JP3453407B2 - 画像処理装置、画像出力装置、画像出力システム、およびその方法 - Google Patents

画像処理装置、画像出力装置、画像出力システム、およびその方法

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JP3453407B2 JP18839993A JP18839993A JP3453407B2 JP 3453407 B2 JP3453407 B2 JP 3453407B2 JP 18839993 A JP18839993 A JP 18839993A JP 18839993 A JP18839993 A JP 18839993A JP 3453407 B2 JP3453407 B2 JP 3453407B2
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  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報を転送するホ
ストコンピュータとしての画像処理装置、画像情報に応
じて像形成を行う画像出力装置、およびそれらを含む画
像出力システム、およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータとプリンタが接続さ
れているシステムとして考えた場合には、その画像出力
方法のひとつとして、ホスト側のアプリケーション等で
作成したページ記述言語(以下PDLと略す)のプログ
ラムをプリンタに転送し、プリンタがもつコントローラ
ーでPDLをビットイメージに展開して、そのビットイ
メージをプリンタエンジンに送り、画像を出力する方法
がある。
【0003】この方法では、例えばスキャナ等から読み
込まれた自然画像をPDLのプラスチック命令等により
記述される線画画像にはめ込みたい場合には、上記自然
画像を表わす情報をPDLのプログラムとは別途にファ
イルとして転送し、そのファイルを特定するコマンド及
びはめ込むべき位置を特定するコマンドを含む上記PD
Lのプログラムをプリンタに転送する。プリンタではか
かるコマンドを解釈してはめ込み処理を行う。
【0004】他の出力方法として、PDLをホスト側で
ビットイメージに展開し、そのビットイメージをプリン
タに転送して、プリンタ側では何も処理をしないで、画
像を出力する方法がある。この方法に必要な構成とし
て、ホスト側に十分な処理能力をもつCPU、および十
分な容量のメモリ、さらに展開したビットイメージを一
時的に格納するのに十分な容量のハードディスクが必要
となる。またホストとプリンタ間は、大容量のビットイ
メージを送るのに十分な速度のI/Fが必要となる。
【0005】この方法で上記自然画像を線画画像にはめ
込みたい場合には、ホストコンピュータが自然画像を表
わす情報をファイルとして保持しておき、そのファイル
を特定するコマンド及びはめ込むべき位置を特定するコ
マンドを含むPDLのプログラムを解釈して線画画像に
自然画像がはめ込まれた形態でビットマップイメージを
生成する。かかるビットマップイメージがプリンタに転
送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法の欠点としては、コントローラを内蔵することによ
り、プリンタ全体としてのコストが高くなってしまうこ
とが挙げられる。
【0007】また後者の方法の欠点としては、ホストコ
ンピュータに高い処理能力が要求される点の他、極めて
転送速度の高い特殊なI/Fでなければプリンタ側に1
ページ分のビットイメージを格納するフレームバッファ
が必要になることがあり、メモリのコストが非常に高く
なってしまうことが挙げられる。また、低い転送速度の
I/Fでもプリンタ側にフレームバッファを設けずにイ
メージデータを転送するために、ホストコンピュータで
生成したビットマップイメージを圧縮してプリンタに転
送し、プリンタで伸張する方法も考えられるが、線画画
像に自然画像がはめ込まれたイメージを好適に圧縮する
圧縮方法は考え出されていない。
【0008】本発明はかかる従来技術の欠点を除去し、
効率良く画像情報の再生を行うことのできる画像処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の画像出力システムは、プリンタとし
ての画像出力装置と、該画像出力装置に印刷すべき画像
情報を送信するホストコンピュータとしての画像処理装
置とを含む画像出力システムであって、前記画像処理装
置は、印刷すべき線画を画像情報に展開処理するラスタ
ライズ手段と、前記線画の画像情報に自然画の画像情報
をはめ込む領域を示す領域情報として、該自然画の画像
情報がはめ込まれるべき位置を表すビットマップ情報か
らなるレイアウトプレーンを作成するレイアウトプレー
ン作成手段と、前記線画の画像情報と、前記レイアウト
プレーン作成手段により作成されたレイアウトプレーン
とを符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符
号化された線画の画像情報およびレイアウトプレーン
と、前記自然画の画像情報とを前記プリンタに出力する
出力手段とを備え、前記画像出力装置は、前記画像処理
装置からそれぞれ符号化された線画の画像情報、レイア
ウトプレーン、及び自然画の画像情報を受信する受信手
段と、前記符号化された線画の画像情報及びレイアウト
プレーンを復号化するテキスト復号化手段と、前記符号
化された自然画の画像情報を復号化する画像復号化手段
と、前記テキスト符号化手段により符号化されたレイア
ウトプレーンのビットマップ情報に応じて、前記テキス
ト復号化手段により復号化された線画の画像情報、また
は、前記画像復号化手段により復号化された自然画の画
像情報のいずれをプリンタエンジンへ出力するかを選択
する出力選択手段とを備えることを特徴とする。
【0010】上記課題を解決する本発明の画像処理装置
は、プリンタに印刷すべき画像情報を送信するホストコ
ンピュータとしての画像処理装置であって、印刷すべき
線画を画像情報に展開処理するラスタライズ手段と、前
記線画の画像情報に自然画の画像情報をはめ込む領域を
示す領域情報として、該自然画の画像情報がはめ込まれ
るべき位置を表すビットマップ情報からなるレイアウト
プレーンを作成するレイアウトプレーン作成手段と、前
記線画の画像情報と、前記レイアウトプレーン作成手段
により作成されたレイアウトプレーンとを符号化する符
号化手段と、前記符号化手段により符号化された線画の
画像情報およびレイアウトプレーンと、前記自然画の画
像情報とを前記プリンタに出力する出力手段とを備える
ことを特徴とする。また、好適には、前記自然画の画像
情報を復号化する復号化手段と、前記復号化手段により
復号化した自然画の画像情報を、前記レイアウトプレー
ンの情報を受けて、画素ごとに符号化を行う画素符号化
手段とを更に備える。また、好適には、前記レイアウト
プレーンは、複数の自然画の画像情報をはめ込む領域の
位置が表されている。また、好適には、前記レイアウト
プレーン作成手段は、複数の自然画の画像情報毎にレイ
アウトプレーンを作成する。また、好適には、前記レイ
アウトプレーン作成手段は、前記線画の画像情報に自然
画の画像情報が変形、又は回転してはめ込むべく、前記
ビットマップ情報を処理して前記レイアウトプレーンを
作成する。また、好適には、前記レイアウトプレーン作
成手段は、自然画の画像情報がはめ込まれる画素のビッ
トマップ情報に、そのはめ込まれる自然画の画像情報の
識別情報を表わす情報を含ませ、自然画の画像情報がは
め込まれない画素のビットマップ情報に、線画の画像情
報の色情報を表わす情報を含ませる。
【0011】上記課題を解決する本発明の画像出力装置
は、ホストコンピュータとしての画像処理装置と通信
し、画像の印刷出力を行うプリンタとしての画像出力装
置であって、前記画像処理装置からそれぞれ符号化され
た線画の画像情報、レイアウトプレーン、及び自然画の
画像情報を受信する受信手段と、前記符号化された線画
の画像情報及びレイアウトプレーンを復号化するテキス
ト復号化手段と、前記符号化された自然画の画像情報を
復号化する画像復号化手段と、前記テキスト符号化手段
により符号化されたレイアウトプレーンのビットマップ
情報に応じて、前記テキスト復号化手段により復号化さ
れた線画の画像情報、または、前記画像復号化手段によ
り復号化された自然画の画像情報のいずれをプリンタエ
ンジンへ出力するかを選択する出力選択手段とを備え、
前記レイアウトプレーンは、前記線画の画像情報に前記
自然画の画像情報をはめ込むべき画素位置を表すビット
マップ情報で構成されていることを特徴とする。また、
好適には、前記出力選択手段により選択された画像情報
のプリンタエンジンへの出力を行いつつ、前記画像復号
化手段による自然画の画像情報の復号化を行う。
【0012】
【実施例】
(第1の実施例)本発明の第1の実施例を図1を用いて
説明する。
【0013】図1はホストコンピュータとプリンタがイ
ンターフェースケーブル206で接続されているシステ
ムを簡単にブロック図で示したものである。今、ホスト
側から文字や線画(以降テキストと呼ぶ)とイメージリ
ーダ等により原稿を読み取って得られた自然画(以降イ
メージと呼ぶ)が混在している画像をプリンタから出力
することを考える。テキストはPDLプログラム200
の記述を解釈することにより生成される。またイメージ
の情報は高い圧縮率の圧縮手段により圧縮されてホスト
側のハードディスク内に置かれている(図2中の20
1)。この圧縮手段としてはJPEG(Joint P
hotographic ExpertGroup)で
提案されている高能率の圧縮手段等が考えられる。
【0014】このイメージについてPDLプログラム中
には、イメージをページ内のどの位置に張り込むかを示
すレイアウト情報だけが記述されている。レイアウト情
報とは、図2に示すように、イメージの書き出し位置
(主走査方向の座標:Xs、副走査方向の座標:Y
s)、およびイメージの大きさ(横幅:Width、縦
幅:Height)で指定する。PDLプログラムはラ
スタライザ202でビットイメージに展開される。同時
にPDLプログラムを解釈してイメージのレイアウト情
報が生成される。しかし、ここではテキストにイメージ
のはめ込み処理を行わない。ラスタライザにより展開さ
れたビットイメージ情報は、符号化部204でテキスト
に適した算術符号化やランレングス符号化等の符号化手
段により圧縮処理が行なわれる。
【0015】このようにして得られたテキストとイメー
ジの圧縮された情報、およびイメージのレイアウト情報
がセレクタ205で選択されて所定のタイミングで、プ
リンタに転送される。またプリンタでは所定のタイミン
グでセレクタ207が切り替わり、テキストの情報はテ
キストメモリ208へ、イメージの情報はイメージメモ
リ209へ格納される。またレイアウト情報はイメージ
領域指定部210に入力される。
【0016】圧縮されたテキストおよびイメージの情報
は、復号化部211、212で復号化される。このとき
図3に示すように、テキストの復号化は常に行なうが、
イメージの復号化はイメージの領域でのみ行なうので、
そのタイミングを制御する必要がある。この制御をする
のが、イメージ領域指定部210である。
【0017】このイメージ領域指定部210を詳細に示
した図を、図4に示す。図4の点線で表わされた部分が
図1中のイメージ領域指定部210に相当する。ホスト
側より入力されたレイアウト情報のXs、Ys、Wid
th、Heightは、セレクタ501が所定のタイミ
ングで切り替わることによって、503、504、50
6、507の各レジスタにセットされる。また復号化に
伴って、主走査方向カウンタ502および副走査方向カ
ウンタ505がカウント動作を行なう。すなわちこのカ
ウント値が復号を行なっているページ内の座標を表わ
す。主走査方向カウンタ502によるカウント値とレジ
スタ503にセットされているXsの値が比較器510
に入力され、カウント値AとXsの値Bにおいて、A≧
Bのとき比較器からHighの信号が出力される。また
503と504のレジスタにセットされているデータ
を、加算器508によって加算し、その結果を比較器5
11に入力する。同じようにカウント値Aと加算結果B
がA≧Bのとき出力をHighとする。さらにこの出力
が否定回路515に入力される。すなわちこの否定回路
515の出力信号がHighとなるのは、比較器511
においてA<Bが成り立つ時である。副走査方向におい
ても同様に行ない、510〜513の4つの比較器の出
力及びそれらを反転させた信号がAND回路514に入
力される。以上の処理を行なうことにより、図2におい
て斜線で示されたイメージの部分でのみAND回路51
4の出力がHighとなる。すなわち図4で示されたイ
メージ領域指定部によって、イメージ領域を復号してい
るときにのみ状態がHighとなる信号を生成させるこ
とができ、この信号を用いて図1中のイメージの復号化
部212を制御することが可能となる。さらにその信号
はセレクタ213に入力され、テキスト情報とイメージ
情報を切り換えてプリンタエンジン214に送られる。
【0018】この構成で、テキストとイメージの混在す
るような画像でもそれぞれに適した圧縮手段によりそれ
ぞれの情報量を減らすことができ、その分プリンタのフ
レームバッファの容量を大幅に削減することができる。
【0019】(第2の実施例)しかしながら図1の構成
では、イメージ領域指定部の構成が、図4に示すように
複雑になり、復号における処理の負荷も高くなってしま
うことがある。また、イメージが1ページ内に複数ある
ときには、複数のレイアウト情報を格納するための複数
のレジスタを用意するか、あるいはメモリ等に一時格納
してから、随時レイアウト情報をメモリから読みだすと
いうような処理が必要になり、さらにカウンタや比較器
等も複数必要となってしまい、複雑なハード構成となっ
てしまうことがある。
【0020】図5は本発明第2の実施例を示す要部ブロ
ック図である。
【0021】101はPDL(ページ記述言語)を示
し、文字や図形、イメージ等の文書記述命令が定まった
言語形式にて記載するブロックである。ここでは、1ペ
ージの文書中に文字、図形とともに自然画像やCG(コ
ンピュータグラフィック)等の既存のイメージファイル
を合成しようとする場合には、合成する被画像をはめ込
む領域を指定する記述をすることになる。
【0022】102はラスタライザを示し、PDL部1
01にて作成された文書記述命令を解読して、ドット表
示信号に変換するブロックである。また、この場合はテ
キスト画像は2値に限定せず、1画素で階調情報を有す
る、いわゆる多値でもかまわない。多値の場合にはその
情報を表現するのに必要な分だけ、ビットプレーンごと
にビットマップを保持する構成にすれば良い。
【0023】一方、PDL部101において、画像はめ
込み領域と指定された部分には、その領域を指し示すレ
イアウトプレーンを作成する(レイアウトプレーン作成
部11)。
【0024】このレイアウトプレーンの作成が本実施例
の特徴である。
【0025】図6において、レイアウトプレーンを説明
する。
【0026】作成文書の一例として図2の様に、文字、
図形と同一ページ内に画像ファイルがはめ込まれるもの
とする。
【0027】画像ファイルがはめ込みになる領域は破線
で囲んだ部分である。PDLプログラム中の、この画像
領域に関する記述により、図6(b)に示す様なビット
マップを作成する。これは、ラスタライザ102により
展開されるビットマップと、同一解像度のものであり、
画像がはめ込まれる領域の画素部にのみ“1”が置か
れ、画像領域外の画素部には“0”が置かれる。
【0028】次にラスタライザ102により作成された
ビットマップと、レイアウトプレーン作成部11により
作成されたレイアウトプレーンは、符号化部103にお
いて、伝送路(ホストコンピュータープリンタ間)での
転送時間を短くする為に、また、プリンタ側でのメモリ
を軽減する為に、等の目的により、符号化が施される。
この符号化方式は限定しないが、算術符号化、MMR等
の可逆符号化が好ましい。レイアウトプレーンは画像領
域が示されているだけであるので、変化点が少なく、符
号化効率は非常に大きくすることが期待できる。すなわ
ち、レイアウトプレーンを付加した分の符号量の増加は
微々たるものである。
【0029】さて、指定領域にはめ込む画像は、本実施
例では、既に、異なるアプリケーションソフトにより作
成され、JPEG等の圧縮フォーマットにより、ホスト
コンピューター上の記憶手段に圧縮されて格納されてい
る画像ファイルとする。指定された画像ファイルは復号
せずにプリンタに送信され、第1実施例と同様、プリン
タ内に内蔵したイメージメモリ106に格納される。
【0030】また、符号化手段103において、符号化
された文字、線画等の情報(テキスト情報)と、レイア
ウト情報はプリンタ内に内蔵したテキストメモリ105
に格納される。
【0031】このプリンタに内蔵した2種のメモリの容
量は、出力する1ページ分のフルメモリ、すなわち、
(プリンタの最大出力サイズの全面素数)×(1画素当
りの階調数)よりも少量であるものとする。
【0032】プリンタ内ではプリンタエンジン112の
出力タイミングに同期して、テキストの復号化を始め
る。これは、例えば、本実施例に係るプリンタがレーザ
ービームプリンタ、LEDプリンタ、液晶プリンタ等の
場合には、プリント動作を始めたら途中で動作を停止す
ることが困難であるために、復号化とプリンタエンジン
の出力とを同時にしなくてはならない。
【0033】テキストメモリの復号化は、文字、図形情
報が多値である場合においても、ビットプレーン順次で
はなく、画素順次に復号したほうが好ましい。
【0034】レイアウト情報もテキスト情報の同一画素
上のひとつのビット情報として扱い、実際にはテキスト
情報よりも数画素分早めに復号していく方が良い。
【0035】さて、レイアウト情報を復号していき、そ
の結果は画像復号化手段110に送信される。この画像
復号化手段110は、ホストコンピューター上で圧縮さ
れ、プリンタ内のイメージメモリに格納された圧縮画像
を復号する為の手段である。
【0036】画像復号化手段110は、レイアウト情報
が“0”の時は復号動作を行なわず、レイアウト情報が
“1”になった時のみ復号動作を始める。
【0037】また、同じレイアウト情報はスイッチ11
1に送信されて、レイアウト情報が“0”の時には端子
Aに接続され、テキスト情報の出力を選択し、“1”に
なった時には端子Bに接続されて、復号された画像情報
の出力を選択する。
【0038】このように、レイアウト情報をビットマッ
プにて全面素分保持することにより、テキスト情報と画
像情報との切り換えが非常に容易なものとなる。
【0039】次に、本実施例による他の効果を説明す
る。
【0040】図7(A)は前述した説明と同様、ホスト
コンピューター上で作成する文書を表わしている。この
作成文書も文字、図形と同一ページ内に、他のアプリケ
ーションソフトにて作成された既存の画像ファイルがは
め込まれるとする。この画像ファイルは図7(B)に示
した様に、もともとは矩形画像であり、JPEG等の圧
縮方式により符号化されたまま、ホストコンピューター
上の記憶手段に格納されている。
【0041】いま、作成する文書上で、図7(A)中の
破線で示しているように画像そのものに変形を施したも
のとする。図7(C)はこの変形した画像領域を表わす
レイアウトプレーンの一部(はめ込み画像領域の開始位
置)を示したものである。図中、“1”の部分はイメー
ジのはめ込み領域を表わし、“0”の部分は、それ以外
の領域であることを示している。このように、画像を変
形した場合でも、レイアウトプレーンを作成することに
よって、従来では困難であった矩形画像以外でも画像フ
ァイルは圧縮された状態のままにプリンタ側に送信でき
る。
【0042】但し、このような変形の場合、図8に示し
たように変形後の画像の横幅(widthとする)、縦
幅(heightとする)が変化しないこと、および、
画像の転送順序が変形後のラスター順序と異ならないこ
とが前提となる。
【0043】プリンタ側では、前述した説明通りにレイ
アウト情報に乗っ取って画像を復号し、レイアウトプレ
ーンが“1”の部分に復号した画像情報をはめ込んでい
けば良く、同じ構成で本効果が実現できる。
【0044】(第3の実施例)図9に本発明第3の実施
例を示す。本実施例は前述した実施例では困難であった
画像の回転にも対処したものである。
【0045】図10(A)は、今回作成する文書を示し
ている。図中、破線で囲んだ部分がはめ込み画像を示
し、前述の実施例同様に、本来は図10(B)の画像フ
ァイルをアプリケーションソフト上で回転してはめ込み
を行なうものである。
【0046】図10(C)はレイアウトプレーンの一部
を示している。図中、“1”の部分が画像ファイルのは
め込まれる画素、“0”の部分はそれ以外の画素を示し
ている。
【0047】この作成文書では、前述の実施例の項目で
説明したように、はめ込み画像が回転している為に、格
納している画像ファイルのラスター方向と、はめ込んだ
後のラスター方向が異なっている。その為、図5の構成
で実現しようとすると、プリンタ側に大量のバッファメ
モリを有して、復号後の画像情報を、バッファメモリ上
のレイアウトプレーン対応画素位置に展開して格納する
ようになる。その為、プリンタの負荷は非常に大きくな
る。
【0048】そこで、図9に示す構成を用いる。
【0049】図9において、圧縮画像2104は前述し
た第2実施例同様に、JPEG等の圧縮形式により圧縮
されている画像を示している。復号化2051はこの圧
縮画像を復号化する手段を示し、一度、ホストコンピュ
ーター上で画像の復号を施す。
【0050】2052は符号化手段を示し、復号化した
画像情報を再び、符号化する手段である。
【0051】この符号化手段2052はJPEGで用い
ているようなブロック状に符号化する方式ではなく、各
画素ごとに符号化が行なえる、例えばDPCMのような
符号化を施す。ここで、符号化する画素の順序である
が、格納されていた画像ファイルのラスター方向の順序
ではなく、回転された画像においてのラスター方向の順
序である。
【0052】図11を用いて説明する。図11(A)は
図10(C)と同様で、図10(A)の作成文書にて作
成されたレイアウトプレーンの一部である。図11
(B)は、このレイアウトプレーンの情報を受けて、符
号化していく画素の順序を示している。
【0053】プリンタ側の画像復号化手段では、当然、
符号化手段2052に対応した復号化手段であることは
言うまでもない。
【0054】本実施例の構成では、回転のみならず、ど
のような変形を受けた場合においても実現できる。
【0055】また、本実施例は、圧縮画像2104は既
に圧縮され、格納されている例として説明したが、これ
は圧縮画像でなくてもよいことは当然である。その場合
には本実施例では復号器2051は不要になる。
【0056】(第4の実施例)第4実施例では以下のよ
うな構成、即ち、複数のイメージ部のレイアウト情報を
得るために、ホスト側でテキストデータにイメージ部の
ロケーションを指定するレイアウトプレーンを付加して
から、プリンタに転送し、プリンタ側では復号化を行な
う際にレイアウトプレーンの情報を利用してイメージの
復号を制御する手段を設けることにより、プリンタにお
ける復号処理を容易なものとし、ハード構成も簡単化し
ている。
【0057】図12は本実施例における画像出力装置を
示すブロック図である。図12は図5と同様ホストコン
ピュータとプリンタが接続されているシステムを簡単に
ブロック化したものである。図1と同じ働きをするブロ
ックについては特に説明はしない。
【0058】PDL中に記述されているイメージのレイ
アウト情報はレイアウトプレーン生成部1103に入力
される。レイアウトプレーンとは、図13に示す様に、
テキスト領域は0、イメージ領域は1の値をもつ各画素
1ビットのビットプレーンを指す。レイアウトプレーン
生成部1103においては、入力されたレイアウト情報
によってこのレイアウトプレーンを生成する。このとき
イメージは複数個存在した場合も、各イメージのレイア
ウト情報から1枚のビットプレーンにイメージ領域を図
13のように設ける。
【0059】このようにして作られたレイアウトプレー
ンはさらに、符号化部1104に入力されてテキスト部
と同様に算術符号化やランレングス符号化等の可逆符号
化を用いて圧縮する。レイアウトプレーンの性質から上
記のような可逆圧縮を行なっても、高い圧縮率で圧縮で
きるため、プリンタに転送する際のレイアウト情報自体
の情報量は非常に少ない。
【0060】さらに、レイアウトプレーンは符号化の際
に、図14のようにテキストの色情報を示すnビット
に、レイアウトプレーンの情報を1ビット付加して、n
+1ビットとして符号化を行なう。さらに符号化された
あともテキストとレイアウトプレーンは同じテキストメ
モリ1108に格納される。このレイアウトプレーンを
付加する際に、図14のようにレイアウトプレーンのビ
ットが0であったとき、すなわちその画素がテキストで
あったときには、テキスト部のnビットにはテキストの
色情報が入る。また、レイアウトプレーンのビットが1
であったとき、すなわちその画素がイメージであったと
きには、もしイメージとテキストの重なり合う場合を考
えなければ、イメージの圧縮画像1101は色情報を含
んでいるので、色情報は必要がない。そこでイメージを
複数個張り付ける場合も考えて、テキスト部に複数のイ
メージを識別する情報を付加する。この識別情報を付加
する処理はラスタライザ1102で行なう。イメージ識
別情報とは、例えばホスト側からイメージを転送する転
送順番を数値で持つ等の方法が考えられる。すなわちプ
リンタ側で複数のイメージを一意に識別できる情報をテ
キストの色情報の代わりに入れる。当然この時のイメー
ジの識別方法は、あらかじめプリンタ側にその識別手段
を設ける必要がある。
【0061】このようにしてホスト側で圧縮処理された
テキスト及びイメージの情報がプリンタの各メモリに格
納される。ここでイメージは、従来例で述べたようにあ
らかじめ圧縮されてホストのハードディスク等に格納さ
れてもよいし、圧縮されていないイメージをプリンタに
転送する際にラスタライズと同時に圧縮処理を施しなが
ら転送してもよい。
【0062】テキストとイメージ、及びレイアウトプレ
ーンはそれぞれ復号化部1111、1112で復号化さ
れる。このとき復号化部1111は常に復号処理を行な
う。復号化部1111で復号化されたn+1ビットのテ
キスト情報およびレイアウトプレーンはイメージ識別回
路1113に送られる。
【0063】イメージ識別回路1113を示したブロッ
ク図を図15に示す。入力されたテキストとレイアウト
プレーンの情報の内、テキストの情報nビットについて
はデコーダ802に入力される。また、同時にレイアウ
トプレーンの1ビットのデータは、信号線801によっ
てデコーダ802に入力され、この信号がHighのと
き、すなわちイメージの復号の際に、デコーダ802が
働くように制御を行なう。デコーダ802は前記イメー
ジ識別方法に従って、例えばホスト側から送られてくる
順番がイメージ識別情報の値となっている場合には、そ
の値によって指定された順番のイメージが、イメージメ
モリ内のどの箇所に格納されているかを示すメモリアド
レスを出力する。今、ホストからA、B、Cという3つ
のイメージがこの順番にホストから転送され、図16の
ようにイメージメモリ内に格納されているとする。ここ
でAのイメージを復号する際に、イメージ識別情報には
値“1”が入っている。この値に基づいて図15中のデ
コーダ802から、図12中のイメージメモリ1109
の中のAのイメージが格納されているメモリ領域の先頭
アドレスを出力する。他のB、Cのイメージを識別する
際も同様に行なう。
【0064】このイメージ識別回路1113から出力さ
れるメモリアドレス信号はメモリ制御部1110に入力
される。このメモリ制御部1110では図16における
各イメージの格納されているメモリ領域を指し示すポイ
ンタが、各イメージごとに管理されていて、メモリ制御
部1110に入力されるアドレス情報から、どのイメー
ジを読みだすかを判定し、その判定したイメージのポイ
ンタの指し示すメモリアドレスを出力する。このメモリ
アドレスがイメージメモリ1109に入力されて、該当
するイメージのデータがメモリから読みだされて復号化
部1112に入力される。
【0065】レイアウトプレーンはイメージ復号化の制
御にも用いられる。すなわち、信号線1114よりレイ
アウトプレーンの情報1ビットがイメージの復号化部1
112に入力される。テキスト部においてレイアウトプ
レーンのデータは“0”なので、イメージの復号化は行
なわない。またイメージ部において、レイアウトプレー
ンのデータは“1”なので、イメージの復号化を行な
う。またレイアウトプレーンはセレクタ1115にも入
力され、テキストとイメージの復号化されたデータを切
り換えてプリンタエンジン1116に出力する。
【0066】本実施例により、イメージの復号の際に必
要となるレイアウト情報を簡単に得ることができ、また
単純なハード構成で実現できる。
【0067】(第5の実施例)本発明の第5の実施例を
示す図を図17に示す。図17は第4の実施例に示した
図と同様、ホストコンピュータとプリンタが接続されて
いるシステムを簡単にブロック化したものである。第4
の実施例と同じ働きをするブロックについては特に説明
しない。
【0068】複数のイメージを出力する場合、図6のよ
うに主走査方向の同じラインにイメージが複数ある際に
は第4の実施例にあるようなイメージを識別する処理を
行なう必要があるが、図18にあるように主走査方向に
イメージが重ならない時は、ホスト側から転送する際に
図18の番号順に転送すれば、プリンタ側でイメージの
復号処理を行なう際にも、イメージメモリに格納されて
いる順に読みだせばよいので、イメージを識別する処理
を行なう必要はない。ただし、画像出力の際、イメージ
の領域を指定する必要があるため、本実施例ではテキス
トの色情報の内、1色をイメージ領域を指定する情報と
して使用する。例えばテキストの色情報を表わすデータ
がnビットの場合、2n色の色を表わすことができる
が、このうちの1色をイメージ領域を指定する情報に割
り当てるため、色としては2n−1色を表現できる。
【0069】図17のラスタライザ1002では、テキ
スト情報の内、テキスト部はビットイメージに展開し、
イメージ部においては、テキストの色情報の内の決めら
れた色(例えば白)を、イメージ領域を検出するために
割り当てる。
【0070】第4の実施例と同様に、符号化処理された
テキスト情報と圧縮画像は、プリンタに転送されて、そ
れぞれテキストメモリ1008、イメージメモリ100
9に格納される。さらに画像出力時に各々復号化部10
11、1012で復号化処理される。テキストの復号は
常時行ない、その結果がイメージ検出部1013に入力
される。このイメージ検出部では、ホスト側であらかじ
めイメージ領域検出のために割り当てられた色(イメー
ジ領域色とする)を検出し、そのイメージ領域色が入力
されたときには、イメージの復号化部1012に制御信
号を送り、イメージの復号を行なう。また制御信号はセ
レクタ1015にも入力され、テキスト情報とイメージ
情報を切り換えてプリンタエンジン1016に出力す
る。
【0071】本実施例のような構成により、主走査方向
にイメージが重ならない場合には、イメージを識別する
必要がないので、テキストの色情報のうち、1色だけを
割り当てることによりイメージ領域の指定ができる。本
実施例ではレイアウトプレーンの役割をイメージ領域色
で代用させていて、テキスト情報とは別にレイアウトプ
レーンを転送する必要がないので、その分メモリ容量が
削減できる。
【0072】(第6の実施例)本発明の第6の実施例を
示す図を図19に示す。図19は第4の実施例に示した
図と同様、ホストコンピュータとプリンタが接続されて
いるシステムを簡単にブロック化したものである。第2
の実施例と同じ働きをするブロックについては特に説明
しない。
【0073】複数のイメージを出力する場合、第4の実
施例と同様に主走査方向にイメージが重ならない場合に
は、イメージ同士を区別する必要がない。そこで本実施
例においてはレイアウトプレーンを用いることにより、
テキスト情報のイメージ部の情報は転送を行なわない。
従ってホストからプリンタに転送する全体の情報量を減
らすことができる。すなわち図20に示す様に、テキス
ト情報の内斜線の付けられている領域については、デー
タとしては何も転送をしない。
【0074】図19において、第4の実施例と同じよう
に、PDL1200に記述されているレイアウト情報が
レイアウトプレーン生成部1203に入力され、レイア
ウトプレーンが生成される。レイアウトプレーンは符号
化部1205で符号化され、テキスト、イメージと共に
プリンタに転送される。これらのデータは各々テキスト
メモリ1209、レイアウトメモリ1210、イメージ
メモリ1211に格納される。
【0075】復号化の際、レイアウトプレーンの復号を
行なう復号化部1213は常に動作を行なう。その復号
結果が、テキストとイメージの復号を行なう復号化部1
212、1214にそれぞれ入力され、復号の制御を行
なう。すなわち、テキスト部の復号を行なうときにはレ
イアウトプレーンのデータは“0”が出力されるので、
否定回路1215により、復号化部1212に“Hig
h”の信号が入力されて、テキスト情報の復号を開始す
る。このときイメージの復号を行なう復号化部1214
には“Low”の信号が入力されるので復号化は行なわ
ない。イメージ情報の復号を行なう場合には、レイアウ
トプレーンのデータは“1”が出力されるので、イメー
ジの復号化部1214には“High”の信号が入力さ
れ、逆にテキストの復号化部には“Low”の信号が入
力されてイメージ情報のみの復号化が行なわれる。ま
た、レイアウトプレーンはセレクタ1216にも入力さ
れ、テキスト情報とイメージ情報を切り替えてプリンタ
エンジン1217に出力される。
【0076】本実施例の構成により、レイアウトプレー
ンを用いることによって、プリンタにおけるテキスト情
報とイメージ情報の復号を制御することが可能になる。
このためイメージ部のテキスト情報を転送する必要が無
くなり、その分転送する情報量が減り、テキストを格納
するメモリも削減できる。
【0077】(第7の実施例)本発明の第7の実施例を
示す図を図21に示す。図21は第4の実施例に示した
図と同様、ホストコンピューターとプリンタが接続され
ているシステムを簡単にブロック化したものである。第
4の実施例と同じ働きをするブロックについては特に説
明しない。
【0078】複数のイメージを出力する場合、第5、第
6の実施例と同様に主走査方向にイメージが重ならない
場合には、イメージ同士を区別する必要がない。従って
本実施例においては、レイアウトプレーンを用いること
により、テキスト情報のイメージ部については、イメー
ジの属性を変更するような情報をテキストの色情報を表
すnビットの中に埋め込むような手段を設ける。
【0079】図21において、復号化の際には、テキス
トの復号化部1410は常時動作する。その出力はテキ
ストデータnビットとレイアウトプレーンのデータ1ビ
ットである。レイアウトプレーンはイメージの復号化部
1411に入力されて復号の制御を行なう。復号化され
たイメージデータはイメージ属性変更回路1412に入
力され、同時に復号されたテキストデータも入力され
る。このイメージ属性変更回路1412に、例えばイメ
ージの濃度を変更できるような回路構成を持たせること
により、入力されるテキストデータには濃度のレベル値
となるような値をあらかじめホスト側で入れておくこと
によってイメージの濃度を変更することができる。この
イメージ属性変更回路1412で変更されたイメージデ
ータはセレクタ1413に入力される。セレクタ141
3にはレイアウトプレーンのデータが制御信号として入
力されて、テキストとイメージのデータを切り替えてプ
リンタエンジン1414に出力される。
【0080】また、イメージ属性変更回路の構成をいろ
いろ変えることにより、イメージのカラーバランスを変
更したり、イメージにシェーディングをかける等の処理
が可能になる。
【0081】本実施例の構成により、レイアウトプレー
ンを用いることによって、テキスト情報のイメージ部の
データに、イメージの属性を変更するような情報を埋め
込んでデータの有効利用が図れる。またイメージのみの
属性を変更するという従来不可能であった処理が本構成
によって可能になる。
【0082】以上説明したように、本発明の上記第4〜
第7実施例によれば、ホストコンピューターでビットイ
メージに展開される文字・線画と、圧縮された自然画を
別々にプリンタに転送し、フレームバッファメモリに格
納してからプリンタエンジンに合わせて画像出力するよ
うな画像出力システムにおいて、複数の自然画を所定の
位置に配置するための処理回路が簡単に構成できる。ま
たその配置処理のために、プリンタに転送する情報に圧
縮処理を行なうことにより転送処理時間も短縮でき、プ
リンタのメモリ容量も削減できる。
【0083】(第8の実施例)以下、本発明に係る画像
処理装置の好適な第8の実施例を図22、23を用いて
詳細に説明する。
【0084】図22において、一点鎖線で囲んだ部分は
ホストコンピューターを示し、破線で囲んだ部分は接続
してあるプリンタを示す。この場合も説明を簡単にする
ためにホストコンピューターとプリンタは1対1で接続
されているものとする。
【0085】図22中、3101はPDL(ページ記述
言語)部を、3102はラスタライザを、3103は符
号化部を、3104〜3106はホスト中に格納されて
いる圧縮画像を示す。
【0086】しかしながら、ホストコンピューター上の
アプリケーションソフトにおいて、図2に示すような1
ページ分の文書を作成する場合、テキスト情報、即ち画
像情報以外の文字や図形の領域情報はラスタライズさ
れ、符号化されて送信されるが、この時、画像領域を示
す情報もPDL3101にて作成し符号化を行ない、送
信する。この画像領域を示す情報とは、画像領域のスタ
ート地点であるX座標のスタートアドレス、Y座標のス
タートアドレス、画像の横幅サイズ、縦幅サイズ等のレ
イアウト情報を基に画像領域とそれ以外の領域を区別
し、示したもので、例えば図6に示したように画像領域
には1を画像領域以外には0を画素毎に置いた1ページ
分の情報である。
【0087】以下、この情報をレイアウトプレーンとす
る。
【0088】また、プリンタにおいて、受信したテキス
ト情報はテキストメモリ3107に画像情報はイメージ
メモリ3108に、レイアウトプレーンはレイアウトプ
レーンメモリ3109に格納される。テキストメモリお
よびイメージメモリからの復号化は、レイアウトプレー
ンメモリ内の情報を復号化しその情報を基に判断手段を
用いて行なう。
【0089】即ち判断手段が復号化された図6のような
情報を得た時、“0”の部分は画像領域以外と判断しス
イッチ3114において端子Aを選択し、テキスト情報
を復号化した後その情報をプリンタエンジン3115へ
と送る。
【0090】また、“1”である部分は画像領域と判断
しスイッチ3114において端子Bを選択し、圧縮画像
復号化部3113によって復号された画像情報をプリン
タエンジン3115に送る。このようにしてラスター方
向に順番に判断されプリンタエンジンへと送信される。
【0091】ところで、図7(a)のように1ページに
複数の圧縮画像がはめ込まれている文書を作成する場
合、上述によればレイアウトプレーンは図7(b)のよ
うになる。これを使用しラスター方向へ順番に復号化を
行なうと、Aの画像が全て送信されないうちにBの画像
領域が現われ、どちらの画像領域かの判断はされないの
でBの画像領域にメモリ内に残っているAの画像情報が
送信されることとなる。
【0092】そこで、本発明では、1ページに複数の画
像領域がある場合、図23(c)〜(e)に示すように
1画像毎にレイアウトプレーンを作成する。
【0093】レイアウトプレーンはそれぞれ、上述同様
符号化され、レイアウトプレーンメモリ3109に格納
され、復号化されて、判断手段へと送られる。判断手段
は、全てのレイアウトプレーン情報が0の場合、テキス
トメモリ3107の情報を復号化し、スイッチ3114
において端子Aを選択し、プリンタエンジン3115へ
送信する。
【0094】また、いずれかのレイアウトプレーンが1
の場合、1であるレイアウトプレーンに対応する画像の
イメージメモリ内を示す読み出しレジスタ(図24の3
901または3902または3903)を選択し、選択
されたレジスタを更新しつつ、そのレジスタが指す情報
を圧縮画像復号化によって復号化した後、スイッチ31
14にて端子Bを選択し、プリンタエンジン3115へ
と送信する。
【0095】このように画像毎にレイアウトプレーンを
もつことによりどの画像の画像領域であるのか判断出来
るので1ページに複数の画像領域があっても不具合を生
じない。
【0096】(第9の実施例)次に、本発明の第9の実
施例を図25,図26を用いて説明する。
【0097】本発明は、1ページに複数の圧縮画像がは
め込まれている場合でも、主走査方向に重なりを持たな
いものについては同一のレイアウトプレーンで画像領域
を示すことを特徴とする。主走査方向に重なりを持たな
いとは、主走査方向には1つの画像領域しかない状態の
ことをいう。
【0098】即ち、図23(a)のように圧縮画像がは
め込まれた文書の場合、レイアウトプレーンは図25
(a),(b)になる。
【0099】図25はこのレイアウトプレーンの作成方
法を示したフローチャートである。このフローチャート
について説明する。
【0100】まず、1ページの文書にはめ込まれている
圧縮画像について、それぞれ画像領域の副走査方向のス
タートアドレス、エンドアドレスの一覧表を作成する
(s1)。
【0101】続いて、まず1つ目の画像の画像領域を第
1プレーンに配置することに決める(s2)。(このと
きのプレーンとは、画像領域を示す前のレイアウトプレ
ーンを指す)。
【0102】次にステップS5で、2つ目以降の画像は
前述の一覧表を基に画像領域が主走査方向に重ならない
と判断されれは、すなわち画像の副走査方向のスタート
アドレス、エンドアドレスが他の画像のものと重ならな
い時には、同じ第1プレーンに(s6)、重なると判断
された場合は第2プレーン・第3プレーン…と重ならな
いプレーンを調べてそれぞれの画像について、画像領域
をどのプレーン配置するか決める(s4)。これを全画
像の処理が終了するまで繰り返す(s3,s7)。
【0103】その後、それぞれの画像のレイアウト情報
を決められたプレーンに展開することによって必要な枚
数のレイアウトプレーンが作成される(s8〜s1
1)。
【0104】図23(a)の文書を上述の方法にて作成
された図26(a),(b)のレイアウトプレーンを用
いて、図22の画像出力装置を動作させ、ラスター方向
に順番に判断しプリンタエンジンに送信した場合、Aの
画像情報が全て送信される前にBの画像領域に入るが、
この場合はレイアウトプレーンが分れているので前述の
実施例に示した処理にて送信する画像情報を切り替え
る。次にCの画像領域が現われた時にはAの画像情報は
全て送信されているので、切り替えをおこなわなくても
Cが送信されるので同じレイアウトプレーンを用いても
なんら不都合を生じない。
【0105】以上説明したように本実施例によれば、画
像領域と画像以外の領域を区別し示した情報を画像出力
装置に転送することにより、復号化する際の処理構成を
簡単にすることができる。
【0106】(第10の実施例)以下、本発明に係る画
像処理装置の好適な実施例を図27〜30を用いて詳細
に説明する。
【0107】図27において、一点鎖線で囲んだ部分は
ホストコンピュータを示し、波線で囲んだ部分は接続し
てあるプリンタを示す。この場合も説明を簡単にするた
めにホストコンピュータとプリンタは1対1で接続され
ているものとする。
【0108】図27中、5101はPDL(ページ記述
言語)部を、5102はラスタライザを、5103は符
号化部を、5104はホスト中に格納されている圧縮画
像を示す。5101〜5104についての詳細は従来例
と同様である。
【0109】しかしながら、図2に示すような1ページ
分の文書を作成する場合、画像情報以外のテキスト情報
や図形等のグラフィック情報は従来と同様にラスタライ
ズされ、符号化されて送信されるが、この時、画像領域
を示すレイアウトプレーン情報並びに、SOIプレーン
やPDL5101にて作成されテキスト情報と共に、符
号化部5103にて符号化が行なわれ、セレクタ510
5及びケーブル5106を経由してプリンタに送信され
る。一方、画像情報は圧縮されたままの状態で、プリン
タに出力される。
【0110】プリンタにおいて、受信したテキスト情報
はテキストメモリ5108に画像情報はイメージメモリ
5109に格納される。
【0111】テキストメモリに格納された、テキスト情
報、レイアウトプレーン情報並びにSOIプレーン情報
は、テキスト復号化部5111にて同時に復号される。
復号されたテキスト情報、レイアウトプレーン情報、S
OIプレーン情報はそれぞれ信号線5120、512
1、5122に出力される。
【0112】同時に復号された、前記3つの情報の内、
レイアウトプレーンの情報に基づき、画像情報の配置が
決まる。
【0113】例えば、レイアウトプレーンの情報が図3
の場合には、破線で囲まれた“1”の領域に画像が配置
される。
【0114】この位置に配置される画像情報は、イメー
ジメモリ5109に格納された圧縮画像情報を画像復号
化部5112にて復号することにより得られる。該画像
復号化部の動作は、該レイアウトプレークの情報によっ
て制御される。即ち、レイアウトプレーン情報の値が
“1”の時に、復号化動作を行ない、“0”の時には、
復号化動作を停止する。
【0115】また、該レイアウトプレーンの情報により
セレクタ5113も制御され、復号化動作が行なわれて
いる時には、復号画像情報がエンジンに出力されるよう
になっている。逆に、復号化動作が行なわれていない時
には、テキスト復号化部5111の出力がプリンタエン
ジン(114)に出力される。
【0116】復号する画像が複数ある場合には、前記制
御以外に、何番目の画像を復号するのかといった制御も
必要になる。その制御を行なうのが画像識別信号生成部
5115とメモリ管理部5110である。
【0117】メモリ管理部5110は、何番目の圧縮画
像情報が、イメージメモリ5109のどの位置(番地)
に格納されているかを管理しているところで、画像識別
信号生成部より送られてくる画像番号に対応した圧縮画
像情報をイメージメモリ5109から読み出し、該画像
情報を画像復号化部5112に送る。
【0118】画像識別信号生成部5115は、画像復号
化部5112において復号する画像の番号を識別すると
ころである。これまで説明したレイアウトプレーン情報
だけでは、画像の配置場所は分かっても、画像の番号ま
では分からない。
【0119】そこで、SOIプレーンを利用する。SO
Iプレーンは、図28に示すように、画像の開始位置
(左上の位置)を“1”、その他の領域を“0”で表わ
したビットマップ情報である。また、画像を配置しない
領域の値はもちろん“0”である。
【0120】“1”の個数は、配置する画像の数に等し
く、1ページ内のN個の画像を配置する場合、“1”の
個数はN個となる。
【0121】このSOIプレーン上の“1”の情報に基
づき、配置する画像の番号を画像識別信号生成部511
5で生成する。
【0122】該画像識別信号生成部5115のブロック
図を図29に示す。
【0123】同図において、1501はSOIプレーン
情報を入力する端子、1502はレイアウトプレーン情
報を入力する端子、1503はSOIプレーン内の
“1”を検出して、その数をカウントするmビットのカ
ウンタ、1504は主走査方向の画素分の容量を持つm
ビット幅のFIFOメモリ、1505は前記FIFOメ
モリのmビット出力をゼロにマスクするマスク回路、1
506は前記マスク回路出力とカウンタ出力を切り換え
るセレクタ、1507は画像番号を出力する端子、15
08はNOT素子、1509、1510は2入力NAN
D素子でR−Sフリップフロップを構成する。
【0124】また、1511は該R−Sフリップフロッ
プの出力信号である。
【0125】ここに、図30(a)に示すレイアウトプ
レーン情報と図30(b)に示すSOIプレーン情報が
入力されたとする。入力される順序はページの左上から
ラスタースキャン走査される。
【0126】まず最初に、不図示の回路によりカウンタ
1503がゼロにクリアされると共に、R−Sフリップ
フロップの出力信号1511もLowレベルに設定され
る。
【0127】次に、両プレーン共、最初の画像配置位置
に到達するまで、“0”が入力され続ける。この間、画
像番号出力端子1507には、マスク回路1505でゼ
ロにマスクされたmビットの信号が出力され続ける。
【0128】やがて、最初の画像Aの配置位置に到達す
るとSOIプレーン情報が“1”になり、カウンタ15
03がカウントアップして“1”という値になる。ま
た、R−Sフリップフロップがセットされ出力信号15
11がHighレベルに設定される。
【0129】これにより、カウンタ1503の出力信号
値“1”が、画像番号としてセレクタ1506で選択さ
れ、端子1507に出力される。
【0130】また、セレクタ1506の出力はFiFo
メモリ1504にも入力される。
【0131】SOIプレーン情報が“1”になった直後
は、レイアウトプレーン情報の値もしばらく“1”が続
くが、画像の横方向のサイズを越したところで“0”に
戻る。ここで、R−Sフリップフロップがリセットされ
出力信号1511がLowレベルになり、マスク回路1
505でゼロにマスクされたmビットの信号が、また出
力される。
【0132】さらに、走査が進んで行くと、次の画像B
の配置位置に到達し、またSOIプレーン情報が“1”
になる。今度はカウンタ1503の値が“2”になり、
その値が画像番号として、セレクタ1506を経由し端
子507に出力される。一方、該出力はFiFoメモリ
1504にも入力される。
【0133】画像Aと同様、画像の横サイズを越すまで
前記状態が続き、サイズを越したところで端子1507
の出力はゼロに戻る。やがて該ラインの走査が終了し、
次のラインの走査が始まる。
【0134】次のラインでは、SOIプレーン情報に
“1”が1つも無いので、レイアウトプレーン情報のみ
で、該画像識別信号生成1115は制御される。1ライ
ン前の画像番号は、FiFoメモリ1504に記憶され
ていて、正確に1ライン遅延したタイミングで、該Fi
Foから読みだされてくる。
【0135】該画像番号情報は、マスク回路1505に
入力されるが、画像配置領域ではレイアウトプレーン情
報は“1”であるため、該マスク回路を素通りし、セレ
クタ1506を経由し、前ラインと同じ画像番号情報
が、端子1507から出力される。また、該出力情報
は、FiFoメモリ1504に再入力される。
【0136】画像A、画像B共に、画像配置領域が垂直
方向(下方向)に続く限り、上記処理が繰り返し行なわ
れる。
【0137】そして、画像Aの配置領域が終了した次の
ラインの走査を行なうものとする。この時、FiFoメ
モリ1504には、まだ画像Aに対応した画像番号が記
憶されている。しかし、端子502から入力されるレイ
アウトプレーン情報には、画像Aの配置を示す情報が無
い、即ち、端子1502から入力される信号は“0”の
ままである。
【0138】よって、FiFoメモリ1504から1ラ
イン遅延されて読みだされたmビットの信号はマスク回
路1505によりゼロにマスクされ、セレクタ1506
を経由し、端子1507に出力される。一方、画像Bの
配置領域は継続しているため、走査が該領域に達すると
端子502から入力されるレイアウトプレーン情報は
“1”になり、FiFoメモリ1504に記憶されてい
る、画像Bに対応した画像番号がマスク回路1505を
素通りし、該画像番号はセレクタ1506を経由し、端
子1507から出力される。
【0139】以後、画像Bの配置領域に関しては、該領
域が垂直方向に継続する限り、上記処理が繰り返し行な
われる。そして、画像Bの配置領域が終了した次のライ
ンの走査において、前記、画像Aの処理のごとくFiF
oメモリ1504から出力される画像番号はマスク回路
1505にて、ゼロにマスクされ端子1507から出力
される。
【0140】該ラインの走査が終了した時点では、Fi
Foメモリ1504の内容は全てゼロにクリアされる。
この状態は、次の画像配置領域、即ちSOIプレーン情
報が“1”の領域に達するまで続く。
【0141】ライン走査が進んで行き、やがて画像Cの
配置領域に到達すると、SOIプレーン情報が“1”に
なり、カウンタ1503がカウントアップして“3”と
いう値になる。また、R−Sフリップフロップがセット
され、出力信号1511がHighレベルに設定され
る。
【0142】後は、既に画像A、画像Bのところで説明
した内容とまったく同じ動作で、画像Cの配置領域に対
応したエリアのみにおいて、画像Cの画像番号が端子1
507から出力される。
【0143】結局、図30(a)のレイアウトプレーン
情報、図30(b)のSOIプレーン情報に基づいて、
図30(c)に示す画像番号情報が、画像識別信号生成
部1115にて生成され、メモリ管理部1110に送ら
れて、画像の配置が確実に行なわれる。
【0144】(第11の実施例)次に、本発明の第11
の実施例を図31を用いて詳細に説明する。
【0145】本実施例は、図27における画像識別信号
生成部5115の他の構成方法について述べるものであ
る。よって、図27のシステム構成と同様であり、その
動作説明は省略する。
【0146】図31において、図29中のブロックと同
じ機能を有するブロック、あるいは、同じ機能を有する
入出力端子には、同一番号を付し説明を省略する。図3
1で図29と異なるブロックは、ゼロ検出部1901と
2入力AND素子1902である。
【0147】ゼロ検出部1901は、FiFoメモリ1
504から出力されるmビットの信号が全て“0”であ
ることを検出するものであり、これにより、1ライン前
が画像の配置領域でなかったことが分かる。
【0148】該検出結果を2入力AND素子1902で
もって、端子502から入力されるレイアウトプレーン
情報と論理積をとることにより、画像の配置領域が、現
在走査中のラインから新たに始まることが分かる。論理
積の結果は信号線1903とする。
【0149】本実施例では、まず最初に、カウンタ15
03のクリアとFiFoメモリ1504のゼロクリアが
必要である。
【0150】前記実施例と同様、図30(a)に示すレ
イアウトプレーン情報と、図30(b)に示すSOIプ
レーン情報が入力されるものとする。
【0151】まず、両プレーン共、最初の画像配置位置
に到達するまで、“0”が入力され続ける。この間、信
号線1903はLowレベルなので、画像番号出力端子
1507には、マスク回路1505のmビットの出力信
号(もちろん、この値はゼロである。)が出力される。
【0152】やがて、最初の画像Aの配置位置に到達す
るとSOIプレーン情報が“1”になり、カウンタ15
03がカウントアップして“1”という値になる。
【0153】この時、レイアウトプレーン情報も“1”
になっている。また、FiFoメモリ1504のmビッ
ト出力はゼロなので、それが、ゼロ検出部1901で検
出され、AND素子1902の出力信号1903がHi
ghレベルになる。
【0154】これにより、カウンタ1503の出力信号
値“1”が、画像番号としてセレクタ1506で選択さ
れ、端子1507に出力される。また、セレクタ150
6の出力はFiFoメモリ1504にも入力される。
【0155】SOIプレーン情報が“1”になった直後
は、レイアウトプーレン情報の値もしばらく“1”が続
くが、画像の横方向のサイズを越したところで“0”に
戻る。ここで、AND素子1902の出力信号1903
もLowレベルとなり、マスク回路505でゼロにマス
クされたmビットの信号が、また出力される。
【0156】さらに、走査が進んで行くと、次の画像B
の配置位置に到達し、またSOIプレーン情報が“1”
になる。今度はカウンタ1503の値が“2”になり、
その値が画像番号として、セレクタ1506を経由し端
子1507に出力される。一方、該出力はFiFoメモ
リ1504にも入力される。
【0157】画像Aと同様、画像の横サイズを越すまで
前記状態が続き、サイズを越したところで端子1507
の出力はゼロに戻る。やがて該ラインの走査が終了し、
次のラインの走査が始まる。1ライン前の画像番号は、
FiFoメモリ1504に記憶されていて、正確に1ラ
イン遅延したタイミングで、該FiFoから読みだされ
てくる。読み出されてくる内容は、画像配置領域では、
各画像に対応したゼロ以外の画像番号であり、画像配置
領域以外では、ゼロという値である。
【0158】よって、ゼロ検出部1901におけるゼロ
の検出タイミングとレイアウトプレーン情報が“1”に
なるタイミングは、まったく逆の関係になるため、AN
D素子出力信号1903はいつもLowレベルとなり、
マスク回路1505の出力がセレクタ1506を経由し
て、画像番号出力端子1507に出力される。
【0159】画像A、画像B共に、画像配置領域が垂直
方向(下方向)に続く限り、上記処理が繰り返し行なわ
れる。
【0160】そして、画像Aの配置領域が終了した次の
ラインの走査を行なうものとする。この時、FiFoメ
モリ1504には、まだ画像Aに対応した画像番号が記
憶されている。しかし、端子1502から入力されるレ
イアウトプレーン情報には、画像Aの配置を示す情報が
無い、即ち、端子1502から入力される信号は“0”
のままである。
【0161】よって、FiFoメモリ1504から1ラ
イン遅延されて読みだされたmビットの信号はマスク回
路1505によりゼロにマスクされ、セレクタ1506
を経由し、端子1507に出力される。
【0162】一方、画像Bの配置領域は継続しているた
め、走査が該領域に達すると端子502から入力される
レイアウトプレーン情報は“1”になり、FiFoメモ
リ1504に記憶されている、画像Bに対応した画像番
号がマスク回路1505を素通りし、該画像番号はセレ
クタ1506を経由し、端子1507から出力される。
【0163】以後、画像Bの配置領域に関しては、該領
域が垂直方向に継続する限り、上記処理が繰り返し行な
われる。そして、画像Bの配置領域が終了した次のライ
ンの走査において、前記画像Aの処理のごとく、FiF
oメモリ1504から出力される画像番号はマスク回路
1505にて、ゼロにマスクされ端子1507から出力
される。
【0164】該ラインの走査が終了した時点ではFiF
oメモリ1504の内容は全てゼロにクリアされる。こ
の状態は、次の画像配置領域、即ちSOIプレーン情報
が“1”の領域に達するまで続く。
【0165】ライン走査が進んで行き、やがて画像Cの
配置領域に到達すると、SOIプレーン情報が“1”に
なり、カウンタ1503がカウントアップして“3”と
いう値になる。また、ゼロ検出部1901において、F
iFoメモリ1504から出力されるゼロが検出され、
レイアウトプレーン情報は“1”が入力されるため、信
号1903がHighレベルに設定される。
【0166】後は、既に画像A、画像Bのところで説明
した内容とまったく同じ動作で、画像Cの配置領域に対
応したエリアのみにおいて、画像Cの画像番号が端子1
507から出力される。
【0167】結局、図30(a)のレイアウトプレーン
情報、図30(b)のSOIプレーン情報に基づいて、
図30(c)に示す画像番号情報が、図31の画像識別
信号生成部にて生成され、図27のメモリ管理部511
0に送られて、画像の配置が確実に行なわれる。
【0168】以上説明したように、本実施例によれば、
画像の配置領域を示すレイアウトプレーン情報と画像の
スタート位置を示すSOIプレーン情報をPDL展開時
に生成し、PDL展開して出来たテキスト情報と前記情
報とを同一の符号化回路で符号化し、それをホストコン
ピュータからプリンタへ転送し、プリンタ側では、逆の
復号化を行なう。
【0169】そして、復号化して得られた前記レイアウ
トプレーン情報とSOIプレーン情報から、画像識別信
号部において、画像識別信号を生成することにより、複
数画像のレイアウトを容易に管理できるようになった。
【0170】その結果、従来よりも安価なコストで、柔
軟な機能を実現出来るようになった。
【0171】(第12の実施例)上述の従来例で述べた
プリントシステムのうち、プリンタ記述言語(PDL)
プログラム、バイトマップイメージをホストコンピュー
ターで生成し、その情報をプリンタに送り、プリンタ側
のコントローラでこれらを展開、配列し、ハードコピー
を作るものについては、下記のような欠点があった。 (1)バイトマップイメージをホストからプリンタに送
る時、その量が大きいため時間がかかる。または広帯域
伝送路が必要となる。 (2)コードを展開するとき、ホスト側とプリンタ側に
フォントをそれぞれ必要とし、構成部の共用化ができな
い。 (3)プリンタ側のプログラム展開部はファームで作ら
れており、バージョンアップができない。 (4)プリンタ側のプログラム展開部はファームで構成
されているため、拡張性がない。 (5)プリンタの稼動率は一般にホストに比べ低いた
め、プリンタ側のハード資源の有効利用ができない。
【0172】かかる点に鑑みて、本実施例は図32に示
す構成をとる。アプリケーションプログラム4001に
より文書を生成し、文書を生成するとき必要なファイル
を通信ライン4002、通信マネジャ4003を介し送
受する。
【0173】生成された文書はOS4004、イメージ
マネジャ4005、CRTドライバ4006、モニタT
V4007を介しモニタ表示することができる。またデ
バイスドライバ4008を介してプリンタ部に文書を送
りエンジンコントローラ4009、エンジンI/F40
10、プリンタエンジン4011を用いてハードコピー
を得ることもできる。
【0174】イメージマネジャ4005の詳細なブロッ
ク図を図33に示す。イメージマネジャ4005はアプ
リケーションで生成した文書ファイルをOS4004を
介し、受け取る。文書ファイルはPDLファイルとイメ
ージ圧縮ファイルから構成されている。PDLファイル
は、インタプリンタ4012、ラスタライザ4013で
フォント部4014に記憶されたフォントを用いて展開
メモリ4015に展開される。
【0175】イメージ情報は圧縮されたファイルで受け
取り、イメージ伸長部4016で伸長される。PDLフ
ァイルには、このイメージファイルの編集コマンド、属
性が含まれており、インタプリンタ4012でそれらを
分離し属性情報はイメージ属性メモリ4017に記録さ
れる。イメージは編集処理部4018とワークメモリ4
019を用い、編集コマンドに従って1次変換が行われ
展開メモリ4015に書き込まれる。展開メモリ401
5の内容は、CRTドライバ4006を介しモニタTV
4001に送られ、その内容が逐次モニタされる。
【0176】またレイアウト制御信号はレイアウトメモ
リ4020に記憶される。これら処理により、最終的な
文書が展開メモリ4015に生成される。イメージマネ
ジャ4005から文字線画、高能率に圧縮されたイメー
ジ、レイアウトデータ、イメージ属性情報が得られる。
【0177】デバイスドライバの機能を図34に示した
イメージマネジャ4005から送られた文字/線画、レ
イアウトデータ、イメージ属性情報をマルチプレックサ
4021でマルチプレックスし、ロスレス圧縮部402
2でロスレス(可逆)の圧縮を行う。さらにこの信号と
イメージ(圧縮されたもの)をマルチプレックサ402
3でマルチプレックスし通信部4024を介してプリン
タ部に送出する。
【0178】プリンタ部のエンジンコントローラ400
9の機能を図38に示した。ホストコンピューター部か
ら送られてきた信号を通信部4025で受け、デマルチ
プレクサ4026で分離し、文字/線画、レイアウトデ
ータ、イメージ属性情報はメモリ1に、イメージ(圧
縮)情報はメモリ2に記録される。
【0179】デコーダ1で文字/線画情報を伸長し、デ
ューダ2でイメージ(圧縮)情報を伸長する。レイアウ
トデータ、イメージ属性情報もデコーダ1で解読され、
レイアウト情報で合成部4027の制御を、イメージ属
性情報で解像度変換部の制御を行う。前者は文字/線画
とイメージ情報4028の合成を行い、後者はイメージ
ファイルのドット密度をエンジンの解像度に変換する。
これらの処理はタイミング信号発生部4029によりエ
ンジン動作に同期して、リアルタイムに行われる。
【0180】(第13の実施例)図36にデバイスドラ
イバの他の実施例を示す。文字/線画が2値の場合、情
報量は小さく、またレイアウト、イメージ属性情報もそ
の量は小さく、圧縮しない方がコストパフォーアンスが
上る場合がある。この場合は、文字/線画、レイアウ
ト、イメージ属性、イメージ(圧縮)情報を直接マルチ
プレックサ4030によりマルチプレックスし、通信部
4031を介してプリンタ部へ送る。
【0181】プリンタ部エンジンコントローラ部のデコ
ーダ1において文字/線画に対する伸長機能は不要とな
りハード的な縮小が図れる。
【0182】以上説明したように、第12、第13実施
例によれば、ホストコンピューターとプリンタ間の情報
は圧縮されたデータで送られるため、伝送時間が短縮さ
れる。またビットイメージへの展開はホスト側で行わ
れ、その時に必要なフォントはホスト側にのみあればよ
く、従来プリンタ側に必要であったものが不要となり資
源の有効利用が可能となる。さらにプリンタ側にあった
フレームメモリも圧縮比分になり、コストの低減が図れ
る。コンピュータでの処理もマルチタスクで行い、ラス
タライズ処理も1つのタスクとして処理すれば、ホスト
コンピューターの効率向上が図れる。
【0183】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、画像のは
め込みを行う場合に効率の良い画像の転送及び再生が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像出力システムの第1の実施例の構
成を示すブロック図。
【図2】作成する文書の一例を示す図。
【図3】テキスト情報とイメージ情報の復号処理を行な
う領域を説明する図。
【図4】図2の構成におけるイメージ領域指定部の構成
を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図。
【図6】レイアウトプレーンを説明する図。
【図7】はめ込み画像を変形させた場合の説明図。
【図8】図17における変形条件の説明図。
【図9】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図。
【図10】はめ込み画像を回転させた場合の説明図。
【図11】符号化画素の順序を説明した図。
【図12】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図。
【図13】レイアウトプレーンを説明する図。
【図14】レイアウトプレーンとテキスト情報との関係
を示す図。
【図15】第1の実施例におけるイメージ識別回路の構
成を示すブロック図。
【図16】複数のイメージ情報がイメージメモリに格納
されている様子を示す図。
【図17】本発明の画像出力システムの第5の実施例の
構成を示すブロック図。
【図18】第5の実施例における複数のイメージの転送
順序を示す図。
【図19】本発明の画像出力システムの第6の実施例の
構成を示すブロック図。
【図20】第6の実施例における全転送情報を示す図。
【図21】本発明の画像出力システムの第7の実施例の
構成を示すブロック図。
【図22】第8の実施例の構成を示すブロック図。
【図23】第8の実施例におけるレイアウトプレーンの
説明図。
【図24】イメージメモリの概略を示す図。
【図25】第9の実施例におけるレイアウトプレーンを
作成するためのフローチャートを示す図。
【図26】第9の実施例におけるレイアウトプレーンを
示す図。
【図27】本発明の第10の実施例の構成を示す図。
【図28】前記文書のSOIプレーン情報を示す図。
【図29】画像識別信号生成部5115を示す図。
【図30】3つの画像を含む文書のレイアウトプレーン
情報、SOIプレーン情報、及び各画像に付される画像
番号を示す図。
【図31】本発明の第11の実施例である画像識別信号
生成部のブロック図。
【図32】本発明の第12の実施例を示す図。
【図33】イメージマネジャの機能を示す図。
【図34】デバイスドライバの機能を示す図。
【図35】エンジンコントローラの機能を示す図。
【図36】デバイスドライバの第13の実施例を示す
図。
【符号の説明】
200 PDL展開部(PDL:ページ・記述・言語) 201 圧縮された画像情報の格納部 202 ラスタライザ 204 符号化部 205 セレクタ 206 ホストコンピュータとプリンタを接続するケー
ブル 208 符号化されたテキスト関係の情報を格納するメ
モリ 209 ホストから受け取った画像情報を格納するイメ
ージメモリ 210 該イメージメモリを管理するブロック 211 テキスト関係の情報の復号化部 212 圧縮された画像情報の復号化部 213 テキスト情報と画像情報を切り換えるセレクタ 214 プリンタエンジン 503 SOIプレーン中の“1”をカウントするカウ
ンタ 504 画像番号情報を1走査分蓄えるFiFoメモリ 505 マスク回路 901 ゼロ検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 良武 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福田 洋美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−235468(JP,A) 特開 平4−220077(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/41 - 1/419 G06T 9/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタとしての画像出力装置と、該画
    像出力装置に印刷すべき画像情報を送信するホストコン
    ピュータとしての画像処理装置とを含む画像出力システ
    ムであって、 前記画像処理装置は、 印刷すべき線画を画像情報に展開処理するラスタライズ
    手段と、 前記線画の画像情報に自然画の画像情報をはめ込む領域
    を示す領域情報として、該自然画の画像情報がはめ込ま
    れるべき位置を表すビットマップ情報からなるレイアウ
    トプレーンを作成するレイアウトプレーン作成手段と、 前記線画の画像情報と、前記レイアウトプレーン作成手
    段により作成されたレイアウトプレーンとを符号化する
    符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された線画の画像情報およ
    びレイアウトプレーンと、前記自然画の画像情報とを前
    記プリンタに出力する出力手段とを備え、 前記画像出力装置は、 前記画像処理装置からそれぞれ符号化された線画の画像
    情報、レイアウトプレーン、及び自然画の画像情報を受
    信する受信手段と、 前記符号化された線画の画像情報及びレイアウトプレー
    ンを復号化するテキスト復号化手段と、 前記符号化された自然画の画像情報を復号化する画像復
    号化手段と、 前記テキスト符号化手段により符号化されたレイアウト
    プレーンのビットマップ情報に応じて、前記テキスト復
    号化手段により復号化された線画の画像情報、または、
    前記画像復号化手段により復号化された自然画の画像情
    報のいずれをプリンタエンジンへ出力するかを選択する
    出力選択手段とを備えることを特徴とする画像出力シス
    テム。
  2. 【請求項2】 プリンタに印刷すべき画像情報を送信す
    るホストコンピュータとしての画像処理装置であって、 印刷すべき線画を画像情報に展開処理するラスタライズ
    手段と、 前記線画の画像情報に自然画の画像情報をはめ込む領域
    を示す領域情報として、該自然画の画像情報がはめ込ま
    れるべき位置を表すビットマップ情報からなるレイアウ
    トプレーンを作成するレイアウトプレーン作成手段と、 前記線画の画像情報と、前記レイアウトプレーン作成手
    段により作成されたレイアウトプレーンとを符号化する
    符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された線画の画像情報およ
    びレイアウトプレーンと、前記自然画の画像情報とを前
    記プリンタに出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記自然画の画像情報を復号化する復号
    化手段と、 前記復号化手段により復号化した自然画の画像情報を、
    前記レイアウトプレーンの情報を受けて、画素ごとに符
    号化を行う画素符号化手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記レイアウトプレーンは、複数の自然
    画の画像情報をはめ込む領域の位置が表されていること
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記レイアウトプレーン作成手段は、複
    数の自然画の画像情報毎にレイアウトプレーンを作成す
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記レイアウトプレーン作成手段は、前
    記線画の画像情報に自然画の画像情報が変形、又は回転
    してはめ込むべく、前記ビットマップ情報を処理して前
    記レイアウトプレーンを作成することを特徴とする請求
    項2または3に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記レイアウトプレーン作成手段は、自
    然画の画像情報がはめ込まれる画素のビットマップ情報
    に、そのはめ込まれる自然画の画像情報の識別情報を表
    わす情報を含ませ、自然画の画像情報がはめ込まれない
    画素のビットマップ情報に、線画の画像情報の色情報を
    表わす情報を含ませることを特徴とする請求項2または
    3に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 ホストコンピュータとしての画像処理装
    置と通信し、画像の印刷出力を行うプリンタとしての画
    像出力装置であって、 前記画像処理装置からそれぞれ符号化された線画の画像
    情報、レイアウトプレーン、及び自然画の画像情報を受
    信する受信手段と、 前記符号化された線画の画像情報及びレイアウトプレー
    ンを復号化するテキスト復号化手段と、 前記符号化された自然画の画像情報を復号化する画像復
    号化手段と、 前記テキスト符号化手段により符号化されたレイアウト
    プレーンのビットマップ情報に応じて、前記テキスト復
    号化手段により復号化された線画の画像情報、または、
    前記画像復号化手段により復号化された自然画の画像情
    報のいずれをプリンタエンジンへ出力するかを選択する
    出力選択手段とを備え、 前記レイアウトプレーンは、前記線画の画像情報に前記
    自然画の画像情報をはめ込むべき画素位置を表すビット
    マップ情報で構成されていることを特徴とする画像出力
    装置。
  9. 【請求項9】 前記出力選択手段により選択された画像
    情報のプリンタエンジンへの出力を行いつつ、前記画像
    復号化手段による自然画の画像情報の復号化を行うこと
    を特徴とする請求項8記載の画像出力装置。
  10. 【請求項10】 プリンタとしての画像出力装置と、該
    画像出力装置に印刷すべき画像情報を送信するホストコ
    ンピュータとしての画像処理装置とを含む画像出力シス
    テムにおける画像出力方法であって、 前記画像処理装置において、 印刷すべき線画を画像情報に展開処理するラスタライズ
    工程と、 前記線画の画像情報に自然画の画像情報をはめ込む領域
    を示す領域情報として、該自然画の画像情報がはめ込ま
    れるべき位置を表すビットマップ情報からなるレイアウ
    トプレーンを作成するレイアウトプレーン作成工程と、 前記線画の画像情報と、前記レイアウトプレーン作成工
    程により作成されたレイアウトプレーンとを符号化する
    符号化工程と、 前記符号化工程により符号化された線画の画像情報およ
    びレイアウトプレーンと、前記自然画の画像情報とを前
    記プリンタに出力する出力工程とを行い、 前記画像出力装置において、 前記画像処理装置からそれぞれ符号化された線画の画像
    情報、レイアウトプレーン、及び自然画の画像情報を受
    信する受信工程と、 前記符号化された線画の画像情報及びレイアウトプレー
    ンを復号化するテキスト復号化工程と、 前記符号化された自然画の画像情報を復号化する画像復
    号化工程と、 前記テキスト符号化工程により符号化されたレイアウト
    プレーンのビットマップ情報に応じて、前記テキスト復
    号化工程により復号化された線画の画像情報、または、
    前記画像復号化工程により復号化された自然画の画像情
    報のいずれをプリンタエンジンへ出力するかを選択する
    出力選択工程とを行うことを特徴とする画像出力方法。
  11. 【請求項11】 プリンタに印刷すべき画像情報を送信
    するホストコンピュータとしての画像処理装置における
    画像処理方法であって、 印刷すべき線画を画像情報に展開処理するラスタライズ
    工程と、 前記線画の画像情報に自然画の画像情報をはめ込む領域
    を示す領域情報として、該自然画の画像情報がはめ込ま
    れるべき位置を表すビットマップ情報からなるレイアウ
    トプレーンを作成するレイアウトプレーン作成工程と、 前記線画の画像情報と、前記レイアウトプレーン作成工
    程により作成されたレイアウトプレーンとを符号化する
    符号化工程と、 前記符号化工程により符号化された線画の画像情報およ
    びレイアウトプレーンと、前記自然画の画像情報とを前
    記プリンタに出力する出力工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記自然画の画像情報を復号化する復
    号化工程と、 前記復号化工程により復号化した自然画の画像情報を、
    前記レイアウトプレーンの情報を受けて、画素ごとに符
    号化を行う画素符号化工程と、 を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 前記レイアウトプレーンは、複数の自
    然画の画像情報をはめ込む領域の位置が表されているこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理
    方法。
  14. 【請求項14】 前記レイアウトプレーン作成工程は、
    複数の自然画の画像情報毎にレイアウトプレーンを作成
    することを特徴とする請求項11または12に記載の画
    像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記レイアウトプレーン作成工程は、
    前記線画の画像情報に自然画の画像情報が変形、又は回
    転してはめ込むべく、前記ビットマップ情報を処理して
    前記レイアウトプレーンを作成することを特徴とする請
    求項11または12に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記レイアウトプレーン作成工程は、
    自然画の画像情報がはめ込まれる画素のビットマップ情
    報に、そのはめ込まれる自然画の画像情報の識別情報を
    表わす情報を含ませ、自然画の画像情報がはめ込まれな
    い画素のビットマップ情報に、線画の画像情報の色情報
    を表わす情報を含ませることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 ホストコンピュータとしての画像処理
    装置と通信し、画像の印刷出力を行うプリンタとしての
    画像出力装置における画像出力方法であって、 前記画像処理装置からそれぞれ符号化された線画の画像
    情報、レイアウトプレーン、及び自然画の画像情報を受
    信する受信工程と、 前記符号化された線画の画像情報及びレイアウトプレー
    ンを復号化するテキスト復号化工程と、 前記符号化された自然画の画像情報を復号化する画像復
    号化工程と、 前記テキスト符号化工程により符号化されたレイアウト
    プレーンのビットマップ情報に応じて、前記テキスト復
    号化工程により復号化された線画の画像情報、または、
    前記画像復号化工程により復号化された自然画の画像情
    報のいずれをプリンタエンジンへ出力するかを選択する
    出力選択工程とを含み、 前記レイアウトプレーンは、前記線画の画像情報に前記
    自然画の画像情報をはめ込むべき画素位置を表すビット
    マップ情報で構成されていることを特徴とする画像出力
    方法。
  18. 【請求項18】 前記出力選択工程により選択された画
    像情報のプリンタエンジンへの出力を行いつつ、前記画
    像復号化工程による自然画の画像情報の復号化を行うこ
    とを特徴とする請求項17記載の画像出力方法。
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