JPH04220077A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、送受信原稿のメモリ機
能を有するファクシミリ装置に関し、さらに詳述すれば
原稿にそれと異なる原稿をはめ込むことができるファク
シミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置で定型書式の原
稿、即ち印刷された書類に必要事項のみを記入した原稿
を大量又は頻繁に送受信する場合、定型書式分をも含め
た全体がその都度伝送されていた。従って、従来のファ
クシミリ装置では定型書式の原稿を大量又は頻繁に伝送
する場合には非常に無駄が多いという問題があった。こ
の問題を解決する従来技術として本願出願人による実開
昭６２−１３５２５８　号公報に開示された考案がある
。前記考案は受信側に定型書式の内容及び位置に関する
データを記憶すると共に送信側で定型書式の部分を消去
して必要事項のデータのみを送信し、送信されたデータ
と受信側に記憶されたデータとを重畳して出力すること
により、定型書式の原稿の通信時間を短縮できるもので
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のフ
ァクシミリ装置では、復元するデータが一意に定まって
しまっているので、送信側で必要事項のデータを任意の
位置に構成し直したり、受信側で受信データを任意に再
構成することができなかった。従って送受信者の意図や
選択により受信原稿を再構成して、それにより１つの原
稿の任意の位置に他の原稿をはめ込み、再出力すること
ができなかった。本発明は斯かる事情に鑑みなされたも
のであり、第１の原稿とそれにはめこむ第２の原稿とを
第２の原稿のはめ込み位置及び第２の原稿の識別情報と
ともに送信し、受信側ではめこまれた第２の原稿を選択
することにより、送受信者の意図、選択により受信原稿
の構成を変更可能なファクシミリ装置を提供することを
目的にする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項１の
ファクシミリ装置は、読み取った原稿の画像情報を含む
情報を記憶手段に一旦記憶し、記憶された情報を符号化
回路で符号化して送信するファクシミリ装置において、
第１の原稿及び第１の原稿にはめこむ１又は複数の第２
の原稿を読み取り手段と、第１の原稿に対する第２の原
稿のはめこみ位置に関する位置情報及び第１の原稿と第
２の原稿との関係を示す識別情報を入力する手段と、読
み取った第１及び第２の原稿の画像情報並びに入力され
た位置情報及び識別情報を第１の原稿の画像情報に関連
づけて記憶する手段と、記憶された情報を符号化して送
信する手段とを備えることを特徴とする。

【０００５】本発明に係る請求項２のファクシミリ装置
は、受信した原稿の画像情報を含む情報を復号化回路で
復号化して出力するファクシミリ装置において、前記情
報には第１の原稿の画像情報、第１の原稿にはめこむ１
又は複数の第２の原稿の画像情報、第１の原稿に対する
第２の原稿のはめこみ位置に関する位置情報及び第１の
原稿と第２の原稿との関係を示す識別情報が含まれてお
り、受信した情報を復号化し、前記位置情報及び識別情
報に基づいて第１の原稿に第２の原稿をはめこみ、それ
らを合成する手段と、合成された原稿を出力する手段と
、出力された合成原稿から第２の原稿を選択する手段と
を備えることを特徴とする。

【０００６】本発明に係る請求項３のファクシミリ装置
は、読み取った原稿の画像情報を含む情報を記憶手段に
一旦記憶し、記憶された情報を符号化回路で符号化して
送信し、受信した情報を復号化回路で復号化して出力す
るファクシミリ装置において、第１の原稿及び第１の原
稿にはめこむ１又は複数の第２の原稿を読み取る手段と
、第１の原稿に対する第２の原稿のはめこみ位置に関す
る位置情報及び第１の原稿と第２の原稿との関係を示す
識別情報を入力する手段と、読み取った第１及び第２の
原稿の画像情報並びに入力された位置情報及び識別情報
を第１の原稿の画像情報に関連づけて記憶する手段と、
記憶された情報を符号化して送信する手段と、受信した
情報を復号化し、前記位置情報及び識別情報に基づいて
第１の原稿に第２の原稿をはめこみ、それらを合成する
手段と、合成された原稿を出力する手段と、出力された
合成原稿から第２の原稿を選択する手段とを備えること
を特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明の請求項１のファクシミリ装置では、第
１の原稿とそれにはめこむための第２の原稿とを読み取
ると共に第１の原稿に対する第２の原稿のはめこみ位置
に関する位置情報及び第２の原稿の識別情報を入力し、
読み取った第１及び第２の原稿並びに入力した位置及び
識別情報を送信すべき情報として第１の原稿の画像情報
として記憶し、記憶した情報を符号化して送信する。従
って送信側ははめこみ位置を任意に構成できる。また請
求項２のファクシミリ装置では受信に際して位置情報及
び識別情報に従い、第２の原稿を第１の原稿にはめこん
で出力し、出力結果に基づき第２の原稿を選択し、再度
選択結果を出力する。従って受信側で第２の原稿を任意
に選択して再構成が行える。請求項３のファクシミリ装
置では両方を組合わせることにより、送信側でははめこ
み位置の構成が位置情報及び識別情報により任意に行え
、受信側では出力すべき第２の原稿を選択することによ
り受信原稿の再構成が可能になる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。図１は本発明に係るファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。図において１は原稿読取
装置であり、載置された原稿を読み取り画像情報に変換
する。このとき、入力装置３から各原稿の画像情報を識
別するための原稿番号が入力され、入力された原稿番号
と読み取られた原稿の画像情報とが記憶装置２に一旦記
憶される。また入力装置３は基本となる元原稿（第１の
原稿）にはめこむための第２の原稿であるはめこみ原稿
の元原稿に対する位置を指定する位置情報、例えば元原
稿に対する（Ｘ，Ｙ）座標データ等及び元原稿に対して
はめこむことができるはめこみ原稿を識別するための識
別情報も入力する。これらの情報もまた記憶装置２に元
原稿に関連づけて一旦記憶される。記憶された情報は符
号化回路４でＭＨ符号、ＭＲ符号等の圧縮符号に符号化
され、変調回路５を介して公衆回線に送信される。

【０００９】また公衆回線を介して受信した情報は復調
回路１２で圧縮符号に復調され、さらに復号化回路１１
で画像情報、位置情報、識別情報及び原稿番号に復号さ
れ、一旦記憶装置１０に記憶される。記憶された情報は
画像情報合成処理回路８に読み出され、そこで位置情報
及び識別情報に基づき元原稿とはめ込み原稿とが合成さ
れ、元原稿に対してはめ込み原稿がはめ込まれ、それが
ページメモリ等の画像メモリ７に一旦記憶され、ディス
プレイ、プリンタ等の出力装置６に出力される。また出
力された原稿のはめこみ原稿は入力装置９により選択さ
れ、選択されたはめ込み原稿は再度、画像情報合成処理
回路８に読み出されて合成され、画像情報メモリ７を介
して出力装置６に出力される。

【００１０】なお、図１において送信側の装置と受信側
の装置とが分離して表されているが、実際には送信側の
装置と受信側の装置とは同一のファクシミリ装置として
構成されており、従って送信側装置の記憶装置２及び入
力装置３と受信側装置の記憶装置１０及び入力装置９と
は同一のものを兼用する構成としている。次にこのよう
に構成された本発明のファクシミリ装置の送受信手順の
一例について、図２、図３に示す送信、受信のフローチ
ャート及び図４、図５に示す説明図に従い説明する。

【００１１】いま、例えば図４（ａ）　に示す「学習シ
ステム」の元原稿があり、図４（ａ）　の破線部分に図
４（ｂ）　に示すその選択枝を示す原稿番号Ａ，Ｂ，Ｃ
の３つのはめこみ原稿をはめこむとする。また、原稿番
号Ａのはめこみ原稿はさらに図５（ｂ）　に示す如く、
演算式　”１２３４＋５６７８＝”　という原稿番号Ｄ
のはめこみ原稿がはめこまれる。このようにはめこみ原
稿の原稿番号を再帰的に利用し、はめ込み原稿に対して
さらに原稿をはめこむことにより、画像情報を利用して
ストーリ展開を行うことができる。

【００１２】さて、まず図２において元原稿の原稿番号
を入力装置３から入力し（Ｓ１）、図２（ａ）　に示す
如くの元原稿を原稿読取装置１で読取る（Ｓ２）、そし
て読み取った原稿の画像情報を記憶装置に原稿番号と共
に記憶する（Ｓ３）。そしてＳ１〜Ｓ３の動作を元原稿
を全て記憶するまで行い（Ｓ４）、続いてはめこみ原稿
の番号の入力、読み取り及び記憶を同様に全てのはめこ
み原稿について行う（Ｓ５　〜Ｓ８）　。続いてはめこ
み原稿の識別情報を例えば元原稿の原稿番号、はめこみ
原稿の原稿番号の順に各元原稿毎に入力し（Ｓ９）、さ
らに各元原稿毎にはめこみ原稿の位置情報を入力する（
Ｓ１０）　。そして上記識別情報及び位置情報を元原稿
に関連づけて記憶装置に記憶し（Ｓ１１）　、符号化回
路で符号化し送信する（Ｓ１２、Ｓ１３）。

【００１３】一方受信に際しては、位置情報、識別情報
を含む情報を受信すると（Ｓ２１）　、それを復号化回
路で復号し（Ｓ２２）　、記憶装置１０に一旦記憶する
（Ｓ２３）　。そして１つの元原稿に関連する情報を一
括して読み出し（Ｓ２４）　、位置情報及び識別情報に
基づき、元原稿と３つのはめこみ原稿とを合成して図５
（ａ）　に示す如くの画像情報を生成して（Ｓ２５）　
、画像情報メモリに記憶する（Ｓ２６）　。 そして、記憶された１つの元原稿に対する内容を出力装
置６から出力する。オペレータは出力結果を目視して再
構成の要否を判定し、再構成の必要がある場合は、例え
ば　”１：レベル１”　のはめこみ原稿を選択してステ
ップＳ２４　に戻り、再度記憶装置から、その部分、つ
まり元原稿と、選択したはめこみ原稿と、さらに選択し
たはめこみ原稿にはめこまれる原稿とを読み出し、図５
（ｂ）　に示す如くの画像情報を合成して再出力する。 なおステップＳ２８　で再構成の必要がないときは処理
を終了する。

【００１４】この他、本発明の応用としては学習プリン
トの問題用紙を元原稿とし、はめこみ原稿として問題に
対する解答及び注意等とし、解答及び注意書きの位置及
び識別情報を付加して送信することが考えられる。また
、本実施例では音声については何ら言及していないが、
例えばマイクロフォンから音声を入力し、それに対して
Ａ／Ｄ　変換及びＦＡＸ　送信データへの変換を施して
、受信側に音声情報であることを識別させるデータを付
加して送信し、受信側で音声データを画像情報と共に出
力することにより受信側のオペレータに音声によるガイ
ダンスを出力することもできる。

【００１５】なお、本実施例では元原稿及びはめこみ原
稿の送信を各別に行ったがこの送信手順は例示であり、
本発明はこれに限定されるものではない。また、本実施
例では位置情報、及び識別情報を入力装置から入力した
が本発明はこれに限るものではなく、第２の原稿にそれ
らを書き込み、原稿読取装置で読取るようにしてもよい
。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したとおり、本発明においては
第１の原稿とはめこみ原稿としての第２の原稿の原稿と
に第２の原稿の位置情報及び識別情報とを一旦記憶手段
に第１の原稿に関連づけて記憶し、記憶された情報を送
信することにより、送信側では位置情報及び識別情報に
より元原稿の任意の位置にはめこみ原稿をはめ込むこと
ができると共に、受信側でははめ込み原稿を選択するこ
とにより受信者の意図、選択により受信した原稿の再構
成が可能となる等優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファクシミリ装置の構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】本発明のファクシミリ装置の送信手順を示すフ
ローチャートである。

【図３】本発明のファクシミリ装置の受信手順を示すフ
ローチャートである。

【図４】本発明のファクシミリ装置の送信側の原稿の説
明図である。

【図５】本発明のファクシミリ装置の受信側の原稿の説
明図である。

【符号の説明】

１　　　　　　原稿読取装置 ２　　　　　　記憶装置 ３，９　　入力装置 ４　　　　　　符号化回路 ６　　　　　　出力装置 ８　　　　　　画像情報合成処理回路 １１　　　　　　復号化回路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　読み取った原稿の画像情報を含む情報
   を記憶手段に一旦記憶し、記憶された情報を符号化回路
   で符号化して送信するファクシミリ装置において、第１
   の原稿及び第１の原稿にはめこむ１又は複数の第２の原
   稿を読み取る手段と、第１の原稿に対する第２の原稿の
   はめこみ位置に関する位置情報及び第１の原稿と第２の
   原稿との関係を示す識別情報を入力する手段と、読み取
   った第１及び第２の原稿の画像情報並びに入力された位
   置情報及び識別情報を第１の原稿の画像情報に関連づけ
   て記憶する手段と、記憶された情報を符号化して送信す
   る手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
2. 【請求項２】　　受信した原稿の画像情報を含む情報を
   復号化回路で復号化して出力するファクシミリ装置にお
   いて、前記情報には第１の原稿の画像情報、第１の原稿
   にはめこむ１又は複数の第２の原稿の画像情報、第１の
   原稿に対する第２の原稿のはめこみ位置に関する位置情
   報及び第１の原稿と第２の原稿との関係を示す識別情報
   が含まれており、受信した情報を復号化し、前記位置情
   報及び識別情報に基づいて第１の原稿に第２の原稿をは
   めこみ、それらを合成する手段と、合成された原稿を出
   力する手段と、出力された合成原稿から第２の原稿を選
   択する手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装
   置。
3. 【請求項３】　　読み取った原稿の画像情報を含む情報
   を記憶手段に一旦記憶し、記憶された情報を符号化回路
   で符号化して送信し、受信した情報を復号化回路で復号
   化して出力するファクシミリ装置において、第１の原稿
   及び第１の原稿にはめこむ１又は複数の第２の原稿を読
   み取る手段と、第１の原稿に対する第２の原稿のはめこ
   み位置に関する位置情報及び第１の原稿と第２の原稿と
   の関係を示す識別情報を入力する手段と、読み取った第
   １及び第２の原稿の画像情報並びに入力された位置情報
   及び識別情報を第１の原稿の画像情報に関連づけて記憶
   する手段と、記憶された情報を符号化して送信する手段
   と、受信した情報を復号化し、前記位置情報及び識別情
   報に基づいて第１の原稿に第２の原稿をはめこみ、それ
   らを合成する手段と、合成された原稿を出力する手段と
   、出力された合成原稿から第２の原稿を選択する手段と
   を備えることを特徴とするファクシミリ装置。