JPH06244384A - Dramセルと不揮発性メモリセルが複合された複合メモリセル及びその作製方法 - Google Patents

Dramセルと不揮発性メモリセルが複合された複合メモリセル及びその作製方法

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JPH06244384A
JPH06244384A JP5053287A JP5328793A JPH06244384A JP H06244384 A JPH06244384 A JP H06244384A JP 5053287 A JP5053287 A JP 5053287A JP 5328793 A JP5328793 A JP 5328793A JP H06244384 A JPH06244384 A JP H06244384A
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dram
memory cell
nvm
substrate
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Takeshi Matsushita
孟史 松下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリセルの占める面積が余り増加することが
なく、高速でDRAMとNVMとの間での情報の転送を
行うことができ、バックアップ用電源が不要であり、書
き込み可能回数及び書き込み時間が基本的にはDRAM
並みである、DRAMセルとNVMセルとが複合された
複合メモリセル及びその作製方法を提供する。 【構成】複合メモリセルは、一方の面に、フローティン
グゲート20及びコントロールゲート24を備えた不揮
発性メモリセル並びにDRAMセルの情報蓄積部30,
32,34が形成され、他方の面に、DRAMセルのチ
ャネル領域44A及びソース・ドレイン領域44Bが形
成された素子形成基板10と、この素子形成基板10の
一方の面に張り合わされた支持基板50、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAM(ダイナミッ
クランダムアクセスメモリ)セルと不揮発性メモリ(以
下、NVMと略す)セルが複合された複合メモリセル、
及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリとして、一般に、DRAM
が用いられている。DRAMセルは、通常、1つのMO
S型トランジスタと、情報蓄積用のキャパシタから構成
されている。そして、DRAMセルの面積を小さくする
ために、例えば、情報蓄積用のキャパシタを3次元的に
配置したトレンチ型のDRAMセルが用いられている。
DRAMセルは高速で書き込み、読み出しができ、書き
換えも1010回以上行うことができ、実用上十分であ
る。但し、電源が切られたとき、DRAMセルに蓄積さ
れていた情報が全て消滅するため、バックアップ用電源
を必要とする。
【0003】バックアップ用電源が不要な、EEPRO
Mのようなコントロールゲート及びフローティングゲー
トを有し、書き込み/読み出し可能なNVMセルも多く
使用されている。このNVMセルは、例えば、ドレイン
上部にトンネル酸化膜、フローティングゲート及びコン
トロールゲートが形成されている。そして、このトンネ
ル酸化膜を通してフローティングゲートとドレイン間に
F−N(Fowler-Norheim)電流を流し、フローティング
ゲートに電子を注入しあるいはフローティングゲートか
ら電子を放出することによって、NVMセルに対して情
報を書き込み、読み出し、蓄積することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、D
RAMセルは、電源が切られたとき、DRAMセルに蓄
積されていた情報は全て消滅するため、バックアップ用
電源を必要とする。このバックアップ用電源を不要とす
るために、DRAMとNVMを組み合わせた複合メモリ
が検討されている。
【0005】NVMセルにおいては、NVMセルへの情
報の書き込み時、トンネル酸化膜をF−N電流が突き抜
けるために長時間を要するので、NVMセルへの情報書
き込み時間は、DRAMセルと比較して3桁程度長い。
また、情報の書き込み・消去時のストレスによって、ト
ンネル酸化膜中にトラップが増加し、トラップに捕獲さ
れた電子による電界が強くなり、トンネル酸化膜が降伏
するため、NVMセルの情報保持力が低下する。NVM
セルへの書き込み可能回数は104回から107回程度し
かない。
【0006】従って、通常、同一チップ内又は異なるチ
ップに形成されたDRAMとNVMとを共通バスを介し
て相互に接続し、複合メモリに電源を投入した直後、N
VMセルに蓄積されていた情報を対応するDRAMセル
に転送し、複合メモリの電源を切断する直前に、DRA
Mセルに蓄積されていた情報を対応するNVMセルに転
送する。
【0007】ところが、DRAMとNVMとの間での情
報の転送に長時間を要するという問題がある。また、D
RAMとNVMとの間で情報を転送する間、長時間に亙
って共通バスが2つのメモリに専有され、他の処理が制
約を受けるという問題もある。
【0008】更に、同一チップ内にDRAMとNVMを
形成した場合、チップの寸法が大きくなり、異なるチッ
プにDRAMとNVMを形成した場合、2つのチップの
占める面積が大きくなるという問題がある。また、通常
のトレンチ型DRAMは、ソース・ドレイン領域が形成
された領域とは別の領域に情報蓄積用のキャパシタが形
成されており、DRAMセル1つ当たりの占める面積が
大きいという問題もある。
【0009】従って、本発明の目的は、メモリセルの占
める面積が余り増加することがなく、高速でDRAMと
NVMとの間での情報の転送を行うことができ、バック
アップ用電源が不要であり、書き込み可能回数及び書き
込み時間が基本的にはDRAM並みである、DRAMセ
ルとNVMセルとが複合された複合メモリセル及びその
作製方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のDRAMセルと不揮発性メモリセルが複合
された複合メモリセルの作製方法は、(イ)素子形成用
基板上に、フローティングゲート及びコントロールゲー
トを備えた不揮発性メモリセルを形成し、且つ、素子形
成用基板上に、DRAMセルの情報蓄積部を形成する工
程と、(ロ)素子形成用基板の不揮発性メモリセル及び
DRAMセルの情報蓄積部が形成された面と、支持基板
とを張り合わせた後、素子形成用基板の一部分を除去す
る工程と、(ハ)残された素子形成用基板にDRAMセ
ルのチャネル領域及びソース・ドレイン領域を形成する
工程、から成ることを特徴とする。
【0011】本発明の複合メモリセルの作製方法におい
ては、不揮発性メモリセルのコントロールゲート及びフ
ローティングゲート、並びにDRAMセルのチャネル領
域を垂直方向に整合させることが望ましい。また、支持
基板の表面にBPSG層を形成し、かかるBPSGが形
成された面と、素子形成用基板とを張り合わせることが
好ましく、これによって、素子形成用基板と支持基板と
を低い温度で張り合わせることが可能になる。
【0012】更に、上記の目的を達成するための本発明
のDRAMセルと不揮発性メモリセルが複合された複合
メモリセルは、一方の面に、フローティングゲート及び
コントロールゲートを備えた不揮発性メモリセル並びに
DRAMセルの情報蓄積部が形成され、他方の面に、D
RAMセルのチャネル領域及びソース・ドレイン領域が
形成された素子形成基板と、この素子形成基板の一方の
面に張り合わされた支持基板、とから成ることを特徴と
する。
【0013】本発明の複合メモリセルにおいては、不揮
発性メモリセルのコントロールゲート及びフローティン
グゲート、並びにDRAMセルのチャネル領域が垂直方
向に整合させられていることが望ましい。また、素子形
成基板と支持基板との間の張り合わせ部分にBPSG層
が形成されていることが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の複合メモリセルはSOI(Silicon On
Insulator)構造を有し、DRAMセルのチャネル領域
及びソース・ドレイン領域と、DRAMセルの情報蓄積
部並びにNVMセルとは3次元的に配置されている。そ
の結果、複合メモリセルの面積を小さくすることができ
る。しかも、DRAMセルとNVMセルとの間の情報の
転送にバスを用いる必要がなく、高速でDRAMセルと
NVMセルとの間での情報の転送を行うことができる。
【0015】電源を切断したとき、情報を予めNVMセ
ルに蓄えることができるので、バックアップ用電源は不
要である。また、通常の情報の書き込み等はDRAMセ
ルにて行い得るので、書き込み可能回数及び書き込み時
間は基本的にはDRAM並みである。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を実施例に基
づき説明する。尚、各図は、半導体素子の模式的な一部
断面図を示し、一対の(2つの)複合メモリセルが形成
される各工程を示す。
【0017】先ず、素子形成用基板10の一方の面に、
フローティングゲート20及びコントロールゲート24
を備えた不揮発性メモリ(NVM)セルを形成し、且
つ、素子形成用基板10上に、DRAM(DRAM)セ
ルの情報蓄積部を形成する。
【0018】そのために、例えばシリコンから成る素子
形成用基板10の表面のDRAM形成予定領域以外の領
域にV溝又はトレンチ12をリソグラフィ技術及びエッ
チング技術によって形成した後、例えばSiO2から成
る第1の絶縁膜14を通常の方法で全面に形成する。こ
の第1の絶縁膜14は、トンネル酸化膜として機能す
る。V溝又はトレンチ12の深さは100nm程度とす
る。次に、通常のCVD技術、リソグラフィ技術及びエ
ッチング技術によって例えばポリシリコン層からフロー
ティングゲート20を形成する(図1の(A)参照)。
尚、図において、V溝又はトレンチ12は一部のみを図
示した。
【0019】次いで、例えばSiO2から成る第2の絶
縁膜22を通常の方法で全面に形成した後、通常のCV
D技術、リソグラフィ技術及びエッチング技術によって
例えばポリシリコン層からコントロールゲート24を形
成する。そして、全面に例えばSiO2から成る第3の
絶縁膜26を通常のCVD法にて形成する(図1の
(B)参照)。こうして、素子形成用基板10の一方の
面に、フローティングゲート20及びコントロールゲー
ト24を備えたNVMセルが形成される。
【0020】次に、第3の絶縁膜26、第2の絶縁膜2
2及び第1の絶縁膜14に開口部を形成してかかる開口
部の底部に素子形成用基板10を露出させる。そして、
開口部内を含む第3の絶縁膜26上に例えばポリシリコ
ン層をCVD法で堆積させ、リソグラフィ技術及びエッ
チング技術によってかかるポリシリコン層からDRAM
用ノード電極30を形成する。その後、DRAM用ノー
ド電極30の表面に例えばシリコン窒化膜及びシリコン
酸化膜から成る情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32を形
成し、更に、全面に例えばポリシリコンから成るDRA
M用プレート電極34をCVD法にて形成する(図1の
(C)参照)。情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32の一
部はコントロールゲート24の上方に形成されることが
望ましい。情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32をこのよ
うな形態とすることによって、DRAMセルの面積を小
さくすることが可能になる。こうして、素子形成用基板
10の一方の面に、DRAM用ノード電極30、キャパ
シタ絶縁膜32及びDRAM用プレート電極34から成
るDRAMセルの情報蓄積部が形成される。
【0021】次いで、NVMセル及びDRAMセルの情
報蓄積部が形成された素子形成用基板10の一方の面
と、支持基板50とを張り合わせた後、素子形成用基板
10の一部分を除去する。
【0022】即ち、DRAM用プレート電極34の表面
を研磨して平滑にした後、表面にBPSG層52が形成
されたシリコンから成る支持基板50と、DRAM用プ
レート電極34が形成された素子形成用基板10を向か
い合わせて(図2の(A)参照)、公知の方法により、
700゜C以上のO2雰囲気中で熱圧着させて、素子形
成用基板10と支持基板50とを張り合わせる(図2の
(B)参照)。尚、BPSG膜52の代わりに、支持基
板50の表面に、例えば、SiO2、PSG、BSG、
SiN等の各種絶縁膜を形成してもよい。また、素子形
成用基板10と支持基板50の張り合わせは、両方の基
板にパルス電圧を印加して静電圧着する方法等、如何な
る方法も採用することができる。
【0023】次いで、素子形成用基板10の裏面(他方
の面)を、例えば機械研磨法及び選択研磨法によって除
去する。即ち、素子形成用基板10の裏面を機械研磨し
て厚さを5μm程度にする。その後、選択研磨法によっ
て素子形成用基板10の厚さを約100nmにする。選
択研磨時、素子形成用基板10に形成された第1の絶縁
膜14がストッパーとして機能し、第1の絶縁膜14が
現れた時点で研磨を停止させることが可能となる。こう
して、具体的には、2つのV溝又はトレンチ12に挟ま
れた領域に素子形成用基板10を残すことができる(図
3の(A)参照)。
【0024】その後、残された素子形成用基板10にD
RAMセルのチャネル領域44A及びソース・ドレイン
領域44Bを形成する。即ち、全面にゲート酸化膜40
を形成した後、例えばポリシリコンから成るゲート電極
42を、従来のCVD法、フォトリソグラフィ技術及び
エッチング技術によって形成する。次に、素子形成用基
板10のソース・ドレイン形成予定領域に、作製すべき
DRAMの導電性に依存した不純物(B、P、As等)
のイオン注入を行い、アニール処理を行って不純物を活
性化させる。こうして、チャネル領域44A及びソース
・ドレイン領域44Bを形成した後、不要なゲート酸化
膜を除去する(図3の(B)参照)。NVMセルのコン
トロールゲート22及びフローティングゲート26、並
びにDRAMセルのチャネル領域44Aを垂直方向に整
合させることが望ましい。
【0025】次いで、層間絶縁層46を通常のCVD法
にて形成し、かかる層間絶縁層46に開口部をRIE法
で形成した後、スパッタ法等によって配線材料を開口部
内及び層間絶縁層46上に堆積させる。その後、リソグ
ラフィ技術及びエッチング技術によって配線材料をパタ
ーニングして配線層48を形成して、DRAMを完成さ
せる(図4参照)。尚、図4中の配線層48はビット線
BLに相当する。ゲート電極44Aはワード線WL(図
示せず)を兼ねており、コントロールゲート24はコン
トロール線CL(図示せず)に接続されている。また、
DRAM用プレート電極34は、ビット線BLに電源電
圧VCCが印加されても絶縁破壊が生じないように、例え
ば基準電圧V1(=VCC/2、但し電源電圧をVCCとす
る)に接続されていることが望ましい。
【0026】こうして、一方の面に、フローティングゲ
ート20及びコントロールゲート24を備えた不揮発性
メモリセル並びにDRAMセルの情報蓄積部30,3
2,34が形成され、他方の面に、DRAMセルのチャ
ネル領域44A及びソース・ドレイン領域44Bが形成
された素子形成基板10と、この素子形成基板の一方の
面に張り合わされた支持基板50とから成る、DRAM
セルと不揮発性メモリセルが複合された複合メモリセル
が完成する。支持基板内に複数の複合メモリセルを形成
すれば、複合メモリを得ることができる。
【0027】かかる複合メモリセルの等価回路を図5に
示す。NVMセルのコントロールゲート22及びフロー
ティングゲート26、並びにDRAMセルのチャネル領
域44Aは垂直方向に整合していることが望ましい。こ
れによって、NVMセルのフローティングゲート20に
おける電子の注入・放出(即ち、NVMセルにおける情
報の有無)に依存して、DRAMセルの情報蓄積用のキ
ャパシタ絶縁膜32の電荷の蓄積(即ち、DRAMセル
における情報の有無)を制御することができる。また、
DRAMセルの情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32に蓄
積されている電荷(即ち、DRAMセルにおける情報の
有無)によって、NVMセルのフローティングゲート2
0における電子の注入・放出(即ち、NVMセルにおけ
る情報の有無)を制御することができる。
【0028】DRAMセルとNVMセルが複合された本
発明の複合メモリセルの動作を、以下説明する。本発明
の複合メモリセルにおいては、通常の情報の書き込み、
読み出し、蓄積はDRAMセルにて行い、複合メモリの
電源をオフにする直前にDRAMセルに書き込まれてい
た情報を対応するNVMセルに転送することが望まし
い。また、複合メモリの電源をオンにした直後、NVM
セルに蓄積されていた情報を対応するDRAMセルに転
送することが望ましい。こうすることによって、通常
は、情報の書き込み及び読み出しをDRAMを用いるこ
とで高速で行うことができ、NVMセルを備えているの
でバックアップ用電源が不要であり、しかも、NVMの
書き込み回数を減らすことができる。
【0029】DRAMセルに蓄積された情報をNVMセ
ルに転送する場合、ワード線WLを能動状態に制御して
かかるDRAMセルを選択して導通状態とし、蓄積され
ている情報をセンスアンプによって増幅してビット線B
Lの電位を情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32における
電位(蓄積されている情報)と同じ値に遷移させる。そ
の後、ワード線WLを非能動状態に制御すると共に、N
VMセルのコントロール線CLを高電位にする。
【0030】このとき、情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜
32の電位が高電位VHである場合、DRAMセルのチ
ャネル領域44AとNVMセルのコントロールゲート2
4との間に高電界が形成されないので、NVMセルのフ
ローティングゲート20からチャネル領域44Aを介し
てDRAM用ノード電極30及びビット線BLへとF−
N電流が流れない。その結果、NVMセルのフローティ
ングゲート20には電子が注入されない。情報蓄積用の
キャパシタ絶縁膜32の電位が低電位VLである場合、
DRAMセルのチャネル領域44AとNVMセルのコン
トロールゲート24との間に高電界が形成されるので、
NVMセルのフローティングゲート20からチャネル領
域44Aを介してDRAM用ノード電極30及びビット
線BLへとF−N電流が流れる。その結果、NVMセル
のフローティングゲート20には電子が注入される。
【0031】以上のように、DRAMセルの情報蓄積用
のキャパシタ絶縁膜32の電位が高電位VHか低電位VL
であるかに依存して、フローティングゲート20への電
子の注入が制御される。即ち、DRAMセルに蓄積され
た情報が対応するNVMセルに転送される。
【0032】NVMセルに蓄積された情報を対応するD
RAMセルに転送する場合、予め、ビット線BLの電位
を低電位VLに制御すると共にワード線WLを能動状態
に制御して、DRAM用ノード電極30の電位をVLと
し、DRAMセルを初期化する。
【0033】次に、ビット線BLの電位を高電位VHに
制御すると共に、NVMセルのコントロール線CLを高
電位とする。このとき、フローティングゲート20に電
子が注入された状態にあるNVMセルに対応するDRA
Mセルにおいては閾値VTHが上がり、DRAMセルは非
導通状態となる。その結果、DRAMセルの情報蓄積用
のキャパシタ絶縁膜32の電位は低電位VLのままとな
る。一方、フローティングゲート20に電子が注入され
ていない状態にあるNVMセルに対応するDRAMセル
においては閾値VTHが下がり、DRAMセルは導通状態
となる。その結果、DRAMセルの情報蓄積用のキャパ
シタ絶縁膜32の電位は高電位VHとなる。
【0034】以上のように、NVMセルのフローティン
グゲート20に電子が注入されていたか否かに依存し
て、DRAMセルの情報蓄積用のキャパシタ絶縁膜32
の電位が変化する。即ち、NVMセルに蓄積された情報
が対応するDRAMセルに転送される。
【0035】以上、好ましい実施例に基づき、本発明を
説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。実施例にて使用した各種材料は例示であり、適宜
変更することができる。DRAMセルの情報蓄積部の断
面形状は、図示した例に限られず、例えば、図6に示す
形状とすることができる。尚、図6中、28は絶縁層で
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明の複合メモリセルにおいては、D
RAMセルのチャネル領域及びソース・ドレイン領域
と、DRAMセルの情報蓄積部並びにNVMセルとが3
次元的に配置されており、メモリセル全体の面積を小さ
くすることができる。しかも、DRAMセルとNVMセ
ルとの間の情報の転送にバスを用いる必要がなく、高速
で情報の転送を行うことができる。また、電源が切断さ
れたとき、情報をNVMセルに蓄えておくことができ、
バックアップ用電源が不要である。更に、通常の情報の
書き込み等はDRAMセルにて行い得るので、書き込み
可能回数及び書き込み時間は基本的にはDRAM並みで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合メモリセルの作製工程を説明する
ための基板等の模式的な一部断面図である。
【図2】図1に引き続き、本発明の複合メモリセルの作
製工程を説明するための基板等の模式的な一部断面図で
ある。
【図3】図2に引き続き、本発明の複合メモリセルの作
製工程を説明するための基板等の模式的な一部断面図で
ある。
【図4】本発明の複合メモリセルの模式的な一部断面図
である。
【図5】本発明の複合メモリセルの等価回路を示す図で
ある。
【図6】本発明の複合メモリセルの情報蓄積部の一例を
示す模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10 素子形成用基板 12 V溝又はトレンチ 14 第1の絶縁膜 20 フローティングゲート 22 第2の絶縁膜 24 コントロールゲート 26 第3の絶縁膜 30 DRAM用ノード電極 32 キャパシタ絶縁膜 34 DRAM用プレート電極 40 ゲート酸化膜 42 ゲート電極 44A チャネル領域 44B ソース・ドレイン領域 46 層間絶縁層 48 配線層 50 支持基板 52 BPSG層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792 H01L 29/78 371

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DRAMセルと不揮発性メモリセルが複合
    された複合メモリセルの作製方法であって、 (イ)素子形成用基板上に、フローティングゲート及び
    コントロールゲートを備えた不揮発性メモリセルを形成
    し、且つ、該素子形成用基板上に、DRAMセルの情報
    蓄積部を形成する工程と、 (ロ)素子形成用基板の不揮発性メモリセル及びDRA
    Mセルの情報蓄積部が形成された面と、支持基板とを張
    り合わせた後、素子形成用基板の一部分を除去する工程
    と、 (ハ)残された素子形成用基板にDRAMセルのチャネ
    ル領域及びソース・ドレイン領域を形成する工程、 から成ることを特徴とする複合メモリセルの作製方法。
  2. 【請求項2】不揮発性メモリセルのコントロールゲート
    及びフローティングゲート、並びにDRAMセルのチャ
    ネル領域を垂直方向に整合させたことを特徴とする請求
    項1に記載の複合メモリセルの作製方法。
  3. 【請求項3】支持基板の表面にBPSG層を形成し、か
    かるBPSGが形成された面と、素子形成用基板とを張
    り合わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の複合メモリセルの作製方法。
  4. 【請求項4】一方の面に、フローティングゲート及びコ
    ントロールゲートを備えた不揮発性メモリセル並びにD
    RAMセルの情報蓄積部が形成され、他方の面に、DR
    AMセルのチャネル領域及びソース・ドレイン領域が形
    成された素子形成基板と、該素子形成基板の一方の面に
    張り合わされた支持基板とから成ることを特徴とするD
    RAMセルと不揮発性メモリセルが複合された複合メモ
    リセル。
  5. 【請求項5】不揮発性メモリセルのコントロールゲート
    及びフローティングゲート、並びにDRAMセルのチャ
    ネル領域が垂直方向に整合させられたことを特徴とする
    請求項4に記載の複合メモリセル。
  6. 【請求項6】素子形成基板と支持基板との間の張り合わ
    せ部分にBPSG層が形成されていることを特徴とする
    請求項4又は請求項5に記載の複合メモリセル。
JP5053287A 1993-02-19 1993-02-19 Dramセルと不揮発性メモリセルが複合された複合メモリセル及びその作製方法 Pending JPH06244384A (ja)

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Cited By (7)

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