JP2006282556A - 咬合採得用印象材組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた硬化特性を持ち、硬化体の硬度が高く、切削も容易である従来の咬合採得用印象材の特徴を維持しながら更に耐破折性能の高い咬合採得用印象材組成物を提供する。
【解決手段】 A)1分子中に脂肪族不飽和基を少なくとも2個を有し、25℃に於ける粘度が50〜600mPa・sであるオルガノポリシロキサン 100重量部,B)1分子中にHSiR2O1/2単位を少なくとも2個含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又はHSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜30重量部,C)繰り返し単位がR13SiO1/2、SiO1/2からなり、R13SiO1/2単位がSiO1/2単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0で、特定の分子量であるシリコーン樹脂 0.1〜20重量部,D)シリコーン可溶性白金化合物 10〜500ppm ,E)無機質充填材 20〜500重量部とからなることを特徴とする咬合採得用印象材組成物とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は咬合採得用印象材組成物に関するものである。更に詳細には、優れた硬化特性を有し、硬化体の硬度が高く破折にも強く、物性・操作性両面において有用な咬合採得用印象材組成物である。
クラウン、ブリッジ等の補綴物を作製する場合、患者の咬合関係を正確に記録し、印象採得により作製した模型を咬合器上に正確に且つ迅速にその咬合関係を再現する必要がある。この咬合関係を記録する材料として、ワックス,石膏,酸化亜鉛−ユージノール系印象材,熱可塑性合成樹脂コンパウンド,ポリエーテル印象材,シリコーン印象材が用いられている。
この中でワックスは咬合面間に介在させて咬合採得を行うので、患者の顎位を中心咬合位に導くことが困難であるばかりでなく、咬合器装着時に変形し易い。また、咬合採得したワックスを技工所へ送付する場合、強度が低いため変形する恐れがある。石膏、酸化亜鉛−ユージノール系材料は材質的に脆く、取り扱いに注意を要し操作性に劣る。更に切削性も悪く咬合器装着が困難となり易い。熱可塑性合成樹脂コンパウンドは加熱操作が必要であり、操作が煩雑である。また、切削性も悪い。一方、ポリエーテル印象材、シリコーン印象材は取り扱いは簡便である反面、硬化性が悪く患者の口腔内より硬化体を取り出す時期によって変形し易い欠点があった。そこで咬合採得専用のシリコーン印象材も開発されたが(例えば、特許文献1参照。)、この咬合採得用印象材は硬化体の硬さが充分ではなく破折も起こしやすいという問題があった。
特開平7−112911号公報
そこで本発明は、優れた硬化特性を持ち、硬化体の硬度が高く、切削も容易である従来の咬合採得用印象材の特徴を維持しながら更に耐破折性能の高い咬合採得用印象材組成物を提供することを課題とする。
本発明者は前記課題を解決するために鋭意検討した結果、繰り返し単位がM単位(R13SiO1/2)、Q単位(SiO1/2)からなり、M単位,Q単位が特定の割合で含まれているシリコーン樹脂を、特定の粘度を持つオルガノポリシロキサンと特定のオルガノハイドロジェンポリシロキサンと併用すれば、従来の咬合採得用印象材の硬化特性等の優れた特性を損なうことなく破折に対する耐性を高めることが可能であることを見出したのである。
即ち、本発明に係る咬合採得用印象材組成物は、A)1分子中に脂肪族不飽和基を少なくとも2個を有し、25℃に於ける粘度が50〜600mPa・sであるオルガノポリシロキサン 100重量部,B)1分子中にHSiR2O1/2単位を少なくとも2個含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又はHSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜30重量部(Rは炭素原子数1〜10の置換または非置換の炭化水素基),C)繰り返し単位がM単位:R13SiO1/2(ここにR1は非置換または置換の同種または異種の1価炭化水素基)、Q単位:SiO1/2からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0で、分子量が500〜100,000であるシリコーン樹脂 0.1〜20重量部,D)シリコーン可溶性白金化合物 10〜500ppm (A〜Cの合計量に対して),E)無機質充填材 20〜500重量部
とからなることを特徴とする咬合採得用印象材組成物である。
本発明は、優れた硬化特性を持ち硬化体の硬度が高く、切削も容易である従来の咬合採得用印象材の特徴を維持しながら更に耐破折性能に優れた咬合採得用印象材組成物である。
本発明に係る咬合採得用印象材組成物に用いるA)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に脂肪族不飽和基を少なくとも2個を有し、25℃に於ける粘度が50〜600mPa・sである低粘度のオルガノポリシロキサンである。このオルガノポリシロキサンの粘度は、50〜600mPa・sであるが、粘度が50mPa・sより小さいと常温で揮発し易く、また、600mPa・sより大きいと硬化体の硬度が低下するばかりでなく、切削性も低下し、更にペーストの粘度が大きくなり咬合採得時の抵抗が大きくなる。
このオルガノポリシロキサンは好ましくは直鎖状で分子鎖両末端がビニルシリル基で封鎖されたものであるが、この末端ビニル基は複数個であってもよいし、ビニル基が鎖中に含まれていてもよい。この通称シリコーンオイルは一般に一定の分子量分布を有することは既に知られているが、本発明においてはその分子量分布に特に規定はなく25℃における粘度が50〜600mPa・sであれば一種又は二種以上の脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロキサンの混合物であってよい。
第2成分であるB)成分の1分子中にHSiR2O1/2単位を少なくとも2個含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又はHSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、架橋材として用いた場合に一般の歯科印象材と異なり口腔内保持時間が短く急速な硬化が必要とされる咬合採得用印象材としての特性を与えることが出来る。特に、後述するC)成分と組み合わせることで硬化特性を変化させずに耐破折性能を高めることができる。なお、Rは炭素原子数1〜10の置換又は非置換の炭化水素基を示す。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしてHSiR2O1/2単位とSiO2単位を含むオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用した場合、硬化速度が速くなると共に硬度が上昇し、咬合採得用印象材には好適に使用される。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、A)成分100重量部に対して0.1重量部より少なくては硬化体の硬度が低下するばかりではなく、硬化速度も緩慢となり、30重量部より多くても硬化速度は速いが、硬化体が非常に脆いものとなる。
第3成分であるC)成分の繰り返し単位がM単位:R13SiO1/2(ここにR1は非置換または置換の同種または異種の1価炭化水素基)、Q単位:SiO1/2からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0で、分子量が500〜100,000であるシリコーン樹脂は、本発明に係る咬合採得用印象材組成物に配合される他のオルガノポリシロキサン等の有機樹脂との相溶性、分散性に優れており、本発明のA)成分とB)成分と併用することにより、従来の咬合採得用印象材と同等の性能を維持しながら耐破折性能を高めることが可能なのである。なお、C)成分のシリコーン樹脂は更にT単位:R2SiO3/2(ここにR2は非置換または置換の同種または異種の1価炭化水素基で、その30モル%以上が炭素原子数2以上である基)を1〜20モル%含んでいても良い。T単位を含む場合は、1モル%より少ないと咬合採得用印象材組成物の特に耐破折性能において著しい効果は認められず、20モル%より多くするとシリコーン樹脂が不安定な状態となり製造過程において粘着、ゲル化する虞がある。
C)成分であるシリコーン樹脂は、上記のM、T、Q単位からなるものであるが、この重合割合は、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0である。これはM/Qが0.4より小さいと、本発明に係る咬合採得用印象材組成物に配合されるオルガノポリシロキサン等の有機樹脂に対する相溶性分散性が悪くなり、2.0以上とすると組成物の強度、その他の物性の向上がない。また、分子量が500より小さいと配合する効果を得られず、一方、分子量が100,000より大きいと組成物の粘度が著しく高くなり操作が困難となる。
本発明で使用する繰り返し単位がM単位、Q単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0で、分子量が500〜100,000であるシリコーン樹脂の配合量は、A)成分100重量部に対して0.1〜20重量部であり、好ましくは0.5〜5重量部である。0.1重量部より少ないと十分な耐破折性能が得られず、20重量部を超えると硬化特性が悪化し、また、高い耐破折性能も得られない。
第4成分であるD)成分のシリコーン可溶性白金化合物としては、公知の付加反応触媒である塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体等が挙げられる。特に好適には塩化白金酸のビニルシロキサン錯体が用いられる。これは塩化白金酸の塩素をビニルシロキサンに置換したものであり、具体的には1,3ジビニルテトラメチルジシロキサンあるいは側鎖にビニル基を含有したビニルメチルポリシロキサンを白金原子の配位子とした化合物等が挙げられる(特公昭48−10947に開示)。これ等の添加量は、A)〜C)成分の合計量に対して10〜500ppmの範囲である。10ppmより少ないと硬化速度が充分ではなく、また白金化合物の触媒能を阻害する物質が微量存在した場合に硬化が遅くなる等の難点がある。500ppm以上に含まれる場合には硬化速度が速くなり過ぎ、これを調整するために制御剤を多量に使用する必要が生じ品質の不安定さを招くと同時に高価な白金触媒を多量使用することによって経済的な不利を生じる。この塩化白金酸等のシリコーン可溶性白金化合物は、アルコール系、ケトン系、エーテル系、炭化水素系の溶剤、シリコーンオイル等に溶解して使用することが好ましい。
第5成分であるE)成分として用いられる無機充填材は、石英、クリストバライト、珪藻土、溶融石英、ガラス繊維、二酸化チタン、ヒュームドシリカ等が例示される。この無機質充填材は、A成分100重量部に対して20〜500重量部とすればよく、20重量部より少ないと硬化体が脆いものとなり、500重量部より多いと組成部物の粘度が高くなり過ぎて咬合採得時及び練和時の抵抗が大きくなり精度の高い咬合採得を行えなくなる。更に本発明に係る咬合採得用印象材組成物の特性を損なわない範囲で、各種の無機あるいは有機の着色剤を使用してもよい。これには例えばベンガラ、チタン白、チタンイエロー、コバルトブルー等通常のシリコーン組成物に用いられる着色剤であってもよい。
次に本発明に就いて実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれ等に限定されるものではない。尚、例中の部は重量部を、粘度は25℃に於ける測定値を示したものである。
<実施例1>
下記組成のベースペースト及びキャタリストペーストを作製した。
(ベースペースト)
A)粘度が70mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.0、T単位が8モル%含まれており、分子量が10,000であるシリコーン樹脂 1重量部
E)石英粉末200重量部

(キャタリストペースト)
A)粘度が70mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
D)白金錯体0.2重量%含有シリコーンオイル溶液 2重量部
E)石英粉末200重量部
次にベースペースト、キャタリストペーストを等量採取し、スパチュラで20秒間練和し以下の試験を行った。
<硬化体の硬さ評価>
練和開始8分後の硬化体の硬さをJIS K -6301A型に準じた方法で測定した。結果を表1に示す。
<硬化体の切削性>
硬化体の切削性の程度は臨床に即して硬化体をナイフで切削し、切削のし易さの程度を官能的に比較した。結果を表1に示す。
<耐破折性能の評価>
硬化体から幅1m×長さ80mm×厚さ1mmの試験片を切り出し、長さ方向を中央部として手で静かにU字型に変形させて試験片の破折の有無を確認した。結果を表1に示す。
<実施例2>
下記組成のベースペースト及びキャタリストペーストを作製した。
(ベースペースト)
A)粘度が500mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン10重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.5、T単位が10モル%含まれており、分子量が15,000であるシリコーン樹脂 1重量部
E)溶融石英粉末 500部

(キャタリストペースト)
A)粘度が500mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.0、T単位が8モル%含まれており、分子量が10,000であるシリコーン樹脂 1重量部
D)塩化白金酸0.5重量%含有オクチルアルコール溶液 10重量部
E)溶融石英粉末 500重量部
ベースペースト、キャタリストペーストを等量採取し、スパチュラで20秒間練和し、実施例1と同様の試験を行った。
<実施例3>
下記組成のベースペースト及びキャタリストペーストを作製した。
(ベースペースト)
A)粘度が100mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
B)HSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むメチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.5、T単位が11モル%含まれており、分子量が30,000であるシリコーン樹脂 1重量部

(キャタリストペースト)
A)粘度が100mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
D)1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコーンオイル溶液3重量部
E)石英粉末 100重量部
次にベースペースト、キャタリストペーストを等量採取し、スパチュラで20秒間練和し、実施例1と同様の試験を行った。
<実施例4>
下記組成のベースペースト及びキャタリストペーストを作製した。
(ベースペースト)
A)粘度が150mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
B)HSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むメチルハイドロジェンポリシロキサン 20重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=3.1、T単位が0.5モル%含まれており、分子量が5,000であるシリコーン樹脂3重量部
E)石英粉末 100重量部

(キャタリストペースト)
A)粘度が100mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
D)1,3ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金錯体0.4重量%含有シリコーンオイル溶液3重量部
E)溶融石英粉末 100部
次にベースペースト、キャタリストペーストを等量採取し、スパチュラで20秒間練和し、実施例1と同様の試験を行った。
<実施例5>
下記組成のベースペースト及びキャタリストペーストを作製した。
(ベースペースト)
A)粘度が500mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン10重量部
E)溶融石英粉末 500部

(キャタリストペースト)
A)粘度が500 である分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.0、T単位が8モル%含まれており、分子量が10,000であるシリコーン樹脂 1重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.5、T単位が10モル%含まれており、分子量が15,000であるシリコーン樹脂 1重量部
D)塩化白金酸0.5重量%含有オクチルアルコール溶液 10重量部
E)溶融石英粉末 500重量部
次にベースペースト、キャタリストペーストを等量採取し、スパチュラで20秒間練和し、実施例1と同様の試験を行った。
<比較例1>
実施例1からC)成分を除いたものを比較例1とした。実施例1と同様に練和し、実施例1と同様の試験を行った。
<比較例2>
A)成分の粘度が異なるものを比較例2とした。
(ベースペースト)
A)粘度が3000mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
B)メチルハイドロジェンポリシロキサン単位を40モル%含有する直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.0、T単位が8モル%含まれており、分子量が10,000であるシリコーン樹脂 1重量部
E)石英粉末 300重量部

(キャタリストペースト)
A)粘度が33000mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン 100重量部
D)塩化白金酸0.5重量%含有オクチルアルコール溶液 10重量部
E)石英粉末 200重量部
実施例1と同様に練和し、実施例1と同様の試験を行った。
E)成分を含まないものを比較例3とした。
(ベースペースト)
A)粘度が70mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
C)繰り返し単位がM単位、Q単位及びT単位からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=1.0、T単位が8モル%含まれており、分子量が10,000であるシリコーン樹脂 1重量部

(キャタリストペースト)
A)粘度が70mPa・sである分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100重量部
B)分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖された分岐状メチルハイドロジェンポリシロキサン 5重量部
D)白金錯体0.2重量%含有シリコーンオイル溶液 2重量部
Figure 2006282556
表から明らかなように本発明に係る咬合採得用印象材組成物は、従来の咬合採得用印象材といる比較例1と比較して硬さ及び切削性で同等でありながら耐破折性能が向上している。また、比較例2では耐破折性能が低いだけでなく硬化前の組成物の粘性が高すぎて咬合採得用印象材としては使用できない。

Claims (1)

  1. A)1分子中に脂肪族不飽和基を少なくとも2個を有し、25℃に於ける粘度が50〜600mPa・sであるオルガノポリシロキサン 100重量部
    B)1分子中にHSiR2O1/2単位を少なくとも2個含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又はHSiR2O1/2単位とSiO1/2単位を含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜30重量部(Rは炭素原子数1〜10の置換または非置換の炭化水素基)
    C)繰り返し単位がM単位:R13SiO1/2(ここにR1は非置換または置換の同種または異種の1価炭化水素基)、Q単位:SiO1/2からなり、M単位がQ単位に対してモル比でM/Q=0.4〜2.0で、分子量が500〜100,000であるシリコーン樹脂 0.1〜20重量部
    D)シリコーン可溶性白金化合物 10〜500ppm (A〜Cの合計量に対して)
    E)無機質充填材 20〜500重量部
    とからなることを特徴とする咬合採得用印象材組成物。
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