の一例を示す
説明図である。
【図5】上記強調項目設定画面における操作者のキー操
作に伴う主制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記電子式辞書において、複数種類の表現方法
による強調表示を実現するための構成を抜粋して示すブ
ロック図である。
【図7】図5に示すフローチャートのS14の強調表示
設定処理の内容をより詳細に示したフローチャートであ
る。
【図8】図5に示すフローチャートのS18の強調表示
設定解除処理の内容を示したフローチャートである。
【図9】各項目に対して強調表示の表現方法の種別が設
定された後の合成処理部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】第2の表現方法を用いた強調表示の手順を示
すフローチャートである。
【図11】第2の表現方法を用いた強調表示を実現する
ための合成処理部の具体的な構成の一例を示す説明図で
ある。
【図12】第2の表現方法を用いた強調表示を実現する
ための合成処理部の動作をより具体的に示すフローチャ
ートである。
【図13】第5の表現方法を用いた強調表示の手順を示
すフローチャートである。
【図14】第5の表現方法を用いた強調表示を実現する
ための合成処理部の具体的な構成の一例を示す説明図で
ある。
【図15】第5の表現方法を用いた強調表示を実現する
ための合成処理部の動作をより具体的に示すフローチャ
ートである。
【図16】本発明の他の実施形態に係る電子式辞書にお
いて、優先モードによる表示を実現するための主な構成
を抜粋して示すブロック図である。
【図17】優先モードによる表示を実現するための主制
御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 入力部(選択手段) 4 液晶表示部(表示手段) 10 主制御部(表示制御手段) 19 選択回路(表現選択手段) 123 辞書記憶部(記憶手段) 20 合成処理部(表現付与手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見出語と上記見出語の属性情報とを対応さ
    せて記憶する記憶手段と、 上記記億手段に記憶されている見出語と属性情報とを表
    示する表示手段と、 属性情報の任意の項目を選択する選択手段と、 上記選択手段にて選択された項目の項目名および属性情
    報の少なくとも一方を、選択されていない項目とは異な
    る表現で上記表示手段に表示させる表示制御手段とを備
    えたことを特徴とする電子式辞書。
  2. 【請求項2】上記選択手段により項目が選択されると、
    選択された項目に対し、複数種類の表現から選択した表
    現を付与する表現選択手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1記載の電子式辞書。
  3. 【請求項3】上記選択手段により項目が選択されると、
    選択された項目に対し、複数種類の表現の内で最も使用
    頻度の低い表現を付与する表現選択手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の電子式辞書。
  4. 【請求項4】上記表示制御手段が、文字列の先頭文字を
    強調表示色でベタ塗りし、二文字目以降にアンダーライ
    ンを付与する表現付与手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の電子式辞書。
  5. 【請求項5】上記表示制御手段が、文字列の直前に強調
    表示色でベタ塗りされた空白文字を挿入し、上記文字列
    にアンダーラインを付与する表現付与手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の電子式辞書。
  6. 【請求項6】上記選択手段により選択された項目の属性
    情報を、選択されていない属性情報よりも優先的に表示
    する優先表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電子式辞書。
  7. 【請求項7】見出語に対応付けて複数項目の属性情報を
    予め記憶し、指定された見出語に対応する属性情報を表
    示する電子式辞書における情報表示方法において、 強調表示する項目を選択する選択ステップと、 選択ステップにて選択された項目の項目名および属性情
    報の少なくとも一方を、選択されていない項目とは異な
    る表現にて表示する表示ステップとを含むことを特徴と
    する情報表示方法。
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