JPH0667814B2 - 歯科仮封用充填組成物 - Google Patents

歯科仮封用充填組成物

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JPH0667814B2
JPH0667814B2 JP63253888A JP25388888A JPH0667814B2 JP H0667814 B2 JPH0667814 B2 JP H0667814B2 JP 63253888 A JP63253888 A JP 63253888A JP 25388888 A JP25388888 A JP 25388888A JP H0667814 B2 JPH0667814 B2 JP H0667814B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科治療に於いて、口腔疾患に対する鎮痛,鎮
静及び消炎作用を必要とする歯牙の仮封剤として用いる
歯科仮封用充填組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
仮封材は日常の歯科臨床に欠くことの出来ないもので、
ウ蝕歯牙除去後の窩洞の鎮静のための仮封,歯内療法時
の貼薬剤の仮封などに用いられている。
従来、仮封剤は大別して次の3種類に分けられる。
(1)ガツターパーチヤを主成分とするテンポラリース
トツピング, (2)水硬性仮封材, (3)酸化亜鉛ユージノールセメント, テンポラリーストツピングは熱可塑性を有し、棒状或い
はペレツト状に成形されて供給されている。
使用時には之を加熱硬化させ歯牙窩洞に圧接して仮封す
るものであり、非常に簡便な方法として長年に亘って用
いられているものであるが、冷却硬化時の収縮が大き
く、歯牙との接着が十分ではないなどのため窩洞の辺緑
封鎖に対する効果を多くを期待出来ない材料である。
水硬性仮封材も硬化時間が長く(数時間)、且つ歯牙と
の接着力が劣っているなどのため窩洞の辺緑封鎖効果に
対しては多くを期待出来ない材料であり、また窩洞から
の撤去が困難である。
仮封材としての必要な条件は 窩洞の辺緑封鎖性の良いこと、 撤去時に除去し易いこと、 硬化時間が短いこと、 などである。
酸化亜鉛ユージノールセメトは上記の条件にほぼ適合す
る特性を有し、且つ流動性に優れ、適度な強度と接着力
とを有しているため仮着材としても多用されている材料
である。
酸化悪縁ユージノールセメントは、 酸化亜鉛を含む硬化剤が粉末であり、ユージノール
を含むベース材が液状である組合せから成る形態で提供
される状態、 酸化亜鉛を含む硬化剤とユージノールを含むベース
剤とが流動性の大きなペースト状の組合わせでチユーブ
詰めの形状で提供される状態、 である。
この材料の欠点はユージノール独特の臭いがある事と、
ユージノール自体が粘膜組織に対して著しい刺激性を示
し、特に口中に延焼や傷の有る場合には耐え難い苦痛を
与える点にある。
之に対してノンユージノール系ペーストは刺激性が全く
無く、特に歯髄組織に対する為害作用が無く、室温で短
時間に強固に結合,硬化し得る成形可能な歯科用組成物
にあって、主として暫間的な歯の欠損部分の充填用とし
て用いられている。この様な特性を有するノンユージノ
ールは仮封剤として好適な歯科仮封用充填組成物を提供
するものである。
ノンユージノール系材料は従来から流動性の大きなペー
スト・ペーストの形で提供されており、特に根管充填
用,仮着材,印象剤として用いられて来ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ノンユージノールは仮封材としても用いられて来てはい
るが、ペースト状のための硬化剤とベース剤との混合練
和は術者の習練度によって練り上げる時間が異なり、両
成分の分散は状態が異なるため硬化物に性能に極めて大
きく影響するものであった。更にベース剤と酸化亜鉛を
含む硬化剤とがペースト状の流動性の大きい場合にはチ
ユーブから等長の練和紙に押し出して混合練和すること
は比較的容易である歯牙に仮封する場合、柔らかいため
流れ出し築盛が難しく仮封形勢が極めて困難であった。
この様にペーストの取り扱いが難しいのが常であった。
また硬化物は比較的軟らかいため歯牙に仮封した場合に
咬耗やブラシ摩耗が大きく、変形・脱落の原因となって
いた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は硬化剤とベースとが粉末と液状、及びペー
ストとペーストとの従来からの使用状態では硬化剤とベ
ース剤との混合練和が難しく、またユージノールを用い
たパテ状の酸化亜鉛ユージノールセメントでは刺激性が
極めて強く為害性が大きいため、使用上問題があり解決
が難しいと判断した。そこでノンユージノール系材料の
硬化剤とベース剤とを流動性の殆んどないパテ状にした
場合、歯牙為害性が全く無く、安全性に優れ且つ所望す
る量を専用ヘラで容易に採取出来るし、混合練和も極め
て容易であり、習練度に関係無く誰でも簡単に練り上げ
ることが出来ることを見い出した。
本発明のパテ状の硬化剤とベース剤とはJIS T 6602の歯
科用リン酸亜鉛セメントの稠度測定に用いられる器具
(直径10mm,容量0.5ml)により平板上に試料に押し出し
30秒後にその直径を測定した時、元の直径に対する変形
率が10%(直径11mm)以内のもので、自然流動性が殆ん
ど無いものである。なお、従来のペースト状のノンユー
ジノール系材料は硬化剤,ベース剤を同様の方法で測定
した際の変形率は何れも20〜300%であり、流動性の大
きなものであったが、本発明では変形率が10%を超える
ものをペースト状、10%以内の流動性の殆んどないもの
をパテ状と大別した。
また硬化剤とベース剤とを流動性の殆んどないパテ状に
することによって包装容器から材料の流出の恐れが無く
なり、使用中或いは保管中に材料の漏洩が全く無く、且
つ口腔内組織に対する為害性が全く無いため快適な診療
活動を、また患者にとっても苦痛の無い治療が受けられ
ることが充分期待されるものである。
更にパテ状にするためにベース剤に微粒子シリカを、硬
化剤に20℃に於ける溶解度が0.2以下の無機質充填材を
添加配合することにより、硬化物の耐摩耗性が向上する
ことを見い出した。
ノンユージノール系材料は水分,酸によって硬化反応が
促進され反応性多価金属塩と酸性リン酸エステルとの硬
化反応、或いは反応性多価金属塩と高級脂肪酸のケン化
反応によって硬化するものである。
本発明に用いられる酸性リン酸エステルは本質的に水に
不溶性であり、室温で液状である液体酸であり、オルソ
リン酸の3個の水素の内1個ないし2個をアルキル基若
しくはアリール基で置換したモノアルキル或いはモノア
リール・アシツドホスフエイト,ジアルキル(或いはア
リール)アシツドホスフエイト,アルキルアリールアシ
ツドホスフエイトである。更に置換基の炭素数が多くな
ると共に反応速度が小となり、逆に、炭素数が少ないと
水溶性が大となる傾向にあり且つ反応速度も急激に大と
なる。
従って本発明において適用出来る置換基の大きさは炭素
数で3〜13の範囲内に限定される。
本発明に用いられる反応性多価金属塩は2価以上の金属
塩すなわちバリウム,ストロンチウム,亜鉛,蒼鉛,
鉛,ニツケル,鉄,銅の酸化物,水酸化物,硫酸塩,塩
基性塩,またはマグネシウム,カルシウム,アルミニウ
ムの塩基性塩などであって本質的に水に難溶性である
が、酸と反応し得る塩類が有効な反応成分である。
之等の液状酸性リン酸エステルと反応性多価金属塩との
硬化速度を促進し得る成分として少量の弗素化合物、時
に難溶性の弗化物,珪弗化物,チタン弗化物,ジルコン
弗化物などが必要に応じて加えられた。
また水に不溶性の室温で液体の有機カルボン酸は炭素数
6以上の液体有機カルボン酸を用いることによって硬化
体の強度,強靭性の向上を図り、更に脂肪酸石ケンの耐
水性を加味するするものである。
更には硬化補助成分として炭素数5以下の1価及び2価
以上の有機カルボン酸、及び粘性を付与し硬化反応を円
滑にし補強材として作用するカルボキシル基を持つロジ
ン,ロジ誘導体,マレイン酸樹脂,酸性マレイン酸樹脂
が好適であるが、石油樹脂,エチルセルロース,酢酸ビ
ニル,エチレン酸ビ共重合体,エステルゴムなどの熱可
塑性樹脂も必要に応じて加えられる。
本発明は以上公知の諸成分を含む組成物に微粒子シリ
カ、20℃に於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填
材を加えて流動性の殆んどないパテ状にして操作性の改
良,耐摩耗性の向上を図ったものである。
更に本発明は仮封充填時に於けるベタツキの改善、歯牙
への粘着、築盛、形成の改良のため、硬化剤に20℃に於
ける溶解度が0.2以下の非官能基型液状有機ポリマーを
添加配合することにより操作時及び仮封充填時に於ける
ベタツキを防止し、粘り抵抗を与え、手指でも容易に填
入出来ることを見い出した。
本発明のノンユージノール材料では反応性多価金属塩を
含む硬化剤に20℃に於ける溶解度が0.2以上の微粒子無
機質充填材及び非官能基型液状有機ポリマーを用いた場
合、仮封した硬化物が溶解し易くなり、崩壊の恐れがあ
るため適当ではない。
更に液状の酸性リン酸エステル或いは炭素数6以上の液
状有機カルボン酸との組合わせの酸成分を含むベース剤
には炭酸塩,金属の酸化物及び水酸化物,硅酸塩などの
金属塩を混入すると内部反応を惹き起こす恐れがあり、
またベース剤が失透、白濁して沈降・分離するため適当
ではない。また硅藻土は粒子が粗いため硬化物が極度に
粗雑となるので本発明には適当でない。
従って本発明に於いては液状酸性リン酸エステルと炭素
数6以上の液状有機カルボン酸との組合わせから成る酸
成分を含むベース剤には微粒子シリカを含有させ、反応
性多価金属塩を含む硬化剤には20℃に於ける溶解度が0.
2以下の微粒子無機質充填材を含有させることによって
ベース剤と硬化剤とを流動性の殆んどないパテ状にする
のが適当であり、更に20℃に於ける溶解度が0.2以下の
非官能基型液状有機ポリマーを配合することによって仮
封充填時に於けるベタツキの改善,歯牙への粘着,築
盛,形成の改良を行なうことが出来る。シリカの微粉末
として無水硅酸(結晶水及び付着水の水分含有量が5%
未満の硅酸)と含水硅酸(結晶水及び付着水の水分含有
量が5%以上の硅酸)があるが、之等はベース剤或いは
硬化剤は単独に加えてもよいし、また之等を組み合わせ
て加えてもよい。
尚、之等硅酸の微粉末は予めアルキル基を有するクロル
シラン或いはアルキル基を有するメトキシシランなどの
シランカツプリング剤を用いて表面をアルキル化し疎水
化したものを用いてもよい。
20℃に於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填材と
してはシリカ,酸化アルミニウム,酸化チタン,酸化カ
ルシウム,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,水酸
化アルミニウム,水酸化カルシウム,水酸化マグネシウ
ム,硅酸アルミニムウ,硅酸カルシウム,硅酸ジルコニ
ウム,硅酸マグネシウム,硫酸バリウムなどがあるが、
之等は硬化剤に単独に加えても2種以上を組み合わせて
加えてもよい。また20℃に於ける溶解度が0.2以下の非
官能基型液状有機ポリマーとしては、非官能基型の化学
的に安定なポリブテン,液状ポリブタジエン,液状ポリ
イソブチレン,ポリプロピレングリコール及び液状ポリ
イソプレンなどがあるが、之等は硬化剤に単独に加えて
も、2種以上を微粒子無機質充填材と組み合わせて加え
てもよい。
歯科仮封用充填組成物に於いて、ベース剤と硬化剤とを
流動性の殆んどないパテ状にして資料の採取,混合練和
及び仮封充填を容易ならしめるためには微粒子シリカ及
び20℃に於ける溶解度が0.25以下の微粒子無機質充填材
の粉末の適正な粒径が求められる。即ち、平均粒径が2m
μ未満の細かい微粒子シリカ及び20℃に於ける溶解度が
0.2以下の微粒子無機質充填材を用いてパテ状仮封用充
填組成物を作製した場合は、ベース剤及び硬化剤を採取
する際や混合練和する際にヘラに付着し易くなり、また
その練和物は手指,器具類に付着し易くなるので扱い難
くなるため微粒子シリカと20℃に於ける溶解度が0.2以
下の微粒子無機質充填材の最小平均粒径は2mμに限定す
る必要がある。平均粒径が2000mμを超えた粗い粒子の
シリカと20℃に於ける溶解度が0.2以下の無機質充填材
を用いてパテ状仮封用充填組成物を作製した場合は混合
練和時にザラツキが生じ、仮封した硬化物の面が粗雑に
なるため異物が付着し易くなる。従ってシリカと20℃に
於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填材の最大平
均粒径を2000mμに限定したものである。
手指で容易に混合し得るパテ状歯科仮封用充填組成物を
作製するためには硬化剤に20℃に於ける溶解度が0.2以
下の非官能基型液状有機ポリマーによる適正な粘稠性が
求められる。即ち平均分子量が600未満の20℃に於ける
溶解度が0.2以下の非官能基型の化学的に安定なポリブ
テン,液状ポリブタジエン,液状ポリイソブチレン,液
状ポリイソプレン及びポリプロピレングリコーンを用い
てパテ状の仮封用充填組成物を作製した場合は、硬化剤
を採取する際やベース剤と混合練和する際に付着性が強
く、また粘性,柔軟性が乏しいため手指による混合充填
が難しいため之等の非官能基型液状有機ポリマーの最低
平均分子量は600に限定した。20℃に於ける溶解度が0.2
以下の非官能基型液状有機ポリマーの平均分子量が6000
0を超えると固形状ないしは粉末状となり、適正な柔軟
性,操作性に欠け手指による混合練り込み、仮封充填操
作が難しく、また硬化物の強度が強度に低下して脆くな
るため不適当である。従って20℃に於ける溶解度が0.2
以下の非官能基型液状有機ポリマーの平均分子量を6000
に限定したのである。
歯科仮封用充填組成物に於いて、ベース剤を流動性の殆
んどないパテ状にしてヘラによるベース剤の採取を容易
ならしめるには微粒子シリカ量は最低5.0重量%必要で
あり、本来の物理的性質を損なうこと無く機能を維持す
るためには微粒子シリカの混合比率は最高50.0重量%が
限界である。
また硬化剤を流動性の殆んどないパテ状にし、粘性を上
げてヘラによる硬化剤の採取を容易ならしめるために
は、20℃に於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填
剤は最低1.0重量%必要であり、本来の物理的性質を損
なうことなく機能を維持するためには、20℃に於ける溶
解度が0.2以下の微粒子無機質充填材は最高20.0重量%
が限界である。更に仮封充填時に於けるベタツキの改
善,歯牙への粘着,築盛,形成の改良のため配合する20
℃に於ける溶解度が0.2以下の非官能基型液状有機ポリ
マーは最低1.0重量%であり、本来の物理的性質を損な
うことなく機能を維持するためには、最高10.0重量%が
限界である。
従って A:ベース剤組成物に対して平均粒径が2mμ〜2000mμの
微粒子シリカの混合比率5.0〜50.0重量%に限定され、 B:硬化剤組成物に対して20℃に於ける溶解度が0.2以下
の平均粒径が2〜200mμの微粒子無機質充填材の混合比
率は1.0〜20.0重量%に限定される。更に20℃に於ける
溶解度が0.2以下であり平均分子量が600〜60000である
非官能基型液状有機ポリマーを添加する場合には、非官
能基型液状有機ポリマーの混合比率は0.5〜10.0重量%
が好適である。
本発明に使用される公知のノンユージノール充填組成物
としては水に不溶性の液状酸性リン酸エステル及び/ま
たは炭素数6以上の液状有機カルボン酸を含むベース剤
組成物と反応性多価金属塩を含む硬化剤組成物とを混合
・練和することによって発熱を生じて水に不溶性の液状
酸性リン酸エステル及び/または炭素数6以上の液体有
機カルボン酸の金属塩を生成し固形物になり硬化するも
のであればよく、ベース剤組成物及び硬化剤組成物に熱
可塑性樹脂,炭素数5以下の液状有機カルボン酸若しく
は融点が200℃以下である2価以上の固体有機カルボン
酸などの硬化促進剤・難溶性弗化物の反応促進助剤,植
物油,着色剤,香料などの公知の添加剤が適宜加えられ
てもよい。公知のノンユージノール組成物の代表的な例
を以下に示す。
ノンユージノール組成物 (ペースト・ペーストタイプ) (a)ベース剤(ペースト)成分 液状酸性リン酸エステル 液体有機カルボン酸 熱可塑性樹脂 (b)硬化剤(ペースト)成分 反応性多価金属塩 植物油 その他必要に応じて炭素数5以下の低分子有機カルボン
酸,2価以上の固体有機カルボン酸などの反応促進剤,難
溶性弗化物の反応促進助剤,着色材,香料などが用いら
れる。
本発明の目的は流動性の大きなペースト・ペーストタイ
プのノンユージノール組成物を基にして、液状酸性リン
酸エステル及び/または20℃に於ける溶解度が0.2以下
の液体有機カルボン酸を含むベース剤組成物に、微粒子
シリカを添加混合し、反応性多価金属塩を含む硬化剤組
成物には20℃に於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質
充填材を混合することによってそれぞれ流動性の殆んど
ないパテ状として材料の採取を容易にし、ベース剤Aと
硬化剤Bの手指による混合練り上げを容易に出来、練り
上げ時間を短縮し、更に耐摩耗性の向上した耐久性の高
いパテ状のノンユージノール組成物を提供することにあ
る。また更に、20℃に於ける溶解度が0.2以下の非官能
基型液状有機ポリマーを添加混合することによって、仮
封充填時に於けるベタツキの改善,歯牙への粘着,築
盛,形成の改良を行なったパテ状ノンユージノール組成
物を提供することにある。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて説明するが本発明は之等に限定す
るものではない。
実施例1 成分A ジオクチルアシツドホスフエイト 60重量% ジオクチルアシツドホスフエイトと微粒子シリカ(ニプ
シルVN−3)をニーダーに投入し、40分間混練を行な
い、パテ状に練り上げ、缶に詰め成分Aとした。
ヘラによる成分Aの採取は極めて容易であった。
成分B 酸化亜鉛 80.0重量% オリーブ油 11.5重量% 酸化チタン(平均粒径300mμ) 8.5重量% 酸化亜鉛,オリーブ油及び酸化チタンをニーダーに投入
し、1時間混練を行ない、パテ状の練り上げ缶に詰め成
分Bとした。
ヘラによる成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて練和紙上に同量採りヘラ
で混和した時、混和時間25秒、短時間で練り上げること
が出来た。また手指でもヘラと同様に25秒間に混和する
ことが出来た。
硬化時間は4分30秒、適度な操作性を持った硬化をし、
摩耗量(摩耗深さ)は70μ、比較例と比べ約40%減少
し、耐久性の向上が認められた。
実施例2 成分A ジイソデシルアシツドホスフエイト 35重量% モノブチルアシツドホスフエイト 27重量% ジイソデシルアシツドホスフエイト,モノブチルアシツ
ドホスフエイト及び微粒子シリカ(アエロジル300)を
ニーダーに投入し、30分間混練を行ない、パテ状に練り
上げ缶に詰め成分Aとした。
ヘラによる成分Aの採取は極めて容易であった。
成分B 塩基性酢酸アルミニウム 58重量% 椿油 15重量% 液状ポリイソブチレン(水に不溶平均分子量30000) 10重量% 酸化マグネシウム 17重量% 塩基性酢酸アルミニウム,酸化マグネシウム,椿油及び
液状ポリイソブチレンをニーダーに投入し、1時間混練
を行ない、パテ状に練り上げ缶に詰め成分Bとした。
ヘラによる成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて練和紙上に同量採り、ヘ
ラで混和した時、混和時間20秒、短時間で混和すること
が出来た。また手指でもヘラと同様に20秒間で混和する
ことが出来た。
硬化時間は4分30秒、手指及び器具等にベタつかず適度
な操作性を持った硬化をし、摩耗量は80μ、比較例と比
べ約35%減少し、耐久性の向上が認められた。
実施例3 成分A n−カプリル酸 13重量% 水添ロジン 20重量% モノオクチルアシツドホスフエイト 25重量% ジブチルアシツドホスフエイト 10重量% レブリン酸 2重量% n−カプリン酸及び水添ロジンをニーダーを投入し、20
分間100℃にて加熱溶解してよく撹拌を行ない、次にモ
ノオクチルアシツドホスフエイト,ジブチルアシツドホ
スフエイト及び微粒子シリカ(トクシールGU)を加えて
20分間混練を行なって缶に流し込み放冷してパテ状の成
分Aとした。
ヘラによる成分Aの採取は極めて容易であった。
成分B 酸化亜鉛 68重量% 椿油 13重量% 硫酸バリウム(平均粒径1800mμ) 12重量% 硅酸ジルコニウム(平均粒径400mμ) 7重量% 酸化亜鉛,椿油,硫酸バリウム及び硅酸ジルコニウムを
ニーダーに投入し、30分間混練を行ない、パテ状に練り
上げ缶に詰め成分Bとした。
ヘラに成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて混和紙上に同量採り、ヘ
ラで混和した時、混和時間20秒、短時間で混和すること
が出来た。
硬化時間は3分00秒、適度な操作性を持った硬化をし、
摩耗量は70μ、比較例と比べ約40%減少し耐久性の向上
が認められた。
実施例4 成分A ジオクチルアシツドホスフエイト 10重量% ウンデシレン酸 35重量% エステルガム 45重量% レブリン酸 2重量% ウンデシレン酸及びエステルガムをニーダーに投入し、
30分間100℃にて加熱溶解してよく撹拌を行ない、次に
ジオクチルアシツドホスフエイト,微粒子シリカ及びレ
ブリン酸を加えて20分間混練を行なって缶に流し込み放
冷してパテ状の成分Aとした。
ヘラによる成分Aの採取は極めて容易であった。
成分B 硅酸マグネシウム 19重量% 水酸化亜鉛 62重量% 落下生油 14重量% ポリブテン(平均分子量650) 5重量% 硅酸マグネシウム,水酸化亜鉛,落花生油及びポリブテ
ンをニーダーに投入し、30分間混練を行ない、パテ状に
練り上げ缶に詰め成分Bとした。
ヘラによる成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて練和紙上に同量採り、ヘ
ラで混和した時、混和時間15秒、短時間で練り上げるこ
とが出来た。
また手指でもヘラと同様に15秒間で混和することが出来
た。
硬化時間は3分30秒、手指及び器具等にベタつかず適度
な操作性を持った硬化をし、摩耗量は90μ、比較例と比
べて約25%減少し、耐久性の向上が認められた。
実施例5 成分A ダイマー酸 34重量% カプリル酸 10重量% ロジン 5重量% 酢酸 3重量% ダイマー酸,カプリル酸及びロジンをニーダーに投入
し、40分間105℃にて加熱溶解してよく撹拌を行ない、
次に微粒子シリカ(アエロジルOX−50)及び酢酸を加え
て20分間混練を行ない、缶に流し込み放冷してパテ状の
成分Aとした。
ヘラによる成分Aを採取は極めて容易であった。
成分B 酸化亜鉛 68重量% 酢酸亜鉛 5重量% 椿油 12重量% 硅酸アルミニウム(平均粒径200mμ) 15重量% 酸化亜鉛,酢酸亜鉛,椿油及び珪酸アルミニウムをニー
ダーに投入し、50分間混練を行ない、パテ状に練り上げ
て缶に詰め成分Bとした。
ヘラによる成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて練和紙上に同量採り、混
和時間20秒の短時間で混和することが出来た。硬化時間
4分00秒、適度な操作性の持った硬化をし、摩耗量(摩
耗深さ)は75μ、比較例に比べ約40%減少し、耐久性の
向上が認められた。
実施例6 成分A ペラルゴン酸 15重量% トリマー酸 30重量% グルタル酸 2重量% ロジン 25重量% レブリン酸 3重量% ペラルゴン酸,トリマー酸,グルタン酸,ロジンをニー
ダーに投入し、30分間100℃にて加熱溶解してよく撹拌
を行ない、次にレブリン酸及び微粒子シリカ(ニプシン
NS)を加えて30分間混練を行ない、缶に流し込み、放冷
してパテ状の成分Aとした。
ヘラによる成分Aの採取は極めて容易であった。
成分B 酸化亜鉛 70重量% オリーブ油 12重量% 水酸化アルミニウム 10重量% 液状ポリイソプレン(平均分子量29000) 5重量% 液状ポリブタジエン(平均分子量4000) 3重量% 酸化亜鉛,オリーブ油,水酸化アルミニウム,液状ポリ
イソプレン及び液状ポリブタジエンをニーダーに投入
し、50分間混練を行ない、パテ状に練り上げて缶に詰め
成分Bとした。
ヘラによる成分Bの採取は極めて容易であった。
成分AとBを専用ヘラを用いて練和紙上に同量採り、混
和時間15秒の短時間で混和することが出来た。また手指
でもヘラと同様に15秒間で混和することが出来た。
手指及び器具等にベタつかず適度な操作性を持って3分
で硬化し摩耗量(摩耗深さ)は85μ、比較例に比べ約30
%減少し、耐久性の向上が認められた。
比較例 成分A(ペースト) ダイマー酸 56重量% カプリル酸 10重量% ロジン 28重量% グルタル酸 2重量% 酢酸 4重量% ダイマー酸,カプリル酸,ロジン及びグルタル酸をニー
ドーに投入し、40分間110℃にて加熱溶解してよく撹拌
を行ない、次に酢酸を加えて20分間混練を行ない、チユ
ーブに詰め、放冷してペースト状の成分Aとした。
成分B(ペースト) 酸化亜鉛 88重量% オリーブ油 7重量% ヒマシ油 5重量% 酸化亜鉛,オリーブ油及びヒマシ油をニーダーに投入
し、1時間混練を行ない、ペースト状に練り上げ、チュ
ーブに詰め成分Bとした。
成分AとBを各々チューブから押し出して練和紙上に同
量採り、練和時間30秒で練り上げることが出来た。4分
40秒で硬化した。摩耗量(摩耗深さ)は120μ、軟らか
く摩耗が大きいことを示した。
〔発明の効果〕 実施例と比較例とを比べて観ると、表から明らかな様に
ノンユージノール系歯科仮封用組成物の成分Aに微粒子
シリカ,成分Bに溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填
材を添加して流動性の殆んどないパテ状にすることによ
って材料の適量採取が極めて容易に出来、混合分散が速
いため練り上げ完了時間が従来品の約2/3〜1/2で
済み、更に非官能基型液状有機ポリマーの成分Bへの添
加により手指でも混和が可能になり、短時間で練り上げ
ることが出来るとともに仮封充填時に於けるベタツキの
改善,歯牙への粘着,築盛,形成の改良が出来た。
また保管中の容器から材料の漏洩が全く無く、保存によ
る硬化時間の変化も殆んど無く、安定した品質を保持す
ることが出来、この上硬化物の摩耗物(摩耗深さ)が25
〜40%減少し、耐摩耗性が向上した。この様に熟練度に
関係無く、材料を容易に扱うことが出来、また耐摩耗性
が向上し変形、脱落の恐れの無い安定な仮封材を得るこ
とが出来たと云える。
之によって歯科診療に於けるチエアータイムが短縮さ
れ、より清潔な診療環境が維持されるため、歯科医,歯
科衛生士,歯科助手などの歯科診療従事者にとっては能
率的で快適な診療活動と効果的な治療が期待され、患者
にとっても快適且つ効果的な治療を受けることが出来
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科仮封用充填組成物に於いて 成分A 水に不溶性の液状酸性リン酸エステル及び/ま
    たは水に不溶性の室温で液体の有機カルボン酸の混合物
    を含むベース剤組成物に微粒子シリカを5.0〜50.0重量
    %含有し、直径10mm,容量0.5mlで30秒後の変形率が10%
    以内のパテ状ベース剤組成物。 成分B バリウム,ストロンチウム,亜鉛,蒼船,鉛,
    ニッケル,鉄,銅の酸化物,水酸化物,硅酸塩,塩基性
    塩,またはマグネシウム,カルシウム,アルミニウムの
    塩基性塩から選ばれた1種または2種以上から成る反応
    性多価金属塩を含む硬化剤組成物に、20℃に於ける溶解
    度が0.2以下のシリカ,酸化アルミニウム,酸化チタ
    ン,酸化カルシウム,酸化ジルコニウム,酸化マグネシ
    ウム,水酸化アルミニウム,水酸化カルシウム,水酸化
    マグネシウム,硅酸アルミニウム,硅酸カルシウム,硅
    酸ジルコニウム,硅酸マグネシウム,硫酸バリウムから
    選ばれた1種または2種以上から成る微粒子無機質充填
    材を1.0〜20.0重量%含有し、直径10mm,容量0.5mlで30
    秒後の変形率が10%以内のパテ状硬化剤組成物。 上記成分A,B両剤組成物から成ることを特徴とする歯科
    仮封用充填組成物。
  2. 【請求項2】成分Bが反応性多価金属塩を含み、20℃に
    於ける溶解度が0.2以下の微粒子無機質充填材を1.0〜2
    0.0重量%を含む硬化剤組成物に、20℃に於ける溶解度
    が0.2以下の非官能基型液状有機ポリマーを1.0〜10.0重
    量%含有するパテ状硬化剤組成物である請求項1に記載
    の歯科仮封用充填組成物。
  3. 【請求項3】微粒子シリカ及び20℃に於ける溶解度が0.
    2以下の微粒子無機質充填材の平均粒径が2〜2000mμで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の歯科仮
    封用充填組成物。
  4. 【請求項4】20℃に於ける溶解度が0.2以下の非官能基
    型液状有機ポリマーの平均分子量が600〜60,000である
    ことを特徴とする請求項2に記載の歯科仮封用充填組成
    物。
  5. 【請求項5】20℃に於ける溶解度が0.2以下の非官能基
    型液状有機ポリマーがポリブテン,液状ポリブタジエ
    ン,液状ポリイソプレン,液状ポリイソブチレン及びポ
    リプロピレングリコールの群から選ばれた1種または2
    種以上であることを特徴とする請求項2または4に記載
    の歯科仮封用充填組成物。
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