JP3450342B2 - 止め具 - Google Patents
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Description
部に組付けられる部品類をボディや機器本体のパネル部
分に止め付けたり、或いはこのパネル部分に他のパネル
を接面状に止め付けるような場合に使用される合成樹脂
を素材に成形される止め具に関する。 【0002】 【従来の技術】知られるように自動車や家電製品には部
品を止め付ける合成樹脂製の止め具が多数使用されてい
る。一般に止め具は止め付ける部品に従って様々な形態
をなしているが、ボディや機器本体に対して部品類を止
め付ける止め具は基本的にはパネルに穿つ取付けの透孔
より大径な頭部と、この頭部から垂設され透孔に係入さ
れる係止脚を有したものとなっている。そして通常、頭
部は単に鍔形をなすものもあれば、部品類を止め付ける
特別な係止手段を有したものもあるが、共通しては係止
脚を挿入したとき突き抜けないため透孔より大径に形成
されているのが普通である。 【0003】これに対し係止脚は透孔に押し込み透孔の
縁に係止させるに過ぎないものであるが、その形態は様
々である。特にこの形態は使用目的に応じて基本的に異
なる。例えば永久的固着を目的としたものは抜き取り不
能なものとして例えば錨形の係止片を有したものとな
り、また部品の交換等を行うことを前提に使用される止
め具は一旦透孔に係入した係止脚を引き抜き可能にする
ため例えば係止脚の胴部を縮径可能に膨出させ、透孔に
対してはこの膨出部を圧接させてその摩擦力で係止させ
るものとなっている。 【0004】この様に、合成樹脂製の止め具は目的に応
じて異なる形態をなすが、いずれの場合も素材の弾性や
剛性、更には成形性等の特性を活かして製造されてい
る。本発明はこれら各種提供されている止め具の中にあ
って前記後者の、特に胴部の弾性を利用して取付けの透
孔に無理に押し込み、押し込んだのち反発力で透孔の縁
に噛み付かせ摩擦力等を加味して抜け出ないようにした
止め具、更にここでは挿入後必要ある場合に引き抜くこ
とを可能にした止め具の係止脚の改善を目的に開発され
たものである。 【0005】 【発明が解決しようとする問題点】即ち、係止脚の胴部
の弾性を利用して係止させる構造の止め具は、素材の弾
性に加えてパネルの透孔への挿入を容易にするため係止
脚の内部を中空に形成しているものが多い。この中空に
した係止脚は挿入時に中空部を利用して縮径させ、挿入
時は縮径した胴部の復元によって透孔の縁に係止させる
ものであり、挿入性がよいことと、挿入後の復元力によ
って所要の係止力が得られることから多くの実用例があ
る。 【0006】しかし、この中空構造の係止脚は胴部の縮
径、拡張作用に優れる反面、剛性に欠ける難点がある。
即ち、中空に作られた係止脚はパネルの透孔に対してそ
の中心に沿って真直に挿入される場合は全く問題がない
が、挿入時に脚端が透孔の縁に触れて挿入されたり、或
いは透孔の中心線を外れて斜めに挿入されたりすると、
座屈状に折れ曲がり、或いは潰れて透孔への進入が果た
されず係止機能を全く失ってしまうことがある。 【0007】ことにこの問題は部品類を複数個の止め具
を用いてパネルに止着する場合に起きる。例えば自動車
の内張材としてのトリムボードをドアに対して止着する
場合がその一例である。即ち、トリムボードの裏面側に
複数個の止め具、つまりトリムクリップを所要の間隔で
植設し、ドアに予め穿っておく取付け透孔にそれぞれの
クリップを臨ませてこれらを挿入する際、トリムクリッ
プの取付位置の誤差若しくは取付け透孔の開設位置の誤
差によって位置ずれを生じたとき、透孔に係止されない
クリップが出て不完全なトリムボードの取付が行われる
ことがある。 【0008】このトリムクリップの場合に代表されるよ
うにトリムボードの裏側にあって透孔への係入状態の確
認が困難であるような場合、不完全な止着状態を事前に
修正することが出来ず、そのまま製品の組立が完了して
しまうことが多々ある。 【0009】本発明は、この様な事情に鑑み透孔に対し
て係止脚の進入位置に多少の誤差を生じても、係止脚の
脚端、つまり先端が透孔の内部に臨んでいれば座屈状に
折れ曲がったり、或いは潰れたりすることなく押込みを
受けて正規に侵入し透孔に係止できるようにした止め具
を提供せんとするものである。 【0010】 【問題点を解決するための手段】即ち、本発明は、頭部
とこの頭部の下面から垂設される係止脚を有してなる合
成樹脂を素材に成形される止め具において、前記の係止
脚を前記頭部の下面から真直に垂下しパネルに穿つ透孔
の直径を超えない軸径を有した軸芯部と、この軸芯部に
沿って所要の間隔をおいて並設され、その上端部を軸芯
部の基部若しくは前記頭部の下面に、また下端部を軸芯
部の脚端に各接合して一体とする弾性係止片とから構成
し、その一方、該弾性係止脚の長さの途中の外側面に前
記パネルの透孔の直径を超える大きさの膨出部を設けて
該膨出部を透孔の縁に掛け止め係止するようにした止め
具を提供することにある。 【0011】更に本発明を詳述すれば、本発明の特徴と
するところは、頭部と、該頭部の下面から垂設する係止
脚とを有し、該係止脚をパネルの透孔に押し入れること
によってパネルに止着するようにした合成樹脂製の止め
具にあって、前記係止脚は前記頭部の下面中央部から真
直に垂設し、その中心部から外に向けて放射状に突き出
す4つの突片を長さ方向に沿って設け、且つこれら4つ
の突片の各先端相互を結ぶ実質的な外径を前記パネルの
透孔の直径より小さくする軸芯部と、該軸芯部の前記4
つの突片の間に配置し、且つ該突片とそれぞれ所要の間
隔をおくと共にそれぞれの上端部を前記軸芯部の基部若
しくは前記頭部の下面に、またそれぞれの下端部を前記
軸芯部の脚端に各接合して前記軸芯部と一体にする4つ
の弾性係止片とから構成し、且つ前記4つの弾性係止片
は長さの途中の外側面にそれぞれ膨出部を形成し、該各
膨出部を繋ぐ実質的直径を前記パネルの透孔の直径を超
える大きさにして該透孔を通過する際の縮径時には各弾
性係止片を前記突片との間隔を利用して突片間に後退さ
せ前記中心部方向に撓めて縮径し、また係止時には弾性
復元力により前記突片間から迫り出させて前記膨出部を
前記パネルの透孔の縁に掛け止め係止するようにしてな
る止め具にある。 【0012】本発明止め具は、軸芯部によって係止脚に
所要の剛性を保持せしめ、取付の透孔に対する挿入性を
図ると共に、この軸芯部に沿って一体に設ける弾性係止
片によって透孔に対する係止力を確保し、止め付け状態
を外れて係止脚先端が臨み、そのまま押圧されたとき上
記軸芯部の誘導によって透孔への侵入を可能とし、折れ
曲がり或いは押し潰しによる係入不能状態を回避するも
のであり、その一方、透孔への係入後は前記弾性係止片
の透孔の縁に対する圧接作用によって係止状態を確保す
るようにしたことに特徴がある。即ち、本発明止め具は
従来の係止脚が単体によって構成され、この係止脚に押
入時の剛直性と透孔に対する係止状態を確保する弾性と
の相反する2つの機能を同居させるのに対して、係止脚
を軸芯部と弾性係止片とに分けて2つの機能を個別にし
たことにある。 【0013】そして更に本発明は上記弾性係止片につ
き、これを軸芯部に対して長さの途中において所要の間
隔を設け、その空隙を利用して縮径方向への撓みを可能
にする一方、基端と先端を軸芯部に対して一体に接合し
て透孔に対する挿入性を図ると共に所要の引き抜き力を
作用させたとき再び縮径して透孔から係止脚を破損する
ことなく引き抜けるようにした止め具を提供することに
ある。 【0014】尚、上記軸芯部は一つの形状に特定されな
いが、挿入する透孔に対し軸径が透孔の直径を超えない
ことが条件となる。この軸芯部は前述したように所要の
剛性が求められると共に、挿入時透孔に対して真直に誘
導すること、及びその周面に弾性係止片を効果的に配設
する上から具体的には断面十字状の柱状であることが適
当である。この断面形状は成形上の観点からみて、つま
り成形金型の組合わせの上からみても有利である。 【0015】他方、弾性係止片は軸芯部の長さ方向に沿
って並設されると同時に長さの途中を外方に膨出させて
その実質的外径を前記パネルの透孔の直径を超える大き
さに形成される。この弾性係止片は軸芯部を囲んで複数
個設けられるもので、軸芯部が前述の断面十字形をなす
場合にその外方に張り出す突片の間に位置するように配
置して軸芯部を囲むと共に、常にはその長さの途中を軸
芯部から離して空隙を設けることになる。この状態にお
いて該弾性係止片は複数が集合することによって実質的
外径を前記透孔の直径より大きくなるように形成するこ
とになる。次に、この発明を図示する実施例につき説明
し、その特徴とするところを明らかにする。 【0016】 【実施例】図示する実施例は、本発明を自動車の内張材
たるトリムボードの止め付け用クリップにつき実施した
一例を示したものである。図1は本発明の止め具たるト
リムクリップを用いて自動車のドア内壁パネル部Aにト
リムボードBを止着した使用状態を示す正面図で、図2
は一部断面としたクリップの正面図、図3は一部断面と
した側面図、図4は底面図、図5は図2のAーA線に沿
った横断平面図である。 【0017】本発明の止め具、即ちトリムクリップはポ
リアセタール等適度の弾性と剛性を有した熱可塑性の合
成樹脂を材料に成形されるもので、頭部1と係止脚2を
以て構成される。頭部1はここではトリムボードAに止
着するための2段の鍔1a,1bからなっており、大径
な円形の鍔1aを主体にしてその上面中央部から頸部1
cを立設し、これの上端に小径な円形の鍔1bを接合し
て間隔をおいて2段に構成してある。 【0018】一方、係止脚2はパネル部Aに開設される
取付用の円形の透孔aに係入して前記頭部1をパネル面
に止め付けるもので、頭部1の下面中央部から垂設され
る軸芯部2aとこの軸芯部に並設される弾性係止片2b
とから構成される。この実施例における頭部1は係止脚
2を透孔aに係入したとき、この透孔aを完全に覆い隠
し、併せて係止脚の係合を補助するための傘形の弾性シ
ール部3を大径な鍔1aの下面に一体に有し、この弾性
シール部3を介して軸芯部2aと弾性係止片2bを延設
している。 【0019】軸芯部2aはここでは図5に示したように
断面十字形をなす柱状に形成してあり、上記傘形のシー
ル部3の中心部から垂直に派生するようにしてある。そ
して、この軸芯部2aは外方に放射状に突き出す4つの
突片4の各先端を結ぶ一つの仮想円、つまり軸芯部の実
質的な外径が前記パネル部Aに穿つ透孔aの直径を超え
ない大きさに形成してあり、挿入に当たって直接軸径が
挿入の抵抗にならないようにしてある。 【0020】弾性係止片2bは上記軸芯部2aが十字形
断面形に形成されることに対応させて突片4間に各1つ
宛の弾性係止片が配置されるようにしてある。この各弾
性係止片は上端部をここではシール部3の下面に接合さ
せ、下端部を軸芯部2aの先端部、つまり脚端に接合さ
せて長さの途中において軸芯部2aから離すようにして
並設させてある。 【0021】更に詳述すると、この実施例では図示する
ように前後方向の2つの突片の両側にシール部3の下面
から軸芯部2aの脚端に抜ける縦の切り割り5を設けて
突片と弾性係止片とを劃し、その一方左右に突き出す突
片の両側には長さの途中を縦に切り割り、下端部におい
て弾性係止片の下端部が接合することで閉じられるスリ
ット6により突片と弾性係止片が劃されるようにしてあ
り、これら切割り5とスリット6によって弾性係止片と
突片との間に空隙が設けられるようにしてある。尚、こ
こで切割り5とスリット6の違いは成形上の理由による
もので、上記空隙の形成が主たる目的であり、形状は任
意選択されるものである。 【0022】ところで、各弾性係止片2bは外側面をそ
れぞれ横断面円弧状に形成して4つの係止片の外周を繋
ぐことによって一つの円が描けるようにしてある。そし
て、各弾性係止片は外側面の長さの途中に上下両側から
徐々に隆起させて膨出部7を設け、この膨出部の頂点を
繋ぐ最大径部が前記パネル部Aの透孔aの直径を超える
大きさにしてある。 【0023】尚、弾性係止片2bの集合に係る最大径部
は図5に示すように透孔aの直径より小さい軸芯部2a
の実質外径より大きなものとなるが、この実施例ではこ
の径の差の分、つまり膨出部7の突き出し幅が切割り
5、スリット6として形成される空隙に吸収され、この
空隙を利用して弾性係止片全体が縮径するようになって
いる。 【0024】上記構成に係るクリップは前述したように
合成樹脂を材料に一体に成形されるが、このクリップは
トリムボードに先付けしてその後係止脚をパネルの透孔
に挿入することで止着することになる。これを更に詳述
すると、クリップはトリムボードの背面に形成する鍵穴
形の係止穴bを有する取付部Cに頭部1側から臨ませ、
先ず係止穴bの大径部に小径な鍔1bを突き入れ、次に
その状態で横移動させて頭部全体を取付穴の小径部に移
すことで取付部Cに対する取付が完了される。 【0025】図1はこの取付け状態を示しており、同様
の方法によりトリムボードBの背面に所要の間隔で多数
設けられる取付部Cにそれぞれクリップを止着し、係止
脚2を立設させる。そうしたのち、各取付部Cに対応さ
せてドアのパネル部Aに各形成する透孔aにそれぞれの
係止脚2の先端を臨ませ、ボードの表面側から頭部1を
叩打して係入させる。このとき係止脚2は真直な軸芯部
2aを案内に透孔aに突入し、伴わせて弾性係止片は透
孔の縁で膨出部7の通過の際縮径し、これの通過後復元
して係止状態を維持することになる。尚、この係止脚2
の係入に当たって透孔への挿入性をよくするため脚端は
倒円錐形、もしくは倒円錐台形状に形成するとよい。 【0026】以上、本発明止め具をトリムクリップにつ
いて具体化した実施例を基に詳述したが、本発明止め具
は係止脚の中心部に真直な軸芯部があってこれが挿入時
に透孔の中心に誘導するため多少の位置ずれがあっても
挿入を可能にする一方、弾性係止片は膨出部を設けるに
かかわらず、挿入時には剛直な軸芯部によって透孔に引
き込まれることから押込みの途中で屈曲したり潰れたり
することなく係入が可能であり、上記膨出部を透孔内に
導き入れ、その縁に確実に掛け止めることができる。 【0027】尚、実施例では頭部1について大小2つの
鍔からなるものとしたが、単なる一つの鍔からなるもの
にしても、また鍔形の頭部の上面にフック等の係止手段
を備えるようにしてもよく止め具の用途に従って任意設
計することが可能である。また、係止脚の断面形状は周
囲に配置される弾性係止片を均一的に分散配置するこ
と、軸芯部の強度を確保すること、そして弾性係止片の
縮径時の後退空間を確保するため選択されたものであ
る。なおまた、実施例では頭部下面にシール部3を設け
る場合について説明したが、これを省略することは自由
である。勿論その場合には弾性係止片の上端は頭部の下
面に直接接合するか、軸芯部の基端に直接接合し離れな
いようにすることは言うまでもない。 【0028】 【発明の効果】以上説明の通り、本発明は止め具の係止
脚を軸芯部と弾性係止片から構成し、軸芯部には剛性
を、弾性係止片には弾性を付与して係止脚の機能を2分
したことから挿入性に優れると同時に係止力に優れる利
点がある。また挿入時に透孔に対して多少の位置ずれが
あっても軸芯部の誘導性が作用するため座屈したり、或
いは潰れるようなことがなく安定した係止状態が得ら
れ、また不確実な係止状態を回避できる利点がある。
動車のドアのパネル部にトリムボードを止着する場合に
つき示した使用状態を説明する正面図。 【図2】止め具の一部欠截した正面図。 【図3】止め具の左半を中央部で断面とした右側面図。 【図4】止め具の底面図。 【図5】図2のAーA線に沿って断面とした平面図。 【符号の説明】 1 頭部 2 係止脚 2a 軸芯部 2b 弾性係止片 4 軸芯部の突片 7 膨出部 A パネル a 透孔
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 頭部と、該頭部の下面から垂設する係止
脚とを有し、該係止脚をパネルの透孔に押し入れること
によってパネルに止着するようにした合成樹脂製の止め
具にあって、前記係止脚は前記頭部の下面中央部から真
直に垂設し、その中心部から外に向けて放射状に突き出
す4つの突片を長さ方向に沿って設け、且つこれら4つ
の突片の各先端相互を結ぶ実質的な外径を前記パネルの
透孔の直径より小さくする軸芯部と、該軸芯部の前記4
つの突片の間に配置し、且つ該突片とそれぞれ所要の間
隔をおくと共にそれぞれの上端部を前記軸芯部の基部若
しくは前記頭部の下面に、またそれぞれの下端部を前記
軸芯部の脚端に各接合して前記軸芯部と一体にする4つ
の弾性係止片とから構成し、且つ前記4つの弾性係止片
は長さの途中の外側面にそれぞれ膨出部を形成し、該各
膨出部を繋ぐ実質的直径を前記パネルの透孔の直径を超
える大きさにして該透孔を通過する際の縮径時には各弾
性係止片を前記突片との間隔を利用して突片間に後退さ
せ前記中心部方向に撓めて縮径し、また係止時には弾性
復元力により前記突片間から迫り出させて前記膨出部を
前記パネルの透孔の縁に掛け止め係止するようにしてな
る止め具。
Priority Applications (3)
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| JP36092991A JP3450342B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 止め具 |
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Related Child Applications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (3)
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