JP3457141B2 - 原稿自動給送装置 - Google Patents
原稿自動給送装置Info
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Description
に関し、詳しくは、下流側へと給送する原稿に当接回転
する部材を交換する必要のあるものに関する。
稿を下流側へと自動給送する原稿自動給送装置が知られ
ており、この原稿自動給送装置は、例えば、複写機やフ
ァクシミリ装置などに搭載され、原稿束から原稿を露光
位置に1枚づつ分離給送して排紙するようになってい
る。
原稿に当接回転し摩擦力により原稿を下流側へと給送す
るが、特に、給送方向に回転駆動する給送ベルトや給送
コロに逆方向に回転駆動しつつ原稿を介して圧接する分
離コロは原稿に摺接回転するため、処理枚数などに応じ
て定期的に交換する必要がある。このような分離コロと
しては、例えば図6に示すようなものがあり、分離コロ
1は回転駆動軸2に取り付けて止め具3によりスラスト
方向に移動しないように組み付けられる。この分離コロ
1に隣接する部位には交換作業時の移動を許容するスペ
ース4が確保されるが、このスペース4には給送原稿を
ガイドするガイド部材5がねじ6により固定されてい
る。
自動給送装置にあっては、分離コロ1のような給送部材
の交換作業は、図6に示すように、装置本体Hの開閉カ
バーCを回動して原稿の給送経路を開放した後に、スペ
ース4を利用して分離コロ1に回転駆動軸2を挿脱する
ことにより着脱するとともに、止め具3も併せて回転駆
動軸2の端部の切欠に着脱して行なう。
しかないため作業時に落して紛失してしまわないように
細心の注意が必要であると共に、紛失してしまったら分
離コロ1を位置決め固定することができず、装置を使用
不能にしてしまう。また、ねじ6についても同様であ
る。そこで、本発明は、給送部材に隣接するガイド部材
を該給送部材の止め具として機能させると共にそのガイ
ド部材のねじ止めをも不要にして、給送部材の交換作業
の容易化を図ることを目的とする。
求項1に記載の発明は、原稿載置台上に載置された原稿
を下流側へと給送する給送部が、該原稿に当接回転する
給送部材と、該給送部材のスラスト方向に隣接する位置
に取り付けられ給送原稿をガイドするガイド部材とを備
え、給送部材をスラスト方向に移動させ回転軸を挿脱す
ることにより該給送部材を交換する原稿自動給送装置で
あって、ガイド部材を装置本体に取り付けるための取付
部の1つとして、給送部材のスラスト方向に隣接する該
ガイド部材の端部に、給送部材の回転軸に取り付けられ
該給送部材のスラスト方向の移動止めを兼ねるスナップ
フィットを設けたことを特徴とするものである。
材を装置本体に取り付けるためのスナップフィットが給
送部材の回転軸に取り付けられてそのスラスト方向の移
動止めに兼用される。したがって、ガイド部材はねじ止
めすることなくスナップフィットにより容易に取り付け
ることができるとともに、給送部材は止め具などの別部
材によらずにスラスト方向に位置決めされる。
の発明の構成に加え、該ガイド部材のスナップフィット
の中心を給送部材のスラスト方向と直交する方向にずら
したことを特徴とするものである。この請求項2に記載
の発明では、ガイド部材は給送部材の回転軸以外にもス
ナップフィットにより装置本体に取り付けられ、これら
スナップフィットは給送部材のスラスト方向と直交する
方向に中心がずれた状態で装置本体に取り付けられる。
したがって、給送部材の回転軸が回転駆動する場合に、
その回転軸につれ廻ることが制限される。
原稿に当接するコロ部材に限るものではなく、原稿に当
接させるベルト部材を巻き掛けられるコロ部材を含み、
駆動あるいは従動するように構成され、交換可能に組み
付けられているものをいう。
明する。図1〜図5は本発明に係る原稿自動給送装置の
一実施形態を示す図であり、その要部の構成を示す図で
ある。なお、本実施例では、上述した従来技術と同様の
構成には、同一の符号を付して説明する。
面を上向きに原稿Pを載置される原稿載置台11と、原稿
載置台11上の原稿Pに上面側から当接回転してその原稿
Pを給送方向下流側へと送り出すピックアップローラ12
と、一方が駆動して他方が従動する協働コロ13a、13b
に巻き掛けられ原稿Pの給送方向に回転駆動する給送ベ
ルト14と、給送ベルト14に原稿Pを介して当接しつつ逆
方向に回転する分離コロ1とを備えており、ピックアッ
プローラ12により送り出されてきた原稿Pを給送ベルト
14と分離コロ1との間で挟持して、その原稿Pに付与す
る摩擦力の差により給送ベルト14に接する以外の原稿P
を分離コロ1が給送方向上流側へと戻して原稿Pを1枚
ずつ分離給送する。この後に原稿自動給送装置は、図示
を省略しているが、搭載されている複写機やファクシミ
リ装置の露光位置などの処理位置に原稿Pを給送して、
処理が終了した原稿Pを原稿載置台11上や原稿排紙台上
に排紙するようになっている。
ルト14に接する原稿Pに摺接回転することから処理枚数
などに応じて定期的に交換する必要があるために、図4
および図5に示すスペース4を利用してスラスト方向に
移動させることにより回転駆動軸2を挿脱(着脱)して
交換できるようになっており、そのスペース4には分離
コロ1に隣接して給送する原稿Pを案内するガイド部材
15が着脱可能に取り付けられている。なお、図1中、16
はガイド部材15に対面するように給送ベルト14に隣接し
て設けられた上ガイドであり、上ガイド16はガイド部材
15と同様に給送原稿Pを上側で案内する。
ば、POM:polyoxymethylene)により作製されてお
り、図2に示すように、分離コロ1のスラスト方向に離
隔する両端側にスナップフィット21、22が一体に形成さ
れている。スナップフィット21、22は、それぞれガイド
部材1のガイド面の裏面側に一対の立設部23a、23bが
立設されて構成されており、立設部23a、23bの先端部
24a、24bが分離コロ1のスラスト方向、すなわち回転
駆動軸2の軸方向に面してその下部に切欠25を有する円
弧を形成することにより、その切欠25に円柱部材が押し
付けられたときには立設部23a、23bが拡開方向に撓ん
でその円柱部材を先端部24a、24b内に位置させて保持
する一方、逆に円柱部材を切欠25から引き出す方向に付
勢されたときには同様に立設部23a、23bが拡開方向に
撓んで円柱部材を外すことができる。
すように、先端部24a、24bの円弧の中心をガイド部材
1の裏面側からの距離(分離コロ1のスラスト方向と直
交する方向の距離)が異なるように形成されており、ス
ナップフィット21は、立設部23a、23bの基部側を短く
形成されて先端部24a、24bが分離コロ1の回転駆動軸
2を円柱部材としてその端部の切欠2aに取り付けられ
る一方、スナップフィット22は、立設部23a、23bの基
部側を長めに形成され先端部24a、24bが図2に示すス
ペース4の底面に固定される支持部材26の回転駆動軸2
に取り付けられるようになっている。このため、ガイド
部材15は、ねじを用いることなくスナップフィット21、
22により容易に装置本体Hに着脱することができるとと
もに、スナップフィット21の先端部24a、24bにより分
離コロ1のスラスト方向への移動を制限する止め具を兼
ねさせることができる。
は、装置本体Hの開閉カバーCを回動して原稿の給送経
路を開放した後に、図4(a)に示すように、ガイド部
材15をスペース4から外すように引くだけで、そのスナ
ップフィット21、22を分離コロ1の回転駆動軸2および
支持部材26の円柱部材27から外してガイド部材15を取り
外すことができ、このときには回転駆動軸2端部の切欠
2aからスナップフィット21の先端部24a、24bは外れ
ているので、図4(b)に示すように、止め具などの取
外作業を行なうことなくそのまま分離コロ1をスラスト
方向に移動させ回転駆動軸2を引き抜きスペース4から
取り外すことができる。
は、逆に、図5(a)に示すように、分離コロ1はスペ
ース4の位置からスラスト方向に移動させ回転駆動軸2
を挿入した後に、図5(b)に示すように、回転駆動軸
2端部の切欠2aと支持部材26の円柱部材27にスナップ
フィット21、22の切欠25を合わせてガイド部材15を押し
付けるだけで、そのスナップフィット21、22を回転駆動
軸2および円柱部材27に支持させガイド部材15を取り付
けることができ、同時に、スナップフィット21の先端部
24a、24bにより分離コロ1のスラスト方向に移動を制
限して位置決めすることができる。
ナップフィット21、22は、先端部24a、24bの中心が分
離コロ1のスラスト方向(回転駆動軸2の軸方向)と直
交する方向にずれているので、回転駆動軸2にスナップ
フィット21を取り付けてもガイド部材15がつれ廻ってし
まうことがなく、ガイド部材15が給送原稿Pを案内でき
なくなってしまうことがない。
部材15をスナップフィット21、22により着脱することが
できるとともに、そのスナップフィット21に分離コロ1
のスラスト方向の移動止めを兼ねさせているので、ねじ
止めおよび止め具などを用いたための作業を省いて、ガ
イド部材15の容易な着脱だけで分離コロ1をも容易に交
換することができる。
ことなく、スナップフィット21、22の先端部24a、24b
の中心をずらすことによって回転駆動軸2につれ廻って
しまうことがないようにしているので、ガイド部材15が
機能しないようになってしまったり、原稿Pの給送を妨
げてしまうことがない。
の端部に取り付けられ給送部材のスラスト方向の移動止
めを兼ねるスナップフィットによりガイド部材を装置本
体に取り付けるので、ガイド部材を取り付けるだけで給
送部材をスラスト方向に位置決めすることができる。し
たがって、ガイド部材を容易に着脱することができると
ともに、その着脱だけで給送部材を交換することができ
る。この結果、ねじ止めおよび止め具などによる位置決
め固定を不要にして、給送部材の交換作業を容易化する
ことができる。
のスラスト方向と直交する方向に中心がずれたスナップ
フィットによりガイド部材を装置本体に取り付けるの
で、給送部材の回転軸が回転駆動してもガイド部材がつ
れ廻ることを制限することができ、つれ廻り防止のため
にねじ止めなどする必要がない。したがって、ガイド部
材を簡易な構成で装置本体に容易に取り付けることがで
きる。
示す図であり、その要部を示す一部断面構成図である。
ある。
図である。
(a)はガイド部材の取外を示す斜視図、(b)は給送
部材の取外を示す斜視図である。
図であり、(a)は給送部材の取付を示す斜視図、
(b)はガイド部材の取付を示す斜視図である。
であり、その給送部材およびガイド部材の取外を示す斜
視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】原稿載置台上に載置された原稿を下流側へ
と給送する給送部が、該原稿に当接回転する給送部材
と、該給送部材のスラスト方向に隣接する位置に取り付
けられ給送原稿をガイドするガイド部材とを備え、 給送部材をスラスト方向に移動させ回転軸を挿脱するこ
とにより該給送部材を交換する原稿自動給送装置であっ
て、 ガイド部材を装置本体に取り付けるための取付部の1つ
として、給送部材のスラスト方向に隣接する該ガイド部
材の端部に、給送部材の回転軸に取り付けられ該給送部
材のスラスト方向の移動止めを兼ねるスナップフィット
を設けたことを特徴とする原稿自動給送装置。 - 【請求項2】前記ガイド部材の給送部材からスラスト方
向に離隔する部位にも取付部としてスナップフィットを
設け、 該ガイド部材のスナップフィットの中心を給送部材のス
ラスト方向と直交する方向にずらしたことを特徴とする
請求項1に記載の原稿自動給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08857297A JP3457141B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 原稿自動給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08857297A JP3457141B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 原稿自動給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10279098A JPH10279098A (ja) | 1998-10-20 |
JP3457141B2 true JP3457141B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=13946585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08857297A Expired - Fee Related JP3457141B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 原稿自動給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3457141B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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JP7063085B2 (ja) * | 2017-11-20 | 2022-05-09 | 株式会社リコー | シート搬送装置及び画像形成装置 |
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1997
- 1997-04-08 JP JP08857297A patent/JP3457141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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