JP3447425B2 - 義歯床用軟質裏装材組成物 - Google Patents

義歯床用軟質裏装材組成物

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JP3447425B2 JP11413695A JP11413695A JP3447425B2 JP 3447425 B2 JP3447425 B2 JP 3447425B2 JP 11413695 A JP11413695 A JP 11413695A JP 11413695 A JP11413695 A JP 11413695A JP 3447425 B2 JP3447425 B2 JP 3447425B2
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    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、レジン床、金属床の粘
膜面の裏装材に関するものであり、特に義歯患者の疼痛
の緩和及び、義歯の吸着の向上を目的として使用される
義歯床用軟質裏装材組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】長期間義歯を装着している患者では、骨
の吸着や粘膜が菲薄になる場合がある。この様な場合、
義歯は、レジン及び金属の様な硬質の材料で出来ている
ため、咬合時に於ける義歯の沈下により骨の最も高い所
の周辺に当たりが出て来て疼痛の原因となる。また重い
ペリオ患者では歯槽骨隆起が存在したり、歯槽骨が吸収
されて顎堤が低くなっている。この様な場合、咬合時に
歯槽骨隆起の部分に過度の負担圧が掛かり疼痛となる。
この様な粘膜、骨の問題が原因とされる難症例では、イ
ンプラントによる義歯の固定以外では軟質裏装材を継続
して使用せざるを得ないのが現状である。 【0003】この様な軟質裏装材として現在、アクリル
系軟質裏装材、フッ素樹脂系軟質裏装材、ポリオレフィ
ン系軟質裏装材、シリコーン系軟質裏装材が使用されて
いる。しかし、アクリル系軟質裏装材は、義歯に対する
接着は良好であるが、可塑材等の溶出が顕著であり、数
週間で急速に弾性が失われ軟質裏装材としての効果が無
くなり長期に渉って使用することが出来なかった。また
フッ素樹脂系軟質裏装材は、吸水性、溶出は小さいが、
疼痛の緩和効果が少なく、また、繁雑な技工作業が伴う
ので使用上問題である。ポリオレフィン系軟質裏装材
は、弾性に優れているものの、2種類の接着材を用い加
熱重合するという極めて繁雑技巧作業を伴い使用上問題
である。シリコーン系軟質裏装材は、直接口腔内で裏装
出来るので操作性は良好であり、従来のシリコーン系軟
質裏装材としては既に特開平7-41411号公報にポリオル
ガノシルセスキオキサンフィラーを配合したことを特徴
とする、耐着色性、切削性に優れた組成物が開示されて
いる。しかしこれ等従来のシリコーン系軟質裏装材は長
期間の裏装により脆弱化すると共に粘弾性が低下し疼痛
の緩和効果が小さくなったり、また義歯との接着力も小
さく、装着途中で義歯より裏装材が剥離する問題が起き
ていた。更には、切削、研磨性に劣り、硬化後の形態修
正が困難であり、義歯が不適合となり易かった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この様に現在使用され
ている軟質裏装材は、長期間の使用により、脆弱化する
と共に粘弾性が失われ、初期の疼痛の緩和効果が無くな
って了う傾向にある。このため、生体に前述した様な変
化が生じ、疼痛等の症状が現れた患者にとって満足の行
くものではなかった。また、前述の様に現在の軟質裏装
材は、加熱重合操作等、煩雑な技工操作を伴うものが多
く、作製に多大な時間を要していた。更に、切削性や研
磨性も悪く、硬化後の形態修正が困難であり、義歯が不
適合となり易かった。更に、この様な問題点が解消され
たとしても、高価な材料となっては実用に適さず、比較
的安価であることも必要な条件である。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明はこの様な従来の
軟質裏装材が有していた課題を解決した義歯床用軟質裏
装材組成物に関するものである。本発明の義歯床用軟質
裏装材組成物は、 A)平均組成式 【0006】 【化3】 【0007】 (式中、R1はアルケニル基であり、R2は置換または非置換の1価の炭化水素基 であり、aは0<a<3の数、bは0<b<3の数であり、0<a+b<4である。) で表され、25℃に於ける粘度が1000〜20000cpsであるオルガノポリシロキサン 100重量部 B)平均組成式 【0008】 【化4】 【0009】 (式中、R3は炭素原子数1〜10の置換または非置換の1価の炭化水素基であり、 cは0<c≦2の数、dは0<d≦3の数であり、0<c+d<4である。) で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜30重量部 C)シリコーン可溶性白金化合物 10〜500ppm (AとBの合計量に対して) D)BET比表面積が100〜500m2/gであり表面が疎水化処理された微粉末シリカ 5〜50重量部 E)平均粒径が0.5〜10μmの熔融石英 10〜200重量部 とから成ることを特徴とするものである。 【0010】即ち、口腔内での長期使用に於いても粘弾
性の変化が小さく、切削性、研磨性に優れ、しかも加熱
重合操作等の複雑な技工操作を要しない義歯床用軟質裏
装材に就いて鋭意研究した結果、A)記載のオルガノポ
リシロキサンにB)及びC)記載の通常の付加硬化型シ
リコーンに使用されている架橋剤であるオルガノハイド
ロジェンポリシロキサン、及び触媒であるシリコーン可
溶性白金化合物を加え、D)記載の表面疎水化処理され
た微粉末シリカを使用することにより軟質裏装材と義歯
との密着性を向上させ、更にE)記載の熔融石英粉を併
用することで適度な硬度,粘弾性を有し、切削、研磨性
も良好な義歯床用軟質裏装材組成物が得られることを見
い出し、本発明を完成した。 【0011】本発明のA)成分のオルガノポリシロキサ
ンとしては、下記の平均組成式(1)で示されるものを使
用することが出来る。 【0012】 【化5】 【0013】(式中、R1はアルケニル基であり、R2
置換または非置換の1価の炭化水素基であり、aは0<a
<3の数、bは0<b<3の数であり、0<a+b<4であり、
好適には0.0001≦a<0.5,0.8≦b<2.3,0.8<a+b
<2.4である。)上記式(1)に於いてR1としては、ビニ
ル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブ
テニル基、イソブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキ
セニル基などのアルケニル基が例示され、好ましくは炭
素数2〜10、特に2〜4の脂肪族不飽和炭化水素基であ
り、特にビニル基が好ましい。また、R2は好ましくは
炭素数1〜12のもの、より好ましくは炭素数1〜8のも
のであり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基などの様な
アルキル基、フェニル基、トリル基の様なアリール基、
ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル基、若し
くはこれ等の有機基の水素原子の一部若しくは全部をハ
ロゲン原子やシアノ基で置換したもの、例えばクロロメ
チル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基など
が例示されるが、特にメチル基、フェニル基、トリフル
オロプロピル基が好ましい。上記式(1)に於いて、ケイ
素原子に結合した各置換基は異なっていても同一であっ
ても良いが、1分子中に2個以上の脂肪族不飽和炭化水
素基を含んでいることが必要であり、特に分子鎖両末端
のケイ素原子上に有しているものが好ましい。なお、オ
ガノポリシロキサンの構造は一般的には直鎖状のジオ
ガノポリシロキサンであるが、部分的には分岐状や環
状の骨格を有していても良く、また、トリオルガノシロ
キシ単位及びSiO4/2単位を含有する三次元網状の樹脂状
物であっても良い。この様な(1)式のジオガノポリシ
ロキサンとして具体的には、下記の様なものが例示さ
れ、これ等は従来公知の方法で合成することが出来る。 【0014】 【化6】 【0015】 【化7】 【0016】 【化8】【0017】 【化9】 【0018】(式中、l,mは正の整数でl,l+mは
それぞれ下記の粘度範囲を満足するものである。) 【0019】このオルガノポリシロキサンの25℃に於け
る粘度は1000〜20000cpsであるが、1000cpsより小さい
と硬化体が脆くなり破損し易くなるため装着中及び義歯
の脱着時に破損等の不都合が起こるばかりでなく、義歯
との界面に於いて千切れ易くなり、結果として義歯より
剥がれて了うこととなる。また20000cpsより大きいと切
削性、研磨性が劣り、形態修正が出来なくなって了うば
かりでなく粘度が高くなり練和操作が困難となる。この
オルガノポリシロキサンは好ましくは直鎖状で分子鎖両
末端がビニルジオルガノシリル基で封鎖されたものであ
るが、この末端ビニル基は複数個であっても良いし、ビ
ニル基が分子鎖途中のケイ素原子上、例えばジオルガノ
シロキサン単位或いはモノオルガノシロキサン単位のケ
イ素原子上に結合していてもよい。 【0020】B)成分であるオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンは、A)成分のオルガノポリシロキサンの
架橋剤となる成分であり、下記の平均組成式(2)で示さ
れるものが好適に使用される。 【0021】 【化10】 【0022】(式中、R3は炭素原子数1〜10の置換また
は非置換の1価の炭化水素基であり、cは0<c≦2の数、
dは0<d≦3の数であり、0<c+d<4であり、好ましく
は、0.005≦c≦1,0.8≦d≦2.5,0.8<c+d≦3で
ある。) 【0023】前記式(2)に於いて、R3としては前記し
たR1及びR2として例示したものと同様のものを挙げる
ことが出来るが、好ましくは脂肪族不飽和結合を除く、
炭素数1〜8のもの、より好ましくは炭素数1〜4のも
のであり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基の様なアルキル基、フェニル基、トリル基
の様なアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等の
アラルキル基若しくはこれ等の有機基の水素原子の一部
若しくは全部をハロゲン原子やシアノ基で置換したも
の、例えばクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、
シアノエチル基などが例示される。この有機基は1種類
に限定されない。又、このオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは分子中に少なくとも2個、好ましくは3個
以上の、ケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiH
基)を有するものであり、このSiH基は分子鎖の末端或
いは分子鎖の途中の何れかに或いは両方に存在するもの
であってもよい。なお、上記オルガノハイドロジェンポ
リシロキサンの構造は一般的には直鎖状であるが、部分
的には分岐状や環状の骨格を有していても良く、また、
ヒドロジオルガノシロキシ単位及び/またはトリオルガ
ノシロキシ単位と、SiO4/2単位を含有する三次元網状構
造の樹脂状物であっても良い。この様なオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンとしては、通常25℃において0.
1〜1000cps、好ましくは0.5〜500cps程度の粘度を有す
るものであればよいが、具体的には、下記の様なものが
例示され、これ等は従来公知の方法で合成することが出
来る。 【0024】 【化11】 【0025】 【化12】 【0026】 【化13】 【0027】 【化14】 【0028】 【化15】 【0029】(式中、m,n,p及びqはそれぞれは整
数で、m≧0,n≧0,p≧2,q≧1であり、m+
n,n+p,n+qはそれぞれ上記0.1〜1000cps、好ま
しくは0.5〜500cps程度の粘度範囲を満足するものであ
る。) 【0030】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンは、A)成分100重量部に対し0.1重量部より少ないと
硬化体の硬度が低下するばかりではなく、硬化速度も緩
慢となり、30重量部より多いと硬化体が非常に脆いもの
となる。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンは、A)成分中のケイ素原子に結合した脂肪族不飽
和基に対して、B)成分中のケイ素原子に結合した水素
原子(SiH基)の量がモル比で0.5〜5、特に0.8〜3程
度となる様に配合することもできる。 【0031】C)成分であるシリコーン可溶性白金化合
物は公知の付加反応触媒である塩化白金酸、アルコール
変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体、な
どが挙げられる。特に好適には塩化白金酸のビニルシロ
キサン錯体が用いられる。これ等の添加量は、A)及び
B)の合計量に対して10〜500ppmの範囲である。10ppm
より少ないと硬化速度が遅く、診療に要する時間が長く
なり実際上不都合である。また500ppmより多い場合には
硬化速度が速過ぎ、口腔内に練和物挿入後の筋形成を充
分行うことが出来なくなるため、義歯が不適合となり問
題が生じる。この塩化白金酸などのシリコーン可溶性白
金化合物は、アルコール系、ケトン系、エーテル系、炭
化水素系の溶剤、シリコーンオイルなどに溶解して使用
することが好ましい。 【0032】D)成分として用いられる微粉末シリカ
は、BET比表面積が100〜500m2/gであり表面が疎水化
処理されている。この疎水性シリカは本質的にはメチル
トリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチ
ルクロロシランや、これ等に相当するアルコキシシラ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、ヘキサメチルジシラザンまたはその混
合物などの表面処理剤で、或いはこれ等の表面処理剤と
水により、例えば親水性シリカとしてのヒュームドシリ
カを熱処理して得られる。その表面の活性シラノール基
の全部または大部分が(CH3)3SiO1/2単位、(CH3)2SiO2/2
単位、CH3SiO3/2単位等の疎水性基で封鎖された公知の
疎水性シリカであればよい。この疎水性微粉末シリカは
義歯と裏装材の密着性向上に有効であり、また引き裂き
強さも向上し、長期口腔内使用時に於ける義歯と裏装材
との剥がれ防止にも有効である。この疎水性微粉末シリ
カのBET比表面積は、100〜500m2/gであるが、BET
比表面積が100m2/gより小さいと密着性向上の効果が少
ないばかりでなく、引き裂き強さも充分でなく裏装材が
義歯より剥離し易くなり、500m2/gより大きいと研磨
性、切削性が低下する。またこの疎水性微粉末シリカの
配合量は、A)成分100重量部に対して、5〜50重量部
であり、5重量部より少ないと、裏装材と義歯の密着、
引き裂き強さが不充分であり、50重量部より多いと組成
物の粘度が高くなり過ぎ練和操作が困難になるばかりで
なく、切削、研磨性も悪くなる。 【0033】E)成分として用いられる平均粒径が0.5
〜10μmの熔融石英は硬化物に切削、研磨性を損なうこ
となく適度な硬さを与え、疼痛を緩和するのに適切な粘
弾性を与えるのに有効である。この熔融石英の平均粒径
は0.5〜10μmであるが、平均粒径が0.5μmより小さいと
切削、研磨性が悪くなり、10μmより大きいと練和物が
ざらつき口腔内に於ける筋形成時に患者に不快間を与え
るばかりでなく、硬化体の表面が滑沢でなくなり、審美
性に欠ける。この熔融石英は、通常の石英に比較して不
純物が少なく組成物の透明性の低下が少なく、また真比
重が小さいため比較的高充填が可能である。この平均粒
径が0.5〜10μmの熔融石英は、A)成分100重量部に対
して、10重量部より少ないと硬化体に充分な硬さを与え
ることが出来ず、200重量部より多いと硬化体の硬度が
高くなり過ぎ、疼痛の緩和が不充分になると共に組成物
の粘性が高くなり過ぎ、練和抵抗が大きくなり操作性に
劣る。 【0034】更に本発明の組成物の特性を失わない範囲
で各種の無機或いは有機の着色剤を使用しても良い。こ
れには例えばベンガラ、チタンイエロー等の着色剤が挙
げられる。 【0035】 【実施例】次に本発明に就いて実施例を挙げ、詳細に説
明するが、これ等に限定されるものではない。 【0036】実施例1 下記組成のベースペースト、キャタリストペーストを作
製した。 (ベース) ・25℃に於ける粘度が5000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・メチルハイドロジェンシロキサン単位を40モル%含有する直鎖状メチルハイド ロジェンポリシロキサン 3重量部 ・平均粒径5μmの熔融石英 70重量部 (キャタリスト) ・25℃に於ける粘度が5000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコー ンオイル溶液 3重量部 ・BET比表面積が100m2/gであり表面が(CH3)2SiO2/2単位で封鎖された疎水性 微粉末シリカ 30重量部 次にベースペースト、キャタリストペーストを量、ス
パチュラで30秒間練和し、下記a)〜e)の各試験を行
い、結果を表1に示した。 【0037】a)硬さ試験 内径:24mm、高さ:8mmの金型に上記練和物を注入後、
上下をアクリル版で挾み、37℃水中に浸漬した。30分
後、金型を水中より取り出し脱型後JIS K6301記載のス
プリング式硬さ試験器A型を用い硬さを測定した。 【0038】b)水中浸漬による硬さの変化 上記硬さ試験と同様な試料を作製し、37℃水中に1ヶ月
浸漬し上記同様の試験を行った。 【0039】c)引き裂き試験 JIS K 6301に準じ、B型の金型に上記練和物を注入し、
37℃水中に浸漬した。30分後、金型を水中より取り出し
引き裂き試験を行った。 【0040】d)削、研磨性試験 上記硬さ試験と同様のサンプルを作製後、シリコーンポ
イントにて削、研磨し、レジン床と同程度の、研磨、
削性であれば○、多少劣ると判断される場合は△、著
しく劣る場合は×とした。 【0041】e)義歯との密着性試験 義歯は微妙な凹凸等複雑な形状を有しているため、実際
の臨床に即し、義歯を作製後、上記練和物を盛り上げ模
型に圧接し、37℃水中に浸漬した。30分後、義歯を取り
出し模型より取り外した後、4℃水中1分、60℃水中1
分のサーマルサイクル試験を行い、義歯と裏装材との剥
離の有無を調べた。 【0042】実施例2 下記組成のベースペースト、キャタリストペーストを作
製した。 (ベース) ・25℃に於ける粘度が15000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・メチルハイドロジェンシロキサン単位を40モル%含有する直鎖状メチルハイド ロジェンポリシロキサン 3重量部 ・平均粒径7μmの熔融石英 150重量部 (キャタリスト) ・25℃に於ける粘度が15000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコー ンオイル溶液 3重量部 ・BET比表面積が400m2/gであり表面が(CH3)2SiO2/2単位で封鎖された疎水性 微粉末シリカ 10重量部 次にベースペースト、キャタリストペーストを量、ス
パチュラで30秒間練和し、実施例1と同様の試験を行っ
た。結果を表1に示す。 【0043】実施例3 下記組成のベースペースト、キャタリストペーストを作
製した。 (ベース) ・25℃に於ける粘度が1000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・メチルハイドロジェンシロキサン単位を40モル%含有する直鎖状メチルハイド ロジェンポリシロキサン 3重量部 ・平均粒径2μmの熔融石英 30重量部 ・BET比表面積が200m2/gであり表面が(CH3)2SiO2/2単位で封鎖された疎水性 微粉末シリカ 10重量部 (キャタリスト) ・25℃に於ける粘度が1000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコー ンオイル溶液 3重量部 ・BET比表面積が200m2/gであり表面が(CH3)2SiO2/2単位で封鎖された疎水性 微粉末シリカ 30重量部 次にベースペースト、キャタリストペーストを量、ス
パチュラで30秒間練和し、実施例1と同様の試験を行っ
た。結果を表1に示す。 【0044】比較例1 下記組成のベースペースト、キャタリストペーストを作
製した。 (ベース) ・25℃に於ける粘度が5000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・メチルハイドロジェンシロキサン単位を40モル%含有する直鎖状メチルハイド ロジェンポリシロキサン 3重量部 ・平均粒径50μmの熔融石英 300重量部 (キャタリスト) ・25℃に於ける粘度が50000cpsである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基 で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部 ・1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコー ンオイル溶液 3重量部 ・平均粒径50μmの熔融石英 300重量部 次にベースペースト、キャタリストペーストを量、ス
パチュラで30秒間練和し、実施例1と同様の試験を行っ
た。結果を表1に示す。 【0045】 【表1】【0046】比較例1は、表面が疎水化処理された微粉
末シリカを含まず、含有する熔融石英の平均粒径が本発
明含有のものより大きく、分子鎖両末端がジメチルビニ
ルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサンの粘
度も高い組成物である。表1に示した様に、比較例で
は、義歯との密着性が悪く、引き裂き強さも低く、裏装
材辺縁が義歯より剥離したが、各実施例では引き裂き強
さも充分高い値を示しており、義歯より剥離したものは
全く無かった。また比較例では硬さが高く、更に37℃水
中浸漬により更に硬度は増加し、疼痛の緩和効果が期待
出来ないばかりではなく、切削性、研磨性も悪かった。
しかし各実施例では、37℃水中浸漬に於いても硬さは若
干上昇するのみであり疼痛の緩和が持続することを示し
ており切削、研磨性も良好であった。 【0047】 【発明の効果】本発明組成物は、硬化体の長期に於ける
硬さは余り変化せず、結果として疼痛の緩和効果が持続
し、また義歯との密着性、引き裂き強度も高く、義歯よ
り剥がれることも無い。更には切削性、研磨性も良好で
あり、硬化後の形態修正が容易に行え適合の良い裏装が
容易に出来る。この様に従来品にては得られなかった多
くの特徴を兼ね備えた義歯床用軟質裏装材を開発するこ
とに初めて成功した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池野 正行 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (72)発明者 菅原 秀樹 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−135814(JP,A) 特開 昭62−67009(JP,A) 特開 平1−301609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 6/00 093 A61C 13/00 - 13/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】A)平均組成式 【化1】(R1)a(R2)bSiO(4-a-b)/2 (式中、R1はアルケニル基であり、R2は置換または非置換の1価の炭化水素基 であり、aは0<a<3の数、bは0<b<3の数であり、0<a+b<4である。) で表され、25℃に於ける粘度が1000〜20000cpsであるオルガノポリシロキサン 100重量部 B)平均組成式 【化2】(H)(R3)SiO(4-c-d)/2 (式中、R3は炭素原子数1〜10の置換または非置換の1価の炭化水素基であり、 cは0<c≦2の数、dは0<d≦3の数であり、0<c+d<4である。) で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜30重量部 C)シリコーン可溶性白金化合物 10〜500ppm (AとBの合計量に対して) D)BET比表面積が100〜500m2/gであり表面が疎水化処理された微粉末シリカ 5〜50重量部 E)平均粒径が0.5〜10μmの熔融石英 10〜200重量部 とから成ることを特徴とする義歯床用軟質裏装材組成
    物。
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