JP4376336B2 - 歯科用根管充填材組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科の根管治療を行う際に根管内へ加熱軟化して充填する方法に使用する歯科用根管充填材組成物であって、特に、根管への充填操作性及び根管壁に対する密着性を改善した歯科用根管充填材組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯科の歯髄疾患及び根尖歯周疾患の治療として、抜随後の根管内に材質的に安定で且つ生体に対しても安定な物質である歯科用根管充填材組成物を充填し、歯根を歯周組織に対して無害なものとして保つ根管治療処置が行われている。この歯科用根管充填材組成物には種々のものが存在するが、最も多く用いられているのはガッタパーチャポイントと呼ばれる細い針状の歯科用根管充填材である。一般にガッタパーチャポイントは天然の樹脂であるガッタパーチャと亜鉛華とを主成分とする材料から成り、抜随後の根管内にそのまま充填されるものである。
【0003】
このガッタパーチャポイントを根管内に充填するには、側方加圧充填法と呼ばれる方法が一般的に実施されている。これは太さの異なる2種類のガッタパーチャポイント(主ポイント及び副ポイント)を用い、先ず根管形成に使用したリーマやファイルと同じ太さの主ポイントを根管内に充填し、その後、根管壁と主ポイントとの間の隙間に細い副ポイントを加圧しながら充填していく方法である。このような方法でガッタパーチャポイントによって根管内を良好な状態に封鎖するには、ガッタパーチャポイントを根管内に緻密に充填することが必要である。しかしガッタパーチャポイントは可塑性が極めて低いため根管内を完全に密閉することが難しく、根管充填が不完全な場合には根尖から根管内に組織液が侵入して炎症を引き起こす原因となっていた。また、場合によってはガッタパーチャポイントが根尖孔外に突き出てしまって炎症が発生することもあった。更に、側方加圧充填を行うには数本のガッタパーチャポイントを充填する必要があり、操作も非常に煩雑であった。
【0004】
このようなガッタパーチャポイントによる側方加圧充填の煩雑さを解消するため、比較的軟化温度の低い歯科用根管充填材組成物を加熱軟化後にシリンジ等を用いて根管内に充填する方法も開発されている。しかし、現在この方法に使用されている歯科用根管充填材組成物は、軟化温度は比較的低いものの根管内に充填されると急激に冷却されて流動性が極めて短時間に低下してしまうため、根管内に完全充填される前に硬化してしまい、不完全な充填となり易い欠点があると共に、根管壁に対する密着性が低く、熱収縮も大きいため根管内を歯科用根管充填材組成物で完全に密閉できない不都合も発生していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するため、加熱軟化して充填する方法に使用する歯科用根管充填材組成物を、現在根管充填に使用されている歯科用根管充填材組成物より根管壁に対する密着性が高い特性を有し、且つ根管充填操作を簡単に行えるようにするために、比較的低い温度で軟化することが可能でしかも軟化後は容易に硬化することがなく根管内で充填操作を行える充分な操作余裕時間を有する特性を付与したものにすることを課題とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、根管壁に対する密着性が良好であり、比較的低温(40〜70℃程度)で軟化可能であり、しかも軟化後は充分な操作余裕時間をもって根管に充填することが可能であり、根管内での硬化の際に収縮が少なく且つ硬さも充分である歯科用根管充填材組成物を開発した。
【0007】
即ち、本発明に係る歯科用根管充填材組成物は、通常ガッタパーチャポイントに用いられる天然の樹脂であるガッタパーチャ及び/又はその主成分であるトランスポリイソプレンに、根管壁に対する密着性の向上と根管内での硬化の際の収縮を少なくさせる目的で所定数平均分子量のポリブテンとエステルガムを含有させると共に、加熱軟化後の粘性を低下させる目的でパラフィンワックスを含有させ、加えて根管内での適度の硬度を保つために酸化亜鉛,硫酸バリウム,水酸化カルシウムより選ばれた1種又は2種以上の無機充填材を加えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
更に詳しくは、本発明は
A)ガッタパーチャ及び/又はトランスポリイソプレン 1〜50重量%
B)数平均分子量が600〜4000のポリブテン 0.1〜10重量%
C)エステルガム 0.1〜10重量%
D)パラフィンワックス 0.1〜20重量%
E)酸化亜鉛,硫酸バリウム,水酸化カルシウムから選ばれる1種又は2種以上の無機充填材 10〜95重量%
から成ることを特徴とする歯科用根管充填材組成物である。
【0009】
A成分のガッタパーチャ及び/又はトランスポリイソプレンは、本発明に係る歯科用根管充填材組成物の基本成分であり、歯科用根管充填材組成物としての基本的な強度,成型性を与えるものである。このうちガッタパーチャは天然の樹脂であって不純物として種々の化合物を含む樹脂であり、トランスポリイソプレンはこのガッタパーチャの主成分を成す樹脂であり、天然のガッタパーチャに代わるものとして合成により作製され使用されている樹脂である。このA成分は本発明に係る歯科用根管充填材組成物中に1〜50重量%必要である。1重量%より少ないと、歯科用根管充填材組成物に充分な強度を与えることができなくなると共に非常に脆いものとなり、根管内での安定性が低下する。また、50重量%より多いと、加熱軟化した際の粘性が高すぎるため根管内への充填操作が非常に行いにくくなり、結果として不完全な根管充填となり易くなる。中でも、このA成分が3〜40重量%であると、加熱軟化させた状態で根管内に充填する際の粘性が適正で充填操作が簡単になるので好ましい。
【0010】
B成分の数平均分子量が600〜4000のポリブテンは、次に示すC成分のエステルガムと共に用いることにより根管壁に対する密着性を向上させることができると共に、加熱軟化させた状態で根管内に充填した際に生じる収縮を低下する効果を有すると共に、加熱軟化し根管充填を行う際の操作時間を延長する効果も有する。このポリブテンは、イソブチレンを主体とし若干の1−ブテンが共重合した液状ポリマーであり、数平均分子量が600〜4000のものが適切である。この数平均分子量が600より少ないとC成分と共存させた時の粘着性が低くなって根管壁に対する密着性が充分でなく、加熱軟化後に歯科用根管充填材組成物を根管内に充填する際に急速に流動性が失なわれれ、充填操作できる時間が極めて短くなってしまう。また、数平均分子量が4000より高いと歯科用根管充填材組成物を加熱軟化した際の粘性が高くなり充填操作が困難となってしまう。中でも、このB成分の数平均分子量が1000〜3000であると、流動性が適当で且つ根管壁に対する密着性が良いので好ましい。またこのポリブテンは、0.1重量%より少ないとその効果は充分ではなく、10重量%より多くなると歯科用根管充填材組成物の硬さが著しく低下してくる。中でも、このB成分が1〜5重量%であると、根管壁に対する密着性が充分であり、しかも適度に硬いため根管内へ充填後に除去しなければならない場合でも途中で引きちぎれることなく簡単に除去することができるので好ましい。
【0011】
C成分のエステルガムは、上記のようにB成分のポリブテンと共に用いることにより根管壁に対する密着性を向上させる効果及び根管内における充填後の収縮低下に役立つ。このC成分のエステルガムは、ロジンをグリセリンでエステル化したものが一般的であるが、水素化ロジンをグリセリンでエステル化したものも使用することができる。このエステルガムは、0.1重量%より少ないとB成分と共存した時の根管壁に対する密着性が充分ではなく、10重量%より多いと過度に粘着性が生じ、根管内に充填後に除去しなければいけない場合に除去が非常に困難となってくる。中でも、このC成分が1〜5重量%であると、根管壁に対する密着性が充分であり、しかも根管内に歯科用根管充填材組成物を充填する器具に粘着しすぎることがないので、実際の充填操作を用に行うことができるので好ましい。
【0012】
D成分のパラフィンワックスは、歯科用根管充填材組成物を加熱軟化した時の粘性を低下させる効果を有する。このD成分のパラフィンワックスは、単独で使用した場合には粘性を低下させる一方、根管壁への密着性を低下させ加熱軟化後の収縮を大きくする不具合を発生する傾向がある。しかし、前記のB,C成分を共存させることによりこの不具合が解消される。このD成分は、歯科用根管充填材組成物において0.1〜20重量%含有されることが必要で、0.1重量%より少ないと加熱軟化後の粘性が高く充填操作が行いにくく、20重量%より多いと根管壁に対する密着性が悪化してくる。中でも、このD成分が2〜10重量%であると、前記のB,C成分の含有範囲内において根管壁に対する密着性を損なうこと無く、加熱軟化後の粘性を適度の低下させることができるので好ましい。
【0013】
E成分の酸化亜鉛,硫酸バリウム,水酸化カルシウムから選ばれる1種又は2種以上の無機充填材は、歯科用根管充填材組成物に硬さ及びX線不透過性を与える効果を有する。歯科用根管充填材組成物として適切な硬さを与えるには前記のA〜D成分のみでは不充分であり、E成分が必要となる。また根管内に充填された状態を確認するためにはレントゲンによる確認が必要であるが、このためには歯科用根管充填材組成物がX線不透過性を有していることが必要であり、酸化亜鉛,硫酸バリウム,水酸化カルシウムは何れもX線不透過性を有しており、その含有量は10〜95重量%が適当である。10重量%より少ないと硬度が低くX線不透過性も不充分であり、レントゲンでの確認もほとんどできない。また95重量%より多いと脆くなりすぎると共に、加熱軟化後に歯科用根管充填材組成物を根管内に充填する際の流動性が極めて低下してしまい充填操作性が悪化する。中でも、このE成分が50〜87重量%であると、レントゲンによる確認が容易であると共に、加熱軟化後の粘性も適当であって、歯科用根管充填材組成物を根管内に充填する作業が容易であるので好ましい。
なお、本発明に係る歯科用根管充填材組成物には、その特性を失わない範囲で各種の無機及び/又は有機の着色剤を使用しても良い。
【0014】
【実施例】
次に、本発明に係る歯科用根管充填材組成物ついて実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれ等に限定されるものではない。
<実施例1>
トランスポリイソプレン 10重量%
ポリブテン(数平均分子量:2900) 5重量%
エステルガム(ロジンのグリセリンエステル) 5重量%
パラフィンワックス 10重量%
酸化亜鉛 70重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、以下の方法により、密着性,操作余裕時間,加圧短縮率(37℃)を試験した。結果は表1に纏めて示した。
【0015】
a)密着性
内径2mm、長さ20mmのガラス管に歯科用根管充填材組成物を70℃に加熱後に充填し、37℃恒温器内で0.6%ローダミン水溶液に7日間浸漬した。浸漬後、ガラス管内に進入した色素の長さを測定し、2mm以下を良,2mm以上を不良と判定した。
b)操作余裕時間
透明なアクリルブロックにHファイル#25を用いて深さ15mmの根管状の穴を穿ち、37℃恒温器中に放置した。歯科用根管充填材組成物を70℃に加熱後、レンチュロにて37℃のアクリルブロック中の根管状の穴に充填した。この充填操作が行える最大の時間を測定した。
c)加圧短縮率
JIS T 6504「歯科用インプレッションコンパウンド」を準用して37℃における加圧短縮率を求めた。この数値が小さい程、37℃において変形し難く硬いことを表わす。
【0016】
<実施例2>
トランスポリイソプレン 4.4重量%
ポリブテン(数平均分子量:3700) 0.2重量%
エステルガム(ロジンのグリセリンエステル) 0.2重量%
パラフィンワックス 0.2重量%
酸化亜鉛 60重量%
硫酸バリウム 35重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0017】
<実施例3>
トランスポリイソプレン 50重量%
ポリブテン(数平均分子量:1000) 10重量%
エステルガム(水添ロジンのグリセリンエステル) 10重量%
パラフィンワックス 20重量%
酸化亜鉛 10重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0018】
<実施例4>
トランスポリイソプレン 4重量%
ポリブテン(数平均分子量:1400) 4重量%
エステルガム(ロジンのグリセリンエステル) 4重量%
パラフィンワックス 4重量%
酸化亜鉛 84重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0019】
<比較例1>
ガッタパーチャ 15重量%
酸化亜鉛 85重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0020】
<比較例2>
ガッタパーチャ 10重量%
パラフィンワックス 10重量%
酸化亜鉛 80重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0021】
<比較例3>
ジーシー ガッタパーチャポイント(ジーシー社製)を上記密着性試験用のガラス管にできるだけ密になるよう数本充填し、同様に密着性試験を行った。また加圧短縮率についても実施例1と同様に行った。結果は表1纏めて示した。
【0022】
<比較例4>
ガッタパーチャ 10重量%
ポリブテン(数平均分子量:1400) 20重量%
酸化亜鉛 70重量%
上記成分を秤量し、加圧ニーダーにて110〜120℃の条件下で加熱練和して歯科用根管充填材組成物を作製した。作製した歯科用根管充填材組成物について、実施例1と同様の試験を行った。結果は表1に纏めて示した。
【0023】
【表1】
【0024】
この表1より明らかなように本発明に係る歯科用根管充填材組成物は、密着性が良好であり、加熱軟化後の操作余裕時間も2分〜4分と実際の根管充填を行うのに充分な時間を有していることが確認された。また、37℃での加圧短縮率も3.9〜6.3%であり、現在ガッタパーチャポイントとして使用されている比較例3の加圧短縮率:4.2%とほぼ同じ程度であり、根管内においても充分な硬さを有することが判った。一方、ガッタパーチャと酸化亜鉛とだけによって作製された比較例1、ガッタパーチャとパラフィンワックスと酸化亜鉛とによって作製された比較例2は、共に密着性に劣り、加熱軟化後の操作余裕時間も非常に短いものであった。また、比較例4はポリブテンを含有しているため加熱軟化後の操作余裕時間は充分であったが、含有量が本発明に係る歯科用根管充填材組成物と比較して多すぎたため冷却後の硬度が低く、37℃での加圧短縮率が60%と非常に大きく歯科用根管充填材組成物としては不適当であり、また密着性も劣っていた。
【0025】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明に係る歯科用根管充填材組成物は、根管壁に対する密着性が高く、しかも加熱軟化後充分な操作余裕を持っているため余裕を持って簡単に充填操作を行うことができるものであり、これまで加熱軟化して根管内に充填する方法に使用する歯科用根管充填材組成物の欠点とされていた特性を格段に改善することができ、歯科界に貢献する価値は非常に大きなものである。
Claims (1)
- A)ガッタパーチャ及び/又はトランスポリイソプレン 1〜50重量%
B)数平均分子量が600〜4000のポリブテン 0.1〜10重量%
C)エステルガム 0.1〜10重量%
D)パラフィンワックス 0.1〜20重量%
E)酸化亜鉛,硫酸バリウム,水酸化カルシウムから選ばれる1種又は2種以上の無機充填材 10〜95重量%
から成ることを特徴とする歯科用根管充填材組成物。
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