JP6943683B2 - 調節計および劣化位置検出方法 - Google Patents

調節計および劣化位置検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6943683B2
JP6943683B2 JP2017162396A JP2017162396A JP6943683B2 JP 6943683 B2 JP6943683 B2 JP 6943683B2 JP 2017162396 A JP2017162396 A JP 2017162396A JP 2017162396 A JP2017162396 A JP 2017162396A JP 6943683 B2 JP6943683 B2 JP 6943683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feedback value
display
abnormal
unit
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017162396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019040438A (ja
Inventor
研 岩切
研 岩切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2017162396A priority Critical patent/JP6943683B2/ja
Priority to KR1020180097927A priority patent/KR102278920B1/ko
Priority to CN201810965935.1A priority patent/CN109426242B/zh
Priority to TW107129531A priority patent/TWI689800B/zh
Publication of JP2019040438A publication Critical patent/JP2019040438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6943683B2 publication Critical patent/JP6943683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0259Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
    • G05B23/0267Fault communication, e.g. human machine interface [HMI]
    • G05B23/027Alarm generation, e.g. communication protocol; Forms of alarm
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0259Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
    • G05B23/0262Confirmation of fault detection, e.g. extra checks to confirm that a failure has indeed occurred
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0218Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults
    • G05B23/0224Process history based detection method, e.g. whereby history implies the availability of large amounts of data
    • G05B23/0227Qualitative history assessment, whereby the type of data acted upon, e.g. waveforms, images or patterns, is not relevant, e.g. rule based assessment; if-then decisions
    • G05B23/0235Qualitative history assessment, whereby the type of data acted upon, e.g. waveforms, images or patterns, is not relevant, e.g. rule based assessment; if-then decisions based on a comparison with predetermined threshold or range, e.g. "classical methods", carried out during normal operation; threshold adaptation or choice; when or how to compare with the threshold
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0218Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults
    • G05B23/0256Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults injecting test signals and analyzing monitored process response, e.g. injecting the test signal while interrupting the normal operation of the monitored system; superimposing the test signal onto a control signal during normal operation of the monitored system

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、操作端の動作範囲のうちから劣化した位置を検出する劣化位置検出技術に関する。
調節計は、出力端としてモータやバルブなどの可動体を有するメカニカルな操作端(アクチュエータ)を制御することにより、温度、湿度、圧力、流量などのプロセス条件を所定の設定値へ制御する制御装置である。通常、操作端は、可動体の動作位置を検出するエンコーダを備えており、調節計は、エンコーダで得られたフィードバック値に基づいて、操作端を制御するための操作量を調整することができる。
従来、フィールド機器を制御する制御装置(調節計)として、モータやバルブなどの操作端の不具合検知装置を備えた制御装置が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。この従来技術は、操作量MVと動作位置MPとの追従偏差DM(=MV−MP)と動作位置MPの変化率ΔMPとに基づいて、操作端の動作が予め定められた許容範囲を逸脱しているか否か判定し、許容範囲を逸脱していると判定した場合に装置が操作端に異常が発生したと判定するものである。
特開2017−033140号公報
一般に、操作端に取り付けられているエンコーダは、摩耗による劣化が生じやすい。その摩耗具合は、周囲温度に代表される環境特性や経年劣化よりも、調節計による操作端の制御状況に依存することが多い。例えば、狭い動作範囲(例:開度40%〜50%)で常に操作端を開閉させているような場合、その動作範囲でのみエンコーダが劣化する。したがって、操作端が、指定された開度に制御されているにも関わらず、エンコーダの劣化によりそのフィードバック値が異常値を示す場合もある。
通常、調節計が設置されている現場では、現場の監視員が操作端に異常が発生した場合、その異常に正しく対応するためには、その異常が操作端の動作範囲のどの動作位置で生じたかを知ることが重要となる。
また、メンテナンス担当者は、操作端の劣化を確認してユーザに交換を促すためには、ロガーなどの外部機器を接続して、その劣化を示すデータを取得する必要がある。
しかし、このようなデータ取得作業は、外部機器を接続するために配線の取り外しを必要とし、元に戻す際に誤配線が発生するリスクがある。このため、メンテナンスに適切な頻度や確認したいタイミングで、データ取得作業を実施することは難しい。
また、交換しないまま操作端を継続して使用した場合、ブレイクメンテナンス(完全に壊れてからの修理作業)となる可能性が高く、緊急な修理による装置の停止や、不良品の発生による損失が考えられる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、操作端の動作範囲のうち劣化している動作位置を、監視員が現場で容易に確認できる劣化位置検出技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる調節計は、予め設定された設定値と制御対象から検出した制御量とから算出し、得られた操作量に基づいて操作端を駆動することにより、前記操作端の動作位置を自動制御する調節計であって、前記操作端のエンコーダから出力された検出信号に基づいて、一定時間ごとに前記操作量に応じた前記操作端の動作位置を示す実測フィードバック値を算出する実測フィードバック値算出部と、前記実測フィードバック値より前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値に基づいて、前記実測フィードバック値と対応する推定フィードバック値を算出する推定フィードバック値算出部と、劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、前記動作位置が予め指定された開始位置から停止位置まで一定速度で変位するよう、前記操作端を駆動制御する駆動制御部と、個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されるセグメント表示部と、前記開始位置から前記停止位置までの駆動の間に得られた前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値のうち、前記実測フィードバック値が異常である異常区間を検出し、前記セグメント表示部のうち前記異常区間と対応する表示セグメントを、前記異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する表示制御部とを備えている。
また、本発明にかかる上記調節計の一構成例は、前記表示制御部が、前記異常区間を判定する際、前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値との偏差を、予め設定されている許容範囲の範囲外に段階的に設定されている複数の異常範囲と比較し、前記偏差が前記異常範囲のいずれかに含まれる場合には、前記異常区間と対応する表示セグメントを当該異常範囲に個別の表示態様で識別して表示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記調節計の一構成例は、前記セグメント表示部が、線状に並べて配置された複数の表示セグメントで構成され、これら表示セグメントは、当該表示セグメントの配置位置に応じて、前記操作端の全動作区間を分割して設けられた複数の部分動作区間のいずれかに対応付けられているものである。
また、本発明にかかる上記調節計の一構成例は、前記セグメント表示部が、複数の表示セグメントを任意に点消灯することにより任意の数字、文字、または記号などのシンボルを表示する複数のセグメント表示器で構成され、各セグメント表示器により、前記表示制御部から出力された前記異常区間を示すシンボルを前記表示態様で表示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記調節計の一構成例は、前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値との偏差が、予め設定されている許容範囲の範囲内である場合には、前記実測フィードバック値を前記操作量の調整に用いる調整フィードバック値として選択し、前記偏差が前記許容範囲の範囲外である場合には前記推定フィードバック値を前記調整フィードバック値として選択するフィードバック値選択部をさらに備えている。
また、本発明にかかる劣化位置検出方法は、予め設定された設定値と制御対象から検出した制御量とから算出し、得られた操作量に基づいて操作端を駆動することにより、前記操作端の動作位置を自動制御する調節計であって、実測フィードバック値算出部が、前記操作端のエンコーダから出力された検出信号に基づいて、一定時間ごとに前記操作量に応じた前記操作端の動作位置を示す実測フィードバック値を算出するフィードバック値算出ステップと、推定フィードバック値算出部が、前記実測フィードバック値より前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値に基づいて、前記実測フィードバック値と対応する推定フィードバック値を算出する推定フィードバック値算出ステップと、駆動制御部が、劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、前記動作位置が予め指定された開始位置から停止位置まで一定速度で変位するよう、前記操作端を駆動制御する駆動制御ステップと、表示制御部が、前記開始位置から前記停止位置までの駆動の間に得られた前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値のうち、前記実測フィードバック値が異常である異常区間を検出し、個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されるセグメント表示部のうち、前記異常区間と対応する表示セグメントを、前記異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する表示制御ステップとを備えている。
本発明によれば、操作端の異常区間が、セグメント表示部の対応する表示セグメントで識別表示されることになる。一般に、現場に設置される調節計はケースの大きさが比較的小さく、調節計にPCのような解像度の高い画面を設けることはできない。本実施の形態によれば、複数の表示セグメントからなるセグメント表示部を調節計に設けるだけで、異常区間の位置が識別して画面表示されるため、監視員が現場で容易に確認することが可能となる。
したがって、ロガーなどの外部機器を接続して、その劣化を示すデータを取得する必要がなくなり、作業負担を大幅に削減できる。また、外部機器を接続するために配線の取り外しを必要とせず、元に戻す際に誤配線が発生するリスクはない。このため、メンテナンスに適切な頻度や確認したいタイミングでデータを取得でき、極めてスムーズに操作端30の劣化を確認してユーザに交換を促すことが可能となる。したがって、ブレイクメンテナンスを抑制でき、緊急な修理による装置の停止や、不良品の発生による損失を回避することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。 推定フィードバック値の算出例である。 調節計の正面外観図である。 劣化位置検出処理を示すフローチャートである。 操作端の動作区間と表示セグメントとの対応を示す説明図である。 劣化位置検出動作における表示例である。 劣化位置検出動作における他の表示例である。 第2の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。 フィードバック値選択動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる調節計10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。
調節計10は、予め設定された設定値SPと制御対象から検出した制御量PVとから算出した操作量MVに基づいて、モータやバルブなどの可動体を有するメカニカルな操作端(アクチュエータ)30の動作位置を自動制御することにより、温度、湿度、圧力、流量などのプロセス条件を所定の設定値SPへ制御する制御装置である。
操作端30は、可動体Mの動作位置を検出するエンコーダENCを備え、検出した動作位置を示す検出信号Pを調節計10に出力する機能を有している。
[調節計]
図1に示すように、調節計10は、主な機能部として、設定値取得部11、制御量取得部12、操作量算出部13、操作入力部14、駆動制御部15、駆動部16、動作位置取得部17、実測フィードバック値算出部18、推定フィードバック値算出部19、表示制御部20、セグメント表示部21、記憶部22、および通信I/F部23を備えている。これら機能部のうち、操作量算出部13、駆動制御部15、実測フィードバック値算出部18、推定フィードバック値算出部19、および表示制御部20は、中央処理装置(CPU)とプログラムとが協働することにより実現される。
設定値取得部11は、上位装置や操作部(いずれも図示せず)から受信した設定値信号から設定値SPを取得して、操作量算出部13へ出力する機能を有している。
制御量取得部12は、制御対象から検出されたプロセス値を示す制御量検出信号から、制御量PVを取得して、操作量算出部13へ出力する機能を有している。
操作量算出部13は、設定値SPおよび制御量PVに基づいてPID(Proportional Integral Differential)などの制御演算を行うことにより操作量MVを算出する機能を有している。
操作入力部14は、後述の図3に示すように、調節計10の正面パネル10Pに設けられた操作ボタンや操作スイッチからなり、劣化位置の検出を指示する操作など、現場の監視員の操作入力を検出する機能を有している。
駆動制御部15は、自動制御の場合には、操作量算出部13で算出された操作量MVに応じた駆動信号DSを生成して出力することにより、操作端30の可動体Mを駆動制御する機能と、操作入力部14で検出された劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、操作端30の動作位置が予め指定された開始位置PSから停止位置PEまで一定速度で変位させるための駆動信号DSを生成して出力する機能と、実測フィードバック値算出部18で算出された実測フィードバック値Fdからなる調整フィードバック値Faに基づいて、操作量MV(駆動信号DS)を調整する機能とを有している。
駆動部16は、駆動制御部15からの駆動信号DSに応じた信号を操作端30の可動体Mに出力することにより、操作端30を所定の動作位置に駆動する機能を有している。
動作位置取得部17は、操作端30のエンコーダENCからの検出信号Pを取得して、操作端30の動作位置MPを出力する機能を有している。
実測フィードバック値算出部18は、動作位置取得部17からの動作位置MPに基づいて、動作位置MPを百分率で表した実測フィードバック値Fdを算出する機能を有している。
推定フィードバック値算出部19は、実測フィードバック値Fdより前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値Fd’と後述する単位変化量ΔFと駆動制御部15からの駆動信号のDSの変化方向に基づいて、実測フィードバック値Fdと対応する推定フィードバック値Feを算出する機能を有している。
図2は、推定フィードバック値の算出例である。ここでは、検出開始時刻T1から検出停止時刻T2までの検出所要時間Taの間に、全閉状態(開始位置PS)から全開状態(停止位置PE)まで、操作端30の動作位置を一定速度で変位させた場合のフィードバック値が示されており、横軸が時間を示し、縦軸がフィードバック値を示している。なお、開始位置PSや停止位置PEは、全閉状態や全開状態に限定されるものではなく、全閉状態と全開状態の中間の開度に対応する状態を開始位置PSや停止位置PEとして設定してもよい。
操作端30の動作位置を一定速度で一定方向(開方向又は閉方向)に変位させると、操作端30に劣化が存在しない場合、実測フィードバック値Fdは直線的に増減する。例えば、サンプリング時間Tsの間に変化する実測フィードバック値Fdを単位変化量ΔFとし、時刻t−1からtまでの期間Tsに相当する動作位置に劣化が存在しなかった場合において、駆動信号DSが増加して操作端30が開方向に一定速度で変位する場合では、Fd(t)=Fd(t−1)+ΔFとなり、逆に、駆動信号DSが減少して操作端30が閉方向に一定速度で変位する場合では、Fd(t)=Fd(t−1)−ΔFとなる。なお、駆動信号DSが変化しなければ、Fd(t)=Fd(t−1)である。
したがって、時刻t+1のFd(t+1)に劣化が含まれている場合、時刻t+1の推定フィードバック値は、駆動信号DSが増加して操作端30が開方向に一定速度で変位する場合では、Fe(t+1)=Fd(t)+ΔFで推定でき、逆に、駆動信号DSが減少して操作端30が閉方向に一定速度で変位する場合では、Fe(t+1)=Fd(t)−ΔFで推定でき、また、駆動信号DSが変化しなければ、Fe(t+1)=Fd(t)と推定できる。
なお、ΔFは、サンプリング時間Tsと検出所要時間Taとから、ΔF=Ts/Ta×100%により求められる。また、Fd(t)が劣化の影響を含まない実測フィードバック値Fd’であるか否かについては、例えばFdとFeの偏差D=Fd−Feが、予め設定されている許容範囲εd内に含まれるかどうかで判定できる。したがって、算出する推定フィードバック値Feに対して時間的に最も近いFd’を用いれば、最も高い精度でFeを推定できる。
表示制御部20は、開始位置PSから停止位置PEまで変位する間に得られた実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feを記憶部22に保存する機能と、これらFdとFeを比較してFdが異常である異常区間を検出する機能と、セグメント表示部21のうち、異常区間と対応する表示セグメントを、異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する機能とを有している。
セグメント表示部21は、個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されて、表示制御部20から指示された表示セグメントを指示された表示態様で点灯制御することにより、異常区間を識別して表示する機能を有している。
図3は、調節計の正面外観図である。図3に示すように、調節計10の正面に設けられた正面パネル10Pには、メイン表示部21A、サブ表示部21B、およびバー表示部21Cと、操作入力部14とが配置されている。
メイン表示部21Aおよびサブ表示部21Bは、7セグメント表示器や16セグメント表示器など、LED、ランプ、LCD、蛍光表示管などの一般的な表示セグメントからなる複数の表示セグメントを、表示制御部20からの指示に応じて任意に点消灯することにより任意の文字、数字、または記号などのシンボルを表示するセグメント表示器が、所定桁数分だけ横方向に並べて配置された構成を有している。
一般には、予め設定された設定値SPに対して操作端の動作位置を自動制御する場合、これらメイン表示部21Aおよびサブ表示部21Bに、設定値SP、操作量MV、制御量PVなど、制御状況を示すデータがシンボルで表示される。
バー表示部21Cは、LED、ランプ、LCD、蛍光表示管などの一般的な表示セグメントからなる複数の表示セグメントが、所定数分だけ横方向に線状に並べて配置された構成を有している。
一般には、予め設定された設定値SPに対して操作端の動作位置を自動制御する場合、バー表示部21Cに、操作量MV、制御量PVなど、制御状況を示すデータがバー表示される。
本実施の形態では、バー表示部21Cをセグメント表示部21として用い、操作端30の劣化位置を検出する際、セグメント表示部21のうち、実測フィードバック値Fdが異常である異常区間と対応する表示セグメントを、異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する場合について説明する。識別表示については、異常区間と正常区間に対して、異なる表示色、明るさ、点消灯、点滅などの表示方法を用いればよい。
記憶部22は、半導体メモリからなり、表示制御部20からの実測フィードバック値Fdおよび推定フィードバック値Feなどの各種データを記憶する機能を有している。
通信I/F部23は、記憶部22で記憶している実測フィードバック値Fdおよび推定フィードバック値Feを読み出して、外部装置やUSBメモリなどの記憶媒体(ともに図示せず)へ転送する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる調節計10の動作について説明する。図4は、劣化位置検出処理を示すフローチャートである。
調節計10は、操作入力部14で検出された、劣化位置検出開始を指示する監視員の操作に応じて、図4の劣化位置検出処理を実行する。なお、劣化位置検出処理の実行に先立って、操作量MVに基づく操作端30の駆動制御は、予め中断しているものとする。
まず、駆動制御部15は、操作端30を指定された開始位置PS、例えば全閉位置まで駆動する(ステップ100)。
次に、駆動制御部15は、操作端30の駆動位置を、指定された停止位置PE、例えば全開位置まで一定速度で徐々に変位させる、駆動制御を開始する(ステップ101)。
この後、動作位置取得部17は、一定時間ごとの検出タイミングの到来まで待機し(ステップ102:NO)、検出タイミングの到来に応じて(ステップ102:YES)、操作端30のエンコーダENCからの検出信号Pを取得して、操作端30の動作位置MPを検出する(ステップ103)。
続いて、実測フィードバック値算出部18は、動作位置取得部17からの動作位置MPに基づいて、動作位置MPを百分率で表した実測フィードバック値Fdを算出する(ステップ104)。
また、推定フィードバック値算出部19は、実測フィードバック値Fdより前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値Fd’と単位変化量ΔFと駆動制御部15からの駆動信号DSの変化方向に基づいて、実測フィードバック値Fdと対応する推定フィードバック値Feを算出する(ステップ105)。
この後、表示制御部20は、実測フィードバック値算出部18から実測フィードバック値Fdを取得するとともに、推定フィードバック値算出部19から推定フィードバック値Fe取得し、これらを記憶部22に保存する(ステップ106)。
そして、記憶部22に保存された最新の実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feを取得して、これらFdとFeを比較して実測フィードバック値Fdが異常である異常区間を検出する(ステップ107)。
続いて、表示制御部20は、検出した異常区間とこれ以外の正常区間とを、セグメント表示部21(バー表示部21C)のうち、異常区間と対応する表示セグメントを、異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する(ステップ108)。
次に、駆動制御部15は、操作端30を停止位置PEまで駆動したか確認し(ステップ109)、停止位置PEまで駆動していない場合には(ステップ109:NO)、ステップ102に戻り、以上の処理を繰り返す。
一方、停止位置PEまで駆動した場合(ステップ109:YES)、一連の劣化位置検出処理を終了する。
図5は、操作端の動作区間と表示セグメントとの対応を示す説明図である。図5の例では、バー表示部21Cに10個の表示セグメントが設けられており、これら表示セグメントのすべてを用いて全閉から全開までの動作範囲を表示する場合、動作範囲を10個の部分動作区間S1,S2,…,S10に分割して表示することができる。すなわち、これら表示セグメントは、当該表示セグメントの配置位置に応じて、操作端30の全動作区間を分割して設けられた複数の部分動作区間のいずれかに対応付けられている。
例えば、表示態様の1つとして、異常範囲を点滅で表し、正常範囲を点灯で表す場合、実測フィードバック値Fdのうち異常が検出された異常区間S3,S4,S5と対応する表示セグメントが点滅される。また、これら異常区間以外の正常区間S1,S2,S6,…,S10と対応する表示セグメントが点灯される。これにより、操作端30の異常区間、すなわち動作範囲のうち劣化している動作位置を、監視員が現場で容易に確認することができる。
図6は、劣化位置検出動作における表示例である。ここでは、操作端30を全閉状態(開始位置PS)から全開状態(停止位置PE)まで駆動した例が表示されている。表示制御部20は、記憶部22から読み出した実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feとに基づいて、図6に示すような表示制御を行う。
まず、表示制御部20は、劣化位置の検出開始時、すべての表示セグメントを消灯し、検出中は、動作の進捗状況に対応して、検出区間と対応する表示セグメントを点灯表示する。ここで、検出区間において実測フィードバック値Fdが異常であり、異常区間であると判定した場合、その検出区間と対応する表示セグメントを点滅表示する。これにより、検出中は各区間の検出状況が順に表示されるとともに、検出停止時には、各検出区間の異常有無が表示セグメントの点灯あるいは点滅により識別表示されることになり、現場の監視員が検出動作の進捗および検出結果を極めて容易に確認することができる。
図7は、劣化位置検出動作における他の表示例である。ここでは、図3に示したメイン表示部21Aまたはサブ表示部21Bをセグメント表示部21として用いた場合について、操作端30を全閉状態(開始位置PS)から全開状態(停止位置PE)まで駆動した例が表示されている。
まず、表示制御部20は、劣化位置の検出開始時、セグメント表示部21のセグメント表示器で、全閉状態(開始位置PS)を示す操作量MVである「0%」を示す「0.000」を表示し、検出中は、動作の進捗状況に対応して、検出区間と対応する操作量MV、例えば「55%」を示す「55.000」を表示する。ここで、検出区間において実測フィードバック値Fdが異常であり、異常区間であると判定した場合、その検出区間と対応する操作量MV、例えば「60%」を示す「60.000」を点滅表示する。
その後、検出停止時には、全開状態(停止位置PE)を示す操作量MVである「100%」を示す「100.000」を表示し、異常区間が検出された場合は、異常区間と対応する操作量MVを点滅表示する。この際、異常区間が複数検出された場合、これら異常区間と対応する操作量MVを、順に切り替えて点滅表示する。
これにより、検出した異常区間が、任意の数字、文字、または記号などのシンボルで点滅により識別表示されることになり、現場の監視員が検出動作の進捗および検出結果を極めて容易に確認することができる。
また、操作端30は、一律に同じ程度で劣化するのではなく、程度が軽いものや重いものが混在する場合があるため、劣化の程度によって異常区間の位置も異なることになる。したがって、劣化の程度に合わせて表示セグメントで異なる表示を行うことにより、これら異常区間を識別して表示することができる。例えば、劣化程度が重い区間については早い点滅とし、劣化程度が軽い区間については遅い点滅とすればよい。
この場合、表示制御部20において、異常区間を判定する際、実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feとの偏差D=Fd−Feを、予め設定されている許容範囲εdの範囲外に段階的に設定されている、各劣化程度と対応する複数の異常範囲αi(i=1〜nの整数、nは2以上の整数)と比較し、偏差Dがいずれかの異常範囲αiに含まれる場合には、異常区間と対応する表示セグメントを当該異常範囲αiに対して、予め割り当てられている個別の表示態様で識別して表示すればよい。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されるセグメント表示部21を設け、表示制御部20が、開始位置PSから停止位置PEまでの駆動の間に得られた実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feのうち、Fdが異常である異常区間を検出し、表示セグメントのうち異常区間と対応する表示セグメントを、異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示するようにしたものである。
これにより、操作端30の異常区間が、セグメント表示部21の対応する表示セグメントで識別表示されることになる。一般に、現場に設置される調節計10はケースの大きさが比較的小さく、調節計にPCのような解像度の高い画面を設けることはできない。本実施の形態によれば、複数の表示セグメントからなるセグメント表示部21を調節計10に設けるだけで、異常区間の位置が識別して画面表示されるため、監視員が現場で容易に確認することが可能となる。
したがって、ロガーなどの外部機器を接続して、その劣化を示すデータを取得する必要がなくなり、作業負担を大幅に削減できる。また、外部機器を接続するために配線の取り外しを必要とせず、元に戻す際に誤配線が発生するリスクはない。
このため、メンテナンスに適切な頻度や確認したいタイミングでデータを取得でき、極めてスムーズに操作端30の劣化を確認してユーザに交換を促すことが可能となる。したがって、ブレイクメンテナンスを抑制でき、緊急な修理による装置の停止や、不良品の発生による損失を回避することが可能となる。
また、本実施の形態において、表示制御部20が、異常区間を判定する際、実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feとの偏差D=Fd−Feを、予め設定されている許容範囲εdの範囲外に段階的に設定されている、各劣化程度と対応する複数の異常範囲αiと比較し、偏差Dがいずれかの異常範囲αiに含まれる場合には、異常区間と対応する表示セグメントを当該異常範囲αiに個別の表示態様で識別して表示するようにしてもよい。これにより、監視員が現場で、異常区間だけではなく劣化程度について容易に確認することが可能となる。
また、本実施の形態において、駆動制御部15が、自動制御の際には操作量算出部13で算出した操作量MVに応じた駆動信号DSを生成して出力することにより操作端30を駆動し、劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、操作端30の動作位置を開始位置PSから停止位置PEまで一定速度で変化させるための駆動信号DSを生成して出力することにより、操作端30を駆動するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる調節計10について説明する。図8は、第2の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、操作端30の動作位置に劣化がある場合には、実測フィードバック値Fdに代えて推定フィードバック値Feを、操作量MV(駆動信号DS)の調整に用いる場合について説明する。
図8に示すように、本実施の形態において、調節計10には、フィードバック値選択部24が設けられている。
フィードバック値選択部24は、実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feとの偏差D=Fd−Feが、予め設定されている許容範囲εaの範囲内である場合には実測フィードバック値Fdを操作量MV(駆動信号DS)の調整に用いる調整フィードバック値Faとして選択して駆動制御部15に出力する機能と、偏差Dが許容範囲εaの範囲外である場合には推定フィードバック値Feを調整フィードバック値Faとして選択して駆動制御部15に出力する機能とを有している。
本実施の形態にかかる上記以外の構成および動作については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる調節計10の動作について説明する。図9は、フィードバック値選択動作を示すフローチャートである。
フィードバック値選択部24は、新たな実測フィードバック値Fdおよび推定フィードバック値Feが算出されるごとに、図9のフィードバック値選択動作を実行する。
まず、フィードバック値選択部24は、新たな実測フィードバック値Fdおよび推定フィードバック値Feを取得する(ステップ200)。
次に、フィードバック値選択部24は、両者の偏差D=Fd−Feを算出し(ステップ201)、予め設定されている許容範囲εaと比較する(ステップ202)。
ここで、偏差Dが許容範囲εa内に含まれる場合(ステップ202:YES)、実測フィードバック値Fdを調整フィードバック値Faとして選択し、駆動制御部15へ出力し(ステップ203)、一連のフィードバック値選択動作を終了する。
一方、偏差Dが許容範囲εa内に含まれない場合(ステップ202:NO)、推定フィードバック値Feを調整フィードバック値Faとして選択し、駆動制御部15へ出力する(ステップ204)。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、フィードバック値選択部24が、実測フィードバック値Fdと推定フィードバック値Feとの偏差Dが、予め設定されている許容範囲εaの範囲内である場合には実測フィードバック値Fdを調整フィードバック値Faとして選択して駆動制御部15に出力し、偏差Dが許容範囲εaの範囲外である場合には推定フィードバック値Feを調整フィードバック値Faとして選択して駆動制御部15に出力するようにしたものである。
これにより、操作端30の劣化の影響で実測フィードバック値Fdが異常な値を示した場合には、正常な実測フィードバック値Fd’から推定された推定フィードバック値Feが、駆動制御部15における操作量MV(駆動信号DS)の調整に用いられることになる。したがって、操作端30の任意の動作位置に劣化が存在していても、安定した操作量MVの調整を実現することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図10を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる調節計10について説明する。図10は、第3の実施の形態にかかる調節計の構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、劣化位置の検出時に、自動制御の際に用いる操作量MVを変更することにより、操作端30の動作位置を開始位置PSから停止位置PEまで変位させる場合について説明する。
本実施の形態は、図10に示すように、操作量切替部25をさらに備えている。
操作量切替部25は、自動制御の際には操作量算出部13で算出した操作量MVを出力する機能と、操作入力部14で検出された劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、開始位置PSに対応する開始位置操作量から停止位置PEに対応する停止位置操作量まで一定速度で変化する操作量MVSに切り替えて出力する機能とを有している。
駆動制御部15は、操作量切替部25から出力された操作量MV/MVSに応じた駆動信号DSを生成して出力することにより操作端30を駆動する機能とを有している。
本実施の形態にかかる上記以外の構成および動作については、第1または第2の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、操作量切替部25が、自動制御の際には操作量算出部13で算出した操作量MVを出力するとともに、操作入力部14で検出された劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、開始位置PSに対応する開始位置操作量から停止位置PEに対応する停止位置操作量まで一定速度で変化する操作量MVSに切り替えて出力し、駆動制御部15が、操作量切替部25から出力された操作量MV/MVSに応じた駆動信号DSを生成して出力することにより操作端30を駆動するようにしたものである。
これにより、既存の調節計における操作量算出部13および駆動制御部15の構成を変更することなく、操作端30の劣化位置の検出時に、操作端30の動作位置を予め指定された開始位置PSから停止位置PEまで一定速度で変位させることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…調節計、10P…正面パネル、11…設定値取得部、12…制御量取得部、13…操作量算出部、14…操作入力部、15…駆動制御部、16…駆動部、17…動作位置取得部、18…実測フィードバック値算出部、19…推定フィードバック値算出部、20…表示制御部、21…セグメント表示部、21A…メイン表示部、21B…サブ表示部、21C…バー表示部、22…記憶部、23…通信I/F部、24…フィードバック値選択部、25…操作量切替部、30…操作端、M…可動体、ENC…エンコーダ、SP…設定値、PV…制御量、MV,MVS…操作量、DS…駆動信号、P…検出信号、MP…動作位置、Fd,Fd’ …実測フィードバック値、Fe…推定フィードバック値、Fa…調整フィードバック値、ΔF…単位変化量、Ts…サンプリング時間、Ta…検出所要時間、PS…開始位置、PE…停止位置。

Claims (5)

  1. 予め設定された設定値と制御対象から検出した制御量とから算出し、得られた操作量に基づいて操作端を駆動することにより、前記操作端の動作位置を自動制御する調節計であって、
    前記操作端のエンコーダから出力された検出信号に基づいて、一定時間ごとに前記操作量に応じた前記操作端の動作位置を示す実測フィードバック値を算出する実測フィードバック値算出部と、
    前記実測フィードバック値より前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値に基づいて、前記実測フィードバック値と対応する推定フィードバック値を算出する推定フィードバック値算出部と、
    劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、前記動作位置が予め指定された開始位置から停止位置まで一定速度で変位するよう、前記操作端を駆動制御する駆動制御部と、
    個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されるセグメント表示部と、
    前記開始位置から前記停止位置までの駆動の間に得られた前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値のうち、前記実測フィードバック値が異常である異常区間を検出し、前記セグメント表示部のうち前記異常区間と対応する表示セグメントを、前記異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示する表示制御部と
    を備え
    前記表示制御部は、前記異常区間を判定する際、前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値との偏差を、予め設定されている許容範囲の範囲外に段階的に設定されている複数の異常範囲と比較し、前記偏差が前記異常範囲のいずれかに含まれる場合には、前記異常区間と対応する表示セグメントを当該異常範囲に個別の表示態様で識別して表示することを特徴とする調節計。
  2. 請求項1に記載の調節計において、
    前記セグメント表示部は、線状に並べて配置された複数の表示セグメントで構成され、これら表示セグメントは、当該表示セグメントの配置位置に応じて、前記操作端の全動作区間を分割して設けられた複数の部分動作区間のいずれかに対応付けられていることを特徴とする調節計。
  3. 請求項1に記載の調節計において、
    前記セグメント表示部は、複数の表示セグメントを任意に点消灯することにより任意の数字、文字、または記号などのシンボルを表示する複数のセグメント表示器で構成され、各セグメント表示器により、前記表示制御部から出力された前記異常区間を示すシンボルを前記表示態様で表示することを特徴とする調節計。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の調節計において、
    前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値との偏差が、予め設定されている許容範囲の範囲内である場合には、前記実測フィードバック値を前記操作量の調整に用いる調整フィードバック値として選択し、前記偏差が前記許容範囲の範囲外である場合には前記推定フィードバック値を前記調整フィードバック値として選択するフィードバック値選択部をさらに備えることを特徴とする調節計。
  5. 予め設定された設定値と制御対象から検出した制御量とから算出し、得られた操作量に基づいて操作端を駆動することにより、前記操作端の動作位置を自動制御する調節計であって、
    実測フィードバック値算出部が、前記操作端のエンコーダから出力された検出信号に基づいて、一定時間ごとに前記操作量に応じた前記操作端の動作位置を示す実測フィードバック値を算出するフィードバック値算出ステップと、
    推定フィードバック値算出部が、前記実測フィードバック値より前に算出した劣化の影響を含まない実測フィードバック値に基づいて、前記実測フィードバック値と対応する推定フィードバック値を算出する推定フィードバック値算出ステップと、
    駆動制御部が、劣化位置の検出を指示する指示操作に応じて、前記動作位置が予め指定された開始位置から停止位置まで一定速度で変位するよう、前記操作端を駆動制御する駆動制御ステップと、
    表示制御部が、前記開始位置から前記停止位置までの駆動の間に得られた前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値のうち、前記実測フィードバック値が異常である異常区間を検出し、個別に点灯制御可能な複数の表示セグメントで構成されるセグメント表示部のうち、前記異常区間と対応する表示セグメントを、前記異常区間以外の区間に対応する表示セグメントとは異なる表示態様で、識別して表示し、前記異常区間を判定する際、前記実測フィードバック値と前記推定フィードバック値との偏差を、予め設定されている許容範囲の範囲外に段階的に設定されている複数の異常範囲と比較し、前記偏差が前記異常範囲のいずれかに含まれる場合には、前記異常区間と対応する表示セグメントを当該異常範囲に個別の表示態様で識別して表示する表示制御ステップと
    を備えることを特徴とする劣化位置検出方法。
JP2017162396A 2017-08-25 2017-08-25 調節計および劣化位置検出方法 Active JP6943683B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017162396A JP6943683B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 調節計および劣化位置検出方法
KR1020180097927A KR102278920B1 (ko) 2017-08-25 2018-08-22 조절계 및 열화 위치 검출 방법
CN201810965935.1A CN109426242B (zh) 2017-08-25 2018-08-23 调节仪及劣化位置检测方法
TW107129531A TWI689800B (zh) 2017-08-25 2018-08-24 調節儀及劣化位置檢測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017162396A JP6943683B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 調節計および劣化位置検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019040438A JP2019040438A (ja) 2019-03-14
JP6943683B2 true JP6943683B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=65514571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017162396A Active JP6943683B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 調節計および劣化位置検出方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6943683B2 (ja)
KR (1) KR102278920B1 (ja)
CN (1) CN109426242B (ja)
TW (1) TWI689800B (ja)

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06231380A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Toshiba Corp プロセス表示装置
FR2784123B1 (fr) * 1998-10-06 2000-12-15 Comeureg Sa Dispositif de reperage de point sur un tissu
JP3451554B1 (ja) * 2002-06-12 2003-09-29 オムロン株式会社 異常検出方法、異常検出装置および温度調節器
TWI284791B (en) * 2004-04-23 2007-08-01 Yamatake Corp Control method and apparatus
JP2007122575A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Yaskawa Electric Corp モータ制御装置
JP2008097363A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Okuma Corp 異常診断方法及びその装置
JP2009234747A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Hitachi Building Systems Co Ltd エスカレータの音響診断装置
US8905371B2 (en) * 2011-06-30 2014-12-09 General Equipment And Manufacturing Company, Inc. Valve signature diagnosis and leak test device
JP2013050344A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Nsk Ltd 歯車伝達装置用トルク測定装置と駆動系制御装置と転がり軸受の予圧測定方法
JP6069509B2 (ja) * 2012-09-28 2017-02-01 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 定量的レチクル歪み測定システム
JP2014167706A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Azbil Corp 監視装置および制御システム
AR095272A1 (es) * 2013-03-14 2015-09-30 Fisher Controls Int Llc Pronóstico de válvula en función de análisis de laboratorio
CN105531520B (zh) * 2013-03-15 2018-08-17 施耐德电气建筑有限公司 具有集成能量计量的先进阀门致动器
JP2016038651A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 アズビル株式会社 温度調節計
JP6390475B2 (ja) * 2015-03-13 2018-09-19 オムロン株式会社 制御装置
JP2016182694A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP6581833B2 (ja) * 2015-07-30 2019-09-25 アズビル株式会社 アクチュエータ不具合検知装置、制御装置および方法
JP2017091123A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 アズビル株式会社 調節計
JP6443311B2 (ja) * 2015-11-30 2018-12-26 オムロン株式会社 制御装置、制御プログラムおよび記録媒体
WO2017145236A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 東芝三菱電機産業システム株式会社 プラントの制御装置
CN106908121B (zh) * 2017-01-17 2019-05-21 北京远东仪表有限公司 一种流量装置中水流量稳定性检测方法及检测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019040438A (ja) 2019-03-14
TWI689800B (zh) 2020-04-01
KR102278920B1 (ko) 2021-07-19
TW201913257A (zh) 2019-04-01
KR20190022368A (ko) 2019-03-06
CN109426242B (zh) 2021-07-27
CN109426242A (zh) 2019-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107107348B (zh) 机器人保养支持装置及方法
EP2435886B1 (en) Method for controlling a digital hydraulic controller
JP6522871B2 (ja) オペレータインタフェース装置、方法及び有形の製造品
DE502007004459D1 (de) Steuerung für eine Blasformmaschine mit mehreren Funktionseinheiten
US20240028007A1 (en) Production system, and method of producing article
JP6585607B2 (ja) システム、装置及び方法
JP6943683B2 (ja) 調節計および劣化位置検出方法
US10185330B2 (en) Methods and systems for adjusting travel sensor alignment on process control valves
JP2006309279A (ja) 設備状態監視制御システム
KR102397267B1 (ko) 로봇 보수 지원 장치 및 방법
JP4936113B2 (ja) 波形表示装置
JP2019040435A (ja) 調節計および劣化位置検出方法
KR102030801B1 (ko) 백라이트 수명 관리 lcd 장치
JP6763669B2 (ja) 表示装置および表示装置の故障検出方法および表示装置を備えたオンライン装置
JP2019040437A (ja) 調節計および劣化位置検出方法
TWI761816B (zh) 具備壓電元件的劣化偵測電路的驅動裝置及劣化偵測方法
JP2016045259A (ja) 投射型映像表示装置
JP2006190165A (ja) 異常状態記憶制御装置および異常状態記憶制御方法
JP2018151746A (ja) 断路端子切替システム
JP7309548B2 (ja) 異常予兆検知装置、方法及びプログラム
JP2007192492A (ja) 空気調和機の自己診断表示装置
JP2006200859A (ja) 空気調和機の制御装置
KR20050106289A (ko) 산업용 로봇의 서보모터 고장예측 시스템 및 방법
JP2006084088A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2006038059A (ja) バルブ用ポジショナ,バルブ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6943683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150