JP3451554B1 - 異常検出方法、異常検出装置および温度調節器 - Google Patents
異常検出方法、異常検出装置および温度調節器Info
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Abstract
異常を精度よく検出できるようにする。 【解決手段】 偏差が閾値を越えたか否かを第1の判定
手段16で判定し、その判定結果に基づいて、偏差が前
記閾値を越えている期間を計測手段17で計測し、計測
結果に基づいて、偏差が前記閾値を越えている期間が一
定期間以上継続したか否かを、第2の判定手段で判定
し、また、偏差の絶対値が減少しているか否かを第3の
判定手段19で判定し、偏差が前記閾値を越えている期
間が一定期間以上継続し、かつ、前記偏差の絶対値が減
少してないときに、異常判定手段2で異常と判定するも
のである。
Description
常、例えば、断線や短絡などの異常を検出する異常検出
方法、異常検出装置及び温度調節器に関し、更に詳しく
は、温度制御などの制御ループにおける断線や短絡など
の異常を検出するのに好適な異常検出方法、異常検出装
置および温度調節器に関する。
図17に示されるように、加熱炉などの制御対象1の温
度を、温度センサ2で検出して温度調節器3’に入力
し、温度調節器3’では、設定温度(目標値)と検出温
度とに基づいて、PID演算等を行なって操作信号を、
SSR4に出力し、ヒータ5へのAC電源6による通電
を制御して制御対象1の温度を、設定温度になるように
制御するものである。
力が与えられるセンサ入力回路7と、A/D変換回路8
と、ソフト処理によるフィルタ9と、PID演算等を行
なう制御部10と、D/A変換回路11と、出力回路1
2とを備えている。
5や温度センサ2の断線あるいはSSR4の短絡などの
制御ループの異常を検出するには、検出すべき各箇所に
電流センサをそれぞれ取り付けて電流を検出する必要が
あり、構成が複雑になるとともに、高価になってしま
う。
ヒータ断線等の異常を検知する装置が提案されている
(例えば、特許文献1参照)。
を示すブロック図である。
路57および異常検知回路55に入力され、演算回路5
9は、偏差回路57からの設定値SVと測定値PVとの
偏差に基づいて、PID演算を行って操作量MVを、制
御対象53および異常検知回路55に与える。
MVおよび測定値PVに基づいて、制御ループ系の異常
を検知するものである。
置は、所定の異常検知測定時間を一定周期でカウントす
るカウンタ手段と、制御対象からの測定値と所定の設定
値に基づき制御対象に対する操作量を演算して制御対象
へ出力する演算手段と、この演算手段からの操作量が0
%以下もしくは100%以上であるか否かを判定する第
1の判定手段と、この第1の判定手段における判定結果
が前記操作量が0%以下もしくは100%以上であり、
かつ前記カウント手段がカウントアップしたときに前記
制御対象からの測定値が前記カウント開始前の測定値に
対して所定の基準値の範囲を越えるか否かによって異常
を判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段にお
いて、前記測定値が前記カウント開始前の測定値に対し
て所定の基準値の範囲を越えないときに前記制御対象の
制御ループ系の異常を指示する指示信号を出力する異常
指示手段とを具備している。
は100%以上になった時点から所定時間をカウント
し、その所定時間毎に測定値の変化量を検知してその変
化量が所定の基準温度範囲を越えるか否かを判定して異
常を検知する構成となっている。
ータで加熱している正常な状態においては、所定時間毎
に、所定の基準温度範囲を越えて測定値が上昇するけれ
ども、ヒータが断線すると、所定の基準温度範囲を越え
て測定値が上昇できないので、ヒータ断線の異常を検知
できるものである。
従来例では、操作量が0%以下もしくは100%以上の
状態が継続しなければ、異常を検知することができず、
したがって、操作量が、0%を越えて100%未満の範
囲にある状態においては、異常を検知することができ
ず、高精度の制御が要求される用途では、異常検知が遅
れてしまうことになる。
量100%に対応するような場合、すなわち、定常状態
における操作量が100%である場合、例えば、操作量
100%で設定温度300℃に整定しているような状態
では、正常であるにも拘わらず、操作量が100%であ
って、所定の基準温度範囲を越えて温度が上昇しないの
で、異常であると誤判定してしまうといった難点があ
る。
たものであって、簡単な構成で、かつ低コストで、しか
も、精度よく断線や短絡等の制御ループの異常を検知で
きるようにすることを目的とする。
を達成するために、次のように構成している。
対象からフィードバックされる観測量と目標値との偏差
に基づいて、前記制御対象に対する操作量を出力する制
御手段を含む制御ループの異常を検出する方法であっ
て、前記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、か
つ、前記偏差が減少していないときに、異常であると判
定するものである。
る観測量とは、制御対象の状態、例えば、温度状態や圧
力状態などを検出する検出部から制御手段にフィードバ
ックされる信号をいう。この観測量には、検出部と制御
手段との間に設けられたフィルタなどによって処理され
た信号を含み、例えば、検出部としての温度センサで検
出された検出温度に基づいて、推定した推定温度の信号
などを含むものである。
り、目標値フィルタが設けられる場合には、目標値フィ
ルタを通過した目標値をいう。
また、閾値は、正側の閾値と負側の閾値との両方ある方
が好ましく、また、等しい値であるのが好ましい。
が一定期間継続し、かつ、偏差が減少していないときに
は、異常であると判定するので、従来の電流センサなど
を必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで制御ルー
プの異常を検出できることになる。しかも、操作量でな
く、偏差に基づいて異常を検知するので、操作量の場合
に比べて、より自然に異常を検知でき、さらに、閾値等
の設定によって異常を精度高く検知できる。
からフィードバックされる観測量と目標値との偏差に基
づいて、前記制御対象に対する操作量を出力する制御手
段を含む制御ループの異常を検出する方法であって、前
記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、前
記偏差の絶対値が減少していないときに、異常であると
判定するものである。
は、正または負の偏差によらず、その偏差の絶対値が減
少していない、すなわち、観測量が目標値に近づいてい
ないことをいうものであり、したがって、偏差の絶対値
が減少していないとは、偏差の減少割合や偏差の減衰率
といった表現如何に拘わらず、観測量が目標値に近づい
ていない場合を含むものである。
が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値が減少していな
いときには、異常であると判定するので、従来の電流セ
ンサなどを必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで
制御ループの異常を検出できることになる。しかも、操
作量でなく、偏差に基づいて異常を検知するので、操作
量の場合に比べて、より自然に異常を検知でき、さら
に、閾値等の設定によって異常を精度高く検知できる。
からフィードバックされる観測量と目標値との偏差に基
づいて、前記制御対象に対する操作量を出力する制御手
段を含む制御ループの異常を検出する方法であって、前
記偏差が閾値を越えたか否かを判定する第1の判定ステ
ップと、前記偏差が前記閾値を越えたときに、その越え
ている期間を計測する計測ステップと、計測された期間
が、一定期間を越えたか否かを判定する第2の判定ステ
ップと、前記偏差の絶対値が減少しているか否かを判定
する第3の判定ステップと、前記計測された期間が前記
一定期間を越え、かつ、前記偏差の絶対値が減少してな
いときに、異常と判定する異常判定ステップとを備えて
いる。
が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値が減少していな
いときには、異常であると判定するので、従来の電流セ
ンサなどを必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで
制御ループの異常を検出できることになる。しかも、操
作量でなく、偏差に基づいて異常を検知するので、操作
量の場合に比べて、より自然に異常を検知でき、さら
に、閾値等の設定によって異常を精度高く検知できる。
ィードバックされる観測量と目標値との偏差に基づい
て、前記制御対象に対する操作量を出力する制御手段を
含む制御ループの異常を検出する装置であって、前記偏
差が閾値を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記偏差が
前記閾値を越えている期間を計測する計測手段と、前記
計測手段の計測結果に基づいて、前記偏差が前記閾値を
越えている期間が一定期間以上継続したか否かを判定す
る第2の判定手段と、前記偏差の絶対値が減少している
か否かを判定する第3の判定手段と、前記第2および前
記第3の判定手段の判定結果に基づいて、偏差が前記閾
値を越えている期間が一定期間以上継続し、かつ、前記
偏差の絶対値が減少してないときに、異常と判定する異
常判定手段とを備えている。
が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値が減少していな
いときには、異常であると判定するので、従来の電流セ
ンサなどを必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで
制御ループの異常を検出できることになる。しかも、操
作量でなく、偏差に基づいて異常を検知するので、操作
量の場合に比べて、より自然に異常を検知でき、さら
に、閾値等の設定によって異常を精度高く検知できる。
ードバックされる観測量と目標値との偏差に基づいて、
前記制御対象に対する操作量を出力する制御手段と、前
記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、前
記偏差が減少していないときに、制御ループの異常であ
ると判定する異常判定手段とを備えている。
が一定期間継続し、かつ、偏差が減少していないときに
は、異常であると判定するので、従来の電流センサなど
を必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで温度制御
ループの異常を検出できることになる。しかも、操作量
でなく、偏差に基づいて異常を検知するので、操作量の
場合に比べて、より自然に異常を検知でき、さらに、閾
値等の設定によって異常を精度高く検知できる。
ードバックされる観測量と目標値との偏差に基づいて、
前記制御対象に対する操作量を出力する制御手段と、前
記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、前
記偏差の絶対値が減少していないときに、制御ループの
異常であると判定する異常判定手段とを備えている。
が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値が減少していな
いときには、異常であると判定するので、従来の電流セ
ンサなどを必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで
温度制御ループの異常を検出できることになる。しか
も、操作量でなく、偏差に基づいて異常を検知するの
で、操作量の場合に比べて、より自然に異常を検知で
き、さらに、閾値等の設定によって異常を精度高く検知
できる。
記異常判定手段は、前記偏差が前記閾値を越えたか否か
を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判
定結果に基づいて、前記偏差が前記閾値を越えている期
間を計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に基
づいて、前記偏差が前記閾値を越えている期間が一定期
間以上継続したか否かを判定する第2の判定手段と、前
記偏差の絶対値が減少しているか否かを判定する第3の
判定手段とを備え、前記第2および前記第3の判定手段
の判定結果に基づいて、判定を行うものである。
が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値が減少していな
いときには、異常であると判定するので、従来の電流セ
ンサなどを必要とせず、簡単な構成で、かつ低コストで
制御ループの異常を検出できることになる。
ループがPID制御ループであって、前記制御手段がP
ID制御を行なうものであり、前記閾値を、オートチュ
ーニング動作によって得られる比例帯に基づいて決定す
るとともに、前記一定期間を、オートチューニング動作
によって得られるむだ時間、積分時間または微分時間に
基づいて決定する決定手段を備えている。
なうことによって、異常検出に必要な閾値などが自動的
に決定されることになる。
の形態について詳細に説明する。
節器を備える温度制御システムの構成図であり、上述の
図17に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
などの制御対象1の温度を、温度センサ2で検出して温
度調節器3に入力し、温度調節器3では、目標値(設定
温度)と検出温度(観測量)とに基づいて、PID演算
等を行なって操作信号(操作量)を、SSR4に出力
し、ヒータ5へのAC電源6による通電を制御して制御
対象1の温度を、目標値になるように制御するものであ
る。
その正面には、現在温度および設定温度等を表示する表
示部60と、アップキー61、ダウンキー62およびモ
ードキー63等を備えている。
に、温度センサ2からのフィードバック入力が与えられ
るセンサ入力回路7と、A/D変換回路8と、ソフト処
理によるフィルタ9と、PID演算等を行なう制御部
(制御手段)10と、D/A変換回路11と、出力回路
12とを備えており、以上の構成は、基本的に従来例と
同様である。
ンサなどを設けることなく、簡単な構成で、かつ低コス
トで断線や短絡などの温度制御ループの異常を精度よく
検出できるように、本発明の異常検出装置13を内蔵し
ている。この異常検出装置13、上述の制御部10およ
びフィルタ9は、例えば、マイクロコンピュータによっ
て構成される。
常警報部15とを備えている。異常検出部14は、図3
に示されるように、目標値(設定温度)から観測される
制御量(検出温度)を差し引いた偏差が予め定められた
正または負の閾値を越えたか否かを判定する第1の判定
手段16と、第1の判定手段16の判定結果に基づい
て、偏差が前記閾値を越えている期間を計測する計測手
段17と、計測手段17の計測結果に基づいて、偏差が
前記閾値を越えている期間が一定期間以上継続したか否
かを判定する第2の判定手段18と、偏差の絶対値が減
少しているか否か、すなわち、検出温度が設定温度に近
づいているか否かを判定する第3の判定手段19と、第
2および第3の判定手段18,19の判定結果に基づい
て、偏差が前記閾値を越えている期間が一定期間以上継
続し、かつ、偏差の絶対値が減少してないときに、異常
と判定する異常判定手段20とを備えており、この異常
判定手段20による異常判定出力が異常警報部15に与
えられ、異常警報部15は、外部に警報信号を出力する
ようになっている。なお、この警報信号に基づいて、温
度調節器3において、警報表示等を行なってもよいのは
勿論である。
かを判定する第3の判定手段19の構成を示す図であ
る。
プリング時間以上前の偏差Eoldと現在の偏差Enowにつ
いて、EoldとEnowとが同符号であって、かつ、Enow
の絶対値からEoldの絶対値を差し引いた値が、既定値
以上である場合に、偏差の絶対値が減少していないと判
定するものである。
から観測制御量を差し引いた現在の偏差Enowの絶対値
を、絶対値回路21でとる一方、遅延回路22で遅延さ
れた少なくとも2サンプリング時間以上前の偏差Eold
の絶対値を、絶対値回路23でとり、絶対値の差分を算
出し、比較器24で既定値、例えば、「0」と比較し、
既定値以上であるときには、ハイレベルの出力を、既定
値未満であるときには、ローレベルの出力を、アンド回
路25に与える。
oldと偏差Enowとの符号を判定し、同符号であるときに
は、ハイレベルの出力を、異符号であるときには、ロー
レベルの出力を、アンド回路25に与える。
oldと偏差Enowとが同符号であって、かつ、絶対値の差
分が、既定値以上である場合に、偏差の絶対値が減少し
ていないとするハイレベルの判定出力を与えるものであ
る。
ンプリング周期は、制御対象の特性などに応じて偏差が
減少しているか否かを判定できる周期に設定され、例え
ば、数秒あるいは数分程度であってもよい。
示す図である。この図5では、偏差の絶対値を、ローパ
スフィルタ27に入力し、ローパスフィルタ27の出力
値の差分値または微分値が既定値以上であるときに、偏
差の絶対値が減少していないと判定するものである。
から観測制御量を差し引いた偏差の絶対値を、絶対値回
路28でとってローパスフィルタ27に入力し、ローパ
スフィルタ27の出力と、遅延回路29で遅延された少
なくとも2サンプリング時間以上前のローパスフィルタ
27の出力の差分を算出し、比較器30で既定値と比較
し、既定値以上であるときには、偏差の絶対値が減少し
ていないとするハイレベルの出力を与えるものである。
ってノイズを除去することができるので、ノイズによる
誤動作を防止することができ、サンプリング周期も図4
の構成に比べて短く、例えば、0.1秒や0.5秒程度
に設定してもよい。
出装置の異常検出動作のフローチャートである。
ントをリセットし(ステップn1)、偏差が正または負
の閾値以上であるか否かを判定し(ステップn2)、閾
値以上でないときには、ステップn1に戻る。偏差が閾
値以上であるときには、タイマカウントを行って計測し
(ステップn3)、カウント値が、一定期間に対応する
閾値以上になったか否かを判定し(ステップn4)、閾
値以上でないときには、ステップn2に戻る。ステップ
n4において、カウント値が、一定期間に対応する閾値
以上になったときには、偏差の絶対値が減少中であるか
否かを上述のようにして判定し(ステップn5)、減少
中であるときには、ステップn2に戻る。ステップn5
において、偏差の絶対値が減少中でないとき、すなわ
ち、偏差が閾値を越えている期間が一定期間以上継続
し、かつ、偏差の絶対値が減少してないときには、制御
ループの異常であると判定して異常警報を出力して終了
する(ステップn6)。
トチューニング動作によって得られる比例帯に既定値、
例えば、「1」を乗じた値として決定し、また、前記一
定期間は、同じくオートチューニング動作によって得ら
れるむだ時間に既定値、例えば、「2」を乗じた値とし
て決定する。
ID定数を求めるためのオートチューニング動作を従来
と同様に行うことによって、自動的に、閾値および一定
期間が決定されることになる。
だ時間に代えて、積分時間または微分時間に基づいて、
前記一定期間を決定してもよく、また、前記閾値および
前記一定期間を、上述のキー61〜63による設定操作
によって入力できるようにしてもよく、さらに、前記閾
値および前記一定期間の決定を、比例帯およびむだ時間
等に基づくことなく行なってもよい。
2に示されるシュミレーションのタイムチャートに基づ
いて、詳細に説明する。
あり、同図(a)は、目標値(実線)、真の制御量(破
線)、操作量(一点鎖線)および外乱操作量(二点鎖
線)を示し、同図(b)は、目標値(実線)、観測され
る制御量(破線)およびセンサノイズ(一点鎖線)を示
し、同図(c)は、計測手段としてのタイマカウンタの
カウント値(実線)および偏差が閾値を越えている期間
が一定期間以上継続したか否かを判定する第2の判定手
段18の判定出力(破線)を示し、同図(d)は、上述
の図4の比較器24の入力である偏差の絶対値差分(実
線)および偏差の絶対値が減少しているか否かを判定す
る第3の判定手段19の判定出力(破線)を示し、同図
(e)は、異常判定手段20の異常判定出力(実線)を
それぞれ示している。なお、縦軸の温度は、0℃が常温
に対応している。また、このタイムチャートは、1秒1
サンプリングのデータの例を示しており、出力がややな
だらかに変化している。
(b)に示されるように、観測制御量が目標値から大き
く離れているので、偏差は、閾値を越えており、同図
(c)に示されるように、タイマカウンタが計測を行な
うが、この計測値が、上述の一定期間に達する前に、偏
差が閾値以下となり、これによって、タイマカウンタが
リセットされる。
偏差は、閾値以下であるので、タイマカウンタによる計
測は行なわれないが、センサノイズによって観測制御量
が変動するために、同図(d)に示されるように、偏差
の絶対値差分も既定値、この例では、0を中心に変動
し、偏差の絶対値が減少していないとする判定出力が出
力されたり、されなかったりするという変化を繰り返し
ているが、偏差が、閾値以下であるので、同図(e)に
示されるように、異常判定出力は、出力されない。
印加されると、同図(b)に示されるように、観測制御
量が目標値から外れて偏差が閾値以上となり、同図
(c)に示されるように、タイマカウンタが計測を行
い、この計測値が、一定期間を越えることによって、偏
差が閾値を越えている期間が一定期間以上継続したとす
る判定出力が出力される。このとき、同図(d)に示さ
れるように、偏差の絶対値差分が0未満であるために、
偏差の絶対値が減少していないとする判定出力は、出力
されず、したがって、同図(e)に示されるように、異
常判定出力は、出力されない。
出力されていないけれども、より大きな外乱の場合に
は、異常であるとして異常判定出力を出力することもで
きる。すなわち、上述の閾値、一定時間あるいは既定値
の選択によって、外乱を異常であると判定して異常判定
出力を出力することもでき、用途に応じて、大きな外乱
を異常として判定することもできる。
絡時の動作を示すものであり、同図(a)は、目標値
(実線)および真の制御量(破線)を示し、同図(b)
は、目標値(実線)および観測される制御量(破線)を
示し、同図(c)は、計測手段としてのタイマカウンタ
のカウント値(実線)および偏差が閾値を越えている期
間が一定期間以上継続したか否かを判定する第2の判定
手段18の判定出力(破線)を示し、同図(d)は、偏
差の絶対値差分(実線)および偏差の絶対値が減少して
いるか否かを判定する第3の判定手段19の判定出力
(破線)を示し、同図(e)は、異常判定手段20の異
常判定出力(実線)をそれぞれ示している。
(b)に示されるように、観測制御量が目標値から大き
く離れているので、偏差は、閾値を越えており、同図
(c)に示されるように、タイマカウンタが計測を行な
うが、この計測値が、上述の一定期間に達する前に、偏
差が閾値以下となり、これによって、タイマカウンタが
リセットされる。
は、閾値以下であるので、タイマカウンタによる計測は
行なわれないが、この例では、同図(b)に示されるよ
うに、観測制御量が目標値を下回って再び目標値に復帰
しているので、同図(d)に示されるように、偏差の絶
対値差分も既定値である0を上回って偏差の絶対値が減
少していないとする判定出力が出力されるが、偏差が、
閾値以下であるので、同図(e)に示されるように、異
常判定出力は、出力されない。
示されるように、観測制御量が上昇して偏差が閾値を越
え、同図(c)に示されるように、計測手段としてのタ
イマカウンタが計測を行い、その計測値が一定期間に達
すると、偏差が閾値を越えている期間が一定期間以上継
続しているとする判定出力を出力する。
の絶対値差分が既定値である0以上となるので、偏差の
絶対値が減少していないとする判定出力が出力されるこ
とになり、これによって、同図(e)に示されるよう
に、異常判定出力が出力されることになる。
あり、同図(a)は、目標値(実線)、真の制御量(破
線)および操作量(一点鎖線)を示し、同図(b)は、
目標値(実線)および観測される制御量(破線)を示
し、同図(c)は、計測手段としてのタイマカウンタの
カウント値(実線)および偏差が閾値を越えている期間
が一定期間以上継続したか否かを判定する第2の判定手
段18の判定出力(破線)を示し、同図(d)は、偏差
の絶対値差分(実線)および偏差の絶対値が減少してい
るか否かを判定する第3の判定手段19の判定出力(破
線)を示し、同図(e)は、異常判定手段20の異常判
定出力(実線)をそれぞれ示している。
SRの短絡の場合と同様である。
るように、操作量が印加されなくなり、同図(b)に示
されるように、観測制御量が低下して偏差が閾値を越
え、同図(c)に示されるように、計測手段としてのタ
イマカウンタが計測を行い、その計測値が一定期間に達
すると、偏差が閾値を越えている期間が一定期間以上継
続しているとする判定出力を出力する。
の絶対値差分が既定値である0以上となるので、偏差の
絶対値が減少していないとする判定出力が出力されるこ
とになり、これによって、同図(e)に示されるよう
に、異常判定出力が出力されることになる。
であり、同図(a)は、目標値(実線)、真の制御量
(破線)および操作量(一点鎖線)を示し、同図(b)
は、目標値(実線)および観測される制御量(破線)を
示し、同図(c)は、計測手段としてのタイマカウンタ
のカウント値(実線)および偏差が閾値を越えている期
間が一定期間以上継続したか否かを判定する第2の判定
手段18の判定出力(破線)を示し、同図(d)は、偏
差の絶対値差分(実線)および偏差の絶対値が減少して
いるか否かを判定する第3の判定手段19の判定出力
(破線)を示し、同図(e)は、異常判定手段20の異
常判定出力(実線)をそれぞれ示している。なお、同図
(a)においては、真の制御量(破線)および操作量
(一点鎖線)は、0.0で重なっている。
るように、真の制御量は、常温であるにも拘わらず、セ
ンサ入力(観測制御量)としては、同図(b)に示され
るように、非常に高い温度となり、このため、操作量
は、同図(a)に示されるように0となる。
制御量が目標値が大きく外れて偏差が閾値を越え、同図
(c)に示されるように、計測手段としてのタイマカウ
ンタが計測を行い、その計測値が一定期間に達すると、
偏差が閾値を越えている期間が一定期間以上継続してい
るとする判定出力を出力する。
の絶対値差分が既定値である0となるので、偏差の絶対
値が減少していないとする判定出力が出力されることに
なり、これによって、同図(e)に示されるように、異
常判定出力が出力されることになる。
であり、同図(a)は、目標値(実線)、真の制御量
(破線)および操作量(一点鎖線)を示し、同図(b)
は、目標値(実線)および観測される制御量(破線)を
示し、同図(c)は、計測手段としてのタイマカウンタ
のカウント値(実線)および偏差が閾値を越えている期
間が一定期間以上継続したか否かを判定する第2の判定
手段18の判定出力(破線)を示し、同図(d)は、偏
差の絶対値差分(実線)および偏差の絶対値が減少して
いるか否かを判定する第3の判定手段19の判定出力
(破線)を示し、同図(e)は、異常判定手段20の異
常判定出力(実線)をそれぞれ示している。
るように、制御対象の温度ではなく、周囲の常温付近の
温度が観測制御量として入力されるので、同図(a)に
示されるように、操作量および真の制御量は上昇するこ
とになる。
制御量は、目標値から外れるので、偏差が閾値を越え、
同図(c)に示されるように、計測手段としてのタイマ
カウンタが計測を行い、その計測値が一定期間に達する
と、偏差が閾値を越えている期間が一定期間以上継続し
ているとする判定出力を出力する。
の絶対値差分が既定値である0となるので、偏差の絶対
値が減少していないとする判定出力が出力されることに
なり、これによって、同図(e)に示されるように、異
常判定出力が出力されることになる。
センサ短絡、センサ断線等の異常を、電流センサ等を設
けることなく、精度よく検出することができる。
絡、センサ短絡、センサ断線等に限らず、偏差が減少し
ないという現象を引き起こす全ての異常について検出す
ることができ、例えば、ヒータ電源の停電、A/D変換
器やD/A変換器の故障、センサ入力回路の異常、出力
回路の異常、ヒータ能力を超える大きな外乱などを異常
として検出できることになる。
場合の動作を示すものであり、同図(a)は、目標値
(実線)、真の制御量(破線)および操作量(一点鎖
線)を示し、同図(b)は、目標値(実線)および観測
される制御量(破線)を示し、同図(c)は、計測手段
としてのタイマカウンタのカウント値(実線)および偏
差が閾値を越えている期間が一定期間以上継続したか否
かを判定する第2の判定手段18の判定出力(破線)を
示し、同図(d)は、偏差の絶対値差分(実線)および
偏差の絶対値が減少しているか否かを判定する第3の判
定手段19の判定出力(破線)を示し、同図(e)は、
異常判定手段20の異常判定出力(実線)をそれぞれ示
している。同図(a)においては、目標値と操作量とが
重なっている。
%の場合であっても、異常と検知することはないけれど
も、上述の図18の従来例では、操作量が100%であ
って、所定の基準温度範囲を越えて温度が上昇しない場
合には、異常であると誤判定してしまうことになる。
実施の形態の温度調節器の異常検出部14−1の構成図
であり、上述の図3に対応する部分には、同一の参照符
号を付す。
(第1の条件信号出力手段)18の判定出力である第1
の条件信号と第3の判定手段(第2の条件信号出力手
段)19の判定出力である第2の条件信号とのアンド条
件を満足したときに、異常判定手段20で異常と判定し
て異常判定信号を出力していた。
の実施の形態1と同様の判定を行って異常検知を行える
のみならず、従来、公知の警報信号、例えば、検出温度
が予め設定されている上限温度を越えたときに上限信号
生成部66から出力される上限警報信号、検出温度が予
め定めた下限温度を下回ったときに下限警報信号生成部
67から出力される下限警報信号、偏差が予め定めた範
囲を外れたときに偏差警報信号生成部68から出力され
る偏差警報信号を、ユーザが、キー操作によって条件信
号として選択設定することにより、選択手段64によっ
て、それら選択された条件信号が、異常判定手段として
のアンド回路20−1に与えられ、選択されたすべての
条件信号が満たされたときに、異常判定信号を出力する
ものである。
ニュアル等を参照して、上述の各種キー61〜63の操
作によって、モードを選択し、所望の条件信号を選択す
ることにより行われる。
常判定手段では、アンド条件以外の、例えば、オア条件
などを選択設定できるようにしてもよい。
信号を組み合わせて異常を検知することができる。
の温度制御システムの構成図であり、上述の図1に対応
する部分には、同一の参照符号を付す。
常検出部14および異常警報部15に代えて条件信号生
成部65を備えている。
るように、上述の第2の判定手段(第1の条件信号出力
手段)18の判定出力である第1の条件信号、第3の判
定手段(第2の条件信号出力手段)19の判定出力であ
る第2の条件信号、各警報信号生成部66〜68から出
力される警報信号である、上限警報信号、下限警報信
号、偏差警報信号を生成して出力端子69から条件信号
としてプログラマブルコントローラ70に出力するもの
である。
るプログラマブルコントローラ70の異常検出部71に
よって行われる。この異常検出部71の動作は、プログ
ラマブルコントローラ70によって設定され、上述の実
施の形態1あるいは実施の形態2と同様にして行われ
る。
代えてパソコンを用いて異常判定を行うようにしてもよ
いし、リレーを組み合わせて異常判定出力を取り出すよ
うにしてもよい。
度制御システムの構成図であり、上述の図1に対応する
部分には、同一の参照符号を付す。
は、目標値および制御量を、外部に出力する出力端子を
備えており、異常検出装置13−1は、この温度調節器
3−2からの目標値および制御量に基づいて、上述の実
施の形態1と同様にして異常を検知するものである。
の実施の形態1の異常検出装置13と同様に、異常検出
部14と異常警報部15とを備えており、同様にして異
常を検知するものである。
ら異常検出装置13−1に対して、目標値および制御量
を出力するようにしたけれども、偏差を出力するように
してもよく、あるいは、目標値のみを出力し、検出温度
は、センサ2から取り込むようにしてもよい。
は、目標値をランプ状に変化させた場合には、偏差が閾
値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、偏差の絶対値
が減少していないという条件を満足する虞れがあるが、
かかるランプ状の目標値の変更の場合には、目標値が変
更されている間は、異常検知を行わないようにすればよ
い。
の異常検出に適用して説明したけれども、本発明は、温
度制御に限らず、圧力、流量、液位、位置、速度、回転
数などの様々な制御ループの異常検出に適用してもよ
い。
ドバック値)から目標値を差し引いたものとしてもよ
い。
値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、前記偏差が減
少していないときに、異常であると判定するので、偏差
が減少しないという現象を引き起こす様々な異常、例え
ば、ヒータ断線、センサの断線、センサの短絡等の異常
を、電流センサ等を設けることなく、簡単な構成で、か
つ低コストで検出できることになる。しかも、操作量を
用いて異常を検知する従来例に比べて、高精度な異常検
知が可能となる。
た温度制御システムの概略構成図である。
ャートである。
図である。
度制御システムの構成図である。
度制御システムの構成図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段を含む制御ループの異常を検
出する方法であって、 前記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、
前記偏差が減少していないときに、異常であると判定す
ることを特徴とする異常検出方法。 - 【請求項2】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段を含む制御ループの異常を検
出する方法であって、 前記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、
前記偏差の絶対値が減少していないときに、異常である
と判定することを特徴とする異常検出方法。 - 【請求項3】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段を含む制御ループの異常を検
出する方法であって、 前記偏差が閾値を越えたか否かを判定する第1の判定ス
テップと、 前記偏差が前記閾値を越えたときに、その越えている期
間を計測する計測ステップと、 計測された期間が、一定期間を越えたか否かを判定する
第2の判定ステップと、 前記偏差の絶対値が減少しているか否かを判定する第3
の判定ステップと、 前記計測された期間が前記一定期間を越え、かつ、前記
偏差の絶対値が減少してないときに、異常と判定する異
常判定ステップと、 を備えることを特徴とする異常検出方法。 - 【請求項4】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段を含む制御ループの異常を検
出する装置であって、 前記偏差が閾値を越えたか否かを判定する第1の判定手
段と、 前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記偏差が
前記閾値を越えている期間を計測する計測手段と、 前記計測手段の計測結果に基づいて、前記偏差が前記閾
値を越えている期間が一定期間以上継続したか否かを判
定する第2の判定手段と、 前記偏差の絶対値が減少しているか否かを判定する第3
の判定手段と、 前記第2および前記第3の判定手段の判定結果に基づい
て、前記偏差が前記閾値を越えている期間が一定期間以
上継続し、かつ、前記偏差の絶対値が減少してないとき
に、異常と判定する異常判定手段と、 を備えることを特徴とする異常検出装置。 - 【請求項5】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段と、 前記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、
前記偏差が減少していないときに、制御ループの異常で
あると判定する異常判定手段とを備えることを特徴とす
る温度調節器。 - 【請求項6】 制御対象からフィードバックされる観測
量と目標値との偏差に基づいて、前記制御対象に対する
操作量を出力する制御手段と、 前記偏差が閾値を越えた状態が一定期間継続し、かつ、
前記偏差の絶対値が減少していないときに、制御ループ
の異常であると判定する異常判定手段とを備えることを
特徴とする温度調節器。 - 【請求項7】 前記異常判定手段は、前記偏差が前記閾
値を越えたか否かを判定する第1の判定手段と、前記第
1の判定手段の判定結果に基づいて、前記偏差が前記閾
値を越えている期間を計測する計測手段と、前記計測手
段の計測結果に基づいて、前記偏差が前記閾値を越えて
いる期間が一定期間以上継続したか否かを判定する第2
の判定手段と、前記偏差の絶対値が減少しているか否か
を判定する第3の判定手段とを備え、前記第2および前
記第3の判定手段の判定結果に基づいて、判定を行う請
求項6記載の温度調節器。 - 【請求項8】 前記制御ループがPID制御ループであ
って、前記制御手段がPID制御を行なうものであり、
前記閾値を、オートチューニング動作によって得られる
比例帯に基づいて決定するとともに、前記一定期間を、
オートチューニング動作によって得られるむだ時間、積
分時間または微分時間に基づいて決定する決定手段を備
える請求項6または7記載の温度調節器。
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