JP3452465B2 - Eeprom及びこれのプログラミング方法 - Google Patents

Eeprom及びこれのプログラミング方法

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JP3452465B2
JP3452465B2 JP22321297A JP22321297A JP3452465B2 JP 3452465 B2 JP3452465 B2 JP 3452465B2 JP 22321297 A JP22321297 A JP 22321297A JP 22321297 A JP22321297 A JP 22321297A JP 3452465 B2 JP3452465 B2 JP 3452465B2
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memory
transistor
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well
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、電気的に
消去可能なプログラム可能読み取り専用メモリ(EEP
ROM)に関連し、更に詳細に述べれば、高速磁気記憶
装置のエミュレートに適した、高密度EEPROM構造
及びEEPROM操作モードに関連する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの基本的機能は、処理用の
データ及び命令を取り出したり、このような処理の結果
を保存したりする記憶装置によりサポートされる必要が
ある。単一のデータ・プロセッサは、アクセス操作及び
記憶操作に要求される速度、ならびに必要な記憶容量に
応じて、複数の異なるメモリ装置でサポートされる場合
がある。例えばいわゆるパーソナル・コンピュータ内の
プロセッサは、非常に高速だが容量は比較的小さいラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)、及び読み取り専用
メモリ(ROM)により直接的にサポートされる。ま
た、このプロセッサはいわゆるハード・ディスクなどの
大容量記憶装置にもサポートされるが、これはRAMや
ROMと比較すると速度は遅いが非常に大きな記憶容量
をもつ。一般的に記憶のコスト(「ビット当たり」を基
準とする)はアクセスの速度に反比例し、大量の超高速
メモリを効果的にシミュレートするために多数のキャッ
シング構造が開発されてきた。このシミュレーション
は、プロセッサが必要なときにデータ又は命令をより速
くフェッチできる別の記憶装置に、データ又は命令のブ
ロックを大容量の低速記憶装置から転送することにより
行われる。
【0003】一般的に記憶装置の容量が大きくなればな
るほど、データが変更される頻度が少ないことにもな
る。例えば、アプリケーション・プログラムがいったん
大容量記憶装置にロードされると、実際には非常に少な
い数のプログラム・ファイルが変更され、したがって変
更される頻度も相対的に少なくなる。例えば、アプリケ
ーション・プログラムのカスタム化のためのセットアッ
プ・ファイルは、たとえ変更された場合でもアプリケー
ション・プログラムの寿命全体で1度しか変更されない
であろう。1つのアプリケーションのファイルで、一時
的バックアップ・ファイルより頻繁に変更されるファイ
ルはほとんどない。このように、大容量記憶の記憶容量
の大部分は、ROMとして機能する。しかし所望のアプ
リケーション・プログラムをロードするのであれば、一
般的にファイルを変更するための容量は提供される必要
がある。
【0004】ハード・ディスク及びフロッピー・ディス
クが小型のデータ・プロセッサ用に選択される記憶媒体
であり続け、今日の技術水準における信頼性が極めて高
い一方で、このような装置は記憶媒体の物理的動きに依
存し、またこのような動きを生み出すために使用される
機構は、摩耗及び振動又は衝撃などの加速による損傷に
さらされる。更に磁気記憶媒体自体が、媒体上の磁気ド
メインの読み取りに使用されるヘッドとの接触による損
傷にさらされ、特に加速されたとき、または磁気媒体上
に付着したり、磁気媒体とヘッドとの間に詰まる粒子に
より損傷を受ける。
【0005】携帯型コンピュータ、特にいわゆるノート
ブックやペン・コンピュータなどの開発により、コンピ
ュータは人の手中や、自動車の車内などの環境で使用さ
れるようになった。このような環境では、コンピュータ
は衝撃や振動などの加速を受ける場合がある。このよう
な装置はその携帯性の良さにより、使用中ではなくて
も、一般的に記憶媒体を損傷するおそれのある加速及び
その他の環境的条件の下に置かれる。このため、大容量
記憶を装備しながら大容量記憶装置又は記憶媒体に加え
られる損傷の可能性を低減する、代替記憶装置の開発に
大きな関心が寄せられていた。ソリッド・ステート記憶
媒体は、機械的部分の物理的損傷、摩耗、及び汚染の問
題を回避することはもちろん、更に物理的サイズを縮小
させる可能性も備えている。
【0006】しかし、ある種の非常に基本的且つ実際的
な相違点が、磁気記憶媒体のエミュレートに適したソリ
ッド・ステート記憶装置の開発を阻んできた。最も基本
的な問題点の1つが、データの揮発性である。ランダム
・アクセス・メモリは静的タイプ又は動的タイプのどち
らかであるが、どちらのタイプもそこに保管されたデー
タを維持するために、連続的に電力を供給する必要があ
る。静的タイプ及び動的タイプのRAMの中で、比較的
大きな容量をもつ動的RAM(例えば、メモリ・セルあ
たりの電気的素子の数が少ないRAM)は、比較的高い
頻度で連続的にリフレッシュされる必要がある。静的R
AMは周期的にリフレッシュする必要を避けるために、
記憶ビット当たりの素子がより多く必要なので、大容量
記憶としての実用性が非常に乏しい。
【0007】別の問題点は、記憶データの変更可能性の
要件である。両方のタイプのRAMは、記憶される各ビ
ットへのアクセスを行うために、チップ・スペースのか
なりの部分を使用する。この結果、大きなメモリの中
で、特定のアドレスが平均してごくたまにしかアクセス
されない大きな非効率性が生じる。これと比較すると、
磁気記憶では、媒体上のすべてのアドレスのアクセスに
同じ構造が使用されているので、概念的にはもっと効率
的である。読み取り専用メモリは、記憶ビットが変更で
きないので大容量記憶には適さない。
【0008】少なくとも上記の2つの基準を満足すると
見なされる周知の構造の1つが、いわゆるバブル・メモ
リである。このメモリは、電力が除去されたときに非揮
発性であり、機械的部分を動かさずに磁気ドメインを動
かすことができるとともに、一方で任意のアドレスの読
み取りのために共通する構造を使用している。しかしバ
ブル・メモリの問題点は、記憶容量が比較的制限されて
いる点(例えば、チップあたり数キロビット)、及び特
定のアドレスにアクセスするために、読み取り/書き込
み構造を通過させて、すべての記憶データを循環させる
必要が潜在的にある点である。これは現在使用できるハ
ード・ディスクのアクセス・タイムと比較して、受け入
れられない最悪の長いアクセス・タイムになる可能性が
ある。
【0009】いわゆるプログラム可能読み取り専用メモ
リ(PROM)のための多数の構造が知られていて、そ
れらは比較的非揮発性(小量の待機電源が必要な場合も
あるが)であり、データの変更が比較的頻繁ではなく、
一方で任意のアドレスへのアクセスを高速で行えるよう
に適応させられている。初期のPROM設計は、記憶デ
ータの変更を非電気的効果(例えば紫外線の照射)に依
存していたが、最近の設計では、他の装置を必要とせず
に消去と書き込みが電気的に実行できるようになった。
このようなプログラム可能メモリは、電気的に消去可能
なプログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)
として知られている。
【0010】EEPROM内でデータは、電界効果トラ
ンジスタ(FET)内の浮遊ゲート上の電荷として保管
される。浮遊ゲート(FG)は、他のすべての構造から
絶縁され、電子トンネル効果(例えばチャネル・ホット
・エレクトロン(CHE)注入、Fowler−Nor
dheim(FN)注入など)によって自身の上に与え
られた(書き込まれた)電荷を、制御ゲート(CG)上
の電圧により発生した電界に応答して基板とやり取りす
る。CGは通常はワード線(WL)として浮遊ゲートの
上に設けられる。しかしこのようなトンネル現象は、ト
ンネリングが実施される条件によっては、浮遊ゲートの
絶縁を劣化させる原因となる。
【0011】例えばチャネル・ホット・エレクトロン注
入は、トランジスタのチャネル内にホット・エレクトロ
ンを発生させるのに十分な電圧(例えば5ボルト)をト
ランジスタにかけ、一方制御ゲート上の電圧(例えば1
2ボルト)により、ホット・エレクトロン電流からいく
らかの電子が絶縁体を通って浮遊ゲートに注入されるこ
とにより、実施される。選択のための他の機構が実現不
可能なある種のEEPROMアーキテクチャでは、電流
の発生が選択的に実行できる。書き込みは一般的にホッ
ト・エレクトロン注入により、比較的短時間(約1μ
s)で実施できる。しかしチャネル・ホット・エレクト
ロン(CHE)注入に必要な大電流は、実際的な電力供
給及び電力放散装置の容量限度内で、同時に書き込める
セルの数を制限する。この結果、プログラミング速度が
遅くなる。
【0012】これと対照的にFowler−Nordh
eim(FN)トンネリングは、注入を実施するために
制御電極により高いレベルの電圧を必要とするが、トラ
ンジスタ・チャネルには電流を必要としない。しかし、
制御ゲートにそれぞれ一意な選択性が要求され、また書
き込み速度もCHE注入の場合より著しく遅い(約10
μs)。それにもかかわらず、チャネル・ホット・エレ
クトロン電流が必要とされないので、通常の電力供給容
量の中で、特定のEEPROM設計で可能な選択性の限
度まで、並列同時書き込みが実行できる。
【0013】消去操作には浮遊ゲートからの電子の除去
が含まれ、これはチャネル電流では容易に実行できない
ので、FNトンネリングで実行する必要がある。しかし
消去操作中に電圧を印加する方法は、トンネル絶縁性の
低化の程度に影響する。従来のNORタイプ・アレイ
(及び下記に説明するDINORアレイ)では、ハイ
(high)レベルの正電圧をソースに印加し、一方基
板又はウェルを接地レベルに下げ、またドレインを浮遊
させることにより、浮遊ゲート内の電子が除去される。
このような条件では、ソースと基板との間の大きな電圧
差は、ソース領域内でのバンド・ツー・バンド・トンネ
リングにより、ホット正孔を発生させる。酸化物は正孔
注入に対して特に弱いので、この方法によるFNトンネ
リングを利用した消去は、ゲート絶縁体の劣化を加速す
る。
【0014】これに対してNANDタイプ・アレイで
は、ワード線が接地レベルに維持されたまま、基板電圧
又はウェル電圧は消去のためのハイ・レベルに引き上げ
られる。基板に印加される電圧はソース及びドレインに
も印加され、ホット正孔は発生しない。したがってNO
Rアレイ及びDINORアレイ内の上記の操作と比較し
て、この操作はトンネル絶縁体の耐久性を増強させる。
NANDタイプ・アレイ内でプログラミング又は書き込
み操作中に、同じ電圧がソース、ドレイン及び基板にも
印加され、絶縁体の耐久性を更に増強させる。
【0015】この他の方法でも書き込み又は消去が実現
できること、及び書き込み及び消去の両方に同じ電子注
入方法を使用する必要はなく、また両方の操作に同じ方
法が使用できないことがしばしばあることが、理解され
るであろう。例えば上記のように、チャネル・ホット・
エレクトロン注入は書き込み操作だけにしか使用できな
いが、フラッシュ消去には選択性が必要ではないので、
Fowler−Nordheimトンネリングは、フラ
ッシュ消去に利用できる。それにもかかわらず、「書き
込み」又は「プログラミング」は一般的に電子を浮遊ゲ
ート上に配置することを意味し、また「消去」は一般的
に浮遊ゲートから電子を除去することを意味するが、浮
遊ゲート上に電荷を配置することは、そこから電子を除
去することと同じように、書き込み又は消去のどちらに
も相当すること、及び使用される特定の機構は、書き込
み又は消去での選択性の必要性を受け入れねばならない
ことに注意されたい。
【0016】EEPROMの性能は、上記で触れたよう
に、再書き込みの前に一定のアドレス範囲の共通消去又
はフラッシュ消去を提供することにより強化されてき
た。このようなメモリは、フラッシュEEPROMと呼
ばれる。フラッシュEEPROMは、消去操作のための
選択性を認めない共通接続が使用できるので、集積密度
の増加に都合のよいいくつかの構造的な利点ももってい
る。その一方で非選択消去では、特定のメモリ・セルの
状態を変更する必要がないときでも、データを再書き込
みする必要があるので、メモリ・セルの耐久性について
妥協しなければならない。しかし最近ではこのようなデ
バイスの記憶容量は増加したが、記憶ビット当たりのコ
ストが比較的高いまま維持され、また多数のチップを使
用せずに、ハード・ディスク又はその他の大容量記憶構
造の十分なエミュレーションを実施するには、記憶容量
があまりに低く抑えられている。更に、最も最近入手で
きるEEPROMの書き込み操作のためのアクセス・タ
イム及びサイクル・タイムは、現在使用されているハー
ド・ディスクのエミュレーションには全く遅すぎる。例
えば、パーソナル・コンピュータ用の典型的なハード・
ディスクのデータ・バースト転送速度は、数ミリ秒の単
位の待ち時間を伴い、最高で200nsサイクル(バス
幅により5MB/秒から20MB/秒)である。EEP
ROMの書き込み速度は、電荷の保管が実行されたか否
か、また保管されたデータが読み取り可能か否かを検証
する必要性によっても減じられる。この他に、ソリッド
・ステート大容量メモリ、即ちいわゆるソリッド・ステ
ート・ファイル(SSF)が提供された場合、キャッシ
ング構造が複雑であるために、プロセッサは、処理実行
速度(例えば現在では70ns以下)に匹敵するサイク
ル・タイム内に処理する命令にアクセスするために、D
RAMにアクセスする時間に匹敵する時間内に、SSF
の部分を読み取れることも望まれる。
【0017】更に上記に示したように、EEPROM
は、チャネル・ホット・エレクトロン(CHE)トンネ
リング、及びFowler−Nordheimトンネリ
ングなどのいくつかの周知の方法の1つによるトンネル
効果、ならびに降伏電圧に近い電圧での操作に依存する
ので、絶縁劣化に起因する障害が発生する前の書き込み
操作数が制限され、磁気媒体と比較できない。即ち、記
憶データの変更が含まれる各書き込み操作または消去操
作により、電荷が蓄積されている浮遊ゲートに隣接する
絶縁層(いわゆるトンネル絶縁体)に小さいが有限の量
の損傷が発生して、電子が集中するいわゆるトラップを
形成し、電荷の漏れ及び降伏電圧の低下を生じさせる。
書き込み操作及び消去操作の繰り返しによる効果は累積
され、降伏電圧が、突然システムの動作電圧を下回るま
でに降下する。この結果障害が発生し、メモリ・セル内
のデータが消失して、普通はチップ全体が使用不能にな
る。即ち、EEPROM内の単一セル、又は比較的少数
のセルに対する多数の書き込み/消去サイクルが、チッ
プ全体の信頼性を損なう可能性がある。
【0018】ソリッド・ステート・ファイルとしばしば
呼ばれる、大容量記憶媒体のエミュレーションに関連す
るEEPROM性能の各種特徴の改良を試みる中で、今
日の技術において相殺し合ういくつかの事項が認識され
たが、これらの解決方法はまだ見つかっていない。特に
性能及び集積密度の特徴の中には、EEPROM用に選
択されたアーキテクチャ、及び関連する駆動/アドレス
指定回路に依存するものがある。現時点では、EEPR
OMメモリ・セル・アレイ用に2つの基本的アーキテク
チャが存在する。これらは、メモリ・セルの内部構造、
及び相互接続を補完する必要があるアドレス指定に使用
される論理機能に従って、それぞれNORタイプ及びN
ANDタイプと呼ばれている。
【0019】NORタイプのアーキテクチャは、一般的
にペアに配置される記憶トランジスタをもち、一組のト
ランジスタの各々にドレインがあり、ビット線(BL)
に接続されている。制御ゲートは、トランジスタの各ペ
アの個々のトランジスタ用の個々のワード線(WL)に
より形成される。ワード線は一般的にビット線と直角に
配線される。ビット線は基板表面の上部又は表面上に配
置されるので、トランジスタの拡散ドレイン領域との間
に接点を作る必要がある。このような接点の横方向の寸
法は一般的にビット線の幅、又は可能性のあるワード線
間の間隔より大きく、達成できる集積密度に限界が生じ
させる。
【0020】NORタイプEEPROM内の各ペアのト
ランジスタのソースは、ワード線の特定のペアに対応す
るトランジスタのすべてのペアのソースと一緒に、基板
の拡散不純物領域により形成される導体に共通に接続さ
れる。拡散不純物領域は、アレイ内の基板表面上に接点
又は間隔を要求しないが、ワード線に印加される電圧の
効果を避けるために、ワード線から横方向に間隔を空け
ることが必要である。必要な横方向間隔には、ワード線
と拡散不純物コネクタとの重なりを避けるための、製造
許容誤差の余裕も含める必要がある。
【0021】この共通に接続される拡散コネクタは低抵
抗であり、NORタイプのEEPROMの高速読み取り
を可能にする。しかしまたこの共通接続は、CHE注入
のように選択性を生み出す他の仕組みをもたない、Fo
wler−Nordheimトンネリングなどのトンネ
ル効果の利用を妨げる。
【0022】NANDタイプEEPROM構造は、一般
的に複数の直列接続されたメモリ・セル構造を含むアー
キテクチャにより形成される。このアーキテクチャは、
トランジスタの各ペア用の接点形成を必要とせず、各直
列接続トランジスタ列用の単一のビット線接続だけを必
要とする。各トランジスタは、個々のワード線に対応す
る。すべてのビット線は、一般的にメモリ・セル・アレ
イの外側の共通ソース線内で終端される。同様に直列接
続は、NORタイプのEEPROM中に形成されるトラ
ンジスタ・ペアの共通接続を必要としない。各アレイと
それらのアレイ用の共通接続との間に配置されるアレイ
選択トランジスタを使用して、書き込み操作中に共通接
続を電気的に切り離すことができる。したがってNAN
DタイプのEEPROMは、完全な選択性を維持しなが
ら、はるかに高い集積密度を提供するが、直列接続され
たトランジスタの高い抵抗により、読み取り速度が減少
する欠点ももつ。直列接続されたトランジスタを制御す
るために、ワード線上の接続電圧、書き込み電圧、及び
ブロック電圧を使用して、ビット線に沿って順次トラン
ジスタに書き込む必要があるので、書き込み速度も事実
上低下する。上記のように、大容量の並列形式での選択
的書き込みは、NORタイプEEPROMアーキテクチ
ャでは、現行の磁気媒体をエミュレートするのに十分な
速さに有効速度を増加させるためには、使用できない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記より、大容量記憶
装置のソリッド・ステートのエミュレーションには、低
コストで大きな記憶容量をもち、高速アクセスが可能
で、障害が発生する前の多数の書き込み/消去操作に対
する適切な耐久性をもつ記憶構造が、長い間必要とされ
てきた。Fowler−Nordheimトンネリン
グ、及び周知のNORタイプEEPROMアーキテクチ
ャは互いに相入れないので、この必要性は特に対処しに
くいものであった。更に周知のNORタイプ・フラッシ
ュEEPROMアーキテクチャは、潜在的な利点が他に
ある一方で、所要のメモリ容量を適切なチップ数で提供
するために必要な集積密度を妨害するようなレイアウト
を要求してきた。
【0024】NORタイプ・アレイでの書き込み操作及
び消去操作の両方にFN注入を使用する、当技術分野で
はDINORアレイと呼ばれているアレイ・アーキテク
チャに対する1つの提案がある。しかし上記のように、
DINORアレイ内の消去操作に使用される電圧条件
が、正孔注入を引き起こし、セル耐久性は、NANDア
レイの耐久性ほど大きくできない。
【0025】ハード・ディスクの置き換えの用途の他
に、EEPROM又はフラッシュEEPROMを使用す
るソリッド・ステート・ファイル(SSF)は、読み取
りアクセス・タイムが速いので、プロセッサが要求する
実行コード又はデータを保管するメモリ装置として使用
できる。NORタイプ・アレイの読み取りアクセス・タ
イムは、通常DRAMの読み取りアクセス・タイムに匹
敵する。したがってプロセッサは、必要な実行コード又
はデータの信号を最初にDRAMにロードせずに、特定
のアドレスを呼び出し、これらのコード又はデータを動
的に取得できる。この操作は、SSFの直接実行又は直
接実行オプションと呼ばれる。NANDタイプ・アレイ
は、このようなアクセスにもっと長時間を要し、このよ
うな直接実行アプリケーションには効率的に使用できな
い。
【0026】以上をまとめると、新しいタイプのEEP
ROMは、当分野で未だ達成されていない次に示す機能
をすべて実行できるものである。 1.書き込み操作及び消去操作の両方についてFN注入
が実施されている間、セル・トランジスタの基板、ソー
ス、及びドレイン上に同じ電圧を印加して、ホット正孔
注入を抑制し、セル上で実行できる書き込み/消去サイ
クルの数を多くする。 2.適切な電力消費の範囲内で、多数のセルに対する同
時書き込み操作のためにFN注入を使用することによ
り、現行のハード・ディスクの書き込み操作速度に等し
いか又はそれより速い、高速の書き込み操作速度を得
る。 3.ハード・ディスクと競争できるコストで大容量記憶
の記憶要件を満たすために、ビット当たりのコストを削
減する小さなセル・サイズを提供する。 4.DRAMへのデータ転送時間を節約するための直接
実行タイプの操作をサポートする、DRAMに匹敵する
高速読み取り操作を実現する。この操作は、NORタイ
プ・アレイの使用を要求する。
【0027】したがって本発明の目的は、非常に高い集
積密度で製造できるEEPROM構造を提供することで
ある。
【0028】本発明の他の目的は、EEPROMがサポ
ートするプロセッサが廃棄される(5年以上経過後)前
に、実行されると合理的に予測できるすべての書き込み
/消去操作を、信頼性高く実行できるEEPROM構造
を提供することである。
【0029】本発明の更に別の目的は、適切な数のチッ
プを用いて、現在使用されているハード・ディスクに匹
敵する記憶容量、及び書き込み操作のアクセス・タイム
を可能にするEEPROM構造を提供することである。
【0030】本発明の更に別の目的は、直接実行モード
操作を可能にするために、DRAMに匹敵する非常に高
速な読み取り操作ができるEEPROMを提供すること
である。
【0031】本発明の更にまた別の目的は、書き込み/
消去サイクルの数の増加に対してメモリ構造の耐久性を
更に強化する、メモリ操作方法を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の上記及びその他
の目的を達成するために、電気的に消去可能なプログラ
ム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)が提供され
る。このEEPROMは、基板、基板内で基板表面に形
成される複数の細長い導体、細長い導体に対して直角に
延びる層化された複数のゲート構造を含む。層構造は、
層構造が細長い導体の1つと交差する点に浮遊ゲートを
含み、また各浮遊ゲートの上に配置されるが、浮遊ゲー
トから絶縁されている制御ゲート電極を含む。層構造
は、このようにして各交差点におけるメモリ・トランジ
スタを画定する。EEPROMは、この層構造の上に実
装されて細長い導体の方向に延びるビット線を含む。
【0033】本発明の他の特徴に従い、EEPROMの
プログラミング方法が提供される。この方法は、順に次
のステップを含む。即ち、選択されたメモリ・セルの論
理状態をデータに従って第1の論理状態から第2の論理
状態に変更するステップ、EEPROMの一部分のすべ
てのセルの論理状態を第2の論理状態に変更するステッ
プ、選択されたメモリ・セルの論理状態をデータに従っ
て第2の論理状態から第1の論理状態に変更するステッ
プ、及びEEPROMの一部分のすべてのセルの論理状
態を第1の論理状態に変更するステップが含まれる。
【0034】
【発明の実施の形態】図面、特に図1及び図3を参照す
ると、自己整合ビット線接点を含むNORタイプ、及び
NANDタイプEEPROMそれぞれのレイアウト例の
平面図が示されている。これらの図に示されたレイアウ
トは、本発明の利点の理解に重要な周知の設計の特徴を
示すように配置されていることが理解されるであろう。
しかしこれらの図には、従来は含まれない自己整合ビッ
ト線接点が、本発明との比較を容易にするために示され
ている。自己整合ビット線接点自身は、本発明の一部と
は見なされないが、接点に要される領域を削減するため
に、従来のNORアレイEEPROMを含む各種のアレ
イ構造に使用できる。本発明に関して、双方の図のどの
部分も、従来の技術とは認められない。
【0035】自己整合ビット線接点を採り入れることに
より、相互に隣接し、共通のビット線接点が間に入った
ワード線(例えばWL1とWL2又はWL3とWL4)
が、最小のピッチで設計される。しかし上記のように、
大きな寄生容量を発生させる重なりを防ぐために、ワー
ド線と共通ソース線との間に間隔が必要である。したが
って、NORアレイ内のセルの最小面積は、(2d+2
x)×(2d+x)となる。ここで、dはワード線又は
ビット線の幅であり、xは位置合わせ許容誤差に必要な
最小間隔である。自己整合ビット線接点を使用しない場
合は、接点用の位置合わせ許容誤差を含めるための余分
な間隔が必要なので、(2d+2x)×(2d+3x)
が最小セル面積になる。
【0036】図2は、図1に示した自己整合接点をもつ
NORタイプEEPROMの線2−2に沿った一部分の
断面図を示す。上記のとおり、トランジスタ・ドレイン
D及び共通ソース線SLは一般に基板、ウェル、又は層
10の表面下に形成される。トランジスタ・ドレインと
ソース線との間の基板、ウェル又は層10の領域の上に
は、浮遊ゲートFG、及び浮遊ゲートFGの上に配置さ
れた制御ゲートCG、及び間に入る絶縁層12’を含む
層構造体20が形成されており、ゲート・スタックと呼
ばれる。複数のトランジスタの制御ゲートは、WL1及
びWL2などの連続するワード線として形成される。ゲ
ート・スタックが、WLパターンに対して自己整合的に
エッチングされた後で、ソース線SL1及びSL2なら
びにドレイン拡散が、ゲート・スタック及びフィールド
酸化物領域に自己整合されたイオン注入により形成され
る。不純物注入後のアニーリングは、ワード線の下に不
純物を拡散させ、その結果、図に示すようにわずかな重
なりが生じる。その後ドレインへの接続16が自己整合
の方法で付着でき、バイア状の構造を形成する。絶縁体
12及び層構造ゲート・スタック、ならびに複数のトラ
ンジスタのドレインへの接続16の上に配置されるBL
1及びBL2などの連続ビット線が、次に付着層からパ
ターン化される。
【0037】読み取り操作では、ビット線が事前充電
(プリチャージ)され、選択されたワード線が読み取り
電圧(即ち5ボルト)に駆動され、共通ソース線が接地
レベルに接続される。浮遊ゲートの(例えばFG1上
の)電荷が、トランジスタが電流を導通できるほど十分
に正である場合、ビット線上の事前充電電圧が降下し、
センス・アンプ14により電圧降下が検出される。浮遊
ゲート電圧が導通を妨げるほど十分に負である場合、ビ
ット線電圧は変化せず、センス・アンプはビット線の事
前充電電圧を検出する。
【0038】プログラミング操作又は書き込み操作中
は、前記のとおり従来のNORアレイにはFN注入は使
用できない。この理由は、ソース線がワード線に平行に
配置されているので、書き込み電圧をアレイの特定のセ
ルに選択的に印加できないためである。したがってホッ
ト・エレクトロン注入を使用して選択性を得る必要があ
る。消去操作中は、フラッシュ消去のために共通ソース
線にハイ・レベルの電圧を印加することが一般的であ
る。共通ソース線は、隣接するワード線のペアに関連す
るセルに接続されているので、共通ソース線をもつブロ
ックがフラッシュ消去の最小単位となる。
【0039】図3は、上記の図1に示したNORタイプ
・アレイのレイアウトと比較するための、NANDタイ
プEEPROMアーキテクチャを示している。この図で
も、当分野の技術では従来は使われてない自己整合接点
が示されている。この場合アレイの導通チャネル24
は、基板内の不純物ウェル中に形成されることが望まし
く、またビット線接続28はアレイの外側に形成され
る。NANDタイプ・アレイのセルは、アレイ内に接続
を設ける必要がないので非常に小さく作成できる((2
d+x)×2d)。周辺素子として選択トランジスタ2
6が、1つ又は2つの選択線(SL1及びSL2など)
の下に形成される。共通ソース線接続CSが、読み取り
操作の間接地線に接続される。ビット線BL1、BL2
が、アレイの外側に形成される14’で示す個々のセン
ス・アンプに接続される。多数のワード線が設けられる
ので、周辺素子は、メモリ構造チップ面積の小さな部分
しか要求できず、セル・アレイの完全な外側に配置され
る。ワード線WL1、WL2、WL3...WLn及び
アレイ端部のSL1、SL2に形成された選択トランジ
スタ26に電圧を印加することにより、アレイのトラン
ジスタ間での完全な選択性が与えられ、上記のように囲
まれたメモリ・セルのアレイ・ブロックを画定する。
【0040】読み取り操作では、選択されたアレイ・ブ
ロックに接続されるすべてのビット線が事前充電され
る。選択されたアレイ・ブロック内では、選択されたワ
ード線を除くすべてのWL及びSLが強制的に読み取り
電圧(例えば、電荷の記憶状態にかかわらず導通状態に
なる5ボルト)にされ、選択されたワード線は例えば接
地レベルに強制される。浮遊ゲート上の電荷が十分に正
である故に、選択されたセルが電流を導通させた場合、
BLはビット線接点28から共通ソース線CSへの電流
により放電され、この電圧降下が、センス・アンプ1
4’により低レベルとして検出される。浮遊ゲートが十
分に負であり放電電流が抑制される場合、電圧降下は発
生せず、事前充電電圧が、センス・アンプにより高レベ
ルとして検出される。
【0041】NANDタイプ・アレイは、集積密度を増
加できる利点を備えているが、1つの欠点は、ビット線
の放電時間が比較的長いことである。これは、ビット線
に沿って配置された個々のメモリ・セルの直列接続され
たトランジスタの、比較的高い抵抗と組み合わされた、
ビット線の容量に起因する。したがって、読み取りアク
セス・タイムが10μsを超えることがよくある。NA
NDタイプのメモリの容量を増加させるために、直列の
メモリ・セル又はトランジスタの数を増やす必要があ
り、このために読み取りアクセス・タイムについて妥協
することになる。
【0042】プログラミング操作又は書き込み操作で
は、NANDタイプ・アレイは、一般的にチャネルとワ
ード線との間の電圧差を使用する。選択されたアレイ・
ブロックについて、SL1及び選択されなかったワード
線は中間レベルの電圧(Vmid=10ボルトなど)に強
制され、SL2は接地レベルに強制され、CSからアレ
イを切断する。チャネル電圧を制御するには、ビット線
電圧が選択的に印加される。即ち、選択されたビット線
が接地レベルに強制され、一方で選択されなかったビッ
ト線はVmidにされる。これらの電圧は、SL1及びワ
ード線下の拡散によりすべてのセルに伝送される。選択
されたワード線は、高い電圧(Vhigh=20ボルトな
ど)に強制される。このように、選択されたセルのチャ
ネルとワード線との間だけに、高い電圧が印加される。
他のすべてのセルは、チャネルとワード線との間の電圧
がVmid(半分選択された場合)か、又は電圧が全くな
いかのどちらかである。Vmidは、浮遊ゲートFGの充
電に十分なFN電流を流すには不十分であり、充電に十
分な電流がVhighで生じるように、セル素子が設計され
る。
【0043】この特定の組み合わせの電圧は、可能な最
大の動作マージンを提供するが、プログラムされるセル
が、Vmidより大きな導通しきい値Vtをもつので、SL
2に隣接するアレイのサイドからSL1方向へ向かう順
番で強制的にプログラミングする。セル・トランジスタ
が伝達できる最大電圧は、Vgate−Vtである。したが
って、Vmidをビット線に沿って選択されたセルに伝達
するには、VgateもVm idであるので、Vtはゼロ又は負
である必要がある。核心は、これによりブロック内の任
意のデータが変更されるときには、そのブロック内(又
は少なくとも選択されたセルとBLとの間)のすべての
データが消去され、再書き込みされる必要性が生じるこ
とである。
【0044】フラッシュ消去は比較的複雑さが少ない。
浮遊ゲートから電子を抜き取るために、その中にアレイ
が形成されることが望ましい基板及び不純物ウェルが、
hi ghに強制される。したがってウェル内の拡散は正に
バイアスされ、Vhighに近い電圧になる。選択されたブ
ロックのワード線は接地レベルに強制され、一方選択さ
れなかったブロックのワード線はVhighに強制される。
周辺回路はアレイ、及びその中にアレイが形成されるこ
とが望ましい不純物ウェルの外側にあり、Vhi ghが伝達
されず、接地レベルに強制される離れた不純物ウェル内
に形成されて保護されることが望ましい。素子がCMO
S技術を使用して製造される場合、相補導電型のトラン
ジスタを形成するために、保護される不純物ウェル内に
更に不純物ウェルを設けることが必要である。
【0045】本発明に従ったEEPROMの概略図を図
4に示す。図1に例示するEEPROMのレイアウト
と、本発明に従ったEEPROMのレイアウトとの基本
的相違点は、図4では共通ソース線がビット線と同じ方
向に配置され、制御ゲート/ワード線と直角になってい
る点である。図1のEEPROMアーキテクチャではこ
のような配置にできない。従来の配線技術を使用して図
4に示す列中のトランジスタ・ソースを接続するために
は、ビット線と平行に配置される別の金属線が要求され
る。その結果、横方向の間隔(平面図における間隔)を
ワード線とその間の共通ソース線、及び含まれる位置合
わせ許容誤差との間で維持する必要があるとしても、N
ORタイプEEPROMレイアウトの最小セル・サイズ
が、図1のレイアウトの最小セル・サイズより大きくな
ってしまう。
【0046】上記の制約は本発明により回避され、更に
本発明によって多数の利点が得られる。即ち本発明で
は、相互に分離される(浅いトレンチ分離を使用するこ
とが望ましい)複数の平行に延びた細長い導体(nウェ
ルとしてが望ましい)が、最小形状サイズで形成され、
図5で明らかなように、ビット線とワード線の交差点だ
けにトランジスタを限定する。更に各nウェルの電圧が
独立に制御できるので、選択性が備わり、その結果、図
1のアーキテクチャでは共通ソース線が使用不可能にし
ていたFowler−Nordheimトンネリング
が、使用可能になる。
【0047】次に図5を参照すると、本発明に従ったメ
モリ・セル例を等角投影した内部構造図が示されてい
る。本発明に従ったEEPROMは、pタイプ基板11
0を使用することが望ましい。この基板では従来のリソ
グラフィ法により、直線状の浅いトレンチ分離(ST
I)構造114のアレイが、間に狭いnウェル116を
挟んで形成される。平坦化のためには、最初にSTI構
造を形成してからnウェルを形成するために、マスクを
使用する注入のためのマスクを、浅い位置にリソグラフ
ィ法により形成することが望ましい。酸化物、窒化物、
又は複合物などの絶縁層によりnウェルから分離され、
更に相互に分離された複数の浮遊ゲートFG、及び制御
ゲート/ワード線CGを含む層構造も、従来の方法によ
り形成される。浮遊ゲート及びゲート絶縁体118が、
nウェルにより画定されるアクティブ領域よりわずかに
大きな細長い形状中に形成される。別の絶縁体及び制御
ゲート多結晶シリコンの層(ONOなど)が付着された
後で、制御ゲートがパターン化される。制御ゲートをパ
ターン化するためのエッチング・プロセスは、浮遊ゲー
トと制御ゲートとの間の絶縁体及び浮遊ゲートもエッチ
ングする。ゲート絶縁体118が、このプロセスのため
のエッチング・ストッパとして機能する。上記のように
して、浮遊ゲートは制御ゲート線がカバーする領域に限
定される。ソース及びドレインの注入ならびに側壁形成
は、従来の方法により制御ゲート・パターンに対する自
己整合(必要な場合は軽度にドープしたドレイン(LD
D)構造を含む)で実施できる。
【0048】集積密度の増加に適した本発明の好ましい
形態の他の特徴は、自己整合方法によるnウェル及びビ
ット線に接続する金属プラグの形成である。自己整合で
は位置合わせ許容誤差の余裕は当然必要なく、金属プラ
グ126及び128は、サブリソグラフィ・サイズで形
成できる。図1のビット線接続はリソグラフィの最小形
状サイズに制限され、拡張されたパッドは、位置合わせ
許容誤差を含む必要があったことを確認されたい。
【0049】金属プラグ1は、2段階のエッチング・プ
ロセスで形成される。最初の段階は、金属であることが
望ましい制御ゲート・コンダクタに対して自己整合され
たRIE酸化物エッチングである。もう1つのマスクが
次に適用される。これは、セル・アレイ領域だけに開口
部分をもつことが望ましく、シリコンが所望の深さまで
更にエッチングされ、また金属が付着されて金属プラグ
126が形成される。次に絶縁体のブランケット層12
4(これは、制御ゲートをカバーする絶縁体及び側壁を
大きくエッチングしなくても選択的にエッチングでき
る)が付着され、平坦化され、パターン化される。金属
プラグ128を付着させるためのアパーチャを形成する
ために再度実行するエッチングが、側壁122を使用し
た自己整合であるので、位置合わせは困難ではない。ビ
ット線132がブランケット金属または多結晶シリコン
の層として上に付着されてパターン化され、絶縁体13
0が付着される。ここでも金属プラグ128がビット線
及びトランジスタ・ドレインとの信頼性のある接点を形
成し、またビット線は少なくとも幅が最小形状サイズで
あり、また金属プラグ128とビット線132の両方が
図に示すように浅いトレンチ分離体にある程度重なり、
位置合わせ許容誤差に対する実質的適合が本発明の有利
な効果として本質的に備わるので、位置合わせは特に困
難ではない。
【0050】結果として得られるメモリ・セルの平面図
を図6に示す。共通ソース線が図1に示すように制御ゲ
ート/ワード線に平行ではなく、ビット線の下に配置さ
れ、トランジスタがSTIによりnウェルに限定される
ので、共通ソース線又は間隙のどちらか、及び位置合わ
せ許容誤差に適合するための余分な空間を割り当てる必
要がなく、メモリ・セル・サイズを最小にできる。図6
に示すように、リソグラフィに依存する間隙x(これに
は図1のアーキテクチャの中の位置合わせ許容誤差を含
める必要がある)が、トランジスタ構造上の側壁の厚さ
まで低減され、また自己整合金属プラグのサブリソグラ
フィ寸法により部分的に補完される(nウェルの長さの
方向で)。したがって、本発明に従ったNORタイプ・
アレイのメモリ・セルの合計サイズは、2d(2d+2
x)まで削減され、これは図3のNANDタイプEEP
ROMのセル・サイズに十分に匹敵し、しかも、(70
ns以下という本来のNORタイプEEPROMアーキ
テクチャの高速の読み取り応答時間に加えて)並列書き
込みが可能になり、平均書き込み速度を増加させる。
【0051】以上の他にも、本発明は耐久性を強化する
機能を更に2つ提供する。図2で説明したように、浮遊
ゲートからの電子の抜き取りは、ゲート酸化物の端にお
ける電流の集中を発生させ、その領域の損傷を増加させ
る。このようなホット・エレクトロンの集中は、本発明
では、ソース及びドレインが相互に接続されて同じ電圧
が印加される機能により回避される。更に本発明では、
図4に示すようにビット線及びnウェルを、プログラミ
ング(データに従った選択書き込み又は消去など)又は
フラッシュ消去中に一緒に接続できる。ビット線及びn
ウェルの接続は、このように書き込み又は消去のどちら
の場合も、また消去が選択的に実行されたか否かに関わ
らず、ホット正孔電流の発生を回避し、周知のEEPR
OMアーキテクチャが本来的に受ける損傷に比べてゲー
ト酸化物への損傷を減少させる。このようにして本発明
に従ったメモリ・セルの耐久性は、約106から107
書き込み及び消去サイクルにまで向上するが、このほと
んどが電子電流の集中を防いだこと、及びホット正孔電
流の発生を防いだこと、特にこの組み合せによる成果で
ある。
【0052】このレベルの耐久性は、単純な計算でも現
在使用されているハード・ディスクに比べて、性能レベ
ルで事実上限界がないことを示すことに注意されたい。
例えば256メガバイトのディスク・スペースを256
メガビットのEEPROMを8個でエミュレートし、毎
秒20メガバイトの書き込みバースト速度をもつ場合を
想定すると、メモリ記憶空間全体は書き込みに12.8
秒を要する。したがってメモリ全体を107回書き込む
操作には、間に介在する消去操作を考慮しない場合で
も、障害が発生する前に1.28×108秒、即ち約4
年間が必要になる。この時間は、現在の技術開発速度は
プロセッサの旧式化する期間より長く、またこのような
データ・バースト速度は、実際は通常のプロセッサ操作
中に維持されないので、この想定は、メモリ操作の現実
のモードを全く代表していない最悪のケースである。更
にメモリ容量が大きくなると、これに反比例して所定の
期間に実行される書き込み及び消去サイクル数は減少す
る。したがって、書き込み及び消去がメモリ容量全体に
適切な程度で分布される限り、本発明に従ったEEPR
OMメモリ・セルの耐久性は、実際的には限界がないと
見なすことができる。
【0053】更に上記のように、選択的又は非選択的に
かかわらず、書き込み及び消去中にビット線とnウェル
とを接続する本発明の機能により、プログラミング及び
フラッシュ消去に柔軟性が備わるという利点が加わる点
に注意されたい。特に、メモリ・セルの各種の端子に印
加される電圧を示す次の表を考慮されたい。
【0054】下表1では、prog1はFGへの電子の
選択的注入を表し、prog2はFGからの電子の選択
的抜き取りを表す。またerase1はFGへの電子の
非選択的注入を表し、erase2はFGからの電子の
非選択的抜き取りを表す。erase1とerase2
の両方が存在するということは、図1又は図3に示すど
ちらのアーキテクチャでも使用できなかった機能が、使
用可能であることを表す点に注意されたい。どちらの機
能も、ホット・エレクトロンの集中が発生しない本発明
により提供されたものである。同様に、prog1及び
prog2の双方は、周知のEEPROMアーキテクチ
ャには必ずしも備わっていない。特に一般的に書き込み
前消去モードで操作するフラッシュEEPROMには備
わらない。
【表1】
【0055】上記の表で、Lは例えば接地電位であり、
HはFowler−Nordheimトンネリングを発
生させるために十分な電圧である。またMは両電圧の中
間電圧、Vccは電源電圧、更にRは読み取り操作のた
めのVccよりわずかに低い電圧(例えばVcc−1.
5v)である。
【0056】TR−SW(図4)がオンであり、制御ゲ
ート電圧がハイ・レベル又はロー(low)レベルのと
きにビット線電圧がそれぞれロー・レベル又はハイ・レ
ベルになるので、非選択erase1及びerase2
操作のどちらについても、ビット線とnウェルが接続さ
れる点に注意されたい。このようにフラッシュ消去操作
のerase1及びerase2は対称的であり、相補
的である。またこれらの操作は、アレイのすべてのメモ
リ・セル又はその一部分を、「1」又は「0」状態のど
ちらかにするように実行される。prog1とprog
2も同様に対称的であり相補的である。
【0057】本発明を完全なものにするこの機能は、メ
モリ・セルの耐久性を2倍にできる操作モードを提供す
る。最初にアレイの状態が各セルが「0」である例につ
いて考察する。「0」がセルの浮遊ゲートFG上に電子
が保存されていることを意味するのか、存在しないこと
を意味するのかについては、ここでの議論に重要ではな
い。したがって、例えばバイト00110101000
10101が、通常の方法でメモリにプログラムされ
る。このバイトを、例えばバイト1110100001
010100に再プログラムしたいときは、バイトをバ
イト1110100001010100にプログラムす
る前に、フラッシュ消去(又は選択的プログラム)し
て、1111111111111111状態にすること
ができる。各セルの単一の書き込み及び消去サイクル中
に、2つの選択的プログラミング操作が実行されてお
り、書き込み及び消去は、バイトの各セルについて正確
に1度だけ実行されている点に注意されたい。更に消去
は、クロックで規定されるメモリ・サイクル中に実行さ
れる必要はなく、バックグラウンド・メモリ操作中に実
行できる点も理解されたい。プログラムされたバイトの
どちらか又は両方が、表されたデータ又は命令の真を表
すか又は補数を表すかは、問題ではない。しかし、この
ような操作をサポートするエンコーダ/デコーダは(そ
の設計は本発明の実施にとって重要ではなく、また当業
者には適切な設計が明らかであろう)、任意のビット
(例えばバイトの先頭ビット)を、所定の時間に使用す
る書き込み消去サイクルの部分(例えば最も最近のフラ
ッシュ消去により得られたメモリ・セルの状態)を示す
フラグとして指定し、erse1又はerase2のど
ちらかに従う補数としてデータを保存することにより、
最も簡潔に設計できると考えられる。2ビットの状態フ
ラグを使用すると、すべてが「0」及びすべてが「1」
信号を、消去された状態から識別できる。
【0058】1つ又は複数のフラグ・ビットは、次のフ
ラッシュ消去にerase1とerase2のどちらが
使用されるかの判定に使用できる。更にセルがフラッシ
ュ消去により安定した状態に戻ったとき、酸化物を流れ
る電流の量がブロック消去に使用された電流の半分にな
る。以上のように、多数の有効な成果を生み出すための
本発明の実施には必ずしも必要ではないが、この操作の
特定のモードは、メモリ・セルの耐久性を実質的に2倍
にし、メモリの個々のバイト内のメモリ容量全体への書
き込み及び消去操作の分配を補完する。
【0059】次に図7を参照する。本発明の各種の操作
モードのそれぞれについて、浮遊ゲート電圧範囲及び結
果として得られる相対的な電流が示されている。特に待
機モードでは、電荷保存状態にかかわらずVfgはほとん
ど接地電位になっているので、すべてのトランジスタが
オフ状態である。読み取りモードでは、nウェル・トラ
ンジスタがオンになり、TR−SWをオフにしてTR−
wellをオンにすることにより、ビット線とnウェル
が切断される。表1に示すように、選択された制御ゲー
トがロー・レベル(接地レベルなど)に強制され、nウ
ェル内の導通を制御するFG電圧をシフトする。このよ
うに、電子が保存されているセルだけがオンになり、ビ
ット線電圧Rがセンス・アンプにより検出される。
【0060】セル状態がハイ・レベルからロー・レベル
へ遷移するprog1及びerase1では、選択され
た制御ゲート(又はerase1ではすべての制御ゲー
ト)が電圧Hに上昇する。選択された(又はすべての)
ビット線は強制的にLにされ、一方選択されなかったビ
ット線は強制的に電圧Mにされる。したがって選択され
た(又はすべての)セルだけが、Fowler−Nor
dheimトンネリングを発生させるために十分な高電
界をゲート酸化物間にもち、FG電圧をハイ・レベルか
らロー・レベルへ遷移させ、正のゲート電流Igを生じ
させる。すでにロー・レベル状態にあるセルは電圧の変
化はなく、また選択されなかったセルは、Fowler
−Nordheimトンネリングを発生させるほど十分
に強い電界をゲート酸化物間にもたない。prog2及
びerase2は、どちらもロー・レベルからハイ・レ
ベルへ遷移する操作であるが、これらについては、まだ
ハイ・レベル状態ではない選択されたセルからの電子の
抜き取りのためのH電圧及びL電圧が入れ替わっている
点を除き、操作は全く同じである。
【0061】次に図8を参照すると、Nウェルに印加さ
れる電圧を制御するトランジスタを含む、本発明の好ま
しい実施例のレイアウトを明確に示す平面図が示されて
いる。ビット線、ビット線トランジスタ、及び金属プラ
グ128が、図8では図の明瞭化のために省略されてい
る。ビット線トランジスタは、金属プラグ・プロセスを
適用して、ウェル制御切り替えトランジスタTR−WL
と同様に形成できるが、一般的にこのようなトランジス
タは、ビット線デコーダ(図示せず)の一部として形成
され、メモリ・アレイの外側に配置されることが望まし
い。しかし金属プラグ126が、点線で示すようにnウ
ェルに接続し、金属プラグ128が、トランジスタTR
−SWのゲート電極とCG1との間、及びアレイ内の交
互の制御ゲート電極間(例えば偶数番号の付いた制御ゲ
ート電極の後)に配置されることを理解されたい。TR
−SWとCG1との間に挿入された金属プラグにより、
トランジスタTR−SWは、すべてのトランジスタのn
ウェル、ソース、及びドレインを電子トンネリングのた
めの同じ電位にするために、nウェルをビット線に接続
することができ、これによって、ゲート酸化物118全
体にわたる均一な電子の注入又は抜き取りが可能にな
り、酸化物の劣化が低減する。
【0062】ウェル制御トランジスタの形成を可能にし
ているアレイを製造するプロセスの一部を、2つのステ
ップの反応性イオン・エッチング・プロセスとして上記
で説明した。この2つのステップのエッチング・プロセ
スは、切り替えトランジスタ・アレイと一緒にメモリ・
セル・アレイを形成するための、本発明の好ましい形態
を実施するに当たって重要である。上記について、次に
図9から図12を参照して説明する。
【0063】図9に示すように、メモリ・アレイ・ゲー
ト導体CG、及びTR−SWとTR−WL用ゲート導体
(この上に窒化物のキャップをかぶせることが好まし
い)を完成し、ソース及びドレインを形成してから(こ
の形成は、トランジスタ・ゲート及びメモリ・セル・ゲ
ート・スタックに対して自己整合したイオン注入、及び
拡散によるのが好ましい)、トランジスタは層間絶縁体
でカバーされる。この絶縁体は、エッチング選択性のた
めに窒化物であることが望ましい。次に層化したFG/
CGゲート・スタック構造、ならびにトランジスタTR
−SW及びTR−WLのゲートに側壁を形成するため
に、窒化物が付着される。酸化物のブランケット層が次
にこの構造上に付着され、更にこれが平坦化されること
が望ましい。
【0064】金属プラグ126(図5)を次に形成する
ために、酸化物のRIEが実行され、メモリ・セル・ト
ランジスタのペア間の酸化物、及びpウェルからメモリ
・セル・アレイのnウェルを分離させているSTI上の
酸化物をパターン化する。pウェル内では、基板内のp
ウェルのシリコン表面内の一定の深さにTR−WLが形
成される。pウェルはnウェルより更に基板内に深く広
がることが望ましい点に注意されたい。このRIEは異
方性が大きく、層化したFG/CG構造に窒化物の側壁
を実質的にはそのまま残すので、自己整合と見なされ
る。このRIEは、メモリ・アレイのトランジスタだけ
ではなく、トランジスタTR−WL及びTR−SWの拡
散領域にも適用される。酸化物がエッチングされた後
で、酸化物RIE用のレジストが除去され、図12に示
すように、酸化物内にエッチングされたアパーチャ内の
シリコン上、及び窒化物上に金属が付着され、エッチ・
バックによりパターン化される。代替として、金属の選
択的な付着が可能である。次に保護酸化物124が、金
属プラグ126及び126’上に形成される。126’
は、TR−SW、nウェルとTR−WLとの間の接続を
形成する。次に図12に示すように、別のブロックアウ
ト・レジストが設けられ、メモリ・セル・アレイ及びT
R−SWトランジスタの領域だけがマスクでパターン化
され、TR−WLについては実行されない。金属の層が
更に付着され、パターン化されて金属プラグ128とビ
ット線132が形成される。この付着も同様に、酸化物
の選択的RIEの後で残っているTR−SW、及びアレ
イ・トランジスタの窒化物側壁に対しての自己整合と見
なされる。
【0065】前記より、本発明に従ったEEPROM
が、ソリッド・ステート・ファイルの形成に特に適して
おり、特にデータ処理システム内のハード・ディスク大
容量記憶のエミュレーションに特に適している、電子記
憶装置を提供することが理解されるだろう。このEEP
ROMは、ビット線の方向に配置され、浅いトレンチ分
離により切り離された狭いnウェルの使用により、非常
に高い集積密度で製造でき、メモリ・セルあたりのコス
トを大きく削減する。読み取り操作は、このEEPRO
MのNORタイプ・アーキテクチャにより、70ns未
満の速さで実行でき、一方ホット・エレクトロン電流の
選択的な発生がないnウェル・レイアウトにより、Fo
wler−Nordheimトンネリングが使用できる
ので、選択性をもつことができる。高速読み取り操作ア
クセス・タイムは、命令やデータを最初にランダム・ア
クセス・メモリ(DRAMなど)に転送せずに、プロセ
ッサが直接EEPROMからアクセスできる、直接実行
モード操作をサポートする。低電流Fowler−No
rdheimトンネリングは、耐久性を増加させ、通常
の電源の容量内で数百のメモリ・セルの同時プログラミ
ングを可能にし、秒あたり2メガビットを超える高速バ
ースト・データ速度をエミュレートする。更にビット線
とnウェルの選択的接続を行うことにより(特に好まし
いレイアウトの中で)、書き込み及び消去のどちらの操
作中も、選択的か非選択的かにかかわらず、ホット・エ
レクトロン電流の集中が無条件に回避される。その結果
セルの耐久性が、106から107の書き込み及び消去サ
イクルを超えるまでに増加する。セル・サイズは、特に
nウェル/STIレイアウトと組み合わせた自己整合金
属プラグの形成により、最小リソグラフィ形状サイズの
4倍をわずかに超えるサイズまで縮小される。以上のよ
うに、現在使用可能な磁気記憶媒体に非常に近い記憶容
量、アクセス・タイム及びデータ・バースト速度が、本
発明によってソリッド・ステート・メモリ構造に与えら
れる。読み取りアクセス・タイムは、現在使用されてい
るDRAMに非常に近い。更にこれらの操作の対称性及
び補完性により、単一の書き込み及び消去サイクル内で
メモリを2度プログラムできる、本発明を完全なものに
する特徴である操作モードが可能になり、他にも本発明
に従って大きく増強されているセルの耐久性が、更に2
倍に増加した。
【0066】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0067】(1)電気的に消去可能なプログラム可能
読み取り専用メモリ(EEPROM)であって、(a)
基板と、(b)前記基板内の前記基板の表面に形成され
た複数の細長い導体と、(c)前記細長い導体に対して
直角に延びる複数の層構造であって、前記層構造が、前
記層構造と前記細長い導体の1つとの交差点に浮遊ゲー
ト、及び各前記浮遊ゲートの上に配置されているが各前
記浮遊ゲートから絶縁された制御ゲート電極を含み、前
記層構造が各前記交差点にメモリ・トランジスタを画定
する、複数の層構造と、(d)前記層構造の上に配置さ
れ、前記細長い導体の方向に延びるビット線と、を含む
EEPROM。 (2)前記細長い導体と前記浮遊ゲートとの間のホット
・エレクトロン電流の集中を防ぐ手段を更に含む、
(1)に記載のEEPROM。 (3)前記ホット・エレクトロン電流の集中を防ぐ手段
が、前記細長い導体の1つを前記細長い導体の前記1つ
の上に配置された対応するビット線に選択的に接続する
手段を含む、(2)に記載のEEPROM。 (4)各前記メモリ・トランジスタがソース及びドレイ
ンを含み、前記ビット線と前記ドレインとの接続、及び
前記細長い導体と前記ソースとの接続の少なくとも1つ
が金属プラグを含む、(1)に記載のEEPROM。 (5)前記金属プラグが前記層構造に対して自己整合さ
れる、(4)に記載のEEPROM。 (6)前記EEPROMの複数のメモリ・セルを同時に
プログラミングする手段を更に含む、(1)に記載のE
EPROM。 (7)前記EEPROMがNORタイプ・アーキテクチ
ャを有する、(1)に記載のEEPROM。 (8)前記基板がpタイプの基板であり、各前記細長い
導体がnウェルを含む、(1)に記載のEEPROM。 (9)前記ビット線と前記細長い導体を接続する前記手
段が、トランジスタ及び金属プラグを含む、(3)に記
載のEEPROM。 (10)ホット・エレクトロン電流の集中なしに2つの
論理状態のいずれかに前記EEPROMの一部分をフラ
ッシュ消去する手段を更に含む、(2)に記載のEEP
ROM。 (11)EEPROMのプログラミング方法であって、
順に下記のステップ、(a)選択されたメモリ・セルの
論理状態をデータに従って第1の論理状態から第2の論
理状態に変更するステップと、(b)前記EEPROM
の一部分の全セルの論理状態を第2の論理状態に変更す
るステップと、(c)選択されたメモリ・セルの論理状
態をデータに従って第2の論理状態から第1の論理状態
に変更するステップと、(d)前記EEPROMの一部
分の全セルの論理状態を第1の論理状態に変更するステ
ップと、を含む、プログラミング方法。 (12)前記EEPROMの一部分の全セルの論理状態
を第2の論理状態に変更する前記ステップ、及び前記E
EPROMの一部分の全セルの論理状態を第1の論理状
態に変更する前記ステップが、フラッシュ消去として非
選択的に実行される、(11)に記載のEEPROMの
プログラミング方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のNORタイプEEPROMのレイアウト
例を示す平面図である。
【図2】図1のEEPROMの線2−2の面に沿った断
面を示す図である。
【図3】従来のNANDタイプEEPROMのレイアウ
ト例を示す平面図である。
【図4】本発明に従ったEEPROMの好ましいレイア
ウトの概略を示す図である。
【図5】本発明のEEPROMメモリ・セル・ペアの例
の等角投影した内部構造図である。
【図6】本発明に従ったメモリ・セルの概略を示す平面
図である。
【図7】本発明の異なる操作モードにおける電圧の変化
を示すグラフである。
【図8】本発明に従ったウェル電圧制御用レイアウトの
部分的平面図である。
【図9】本発明に従った金属プラグ及びビット線の形成
を示す、記憶アレイの端における本発明の一部分を示す
断面図である。
【図10】本発明に従った金属プラグ及びビット線の形
成を示す、記憶アレイの端における本発明の一部分を示
す断面図である。
【図11】本発明に従った金属プラグ及びビット線の形
成を示す、記憶アレイの端における本発明の一部分を示
す断面図である。
【図12】本発明に従った金属プラグ及びビット線の形
成を示す、記憶アレイの端における本発明の一部分を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 基板(図2) 12 絶縁体(図2) 14 センス・アンプ(図2) 14’ センス・アンプ(図3) 16 ビット線とドレイン間の接続(図2) 24 導通チャネル(図3) 26 選択トランジスタ(図3) 28 ビット線接続(図3) 110 基板(図9) 118 ゲート絶縁体(図5) 122 側壁(図5) 124 絶縁体ブランケット層(図5) 126 金属プラグ(図8) 130 絶縁体(図5)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−94686(JP,A) 特開 平6−37329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 G11C 16/04 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に消去可能なプログラム可能読み取
    り専用メモリ(EEPROM)であって、 (a)基板と、 (b)前記基板内の該基板の表面に形成された複数の細
    長い導電性のウエルと、 (c)前記細長い導電性のウエルに対して直角に延びる
    複数の層構造であって、前記層構造が、該層構造と前記
    細長い導電性のウエルのそれぞれの交差点に浮遊ゲー
    ト、及び各前記浮遊ゲートの上に配置されているが各前
    記浮遊ゲートから絶縁された制御ゲート電極を含み、前
    記層構造が各前記交差点にメモリ・トランジスタを画定
    する、複数の層構造と、 (d)前記層構造の上に配置され、前記細長い導電性の
    ウエルの方向に延びるビット線と、 (e)前記導電性ウエル内に形成された前記メモリ・ト
    ランジスタのソース及びドレインと、 (f)前記メモリ・トランジスタに対する書き込み動作
    及び消去動作の間、前記導電性のウエルと前記メモリ・
    トランジスタの前記ソースおよび前記ドレインとに同じ
    値の電圧を印加してホット正孔注入を抑制する手段とを
    含むEEPROM。
  2. 【請求項2】前記ビット線と前記導電性のウエルとの間
    に第1スイッチング・トランジスタが接続され、そして
    所定の電源と前記導電性のウエルとの間に第2スイッチ
    ング・トランジスタが接続され、 前記メモリ・トランジスタに対する書き込み動作及び消
    去動作の両方の間、前記ビット線と前記導電性のウエル
    との間に接続された第1スイッチング・トランジスタが
    ターン・オンされ、前記第2スイッチング・トランジス
    タがターン・オフされ、 前記メモリ・トランジスタに対する読み取り動作の間、
    前記第1スイッチング・トランジスタがターン・オフさ
    れ、前記第2スイッチング・トランジスタがターン・オ
    ンされることを特徴とする請求項1に記載のEEPRO
    M。
  3. 【請求項3】前記メモリ・トランジスタの前記ソース及
    びドレインの一方に前記ビット線が接続され、 前記導電性のウエルと前記ソースおよび前記ドレインと
    に同じ値の電圧を印加してホット正孔注入を抑制する手
    段は、 前記書き込み動作及び消去動作のときに、前記ビット線
    と前記導電性のウエルとを接続する手段と、 前記導電性のウエル内に設けられ、前記メモリ・トラン
    ジスタの前記ソース及びドレインの他方と前記導電性の
    ウエルとを接続する第1金属プラグとを有することを特
    徴とする請求項1に記載のEEPROM。
  4. 【請求項4】前記ビット線と前記導電性のウエルとを接
    続する手段は前記導電性のウエル内に前記メモリ・トラ
    ンジスタの1つに隣接して設けられた第1スイッチング
    ・トランジスタであり、該第1スイッチング・トランジ
    スタのソース及びドレインの一方は前記ビット線に接続
    され、前記第1スイッチング・トランジスタのソース及
    びドレインの他方と前記導電性のウエルとに接続する第
    2金属プラグが設けられていることを特徴とする請求項
    3に記載のEEPROM。
  5. 【請求項5】所定の電源と前記第2金属プラグとの間に
    第2スイッチング・トランジスタが接続され、 前記メモリ・トランジスタに対する書き込み動作及び消
    去動作の両方の間、前記第1スイッチング・トランジス
    タがターン・オンされ、前記第2スイッチング・トラン
    ジスタがターン・オフされ、 前記メモリ・トランジスタに対する読み取り動作の間、
    前記第1スイッチング・トランジスタがターン・オフさ
    れ、前記第2スイッチング・トランジスタがターン・オ
    ンされることを特徴とする請求項4に記載のEEPRO
    M。
  6. 【請求項6】前記ビット線は、該ビット線が接続される
    前記導電性ウエルの上に配置されているビット線である
    ことを特徴とする請求項3に記載のEEPROM。
  7. 【請求項7】前記EEPROMの複数のメモリ・セルを
    同時にプログラミングする手段を更に含む、請求項1に
    記載のEEPROM。
  8. 【請求項8】前記基板がpタイプの基板であり、前記細
    長い導電性のウエルがnウェルを含む、請求項1に記載
    のEEPROM。
  9. 【請求項9】前記第2スイッチング・トランジスタは、
    前記導電性のウエル外の前記基板に設けられていること
    を特徴とする請求項2又は請求項5に記載のEEPRO
    M。
  10. 【請求項10】(a)基板と、 (b)前記基板内の該基板の表面に形成された複数の細
    長い導電性のウエルと、 (c)前記細長い導電性のウエルに対して直角に延びる
    複数の層構造であって、前記層構造が、該層構造と前記
    細長い導電性のウエルのそれぞれの交差点に浮遊ゲー
    ト、及び各前記浮遊ゲートの上に配置されているが各前
    記浮遊ゲートから絶縁された制御ゲート電極を含み、前
    記層構造が各前記交差点にメモリ・トランジスタを画定
    する、複数の層構造と、 (d)前記層構造の上に配置され、前記細長い導電性の
    ウエルの方向に延びるビット線と、 (e)前記導電性ウエル内に形成された前記メモリ・ト
    ランジスタのソース及びドレインと、 (f)前記メモリ・トランジスタに対する書き込み動作
    及び消去動作の間、前記導電性のウエルと前記メモリ・
    トランジスタの前記ソースおよび前記ドレインとに同じ
    値の電圧を印加してホット正孔注入を抑制する手段とを
    含むEEPROMのEEPROMのプログラミング方法
    であって、順に下記のステップ、 (イ)選択されたメモリ・セルの論理状態をデータに従
    って第1の論理状態から第2の論理状態に変更するステ
    ップと、 (ロ)前記EEPROMの一部分の全セルの論理状態を
    第2の論理状態に変更するステップと、 (ハ)選択されたメモリ・セルの論理状態をデータに従
    って第2の論理状態から第1の論理状態に変更するステ
    ップと、 (ニ)前記EEPROMの一部分の全セルの論理状態を
    第1の論理状態に変更するステップと、 を含む、プログラミング方法。
  11. 【請求項11】前記EEPROMの一部分の全セルの論
    理状態を第2の論理状態に変更する前記ステップ、及び
    前記EEPROMの一部分の全セルの論理状態を第1の
    論理状態に変更する前記ステップが、フラッシュ消去と
    して非選択的に実行される、請求項10に記載のEEP
    ROMのプログラミング方法。
  12. 【請求項12】前記ステップ(イ)、(ロ)、(ハ)及
    び(ニ)の間、前記導電性のウエルと前記メモリ・トラ
    ンジスタの前記ソースおよび前記ドレインとに同じ値の
    電圧を印加してホット正孔注入を抑制する手段を動作さ
    せることを特徴とする請求項10に記載のEEPROM
    のプログラミング方法。
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